JP2001245520A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2001245520A
JP2001245520A JP2000061950A JP2000061950A JP2001245520A JP 2001245520 A JP2001245520 A JP 2001245520A JP 2000061950 A JP2000061950 A JP 2000061950A JP 2000061950 A JP2000061950 A JP 2000061950A JP 2001245520 A JP2001245520 A JP 2001245520A
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JP
Japan
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guide
threshing
feed chain
pillow handling
rod
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JP2000061950A
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English (en)
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Harumichi Makizono
晴充 牧園
Teruo Minami
照男 南
Nobuyoshi Hatanaka
信義 畑中
Noboru Kishida
登 岸田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枕扱き作業がしやすいとともに、そのための
枕扱きガイドの切り換えがそれ専用の切り換え手間を要
しないで行えるコンバインを提供する。 【解決手段】 刈取り部5の横外側で植立穀稈を横外側
に押し出し案内する分草杆30を、下降使用位置と上昇
格納位置とに切り換え自在に設けてある。分草杆30を
上昇格納位置にすると、この分草杆30に付設してある
枕扱きガイド12が脱穀フィードチェーンの搬送始端部
の上方に位置して供給ガイド面を形成する。分草杆30
を下降使用位置にすると、枕扱きガイド12が脱穀フィ
ードチェーンの上方を開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植立穀稈を刈り取
り、刈取り穀稈を脱穀装置に供給する刈取り部の横側で
植立穀稈を機体横外側方に押し出し案内する分草杆を、
前記刈取り部の横外側に張り出して分草作用する使用位
置と、この使用位置よりも機体側に引退した格納位置と
に切り換え自在に取付けてあるコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインは、前記分草杆を使用位
置にすることにより、機体横側の未刈地に植立する穀稈
が機体内側に倒れ込むことを分草杆によって防止しなが
ら刈り取り作業できるものである。
【0003】また、コンバインで収穫作業を行う場合、
刈取り穀稈を人為的に脱穀装置に供給して脱穀処理する
枕扱き作業が伴う。この枕扱き作業を行う際、脱穀フィ
ードチェーンの搬送始端部に枕扱きガイドを設けて供給
ガイド面を形成すると、この枕扱きガイドを載置台にし
て穀稈を載せ置いたり、穀稈を供給ガイド面によって移
動案内させて脱穀フィードチェーンと挟持レールとの間
にスムーズに送り込むことができて作業しやすくなる。
ところが、この供給ガイドを設けた場合、刈取り部によ
って穀稈を刈り取り処理して脱穀装置に自動的に供給す
る自動作業を行う際には、枕扱きガイドを、刈取り部の
穀稈搬送装置からの穀稈が脱穀フィードチェーンに供給
されることに対する障害物にならないように脱穀フィー
ドチェーンの搬送始端部から退避させる必要がある。こ
のため、従来、たとえば特開平11−299335号公
報に示されるものがあった。すなわち、チェーンガイド
の両横側に枕扱きガイドとしての側板を上下揺動自在に
取付け、各側板をチェーンガイドに対して上昇揺動した
取付け姿勢にすると、各側板の遊端部の上端側が脱穀フ
ィードチェーンの搬送始端部より高レベルに位置して供
給ガイド面を形成する。各側板をチェーンガイドに対し
