JP2000245233A - コンバインの刈取防塵構造 - Google Patents

コンバインの刈取防塵構造

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JP2000245233A
JP2000245233A JP11058246A JP5824699A JP2000245233A JP 2000245233 A JP2000245233 A JP 2000245233A JP 11058246 A JP11058246 A JP 11058246A JP 5824699 A JP5824699 A JP 5824699A JP 2000245233 A JP2000245233 A JP 2000245233A
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JP
Japan
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cover
dust
handling
dustproof
roller
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Pending
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JP11058246A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ichihara
等 市原
Toru Kishi
岸  徹
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取防塵カバーを手扱姿勢に開放する摺動切
替の操作をしても、捻じれや傾きを生じさせないガイド
レールを、扱胴カバーに並設した刈取防塵構造を提供す
る。 【解決手段】 刈取防塵カバー(D)の可動する後防塵
カバー(1)を、手扱姿勢(E)に摺動切替するガイド
レール(6)を、扱胴カバー(2)の上方に設けて降下
溝(9)と水平溝(10)を連設するものにおいて、前
記後防塵カバー(1)に架設した前ローラ(4)を降下
溝(9)に臨ませて上下動するようにし、後ローラ
(5)を水平溝(10)に嵌着させて回動支点にするこ
とで、刈取昇降の変動に追随するようにしてある。又、
収納する手扱姿勢(E)では、前後ローラ(4)、
(5)を水平溝(10)部分に押上げて、排出オーガ
(8)と扱胴カバー(2)間の空域に先端が上向くよう
に傾斜収納することで、供給口を大きく開放する構造に
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに搭載
する脱穀部の前方に装着した、昇降自在に回動する刈取
部の上面を覆う刈取防塵構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、収穫作業の中で手刈をした穀稈
を、人為的に脱穀部に供給する手扱作業があり、刈取部
の防塵カバーを前後に2分割する構成にして、可動側の
カバーを前方の固定側カバーに重合するように収納する
ために、回動運動するアームを片側から支持してリンク
を連結した摺動構造に、可視できる樹脂性カバーの強度
不足を補う剛性のある骨組を内面に張設し、一体構成に
した防塵カバーと連動させて、前防塵カバー上面に重合
するように格納するものが、実公平7−15385号公
報に記載されているが、片側支持によって生じる捻じれ
や、傾きを防止する増強構造は部品数と重量が増加し
て、摺動させる操作力が大きくなったり、切換位置に係
止する金具の位置ずれによって脱着がし難くなる問題が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】刈取防塵カバーを手扱
姿勢に摺動切替させても,捻じれや傾きが生じないガイ
ドレールを、扱胴カバーの上面に並設するようにした刈
取防塵構造を提供する。
【0004】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、クローラ走
行装置(A)上の機台に脱穀部(B)を搭載した前方
に、刈取部(C)を昇降自在に装着するコンバインにお
いて、刈取部(C)の上面を覆う刈取防塵カバー(D)
の可動する側の後防塵カバー(1)を、扱胴カバー
(2)の上部に収納することによって、フィードチェン
(3)の先端部を開放するようにした防塵構造にする手
段を講じた。
【0005】脱穀部(B)側に可動する後防塵カバー
(1)の両側に設けた前後ローラ(4)、(5)を扱胴
カバー(2)に並設したガイドレール(6)に臨ませ
て、前記後防塵カバー(1)が前後に摺動することによ
って、作業姿勢(F)と手扱姿勢(E)に切替る構造に
する手段を講じた。
【0006】ガイドレール(6)の先端に降下溝(9)
を穿設し、可動する後防塵カバー(1)の前ローラ
(4)を臨ませ、水平溝(10)には後ローラ(5)が
嵌着して作業姿勢(F)を保持し、手扱姿勢(E)の切
替では、水平溝(10)に前ローラ(4)を移動させて
排出オーガ(8)と扱胴カバー(2)間の空域に、前記
後防塵カバー(1)の先端が昇向するようにした収納構
