JP3054134B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3054134B2
JP3054134B2 JP11002007A JP200799A JP3054134B2 JP 3054134 B2 JP3054134 B2 JP 3054134B2 JP 11002007 A JP11002007 A JP 11002007A JP 200799 A JP200799 A JP 200799A JP 3054134 B2 JP3054134 B2 JP 3054134B2
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徳宗 尾崎
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の前部に配置され
た運転部と並列する位置に対して、昇降自在に刈取部が
配置され、この刈取部の後方に脱穀装置が配置されてい
るコンバインに関し、詳しくは、刈取部で発生する塵埃
の飛散を防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冒記の如く構成されたコンバイン
において、刈取部で発生する塵埃を防止するための技術
としては、実開昭56‐13170号公報に示されるも
のが存在する。この従来技術では、刈取部に対して取付
けた第1カバーと、この第1カバーに対して前後にスラ
イドできるよう刈取部の側のレールに支持される第2カ
バーとで刈取部の上方を覆い、塵埃の飛散を防止するよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】又、コンバインでの作
業形態について考えるに、コンバインでの作業は、圃場
において車体を走行させ乍ら収穫を行う形態と、車体の
走行を停止させた状態で刈取部の搬送装置に対して人為
的に穀稈束を供給する形態(所謂、手扱き作業)との2
種が存在することから、前記引例では第2カバーの移動
によって手扱き作業も行えるようになっている。しか
し、前記従来技術では手扱き作業の妨げにならないよ
う、第2カバーを支持するレールの後方への長さが制限
されるため、車体を走行させて行う収穫作業時には第2
カバーがレールの後端部でしか支持されず、不安定にな
って振動を生ずることもある。本発明の目的は車体を走
行させて行う収穫作業時には、振動の発生等の不都合を
生じること無く、刈取部の塵埃の飛散を防止し、又、手
扱き作業時には大きく開放して、楽に作業を行える防塵
構造を合理的に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、車体の
前部に配置された運転部と並列する横側方位置に、上下
昇降自在に刈取部が配置され、この刈取部の後方に脱穀
装置が配置されているコンバインであって、前記刈取部
の後部とその後方に位置する脱穀装置の前部との間に形
成される茎稈受渡し用空間の上方を覆う防塵カバーを設
け、この防塵カバーを、その前部側では刈取部に対して
前後動自在に支持させ、その後部側では、脱穀装置の前
部で横向き軸芯周りに揺動自在に支持されるフレーム杆
を介して、そのフレーム杆の上端に対して横向き姿勢の
軸芯周りに揺動自在に枢支して、前記茎稈受渡し用空間
の上方を覆う閉塞位置と、前記茎稈受渡し用空間の上方
を開放するように前方へ移動する開放位置とにわたって
前後移動自在に構成するとともに、前記防塵カバーの後
部側に対するカバー支持手段としてのフレーム杆の取付
位置を、前記脱穀部の機体外側方箇所に設けられるフィ
ードチェーンとは反対側の運転部側寄りに偏位する箇所
に設定して、このフレーム杆よりもフィードチェーン側
においては防塵カバーの前後移動に伴って茎稈受渡し用
空間を前後方向で横切るように移動するカバー支持部材
が存在しないように構成してある点にあり、その作用、
及び、効果は次の通りである。
【0005】
【作用】上記特徴によると、防塵カバーは、その後端が
フレーム杆に支持され、前端が刈取部によって支持され
るので、閉じ姿勢では前後の位置が決って姿勢が安定
し、又、防塵カバーの後端を、揺動型のフレーム杆の上
端に対して枢支しているので、従来技術のように、レー
ルで防塵カバーを案内するものと比較して、ガタツキを
発生させ難い状態での開閉を可能にし、しかも、開放時
にはフレーム杆を揺動するものでありながら、防塵カバ
ーの姿勢を崩すことなく全体的にスライドする形態での
移動が可能となる。さらに、このフレーム杆を運転部の
側に配置しているので、防塵カバーを開放した際にフレ
ーム杆が手扱き作業を妨げることもない。つまり、刈取
部と脱穀部との間に形成される刈取穀稈の搬送系の上方
は部材の配置が困難な空間であるものの、この搬送系を
避けて運転部の側に偏位させて揺動型のフレーム杆を配
置し、このフレーム杆の上端に防塵カバーを枢支するこ
とで、刈取穀稈の搬送系の上方位置に防塵カバーの後端
を安定的に支持できるとともに、開放時には防塵カバー
をスライド式に開放して手扱き作業を可能にする。
【0006】
【発明の効果】従って、車体を走行させて行う収穫作業
時には振動を生じ難い状態で防塵カバーを支持して刈取
部の塵埃の飛散を防止し、又、手扱き作業時には円滑に
大きく開放して楽に作業を行える防塵構造が構成された
のである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に示すように、左右一対のクローラ走行装置
1を有する車体2の前部右側部に運転座席3、複数の操
作レバー4‥等を備えて成る運転部Aが配置され、この
運転部Aの左側に並列する位置に対して、横向きに設定
された枢支軸芯P周りでの揺動によって昇降する刈取部
Bが配置され、この刈取部Bの後方に脱穀装置5を配置
してコンバインを構成する。