て下降揺動した取付け姿勢にすると、各側板の全体が脱
穀フィードチェーンの搬送始端部よりも低レベル側に引
退して脱穀フィードチェーンの搬送始端部が各側板より
上側に露出し、刈取り部の搬送装置からの穀稈が脱穀フ
ィードチェーンに障害なく送り込まれるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のガイド
機構では、構造が複雑になっていた。このため、図7、
図8に示す如く構成して、構造の簡略化を図ることが考
えられる。すなわち、枕扱きガイド12を、断面L字状
の屈曲板によって、一端側が取付け部12hになり、他
端側がガイド部12jになるように作成する。そして、
図7に示すように、枕扱き作業を行う際、枕扱ぎガイド
12の取付け部12hを、脱穀フィードチェーン4aを
支持するチェーンガイド37に設けた保持具38に装着
する。すると、枕扱きガイド12が使用状態になり、枕
扱きガイド12のガイド部12jが脱穀フィードチェー
ン4aの搬送始端部の上方に位置してこの個所に供給ガ
イド面を形成する。図8に示すように、自動作業を行う
際、枕扱きガイド12の取付け部12hを、チェーンガ
イド37の保持具38から取り外し、刈取り部からの穀
稈を脱穀フィードチェーン4aに案内する供給ガイド1
1を支持する支持アーム13に設けた保持具39に装着
する。すると、枕扱きガイド12が格納状態になって脱
穀フィードチェーン4aの搬送始端部の上方を開放し、
刈取り部からの穀稈が枕扱きガイド12による障害を受
けることなく脱穀フィードチェーン4aに供給されるの
である。ところが、この場合、枕扱きガイドを使用状態
と格納状態とに切り換えるガイド専用の切り換え手間が
必要になっていた。本発明の目的は、枕扱き作業を行う
際、脱穀フィードチェーンの上方に供給ガイド面を形成
して容易に作業できるコンバインを、構造面でも手間面
でも有利な状態に得られるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】〔構成〕植立穀稈を刈り取り、刈取り穀稈
を脱穀装置に供給する刈取り部の横側で植立穀稈を機体
横外側方に押し出し案内する分草杆を、前記刈取り部の
横外側に張り出して分草作用する使用位置と、この使用
位置よりも機体側に引退した格納位置とに切り換え自在
に取付けてあるコンバインであって、前記分草杆に枕扱
ぎガイドを一体移動自在に支持させるとともに、前記分
草杆が前記格納位置に切り換えられると、前記枕扱ぎガ
イドが脱穀フィードチェーンの上方に位置して、脱穀装
置に人為供給される穀稈を脱穀フィードチェーンに移動
案内する供給ガイド面を脱穀フィードチェーンの搬送始
端部の上方に形成する作用状態になり、前記分草杆が前
記使用位置に切り換えられると、枕扱ぎガイドが脱穀フ
ィードチェーンの横外側に位置して脱穀フィードチェー
ンの上方を開放する作用解除状態になるように構成して
ある。
【0007】〔作用〕枕扱き作業を行う際、分草杆が使
用位置になっていると、それが歩行の障害物になって脱
穀装置の前側に穀稈を運び込みにくくなることから、分
草杆を格納される。分草杆を格納位置に切り換えると、
この切り換え操作によって枕扱きガイドが作用状態にな
る。すると、枕扱きガイドが脱穀フィードチェーンの搬
送始端部の上方に供給ガイド面を形成し、枕扱きするべ
き穀稈を供給ガイド面に載置して置いておいたり、供給
ガイド面によって穀稈を脱穀フィードチェーンに送り込
み案内させたりできる。刈取り走行する際、分草杆を使
用位置にし、未刈地の穀稈を機体内側に入り込みにくく
しながら作業される。分草杆を使用位置に切り換える
と、この切り換え操作によって枕扱きガイドが作用解除
状態になる。すると、枕扱きガイドが脱穀フィードチェ
ーンの上方を開放し、刈取り部からの穀稈を枕扱きガイ
ドの障害を受けることなく脱穀フィードチェーンにスム
ーズに供給させられる。
【0008】〔効果〕枕扱き作業を行う際、枕扱きガイ
ドを載置台にして穀稈を載せ置いたり、供給ガイド面に
よって穀稈を脱穀フィードチェーンに送り込み案内させ
たりして楽にかつ能率よく作業できる。しかも、分草杆
の切り換え操作を行うだけで操作簡単に枕扱きガイドを
作用状態と作用解除状態とに切り換えられるとともに、
枕扱きガイドを分草杆に付設するだけで構造簡単に得ら
れる。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記分草杆を、下降側に揺動することによって前記
