JPH0912654A - エネルギー線硬化性樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

エネルギー線硬化性樹脂組成物及びその硬化物

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JPH0912654A
JPH0912654A JP18064295A JP18064295A JPH0912654A JP H0912654 A JPH0912654 A JP H0912654A JP 18064295 A JP18064295 A JP 18064295A JP 18064295 A JP18064295 A JP 18064295A JP H0912654 A JPH0912654 A JP H0912654A
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JP
Japan
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acid
meth
epoxy resin
acrylate
compound
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Application number
JP18064295A
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English (en)
Inventor
Minoru Yokoshima
実 横島
Tetsuo Okubo
哲男 大久保
Kazunori Sasahara
数則 笹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】その硬化物は、無電解金メッキ耐性に優れた特
性を持ったエネルギー線硬化性樹脂組成物及びその硬化
物を提供する。 【構成】1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を
有するエポキシ化合物(a)とジメチロールプロピオン
酸及び/又はヒドロキシピバリン酸(b)と不飽和基含
有モノカルボン酸(c)の反応物(A)、(A)成分以
外のエチレン性不飽和基含有化合物(B)及び光重合開
始剤(C)を含有することを特徴とするエネルギー線硬
化性樹脂組成物及びその硬化物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エネルギー線(例え
ば、紫外線や電子線)の照射により重合が可能なエネル
ギー線硬化性組成物及びその硬化物に関する。更に詳細
には、プリント配線板製造の際のソルダーレジストイン
キや無電解メッキレジスト等に適している。その硬化物
は、密着性、半田耐熱性、無電解金メッキ耐性に優れた
エネルギー線硬化性組成物及びその硬化物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源、省エネルギー、作業性向
上、生産性向上などの理由により各種の分野において紫
外線硬化型組成物が多く用いられている。プリント配線
基板加工分野においても同様の理由によりソルダーレジ
ストインキ、マーキングインキなど種々のインキが従来
の熱硬化型組成物から紫外線硬化型組成物へと移行し
た。
【発明が解決しようとする課題】プリント配線基板のソ
ルダーレジストにはいくつかの種類があり、プリント配
線基板の種類によって使い分けされている。ソルダーレ
ジストの種類としては、レジストパターン形成法により
分類すると、スクリーン印刷法によりパターンを形成す
るソルダーレジスト、現像液(例えば、有機溶剤、希ア
ルカリ水溶液、水等)で現像してパターンを形成するド
ライフィルム型のフォトレジストや液状フォトソルダー
レジストなどが挙げられる。近年プリント配線基板には
長期の不良発生の防止のために金メッキをする物が増加
しているが従来のソルダーレジストは、無電解金メッキ
耐性に不十分なものが多く問題である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意研究した結果、無電解金メッキ耐
性に優れたレジストインキに適するエネルギー線硬化性
樹脂組成物及びその硬化物を提供することに成功した。
【0004】即ち、本発明の1つは、1分子中に少なく
とも2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物
(a)とジメチロールプロピオン酸及び/又はヒドロキ
シピバリン酸(b)と不飽和基含有モノカルボン酸
(c)の反応物(A)、(A)成分以外のエチレン性不
飽和基含有化合物(B)及び光重合開始剤(C)を含有
することを特徴とするエネルギー線硬化性樹脂組成物及
びその硬化物に関する。
【0005】本発明に用いられる反応物(A)は、1分
子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有するエポキ
シ化合物(a)とジメチロールプロピオン酸及び/又は
ヒドロキシピバリン酸(b)と不飽和基含有モノカルボ
ン酸(c)を反応させることにより得ることができる。
1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ化合物(a)を具体例としては、例えば、ノボラ
ック型エポキシ樹脂(例えば、フェノール、クレゾー
ル、ハロゲン化フェノールおよびアルキルフェノールな
どのフェノール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒下で
反応して得られるノボラック類とエピクロルヒドリンお
よび/またはメチルエピクロルヒドリンとを反応させて
得られるもの等。市販品としては、日本化薬(株)製、
