JPH07102027A - 樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物 - Google Patents

樹脂組成物、レジスト組成物及びその硬化物

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JPH07102027A
JPH07102027A JP5271188A JP27118893A JPH07102027A JP H07102027 A JPH07102027 A JP H07102027A JP 5271188 A JP5271188 A JP 5271188A JP 27118893 A JP27118893 A JP 27118893A JP H07102027 A JPH07102027 A JP H07102027A
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meth
maleic anhydride
cured product
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JP5271188A
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English (en)
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Minoru Yokoshima
実 横島
Tetsuo Okubo
哲男 大久保
Kazunori Sasahara
数則 笹原
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】無電解金メッキ耐性、電解腐食耐性に優れた硬
化物を与える樹脂組成物及びその硬化物を提供する。 【構成】無水マレイン酸10モル%以上と無水マレイン
酸以外のラジカル重合性モノマー90%以下とを共重合
して得られる共重合物(a)の無水マレイン酸成分に対
してラジカル重合性の一価アルコール(b)およびイミ
ド基を有する1価アルコール(c)を反応させて得られ
るエステル化物(A)を含有することを特徴とする樹脂
組成物。レジストインキ組成物及びその硬化物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂組成物、レジストイ
ンキ組成物及びその硬化物に関する。更に詳しくはプリ
ント配線板製造の際のソルダーレジストや無電解メッキ
レジスト等に使用できる希アルカリ水溶液で現像が可能
でその硬化物は、密着性、半田耐熱性、無電解金メッキ
耐性、電解腐食耐性等に優れたレジストインキに特に適
した樹脂組成物及びその硬化物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、省資源、省エネルギー、作業性向
上、生産性向上等の理由により各種分野において紫外線
硬化型組成物が多用されてきている。プリント配線基板
加工分野においても同様の理由によりソルダーレジスト
インキ、マーキングインキ等種々のインキが従来の熱硬
化型組成物から紫外線硬化型組成物へと移行した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリント配線基板のレ
ジストパターン形成法には、スクリーン印刷法が多く用
いられてきたが、かかるスクリーン印刷法によるときに
は、多くの場合、印刷時のブリード、にじみ、或は、ダ
レといった現象が発生し、これがために最近のプリント
配線板の高密度化、部品の表面実装化に対応しきれなく
なっている。こうした課題を解決するために、ドライフ
ィルム型のフォトレジストや液状フォトソルダーレジス
トが開発されている。ドライフィルム型のフォトレジス
トの場合、熱圧着の際に気泡を生じ易く、耐熱性や密着
性にも不安があり、また高価格である等の問題がある。
一方、液状フォトソルダーレジストとしては、例えば特
開昭60−208337号公報、特開昭61−5944
7号公報等には、ノボラック型エポキシ樹脂のアクリル
酸との部分反応物を主体とするソルダーレジストインキ
組成物が提案されている。しかしながら、これらのイン
キ組成物は、いずれも、現像時に1,1,1−トリクロ
ルエタン、トリクロルエチレン、トルエン、シクロヘキ
サノン等の有機溶剤を使用しなければならないため、作
業環境や経済性の点で問題があった。又、これら有機溶
剤による問題を解決するために希アルカリ水溶液で現像
できるものが提案されている。例えば特公平1−543
90号公報にはノボラック型エポキシ樹脂とアクリル酸
の反応物と多塩基酸無水物の反応生成物を主体とするレ
ジストインキ組成物が開示している。
【0004】しかしながら、このレジストインキ組成物
は、希アルカリ水溶液での現像を問題なく行うために、
ノボラック型エポキシ樹脂とアクリル酸の反応物と多塩
基無水物の反応生成物の酸価を比較的に高くしなければ
ならず、特性上、問題であることや溶剤の乾燥時間が短
くしなければならないこと、基板にインキ組成物を塗布
