JP3387770B2 - 脱穀機における揺動選別体の着脱機構 - Google Patents

脱穀機における揺動選別体の着脱機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀機における揺
動選別体の着脱機構に係り、特に、扱室の下方で駆動機
構と支持リンクにより前後方向揺動自在に装架される揺
動選別体を、簡単なレバー操作により機体の後方側で着
脱可能とすることができる脱穀機における揺動選別体の
着脱機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、扱室の下方で支持リンクと駆動
機構により装架され、扱室で脱穀した脱穀物を揺動選別
する穀粒揺動選別体は、機体後方に設けた開口部から機
外に取り出せる構成となっており、当該揺動選別体の本
体および脱穀機内の点検、保守を容易に行えるようにな
っている。そして、上述のように揺動選別体を機外に取
り出す際、従来では作業者が機体の前方側に回り揺動選
別体の前部を支持する支持リンクの取付ボルトを取り外
した後、後方側に移動して揺動選別体の後部でこれを揺
動駆動する駆動機構の取付ボルトを外すようになってい
る。
【0003】しかしながら、上記のような揺動選別体の
支持構成では、支持リンクと駆動機構との着脱機構の分
解、組立てを行う際に、作業者が脱穀機の前方および後
方側にいちいち移動してそれぞれの着脱作業を行わなけ
ればならないばかりか、揺動選別体の前部を支持する支
持リンクの着脱は、この部位に開閉可能に設置した開口
窓から手を差込み、狭小な内部空間において取付ボルト
や係止金具等の取付け、取外しを余儀なくされ、揺動選
別体の支持構造が複雑化するのと相俟ってその着脱作業
が煩雑となる、という問題を有するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な実状に鑑み従来の問題を解消すべく創案されたもので
あって、その目的とするところは、揺動選別体の取出し
および装着作業を、揺動選別体の後部に設けた操作レバ
ーの操作のみで簡単かつ迅速に行うことができ、煩わし
い準備作業を要せずして揺動選別体および扱室内の点検
整備を速やかに行うことができると共に、揺動選別体の
前部側での係合部と係止部との係合がずれている場合で
も、係止部を形成する固定具の付勢力により係合部への
係止作動を確実にならしめ、しかも操作レバーの回動範
囲内に、係止部のロック作動側と係止した係止部のロッ
ク解除作動側との切換え分岐点を設けたので、各作動側
への切換えを確実に行うことができる脱穀機における揺
動選別体の着脱機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した第1の技術的手段は、扱室内の側壁に軸
支した支持リンクに選別始端側を支持し、かつ選別終端
側の近傍に装着した駆動機構を介して前後方向揺動自在
となす揺動選別体を、扱胴の軸芯方向に平行してその下
方に挿脱自在に装架するに、上記揺動選別体の側部に、
支持リンクの係合部に係止する係止部を枢支し、かつ当
該係止部を係脱する連杆を、揺動選別体の後部に枢支し
た操作レバーの杆部に中間リンクを介して連動連結する
と共に、上記操作レバーの回動範囲内に、係止部のロッ
ク作動側と係止した係止部のロック解除作動側との切換
え分岐点を設け、当該分岐点での支点越えで操作レバー
を上記何れかの作動側に保持するように構成したことを
特徴とし、第2の技術的手段として、上記係止部は、先
端部にフックを曲成したコイル弾機からなる固定具を回
動軸に併設し、かつこの回動軸を回動片を介して連杆に
連結して形成され、当該固定具のフックを介して支持リ
ンクの係合部方向に係止部を付勢すると共に、揺動選別
体の後部に枢支した上記操作レバーの操作で係止部と係
合部がロック状態にあるときは、上記フックの付勢力に
より操作レバーロック作動側に係合部を弾持するよう
にしたことを特徴とし、更に第3の技術的手段として、
上記操作レバーに付勢弾機を装着し、切換え分岐点で支
