JPH06261626A - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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Publication number
JPH06261626A
JPH06261626A JP7873993A JP7873993A JPH06261626A JP H06261626 A JPH06261626 A JP H06261626A JP 7873993 A JP7873993 A JP 7873993A JP 7873993 A JP7873993 A JP 7873993A JP H06261626 A JPH06261626 A JP H06261626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
dust cover
dust
threshing
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP7873993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Hirose
瀬 知 義 広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 刈取部上方に防塵用ダストカバーを設けるコ
ンバインにおいて、ダストカバーを極めて簡単に前後移
動させて、破損などより防止する。 【構成】 脱穀部の前方に刈取部上方を覆う防塵用のダ
ストカバー21を配設する構造において、前記ダストカ
バー21に前後移動用のスライド軸37を設けると共
に、前記スライド軸37を前後移動自在に支持する軸受
部材34を刈取本体側に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刈取部で発生する塵埃が
運転席の作業者に悪影響を与えるのを防止するようにし
たコンバイン刈取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】刈取部で発生する塵埃が運転席などに飛
散するのを防止する手段の1つに、刈取部上方をカバー
で覆うようにした構造のものが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
カバーを設ける場合、通常は固定構造のため、脱穀入口
側の保守点検を行う場合或いは運転席より脱穀部の扱口
に穀稈を手作業で投入したい場合などには、このカバー
が邪魔となってその都度取外しを必要とするなどの不便
さがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、脱
穀部の前方に刈取部上方を覆う防塵用のダストカバーを
配設する構造において、前記ダストカバーに前後移動用
のスライド軸を設けると共に、前記スライド軸を前後移
動自在に支持する軸受部材を刈取本体側に設けることに
よって、通常の刈取作業中刈取部で発生する塵埃の運転
席側への飛散を確実に防止して、作業者の快適な運転作
業を助長させ、また脱穀入口側の保守点検を行う場合、
或いは脱穀部の扱口に穀稈を手作業で投入したい場合な
どの必要時、容易に脱穀入口側を開放状態とさせてこれ
らの作業を安全且つ確実に行うことが可能にできると共
に、機体旋回時などの刈取上昇時にはダストカバーを容
易に前方に移動させて該カバーの干渉を回避させてこの
破損事故などを防止して耐久性向上を図るものである。
そしてスライド軸と軸受部材間に設ける滑動体によっ
て、摩耗など低減させたスムーズなダストカバーの前後
移動を促進させて、この操作及び性能の安定維持を図る
ことができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はダストカバー部の側面説明図、図2はコン
バイン全体の側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備
える刈取部、(11)は排藁チェン(12)終端を臨ま
せる排藁処理部、(13)は運転席(14)及び運転操
作部(15)を備える運転台、(16)は運転席(1
4)の略下方位置に配設するエンジン、(17)は脱穀
部(4)からの穀粒を揚穀筒(18)を介し投入する穀
粒タンク、(19)は穀粒タンク(17)内の穀粒を外
側に取出す穀粒排出コンベアであり、連続的に刈取り並
びに脱穀作業を行うように構成している。
【0006】図4乃至図6にも示す如く、脱穀部(4)
の前方には、刈取部(8)上方の前半部と後半部を覆う
防塵用の前及び後ダストカバー(20)(21)を備
え、各ダストカバー(20)(21)は背面視門形状に
形成して、機台(3)前端に立設固設する受台(22)
に支点軸(23)を介し上下回動自在に支持される刈取
主フレーム(24)と引起ケース(25)の引起駆動ケ
ース(26)間に張架する引起連結パイプ(27)の穂
先ガイド板(28)に、取付板(29)を介して前ダス
トカバー(20)の右側面(20a)下端を固定させ、
該カバー(20)の前端を引起ケース(25)の上端に
臨ませると共に、前記ガイド板(28)と刈取フレーム
左側のブラケット間に横架する背面視門形の刈取センサ
パイプである横連結パイプ(30)上端の横水平部(3
0a)周囲にカバー(20)後端を臨ませるように設け
ている。
【0007】また前記後ダストカバー(21)は前ダス
トカバー(20)より左右幅を大に形成して、前ダスト
カバー(20)の外側に後ダストカバー(21)を重合
させるもので、前記水平部(30a)に固設する左右取
