JPH09126222A - 多シリンダ内燃機関のクランクシャフト軸受装置 - Google Patents
多シリンダ内燃機関のクランクシャフト軸受装置Info
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- JPH09126222A JPH09126222A JP8264586A JP26458696A JPH09126222A JP H09126222 A JPH09126222 A JP H09126222A JP 8264586 A JP8264586 A JP 8264586A JP 26458696 A JP26458696 A JP 26458696A JP H09126222 A JPH09126222 A JP H09126222A
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- crankshaft
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C9/00—Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/0043—Arrangements of mechanical drive elements
- F02F7/0053—Crankshaft bearings fitted in the crankcase
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C3/00—Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
- F16C3/04—Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
- F16C3/06—Crankshafts
- F16C3/14—Features relating to lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受個所から流出し、クランクアームによっ
て飛ばされるオイルを案内し、オイルの過剰な発泡を防
止し、クランクシャフト軸受装置やクランク室内でのオ
イルの滞留時間を短縮する。 【解決手段】 多シリンダ内燃機関のクランクシャフト
軸受装置は、上側の軸受部分2と下側の軸受部分3とそ
れに連結された上側と下側の軸受ブリッジ6,7を備え
ている。この軸受ブリッジは軸受穴を有し、この軸受穴
内にクランクシャフト5のジャーナル4が軸受されてい
る。クランク軸のジャーナルはオイル溝を経て軸受穴に
潤滑剤を供給することにより潤滑される。軸受ブリッジ
の側面にオイル溝17,18が形成され、このオイル溝
はその半径方向内側の側面が開放し、組み込み位置で下
側にある流出口を備えている。
て飛ばされるオイルを案内し、オイルの過剰な発泡を防
止し、クランクシャフト軸受装置やクランク室内でのオ
イルの滞留時間を短縮する。 【解決手段】 多シリンダ内燃機関のクランクシャフト
軸受装置は、上側の軸受部分2と下側の軸受部分3とそ
れに連結された上側と下側の軸受ブリッジ6,7を備え
ている。この軸受ブリッジは軸受穴を有し、この軸受穴
内にクランクシャフト5のジャーナル4が軸受されてい
る。クランク軸のジャーナルはオイル溝を経て軸受穴に
潤滑剤を供給することにより潤滑される。軸受ブリッジ
の側面にオイル溝17,18が形成され、このオイル溝
はその半径方向内側の側面が開放し、組み込み位置で下
側にある流出口を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側の軸受部分と
下側の軸受部分と、それに連結された上側と下側の軸受
ブリッジと、この軸受ブリッジの軸受面に開口している
潤滑オイル供給部とを備えている、多シリンダ内燃機関
のクランクシャフト軸受装置に関する。
下側の軸受部分と、それに連結された上側と下側の軸受
ブリッジと、この軸受ブリッジの軸受面に開口している
潤滑オイル供給部とを備えている、多シリンダ内燃機関
のクランクシャフト軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなクランクシャフト軸受装置は