し溶剤を乾燥後、長く放置すると未露光部分が希アルカ
リ水溶液で現像した場合、全く現像できなくなったりす
るため工程上から問題となっている。又、その硬化物
は、無電解金メッキ耐性電解腐食耐性等が不十分であり
問題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意研究した結果、希アルカリ水溶液
で容易に現像ができ、密着性、半田耐熱性、無電解金メ
ッキ耐性、電解腐食耐性等に優れた硬化物を与える樹脂
組成物及びその硬化物を提供することに成功した。
【0006】即ち、本発明は、無水マレイン酸10モル
%以上と無水マレイン酸以外のラジカル重合性モノマー
90%以下とを共重合し得られる共重合物(a)の無水
マレイン酸成分に対してラジカル重合性の一価アルコー
ル(b)およびイミド基を有する1価アルコール(c)
を反応させて得られるエステル化物(A)を含有するこ
とを特徴とする樹脂組成物、レジストインキ組成物及び
その硬化物に関する。
【0007】本発明において無水マレイン酸以外のラジ
カル重合性モノマーとしては、無水マレイン酸とゲル化
せずに共重合可能なモノマーであり、無水酸基と反応す
るエポキシ基、イソシアネート基、水酸基或はアミノ基
等の活性基を有しないモノマーである。このようなモノ
マーとしてはスチレン、α−メチルスチレン等のスチレ
ン系モノマー類、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
【0008】
【化1】
【0009】
【化2】
【0010】
【化3】
【0011】等の(メタ)アクリル酸エステル類、
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】等のマレイミド類、酢酸ビニル等或はこれ
らの混合物を用いることができるが、得られる組成物の
露光現像後の硬度の面からは、スチレン、α−メチルス
チレン、メチルメタクリレート、シクロヘキシルマレイ
ミド、フェニルマレイミド或はこれらの混合物を主成分
とするものを用いるのが好ましい。
【0015】本発明に使用するエステル化物(A)の原
料である共重合物(a)は無水マレイン酸10モル%以
上と無水マレイン酸以外のモノマー90モル%以下とが
共重合されたものである。無水マレイン酸の量が10モ
ル%未満の場合には、露光後、未露光部分の弱アルカリ
水溶液への溶解性が低くなるので好ましくない。
【0016】本発明において使用するエステル化物
(A)は得られた共重合物(a)の無水マレイン酸成分
1モルに対してラジカル重合性の一価アルコール(b)
及びイミド基を有する一価アルコール(c)を0.05
〜0.95モルの割合で反応させて、得たものが好まし
い。ラジカル重合性の一価アルコール(b)としては、
例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピレン(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有
(メタ)アクリル酸エステル等を用いることができる。
また、イミド基を有する一価アルコール(c)として
は、例えば、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタ
ル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フ
タル酸等の二塩基酸無水物とアミノモノエタノール、4
−アミノブタノール、アミノベンジルアルコール、2−
アミノ−2−メチルプロパノール等の分子中に1個の水
酸基を有するアミノ類の等モル量を脱水反応によって得
られる水酸基含有イミド化合物等を用いることができ
る。
【0017】前記(b)成分と(c)成分の使用割合
は、(b)成分と(c)成分の総量1モルに対して
(c)成分の使用量は0.05〜0.5モルが好まし
く、特に好ましくは0.1〜0.3モルである。
【0018】反応時に、希釈剤として、エチルメチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシ
レン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレング
リコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジ
エチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、ブチルセロソルブアセテート、カルビ
トールアセテート等のエステル類、オクタン、デカン等
の脂肪族炭化水素、石油エーテル、石油ナフサ、水添石
油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤等の有機溶
剤類又は、カルビトール(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート,等の反応性単量体類を使
用するのが好ましい。反応中の重合を防止するために、
