JP2556054Y2 - 脱穀機のサイドカバー - Google Patents

脱穀機のサイドカバー

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JP2556054Y2
JP2556054Y2 JP1991039979U JP3997991U JP2556054Y2 JP 2556054 Y2 JP2556054 Y2 JP 2556054Y2 JP 1991039979 U JP1991039979 U JP 1991039979U JP 3997991 U JP3997991 U JP 3997991U JP 2556054 Y2 JP2556054 Y2 JP 2556054Y2
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力 角
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は脱穀機のサイドカバー、
特にコンバインに搭載されている脱穀機の修理や点検を
行う側である左サイドカバー構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型のコンバインに搭載されている脱穀
機のサイドカバーは通常は一体物であって、修理の際に
は全面的にこのサイドカバーを取外して行なわれるのが
普通であった。また、最近コンバインに搭載される脱穀
機は大型化されている上に、穀稈の処理工程も長く複雑
になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の大型の脱穀機に
おいては、処理胴室の部分のカバーを他の部分より独立
させてこのカバーの下端をヒンジで支持して機体の側方
に回転させて処理胴室の部分を露出させることができる
構造のものが提案されている。特に大型の脱穀機におい
てはその機体の大きさに応じて大量の穀稈を処理する必
要がある上に、処理工程も長くなっているので精密な脱
穀操作を行うためには圃場においても簡単にメンテナン
スをすることができる必要がある。
【0004】脱穀機のメンテナンスの種類としては、塵
の積り易い処理胴(第2扱胴)室を開口して掃除する作
業、大量の塵が落下し、これを処理する選別部の受網を
掃除する作業、更には大量の塵を揺動させながら移送す
る揺動選別体の点検や調整や修理等がある。このように
各部のメンテナンス作業を行うために、大きくて重量が
あるカバーを外し、そして再び取付ける作業は大変な作
業である。また、重量のあるカバーの場合には複数に分
割されてはいるが、これらがビスによって機枠に個々に
固定されているのでこれの取り外しと運搬と再取付はか
なり煩雑な作業となる上に、カバー自体が脱穀機の使用
と共に変形してくるので、分解するとこれを元の位置に
セットする作業にはしばしば困難が伴うことになる。
【0005】本考案は、従来の脱穀機のサイドカバーの
開閉の困難な作業を解消するために得られたものであっ
て、大型か小型かを問わず、脱穀機のメンテナンスを簡
単に行うことができるサイドカバー構成を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案に係る脱穀機のサイドカバーは、脱穀機の側部
に機体の長手方向に配置されたフィードチエンの部分を
覆うチエンステーカバーと、前記チエンステーカバーの
下部に連続し、扱胴室と処理胴室の側部を覆うワンタッ
チカバーと、前記ワンタッチカバーの下方に連続し、揺
動選別室の側部を覆う選別ベルトカバーと、前記ワンタ
ッチカバーの後方に連続し、脱穀後の穀稈を切断するカ
ッター部分を覆うカッターカバーとからなるサイドカバ
ーであって、前記チエンステーカバーは前部が幅広で後
方が狭幅になるように下部がL形に切り欠かれるように
形成されると共に機体に対してビスによって着脱可能に
固定され、前記ワンタッチカバーは前記切り欠き部分を
閉止する如く形成されると共に、下部が機体に固定され
た部材に対して嵌着され、上部が押付け操作で係合する
係合手段によって着脱自在に取り付けられて構成されて
いる。また好ましくは、前記ワンタッチカバーには少な
くとも、扱胴室の側壁とこの扱胴室の後方に位置する処
理胴室の側壁をそれぞれ独立的に開口できるように前後
方向に複数片に分割されているものがある。
【0007】即ち、本考案はフイードチエンの移動経路
を保護するカバーのようにしばしばメンテナンスする必
要がない部分を保護するカバーと、大量の塵が処理され
る処理胴室のカバーのように、圃場の状況や被処理物の
状態に応じてしばしばメンテナンスをする必要のある部
