JPH0657122U - コンバインのダストカバー - Google Patents

コンバインのダストカバー

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JPH0657122U
JPH0657122U JP147993U JP147993U JPH0657122U JP H0657122 U JPH0657122 U JP H0657122U JP 147993 U JP147993 U JP 147993U JP 147993 U JP147993 U JP 147993U JP H0657122 U JPH0657122 U JP H0657122U
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JP
Japan
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dust cover
combine
rear dust
section
threshing
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JP147993U
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一男 小竹
和登 安藤
善和 込山
淳 寺島
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンバインのダストカバーを手扱ぎ作業や刈
取部の昇降に影響を与えることなく、防塵効果が向上す
るように構成する。 【構成】 コンバインAの刈取部9上方において、後ダ
ストカバー22の前部を、アーム31とスライドロッド
25の連動により前後方向に移動可能な状態で係止し、
後ダストカバー22の後部を、脱穀部6の正面カバー6
aから突設したバネフックホルダー27に回動及び脱着
可能な状態で係止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンバインの刈取部と脱穀部入口の間の上方を被覆するダストカバー の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から刈取部等から発生する塵埃からオペレータを保護する方法として、大 型コンバインにおいてはキャビンで隔離し、小型コンバインにおいては刈取部の 上方をダストカバーで被覆する方法があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の小型コンバインにおいて、ダストカバーが螺子等による固定式 の場合、手扱ぎ作業及び刈取部の昇降を可能にする為に、引起し装置の上方及び 脱穀部の入口付近しか覆われておらず、刈取部上方から脱穀部の入口上方までの 全域は覆われてはいなかった。また、ダストカバーがスライド式の場合、前ダス トカバーと後ダストカバーがスライドの度毎に干渉してしまい、手扱ぎ作業やメ ンテナンスの為の十分なスペースを確保することができず、刈取部の昇降におい ても支障をきたしていた。従って、実際にはオペレータはコンバインの作動中は 塵埃が飛散している中で作業を行わねばならず、また、穀稈搬送部において詰ま りが生じた場合には、ダストカバーをその都度取外してメンテナンスを行わなけ ればならず大変手間がかかってしまう等の課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に前記課題を解決する手段に ついて説明する。即ち、コンバインの刈取部と脱穀部入口の間の上方に設けるダ ストカバーにおいて、このダストカバーを前後に分割して、前ダストカバーは引 起しケース上部に固設し、後ダストカバーの中途部は、アームとスライドロッド を介して引起しケース後部上より突出した支持フレームに連結し、後部には係止 部を設けて、後ダストカバーが前後方向に移動すると開閉し、それぞれの位置で 係止されるように構成する。
【0005】
【作用】
本考案の作用について説明する。手扱ぎ作業やメンテナンス等を行う場合、分 割構成されたダストカバーの後ダストカバーを前方にスライドさせると、後ダス トカバー後部の係止部が外れ、脱穀部入口前方に係止される。同時に支持フレー ム先端部のアームも動き、アームに設けられているスライドロッドも連動して、 脱穀部入口上方は開放する。次に、ダストカバーが閉じた状態で刈取部が昇降し た場合、後ダストカバー後部の係止部は係止された状態で動き、同時に支持フレ ーム先端部のアームも動き、アームに設けられているスライドロッドも連動する 。
【0006】
【実施例】
本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に本考案の 具体的な構成について添付した図面により説明する。図1はコンバインの全体斜 視図、図2は本考案のダストカバーを装着した状態の側面図、図3は後ダストカ バーを開放した状態の側面図、図4は刈取部を上昇させた状態の本考案のダスト カバーの側面図、図5は基準刈取位置より刈取部を下降させた状態の側面図、図 6は後ダストカバー閉鎖時に刈取部を上昇させた軌跡図、図7は後ダストカバー 開放時に刈取部を上昇させた軌跡図、図8は後ダストカバーの別構成を示す側面 図である。
【0007】 図1においてコンバインの全体構成を説明する。コンバインAの走行クローラ 1上にはコンバイン本体部が載置されており、コンバイン本体部は、フィードチ ェーンを左側に張架して扱胴及び処理胴を内蔵した脱穀部6と、脱穀部6からの 穀粒を揚穀筒を介して搬入するグレンタンク15、グレンタンク15の穀粒を機 外に搬出する排出オーガ16を中央部に設け、その前方に刈刃及び穀稈搬送機構 等を備えた刈取部9、フロントコラム17、サイドコラム18及び運転席19か らなる運転部20、後部の排藁処理部13等から構成され、連続的に穀稈を刈取 って脱穀している。
【0008】 本考案のダストカバーは前ダストカバー23と後ダストカバー22に分割され 、前ダストカバー23の前部は前記刈取部9の上方の引起しケース12上部に固 設され、後ダストカバー22は前ダストカバー23後部から脱穀部6入口の間を 被覆する為に設けられ、前ダストカバー23が固定式であるのに対して、後ダス トカバー22は前後方向に移動して開閉できるように構成されている。以下図2 において後ダストカバー22の構成を説明する。
【0009】 後ダストカバー22の内側前縁部22aには、ストッパーゴム24が装着され 、中途部内側22bには、スライドロッド25の枢支軸25aを軸支する為の軸 支部26が設けられ、後端部22cには、脱穀部6の正面カバー6aより突設し ているバネフックホルダー27に係止する為のバネフック28が連結され、後部 上端22dには、後ダストカバー22を前後方向にスライドさせる為の把手29 が固設されている。