重合防止剤(例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコー
ル、ピロガロール等)を使用するのが好ましく、その使
用量は、反応原料混合物に対して、好ましくは0.01
〜1重量%である。反応温度は好ましくは60〜150
℃である。又、反応時間は好ましくは5〜30時間であ
る。このようにしてエステル化物(A)を得ることがで
きる。
【0019】このようにして得られたエステル化物
(A)の本発明の組成物に含まれる量は、組成物中10
〜80重量%が好ましく、特に15〜60重量%が好ま
しい。
【0020】本発明の組成物には、(A)成分以外に光
重合開始剤を使用するのが好ましい。光重合開始剤の具
体例としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾ
イン類、アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェ
ニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2
−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−
モルフォリノープロパン−1−オン、N,N−ジメチル
アミノアセトフェノン等のアセトフェノン類、2−メチ
ルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t
ert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキ
ノン、2−アミルアントラキノン、2−アミノアントラ
キノン等のアントラキノン類、2,4−ジメチルチオキ
サントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
トン等のチオキサントン類、アセトフェノンジメチルケ
ターノル、ベンジルジメチルケタノール等のケタール
類、ベンゾフェノン、メチルベンゾフェノン、4,4′
−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビスジエチルア
ミノベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、4−ベンゾイ
ル−4′−メチルジフェニルサルファイド等のベンゾフ
ェノン類、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニ
ルホスフィンオキサイド等があり、単独或は2種以上を
組合せて用いることができる。さらに、光重合開始剤と
共に、N,N−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステ
ル、N,N−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステ
ル、ペンチル4−ジメチルアミノベンゾエート、トリエ
チルアミン、トリエタノールアミン等の三級アミン類の
様な光増感剤を単独或は2種以上を組合せて用いること
ができる。
【0021】好ましい組合せは、2−メチル−1−〔4
−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノープロ
パン−1−オン(チバ・ガイギー社製、イルガキュアー
907)と2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬
(株)製、カヤキュアーDETX)や2−イソプロピル
チオキサントン、4−ベンゾイル−4′−メチルジフェ
ニルサルファイドとの組合せ等である。
【0022】光重合開始剤の使用割合は、本発明の組成
物中、0.5〜20重量%が好ましく、特に好ましくは
1〜10重量%である。本発明の組成物には、(A)成
分以外に、希釈剤を使用するのが好ましい。希釈剤の具
体例としては、例えば有機溶剤及び/又は光重合性モノ
マーが使用できる。有機溶剤の代表的なものとしては、
エチルメチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族
炭化水素類、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メ
チルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、ジプロビレングリコール
モノエチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチル
エーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル
等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、
ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート
等のエステル類、エタノール、プロパノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコールなどのアルコール
