JPH04133131U - 脱穀機のサイドカバー - Google Patents

脱穀機のサイドカバー

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JPH04133131U
JPH04133131U JP3997991U JP3997991U JPH04133131U JP H04133131 U JPH04133131 U JP H04133131U JP 3997991 U JP3997991 U JP 3997991U JP 3997991 U JP3997991 U JP 3997991U JP H04133131 U JPH04133131 U JP H04133131U
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力 角
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】しばしばメンテナンスを必要とする部分を簡単
に開閉する。 【構成】チエンステーカバーを機体に固定し、このカバ
ーの下縁部に扱胴室と処理胴室を覆うワンタッチカバー
を押付け操作で簡単に固定できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は脱穀機のサイドカバー、特にコンバインに搭載されている脱穀機の修 理や点検を行う側である左サイドカバー構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小型のコンバインに搭載されている脱穀機のサイドカバーは通常は一体物であ って、修理の際には全面的にこのサイドカバーを取外して行なわれるのが普通で あった。また、最近コンバインに搭載される脱穀機は大型化されている上に、穀 稈の処理工程も長く複雑になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の大型の脱穀機においては、処理胴室の部分のカバーを他の部分より独立 させてこのカバーの下端をヒンジで支持して機体の側方に回転させて処理胴室の 部分を露出させることができる構造のものが提案されている。特に大型の脱穀機 においてはその機体の大きさに応じて大量の穀稈を処理する必要がある上に、処 理工程も長くなっているので精密な脱穀操作を行うためには圃場においても簡単 にメンテナンスをすることができる必要がある。
【0004】 脱穀機のメンテナンスの種類としては、塵の積り易い処理胴(第2扱胴)室を 開口して掃除する作業、大量の塵が落下し、これを処理する選別部の受網を掃除 する作業、更には大量の塵を揺動させながら移送する揺動選別体の点検や調整や 修理等がある。このように各部のメンテナンス作業を行うために、大きくて重量 があるカバーを外し、そして再び取付ける作業は大変な作業である。また、重量 のあるカバーの場合には複数に分割されてはいるが、これらがビスによって機枠 に個々に固定されているのでこれの取り外しと運搬と再取付はかなり煩雑な作業 となる上に、カバー自体が脱穀機の使用と共に変形してくるので、分解するとこ れを元の位置にセットする作業にはしばしば困難が伴うことになる。
【0005】 本考案は、従来の脱穀機のサイドカバーの開閉の困難な作業を解消するために 得られたものであって、大型か小型かを問わず、脱穀機のメンテナンスを簡単に 行うことができるサイドカバー構成を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本考案に係る脱穀機のサイドカバーは、脱穀機の側 部に機体の長手方向に配置されたフイードチエンの部分を覆うチエンステーカバ ーと、前記チエンステーカバーの下部に連続し、扱胴室と処理胴室の側部を覆う ワンタッチカバーと、前記ワンタッチカバーの下方に連続し、揺動選別室の側部 を覆う選別ベルトカバーとからなり、前記チエンステーカバーは機体に対してビ スによって着脱可能に固定され、前記ワンタッチカバーは下部が機体に固定され た部材に対して嵌着され、上部がチエンステーカバーに対して押付け操作で係合 する係合手段によって着脱自在に取付けられて構成されている。
【0007】 即ち、本考案はフイードチエンの移動経路を保護するカバーのようにしばしば メンテナンスする必要がない部分を保護するカバーと、大量の塵が処理される処 理胴室のカバーのように、圃場の状況や被処理物の状態に応じてしばしばメンテ ナンスをする必要のある部分を保護するカバーとに分割し、前者を固定的形とす ると共に、後者を簡易着脱形とした点に特徴がある。
【0008】
【作 用】
ワンタッチカバーの上部に設けられている係合手段である係合爪をチエンステ ーカバーの係合部に押付けるだけで係合固定でき、更にこの係合爪を押下げるこ とによって係合を解除できるので、脱穀機のメンテナンスをしばしば必要とする 部分を簡単に開閉することができる。
【0009】
【実 施 例】
次に、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1はコンバインの脱穀機 のサイドカバー部分を示す概略図、図2は図1のA及びBの部分を切断した脱穀 機の側断面図であって、走行装置1に搭載された脱穀機2の側面は複数枚で構成 されたサイドカバーで保護されている。
【0010】 このサイドカバーは、機体上の枠体にビス等で固定されるチエンの移動経路を 保護するチエンステーカバー3、穀稈を脱穀処理する扱胴4が収容されている扱 胴室4aの側面の一部と、脱穀された穀粒を含む塵を処理する処理胴5が収容さ れている処理胴室5aを覆うワンタッチカバー6、脱穀された穀稈を切断するカ ッター部分を保護するカッターカバー7、脱穀されたものを選別処理する選別部 の各機器を駆動するベルト部分を保護する選別ベルトカバー8等から構成されて いる。そして好ましくは前記ワンタッチカバー6は第1カバー6aと第2カバー 6b、あるいは更に多くの部片に分割されている。なお、チエンステーカバー3 にはチエンステー9が固定され、これの上をフイードチエン10が案内され、こ のフイードチエン10に対面してレール11が追従運動するように設けられてい る。そして前記扱胴室4aと処理胴室5aの下方には揺動選別体12を有する揺 動選別室12aが設けられ、この揺動選別室12aの下方には横螺旋13が設け られている。