使用位置になり、上昇側に揺動することによって前記格
納位置になるように構成し、前記枕扱ぎガイドにおける
一対の機体前後向き側縁のうち、分草杆が使用位置にな
ったときに高レベル側に位置する方の機体前後向き側縁
の前端側部分を、枕扱ぎガイドの前端に近づくほど他方
の前後向き側縁に近づく状態の傾斜側縁に形成してあ
る。
【0011】〔作用〕分草杆が使用位置になると、枕扱
きガイドはこれの横幅方向が機体上下向きとなる姿勢に
なり、分草杆によって押し出し操作される穀稈の穂先側
が分草杆に載りかかると、その穂先側は分草杆の途中で
分草杆から枕扱きガイドにおける一対の前後向き側縁の
うちの高レベル側に位置する方の前後向き側縁の上側に
載り移ってこれの前端側から後方に移動していくことに
なる。しかし、枕扱きガイドの前記高レベル側の前後向
き側縁の前端側部分が前記傾斜側縁になっていることか
ら、この傾斜形状のため、穀稈は分草杆の前端側に引っ
掛かりにくいようにスムーズに枕扱きガイドに載り上が
っていく。
【0012】〔効果〕枕扱きガイドを分草杆に付設する
ものでありながら、分草杆による穀稈の押し出し案内が
穀稈の枕扱きガイドに対する引っ掛かりが発生しにくい
状態で行われ、穀稈のその引っ掛かりによる千切れなど
を回避しながら刈取り走行できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、稲や麦などの
植立穀稈を引き起こし装置1によって引き起こし処理す
るとともバリカン形の刈取り装置2によって刈取り処理
し、刈取り穀稈を株元側に搬送作用する挟持搬送装置
と、穂先側に搬送作用する係止搬送装置とで成る搬送装
置3によって機体後方に搬送して脱穀装置4の脱穀フィ
ードチェーン4aの搬送始端部に供給する刈取り部5
を、左右一対のクローラ走行装置6、搭乗型の運転部、
前記脱穀装置4を備える走行機体の前部に軸芯Pまわり
で上下揺動するように支持させ、刈取り部5をリフトシ
リンダ7によって走行機体に対して揺動させて昇降操作
するように構成するとともに、走行機体の原動部に位置
するエンジンから刈取り部5に駆動力を伝達するように
構成して、コンバインを構成してある。
【0014】刈取り部5が走行機体に上下揺動自在に支
持されるように走行機体の支持部材9に基端部が前記軸
芯Pまわりで回動自在に連結している刈取り部フレーム
10を、前記支持部材9に対して前記軸芯Pに沿って機
体左右方向に摺動するように構成するとともに、横送り
電動モータMを有するねじ送り式の横送り操作機構によ
って摺動操作できるように構成してある。すなわち、前
記横送り電動モータMを操作することにより、刈取り部
5が横送り電動モータMの駆動力によって走行機体に対
して横方向にスライド移動し、刈取り装置2が刈取り処
理していく刈取り域の左端近くを左側の走行装置6の左
端が移動していくように刈取り部5を走行機体の内側に
横シフトさせて刈取り作業する状態と、刈取り装置2が
刈取り処理していく刈取り域から機体左外側にかなり突
出した位置を左側の走行装置6の左端が移動していくよ
うに刈取り部5を走行機体の外側に横シフトさせて刈り
取り作業する状態とに切り換えられるようにしてある。
【0015】刈取り部5の運転部側とは反対の横側に、
機体前後向きの丸パイ材で成る分草杆30を設けてあ
る。図1に示すように、この分草杆30は、これの前端
部から延出している取付け杆31の延出端部を前記刈取
り部フレーム10の分草具支持部分10aに固定してあ
る支持部材32に機体前後向きの軸芯まわりで回動自在
に連結し、分草杆30の中間部から延出している取付け
杆33の延出端部に備えてある平板部33aを刈取り部
フレーム10の前記分草具支持杆部10aに固定してあ
る支持部材34に機体前後向きの軸芯まわりで回動自在
に連結することにより、刈取り部フレーム10に支持さ
せてある。
【0016】これにより、分草杆30は、前記軸芯まわ
りで刈取り部フレーム10に対して上下に揺動操作で
き、下降操作することによって図2に示す使用位置にな
り、上昇操作することによって図1に示す格納位置にな
る。使用位置にした分草杆30は、刈取り部5や走行機
体から横外側に張り出した状態になり、刈取り部5や走
行機体の左横側に位置する植立穀稈を刈取り部5や走行
機体の方に倒れ込まないように機体横外側に押し出し案