造にする手段を講じた。
【0007】
【発明実施の形態】
【実施例】本発明による刈取防塵カバーの構造につい
て、実施例図を参照に説明すると、図1と図2は、刈取
防塵カバー(D)を手扱姿勢(E)にしたコンバインの
要部側面図と、刈取部(C)の前面から視た正面図であ
って、クローラ走行装置(A)を備えた機台上の左側に
脱穀部(B)を搭載し、右側に排出オーガ(8)と連接
する穀粒タンクを併設して、その前方には操縦装置とシ
ートを装備した運転席(G)を連設するものであって、
該運転席(G)の前側から脱穀部(B)の前方にかけ
て、機台に設けた回動支点(P)を中心に昇降する刈取
部(C)を配設する形態のものである。
【0008】刈取部(C)の構成は,刈取フレーム(1
1)の先端に分草板(12)を複数装着して穀稈を浮上
させ、引起タイン(13)で整立するようにし後方に連
接する掻込チェン(14)や上部搬送(15)で狭持し
て、刈取全幅に架設した刈刃(16)で切断した後に搬
送チェン(17)に受継がせ、脱穀部(B)のフィード
チェン(3)に向けて揚上搬送すようになっている。
【0009】このような穀稈の搬送過程で発生する塵埃
は、機体の進行に伴って上昇し運転者のさまたげになる
ので、塵埃の拡散を防ぐ刈取防塵カバー(D)を装着す
るものであるが、手刈穀稈を処理する手扱作業では、穀
稈を積載する空間が閉ざされ供給の障害となるので、作
業姿勢(F)と手扱姿勢(E)の両姿勢に,該防塵カバ
ー(D)を摺動させて供給空間を形成するために、固定
側と可動側に2分割した後防塵カバー(1)を扱胴カバ
ー(2)の上面に並設したガイドレール(6)によって
後方移動させる構造にしたものである。
【0010】図1に示す刈取部(C)の上部全面を覆う
刈取防塵カバー(D)の構造を説明すると、後方の扱胴
カバー(2)上面に並設するガイドレール(6)には水
平溝(10)と降下溝(9)を連続形成して、可動収納
する後防塵カバー(1)に回転自在に装設した前後ロー
ラ(4)、(5)が嵌着し摺動するようにしてあり、先
端部には前記前ローラ(4)を臨ませ、後ローラ(5)
を水平溝(10)に嵌着させることで作業姿勢(F)が
保持されるようになっている。又、手扱姿勢(E)に切
替るには、後防塵カバー(1)の前方を持上げながら降
下溝(9)に添って移動させて、水平溝(10)に双方
のローラを押込んで、直上に格納している排出オーガ
(8)と扱胴カバー(2)間の空域に、後防塵カバー
(1)の先端が昇向するように傾斜収納になるので、上
方に向って開口し供給口を大きく開放するようになって
いる、
【0011】フロントゲート(18)から延設された前
防塵カバー(7)の後端、即ち可動する後防塵カバー
(1)の先端位置と、脱穀部(B)の前面に配置された
後端迄の距離は、回動支点(P)を中心に昇降する刈取
部(C)によって伸縮変動するようになるので、後防塵
カバー(1)が摺動してこの変動を吸収するために、水
平溝(10)に嵌着する後ローラ(5)を回動支点に
し、前ローラ(4)が降下溝(9)を上下動するように
なって、刈取昇降に伴う前防塵カバー(7)との重合部
の変動にも追随できるようにしてある。
【0012】図3と図4は、後防塵カバー(1)を手扱
姿勢(E)にしたローラ部の断面図であって、扱胴カバ
ー(2)を覆う可動側の後防塵カバー(1)に架設する
前ローラ(4)を、水平溝(10)に移動し手扱姿勢
(E)にしたものであって、両端を固定したロール軸前
(19)に該前ローラ(4)を回転自在に装着して、中
途部分に設けた受板(20)とパイプ(21)を挿通さ
せて軌道位置が設定されるようにし、更に扱胴カバー
(2)の上面に並設されているガイドレール(6)に穿
設した水平溝(10)に嵌着して転動することで、前記
後防塵カバー(1)を前方に摺動させ作業姿勢(F)に
切替るようにしたものである。又、扱胴(22)の詰ま
りや点検時に開閉操作する扱胴カバー(2)と後防塵カ
バー(1)をー体化して矢印(イ)の方向に開口するよ
うにしてある。尚、図4には、後ローラ(5)の架設構
成を示す断面図であって、ガイドレール(6)の水平溝
(10)を前述同様に、後ローラ(5)が摺動するよう
にしたものであって、4個所に配設したローラが後防塵
カバー(1)を保持するようになって、可動時の捻じれ
や傾きが生じない構造にしてある。
【0013】図5は、可動する後防塵カバー(1)の作
業姿勢(F)を示す斜視図であって、扱胴カバー(2)
の前面から上面にかけて、くの字型にガイドレール
(6)を並設して後防塵カバー(1)を摺動自在に保持
するようにした軌道構造であり、前後に摺動する後防塵
カバー(1)の捻じり剛性を高める骨組材(23)を内
面に張設するとともに、両側を固定したロール軸前(1
9)とロール軸後(24)を架設して増強した構成にし
てある。更に、軸端には前後ローラ(4)、(5)を装
着し、前側を降下溝(9)に臨ませ、そして後側を水平
溝(10)に嵌着させて回動支点になるようにしたの
で、該後防塵カバー(1)の前重心になった該後防塵カ
バー(1)の自重バランスで、作業姿勢(F)が自然に
設定されるようになっている。
【0014】図6は、刈取防塵カバー(D)の別途実施
例の全体側面図であって、刈取部(C)の上面を覆う刈