付座(31)にアーム(32)及びボス固定板(33)
及び軸受部材であるボス(34)を一体連結させ、前記
後ダストカバー(21)の前後横フレーム(35)(3
6)間に前後方向に架設する左右のスライド軸(37)
を、前記ボス(34)に挿通支持させて、後ダストカバ
ー(21)を前ダストカバー(20)上方で前後移動自
在とするように構成している。
【0008】さらに、後ダストカバー(21)の後端部
に設けるフックピン(38)を、脱穀部(4)前面のブ
ラケット(39)に枢支するフック(40)に係合させ
て、該カバー(21)の閉ロックを行うもので、前記後
横フレーム(36)に固設する右側板(41)に正面視
L形のフックピン(38)を固定し、前記ブラケット
(39)に回動支点軸(42)及び捩りバネ(43)を
介して可回動にフック(40)を支持させ、後ダストカ
バー(21)を脱穀部(4)側に閉移動させるとき、フ
ックピン(38)をフック(40)の案内面(40a)
に当接させ、且つバネ(43)に抗して押し下げる状態
とさせてフック溝(40b)まで案内して、フックピン
(38)にフック(40)をバネ(43)力でもって係
合させるように構成している。
【0009】またさらに、前記後横フレーム(36)の
右及び左側板(41)(44)にはロック解除軸(4
5)を捩りバネ(46)を介して横架していて、前記フ
ック(40)に先端を当接するロック解除ピン(47)
の基端を解除軸(45)に固設すると共に、後ダストカ
バー(21)の上方にレバー孔(48)を介し臨ませる
門形のロック解除レバー(49)の基端を前記解除軸
(45)に固設して、前記解除レバー(49)の操作に
よって解除ピン(47)でフック(40)を押し下げる
とき、フックピン(38)に対するフック(40)の係
合を解除させて、該カバー(21)の前移動を可能とさ
せるように構成している。
【0010】また、前記解除ピン(47)に左横方向に
延出するロック解除用補助レバー(50)を固設すると
共に、該レバー(50)の後位置で略平行に先端側を臨
ませる把手(51)基端を前記後横フレーム(36)に
固設させて、地上よりこれらレバー(50)及び把手
(51)を握って解除ピン(47)を下動操作させると
き、前記レバー(49)操作同様フック(40)の係合
解除を行うように構成している。
【0011】さらに、右側の前記ボス固定板(33)の
後折曲面(33a)にはマグネット(51)を取付けて
いて、後ダストカバー(21)を前移動させての開放
時、後横フレーム(36)をマグネット(51)に吸着
させてその開保持を図るように構成している。
【0012】図7乃至図8に示す如く、前記ボス(3
4)とスライド軸(37)間には滑動体である鋼球(5
2)を介在させるもので、ボス(34)の両端に中央の
内径より大径の鋼球受け部(34a)を形成し、該受け
部(34a)の円周状に鋼球(52)を内挿させると共
に、鋼球(52)外側に止め輪(53)を介してボール
ホルダ(54)を、さらにホルダ(54)外側にダスト
シール(55)を内挿させて、前記スライド軸(37)
のスライド荷重を大巾に低減させて、焼横付きなどのな
い軽快な後ダストカバー(21)の開閉を可能とさせる
ように構成している。
【0013】また、前記鋼球(52)を当接支持するボ
ス(34)の受け部(34a)端面とボールホルダ(5
4)の側面の各内径側には鋼球(52)の飛び出しを防
止するかえり(34b)(54a)を設けて、鋼球(5
2)をボス(34)より脱落させることなくに確実に保
持させるように構成している。
【0014】ところで図9に示す如く、前記刈刃(9)
で刈取った穀稈をフィードチェン(5)まで搬送する右
上部搬送タイン(56)の駆動軸(57)を上方に延長
させて、この延長端に、右穂先搬送タイン(58)に駆
動力を伝達する駆動スプロケット(59)を設けるもの
で、右穂先搬送タイン(58)の駆動軸(60)下端に
固設する従動スプロケット(61)にチェン(62)を
介し前記駆動スプロケット(59)を連動連結させる一
方、縦搬送チェン(63a)に適正受継ぎさせる補助搬
送チェン(63)の駆動スプロケット(64)を、前記
搬送タイン(56)の駆動スプロケット(65)下側位
置の駆動軸(57)に固設し、刈取入力軸(66)に一
対のベベルギヤ(67)を介して駆動軸(57)を連動
連結させて、これら駆動系のコンパクト化を可能とする
ように構成している。
【0015】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、後ダストカバー(21)の後移動による閉状態のと
き、脱穀部(4)前側の刈取部(8)上方域が前後ダス
トカバー(20)(21)によって覆われて、刈取作業
時にこの刈取部(8)で発生する塵埃が運転席(14)
の作業者に飛散するなどの不都合が防止される。
【0016】また、運転席(14)位置より手作業で脱
穀部(4)の扱口に穀稈を投入したい場合、或いは脱穀
部(4)入口やこの入口付近の刈取部(8)の保守点検
を行いたい場合などには、後ダストカバー(21)を前
移動させて開放状態とさせることによって、これらの各
作業が容易に且つ安全確実に行えるものである。
【0017】さらに後ダストカバー(21)の閉時にあ
って、図6に示す如き前記支点軸(23)を中心とした
刈取部(8)の上昇時には、該カバー(21)の後端側
は軸(42)による規制を受けて前方に移動して、脱穀
部(4)との干渉が防止されるもので、またこの場合フ
ックピン(38)の係合高さ位置が変化するが、フック
(40)が軸(42)を中心として回動することによっ
てこれに対応させることができる。