類、オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素、石油エーテ
ル、石油ナフサ、水添石油ナフサ、ソルベントナフサ等
の石油系溶剤等を挙げることができる。
【0023】一方、光重合性モノマーの代表的なものと
しては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート類、エチレングリ
コール、メトキシテトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール等のグリコールのモノ又はジ(メタ)ア
クリレート類、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド類、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート等のアミノアルキル(メタ)アク
リレート類、ヘキサンジオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパ
ン、ジペンタエリスリトール、トリス−ヒドロキシエチ
ルイソシアヌレート等の多価アルコール又は、これらの
エチレンオキサイド或はプロピレンオキサイド付加物の
多価(メタ)アクリレート類、フェノキシエチル(メ
タ)アクリレート、ビスフェノールAのポリエトキシジ
(メタ)アクリレート等のフェノール類のエチレンオキ
サイド或はプロピレンオキサイド付加物の(メタ)アク
リレート類、グリセリンジグリシジルエーテル、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、トリグリシ
ジルイソシアヌレート等のグリシジルエーテルの(メ
タ)アクリレート類、及びメラミン(メタ)アクリレー
ト等を挙げることができる。
【0024】前記の希釈剤は、単独又は2種以上の混合
物として用いられ、本発明の組成物に含まれる希釈剤の
量は組成物中、5〜80重量%が好ましく、特に好まし
くは10〜70重量%である。前記、希釈剤の使用目的
は、光重合性モノマーの場合は、(A)成分を希釈し、
塗布しやすい状態にすると共に、光重合性を増強するも
のであり、有機溶剤の場合は、(A)成分を溶解し希釈
せしめ、それによって液状として塗布し、次いで乾燥さ
せることにより造膜せしめるためである。従って用いる
希釈剤に応じて、フォトマスクを塗膜に接触させる接触
方式或は非接触方式のいずれかの露光方式が用いられ
る。
【0025】本発明の組成物には(A)成分以外に硬化
成分を使用するのが好ましい。硬化成分としては、不飽
和二重結合を有しないものでそれ自身が熱や紫外線等に
よって硬化するものや、本発明の組成物中の主成分であ
る(A)成分のカルボキシル基等と熱や紫外線等で反応
するものでも良い。具体的には、例えは、1分子中に1
個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(例えば、
油化シェル(株)製、エピコート1009、1031、
大日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−305
0、N−7050、ダウケミカル社製、DER−642
U、DER−673MF等のビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、東都化成(株)製、ST−2004、ST−2
007等の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、東都
化成(株)製、YDF−2004、YDF−2007等
のビスフェノールF型エポキシ樹脂、坂本薬品工業
(株)製、SR−BBS、SR−TBA−400、東都
化成(株)製、YDB−600、YDB−715等の臭
素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、日本化薬(株)
製、EPPN−201、EOCN−103、EOCN−
1020、BREN等のノボラック型エポキシ樹脂、大
日本インキ化学工業(株)製、エピクロンN−880等
のビスフェノールAのノボラック型エポキシ樹脂、油化
シェル(株)製、YL−931、YL−933等のアミ
ノ基含有エポキシ樹脂、大日本インキ化学工業(株)
製、エピクロンTSR−601等のゴム変性エポキシ樹
脂、日本化薬(株)製、EBPS−200、大日本イン
キ化学工業(株)製、エピクロンEXA−1514等の
ビスフェノールS型エポキシ樹脂、日本油脂(株)製、
ブレンマーDGT等のジグリシジルテレフタレート、日
産化学(株)製、TEPIC等のトリグリシジルイソシ
アヌレート、油化シェル(株)製、YX−4000等の
ビキシレノール型エポキシ樹脂、油化シェル(株)製、
YL−6056等のビフェノール型エポキシ樹脂、ダイ
セル化学工業(株)製、セロキサイド2021等の脂環
式エポキシ樹脂等を挙げることができる。)、メラミン
誘導体(例えば、ヘキサメトキシメラミン、ヘキサブト
キシ化メラミン、縮合ヘキサメトキシメラミン等。)尿