【0008】同図に示す如く刈取部Bは、複数の分草具
6‥、複数の引起し装置7‥、バリカン型の刈取装置
8、刈取穀稈を脱穀装置5のフィードチェーン5aに送
る搬送装置9、刈取部全体を支持するよう、前記枢支軸
芯P周りで揺動自在に車体2に連結し、かつ、内装した
伝動軸(図示せず)によってこの刈取部Bに動力を伝え
る支持フレーム10等を有し、この刈取部Bは油圧シリ
ンダ11によって駆動昇降される。
【0009】又、このコンバインでは作業時に刈取部B
で発生する塵埃の飛散を防止するための防塵構造が備え
られている。この防塵構造は、図2に示す如く前記引起
し装置7‥の上部と左外側とを覆う樹脂製の防塵板12
と、前記刈取部Bの後部とその後方に位置する脱穀装置
5の前部との間に位置する前記搬送装置9の後端部の上
部を覆う樹脂製の防塵カバー13とで成り、この防塵カ
バー13は、手扱き作業時には刈取穀稈を楽にフィード
チェーン5aに供給できるよう前方への移動により開放
できるよう構成されている。
【0010】つまり、前記防塵カバー13は、前記刈取
部Bの後部とその後方に位置する脱穀装置5の前部との
間に形成される茎稈受渡し用空間Sの上方を覆うもので
あり、その防塵カバー13の前部左右には、この防塵カ
バー13が前記防塵板12の上面に沿って前後移動可能
に案内するローラ16,16が設けられている。また、
その後部側では、図1乃至図3に示す如く、脱穀装置5
の前部で横向き軸芯Q周りで揺動自在に支持されるフレ
ーム杆14が上方に延出する姿勢で設けられ、このフレ
ーム杆14の上端部と、防塵カバー13の後部に横向き
姿勢で設けられた支軸15とが、この支軸15の軸芯と
同軸芯の軸芯R周りで 揺動自在に枢支連結されてい
る。これによって、防塵カバー13が、前記茎稈受渡し
用空間Sの上方を覆う閉塞位置と、前記茎稈受渡し用空
間Sの上方を開放するように前方へ移動する開放位置と
にわたって前後移動自在に構成されている。
【0011】そして、この防塵カバー13の後部側に対
するカバー支持手段としてのフレーム杆14の取付位置
を、前記脱穀部5の機体外側方箇所に設けられるフィー
ドチェーン5aとは反対側の運転部A側寄りに偏位する
箇所に設定して、このフレーム杆14よりもフィードチ
ェーン5a側においては防塵カバー13の前後移動に伴
って茎稈受渡し用空間Sを前後方向で横切るように移動
するカバー支持部材が存在しないように構成してある。
このように構成された防塵カバー13を開放する場合に
は、防塵カバー13の上面に設けられた把手17を前方
に引き操作することで、図1に仮想線で示す如く、フレ
ーム杆14の前方への揺動と、ローラ16,16の案内
とによって上方が大きく開放するようになっている。
【0012】尚、前記ローラ16,16はブラケット1
8,18を介して防塵カバー13の内面に直接支持さ
れ、夫々のローラ16,16を連結するよう横向きに配
置されたロッド材19と、前記支軸15とが杆体20を
介して連結されることで強度の向上が図られ、又、刈取
部Bの側に設けられた板部材21の係合部21aか図3
に示す如く、杆体20の持ち上りを防止するよう杆体2
0の上部に重複する状態で配置されている。因みに、前
記フレーム杆14は車体2の側に立設した支柱22から
前方に向けて延設したステー23に対して揺動自在に支
持されている。
【0013】〔別実施例〕 本発明は上記実施例以外に例えば、駆動力によって防塵
カバーの前後移動を行うよう構成して良く、又、刈取部
の前部に橇体を設けて前部を支持する等、様々に実施で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防塵カバーの開閉構造を表わす側面図
【図2】防塵カバーの配置等を表わす平面図
【図3】防塵カバーの縦断正面図
【図4】コンバイン前部の側面図
【符号の説明】
2 車体 5 脱穀装置 5a フィードチェーン 13 防塵カバー 14 フレーム杆 A 運転部 B 刈取部 R 軸芯 S 茎稈受渡し用空間 Q 横向き軸芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(2)の前部に配置された運転部
    (A)と並列する横側方位置に、上下昇降自在に刈取部
    (B)が配置され、この刈取部(B)の後方に脱穀装置
    (5)が配置されているコンバインであって、 前記刈取部(B)の後部とその後方に位置する脱穀装置
    (5)の前部との間に形成される茎稈受渡し用空間
    (S)の上方を覆う防塵カバー(13)を設け、 この防塵カバー(13)を、その前部側では刈取部
    (B)に対して前後動自在に支持させ、その後部側で
    は、脱穀装置(5)の前部で横向き軸芯(Q)周りに揺
    動自在に支持されるフレーム杆(14)を介して、その
    フレーム杆(14)の上端に対して横向き姿勢の軸芯
    (R)周りに揺動自在に枢支して、前記茎稈受渡し用空
    間(S)の上方を覆う閉塞位置と、前記茎稈受渡し用空
    間(S)の上方を開放するように前方へ移動する開放位
    置とにわたって前後移動自在に構成するとともに、 前記防塵カバー(13)の後部側に対するカバー支持手
    段としてのフレーム杆(14)の取付位置を、前記脱穀
    部(5)の機体外側方箇所に設けられるフィードチェー
    ン(5a)とは反対側の運転部(A)側寄りに偏位する
    箇所に設定して、このフレーム杆(14)よりもフィー
    ドチェーン(5a)側においては防塵カバー(13)の
    前後移動に伴って茎稈受渡し用空間(S)を前後方向で
    横切るように移動するカバー支持部材が存在しないよう
    に構成してある コンバイン。
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