JP6576301B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP6576301B2
JP6576301B2 JP2016110341A JP2016110341A JP6576301B2 JP 6576301 B2 JP6576301 B2 JP 6576301B2 JP 2016110341 A JP2016110341 A JP 2016110341A JP 2016110341 A JP2016110341 A JP 2016110341A JP 6576301 B2 JP6576301 B2 JP 6576301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
harvested
cereal
state
cocoon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016110341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017212948A (ja
Inventor
一樹 山内
一樹 山内
俊夫 冨永
俊夫 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2016110341A priority Critical patent/JP6576301B2/ja
Priority to KR1020170066011A priority patent/KR20170136437A/ko
Priority to CN201710403143.0A priority patent/CN107439140B/zh
Publication of JP2017212948A publication Critical patent/JP2017212948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576301B2 publication Critical patent/JP6576301B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、植立穀稈を刈り取って後方の脱穀装置に向けて搬送する刈取処理部が備えられ、刈取処理部には、刈取穀稈を脱穀装置に向けて搬送する穀稈搬送装置と、穀稈搬送装置にて搬送される刈取穀稈の稈長を検出する接触式の稈長検出装置とが備えられているコンバインに関する。
上記コンバインは、稈長検出装置にて刈取穀稈の稈長を検出して、例えば、脱穀装置に対する入り込み深さ(扱深さ)を適切な状態に調整する扱深さ調節処理を行うようになっている。そして、従来では、接触式の稈長検出装置は、装置本体部分に一対の揺動式のセンサアームが備えられ、それら一対のセンサアームが刈取穀稈の穂先側箇所に接触作用して稈長を検知する構成となっており、装置本体部分は支持フレームに位置固定状態で支持されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−252722号公報
前記扱深さ調節処理を実行するときには、稈長検出装置により刈取穀稈の稈長を検出する必要がある。しかし、植立穀稈の生育状態や運転者の熟練度等、刈取作業するときの作業条件によっては、運転者が上記したような扱深さ調節処理を実行しないことを希望する場合がある。
上記従来構成では、装置本体部分は支持フレームに位置固定状態で支持されるので、稈長検出装置におけるセンサアームは、搬送される刈取穀稈に対して常に接触作用することになる。このような接触式の稈長検出装置は、搬送される刈取穀稈の穂先側に接触作用するものであるから、その接触作用に起因して刈取穀稈から穀粒が分離して地上に排出されて無駄になるおそれがあった。また、稈長検出装置が刈取穀稈を搬送するときの搬送抵抗になり、刈取穀稈の円滑な搬送の妨げになる等の不利もある。つまり、運転者が扱深さ調節処理を実行することを希望しない場合であっても、稈長検出装置は刈取穀稈に接触するので、脱粒や搬送の妨げになる等の不利な面があった。
そこで、刈取穀稈の稈長を検出することにより、扱深さ調節処理を行うことが可能でありながら、刈取穀稈の稈長を検出する必要がない場合には、刈取穀稈の搬送中に脱粒したり、刈取穀稈の搬送を妨げる等の不利を回避することが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、
植立穀稈を刈り取って後方の脱穀装置に向けて搬送する刈取処理部が備えられ、