素化合物(例えば、ジメチロール尿素等。)ビスフェノ
ールA系化合物(例えば、テトラメチロール・ビスフェ
ノールA等。)、オキサゾリン化合物を挙げることがで
きる。
【0026】前記硬化成分の使用目的は、密着性、耐熱
性、耐メッキ性等のソルダーレジストとしての諸特性を
さらに向上させるものである。前記の硬化成分は、単独
又は2種以上の混合物として用いられ、本発明の組成物
に含まれる硬化成分の量は組成分中、0〜50重量%が
好ましく、特に好ましくは3〜45重量%である。
【0027】前記硬化成分の中でエポキシ化合物を使用
する場合には、密着性、耐薬品、耐熱性等の特性をより
一層向上するためにエポキシ樹脂硬化剤を併用すること
が好ましい。このようなエポキシ樹脂硬化剤の具体例と
しては、例えば、四国化成工業(株)製、2MZ、2E
4MZ、C11Z、C17Z、2PZ、1B2MZ、2MZ
−CN、2E4MZ−CN、C11Z−CN、2PZ−C
N、2PHZ−CN、2MZ−CNS、2E4MZ−C
NS、2PZ−CNS、2MZ−AZINE、2E4M
Z−AZINE、C11Z−AZINE、2MA−OK、
2P4MHZ、2PHZ、2P4BHZ等のイミダゾー
ル誘導体:アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等のグ
アナミン類:ジアミノジフェニルメタン、m−フェニレ
ンジアミン、m−キシレンジアミン、ジアミノジフェニ
ルスルフォン、ジシアンジアミド、尿素、尿素誘導体、
メラミン、多塩基ヒドラジド等のポリアミン類:これら
の有機酸塩及び/又はエポキシアダクト:三フッ化ホウ
素のアミン錯体:エチルジアミノ−S−トリアジン、
2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2,4−ジアミノ
−6−キシリル−S−トリアジン等のトリアジン誘導体
類:トリメチルアミン、トリエタノールアミン、N,N
−ジメチルオクチルアミン、N−ベンジルジメチルアミ
ン、ピリジン、N−メチルモルホリン、ヘキサ(N−メ
チル)メラミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
フェノール)、テトラメチルグアニジン、m−アミノフ
ェノール等の三級アミン類:ポリビニルフェノール、ポ
リビニルフェノール臭素化物、フェノールノボラック、
アルキルフェノールノボラック等のポリフェノール類:
トリブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリ
ス−2−シアノエチルホスフィン等の有機ホスフィン
類:トリ−n−ブチル(2,5−ジヒドロキシフェニ
ル)ホスホニウムブロマイド、ヘキサデシルトリブチル
ホスホニウムクロライド等のホスホニウム塩類:ベンジ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、フェニルトリブ
チルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩
類:前記多塩基酸無水物:ジフェニルヨードニウムテト
ラフルオロボロエート、トリフェニルスルホニウムヘキ
サフルオロアンチモネート、2,4,6−トリフェニル
チオピリリウムヘキサフルオロホスフェート、チバ・ガ
イギー社製、イルガキュアー261、旭電化(株)製、
オプトマーSP−170等の光カチオン重合触媒:スチ
レン−無水マレイン酸樹脂:フェニルイソシアネートと
ジメチルアミンの等モル反応物や、トリレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート等の有機ポリイソ
シアネートとジメチルアミンの等モル反応物等の公知慣
用の硬化剤類或は硬化促進剤類を単独又は2種以上混合
して用いる。エポキシ樹脂硬化剤の使用量は、前記エポ
キシ化合物100重量部に対して、0.01〜25重量
部が好ましく、特に好ましくは0.1〜15重量部であ
る。
【0028】本発明の組成物は、更に、密着性、硬度等
の特性を向上する目的で必要に応じて、硫酸バリウム、
チタン酸バリウム、酸化ケイ素粉、微粉状酸化ケイ素、
無定形シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸アルミニウム、
雲母粉等の公知慣用の無機充填剤が使用できる。その使
用量は、本発明の組成物中の0〜60重量%が好まし
く、特に好ましくは5〜40重量%である。
【0029】更に、必要に応じて、フタロシアニン・ブ
ルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリー
ン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化
チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラック等の公
知慣用の着色剤、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル、tert−ブチルカテコール、ピロガ