例えばドイツ連邦共和国特許第3426208号明細書
によって知られている。このようなクランクシャフト軸
受装置はクランクシャフトの軸受ブッシュまたはクラン
クシャフトジャーナルの範囲において、軸受ブッシュま
たは軸受穴内に、外周の少なくとも一部にわたって延び
るオイル溝を備えている。このオイル溝は公知のごとく
軸受ブリッジの穴を介して内燃機関のオイル供給部に接
続され、運転中回転するクランクシャフト、特にそのク
ランクシャフトジャーナルを潤滑し、クランクピンを間
接的に潤滑する。オイル溝内に案内される潤滑剤は内燃
機関の運転中、オイル圧力によって軸受穴とクランクシ
ャフトジャーナルの間の隙間に入り、軸受穴の縁から流
出する。オイルはクランクシャフトの回転するアームに
よって連れ去られ、半径方向にまたは接線方向に飛ばさ
れる。軸受個所で流出する潤滑剤のこの飛散により、オ
イルに大きな渦が発生し、最後には強く発泡するかまた
は空気を多く含むことになる。更に、飛ばされたオイル
はクランクシャフト室内に広く分配され、通常クランク
シャフト室の下方にあるオイル溜に非常にゆっくり達す
る。その結果、内燃機関の確実な運転のために必要なオ
イル量を比較的に多くしなければならず、それによって
すべての運転状態で、特に横方向および縦方向加速時
に、オイル溜内に充分なオイルレベルを保証することが
できる。オイルの飛ばしおよび分配によって生じるオイ
ルの泡は同時に、潤滑剤の品質を大幅に低下させるかあ
るいはオイルの空気含有量を低減し、油圧付勢される部
品の確実な機能を保証するために、コストのかかる手段
を必要とする。必要な多量のオイルと、オイル内への空
気の混入は、出力を低下させるかまたは燃料消費を増大
させる。なぜなら、多量の潤滑剤を運転温度に高め、循
環させなければならないからである。これはエネルギー
上の理由から不所望であり、かつ内燃機関または乗用車
の環境に対するやさしさの要求が高まり、多量のオイル
の使用が受け入れられない。
例えばドイツ連邦共和国特許第3426208号明細書
によって知られている。このようなクランクシャフト軸
受装置はクランクシャフトの軸受ブッシュまたはクラン
クシャフトジャーナルの範囲において、軸受ブッシュま
たは軸受穴内に、外周の少なくとも一部にわたって延び
るオイル溝を備えている。このオイル溝は公知のごとく
軸受ブリッジの穴を介して内燃機関のオイル供給部に接
続され、運転中回転するクランクシャフト、特にそのク
ランクシャフトジャーナルを潤滑し、クランクピンを間
接的に潤滑する。オイル溝内に案内される潤滑剤は内燃
機関の運転中、オイル圧力によって軸受穴とクランクシ
ャフトジャーナルの間の隙間に入り、軸受穴の縁から流
出する。オイルはクランクシャフトの回転するアームに
よって連れ去られ、半径方向にまたは接線方向に飛ばさ
れる。軸受個所で流出する潤滑剤のこの飛散により、オ
イルに大きな渦が発生し、最後には強く発泡するかまた
は空気を多く含むことになる。更に、飛ばされたオイル
はクランクシャフト室内に広く分配され、通常クランク
シャフト室の下方にあるオイル溜に非常にゆっくり達す
る。その結果、内燃機関の確実な運転のために必要なオ
イル量を比較的に多くしなければならず、それによって
すべての運転状態で、特に横方向および縦方向加速時
に、オイル溜内に充分なオイルレベルを保証することが
できる。オイルの飛ばしおよび分配によって生じるオイ
ルの泡は同時に、潤滑剤の品質を大幅に低下させるかあ
るいはオイルの空気含有量を低減し、油圧付勢される部
品の確実な機能を保証するために、コストのかかる手段
を必要とする。必要な多量のオイルと、オイル内への空
気の混入は、出力を低下させるかまたは燃料消費を増大
させる。なぜなら、多量の潤滑剤を運転温度に高め、循
環させなければならないからである。これはエネルギー
上の理由から不所望であり、かつ内燃機関または乗用車
の環境に対するやさしさの要求が高まり、多量のオイル
の使用が受け入れられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の根底
をなす課題は、オイルの過剰の発泡を回避し、同時にク
ランクシャフト軸受装置またはクランクシャフト室内で
の飛ばされたオイルまたは渦流化されたオイルの滞留時
間を短縮し、内燃機関の運転のために少量のオイルで充