EOCN−103、EOCN−104S、EOCN−1
020、EOCN−1027、EPPN−201、BR
EN−S:ダウ・ケミカル社製、DEN−431、DE
N−439;大日本インキ化学工業(株)製、N−73
0、N−770、N−865、N−665、N−67
3、VH−4150等。)、ビスフェノール型エポキシ
樹脂(例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、
ビスフェノールSおよびテトラブロムビスフェノールA
などのビスフェノール類とエピクロルヒドリンおよび/
またはメチルエピクロルヒドリンとを反応させて得られ
るものや、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルと
前記ビスフェノール類の縮合物とエピクロルヒドリンお
よび/またはメチルエピクロルヒドリンとを反応させ得
られるもの等。市販品としては、油化シェル(株)製、
エピコート1004、エピコート1002;ダウケミカ
ル社製、DER−330、DER−337等。)、トリ
スフェノールメタン型エポキシ樹脂(例えば、トリスフ
ェノールメタン、トリスクレゾールメタン等とエピクロ
ルヒドリンおよび/またはメチルエピクロルヒドリンと
を反応させて得られるもの等。市販品としては、日本化
薬(株)製、EPPN−501、EPPN−502
等。)、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシア
ヌレート、ビスフェニルジグリシジルエーテル、その
他、ダイセル化学工業(株)製、セロキサイド202
1;三井石油化学工業(株)製、エポミックVG−31
01;油化シェルエポキシ(株)製、E−1031S;
三菱ガス化学(株)製、E−1031S;三菱ガス化学
(株)製、TETRAD−X、TETRAD−C;日本
曹達(株)製、EPB−13、EPB−27等の脂環
式、アミノ基含有エポキシ樹脂、共重合型エポキシ樹脂
(例えば、グリシジルメタクリレートとスチレンの共重
合体、グリシジルメタクリレートとスチレンとメチルメ
タクリレートの共重合体である日本油脂(株)製、CP
−50M、CP−50S、あるいは、グリシジルメタク
リルレートとシクロヘキシルマレイミドなどとの共重合
体等)あるいはその他特殊な構造を有するエポキシ樹脂
等を挙げることができる。特に好ましいものとしては、
例えば、クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂、フェ
ノール・ノボラック型エポキシ樹脂等を挙げることがで
きる。次に、前記不飽和基含有モノカルボン酸(c)の
具体例としては、例えば、アクリル酸、アクリル酸の2
量体、メタクリル酸、β−スチリルアクリル酸、β−フ
ルフリルアクリル酸、クロトン酸、α−シアノ桂皮酸、
桂皮酸および飽和又は不飽和二塩基酸無水物と1分子中
に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレート類、ある
いは飽和または不飽和二塩基酸と不飽和基含有モノグリ
シジル化合物との反応物である半エステル類、例えば無
水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒ
ドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル
ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フ
タル酸、無水イタコン酸、メチルエンドメチレンテトラ
ヒドロ無水フタル酸等の飽和および不飽和二塩基酸無水
物とヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、
フェニルグリシジルエーテルの(メタ)アクリレートの
1分子中に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレート
類を等モルで反応させて得られた半エステルあるいは、
飽和または不飽和二塩基酸(例えば、コハク酸、マレイ
ン酸、アジピン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、
ヘキサヒドロフタル酸、イタコン酸、フマル酸等。)と
不飽和基含有モノグリシジル化合物(例えば、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】
【化4】
【0010】等。)を等モル比で反応させて得られる半
エステル等などを単独または混合して用いることができ
る。得に好ましくは、アクリル酸等である。
【0011】前記エポキシ化合物(a)と前記化合物
(b)と前記不飽和基含有モノカルボン酸(c)の反応
は、エポキシ化合物(a)と化合物(b)(又は、不飽
和基含有モノカルボン酸(c))を反応させ、次いで不
飽和基含有モノカルボン酸(c)(又は、化合物
(b))を反応させる第一の方法と、エポキシ化合物
(a)と化合物(b)と不飽和基含有モノカルボン酸
(c)を同時に反応させる第二の方法とがある。どちら
の方法でも良いが、第二の方法が好ましい。エポキシ化
合物(a)と化合物(b)と不飽和基含有モノカルボン
酸(c)との反応において、エポキシ化合物(a)のエ
ポキシ基の1当量に対して、化合物(b)と不飽和基含
有モノカルボン酸(c)の総量として約0.8〜1.3
モルとなる比で反応させるのが好ましく、特に好ましく
は役0.9〜1.1モルとなる比で反応させる。化合物
(b)と不飽和基含有モノカルボン酸(c)の使用割合
は、化合物(b)と不飽和基含有モノカルボン酸(c)
の総量、1モルに対して、化合物(b)の使用量は、
0.05〜0.5モルが好ましく、特に好ましくは、