ロール、フェノチアジン等の公知慣用の重合禁止剤、ア
スベスト、オルベン、ベントン、モンモリロナイト等の
公知慣用の増粘剤、シリコーン系、フッ素系、高分子系
等の消泡剤及び/又はレベリング剤、イミダゾール系、
チアゾール系、トリアゾール系、シランカップリング剤
等の密着性付与剤のような公知慣用の添加剤類を用いる
ことができる。
【0030】又、アクリル酸エステル類等のエチレン性
不飽和化合物の共重合体類や、多価アルコール類と多塩
基酸化合物から合成されるポリエステル樹脂類等の公知
慣用のバインダー樹脂又はポリエステル(メタ)アクリ
レート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート等の光重合性オリゴマー類もソル
ダーレジストとして諸特性に影響を及ぼさない範囲で用
いることができる。
【0031】又、本発明の組成物の引火性の低下のため
に水を添加することができる。水を添加する場合には、
(A)成分のカルボキシル基をトリメチルアミン、トリ
エチルアミン等のアミン類、N,N−ジメチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、N−イ
ソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド等の3級アミノ基を有する(メタ)アクリ
レート化合物で造塩することにより,(A)成分を水に
溶解するようにすることが好ましい。本発明の組成物
は、配合成分を好ましくは前記の割合で配合し、ロール
ミル等で均一に混合することにより得られる。
【0032】本発明の組成物は、レジストインキに有用
である他、塗料、コーティング剤、接着剤等として使用
できる。本発明のレジストインキ組成物は、例えば、次
のようにして硬化し、硬化物を得る。即ち、プリント配
線板にスクリーン印刷法、スプレー法、ロールコート
法、静電塗装法、カーテンコート法等の方法により10
〜160μmの膜厚で本発明の組成物を塗布し、塗膜を
60〜110℃で乾燥させた後、ネガフィルムを塗膜に
直接に接触させ(又は、接触しない状態で塗膜の上に置
き)、次いで紫外線を照射し、未露光部分を希アルカリ
水溶液(例えば、0.5〜2%炭酸ソーダ水溶液等)で
溶解除去(現像)した後、更に諸物性の向上のために、
紫外線の照射及び/又は加熱(例えば、100〜200
℃で、0.5〜1.0時間。)によって十分な硬化を行
い硬化皮膜を得る。
【0033】本発明の組成物は、紫外線照射により容易
に硬化する。本発明の組成物の紫外線照射による硬化は
常法により行うことができる。例えば低圧又は高圧水銀
灯、キセノン灯等を用い紫外線を照射すればよい。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。なお、合成例中の部は重量部である。
【0035】エステル化物(A)の合成例 合成例1 スチレン−無水マレイン酸共重合体「SMA1000」
(ARCO社製、商品名、無水マレイン酸含有率50モ
ル%)404部、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル386.6部を仕込み80℃で加熱溶解後、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート115.9部下記構造式のイ
ミド化合物60部
【0036】
【化6】
【0037】メトキノン0.9部を仕込み、100℃で
20時間反応させた。得られたエステル化物(A−1)
は、固形分60%、固形分の酸価(mgKOH/g)83の粘稠
液体であった。
【0038】合成例2 90℃に加熱したジエチレングリコールジメチルエーテ
ル242部に無水マレイン酸150部、シクロヘキシル
マレイミド175部、メチルメタクリレート60部、ア
ゾビスイソブチロニトリル3部及びイソオクチルメルカ
プトプロピオネート3部をジエチレングリコールジメチ
ルエーテル150部に溶解したものを30分間で滴下し
た後、N2 ガス気流中にて90℃で2時間反応させた。
次に、このようにして得られた共重合体溶液に2−ヒド
ロキシエチルアクリレート142部、下記構造式のイミ
ド化合物59.6部、
【0039】
【化7】
【0040】メチルハイドロキノン0.8部を仕込み、
100℃で20時間反応し、エステル化物(A−2)を
得た。生成物は固形分60%、固形分の酸価(mgKOH/g)
145の粘稠液体であった。
【0041】合成例3 「SMA1000」404部、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル395部を仕込み、80℃で加熱溶解
後、2−ヒドロキシエチルアクリレート132部、下記
構造式のイミド化合物56.2部、
【0042】
【化8】
【0043】メチルハイドロキノン1.0部を仕込み、
100℃で20時間反応させた。得られたエステル化物
(A−3)は、固形分60%、固形分の酸価(mg/KOH/
g)135の粘稠液体であった。
