JPH07102027A - 樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物 - Google Patents
樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物Info
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- JPH07102027A JPH07102027A JP5271188A JP27118893A JPH07102027A JP H07102027 A JPH07102027 A JP H07102027A JP 5271188 A JP5271188 A JP 5271188A JP 27118893 A JP27118893 A JP 27118893A JP H07102027 A JPH07102027 A JP H07102027A
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Abstract
化物を与える樹脂組成物及びその硬化物を提供する。 【構成】無水マレイン酸10モル%以上と無水マレイン
酸以外のラジカル重合性モノマー90%以下とを共重合
して得られる共重合物(a)の無水マレイン酸成分に対
してラジカル重合性の一価アルコール(b)およびイミ
ド基を有する1価アルコール(c)を反応させて得られ
るエステル化物(A)を含有することを特徴とする樹脂
組成物。レジストインキ組成物及びその硬化物。
Description
ンキ組成物及びその硬化物に関する。更に詳しくはプリ
ント配線板製造の際のソルダーレジストや無電解メッキ
レジスト等に使用できる希アルカリ水溶液で現像が可能
でその硬化物は、密着性、半田耐熱性、無電解金メッキ
耐性、電解腐食耐性等に優れたレジストインキに特に適
した樹脂組成物及びその硬化物に関する。
上、生産性向上等の理由により各種分野において紫外線
硬化型組成物が多用されてきている。プリント配線基板
加工分野においても同様の理由によりソルダーレジスト
インキ、マーキングインキ等種々のインキが従来の熱硬
化型組成物から紫外線硬化型組成物へと移行した。
ジストパターン形成法には、スクリーン印刷法が多く用
いられてきたが、かかるスクリーン印刷法によるときに
は、多くの場合、印刷時のブリード、にじみ、或は、ダ
レといった現象が発生し、これがために最近のプリント
配線板の高密度化、部品の表面実装化に対応しきれなく
なっている。こうした課題を解決するために、ドライフ
ィルム型のフォトレジストや液状フォトソルダーレジス
トが開発されている。ドライフィルム型のフォトレジス
トの場合、熱圧着の際に気泡を生じ易く、耐熱性や密着
性にも不安があり、また高価格である等の問題がある。
一方、液状フォトソルダーレジストとしては、例えば特
開昭60−208337号公報、特開昭61−5944
7号公報等には、ノボラック型エポキシ樹脂のアクリル
酸との部分反応物を主体とするソルダーレジストインキ
組成物が提案されている。しかしながら、これらのイン
キ組成物は、いずれも、現像時に1,1,1−トリクロ
ルエタン、トリクロルエチレン、トルエン、シクロヘキ
サノン等の有機溶剤を使用しなければならないため、作
業環境や経済性の点で問題があった。又、これら有機溶
剤による問題を解決するために希アルカリ水溶液で現像
できるものが提案されている。例えば特公平1−543
90号公報にはノボラック型エポキシ樹脂とアクリル酸
の反応物と多塩基酸無水物の反応生成物を主体とするレ
ジストインキ組成物が開示している。
は、希アルカリ水溶液での現像を問題なく行うために、
ノボラック型エポキシ樹脂とアクリル酸の反応物と多塩
基無水物の反応生成物の酸価を比較的に高くしなければ
ならず、特性上、問題であることや溶剤の乾燥時間が短
くしなければならないこと、基板にインキ組成物を塗布
し溶剤を乾燥後、長く放置すると未露光部分が希アルカ
リ水溶液で現像した場合、全く現像できなくなったりす
るため工程上から問題となっている。又、その硬化物
は、無電解金メッキ耐性電解腐食耐性等が不十分であり
問題である。
題を解決するため鋭意研究した結果、希アルカリ水溶液
で容易に現像ができ、密着性、半田耐熱性、無電解金メ
ッキ耐性、電解腐食耐性等に優れた硬化物を与える樹脂
組成物及びその硬化物を提供することに成功した。
%以上と無水マレイン酸以外のラジカル重合性モノマー
90%以下とを共重合し得られる共重合物(a)の無水
マレイン酸成分に対してラジカル重合性の一価アルコー
ル(b)およびイミド基を有する1価アルコール(c)
を反応させて得られるエステル化物(A)を含有するこ
とを特徴とする樹脂組成物、レジストインキ組成物及び
その硬化物に関する。
カル重合性モノマーとしては、無水マレイン酸とゲル化
せずに共重合可能なモノマーであり、無水酸基と反応す
るエポキシ基、イソシアネート基、水酸基或はアミノ基
等の活性基を有しないモノマーである。このようなモノ
マーとしてはスチレン、α−メチルスチレン等のスチレ
ン系モノマー類、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
らの混合物を用いることができるが、得られる組成物の