0.1〜0.3モルである。
【0012】反応時に、希釈剤として、エチルメチルケ
トン、シクロヘキサノンなどのケトン類、トルエン、キ
シレン、テトラメチルベンゼンなどの芳香族炭化水素
類、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロ
ピレングリコールジエチルエーテルなどのグリコールエ
ーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、ズチルセロソルブ
アセテート、カルビトールアセテートなどのエステル
類、オクタン、デカンなどの脂肪族炭化水素、石油エー
テル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ
などの石油系溶剤等の有機溶剤類又は、カルビトール
(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートト
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート等の反応性単量体類を使用する
のが好ましい。更に、反応を促進させるために触媒(例
えば、トリエチルアミン、ベンジルジメチルアミン、メ
チルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリ
メチルアンモニウムプロマイド、ペンジルトリメチルア
ンモニウムアイオダイド、トリフェニルフォスフィン、
トリフェニルスチビン、オクタン酸クロム、オクタン酸
ジルコニウム等)を使用することが好ましく、該触媒の
使用量は、反応原料混合物に対して好ましくは0.1〜
10重量%である。反応中の重合を防止するために、重
合防止剤(例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコー
ル、ピロガロール等)を使用するのが好ましく、その使
用量は、反応原料混合物に対して、好ましくは0.01
〜1重量%である。反応温度は好ましくは60〜150
℃である。又、反応時間は好ましくは5〜60時間であ
る。このようにして反応物(A)を得ることができる。
【0013】本発明の組成物に含まれる反応物(A)の
量は組成物中3〜80重量%が好ましく、特に5〜50
重量%が好ましい。
【0014】(A)成分以外のエチレン性不飽和基含有
化合物(B)の具体例としては、例えば、エポキシ樹脂
(例えば、フェノールノボラックエポキシ樹脂、クレゾ
ールノボラックエポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、トリスフ
ェノールメタン型エポキシ樹脂、ポリブタジエン変性エ
ポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹
脂、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレ
ート、ビフェニルジグリシジルエーテル、アミノ基含有
エポキシ樹脂、グリシジルメタクリレートとスチレンの
共重合体やグリシジルメタクリレートとスチレンとメチ
ルナフタクリレートの共重合体等の共重合型エポキシ樹
脂等)と前記の不飽和基含有ものカルボン酸(c)の反
応物(B−1)、反応物(B−1)と多塩基酸無水物
(例えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸等)の反応物
(B−2)、前記、エポキシ樹脂と塩基性化合物(例え
ば、チオジグリコール、ジエタノールアミン、ジ−n−
ブチルアミン等)と有機酸(例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、酢酸等)との反応物である分子中にオニウム
塩基を有する水溶性エチレン性不飽和基含有化合物(B
−3)、ポリオール(例えば、エチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリ
オール等)と有機ポリイソシアネート(例えば、トリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート等)と水酸基含有(メタ)ア
クリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト等)の反応物であるウレタン(メタ)アクリレート
(B−4)及びアルコール成分(例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、3−メチル1,5−ペンタンジオール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ジ
メチロールベンゼン、トリメチロールチプロパン、ペン
タエリスリトール等)と酸成分(例えば、マレイン酸、
コハク酸、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、テトラヒドロフタル酸等の2塩基酸あるいは
2塩基酸無水物等)の反応物であるポリエステルポリオ
ールの(メタ)アクリル酸エステル(B−5)等の反応
性オリゴマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等
のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類、エチレ
ングリコール、メトキシテトラエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のグリコールのモノ又はジ(メ
タ)アクリレート類、N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の