【0010】 そして、後ダストカバー22が前後方向に移動して開閉できるように、スライ ドロッド25の枢支軸25aの回動支点Xは、刈取部9から後上方に延設された 支持フレーム30の先端部30aに枢支されたアーム31の回動支点Yとバネフ ック28の回動支点Zとを結んだ線の上方に設定されている。
【0011】 次に、後ダストカバーのコンバインへの装着について説明する。まず、後ダス トカバー22の中途部内側22bの軸支部26に、刈取部9から上方向に延設さ れた支持フレーム30の先端部30aに回動可能に軸支されたアーム31の内側 をスライドするスライドロッド25の枢支軸25aを軸支した後、後ダストカバ ー後端部22cのバネフック28をバネフックホルダー27に回動及び脱着可能 な状態で係止する。
【0012】 図3において後ダストカバー22を開放する場合について説明する。刈取部9 が標準の位置で、後ダストカバー22を開放して手扱ぎ作業またはメンテナンス 作業を行う場合、後ダストカバー22の把手29を握り持ち上げて、バネフック ホルダー27に係止されていたバネフック28を外し(この時スライドロッド2 5は伸びる)前方にスライドさせると、同時に回動支点Yを中心としてアーム3 1が一体的に回動して、後ダストカバー22は前ダストカバー23に干渉するこ となく前ダストカバー23上に乗り開放する。
【0013】 そして、後ダストカバー22が振動等でガタつかないようにバネフックホルダ ー27より外れたバネフック28は前ダストカバー23と脱穀部6との間の刈取 サブパネル32より突設している固定ブラケット33に係止される。尚この時、 固定ブラケット33にバネフック28が係止されなくても、後ダストカバー22 が開放した状態で維持できるように、後ダストカバー22の重心Bは開放の際に 、前記回動支点Yより前方にくるように設定されている。そして、この状態で刈 取部9を上昇させることも可能であり、図7に示すように、刈取部9を上昇させ ると、後ダストカバー22は固定ブラケット33を中心に回動し、前ダストカバ ー23と後ダストカバー22の距離はスライドロッド25とアーム31により維 持されて干渉することはないのである。
【0014】 図4、図6において刈取部を上昇させた場合の後ダストカバーについて説明す る。刈取部9を上昇させると、刈取部9から脱穀部6入口までの距離は刈取部9 が標準の位置にある場合よりも短くなるので前ダストカバー23と後ダストカバ ー22の間で干渉が生じる。そこで、刈取部を上昇させると回動支点Yも上昇し 、スライドロッド25とアーム31が前ダストカバー23と後ダストカバー22 の間で突っ張って回動支点X・Yで回動し、後ダストカバー22が回動支点Zを 中心に回動する。そして、後ダストカバー22を前方にスライドさせればダスト カバーを開放することもできる。
【0015】 図5において刈取部を下降させた場合の後ダストカバーについて説明する。刈 取部9を下降させると、後ダストカバー22も下方に傾斜して刈取部9から脱穀 部6入口までの距離は刈取部9が標準の位置にある場合よりも長くなるので、ス ライドロッド25が伸長し、後ダストカバー22が回動支点Zを中心に回動し、 また、ストッパーゴム24が前ダストカバー23上面に接触して隙間を生じさせ ず、傷等の生じないようにしてダストカバーの防塵機能は維持される。この時も 後ダストカバー22を前方にスライドさせればダストカバーを開放することもで きる。
【0016】 図8においてその他の後ダストカバーの構成を説明する。コンバインの機種に 関係なく2〜4条までの範囲では、ダストカバーの左右の幅はほとんど変わらず 、調節の必要があるのは刈取部と脱穀部の前後の距離である。そこで、コンバイ ンの機種に応じて後ダストカバーの前後の長さが調節できるように、後ダストカ バーを分割構成する。即ち、後ダストカバー34を前部34a、後部34b、そ して条数が増加した場合に連結する中継部34cから構成し、条数の増減に応じ て、ボルト35・35・・・及びナット36・36・・・により、中継部34c を脱着する。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、刈取部と脱穀部入口の間に設けられるダストカバーを分割構成し、後ダストカ バーの前部を伸縮可能なアームを介して刈取部に連結し、後部を脱着可能とした ので、コンバインの刈取部昇降の際、刈取部と脱穀部入口の間の距離の変化に対 応できるようになり、ダストカバーを開閉する時には後ダストカバーが前ダスト カバーに干渉することなく移動でき、後ダストカバーを開けると手扱ぎ作業がで き、そのとき刈取部も支障をきたすことなく昇降でき、閉じれば小型コンバイン の刈取作業の際に排出される塵埃からも確実にオペレータを保護することができ るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体斜視図である。
【図2】本考案のダストカバーを装着した状態の側面図
である。
【図3】本考案のダストカバーを開放した状態の側面図
である。
【図4】刈取部を上昇させた状態の本考案のダストカバ
ーの側面図である。
【図5】基準刈取位置より刈取部を下降させた状態の側
面図である。
【図6】後ダストカバー閉鎖時に刈取部を上昇させた軌
跡図である。
【図7】後ダストカバー開放時に刈取部を上昇させた軌
跡図である。
【図8】後ダストカバーの別構成を示す側面図である。
【符号の説明】
B 後ダストカバーの重心 X スライドロッドの回動支点 Y アームの回動支点 Z バネフックの回動支点 22 後ダストカバー 24 ストッパーゴム 25 スライドロッド 26 軸支部 27 バネフックホルダー 28 バネフック 29 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 込山 善和 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)考案者 寺島 淳 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバインの刈取部と脱穀部入口の間の
    上方に設けるダストカバーにおいて、このダストカバー
    を前後に分割して、前ダストカバーは引起しケース上部
    に固設し、後ダストカバーの中途部は、アームとスライ
    ドロッドを介して引起しケース後部上より突出した支持
    フレームに連結し、後部には係止部を設けて、後ダスト
    カバーを開閉可能に設けたことを特徴としたコンバイン
    のダストカバー。
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