分であり、オイル溜内に達するオイル−空気−混合物の
空気成分が非常に少ない、冒頭に述べた種類のクランク
シャフト軸受装置を提供することである。
をなす課題は、オイルの過剰の発泡を回避し、同時にク
ランクシャフト軸受装置またはクランクシャフト室内で
の飛ばされたオイルまたは渦流化されたオイルの滞留時
間を短縮し、内燃機関の運転のために少量のオイルで充
分であり、オイル溜内に達するオイル−空気−混合物の
空気成分が非常に少ない、冒頭に述べた種類のクランク
シャフト軸受装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によ
り、少なくとも一つの軸受ブリッジの側面に、外周の少
なくとも一部にわたって延びるオイル溝が形成され、こ
のオイル溝がその半径方向内側で開放し、オイル溝が組
み込み位置で下側にある流出口を備えていることによっ
て解決される。オイル溝を軸受ブリッジの側面に形成し
たことにより、クランクシャフトのアームによって半径
方向または接線方向に飛ばされるオイルが捕集および案
内される。クランク室全体への分配は大幅に阻止され
る。このオイル溝が下側へ開放していることにより、オ
イルの効果的な捕集、案内および捕集されたオイルの、
オイル溜(オイルパン)への適切な排出が保証される。
それによって、クランクシャフト室内でのオイルの滞留
時間が短くなるので、軸受個所から出るオイルがオイル
溜に早く達し、内燃機関のオイル回路に早く供されるの
で、オイル量が少なくて済む。同時に、オイルの捕集と
案内によって発泡が充分に阻止または低減されるので、
オイルの潤滑特性および搬送特性の点でも改善される。
これは特に、例えば弁隙間補正装置を備えた弁リフタ、
チェーンテンショナー等のような油圧部品の機能の観点
からも重要である。
り、少なくとも一つの軸受ブリッジの側面に、外周の少
なくとも一部にわたって延びるオイル溝が形成され、こ
のオイル溝がその半径方向内側で開放し、オイル溝が組
み込み位置で下側にある流出口を備えていることによっ
て解決される。オイル溝を軸受ブリッジの側面に形成し
たことにより、クランクシャフトのアームによって半径
方向または接線方向に飛ばされるオイルが捕集および案
内される。クランク室全体への分配は大幅に阻止され
る。このオイル溝が下側へ開放していることにより、オ
イルの効果的な捕集、案内および捕集されたオイルの、
オイル溜(オイルパン)への適切な排出が保証される。
それによって、クランクシャフト室内でのオイルの滞留
時間が短くなるので、軸受個所から出るオイルがオイル
溜に早く達し、内燃機関のオイル回路に早く供されるの
で、オイル量が少なくて済む。同時に、オイルの捕集と
案内によって発泡が充分に阻止または低減されるので、
オイルの潤滑特性および搬送特性の点でも改善される。
これは特に、例えば弁隙間補正装置を備えた弁リフタ、
チェーンテンショナー等のような油圧部品の機能の観点
からも重要である。
【0005】オイル溝が互いに補完して形づくられた両
軸受ブリッジに形成され、かつ互いに接続されている
と、クランクアームで飛ばされたオイルの案内が特に効
果的である。それによって、広い外周範囲にわたってオ
イルが捕集され、適切に導出される。オイル溝が270
°以上の周範囲にわたって延びていると、オイルの案内
が特に望ましくなる。オイル溝がほぼ台形の横断面を有
すると、例えばフライス加工によって、オイル溝を製作
技術的に比較的に少ないコストで形成することができ
る。同時に、この横断面によって、良好で効果的な案内
が保証される。
軸受ブリッジに形成され、かつ互いに接続されている
と、クランクアームで飛ばされたオイルの案内が特に効
果的である。それによって、広い外周範囲にわたってオ
イルが捕集され、適切に導出される。オイル溝が270
°以上の周範囲にわたって延びていると、オイルの案内
が特に望ましくなる。オイル溝がほぼ台形の横断面を有
すると、例えばフライス加工によって、オイル溝を製作
技術的に比較的に少ないコストで形成することができ
る。同時に、この横断面によって、良好で効果的な案内
が保証される。
【0006】オイル溝の壁が軸受ブリッジと一体に形成
されていると有利である。これは特に、軸受部品が例え
ばアルミニウム合金の鋳造部品として製作されていると
きに特に有利である。オイル溝が軸方向においてクラン