内する。格納位置にした分草杆30は、使用位置よりも
機体内側に引退した状態になる。
【0017】分草杆30を使用位置や格納位置にした場
合、前記取付け杆33を支持している支持部材34に付
設してあるロックピン35をその取付け杆33の前記平
板部33aに作用させることによって使用位置や格納位
置に固定する。
【0018】図3、図4などに示すように、脱穀装置4
に供給される刈取り穀稈を、脱穀装置4の穀稈供給口の
前側に位置する供給ガイド11と、前記分草杆30の中
間部に付設してある枕扱きガイド12とによって脱穀フ
ィードチェーン4aと挟持レール4bとの間に供給案内
させるように構成してある。
【0019】すなわち、図3に示すように、供給ガイド
11は、一対の取付け部11a、11bが備えられてい
る丸棒材で構成し、一方の取付け部11aを、前記挟持
レール4bを支持するように脱穀装置4の機壁に固定さ
れているレール支持部材8の前端部にブラケットを固定
して形成してある支持部8aから軸芯13aまわりで上
下揺動自在に延出している支持アーム13の先端側に回
動自在に連結し、他方の取付け部11bに一端側が回動
自在に連結している支持ロッド14の他端側を、前記支
持アーム13の中間部に摺動自在に支持させることによ
り、脱穀機側に支持させてある。
【0020】これにより、供給ガイド11は、支持アー
ム13を軸芯13aまわりで揺動操作することによっ
て、脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部に対して昇
降して、図3に示す下降作用位置と図4に示す上昇解除
位置とに切り換わる。下降作用位置にした供給ガイド1
1は、脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部に沿う状
態になり、さらに、支持アーム13と前記支持部8aと
にわたって取り付けてあるスプリング15が支持アーム
13を下降側に揺動付勢することと、前記支持ロッド1
4に取付けてある挟持ばね14aが支持ロッド14を脱
穀フィードチェーン4aの方に摺動付勢していることと
によって、脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部に当
て付け付勢される状態になる。これにより、使用位置に
した供給ガイド11は、刈取り部5の前記搬送装置3か
らの刈取り穀稈の株元側を先端側の湾曲部11cによっ
て供給ガイド11の下側に導入して上から押圧し、脱穀
フィードチェーン4aによる受け継ぎ搬送が確実に行わ
れるように脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部に向
けて案内し、脱穀フィードチェーン4aの始端部からさ
らに脱穀フィードチェーン4aと挟持レール4bとの間
に案内していく。
【0021】図4に示すように、上昇解除位置にした供
給ガイド11は、全体が脱穀フィードチェーン4aから
上方に離間した状態になり、脱穀フィードチェーン4a
の搬送始端部の上方に穀稈を人為的に供給できるように
その上方を開放する。このとき、前記スプリング15が
支持アーム13の上昇揺動のために、この支持アーム1
3を上昇側に揺動付勢する状態に切り換わっており、こ
のアーム付勢によって供給ガイド11を上昇解除位置に
保持できる。
【0022】図5などに示すように、前記枕扱きガイド
12は、横幅方向での一端側を分草杆30に連結した板
体で作成してある。これより、刈取り部5を機体内側に
横シフトさせた状態において、分草杆30を格納位置に
切り換え操作すると、この切り換え操作に伴って枕扱き
ガイド12が図4、図5に示す作用状態になる。分草杆
30を前記使用位置に切り換え操作すると、この切り換
えに伴って枕扱きガイド12が図2に示す作用解除状態
になる。
【0023】図4、図5に示すように、作用状態にした
枕扱きガイド12は、脱穀フィードチェーン4aの搬送
始端部の上方に位置してその搬送始端部をこれの全幅に
わたって覆う状態になり、枕扱きガイド12の一側面に
よって供給ガイド面12gを脱穀フィードチェーン4a
の搬送始端部の上方に形成する。供給ガイド面12g
は、刈取り穀稈を載置することを可能にしたり、脱穀装
置4に人為供給するべき穀稈の株元側を供給ガイド面1
2gに載置して後方側に移動操作することにより、その
株元側を脱穀フィードチェーン4aと挟持レール4bと