【0044】合成例4 「SMA1000」404部、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル380部を仕込み、80℃で加熱溶解
後、2−ヒドロキシエチルアクリレート165.5部、
メチルハイドロキノン0.9部を仕込み、100℃で2
0時間反応させた。得られたエステル化物(A−4)
は、固形分60%、固形分の酸価(mg/KOH/g)140の
粘稠液体であった。
【0045】実施例1〜3、比較例1 表1に示す配合組成(数値は重量部である)に従ってレ
ジストインキ組成物(イ)及び(ロ)を配合し、3本ロ
ールミルでそれぞれ別々に混練し(イ)250gと
(ロ)70gを混合し、調製した。これをスクリーン印
刷法により、100メッシュのポリエステルスクリーン
を用いて20〜30μmの厚さになるように、パターン
形成されている銅スリホールプリント配線基板に全面塗
布し、塗膜を85℃の熱風乾燥器で60分間乾燥し、レ
ジストパターンを有するネガフィルムを塗膜に密着させ
紫外線露光装置((株)オーク製作所、型式HMW−6
80GW)を用いて、紫外線を照射した(露光量350
mJ/cm2) 。次いで1%の炭酸ナトリウム水溶液で60秒
間、2.0kg/cm2のスプレー圧で現像し、未露光部を溶
解除去した。その後、150℃の熱風乾燥器で40分加
熱硬化を行い、得られた硬化膜を有する試験片につい
て、密着性、半田耐熱性、無電解金メッキ耐性、電解腐
食耐性の試験を行った。それらの結果を表2に示す。
【0046】なお、試験方法及び評価方法は、次のとお
りである。 (密着性)JIS D 0202の試験方法に従って硬
化膜に基盤目状にクロスカットを入れ、次いでセロハン
テープによるピーリングテスト後の剥れの状態を目視判
定した。 ◎・・・・100/100で全く剥れのないもの ○・・・・100/100でクロスカット部が少し剥れ
たもの △・・・・50/100〜90/100 ×・・・・0/100〜50/100
【0047】(半田耐熱性)JIS C 6481の試
験方法に従って、260℃の半田溶への試験片の10秒
浸漬を3回又は2回行い、外観の変化を評価した。 (ポストフラックス耐性)10秒浸漬を3回行い、外観
の変化を評価した。 ○・・・・外観変化なし △・・・・硬化膜の変色が認められるもの ×・・・・硬化膜の浮き、剥れ、半田潜りあり 注)使用したポストフラックス(ロジン系):JIS
C 6481に従ったフラックを使用。 (レベラー用フラックス耐性)10秒浸漬を2回行い、
煮沸水に10分浸漬後、外観の変化を評価した。 ○・・・・外観変化なし △・・・・硬化膜の変色が認められるもの ×・・・・硬化膜の浮き、剥れ、半田潜あり 注)使用したレベラー用フラックス:(株)メック製、
W−121
【0048】(無電解金メッキ耐性)パターン形成され
ている銅スルホールプリント配線基板の銅面を表面処理
(表面研摩(石井表記(株)製、砥粒No.270を使
用してジェットスクラブ研摩)あるいは(石井表記
(株)製、No.1200のロール状のバフ研摩)し、
水洗、乾燥したもの。)し、前記と同様にして、塗布→
乾燥→露光→現像→加熱し試験片を得た。この試験片を
用いて下記の工程のように無電解金メッキを行い,その
試験片について外観の変化及びセロテープを用いたピー
リング試験を行いレジストの剥離状態を判定した。 ○・・・・外観変化もなく、レジストの剥離も全くない △・・・・外観の変化はないが、レジストにわずかに剥
れがある ×・・・・レジストの浮きが見られ、メッキ潜りが認め
られ、ピーリング試験でレジストの剥れが大きい。
【0049】無電解金メッキ工程 脱脂 試験片を30℃の酸性脱脂液((株)日本マクダーミッ
ド製、MetexL−5Bの20%Vol水溶液)に3
分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 ソフトエッチ 14.3%wt、過硫酸アンモン水溶液に室温で試験片
を3分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 酸浸漬 10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、浸
漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間 触媒付与 試験片を30℃の触媒液((株)メルテックス製、メタ
ルプレートアクチベーター350の10%Vol.水溶
液)に7分間、浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間
【0050】無電解ニッケルメッキ 試験片を85℃、pH=4.6のニッケルメッキ液
((株)メルテックス製、メルプレートNi−865
M、20%Vol.水溶液)に20分間、浸漬 酸浸漬 0 10%Vol.硫酸水溶液に室温で試験片を1分間、浸
漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、30秒〜1分間 無電解金メッキ 試験片を95℃、pH=6の金メッキ液((株)メルテ
ックス製、オウロレクトロレス UP 15%Vol.