取防塵カバー(D)を,単独に扱胴カバー(2)から延
設し、刈取フロントゲート(18)から離間した後方
に、昇降空間を形成するように装着したことで、該刈取
部(C)の昇降変動する部位と接触せずに、手扱姿勢
(E)と作業姿勢(F)に切替るようになった、限定部
分を覆う防塵カバー構造の別途実施例である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、刈取部
(C)の上方全面を覆う刈取防塵カバー(D)を装着
し、機体の進行に伴って上昇する塵埃から運転者を保護
するとともに、手扱作業時に可動側のカバーを扱胴カバ
ーの上面に収納する構造にしたので、以下に記載するよ
うな効果を奏でる。
【0016】扱胴カバーの上方に並設したガイドレール
の溝に、後防塵カバーの前後に装着したローラが摺動自
在に嵌着することで、捻じれや傾きが生じない簡素化し
た軌道構造になって、切替操作が軽く円滑に行えるよう
になった。
【0017】刈取部(C)のフロントゲートから延設さ
れた、前防塵カバーの変動に追随する後防塵カバーの動
きは、回動する支点を後ローラにして、前ローラを降下
溝に臨ませて上下動させることによって変位を吸収する
ようになり、軸に嵌着する係止金具が不要となり、隙間
を生じない簡便な摺動構造にすることができた。
【0018】しかも、格納した排出オーガと扱胴カバー
間の空域に、後防塵カバーの先端を昇向させた傾斜姿勢
で収納するので、供給空間が大きく開放されるようにな
り、手扱をする穀稈の積載が一層し易くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取防塵カバーを手扱姿勢にした要部の側面図
である。
【図2】刈取部の前面から視たコンバインの正面図であ
る。
【図3】刈取防塵カバーを手扱姿勢にしたローラの断面
図である。
【図4】後ローラの架設構成を示す断面図である。
【図5】後防塵カバーの作業姿勢を示す斜視図である。
【図6】刈取防塵カバーの別途実施例を示す全体側面図
である。
【符号の説明】
A..クローラ走行装置 B..脱穀部
C..刈取部 D..刈取防塵カバー E..手扱姿勢
F..作業姿勢 G..運転席 P..回動支点 1..後防塵カバー 2..扱胴カバー
3..フィードチェン 4..前ローラ 5..後ローラ
6..ガイドレール 7..前防塵カバー 8..排出オーガ
9..降下溝 10..水平溝 11..刈取フレーム
12..分草板 13..引起タイン 14..掻込チェン
15..上部搬送 16..刈刃 17..搬送チェン
18..フロントゲート 19..ロール軸前 20..受板
21..パイプ 22..扱胴 23..骨組材
24..ロール軸後 イ矢印..扱胴カバーの開閉方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置(A)上の機台に脱穀
    部(B)を搭載した前方に、刈取部(C)を昇降自在に
    装着するコンバインにおいて、刈取部(C)の上面を覆
    う刈取防塵カバー(D)の後防塵カバー(1)を、扱胴
    カバー(2)の上部に収納して、穀稈を供給するフィー
    ドチェン(3)の先端部を開放し、手扱作業が行えるよ
    うにしたことを特徴とするコンバインの刈取防塵構造。
  2. 【請求項2】 可動する後防塵カバー(1)の両側に設
    けた前後ローラ(4)、(5)を扱胴カバー(2)に並
    設するガイドレール(6)に臨ませて、前記後防塵カバ
    ー(1)が前後に摺動することによって、作業姿勢
    (F)と手扱姿勢(E)に切替るようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のコンバインの刈取防塵構造。
  3. 【請求項3】 ガイドレール(6)の先端に降下溝
    (9)を穿設し、可動する後防塵カバー(1)に架設し
    た前ローラ(4)を臨ませ、水平溝(10)には後ロー
    ラ(5)が嵌着して作業姿勢(F)を保持し、手扱姿勢
    (E)では、前記水平溝(10)に前ローラ(4)が上
    方に移動して、排出オーガ(8)と扱胴カバー(2)間
    の空域に、前記後防塵カバー(1)の先端が昇向するよ
    うに収納したことを特徴とする請求項1に記載のコンバ
    インの刈取防塵構造。
JP11058246A 1999-03-05 1999-03-05 コンバインの刈取防塵構造 Pending JP2000245233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108496534A (zh) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社久保田 联合收割机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108496534A (zh) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社久保田 联合收割机

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