分を保護するカバーとに分割し、前者を固定的形とする
と共に、後者を簡易着脱形とした点に特徴がある。
【0008】
【作 用】ワンタッチカバーの上部に設けられている係
合手段である係合爪をチエンステーカバーの係合部に押
付けるだけで係合固定でき、更にこの係合爪を押下げる
ことによって係合を解除できるので、脱穀機のメンテナ
ンスをしばしば必要とする部分を簡単に開閉することが
できる。
【0009】
【実 施 例】次に、図面を参照して本考案の実施例を
説明する。図1はコンバインの脱穀機のサイドカバー部
分を示す概略図、図2は図1のA及びBの部分を切断し
た脱穀機の側断面図であって、走行装置1に搭載された
脱穀機2の側面は複数枚で構成されたサイドカバーで保
護されている。
【0010】このサイドカバーは、機体上の枠体にビス
等で固定されるチエンの移動経路を保護するチエンステ
ーカバー3、穀稈を脱穀処理する扱胴4が収容されてい
る扱胴室4aの側面の一部と、脱穀された穀粒を含む塵
を処理する処理胴5が収容されている処理胴室5aを覆
うワンタッチカバー6、脱穀された穀稈を切断するカッ
ター部分を保護するカッターカバー7、脱穀されたもの
を選別処理する選別部の各機器を駆動するベルト部分を
保護する選別ベルトカバー8等から構成されている。そ
して好ましくは前記ワンタッチカバー6は第1カバー6
aと第2カバー6b、あるいは更に多くの部片に分割さ
れている。なお、チエンステーカバー3にはチエンステ
ー9が固定され、これの上をフイードチエン10が案内
され、このフイードチエン10に対面してレール11が
追従運動するように設けられている。そして前記扱胴室
4aと処理胴室5aの下方には揺動選別体12を有する
揺動選別室12aが設けられ、この揺動選別室12aの
下方には横螺旋13が設けられている。
【0011】図3に示すようにチエンステーカバー3は
前部が広幅で、後方が狭幅に形成されており、前部には
脱穀機の各部を電気的に操作するための操作ボタン14
が設けられ、後方の狭幅の部分には複数個の係合部15
が開口されている。前記チエンステーカバー3の下面に
L形に切欠かれているが、この切欠部16を閉止するよ
うにワンタッチカバー6が設けられている。このワンタ
ッチカバー6の上縁部には前記係合部15に係合する係
合部17と、機体18側に支持される係合片19がそれ
ぞれ設けられている。
【0012】チエンステーカバー3は、機体18側にビ
ス等によって着脱可能に固定されるが、通常はこのカバ
ー3を外すことはない。本考案はこの固定的なカバー3
に対してワンタッチカバー6を極めて簡単な操作で着脱
することに特徴があるが、この着脱手段としては図4〜
図7に示す構造の係合手段が採用されている。図4及び
図5に示すようにチエンステーカバー3には係合部15
が設けられているが、この係合部15はカバー3に開口
した穴の背後に板金をプレス加工した受体20とこの受
体20の中央部に設けた受け座21を設けている。そし
てこの係合部15に係合する係合部17はワンタッチカ
バー6に固定されたブラケット17aの先端部にコ字形
の支持体22を固定し、この支持体22に係合爪23を
軸支し、スプリング23bによってこの係合爪23が前
傾姿勢になるように支持したものであって、この係合爪
23の前端部には突起部23aが形成されている。図
4,6,7に示すようにワンタッチカバー6の下部には
弾性金属片からなる係合片19が下向きに開口して固定
されており、機体18側に固定されたブラケットとこれ
の先端に固定したピンからなる固定ピン25に係合する
ようになっている。
【0013】また、このワンタッチカバー6の上縁部に
はクッションゴム26が設けられており、このワンタッ
チカバー6をチエンカバー3の切欠部16を閉止するよ
うに押付けた際に両カバー3,6の接触面をシールする
と共に、振動による騒音が拡大されることを防止する構
造を採用している。このワンタッチカバー6を所定の位
置に取付ける場合には、前記固定ピン25に係合片19
を引掛け、更にチエンステーカバー3の穴部からなる係
合部15内に位置している受け座21に対して係合爪2
3の先端を当てて押し込むことによって簡単に固定する
ことができる。また、このワンタッチカバー6を外す場
合には、係合爪23に設けられているノブ23cを押し
下げることによって突起部23aと受座21との係合が
外れてこのワンタッチカバー6を下部を支点として上部
を手前に回転させながら引き出すことができる。
【0014】
【考案の効果】本考案に係る脱穀機のサイドカバーは、
脱穀機の側部に機体の長手方向に配置されたフィードチ