前記刈取処理部に、刈取穀稈を前記脱穀装置に向けて搬送する穀稈搬送装置と、複数のセンサアームを有し、前記穀稈搬送装置にて搬送される刈取穀稈と接触する前記センサアームの数によって刈取穀稈の稈長を検出する接触式の稈長検出装置と、植立穀稈を縦姿勢に引き起こす複数の引き起こし装置と、複数の前記引き起こし装置の上部同士を連結する上部側連結フレームと、前記刈取処理部全体を後上部側の横向き軸芯周りで上下揺動自在に支持する前後向きの支持フレームと、刈取穀稈の搬送経路の上方を迂回する状態で前記支持フレームの後上部側箇所と前記上部側連結フレームとにわたる上方迂回フレームと、前記上方迂回フレームから機体横幅方向外側に向けて突出するように設けられた支持部材と、が備えられ、
前記稈長検出装置は、前記支持部材における前記上方迂回フレームから突出した部分に、上下方向に沿う回動軸芯周りで回動可能なように、かつ、前記回動軸芯と前記複数のセンサアームとが平面視で直線状に並ぶように片持ち状に支持され、
前記稈長検出装置は、前記複数のセンサアームが前記穀稈搬送装置にて搬送される刈取穀稈の搬送経路に位置することで刈取穀稈に対して検出作用する作用状態と、前記作用状態よりも前記穀稈搬送装置の搬送方向下手側に回動することで刈取穀稈の搬送経路から退避して刈取穀稈に対して検出作用しない非作用状態とに切り換え可能である点にある。
本発明によれば、扱深さ調節処理を実行するために刈取穀稈の稈長を検出する必要がある場合には、稈長検出装置を作用状態に切り換えておく。その結果、刈取作業中に、刈取穀稈の稈長を検出して脱穀装置に対する扱深さを適切な状態に調整することが可能となる。
上記したような扱深さ調節処理を実行しないとき、あるいは、手動操作で扱深さを調整するとき等、刈取穀稈の稈長を検出する必要がない場合には、稈長検出装置を非作用状態に切り換えておく。非作用状態においては、稈長検出装置が刈取穀稈の搬送経路から退避しているので、刈取作業中であっても刈取穀稈が稈長検出装置に接触することがない。その結果、刈取穀稈の搬送中に稈長検出装置に接触して脱粒したり、刈取穀稈の搬送を妨げることがない。
従って、刈取穀稈の稈長を検出することにより、扱深さ調節処理を行うことが可能でありながら、刈取穀稈の稈長を検出する必要がない場合には、刈取穀稈の搬送中に脱粒したり、刈取穀稈の搬送を妨げる等の不利を回避することが可能となった。
本構成によれば、稈長検出装置は、回動軸芯周りで回動することにより作用状態と非作用状態とに切り換えることができる。回動操作により切り換えるので、例えば、一旦取り外した後に再度取り付けることで作用状態と非作用状態とを切り換える構成等に比べて、煩わしさの少ない状態で切り換えを行うことができる。
本構成によれば、稈長検出装置が上下方向に沿う軸芯周りで回動する構成であるから、作用状態と非作用状態との間で切り換わっても上下方向に大きく突出することがない。その結果、上下方向に大きな設置スペースを取ることがなくコンパクトに配備することができ、搭乗して運転している運転者が機体前方側を目視する際における視認性を阻害することもない。
本構成によれば、複数の引き起こし装置の上部同士を連結する上部側連結フレーム、刈取処理部全体を支持する前後向きの支持フレーム、それらにわたって設けられる上方迂回フレーム等により、側面視で略ループ状に連なる支持構造体が形成され、刈取処理部を強固に支持することができる。そして、このような支持構造体のうちの穀稈搬送装置の上方を通過する上方迂回フレームを有効に利用して、稈長検出装置を安定的に支持することができる。
本発明においては、前記稈長検出装置の前記回動軸芯周りでの回動操作を許容するとともに、前記作用状態及び前記非作用状態の夫々において前記稈長検出装置を位置保持可能な摩擦式の位置保持機構が備えられていると好適である。
本構成によれば、位置保持機構は、摩擦力によって稈長検出装置を位置保持するものであるから、例えば、稈長検出装置を作用状態と非作用状態との夫々において位置固定するための複雑な構成が不要であり、簡単な構成で対応できる。
コンバインの全体側面図である。 刈取処理部の側面図である。 刈取処理部の平面図である。 稈長検出装置配設部の斜視図である。 扱深さ制御のブロック図である。 稈長検出装置の背面図である。 稈長検出装置の側面図である。 稈長検出装置の取付状態を示す平面図である。 稈長検出装置の取付状態を示す一部切欠き背面図である。
以下、本発明に係る収穫機の一例としてのコンバインの実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態で、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義する。図1に符号(F)で示す方向が機体前側、図1に符号(B)で示す方向が機体後側である。機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。