(メタ)アクリルアミド類、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート等のアミノアルキル(メタ)
アクリレート類、ヘキサンジオール、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロ
パン、ジペンタエリスリトール、トリス−ヒドロキシエ
チルイソシアヌレート等の多価アルコール又は、これら
のエチレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイド付
加物の多価(メタ)アクリレート類、フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのポリエトキ
シジ(メタ)アクリレート等のフェノール類のエチレン
オキサイドあるいはプロピレンオキサイド付加物の(メ
タ)アクリレート類、グリセリンジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、
トリグリシジルイソシアヌレートなどのグリシジルエー
テルの(メタ)アクリレート類、及びメラミン(メタ)
アクリレート等の光重合性モノマー等を挙げることがで
きる。
【0015】前記の(B)成分は、単独または2種以上
の混合物として用いられ、本発明の組成物に含まれる
(B)成分の量は、組成物中、5〜80重量%が好まし
い。次に光重合開始剤(C)の具体例としては、例え
ば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル等のベンゾイン類、アセトフェ
ノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニケトン、2−メチル−1−〔4−
(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパ
ン−1−オン、N,N−ジメチルアミノアセトフェノン
等のアセトフェノン類、2−メチルアントラキノン、2
−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアント
ラキノン、1−クロロアントラキノン、2−アミルアン
トラキノン、2−アミノアントラキノン等のアントラキ
ノン類、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジ
エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、
2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサン
トン類、アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジ
メチルケタール等のケタール類、ベンゾフェノン、メチ
ルベンゾフェノン、4,4′−ジクロロベンゾフェノ
ン、4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミ
ヒラーズケトン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェ
ニルサルファイド等のベンゾフェノン類、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド
等があり、単独あるいは2種以上を組合せて用いること
ができる。さらに、係る光重合開始剤(B)は、N,N
−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジ
メチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、ペンチル4
−ジメチルアミノベンゾエート、トリエチルアミン、ト
リエタノールアミン等の三級アミン類の様な光増感剤を
単独あるいは2種以上を組合せて用いることができる。
好ましい組合せは、2−メチル−1−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−オ
ン(チバ・ガイギー社製、イルガキュアー907)と
2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬(株)製、
カヤキュアーDETX)や2−イソプロピルチオキサン
トン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルサルフ
ァイドとの組合せ等である。光重合開始剤(C)の使用
割合は、本発明の組成物中、0.5〜20重量%が好ま
しく、特に好ましくは1〜10重量%である。
【0016】本発明の組成物には、硬化成分を使用する
ことができる。硬化成分としては、不飽和二重結合を有
しないものでそれ自身が熱や紫外線等で硬化するもの
や、本発明の組成物中の主成分である(A)あるいは
(B)の水酸基やカルボキシル基等と熱や紫外線で反応
するものでも良い。具体的には、例えば、1分子中に1
個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(例えば、
油化シェル(株)製、エピコート1009、1031、
大日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−305
0、N−7050、ダウケミカル社製、DER−642
U、DER−673MF等のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、東都化成(株)製、ST−2004、ST−2
007等の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、東都
化成(株)製、YDF−2004、YDF−2007等
のビスフェノールF型エポキシ樹脂、坂本薬品工業