クシャフトのクランクアームに少なくとも部分的にかぶ
さっていると、クランクアームによって飛ばされたオイ
ルの案内または導出を特に効果的に行うことができる。
その際、覆われていない空間をできるだけ少なくするた
めに、オイル溝が連接棒にできるだけ近づけて案内され
る。それによって、オイル溝のそばを通って空いたクラ
ンク室に達するオイルの量が少なくなる。
されていると有利である。これは特に、軸受部品が例え
ばアルミニウム合金の鋳造部品として製作されていると
きに特に有利である。オイル溝が軸方向においてクラン
クシャフトのクランクアームに少なくとも部分的にかぶ
さっていると、クランクアームによって飛ばされたオイ
ルの案内または導出を特に効果的に行うことができる。
その際、覆われていない空間をできるだけ少なくするた
めに、オイル溝が連接棒にできるだけ近づけて案内され
る。それによって、オイル溝のそばを通って空いたクラ
ンク室に達するオイルの量が少なくなる。
【0007】更に、クランクアームの回転外周面に対す
るオイル溝の離隔距離をできるだけ短くすると有利であ
る。しかし、約4mmの最低距離を下回らないようにす
べきである。それによって、オイル溝のそばを通ってク
ランク室に達するオイルの量が少なくなる。
るオイル溝の離隔距離をできるだけ短くすると有利であ
る。しかし、約4mmの最低距離を下回らないようにす
べきである。それによって、オイル溝のそばを通ってク
ランク室に達するオイルの量が少なくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の他の利点および有利な実
施形は、従属請求項と次の説明から明らかである。この
実施の形態で示したクランクシャフト軸受装置は、内燃
機関のそれ自体公知のクランクケースの強度を改善する
ために使用される軸受ブリッジを備えた軸受台を含んで
いる。この実施の形態の軸受台は、ボクサー(水平対
向)構造の内燃機関で使用するように形成されている
が、直列構造およびV字型シリンダ配置の内燃機関に容
易に転用可能である。
施形は、従属請求項と次の説明から明らかである。この
実施の形態で示したクランクシャフト軸受装置は、内燃
機関のそれ自体公知のクランクケースの強度を改善する
ために使用される軸受ブリッジを備えた軸受台を含んで
いる。この実施の形態の軸受台は、ボクサー(水平対
向)構造の内燃機関で使用するように形成されている
が、直列構造およびV字型シリンダ配置の内燃機関に容
易に転用可能である。
【0009】軸受台1は梯子形の梯子上側部分2と、同
様に梯子形の軸受下側部分3からなっている。両部分は
クランクシャフト5のジャーナル4毎に軸受ブリッジ
6,7を備えている。この軸受ブリッジは軸受穴8,9
を有する。軸受穴は互いに向き合い、図示していない軸
受ボルトによって互いに固定連結されている。この軸受
ボルトは一直線上にある穴10,11内に設けられてい
る。軸受穴8,9は半円形の軸受金12,13を備えて
いる。この軸受金内には穴14が形成され、この穴は軸
受穴内の周方向の環状溝15に接続されている。この環
状溝15はそれに開口する穴16を介して内燃機関のオ
イル供給部に接続されている。
様に梯子形の軸受下側部分3からなっている。両部分は
クランクシャフト5のジャーナル4毎に軸受ブリッジ
6,7を備えている。この軸受ブリッジは軸受穴8,9
を有する。軸受穴は互いに向き合い、図示していない軸
受ボルトによって互いに固定連結されている。この軸受
ボルトは一直線上にある穴10,11内に設けられてい
る。軸受穴8,9は半円形の軸受金12,13を備えて
いる。この軸受金内には穴14が形成され、この穴は軸
受穴内の周方向の環状溝15に接続されている。この環
状溝15はそれに開口する穴16を介して内燃機関のオ
イル供給部に接続されている。
【0010】軸受ブリッジ6,7の側面には円セグメン
ト状の突起17,18が形成されている。この突起はフ
ランジ面19,20の上側部分から出発して、本実施の
形態では約145°の周範囲にわたって延びている。突
起17,18はその自由端面の範囲が内側へ傾斜してい
るので、半径方向内側へ開放する溝を形成している。す
なわち、突起の横断面がほぼ台形である。突起17,1
8はオイル溝を形成し、半径Rのクランクアーム21の
回転外周面に対して比較的に小さな間隔をおいて延びて