露光現像後の硬度の面からは、スチレン、α−メチルス
チレン、メチルメタクリレート、シクロヘキシルマレイ
ミド、フェニルマレイミド或はこれらの混合物を主成分
とするものを用いるのが好ましい。
料である共重合物(a)は無水マレイン酸10モル%以
上と無水マレイン酸以外のモノマー90モル%以下とが
共重合されたものである。無水マレイン酸の量が10モ
ル%未満の場合には、露光後、未露光部分の弱アルカリ
水溶液への溶解性が低くなるので好ましくない。
(A)は得られた共重合物(a)の無水マレイン酸成分
1モルに対してラジカル重合性の一価アルコール(b)
及びイミド基を有する一価アルコール(c)を0.05
〜0.95モルの割合で反応させて、得たものが好まし
い。ラジカル重合性の一価アルコール(b)としては、
例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピレン(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有
(メタ)アクリル酸エステル等を用いることができる。
また、イミド基を有する一価アルコール(c)として
は、例えば、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フ
タル酸等の二塩基酸無水物とアミノモノエタノール、4
−アミノブタノール、アミノベンジルアルコール、2−
アミノ−2−メチルプロパノール等の分子中に1個の水
酸基を有するアミノ類の等モル量を脱水反応によって得
られる水酸基含有イミド化合物等を用いることができ
る。
は、(b)成分と(c)成分の総量1モルに対して
(c)成分の使用量は0.05〜0.5モルが好まし
く、特に好ましくは0.1〜0.3モルである。
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシ
レン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレング
リコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジ
エチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ブチルセロソルブアセテート、カルビ
トールアセテート等のエステル類、オクタン、デカン等
の脂肪族炭化水素、石油エーテル、石油ナフサ、水添石
油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤等の有機溶
剤類又は、カルビトール(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート,等の反応性単量体類を使
用するのが好ましい。反応中の重合を防止するために、
重合防止剤(例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコー
ル、ピロガロール等)を使用するのが好ましく、その使
用量は、反応原料混合物に対して、好ましくは0.01
〜1重量%である。反応温度は好ましくは60〜150
℃である。又、反応時間は好ましくは5〜30時間であ
る。このようにしてエステル化物(A)を得ることがで
きる。
(A)の本発明の組成物に含まれる量は、組成物中10
〜80重量%が好ましく、特に15〜60重量%が好ま
しい。
重合開始剤を使用するのが好ましい。光重合開始剤の具
体例としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾ
イン類、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−
モルフォリノープロパン−1−オン、N,N−ジメチル
アミノアセトフェノン等のアセトフェノン類、2−メチ
ルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t
ert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキ
ノン、2−アミルアントラキノン、2−アミノアントラ
キノン等のアントラキノン類、2,4−ジメチルチオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
トン等のチオキサントン類、アセトフェノンジメチルケ
ターノル、ベンジルジメチルケタノール等のケタール
類、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、4,4′
−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビスジエチルア
ミノベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、4−ベンゾイ
ル−4′−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフ
ェノン類、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ
ルホスフィンオキサイド等があり、単独或は2種以上を
組合せて用いることができる。さらに、光重合開始剤と