図1に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部に横軸芯X周りで昇降操作自在に刈取処理部3が連結され、走行機体2の後部に機体横幅方向に並ぶ状態で脱穀装置4と穀粒を貯留する穀粒タンク5とが備えられている。
走行機体2の前部右側箇所にキャビンにて覆われた搭乗運転部6が備えられ、この搭乗運転部6の下方側に駆動用のエンジン7が備えられている。
図1に示すように、脱穀装置4は、刈刃8により刈り取られて後方に搬送されてくる刈取穀稈を内部に受け入れて、穀稈の株元を脱穀フィードチェーン9と挟持レール10とによって挟持して搬送しながら穂先側を扱胴11にて脱穀処理する。そして、扱胴11の下方に備えられた選別部12にて脱穀処理物に対する穀粒選別処理を実行して、得られた穀粒を穀粒タンク5にて貯留する。又、詳述はしないが、穀粒タンク5にて貯留される穀粒を外部に排出する穀粒排出装置13が備えられている。
図2に示すように、刈取処理部3には、倒伏した植立穀稈を引き起こす複数の引き起こし装置14、引起された植立穀稈の株元を切断する刈取部としてのバリカン型の刈刃8、株元が切断された縦姿勢の刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に姿勢変更しながら、機体後方側に位置する脱穀装置4の脱穀フィードチェーン9の始端部に向けて搬送する穀稈搬送装置としての縦搬送装置16等が備えられている。
図2に示すように、縦搬送装置16は、刈刃8により刈り取られた複数条の刈取穀稈を刈幅方向中央に寄せ集めながら搬送する合流搬送部17、寄せ集めた刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する株元挟持搬送装置18、刈取穀稈の穂先側を係止搬送する穂先係止搬送装置19、株元挟持搬送装置18の終端部から刈取穀稈の株元を脱穀フィードチェーン9に向けて案内する供給搬送装置20等を備えている。
刈取処理部3の支持構造について説明する。
図1,2に示すように、刈取処理部3は、その全体が、機体横幅方向中央部に位置するとともに前後方向に沿って延びる前後向き姿勢で筒状の支持フレーム21により支持される構成となっている。支持フレーム21は、後上部側の端部が横軸芯X周りで揺動自在に機体に支持されている。支持フレーム21の前下部端部に、刈取処理部3の横幅方向の全幅にわたって横方向に延びる横向きフレーム23が連結され、横向きフレーム23の横方向両側部に上下向き姿勢の縦向きフレーム24R,24Lが連結されている。左右の縦向きフレーム24R,24Lの上部同士が横方向に延びる上部側連結フレーム25にて連結され、複数の引き起こし装置14の上部同士がこの上部側連結フレーム25に連結されている。横向きフレーム23から機体前方に向けて分草フレーム26が延設され、複数の引き起こし装置14の下端部が分草フレーム26に連結されている。
また、図3にも示すように、刈取穀稈の搬送経路の上方を迂回する状態で支持フレーム21の後上部側箇所と上部側連結フレーム25とにわたる上方迂回フレーム27が設けられている。この上方迂回フレーム27は、後端部が支持フレーム21の後上部側箇所に連結され、前端部が上部側連結フレーム25の横方向中間部に連結されている。
図2に示すように、支持フレーム21、上部側連結フレーム25、上方迂回フレーム27、縦向きフレーム24R,24L等により、側面視で略ループ状に連結された強固な支持構造体が形成されている。刈取処理部3は、支持構造体により横軸芯X周りで揺動昇降自在に機体に支持されている。
このコンバインは、走行機体2を走行させながら、刈刃8にて植付穀稈の株元を切断して刈り取り、刈り取った穀稈を縦搬送装置16により脱穀装置4に向けて搬送して、脱穀装置4は脱穀フィードチェーン9により挟持搬送しながら脱穀処理を行う。
〔扱深さ調節機構〕
図2,5に示すように、株元挟持搬送装置18は、搬送始端側が支持フレーム21の途中部に設けられた回動支持部28にて横軸芯周りで揺動自在に支持されている。株元挟持搬送装置18は駆動操作機構29により上下揺動操作され、その揺動操作に伴って、搬送終端部が供給搬送装置20に対して穀稈の稈長方向に位置変更するように設けられている。駆動操作機構29は、扱深さ調節用電動モータ30(以下、扱深さモータという)にて構成され、扱深さモータ30によって押し引き操作される操作ロッド31が備えられ、操作ロッド31の下端部が株元挟持搬送装置18の途中部に枢支連結されている。
株元挟持搬送装置18の搬送終端部が供給搬送装置20から離れると、供給搬送装置20による刈取穀稈の株元挟持位置が、株元挟持搬送装置18による刈取穀稈の株元挟持位置に対して穂先側に変更されて、供給搬送装置20に受け渡される。その結果、刈取穀稈の脱穀装置4への入り込み深さ(扱深さ)が浅め(浅扱き側)に変更される。