(株)製、SR−BBS、SR−TBA−400、東都
化成(株)製、YDB−600、YDB−715等の臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、日本化薬(株)
製、EPPN−201、EOCN−103、EOCN−
1020、BREN等のノボラック型エポキシ樹脂、大
日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−880等
のビスフェノールAのノボラック型エポキシ樹脂、油化
シェル(株)製、YL−931、YL−933等のアミ
ノ基含有エポキシ樹脂、大日本インキ化学工業(株)
製、エピクロンTSR−601等のゴム変性エポキシ樹
脂、日本化薬(株)製、EBPS−200、大日本イン
キ化学工業(株)製、エピクロンEXA−1514等の
ビスフェノールS型エポキシ樹脂、日本油脂(株)製、
ブレンマーDGT等のジグリシジルテレフタレート、日
産化学(株)製、TEPIC等のトリグリシジルイソシ
アヌレート,油化シェル(株)製、YX−4000等の
ビキシレノール型エポキシ樹脂、油化シェル(株)製、
YL−6056等のビフェノール型エポキシ樹脂、ダイ
セル化学工業(株)製、セロキサイド2021等の脂環
式エポキシ樹脂等を挙げることができる。)、メラミン
誘導体(例えば、ヘキサメトキシメラミン、ヘキサブト
キシ化メラミン、縮合ヘキサメトキシメラミン等。)、
尿素化合物(例えば、ジメチロール尿素等。)、ビスフ
ェノールA系化合物(例えば、テトラメチロール・ビス
フェノールA等。)、オキサゾリン化合物等を挙げるこ
とができる。
【0017】前記硬化成分の使用目的は、密着性、耐熱
性、耐メッキ性等のソルダーレジストとしての諸特性を
向上させるものである。
【0018】前記の硬化成分は、単独または2種以上の
混合物として用いられ、本発明の組成物に含まれる硬化
成分の量は組成分中、0〜50重量%が好ましく、特に
好ましくは3〜45重量%である。
【0019】前記硬化成分の中でエポキシ化合物を使用
する場合には、密着性、耐熱品、耐熱性等の特性をより
一層向上するためにエポキシ樹脂硬化剤を併用すること
が好ましい。このようなエポキシ樹脂硬化剤の具体例と
しては、例えば、四国化成工業(株)製、2MZ、2E
4MZ、C11Z、C17Z、2PZ、1B2MZ、2MZ
−CN、2E4MZ−CN、C11Z−CN、2PZ−C
N、2PHZ−CN、2MZ−CNS、2E4MZ−C
NS、2PZ−CNS、2MZ−AZINE、2E4M
Z−AZINE、C11Z−AZINE、2MA−OK、
2P4MHZ、2PHZ、2P4BHZ等のイミダゾー
ル誘導体:アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等のグ
アナミン類:ジアミノジフェニルメタン、m−フェニレ
ンジアミン、m−キシレンジアミン、ジアミノジフェニ
ルスルフォン、ジシアンジアミド、尿素、尿素誘導体、
メラミン、多塩基ヒドラジド等のポリアミン類:これら
の有機酸塩および/またはエポキシアダクト:三フッ化
ホウ素のアミン錯体:エチルジアミノ−S−トリアジ
ン、2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2,4−ジア
ミノ−6−キシリル−S−トリアジン等のトリアジン誘
導体類:トリメチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N−ジメチルオクチルアミン、N−ベンジルジメチ
ルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリン、ヘキサ
(N−メチル)メラミン、2,4,6−トリス(ジメチ
ルアミノフェノール)、テトラメチルグアニジン、m−
アミノフェノール等の三級アミン類:ポリビニルフェノ
ール、ポリビニルフェノール臭素化物、フェノールノボ
ラック、アルキルフェノールノボラック等のポリフェノ
ール類:トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィ
ン、トリス−2−シアノエチルホスフィン等の有機ホス
フィン類:トリ−n−ブチル(2,5−ジヒドロキシフ
ェニル)ホスホニウムプロマイド、ヘキサデシルトリブ
チルホスホニウムクロライド等のホスホニウム塩類:ベ
ンジルトリメチルアンモニウムクロライド、フェニルト
リブチルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム
塩類:前記多塩基酸無水物:ジフェニルヨードニウムテ
トラフルオロボロエート、トリフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロアンチモネート、2,4,6−トリフェニ
ルチオピリリウムヘキサフルオロホスフェート、チバ・
ガイギー社製、イルガキュアー261、旭電化(株)
製、オプトマーSP−170等の光カチオン重合触媒:
スチレン−無水マレイン酸樹脂:フェニルイソシアネー
トとジメチルアミンの等モル反応物や、トリレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート等の有機ポリ
イソシアネートとジメチルアミンの等モル反応物等の公
知慣用の硬化剤類あるいは硬化促進剤類を単独または2
種以上混合して用いる。エポキシ樹脂硬化剤の使用量
は、前記エポキシ化合物100重量部に対して、0.0
1〜25重量部が好ましく、特に好ましくは0.1〜1
5重量部である。
【0020】本発明の組成物には,希釈剤としての有機
溶剤あるいは水を使用することができる。有機溶剤の具
体例としては、例えば、エチルメチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメ
チルベンゼン等の芳香族炭化水素類、メチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブメチルカルビトール、ブチルカル
ビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエー
テル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、ブチルセロソルブア
セテート、カルビトールアセテート等のエステル類、エ
タノール、プロパノール、エチレングリコール、プロピ
レングリコールなどのアルコール類、オクタン、デカン
などの脂肪族炭化水素、石油エーテル、石油ナフサ、水
添石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤等を挙
げることができる。
【0021】本発明の組成物は、更に、密着性、硬度な
どの特性を向上する目的で必要に応じて、硫酸バリウ
ム、チタン酸バリウム、酸化ケイ素粉、微粉状酸化ケイ
素、無定形シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミ
ニウム、雲母粉等の公知慣用の無機充填剤が使用でき
る。その使用量は、本発明の組成物中の0〜60重量%
が好ましく、特に好ましくは5〜40重量%である。
【0022】更に、必要に応じて、フタロシアニン・ブ
ルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリー
ン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化
チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラックなどの
公知慣用の着色剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル、tert−ブチルカテコール、ピロ
ガロール、フェノチアジン等の公知慣用の重合禁止剤、
アスベスト、オルベン、ベントン、モンモリロナイト等
の公知慣用の増粘剤、シリコーン系、フッ素系、高分子
系等の消泡剤および/または、レベリング剤、イミダゾ
ール系、チアゾール系、トリアゾール系、シランカップ
リング剤等の密着性付与剤のような公知慣用の添加剤類
を用いることができる。
【0023】本発明の組成物は、配合成分を好ましく
は、前記の割合で配合し、ロールミル等で均一に混合す
ることにより得られる。
【0024】本発明の組成物は、ソルダーレジストイン
キ組成物として好適に用いられるが、印刷インキ、塗
料、コーティング剤、接着剤等にも使用することができ
る。本発明の組成物は、紫外線等のエネルギー線を照射
することにより0.1秒〜数分後に指触乾燥状態あるい
は溶媒不溶性の状態に硬化することができる。
【0025】本発明の組成物をソルダーレジストインキ
組成物として用いる場合は、例えば次のようにして硬化
し、硬化物を得る。即ち、プリント配線板に、スクリー
ン印刷法、スプレー法、ロールコート法、静電塗装法、
カーテンコート法等の方法により10〜160μmの膜
厚で本発明の組成物を塗布し、必要に応じて塗膜を60
〜110℃で乾燥させた後、紫外線を照射し、塗膜を硬
化させる。あるいは、塗膜を60〜110℃で乾燥させ
た後、ネガフィルムを塗膜に直接に接触させ(又は、接
触しない状態で塗膜の上に置く。)、次いで紫外線を照
射し、未露光部分を希アルカリ水溶液(例えば、0.5
〜2%炭酸ソーダ水溶液等)で溶解除去(現像)した
後、更に諸物性の向上のために、紫外線の照射および/
または加熱(例えは、100〜200℃で、0.5〜
1.0時間。)によって充分な硬化を行ない硬化皮膜を
得る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例により更に具体的に説
明する。なお、合成例及び実施例中の部は、重量部であ
る。 ((A)成分の合成例) 合成例1 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製、EOCN−104S、軟化点92℃、エポキ
シ当量220)2200(10当量)、ジメチロールプ
ロピオン酸134部(1モル)、アクリル酸648.5
部(9モル)、メチルハイドロキノン4.6部、カルビ
トールアセテート1131部及びソルベントナフサ48
4.9部を仕込み、90℃に加熱し攪拌し、反応混合物
を溶解した。次いで反応液を60℃まで冷却し、トリフ
ェニルフォスフィン13.8部を仕込み、100℃に加
熱し、約32時間反応し、酸価が0.5mgKOH/g の反応
物(A−1)(水酸基、12当量)を得た。
【0027】合成例2 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製、EOCN−1020、軟化点92℃、エポキ
シ当量205)2050部(10当量、ジメチロールプ
ロピオン酸268部(2モル)、アクリル酸576.5
部(8モル)、メチルハイドロキノン4.4部、カルビ
トールアセテート1098部及びソルベントナフサ47
0.1部を仕込み、90℃に加熱し攪拌し、反応混合物
を溶解した。次いで反応液を60℃まで冷却し、トリフ
ェルフォスフィン13.3部を仕込み、100℃に加熱
し、約32時間反応し、酸価が0.9mgKOH/g の反応物
(A−2)(水酸基、14当量)を得た。
【0028】合成例3 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製、EOCN−104S、軟化点92℃、エポキ
シ当量220)2200部(10当量)、ジメチロール
プロピオン酸402部(3モル)、アクリル酸504.