エンの部分を覆うチエンステーカバーと、前記チエンス
テーカバーの下部に連続し、扱胴室と処理胴室の側部を
覆うワンタッチカバーと、前記ワンタッチカバーの下方
に連続し、揺動選別室の側部を覆う選別ベルトカバー
、前記ワンタッチカバーの後方に連続し、脱穀後の穀
稈を切断するカッター部分を覆うカッターカバーとに分
割されると共に、前記チエンステーカバーを前部が幅広
で後方が狭幅になるよう下部がL形に切り欠かれるよう
に形成し、この切り欠き部分を閉止する如く前記チエン
ステーカバーを形成するため、ワンタッチカバーを扱胴
室と処理胴室の側部のみを覆うようにしてその大きさを
必要最小限に留めることができる。
【0015】従って、ワンタッチカバーは極めて容易に
開閉作業をすることができて、しばしばメンテナンスを
必要とする部分である扱胴室と処理胴室に極めて簡単に
メンテナンスを施すことができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機のサイドカバーの配置を示す説明図であ
る。
【図2】脱穀機の概略構造を示す横断面図である。
【図3】チエンステーカバーとワンタッチカバーの形状
を示す斜視図である。
【図4】チエンステーカバーとワンタッチカバーの係合
状態を示す断面図である。
【図5】前記両カバーに設けてある係合部の斜視図であ
る。
【図6】ワンタッチカバーの側断面図である。
【図7】ワンタッチカバーの下部の支持構造の斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 チエンステーカバー 4 扱胴 5 処理胴 6 ワンタッチカバー 7 カッターカバー 8
ベルトカバー 10 フイードチエーン 15 係合部 17 係
合部 19 係合片 20 受体 21 受座 23 係合爪 25
固定ピン。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀機の側部に機体の長手方向に配置され
    たフィードチエンの部分を覆うチエンステーカバーと、
    前記チエンステーカバーの下部に連続し、扱胴室と処理
    胴室の側部を覆うワンタッチカバーと、前記ワンタッチ
    カバーの下方に連続し、揺動選別室の側部を覆う選別ベ
    ルトカバーと、前記ワンタッチカバーの後方に連続し、
    脱穀後の穀稈を切断するカッター部分を覆うカッターカ
    バーとからなるサイドカバーであって、前記チエンステ
    ーカバーは前部が幅広で後方が狭幅になるように下部が
    L形に切り欠かれるように形成されると共に機体に対し
    てビスによって着脱可能に固定され、前記ワンタッチカ
    バーは前記切り欠き部分を閉止する如く形成されると共
    に、下部が機体に固定された部材に対して嵌着され、上
    部が押付け操作で係合する係合手段によって着脱自在に
    取り付けられている脱穀機のサイドカバー。
  2. 【請求項2】ワンタッチカバーは少なくとも、扱胴室
    側壁とこの扱胴室の後方に位置する処理胴室の側壁を
    れぞれ独立的に開口できるように前後方向に複数片に分
    割されている請求項1記載の脱穀機のサイドカバー。
JP1991039979U 1991-05-30 1991-05-30 脱穀機のサイドカバー Expired - Lifetime JP2556054Y2 (ja)

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JPH04133131U JPH04133131U (ja) 1992-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013081378A (ja) * 2011-10-05 2013-05-09 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121368U (ja) * 1977-03-04 1978-09-27
JPH0715393Y2 (ja) * 1988-10-08 1995-04-12 株式会社クボタ 移動農機のカバー取付構造

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JP2013081378A (ja) * 2011-10-05 2013-05-09 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバイン

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