株元挟持搬送装置18の搬送終端部が供給搬送装置20に近づくと、供給搬送装置20による刈取穀稈の株元挟持位置が、株元挟持搬送装置18による刈取穀稈の株元挟持位置に近い位置になった状態で供給搬送装置20に受け渡される。その結果、刈取穀稈の脱穀装置4に対する扱深さが深め(深扱き側)に変更される。
このように株元挟持搬送装置18の姿勢を変更することにより、脱穀装置4に対する刈取穀稈の扱深さを変更することができる。従って、株元挟持搬送装置18と駆動操作機構29とにより、脱穀装置4に対する刈取穀稈の扱深さを変更可能な扱深さ調節機構Kが構成されている。
〔扱深さ制御構成〕
図5に示すように、縦搬送装置16にて搬送される刈取穀稈の稈長を検出する接触式の稈長検出装置32と、この稈長検出装置32の検出結果に基づいて、脱穀装置4に対する刈取穀稈の扱深さが目標設定範囲内に維持されるように扱深さモータ30を制御する制御装置33と、人為操作により深扱ぎ側又は浅扱き側への変更を指令する手動指令部34とが備えられている。
図4,5に示すように、稈長検出装置32は、下向きに開放された略無底箱状に形成された装置本体部としての本体ケース35に一対の揺動式のセンサアーム36A,36Bが備えられ、それら一対のセンサアーム36A,36Bが刈取穀稈の穂先側箇所に接触作用して稈長を検知する構成となっている。一対のセンサアーム36A,36Bは、搬送される刈取穀稈の稈長方向に離間する状態で、上部側箇所が本体ケース35に支持されるとともに下方側に向けて垂下する状態で設けられている。各センサアーム36A,36Bは、本体ケース35の内部に備えられた揺動支持部(図示せず)にて横軸芯周りで前後方向(刈取穀稈の移動方向に相当)に揺動自在に、且つ、下向きの基準姿勢に復帰付勢される状態で支持されている。
本体ケース35には、各センサアーム36A,36Bの稈長方向での位置を手動操作にて一体的に変更可能な揺動操作式の調節レバー37が備えられている。調節レバー37を操作することにより一対のセンサアーム36A,36Bの稈長方向(並び方向)(図6の紙面左右方向)での位置を変更することができ、図示しない摩擦式保持機構により位置を保持するように構成されている。センサアーム36A,36Bの位置を変更することにより、自動扱深さ制御を実行するときの扱深さの目標設定範囲を稈長方向に変更することができる。
一対のセンサアーム36A,36B夫々の上部の基端側箇所には、搬送される刈取穀稈が接触することによりセンサアーム36A,36Bが基準姿勢から設定量以上揺動するとオン状態となり、センサアーム36A,36Bの基準姿勢からの揺動量が設定量未満であればオフ状態となる検知スイッチ38A,38Bが備えられている。
一対の検知スイッチ38A,38Bの出力が制御装置33に入力されている。制御装置33は、穂先側に位置する検知スイッチ38Bがオフ状態であり、且つ、株元側に位置する検知スイッチ38Aがオン状態となるように、扱深さモータ30の作動を制御する。
すなわち、制御装置33は、一対の検知スイッチ38A,38Bが共にオン状態であれば、株元挟持搬送装置18が浅扱ぎ側へ移動するように扱深さモータ30を作動させる。
制御装置33は、一対の検知スイッチ38A,38Bが共にオフ状態であれば、株元挟持搬送装置18が深扱ぎ側へ移動するように扱深さモータ30を作動させる。制御装置33は、一対の検知スイッチ38A,38Bのうち穂先側に位置する検知スイッチ38Bがオフ状態で、株元側に位置する検知スイッチ38Aがオン状態であれば、扱深さモータ30の作動を停止してその状態を維持する。
制御装置33は、手動指令部34による操作指令があれば、上記したような自動扱深さ制御に優先して、扱深さモータ30を作動させる。すなわち、手動指令部34における浅扱きスイッチ34Aが操作されると、株元挟持搬送装置18が浅扱ぎ側へ移動するように扱深さモータ30を作動させる。手動指令部34における深扱きスイッチ34Bが操作されると、株元挟持搬送装置18が深扱ぎ側へ移動するように扱深さモータ30を作動させる。又、制御入切スイッチ39の操作により、制御装置33が自動扱深さ制御を実行しない状態に切り換えることもできる。
〔稈長検出装置〕
稈長検出装置32は、縦搬送装置16にて搬送される刈取穀稈に対して検出作用する作用状態Q1と、刈取穀稈の搬送経路から退避して刈取穀稈に対して検出作用しない非作用状態Q2とに切り換え可能に設けられている。具体的には、図3に示すように、稈長検出装置32は、作用状態Q1において、機体横幅方向中央側端部を基端部として機体横幅方向外方側に片持ち状に延びる状態で設けられ、且つ、基端部に設けられた上下方向に沿う回動軸芯Y周りで回動することにより、作用状態と非作用状態とに切り換え可能に設けられている。