4部(7モル)、メチルハイドロキノン4.8部、カル
ビトールアセテート1178部及びソルベントナフサ5
05部を仕込み、90℃に加熱し攪拌し、反応混合物を
溶解した。次いで反応液を60℃に冷却し、トリフェニ
ルフォスフィン14.3部を仕込み、100℃に加熱
し、約32時間反応し、酸価が0.8mgKOH/g の反応物
(A−3)(水酸基、16当量)を得た。
【0029】合成例4 クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬
(株)製、EOCN−104S、軟化点92℃、エポキ
シ当量220)2200部(10当量)、ヒドロキシピ
バリン酸354部(3モル)、アクリル酸504.4部
(7モル)、メチルハイドロキノン4.8部、カルビト
ールアセテート1160部、及びソルベントナフサ49
7部を仕込み、90℃に加熱し攪拌し、反応混合物を溶
解した。次いで反応液を60℃に冷却し、トリフェニル
フォスフィン14.1部を仕込み、100℃に加熱し、
約32時間反応し、酸価が1.0mgKOH/g の反応物(A
−4)(水酸基、13当量)を得た。
【0030】実施例1〜4、比較例1 表1に示す配合組成(数値は重量部である)に従ってエ
ネルギー線硬化性樹脂組成物(イ)及び(ロ)を配合
し、3本ロールミルでそれぞれ別々に混練し(イ)と
(ロ)を混合し、調製した。これをスクリーン印刷法に
より、100メッシュのポリエステルスクリーンを用い
て20〜30μmの厚さになるように、パターン形成さ
れている銅スルホールプリント配線基板に全面塗布し、
塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分間乾燥し、レジスト
パターンを有するネガフィルムを塗膜に密着させ紫外線
露光装置((株)オーク製作所、型式HMW−680G
W)を用いて、紫外線を照射した(露光量500mJ/c
m2)。次いで1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒間、
2.0kg/cm2のスプレー圧で現像し、未露光部分を溶解
除去した。その後、150℃熱風乾燥器で40分加熱硬
化を行ない、得られた硬化膜を有する試験片について、
後述のとおり、無電解金メッキ耐性の試験を行った。そ
れらの結果を表1に示す。なお、試験方法は次のとおり
である。
【0031】無電解金メッキ耐性 パターン形成されている銅スルホールプリント配線基板
の銅面を石井表記(株)製、砥粒No.270を使用し
てジェットスクラブ研摩あるいは石井表記(株)製、N
o.1200のロール状のバフ研摩をし、水洗、乾燥
し、前記と同様にして、組成物塗布→乾燥→露光→現像
→加熱し試験片を得た。この試験片について外観の変化
及びセロテープを用いてピーリング試験を行ない塗膜の
剥離状態を判定した。 ○・・・・外観変化もなく、塗膜の剥離も全くない。 △・・・・外観の変化はないが、レジストにわずかに剥
れがある。 ×・・・・塗膜の浮きが見られ、メッキ潜りが認めら
れ、ピーリング試験で塗膜の剥れが大きい。
【0032】無電解メッキ工程脱 脂 ・試験片を30℃の酸性脱脂液((株)日本マクダーミ
ッド製、Metex L−5Bの20%Vol水溶液)
に3分間、浸漬。
【0033】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、3分間。
【0034】ソフトエッチ ・14.3%wt、過硫酸アンモン水溶液に室温で試験
片を3分間、浸漬。
【0035】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、3分間。
【0036】酸浸漬 ・10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、
浸漬。
【0037】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間。
【0038】触媒付与 ・試験片を30℃の触媒液((株)メルテックス製、メ
タルプレートアクチベーター350の10%Vol.水
溶液)に7分間、浸漬。
【0039】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、3分間。
【0040】無電解ニッケルメッキ ・試験片を85℃、pH=4.6のニッケルメッキ液
((株)メルテックス製、メルプレートNi−865
M、20%Vol.水溶液)に20分間、浸漬。
【0041】酸浸漬 ・10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、
浸漬。
【0042】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間。