シアン化金カリウム3%Vol.水溶液)に10分間、
浸漬 水洗 流水中に試験片を浸漬、3分間 湯洗 60℃の温水に試験片を浸漬、3分間 十分に水洗後、水を良くきり乾燥し無電解金メッキした
試験片を得る
【0051】(電解腐食耐性)試験片を、121℃、1
00%RH、2気圧の条件で直流で50Vの印加電圧で
50時間放置し、試験片の外観の変化を評価した。 ◎・・・・外観に全く変化がないもの ○・・・・レジスト硬化膜がやや変色しているもの △・・・・レジスト硬化膜の変色が大きく広がっている
もの ×・・・・レジスト硬化膜の表面に白粉が見られ、全面
に変色が広がっているもの
【0052】
【表1】 表1 基準組成 (イ) エステル化合物(A) 154部 光重合開始剤:イルガキュアー907 12部 カヤキュアーDETX−S 0.5部 希釈剤 :カルビトールアセテート 5部 ソルベッソ150 5部 KAYARAD DPHA 10部 その他 :フューズレックス 54.7部 アエロジル380 5部 フタロシアニングリーン(着色顔料) 1.8部 ジシアンジアミド(エポキシ硬化剤) 1.0部 合計 250部 (ロ) 希釈剤 :KAYARAD DPHA 10部 カルビトールアセテート 10部 ソルベッソ150 5部 硬化成分 :EOCN−104S 5部 TEPIC 20部 その他 :硫酸バリウム 20部 合計 70部
【0053】合成例1〜4で得られた樹脂の配合に対応
して、合成例1〜3で得られた樹脂を配合したものは、
実施例1〜3、合成例4で得られた樹脂を配合したもの
は、比較例1とした。 注)イルガキュアー907:チバ・ガイギー社製 光重
合開始剤 2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2
−モルフォリノ−プロパン−1−オン カヤキュアーDETX−S:日本化薬(株)製 光重合
開始剤 2,4−ジエチルチオキサントン ソルベッソ150:エクソン化学(株)製 ソルベント
ナフサ KAYARAD DPHA:日本化薬(株)製 ジペン
タエリスリトールヘキサ及びペンタアクリレート混合物 フューズレックス:龍森(株)製 溶融シリカ アエロジル380:日本アエロジル(株)製 無水シリ
カ EOCN−104S:日本化薬(株)製 0−クレゾー
ル・ノボラック型エポキシ樹脂 TEPIC:日産化学(株)製 トリグリシジルエーテ
ルイソシアヌレート
【0054】
【表2】 表2 実 施 例 比較例 1 2 3 1 合成例で得たエステル化物 (A−1)(A−2)(A−3)(A−4) 密着性 ◎ ◎ ◎ ◎ 半田耐熱性 *1 X ○ ○ ○ ○ Y ○ ○ ○ ○ 無電解金メッキ金耐性*2x ○ ○ ○ × y ○ ○ ○ △ 電解腐食耐性 ○ ○ ○ ×
【0055】 注) *1 Xはポストフラックス耐性の評価結果 Yはレベラー用フラックス耐性の評価結果 *2 xは銅面の表面研摩を砥粒No.270の研摩剤
で、ジエットスクラブ研摩を行った試験片の評価結果 yは銅面の表面研摩をNo.1200のロール状バフ研
摩を行った試験片の評価結果
【0056】表2から明らかなように、本発明のレジス
トインキ組成物の硬化物は、無電解金メッキ耐性及び電
解腐食耐性に優れている。
【0057】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、パターンを形成
したフィルムを通した選択的に紫外線により露光し、未
露光部分を現像することによりソルダーレジストパター
ンの形成において、露光部の現像液に対する耐性を有
し、得られた硬化物が無電解金メッキ耐性、電解腐食耐
性に優れ、密着性、半田耐熱性等も十分に満足するもの
であり、特に液状ソルダーレジストインキ組成物に適し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無水マレイン酸10モル%以上と無水マレ
    イン酸以外のラジカル重合性モノマー90%以下とを共
    重合して得られる共重合物(a)の無水マレイン酸成分
    に対してラジカル重合性の一価アルコール(b)および
    イミド基を有する1価アルコール(c)を反応させて得
    られるエステル化物(A)を含有することを特徴とする
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエステル化物(A)を含有
    することを特徴とするレジストインキ組成物。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の組成物の硬化
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7084186B2 (en) 2000-06-19 2006-08-01 Toagosei Co., Ltd. Crosslinkable resin compositions
JP2008007687A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toyo Ink Mfg Co Ltd 活性エネルギー線硬化型組成物
JP5588503B2 (ja) * 2010-04-13 2014-09-10 昭和電工株式会社 付加共重合体、感光性樹脂組成物及びカラーフィルター

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JP4702204B2 (ja) * 2006-06-30 2011-06-15 東洋インキScホールディングス株式会社 活性エネルギー線硬化型組成物
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