共に、N,N−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステ
ル、N,N−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステ
ル、ペンチル4−ジメチルアミノベンゾエート、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン等の三級アミン類の
様な光増感剤を単独或は2種以上を組合せて用いること
ができる。
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノープロ
パン−1−オン(チバ・ガイギー社製、イルガキュアー
907)と2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬
(株)製、カヤキュアーDETX)や2−イソプロピル
チオキサントン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェ
ニルサルファイドとの組合せ等である。
物中、0.5〜20重量%が好ましく、特に好ましくは
1〜10重量%である。本発明の組成物には、(A)成
分以外に、希釈剤を使用するのが好ましい。希釈剤の具
体例としては、例えば有機溶剤及び/又は光重合性モノ
マーが使用できる。有機溶剤の代表的なものとしては、
エチルメチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族
炭化水素類、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メ
チルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、ジプロビレングリコール
モノエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチル
エーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル
等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、
ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート
等のエステル類、エタノール、プロパノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコールなどのアルコール
類、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素、石油エーテ
ル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等
の石油系溶剤等を挙げることができる。
しては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート類、エチレングリ
コール、メトキシテトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール等のグリコールのモノ又はジ(メタ)ア
クリレート類、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド類、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等のアミノアルキル(メタ)アク
リレート類、ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパ
ン、ジペンタエリスリトール、トリス−ヒドロキシエチ
ルイソシアヌレート等の多価アルコール又は、これらの
エチレンオキサイド或はプロピレンオキサイド付加物の
多価(メタ)アクリレート類、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールAのポリエトキシジ
(メタ)アクリレート等のフェノール類のエチレンオキ
サイド或はプロピレンオキサイド付加物の(メタ)アク
リレート類、グリセリンジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、トリグリシ
ジルイソシアヌレート等のグリシジルエーテルの(メ
タ)アクリレート類、及びメラミン(メタ)アクリレー
ト等を挙げることができる。
物として用いられ、本発明の組成物に含まれる希釈剤の
量は組成物中、5〜80重量%が好ましく、特に好まし
くは10〜70重量%である。前記、希釈剤の使用目的
は、光重合性モノマーの場合は、(A)成分を希釈し、
塗布しやすい状態にすると共に、光重合性を増強するも
のであり、有機溶剤の場合は、(A)成分を溶解し希釈
せしめ、それによって液状として塗布し、次いで乾燥さ
せることにより造膜せしめるためである。従って用いる
希釈剤に応じて、フォトマスクを塗膜に接触させる接触
方式或は非接触方式のいずれかの露光方式が用いられ
る。
成分を使用するのが好ましい。硬化成分としては、不飽
和二重結合を有しないものでそれ自身が熱や紫外線等に
よって硬化するものや、本発明の組成物中の主成分であ
る(A)成分のカルボキシル基等と熱や紫外線等で反応
するものでも良い。具体的には、例えは、1分子中に1