点越えする当該操作レバーを、係止部のロック作動側、
または係止した係止部のロック解除作動側の何れかの作
動側に付勢するように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を添付した図面を
参照して詳細に説明する。図1において、Aはコンバイ
ン等のクローラ式走行装置を備えた機台Bに搭載可能な
脱穀機であり、該脱穀機Aの機体1に構成される扱室2
に沿ってフィードチェン3を前後方向に張設すると共
に、終端部に排藁搬送チェン3aを連設して、刈取穀稈
を扱室2に供給し、扱胴2aにより脱穀された排藁穀稈
は機体1の後部に設置した排藁処理装置Cに搬送される
一方、脱穀した穀粒は受網2bを介して下方に漏下する
ように構成されている。
【0007】上記脱穀機Aは、扱室2の終端側に、処理
胴2cおよび処理網2dを有する処理室2eを連接し、
かつ上記扱室2および処理室2eの下方に位置して機体
1の前後方向に設置した送風ファン4から排塵ファン5
に至る選別風路Dに、揺動選別体6を前後方向に揺動可
能に装架すると共に、上記揺動選別体6の下方には、一
番物を揚穀筒7aを介して穀粒タンク7bに収容する一
番樋7、および二番物を還元筒7cを介して揺動選別体
6に還元する二番樋7dをそれぞれ配設し、上記一番樋
7および二番樋7dの間には、下方から揺動選別体6の
ストローラック6´部分に向けて副選別風を送風する送
風ファン7eを設けて脱穀機Aが構成されている。
【0008】また上記排塵ファン5は、ファンケース5
aに収納された状態で機体1後部の両側壁1a、1a間
に横設されており、該ファンケース5aの左側は縦軸5
bを介して水平方向回動自在に支持されると共に、上記
ファンケース5aの上方に位置する排藁処理装置Cは、
右側の縦軸(図示せず)を中心に側方に回動可能に取付
けられており、揺動選別体6の着脱作業を行う場合に
は、前記ファンケース5aとともに互いが観音開き状と
なるようにそれぞれ側方に大きく回動させて、機体1の
後部を障害物のない状態に広く開放するようになってい
る。
【0009】次に、図2ないし図6に示す揺動選別体6
について説明する。図において、6a、6aは揺動選別
体6の機枠を形成する左右の側板であり、該側板側板6
a、6a間の選別始端側には移送板6bと、これに続く
図示しないチャフシーブやその下方位置で張設される選
別網等の取付部6cが設けられていると共に、上記側板
6a、6a間には、後述する係合部8に係止する係止部
9が選別始端側に跨設され、また一番樋7の一番螺旋軸
7´を駆動源とする駆動機構10からの揺動力を、揺動
リンク10a、駆動軸10bおよびリンクメタル10c
を経て揺動選別体6に伝達する受動軸11が、選別終端
側にそれぞれ跨設されている。
【0010】一方、扱室の両側壁1a、1a間には、両
端部を支持リンク12、12の回動先端にそれぞれ軸支
したシャフト状の係合部8と、リンクメタル10cを介
して受動軸11を揺動駆動する駆動軸10bがそれぞれ
揺動選別体6の前端および後端の下面に位置して跨設さ
れており、脱穀動作中において、上記支持リンク12の
係合部8と駆動機構10で揺動選別体6を前後揺動自在
に支持し、かつ一番樋7の一番螺旋軸7´の回転駆動に
連繋して揺動選別体6を揺動駆動すると共に、上記係合
部8は、図4に示すように、揺動選別体6側の係止部9
に設けた係脱機構Eを介して当該揺動選別体6を着脱自
在に支持し、機体1の後方からその装架状態を解除可能
としている。
【0011】そして、上記係脱機構Eの解除状態におい
ては、図5に示すように、左右両側壁1a、1aの内側
に突設したガイドレール1b、1b上に、選別始端側の
前端に軸支した樹脂製のスライダ13、13を介して揺
動選別体6が滑走可能に載置され、当該揺動選別体6を
前後方向にスライド可能に案内してその挿脱を行うよう
に構成されていると共に、上記スライダ13、13は、
揺動選別体6の脱穀機Aの両側壁1a、1aの各上縁に
沿って取着した隙間閉板14、14の下方に突設支持さ
れ、揺動選別体6の装架完了でスライダ13、13はガ