図6〜9に示すように、稈長検出装置32の基端部32aは、上方迂回フレーム27に固定状態で取り付けられた支持部材40に上下軸芯Y周りで回動自在に支持されている。
図6に示すように、支持部材40は、機体正面視で略L字形に形成され、上下延設部40Aの下端部が上方迂回フレーム27の途中部に一体的に連結されたブラケット27Aにボルト連結されている。支持部材40の上部に位置する横向き延設部40Bには、稈長検出装置32の基端部32aを載置支持する横向き姿勢の平坦な載置面が設けられている。支持部材40には、上下延設部40Aの内面側と横向き延設部40Bの下面とにわたって補強板50が設けられている。稈長検出装置32の基端部32aは、平板状に形成され、横向き延設部40Bに摺動可能に載置支持されている。
図9に示すように、稈長検出装置32の基端部32aには、その下面側から横向き延設部40Bに形成された円形の第一挿通孔42を通過して下方側に向けて突出する回動支軸43が一体的に設けられている。また、回動支軸43から横方向に離間した箇所には、稈長検出装置32の回動支軸43の軸芯周りでの回動操作を許容するとともに、作用状態及び非作用状態の夫々において稈長検出装置32を位置保持可能な摩擦式の位置保持機構44が備えられている。
位置保持機構44は、稈長検出装置32の基端部32aに一体的に設けられたネジ軸45と、ネジ軸45に螺合装着されるナット46と、ネジ軸45に外嵌されるコイルバネ47とを備えている。ネジ軸45は、稈長検出装置32の基端部32aの下面側から横向き延設部40Bに形成された第二挿通孔48を通過して下方側に向けて突出する状態で設けられ、そのネジ軸45の先端側にナット46が螺合装着されている。ナット46と横向き延設部40Bとの間においてネジ軸45にバネ受け具49を介してコイルバネ47が外嵌装着されている。
図8に示すように、第二挿通孔48が、回動支軸43の軸芯Y周りで周方向に沿う円弧状の長孔に形成されている。ネジ軸45が第二挿通孔48の長手方向一端側に位置すると、稈長検出装置32が刈取穀稈の搬送経路内に位置する横向きの作用状態Q1になる。ネジ軸45が第二挿通孔48の長手方向他端側に位置すると、稈長検出装置32が刈取穀稈の搬送経路から退避して前後向きの非作用状態Q2になる。
そして、稈長検出装置32が作用状態Q1及び非作用状態Q2にあるときには、コイルバネ47の押圧力により横向き延設部40Bと基端部32aとの間に摩擦力が作用して、機体の振動等にかかわらず稈長検出装置32の位置を保持することができる。又、コイルバネ47の付勢力に抗して手動で稈長検出装置32を回動支軸43の軸芯Y周りで回動させることが可能であり、刈取穀稈の稈長を検出する必要がないときは、稈長検出装置32を非作用状態に切り換えることができる。
〔別実施形態〕(1)上記実施形態では、稈長検出装置32が、上下方向に沿う軸芯Y周りで回動して作用状態Q1と非作用状態Q2とに切り換わるようにしたが、この構成に代えて、例えば、水平軸芯周りで回動して切り換える構成としてもよい。又、稈長検出装置32を着脱自在に支持して、取り外すことにより非作用状態に切り換えるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、稈長検出装置32を作用状態Q1と非作用状態Q2とで位置保持可能な摩擦式の位置保持機構44を備えるようにしたが、この構成に代えて、一旦、取り外したのちに、別の連結部材により作用状態又は非作用状態で取り付けるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、稈長検出装置32が上方迂回フレーム27に支持される構成としたが、この構成に代えて、別途備えられた専用の支持体により支持する構成としてもよい。
本発明は、搬送される刈取穀稈の稈長を検出する接触式の稈長検出装置を備えているコンバインに適用できる。
3 刈取処理部
4 脱穀装置
14 引き起こし装置
16 穀稈搬送装置
21 支持フレーム
25 上部側連結フレーム
27 上方迂回フレーム
32 稈長検出装置
32a 基端部
40 支持部材
44 位置保持機構

Claims (2)

  1. 植立穀稈を刈り取って後方の脱穀装置に向けて搬送する刈取処理部が備えられ、
    前記刈取処理部に、刈取穀稈を前記脱穀装置に向けて搬送する穀稈搬送装置と、複数のセンサアームを有し、前記穀稈搬送装置にて搬送される刈取穀稈と接触する前記センサアームの数によって刈取穀稈の稈長を検出する接触式の稈長検出装置と、植立穀稈を縦姿勢に引き起こす複数の引き起こし装置と、複数の前記引き起こし装置の上部同士を連結する上部側連結フレームと、前記刈取処理部全体を後上部側の横向き軸芯周りで上下揺動自在に支持する前後向きの支持フレームと、刈取穀稈の搬送経路の上方を迂回する状態で前記支持フレームの後上部側箇所と前記上部側連結フレームとにわたる上方迂回フレームと、前記上方迂回フレームから機体横幅方向外側に向けて突出するように設けられた支持部材と、が備えられ、