個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(例えば、
油化シェル(株)製、エピコート1009、1031、
大日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−305
0、N−7050、ダウケミカル社製、DER−642
U、DER−673MF等のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、東都化成(株)製、ST−2004、ST−2
007等の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、東都
化成(株)製、YDF−2004、YDF−2007等
のビスフェノールF型エポキシ樹脂、坂本薬品工業
(株)製、SR−BBS、SR−TBA−400、東都
化成(株)製、YDB−600、YDB−715等の臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、日本化薬(株)
製、EPPN−201、EOCN−103、EOCN−
1020、BREN等のノボラック型エポキシ樹脂、大
日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−880等
のビスフェノールAのノボラック型エポキシ樹脂、油化
シェル(株)製、YL−931、YL−933等のアミ
ノ基含有エポキシ樹脂、大日本インキ化学工業(株)
製、エピクロンTSR−601等のゴム変性エポキシ樹
脂、日本化薬(株)製、EBPS−200、大日本イン
キ化学工業(株)製、エピクロンEXA−1514等の
ビスフェノールS型エポキシ樹脂、日本油脂(株)製、
ブレンマーDGT等のジグリシジルテレフタレート、日
産化学(株)製、TEPIC等のトリグリシジルイソシ
アヌレート、油化シェル(株)製、YX−4000等の
ビキシレノール型エポキシ樹脂、油化シェル(株)製、
YL−6056等のビフェノール型エポキシ樹脂、ダイ
セル化学工業(株)製、セロキサイド2021等の脂環
式エポキシ樹脂等を挙げることができる。)、メラミン
誘導体(例えば、ヘキサメトキシメラミン、ヘキサブト
キシ化メラミン、縮合ヘキサメトキシメラミン等。)尿
素化合物(例えば、ジメチロール尿素等。)ビスフェノ
ールA系化合物(例えば、テトラメチロール・ビスフェ
ノールA等。)、オキサゾリン化合物を挙げることがで
きる。
性、耐メッキ性等のソルダーレジストとしての諸特性を
さらに向上させるものである。前記の硬化成分は、単独
又は2種以上の混合物として用いられ、本発明の組成物
に含まれる硬化成分の量は組成分中、0〜50重量%が
好ましく、特に好ましくは3〜45重量%である。
する場合には、密着性、耐薬品、耐熱性等の特性をより
一層向上するためにエポキシ樹脂硬化剤を併用すること
が好ましい。このようなエポキシ樹脂硬化剤の具体例と
しては、例えば、四国化成工業(株)製、2MZ、2E
4MZ、C11Z、C17Z、2PZ、1B2MZ、2MZ
−CN、2E4MZ−CN、C11Z−CN、2PZ−C
N、2PHZ−CN、2MZ−CNS、2E4MZ−C
NS、2PZ−CNS、2MZ−AZINE、2E4M
Z−AZINE、C11Z−AZINE、2MA−OK、
2P4MHZ、2PHZ、2P4BHZ等のイミダゾー
ル誘導体:アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等のグ
アナミン類:ジアミノジフェニルメタン、m−フェニレ
ンジアミン、m−キシレンジアミン、ジアミノジフェニ
ルスルフォン、ジシアンジアミド、尿素、尿素誘導体、
メラミン、多塩基ヒドラジド等のポリアミン類:これら
の有機酸塩及び/又はエポキシアダクト:三フッ化ホウ
素のアミン錯体:エチルジアミノ−S−トリアジン、
2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2,4−ジアミノ
−6−キシリル−S−トリアジン等のトリアジン誘導体
類:トリメチルアミン、トリエタノールアミン、N,N
−ジメチルオクチルアミン、N−ベンジルジメチルアミ
ン、ピリジン、N−メチルモルホリン、ヘキサ(N−メ
チル)メラミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
フェノール)、テトラメチルグアニジン、m−アミノフ
ェノール等の三級アミン類:ポリビニルフェノール、ポ
リビニルフェノール臭素化物、フェノールノボラック、
アルキルフェノールノボラック等のポリフェノール類:
トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ
ス−2−シアノエチルホスフィン等の有機ホスフィン
類:トリ−n−ブチル(2,5−ジヒドロキシフェニ
ル)ホスホニウムブロマイド、ヘキサデシルトリブチル
ホスホニウムクロライド等のホスホニウム塩類:ベンジ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、フェニルトリブ
チルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩
類:前記多塩基酸無水物:ジフェニルヨードニウムテト