イドレール1b、1bから遊離した状態を保持するよう
になっている。
【0012】また上述の係脱機構Eは、図4に示すよう
に、選別始端側に向けて係止凹部15、15を切欠き形
成した取付板16、16を揺動選別体6の両側板6a、
6aにそれぞれ取着し、かつ当該取付板16、16を貫
通して軸支される回動軸17の両端に回動片18、18
の基端を固着すると共に、上記回動軸17の両端部近傍
に、コイル弾機からなる固定具19、19を併設し、そ
の各先端部に曲成したフック20、20を介して、係止
部9を上記係止凹部15、15に嵌入した係合部8方向
に付勢するようになっている。そして上記回動軸17を
固定具19、19の付勢方向と同方向に回動させて係止
部9と係合部8がロック状態にあるときは、上記固定具
19、19のフック20、20の付勢力により後述する
操作レバー22ロック作動側に係合部8を弾持し、ま
た当該固定具19、19の付勢力に抗して操作レバー2
2を操作することにより、揺動選別体6と係合部8との
ロック状態を解除するように構成されている。
【0013】ここで、上記係脱機構Eの係脱作動は、一
方の回動片18の回動先端に連結した連杆21を、揺動
選別体6の後部に枢支した操作レバー22の操作で進退
作動させることにより行われる。すなわち、上記操作レ
バー22の連動構成は、前出の図2および図6に示すよ
うに、上記連杆21の一端を回動片18の回動先端に連
結し、かつ揺動選別体6の側板6aに沿って後方に延出
した当該連杆21の他端を、中間リンク23の回動先端
に接続すると共に、上記操作レバー22の杆部22a
に、一端を中間リンク23に連結した延長リンク24の
他端を連結して構成されている。
【0014】そして上記延長リンク24の中途部には、
当該延長リンク24を常時下方に向けて引張する付勢弾
機24aが側板6aとの間に装着されており、操作レバ
ー22の基端を枢支する支軸25の水平線上の切換え分
岐点Xを境として、前記係合部8へのフック20、20
のロック作動側Yと、係合部8に係止したフック20、
20のロック解除作動側Zの何れかの作動側に、操作レ
バー22の支点越え操作で当該操作レバー22を保持す
るように構成されている。22c、22dは操作レバー
22の杆部22aに当接して、当該操作レバー22の回
動範囲を規制するストッパピンである。
【0015】また上述の中間リンク23には、これと一
体に回動する切換えアーム26が回動軸23aを中心と
して設けられており、その回動先端に接続した切換えワ
イヤ27には前記一番樋7の選別風路D´に臨む一番流
板28が上下回動自在に接続され、上記操作レバー22
をロック作動側Yに操作した際には、図6に実線で示す
下動位置に一番流板28を保持し、またロック解除作動
側Zに操作した際には、二点鎖線で示す上動位置に一番
流板28を切換え保持して揺動選別体6の着脱作業を容
易とする構成になっている。
【0016】なお、図4に示す29は回動先端に突起3
0を突設した牽制プレートであり、該牽制プレート29
は支軸29aを介して取付板16に軸支されており、係
脱機構Eのフック20が係合部8との正常な係合位置に
ない状態では、操作レバー22をロック作動側Yに操作
しても、スプリング31で下方に付勢された牽制プレー
トの突起30が回動片18に接当し、操作レバー22を
完全には引けないようにして、当該操作レバー22を操
作するオペレータに揺動選別体6の装着状態が不完全で
あることを知らしめ、適切な装着作業を再度行わせる目
的で設けられている。
【0017】叙上の如き構成において、扱室2および処
理室2eで脱穀された脱穀物は、受網2b、処理網2d
等から漏下し、揺動選別体6上での揺動運動および選別
風による選別作用を受けて選別され、一番物は一番流板
28から一番樋7および揚穀筒7aを介して穀粒タンク
7bに収容されると共に、ストローラック6´から漏下
した二番物は、二番樋7dおよび還元筒7cを介して揺
動選別体6の前方に還元され再選別が行われることにな
る。また、機体1内で発生する屑類等からなる排塵物
は、送風ファン4および排塵ファン5で形成される選別