の間に入り込んで行くように案内する。
【0024】図2に示すように、作用解除状態にした枕
扱きガイド12は、脱穀フィードチェーン4aの搬送始
端部から横外側に離れて位置する状態になり、刈取り部
5の搬送装置3からの穀稈が脱穀フィードチェーン4a
の搬送始端部に障害になく送り込まれるようにその搬送
始端部の上方を開放する。
【0025】図2に示すように、作用解除状態になった
枕扱きガイド12は、これの横幅方向が機体上下方向に
なる状態で分草杆30から立ち上がる姿勢になり、枕扱
きガイド12の一対の機体前後向き側縁12a,12b
の一方の前後向き側縁12aが高レベル側で、他方の前
後向き側縁12bが低レベル側に位置することになる。
その高レベル側に位置する方の前後向き側縁12aの前
端側部分12cを、枕扱きガイド12の前端側に近づく
ほど低レベル側の側縁12bに近づく状態に傾斜する傾
斜側縁に形成してある。前記高レベル側に位置する方の
前後向き側縁12aの後端側部分12dを、枕扱きガイ
ド12の後端側に近づくほど低レベル側の側縁12bに
近づく状態に傾斜する傾斜側縁に形成してある。つま
り、機体が前進側に走行する場合も後進側に走行する場
合も、分草杆30によって押し出し案内される穀稈の穂
先側は分草杆30の途中で分草杆30から枕扱きガイド
12に乗り上がって移動していくことになるが、穀稈が
分草杆30の前方側から枕扱きガイド12に乗り上がる
場合も、分草杆30の後方側から枕扱きガイド12に乗
り上がる場合も、穀稈は枕扱きガイド12の前端側や後
端側に引っ掛かりにくいようにスムーズに乗り上がって
いく。
【0026】要するに、刈取り部5によって穀稈を刈り
取り処理して脱穀装置4に自動的に供給させながら作業
を行う際には、供給ガイド11を下降作用位置に、分草
杆30を使用位置にそれぞれ切り換えておく。すると、
刈取り部5を機体内側と外側のいずれに横シフトさせて
作業する場合でも、機体の運転部側とは反対側の未刈り
地に植立する穀稈を刈取り部5や走行機体の方に倒れ込
まないように分草杆30によって横外側に押し出し案内
しながら、枕扱きガイド12に引っ掛かりにくいように
案内しながら作業できる。また、分草杆30が使用位置
になっていることによって枕扱きガイド12が作用解除
状態になっており、刈取り部5の搬送装置3からの刈取
り穀稈を供給ガイド11による案内によって脱穀フィー
ドチェーン4aの搬送始端部や、脱穀フィードチェーン
4aと挟持レール4bとの間にスムーズに供給しながら
作業できる。
【0027】枕扱き作業を行う際には、供給ガイド11
を上昇解除位置に切り換えて脱穀フィードチェーン4a
の搬送始端部に刈取り穀稈を人為的に供給できるように
する。このとき、刈取り部5を機体内側に横シフトさせ
た状態にして、分草杆30を格納位置に切り換えること
により、枕扱きガイド12が作用状態になって、脱穀フ
ィードチェーン4aの搬送始端部の上方に供給ガイド面
12gが形成され、穀稈の株元側を供給ガイド面12g
に載置し、枕扱きガイド12を載置台にして置いておく
とか、供給ガイド面12gに案内させて脱穀フィードチ
ェーン4aと挟持レール4bとの間に送り込むとかしな
がら作業できる。
【0028】図1、図4、図6に示すように、前記支持
アーム13の支持部8aに対する揺動位置に基づいて供
給ガイド11が上昇解除位置に在るか否かを検出するよ
うに支持部8aに設けた供給センサー20と、前記取付
け杆33の支持部材34に対する揺動位置に基づいて分
草杆30が格納位置に在るか否かを検出するように支持
部材34に設けた分草杆センサー21と、刈取り部フレ
ーム10の支持部材9に対するスライド位置に基づいて
刈取り部5が機体内側に横シフトした位置に在るか否か
を検出するように支持部材9に設けた横シフトセンサー
25とを報知制御手段22に連係させ、この報知制御手
段22に連係している報知手段としての音声発生装置2
3と報知ランプ24とを走行機体の運転部に設けてあ
る。供給センサー20が供給ガイド11を上昇解除位置
にしたことを検出する状態になり、分草杆センサー21
が分草杆30を格納位置にしていないことを検出する状
態に、横シフトセンサー25が刈取り部5を機体内側に
格納シフトしていないことを検出する状態にそれぞれな
るか、または、分草杆センサー21と横シフトセンサー
25のいずれか一方が未格納を検出する状態になると、
各センサー20,21,25からの情報に基づいて報知