ラフルオロボロエート、トリフェニルスルホニウムヘキ
サフルオロアンチモネート、2,4,6−トリフェニル
チオピリリウムヘキサフルオロホスフェート、チバ・ガ
イギー社製、イルガキュアー261、旭電化(株)製、
オプトマーSP−170等の光カチオン重合触媒:スチ
レン−無水マレイン酸樹脂:フェニルイソシアネートと
ジメチルアミンの等モル反応物や、トリレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート等の有機ポリイソ
シアネートとジメチルアミンの等モル反応物等の公知慣
用の硬化剤類或は硬化促進剤類を単独又は2種以上混合
して用いる。エポキシ樹脂硬化剤の使用量は、前記エポ
キシ化合物100重量部に対して、0.01〜25重量
部が好ましく、特に好ましくは0.1〜15重量部であ
る。
の特性を向上する目的で必要に応じて、硫酸バリウム、
チタン酸バリウム、酸化ケイ素粉、微粉状酸化ケイ素、
無定形シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸アルミニウム、
雲母粉等の公知慣用の無機充填剤が使用できる。その使
用量は、本発明の組成物中の0〜60重量%が好まし
く、特に好ましくは5〜40重量%である。
ルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリー
ン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化
チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラック等の公
知慣用の着色剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル、tert−ブチルカテコール、ピロガ
ロール、フェノチアジン等の公知慣用の重合禁止剤、ア
スベスト、オルベン、ベントン、モンモリロナイト等の
公知慣用の増粘剤、シリコーン系、フッ素系、高分子系
等の消泡剤及び/又はレベリング剤、イミダゾール系、
チアゾール系、トリアゾール系、シランカップリング剤
等の密着性付与剤のような公知慣用の添加剤類を用いる
ことができる。
不飽和化合物の共重合体類や、多価アルコール類と多塩
基酸化合物から合成されるポリエステル樹脂類等の公知
慣用のバインダー樹脂又はポリエステル(メタ)アクリ
レート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート等の光重合性オリゴマー類もソル
ダーレジストとして諸特性に影響を及ぼさない範囲で用
いることができる。
に水を添加することができる。水を添加する場合には、
(A)成分のカルボキシル基をトリメチルアミン、トリ
エチルアミン等のアミン類、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N−イ
ソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド等の3級アミノ基を有する(メタ)アクリ
レート化合物で造塩することにより,(A)成分を水に
溶解するようにすることが好ましい。本発明の組成物
は、配合成分を好ましくは前記の割合で配合し、ロール
ミル等で均一に混合することにより得られる。
である他、塗料、コーティング剤、接着剤等として使用
できる。本発明のレジストインキ組成物は、例えば、次
のようにして硬化し、硬化物を得る。即ち、プリント配
線板にスクリーン印刷法、スプレー法、ロールコート
法、静電塗装法、カーテンコート法等の方法により10
〜160μmの膜厚で本発明の組成物を塗布し、塗膜を
60〜110℃で乾燥させた後、ネガフィルムを塗膜に
直接に接触させ(又は、接触しない状態で塗膜の上に置
き)、次いで紫外線を照射し、未露光部分を希アルカリ
水溶液(例えば、0.5〜2%炭酸ソーダ水溶液等)で
溶解除去(現像)した後、更に諸物性の向上のために、
紫外線の照射及び/又は加熱(例えば、100〜200
℃で、0.5〜1.0時間。)によって十分な硬化を行
い硬化皮膜を得る。
に硬化する。本発明の組成物の紫外線照射による硬化は
常法により行うことができる。例えば低圧又は高圧水銀
灯、キセノン灯等を用い紫外線を照射すればよい。
明する。なお、合成例中の部は重量部である。
(ARCO社製、商品名、無水マレイン酸含有率50モ
ル%)404部、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル386.6部を仕込み80℃で加熱溶解後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート115.9部下記構造式のイ
ミド化合物60部
20時間反応させた。得られたエステル化物(A−1)
は、固形分60%、固形分の酸価(mgKOH/g)83の粘稠
液体であった。
ル242部に無水マレイン酸150部、シクロヘキシル
マレイミド175部、メチルメタクリレート60部、ア
ゾビスイソブチロニトリル3部及びイソオクチルメルカ
プトプロピオネート3部をジエチレングリコールジメチ
ルエーテル150部に溶解したものを30分間で滴下し
た後、N2 ガス気流中にて90℃で2時間反応させた。