    前記稈長検出装置は、前記支持部材における前記上方迂回フレームから突出した部分に、上下方向に沿う回動軸芯周りで回動可能なように、かつ、前記回動軸芯と前記複数のセンサアームとが平面視で直線状に並ぶように片持ち状に支持され、
    前記稈長検出装置は、前記複数のセンサアームが前記穀稈搬送装置にて搬送される刈取穀稈の搬送経路に位置することで刈取穀稈に対して検出作用する作用状態と、前記作用状態よりも前記穀稈搬送装置の搬送方向下手側に回動することで刈取穀稈の搬送経路から退避して刈取穀稈に対して検出作用しない非作用状態とに切り換え可能であるコンバイン。
  2. 前記稈長検出装置の前記回動軸芯周りでの回動操作を許容するとともに、前記作用状態及び前記非作用状態の夫々において前記稈長検出装置を位置保持可能な摩擦式の位置保持機構が備えられている請求項記載のコンバイン。
JP2016110341A 2016-06-01 2016-06-01 コンバイン Active JP6576301B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016110341A JP6576301B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 コンバイン
KR1020170066011A KR20170136437A (ko) 2016-06-01 2017-05-29 콤바인
CN201710403143.0A CN107439140B (zh) 2016-06-01 2017-06-01 联合收割机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016110341A JP6576301B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017212948A JP2017212948A (ja) 2017-12-07
JP6576301B2 true JP6576301B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=60574834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016110341A Active JP6576301B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576301B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017212948A (ja) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011200188A (ja) コンバイン
JP6250472B2 (ja) コンバイン
JP2011177075A (ja) コンバイン
JP2011188747A (ja) コンバイン
JP6576301B2 (ja) コンバイン
JP2014090674A (ja) コンバイン
JP2010172275A (ja) コンバイン
JP6556045B2 (ja) コンバイン
JP2010273591A (ja) コンバイン
JP2000312523A (ja) コンバイン
JP6740200B2 (ja) コンバイン
JP7072612B2 (ja) コンバイン
JP4110704B2 (ja) コンバイン
JP2007028944A (ja) コンバインの穀稈搬送装置
JP5825371B2 (ja) コンバイン
JP2003000033A (ja) コンバインの株元移送装置
JP2019205415A (ja) コンバイン
JP2001245520A (ja) コンバイン
JPH0117971Y2 (ja)
JP2001258370A (ja) コンバインの穀稈移送装置
JP2006211955A (ja) 自脱型コンバインの穀稈供給構造
JP2000287530A (ja) コンバイン
JPH07255255A (ja) コンバインの脱穀部への穀稈受継装置
JP2000312522A (ja) コンバイン
JP2011130737A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150