制御手段22が自動的に報知ランプ24および音声発生
装置23を作動させるべき信号をこれらの駆動部に出力
し、報知ランプ24が点灯し、音声発生装置23が刈取
り部5を機体内側に横シフトさせるように、かつ、分草
杆30を格納位置に切り換えるよう指示する旨の音声を
発生する。
【0029】これにより、枕扱き作業を行う際、供給ガ
イド11を上昇解除位置に切り換えても、刈取り部5が
横外側にシフトしたままであるとか、分草杆30が使用
位置にしたままであれば、報知ランプ24と音声発生装
置23とによって報知されるとともに刈取り部5を機体
内側にシフトし、分草杆30を格納するように指示され
る。
【0030】〔別実施形態〕本発明は、刈取り部5を横
シフトが不能な状態で備えているコンバインの場合にも
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】分草杆の使用位置を示す正面図
【図3】供給ガイドの下降作用位置を示す側面図
【図4】供給ガイドの上昇格納位置、枕扱きガイドの作
用状態を示す側面図
【図5】枕扱きガイドの作用状態での平面図
【図6】報知制御のブロック図
【図7】比較構造を備えるガイド機構の枕扱きガイド使
用状態での側面図
【図8】比較構造を備えるガイド機構の枕扱きガイド格
納状態での側面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 4a 脱穀フィードチェーン 5 刈取り部 12 枕扱きガイド 12a,12b 前後向き側縁 12c 側縁部分 12g 供給ガイド面 30 分草杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 信義 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 岸田 登 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B081 AA01 BB05 CC53 DB02 DB06 DB15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈を刈り取り、刈取り穀稈を脱穀
    装置に供給する刈取り部の横側で植立穀稈を機体横外側
    方に押し出し案内する分草杆を、前記刈取り部の横外側
    に張り出して分草作用する使用位置と、この使用位置よ
    りも機体側に引退した格納位置とに切り換え自在に取付
    けてあるコンバインであって、 前記分草杆に枕扱ぎガイドを一体移動自在に支持させる
    とともに、前記分草杆が前記格納位置に切り換えられる
    と、前記枕扱ぎガイドが脱穀フィードチェーンの上方に
    位置して、脱穀装置に人為供給される穀稈を脱穀フィー
    ドチェーンに移動案内する供給ガイド面を脱穀フィード
    チェーンの搬送始端部の上方に形成する作用状態にな
    り、前記分草杆が前記使用位置に切り換えられると、枕
    扱ぎガイドが脱穀フィードチェーンの横外側に位置して
    脱穀フィードチェーンの上方を開放する作用解除状態に
    なるように構成してあるコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記分草杆を、下降側に揺動することに
    よって前記使用位置になり、上昇側に揺動することによ
    って前記格納位置になるように構成し、前記枕扱ぎガイ
    ドにおける一対の機体前後向き側縁のうち、分草杆が使
    用位置になったときに高レベル側に位置する方の機体前
    後向き側縁の前端側部分を、枕扱ぎガイドの前端に近づ
    くほど他方の前後向き側縁に近づく状態の傾斜側縁に形
    成してある請求項1記載のコンバイン。
JP2000061950A 2000-03-07 2000-03-07 コンバイン Pending JP2001245520A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010104344A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Kubota Corp コンバインの分草構造

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