次に、このようにして得られた共重合体溶液に2−ヒド
ロキシエチルアクリレート142部、下記構造式のイミ
ド化合物59.6部、
100℃で20時間反応し、エステル化物(A−2)を
得た。生成物は固形分60%、固形分の酸価(mgKOH/g)
145の粘稠液体であった。
メチルエーテル395部を仕込み、80℃で加熱溶解
後、2−ヒドロキシエチルアクリレート132部、下記
構造式のイミド化合物56.2部、
100℃で20時間反応させた。得られたエステル化物
(A−3)は、固形分60%、固形分の酸価(mg/KOH/
g)135の粘稠液体であった。
メチルエーテル380部を仕込み、80℃で加熱溶解
後、2−ヒドロキシエチルアクリレート165.5部、
メチルハイドロキノン0.9部を仕込み、100℃で2
0時間反応させた。得られたエステル化物(A−4)
は、固形分60%、固形分の酸価(mg/KOH/g)140の
粘稠液体であった。
ジストインキ組成物(イ)及び(ロ)を配合し、3本ロ
ールミルでそれぞれ別々に混練し(イ)250gと
(ロ)70gを混合し、調製した。これをスクリーン印
刷法により、100メッシュのポリエステルスクリーン
を用いて20〜30μmの厚さになるように、パターン
形成されている銅スリホールプリント配線基板に全面塗
布し、塗膜を85℃の熱風乾燥器で60分間乾燥し、レ
ジストパターンを有するネガフィルムを塗膜に密着させ
紫外線露光装置((株)オーク製作所、型式HMW−6
80GW)を用いて、紫外線を照射した(露光量350
mJ/cm2) 。次いで1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒
間、2.0kg/cm2のスプレー圧で現像し、未露光部を溶
解除去した。その後、150℃の熱風乾燥器で40分加
熱硬化を行い、得られた硬化膜を有する試験片につい
て、密着性、半田耐熱性、無電解金メッキ耐性、電解腐
食耐性の試験を行った。それらの結果を表2に示す。
りである。 (密着性)JIS D 0202の試験方法に従って硬
化膜に基盤目状にクロスカットを入れ、次いでセロハン
テープによるピーリングテスト後の剥れの状態を目視判
定した。 ◎・・・・100/100で全く剥れのないもの ○・・・・100/100でクロスカット部が少し剥れ
たもの △・・・・50/100〜90/100 ×・・・・0/100〜50/100
験方法に従って、260℃の半田溶への試験片の10秒
浸漬を3回又は2回行い、外観の変化を評価した。 (ポストフラックス耐性)10秒浸漬を3回行い、外観
の変化を評価した。 ○・・・・外観変化なし △・・・・硬化膜の変色が認められるもの ×・・・・硬化膜の浮き、剥れ、半田潜りあり 注)使用したポストフラックス(ロジン系):JIS
C 6481に従ったフラックを使用。 (レベラー用フラックス耐性)10秒浸漬を2回行い、
煮沸水に10分浸漬後、外観の変化を評価した。 ○・・・・外観変化なし △・・・・硬化膜の変色が認められるもの ×・・・・硬化膜の浮き、剥れ、半田潜あり 注)使用したレベラー用フラックス:(株)メック製、
W−121
ている銅スルホールプリント配線基板の銅面を表面処理
(表面研摩(石井表記(株)製、砥粒No.270を使
用してジェットスクラブ研摩)あるいは(石井表記
(株)製、No.1200のロール状のバフ研摩)し、
水洗、乾燥したもの。)し、前記と同様にして、塗布→
乾燥→露光→現像→加熱し試験片を得た。この試験片を
用いて下記の工程のように無電解金メッキを行い,その
試験片について外観の変化及びセロテープを用いたピー
リング試験を行いレジストの剥離状態を判定した。 ○・・・・外観変化もなく、レジストの剥離も全くない △・・・・外観の変化はないが、レジストにわずかに剥
れがある ×・・・・レジストの浮きが見られ、メッキ潜りが認め
られ、ピーリング試験でレジストの剥れが大きい。
ド製、MetexL−5Bの20%Vol水溶液)に3
分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 ソフトエッチ 14.3%wt、過硫酸アンモン水溶液に室温で試験片
を3分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 酸浸漬 10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、浸
漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間 触媒付与 試験片を30℃の触媒液((株)メルテックス製、メタ
ルプレートアクチベーター350の10%Vol.水溶
液)に7分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間
((株)メルテックス製、メルプレートNi−865
M、20%Vol.水溶液)に20分間、浸漬 酸浸漬 0 10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、浸
漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間 無電解金メッキ 試験片を95℃、pH=6の金メッキ液((株)メルテ
ックス製、オウロレクトロレス UP 15%Vol.