【0043】無電解金メッキ ・試験片を95℃、pH=6の金メッキ液((株)メル
テックス製、オウロレクトロレス UP 15%Vo
l.シアン化金カリウム3%Vol.水溶液)に10分
間、浸漬。
【0044】水 洗 ・流水中に試験片を浸漬、3分間。
【0045】湯 洗 ・60℃の温水に試験片を浸漬、3分間 十分に水洗後、水を良くきり乾燥し無電解金メッキした
試験片を得る。
【0046】
【表1】 表1 (イ) 実施例 比較例 (A)成分 1 2 3 4 1 合成例1で得られた反応物(A−1) 32 合成例2で得られた反応物(A−2) 64 合成例3で得られた反応物(A−3) 22 77 合成例4で得られた反応物(A−4) 64 (B)成分 KAYARAD R−5027 *1 100 94 77 94 154 KAYARAD DPHA *2 10 10 10 10 10 (C)成分 イルガキュアー907 *3 12 12 12 12 12 KAYACURE DETX−S*4 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 その他 カルビトールアセテート 5 5 5 5 5 ソルベッソ 150 *5 5 5 5 5 5 フューズレックス *6 54.7 54.7 54.7 54.7 54.7 アエロジル380 *7 5 5 5 5 5 フタロシアニングリーン(着色顔料) 1.8 1.8 1.8 1.8 1.8 ジシアンジアミド(エポキシ硬化剤) 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 実施例 比較例 1 2 3 4 1 (ロ) (B)成分 KAYARAD DPHA 10 10 10 10 10 その他 カルビトールアセテート 10 10 10 10 10 ソルベッソ150 5 5 5 5 5 EOCN−104S *8 5 5 5 5 5 TEPIC *9 20 20 20 20 20 硫酸バリウム 20 20 20 20 20 無電解金メッキ耐性 a *10 ○ ○ ○ ○ × b *11 ○ ○ ○ ○ △
【0047】 注) *1 KAYARAD R−5027:日本化
薬(株)製、フェノール・ノボラック型エポキシアクリ
レートにテトラヒドロ無水フタル酸を反応させたもの
で、固型分の酸価(mgKOH/g)100でブチロセロソルブ
アセテート35%希釈品 *2 KAYARAD DPHA:日本化薬(株)
製、ジペンタエリスリトールペンタ及びヘキサアクリレ
ート混合物。 *3 イルガキュアー907:チバ・ガイギー社製、
光重合開始剤、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルフォリノープロパン−1−オン *4 KAYACURE DETX−S:日本化薬
(株)製、光重合開始剤、2,4−ジエチルチオキサン
トン *5 ソルベッソ150:エクソン化学(株)製、ソ
ルベントナフサ *6 フューズレックス:龍森(株)製、溶融シリカ *7 アエロジル380:日本アエロジル(株)製、
無水シリカ *8 EOCN−104S:日本化薬(株)製、o−
クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂 *9 TEPIC:日産化学(株)製、トリグリシジ
ルエーテルイソシアヌレート *10 a:銅面の表面研摩を砥粒No.270の研摩
剤で、ジェットスクラブ研摩を行なった試験片の評価結
果。 *11 b:銅面の表面研摩をNo.1200のロール
状バフ研摩を行なった試験片の評価結果。
【0048】表1の評価結果から明らかなように本発明
のエネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物は、無電解金
メッキ耐性に優れていることは明らかである。
【0049】
【発明の効果】本発明のエネルギー線硬化性樹脂組成物
の硬化物は無電解金メッキ耐性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/28 H05K 3/28 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ
    基を有するエポキシ化合物(a)とジメチロールプロピ
    オン酸及び/又はヒドロキシピバリン酸(b)と不飽和
    基含有モノカルボン酸(c)の反応物(A)、(A)成
    分以外のエチレン性不飽和基含有化合物(B)及び光重
    合開始剤(C)を含有することを特徴とするエネルギー
    線硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の組成物の硬化物。
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