【0011】 図3に示すようにチエンステーカバー3は前部が広幅で、後方が狭幅に形成さ れており、前部には脱穀機の各部を電気的に操作するための操作ボタン14が設 けられ、後方の狭幅の部分には複数個の係合部15が開口されている。前記チエ ンステーカバー3の下面にL形に切欠かれているが、この切欠部16を閉止する ようにワンタッチカバー6が設けられている。このワンタッチカバー6の上縁部 には前記係合部15に係合する係合部17と、機体18側に支持される係合片1 9がそれぞれ設けられている。
【0012】 チエンステーカバー3は、機体18側にビス等によって着脱可能に固定される が、通常はこのカバー3を外すことはない。本考案はこの固定的なカバー3に対 してワンタッチカバー6を極めて簡単な操作で着脱することに特徴があるが、こ の着脱手段としては図4〜図7に示す構造の係合手段が採用されている。図4及 び図5に示すようにチエンステーカバー3には係合部15が設けられているが、 この係合部15はカバー3に開口した穴の背後に板金をプレス加工した受体20 とこの受体20の中央部に設けた受け座21を設けている。そしてこの係合部1 5に係合する係合部17はワンタッチカバー6に固定されたブラケット17aの 先端部にコ字形の支持体22を固定し、この支持体22に係合爪23を軸支し、 スプリング23bによってこの係合爪23が前傾姿勢になるように支持したもの であって、この係合爪23の前端部には突起部23aが形成されている。図4, 6,7に示すようにワンタッチカバー6の下部には弾性金属片からなる係合片1 9が下向きに開口して固定されており、機体18側に固定されたブラケットとこ れの先端に固定したピンからなる固定ピン25に係合するようになっている。
【0013】 また、このワンタッチカバー6の上縁部にはクッションゴム26が設けられて おり、このワンタッチカバー6をチエンカバー3の切欠部16を閉止するように 押付けた際に両カバー3,6の接触面をシールすると共に、振動による騒音が拡 大されることを防止する構造を採用している。 このワンタッチカバー6を所定の位置に取付ける場合には、前記固定ピン25 に係合片19を引掛け、更にチエンステーカバー3の穴部からなる係合部15内 に位置している受け座21に対して係合爪23の先端を当てて押し込むことによ って簡単に固定することができる。また、このワンタッチカバー6を外す場合に は、係合爪23に設けられているノブ23cを押し下げることによって突起部2 3aと受座21との係合が外れてこのワンタッチカバー6を下部を支点として上 部を手前に回転させながら引き出すことができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る脱穀機のサイドカバーは、脱穀機の側部に機体の長手方向に配置 されたフイードチエンの部分を覆うチエンステーカバーと、前記チエンステーカ バーの下部に連続し、扱胴室と処理胴室の側部を覆うワンタッチカバーと、前記 ワンタッチカバーの下方に連続し、揺動選別室の側部を覆う選別ベルトカバーと からなり、前記チエンステーカバーは機体に対してビスによって着脱可能に固定 され、前記ワンタッチカバーは下部が機体に固定された部材に対して嵌着され、 上部がチエンステーカバーに対して押付け操作で係合する係合手段によって着脱 自在に取付けられて構成されている。
【0015】 従って、扱胴室や処理胴室を構成する側壁部のカバーを簡単に着脱することが できるので、しばしばメンテナンスを必要とする部分を簡単に開口・閉止できる ので、例え圃場においても誰でも簡単に扱胴室や処理胴室の状態を検査し、調節 し、更に必要に応じて修理することができ、効率的に脱穀処理を行うことができ る。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機のサイドカバーの配置を示す説明図であ
る。
【図2】脱穀機の概略構造を示す横断面図である。
【図3】チエンステーカバーとワンタッチカバーの形状
を示す斜視図である。
【図4】チエンステーカバーとワンタッチカバーの係合
状態を示す断面図である。
【図5】前記両カバーに設けてある係合部の斜視図であ
る。
【図6】ワンタッチカバーの側断面図である。
【図7】ワンタッチカバーの下部の支持構造の斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 チエンステーカバー 4 扱胴 5 処理胴 6 ワンタッチカバー 7 カッターカバー 8
ベルトカバー 10 フイードチエーン 15 係合部 17 係
合部 19 係合片 20 受体 21 受座 23 係合爪 25
固定ピン。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀機の側部に機体の長手方向に配置され
    たフイードチエンの部分を覆うチエンステーカバーと、
    前記チエンステーカバーの下部に連続し、扱胴室と処理
    胴室の側部を覆うワンタッチカバーと、前記ワンタッチ
    カバーの下方に連続し、揺動選別室の側部を覆う選別ベ
    ルトカバーとからなり、前記チエンステーカバーは機体
    に対してビスによって着脱可能に固定され、前記ワンタ
    ッチカバーは下部が機体に固定された部材に対して嵌着
    され、上部がチエンステーカバーに対して押付け操作で
    係合する係合手段によって着脱自在に取付けられている
    脱穀機のサイドカバー。
  2. 【請求項2】ワンタッチカバーは少なくとも、扱胴室と
    この扱胴室の後方に位置する処理胴室との側壁を独立的
    に開口できるように前後方向に複数片に分割されている
    請求項1記載の脱穀機のサイドカバー。
JP1991039979U 1991-05-30 1991-05-30 脱穀機のサイドカバー Expired - Lifetime JP2556054Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121368U (ja) * 1977-03-04 1978-09-27
JPH0252545U (ja) * 1988-10-08 1990-04-16

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