シアン化金カリウム3%Vol.水溶液)に10分間、
浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 湯洗 60℃の温水に試験片を浸漬、3分間 十分に水洗後、水を良くきり乾燥し無電解金メッキした
試験片を得る
00%RH、2気圧の条件で直流で50Vの印加電圧で
50時間放置し、試験片の外観の変化を評価した。 ◎・・・・外観に全く変化がないもの ○・・・・レジスト硬化膜がやや変色しているもの △・・・・レジスト硬化膜の変色が大きく広がっている
もの ×・・・・レジスト硬化膜の表面に白粉が見られ、全面
に変色が広がっているもの
して、合成例1〜3で得られた樹脂を配合したものは、
実施例1〜3、合成例4で得られた樹脂を配合したもの
は、比較例1とした。 注)イルガキュアー907:チバ・ガイギー社製 光重
合開始剤 2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2
−モルフォリノ−プロパン−1−オン カヤキュアーDETX−S:日本化薬(株)製 光重合
開始剤 2,4−ジエチルチオキサントン ソルベッソ150:エクソン化学(株)製 ソルベント
ナフサ KAYARAD DPHA:日本化薬(株)製 ジペン
タエリスリトールヘキサ及びペンタアクリレート混合物 フューズレックス:龍森(株)製 溶融シリカ アエロジル380:日本アエロジル(株)製 無水シリ
カ EOCN−104S:日本化薬(株)製 0−クレゾー
ル・ノボラック型エポキシ樹脂 TEPIC:日産化学(株)製 トリグリシジルエーテ
ルイソシアヌレート
で、ジエットスクラブ研摩を行った試験片の評価結果 yは銅面の表面研摩をNo.1200のロール状バフ研
摩を行った試験片の評価結果
トインキ組成物の硬化物は、無電解金メッキ耐性及び電
解腐食耐性に優れている。
したフィルムを通した選択的に紫外線により露光し、未
露光部分を現像することによりソルダーレジストパター
ンの形成において、露光部の現像液に対する耐性を有
し、得られた硬化物が無電解金メッキ耐性、電解腐食耐
性に優れ、密着性、半田耐熱性等も十分に満足するもの
であり、特に液状ソルダーレジストインキ組成物に適し
ている。
Claims (3)
- 【請求項1】無水マレイン酸10モル%以上と無水マレ
イン酸以外のラジカル重合性モノマー90%以下とを共
重合して得られる共重合物(a)の無水マレイン酸成分
に対してラジカル重合性の一価アルコール(b)および
イミド基を有する1価アルコール(c)を反応させて得
られるエステル化物(A)を含有することを特徴とする
樹脂組成物。 - 【請求項2】請求項1記載のエステル化物(A)を含有
することを特徴とするレジストインキ組成物。 - 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の組成物の硬化
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271188A JPH07102027A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271188A JPH07102027A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07102027A true JPH07102027A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17496581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5271188A Pending JPH07102027A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7084186B2 (en) | 2000-06-19 | 2006-08-01 | Toagosei Co., Ltd. | Crosslinkable resin compositions |
JP2008007687A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
JP5588503B2 (ja) * | 2010-04-13 | 2014-09-10 | 昭和電工株式会社 | 付加共重合体、感光性樹脂組成物及びカラーフィルター |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5271188A patent/JPH07102027A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7084186B2 (en) | 2000-06-19 | 2006-08-01 | Toagosei Co., Ltd. | Crosslinkable resin compositions |
JP2008007687A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
JP4702204B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2011-06-15 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 活性エネルギー線硬化型組成物 |
JP5588503B2 (ja) * | 2010-04-13 | 2014-09-10 | 昭和電工株式会社 | 付加共重合体、感光性樹脂組成物及びカラーフィルター |
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