【0018】図10のものは前記アーム(32)の固定
板(33)に回動支点軸(68)を介してボス(34)
を回動自在に支持させて、刈取部(8)が昇降してもボ
ス(34)の回動によってフックピン(38)の高さ位
置を変化させないように設けたものである。
【0019】そして図11乃至図12に示す如く、脱穀
部(4)のブラケット(39)の前面側に平面視門形の
マグネット吸着板(69)を固設し、後横フレーム(3
6)の固定取付板(70)に枢軸(71)を介しマグネ
ット(72)を有する平面視門形のマグネット座(7
3)を回動自在に枢支させ、固定取付板(70)に固定
する規制ピン(74)にマグネット座(73)の切欠孔
(75)を係合させて、マグネット(72)の回動範囲
を規制させ、後ダストカバー(21)の閉時にはマグネ
ット(72)の吸着によってロックを行う一方、刈取部
(8)の昇降によってマグネット(72)の吸着面の角
度変化が生じても、マグネット座(73)の回動によっ
てこれに対応させるように構成したものであり、ロック
構造を簡単なものとさせるばかりでなくロック及びロッ
ク解除操作も極めて容易とさせることができる。
【0020】
【発明の効果】以上実施例からも明らかなように本発明
は、脱穀部(4)の前方に刈取部(8)上方を覆う防塵
用のダストカバー(21)を配設する構造において、前
記ダストカバー(21)に前後移動用のスライド軸(3
7)を設けると共に、前記スライド軸(37)を前後移
動自在に支持する軸受部材(34)を刈取本体側に設け
たものであるから、通常の刈取作業中刈取部(8)で発
生する塵埃の運転席(14)側への飛散を確実に防止し
て、作業者の快適な運転作業を助長させると共に、脱穀
入口側の保守点検を行う場合、或いは脱穀部(4)の扱
口に穀稈を手作業で投入したい場合などの必要時、容易
に脱穀入口側を開放状態とさせてこれらの作業を安全且
つ確実に行うことが可能にできると共に、機体旋回時な
どの刈取上昇時にはダストカバー(21)を容易に前方
に移動させて該カバー(21)の干渉を回避させてこの
破損事故などを防止して耐久性向上を図るものである。
そしてスライド軸(37)と軸受部材(34)間に設け
る滑動体(52)によって、摩耗など低減させたスムー
ズなダストカバー(21)の前後移動を促進させて、こ
の操作及び性能の安定維持を図ることができるなど顕著
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダストカバー部の側面説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】ダストカバーの平面説明図である。
【図5】ダストカバーの正面説明図である。
【図6】ダストカバーの持上げ状態を示す説明図であ
る。
【図7】ボス部の断面説明図である。
【図8】ボス部の部分説明図である。
【図9】刈取搬送部の説明図である。
【図10】ボス部の他の変形例を示す説明図である。
【図11】カバーロック部の側面説明図である。
【図12】カバーロック部の平面説明図である。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (8) 刈取部 (21) ダストカバー (34) ボス(軸受部材) (37) スライド軸 (52) 鋼球(滑動体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀部の前方に刈取部上方を覆う防塵用
    のダストカバーを配設する構造において、前記ダストカ
    バーに前後移動用のスライド軸を設けると共に、前記ス
    ライド軸を前後移動自在に支持する軸受部材を刈取本体
    側に設けたことを特徴とするコンバインの刈取装置。
  2. 【請求項2】 スライド軸と軸受部材との接触抵抗を低
    減させる滑動体を、脱落不可能に軸受部材に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取装置。
JP7873993A 1993-03-12 1993-03-12 コンバインの刈取装置 Pending JPH06261626A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7873993A JPH06261626A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 コンバインの刈取装置

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JP7873993A JPH06261626A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 コンバインの刈取装置

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JPH06261626A true JPH06261626A (ja) 1994-09-20

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ID=13670261

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JP7873993A Pending JPH06261626A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 コンバインの刈取装置

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