風路D、D´によって、ファンケース5aの後壁に沿っ
て誘導され機外に向けて排出される。
【0018】このような脱穀機Aの脱穀作業において、
揺動選別体6を機外に取り外して機体1内の清掃あるい
は点検、保守作業等を行う場合には、まず排藁処理装置
Cを側方に回動し、次いで排塵ファン5を縦軸5bを支
点に排藁処理装置Cが回動される側と反対方向の側方に
回動させて、機体1後部を観音開き状に広く開放した後
に、駆動機構10のリンクメタル10cと受動軸11と
の連結を解除する。そして、開放された機体1の後部か
ら操作レバー22をロック解除作動側Z方向に回動操作
すれば、揺動選別体6側の係止部9に設けた係脱機構E
と支持リンク12、12に軸支した係合部8とのロック
が解除されて、上記揺動選別体6をガイドレール1b、
1b上に乗せた状態で後方に引き出すことができ、揺動
選別体6本体並びに脱穀機A内の整備および清掃作業が
行えることになる。
【0019】また上述の整備、清掃等の作業を終えた後
には、機体1の後方から前記とは逆の手順で揺動選別体
6を所定の位置に装着し、操作レバー22をロック作動
側Y方向に回動操作すれば、揺動選別体6側の係止部9
に設けた係脱機構Eと支持リンク12、12に軸支した
係合部8とがロック状態に切り換わる。然る後、排塵フ
ァン5および排藁処理装置Cを元の作業位置に復帰させ
ることにより、脱穀作業を再び行うことができる。
【0020】ここで、前述の揺動選別体6の着脱作業に
おいては、係止部9のロック作動側Yとそのロック解除
作動側Zとの切換え分岐点Xが、操作レバー22の回動
範囲内に設けられているので、当該操作レバー22の動
きを固定するためのボルトナットの締結や係止フック等
を用いることなく、切換え分岐点Xで支点越えする操作
レバー22を何れかの作動側YまたはZに確実に保持す
ることができる。
【0021】また、操作レバー22の操作で係止部9と
係合部8がロック状態にあるときは、固定具19、19
フック20、20の付勢力により当該操作レバー22
ロック作動側に係合部8が弾持されるので、揺動選別
体6の前後方向の揺動作動が連続する場合でも、上記係
止部9と係合部8の係合状態を強固に保持することがで
き、揺動選別体6をがたつきなく安定に支持し得て、揺
動駆動時の騒音や振動を低減しつつ、係合不良や係合外
れ等の不具合を誘発することがない。
【0022】加えて、切換え分岐点Xで支点越えする操
作レバー22に対して、係止部9のロック作動側Y、ま
たは係止した係止部9のロック解除作動側Zへの切換え
保持を、揺動選別体6の側板6aと延長リンク24との
間に取着した付勢弾機24aの付勢力により補助するこ
とができ、操作レバー22の操作位置保持の信頼性を向
上させることができる。
【0023】
【発明の効果】これを要するに本発明は、扱室内の側壁
に軸支した支持リンクに選別始端側を支持し、かつ選別
終端側の近傍に装着した駆動機構を介して前後方向揺動
自在となす揺動選別体を、扱胴の軸芯方向に平行してそ
の下方に挿脱自在に装架するに、上記揺動選別体の側部
に、支持リンクの係合部に係止する係止部を枢支し、か
つ当該係止部を係脱する連杆を、揺動選別体の後部に枢
支した操作レバーの杆部に中間リンクを介して連動連結
すると共に、上記操作レバーの回動範囲内に、係止部の
ロック作動側と係止した係止部のロック解除作動側との
切換え分岐点を設け、当該分岐点での支点越えで操作レ
バーを上記何れかの作動側に保持するように構成したか
ら、揺動選別体の取出しおよび装着作業を、作業用の工
具等を要することなく、揺動選別体の後部に設けた操作
レバーの操作のみで簡単かつ迅速に行うことができ、揺
動選別体および扱室内の点検整備を、これに伴う煩わし
い準備作業を要せずして速やかに行うことができると共
に、操作レバーの回動範囲内に、係止部のロック作動側
と係止した係止部のロック解除作動側との切換え分岐点
を設けたので、各作動側への切換えを確実に行うことが
できる。また、上記係止部は、先端部にフックを曲成し
たコイル弾機からなる固定具を回動軸に併設し、かつこ
の回動軸を回動片を介して連杆に連結して形成され、当
該固定具のフックを介して支持リンクの係合部方向に係
止部を付勢すると共に、揺動選別体の後部に枢支した上
操作レバーの操作で係止部と係合部がロック状態にあ
るときは、上記フックの付勢力により操作レバーロッ
ク作動側に係合部を弾持するようにしたから、揺動選別
体の前後方向の揺動作動が連続する場合でも、係止部と
係合部の係合状態を強固に保持することができ、揺動選
別体をがたつきなく安定に支持し得て、揺動駆動時の騒
音や振動を低減しつつ、係合不良や係合外れ等の不具合
を誘発することがない。加えて、上記操作レバーに付勢
弾機を装着し、切換え分岐点で支点越えする当該操作レ
バーを、係止部のロック作動側、または係止した係止部
のロック解除作動側の何れかの作動側に付勢するように
構成したから、切換え分岐点で支点越えする操作レバー
に対して、係止部のロック作動側、または係止した係止
部のロック解除作動側への切換え保持を、付勢弾機で補
助付勢することができ、何れかの作動側への確実な操作
レバーの切換え位置保持を行うことができる。等という
有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の側断面図である。
【図2】揺動選別体の一部省略側断面図である。
【図3】揺動選別体の一部省略平面図である。
【図4】(a)は係脱機構の動作を示す作用説明図であ
る。 (b)は同上要部平面図である。
【図5】ガイドレールの構成を示す要部断面図である。
【図6】操作レバーの切換え操作を示す作用説明図であ
る。
【符号の説明】 1a 側壁 2 扱室 2a 扱胴 6 揺動選別体 8 係合部 9 係止部 10 駆動機構 12 支持リンク 19 固定具 21 連杆 22 操作レバー 22a 杆部 23 中間リンク X 切換え分岐点 Y ロック作動側 Z ロック解除作動側 24a 付勢弾機
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室内の側壁に軸支した支持リンクに選
    別始端側を支持し、かつ選別終端側の近傍に装着した駆
    動機構を介して前後方向揺動自在となす揺動選別体を、
    扱胴の軸芯方向に平行してその下方に挿脱自在に装架す
    るに、上記揺動選別体の側部に、支持リンクの係合部に
    係止する係止部を枢支し、かつ当該係止部を係脱する連
    杆を、揺動選別体の後部に枢支した操作レバーの杆部に
    中間リンクを介して連動連結すると共に、上記操作レバ
    ーの回動範囲内に、係止部のロック作動側と係止した係
    止部のロック解除作動側との切換え分岐点を設け、当該
    分岐点での支点越えで操作レバーを上記何れかの作動側
    に保持するように構成したことを特徴とする脱穀機にお
    ける揺動選別体の着脱機構。
  2. 【請求項2】 上記係止部は、先端部にフックを曲成し
    たコイル弾機からなる固定具を回動軸に併設し、かつこ
    の回動軸を回動片を介して連杆に連結して形成され、当
    該固定具のフックを介して支持リンクの係合部方向に係
    止部を付勢すると共に、揺動選別体の後部に枢支した上
    操作レバーの操作で係止部と係合部がロック状態にあ
    るときは、上記フックの付勢力により操作レバーロッ
    ク作動側に係合部を弾持するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の脱穀機における揺動選別体の着脱機
    構。
  3. 【請求項3】 上記操作レバーに付勢弾機を装着し、切
    換え分岐点で支点越えする当該操作レバーを、係止部の
    ロック作動側、または係止した係止部のロック解除作動
    側の何れかの作動側に付勢するように構成したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の脱穀機における揺動
    選別体の着脱機構。
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