いる。突起17,18は軸方向においてクランク軸5の
クランクアーム21にかぶさり、それぞれのクランクピ
ン22側のクランクアーム21の内側側面23の延長部
まで達している。
ト状の突起17,18が形成されている。この突起はフ
ランジ面19,20の上側部分から出発して、本実施の
形態では約145°の周範囲にわたって延びている。突
起17,18はその自由端面の範囲が内側へ傾斜してい
るので、半径方向内側へ開放する溝を形成している。す
なわち、突起の横断面がほぼ台形である。突起17,1
8はオイル溝を形成し、半径Rのクランクアーム21の
回転外周面に対して比較的に小さな間隔をおいて延びて
いる。突起17,18は軸方向においてクランク軸5の
クランクアーム21にかぶさり、それぞれのクランクピ
ン22側のクランクアーム21の内側側面23の延長部
まで達している。
【0011】上述のように、本実施の形態で示した軸受
台はボクサー構造の内燃機関に組み込むためのものであ
る。両軸受部分(軸受上側部分2と軸受下側部分3)の
フランジ面19,20は垂直に延び、シリンダが水平に
配置されているので、互いに接続されたオイル溝は、下
側へ開放した円リングを形成している。従って、内燃機
関の運転中にオイル溝内を案内されるオイルは下側へ流
出し、比較的に短い距離で、軸受台の下方に設けられた
図示していないオイルパンに流出することができる。
台はボクサー構造の内燃機関に組み込むためのものであ
る。両軸受部分(軸受上側部分2と軸受下側部分3)の
フランジ面19,20は垂直に延び、シリンダが水平に
配置されているので、互いに接続されたオイル溝は、下
側へ開放した円リングを形成している。従って、内燃機
関の運転中にオイル溝内を案内されるオイルは下側へ流
出し、比較的に短い距離で、軸受台の下方に設けられた
図示していないオイルパンに流出することができる。
【0012】オイル溝の形成は、クランクシャフト軸受
装置の図示し説明した構造に制限されない。軸受上側部
分の上側の軸受ブッシュをクランクケースに直接一体化
することができる。その際、軸受下側部分は図示のよう
に梯子形の軸受部分として形成可能である。更に、軸受
下側部分の軸受ブリッジの一部を個々の軸受カバーの形
に形成することができる。
装置の図示し説明した構造に制限されない。軸受上側部
分の上側の軸受ブッシュをクランクケースに直接一体化
することができる。その際、軸受下側部分は図示のよう
に梯子形の軸受部分として形成可能である。更に、軸受
下側部分の軸受ブリッジの一部を個々の軸受カバーの形
に形成することができる。
【図1】クランクシャフトの一部を示す、クランクシャ
フト軸受装置の部分縦断面図である。
フト軸受装置の部分縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿ったクランクシャフト
軸受装置の軸受部分の横断面図である。
軸受装置の軸受部分の横断面図である。
【図3】軸受部分のフランジ面の平面図である。
2 上側の軸受部分 3 下側の軸受部分 5 クランクシャフト 6,7 軸受ブリッジ 14,15,16 潤滑オイル供給部 17,18 オイル溝 21 クランクアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイーター・ノウアーク ドイツ連邦共和国、73235 ウアイルハイ ム、ゲオルク− カンデンウアイン、89 (72)発明者 ヘルベルト・アムプフエレル ドイツ連邦共和国、74343 ザッハゼンハ イム、メッテルツイムメレル・ストラー セ、24 (72)発明者 ミッヒャエル・ムッデマン ドイツ連邦共和国、71287 ウアィッスア ッハ、シユタールビユールストラーセ、8
Claims (8)
- 【請求項1】 上側の軸受部分(2)と下側の軸受部分
(3)と、それに連結された上側と下側の軸受ブリッジ
(6,7)と、この軸受ブリッジの軸受面に開口してい
る潤滑オイル供給部(14,15,16)とを備えてい
る、多シリンダ内燃機関のクランクシャフト軸受装置に
おいて、少なくとも一つの軸受ブリッジの側面に、外周
の少なくとも一部にわたって延びるオイル溝(17,1
8)が形成され、このオイル溝がその半径方向内側で開
放し、オイル溝が組み込み位置で下側にある流出口を備
えていることを特徴とするクランクシャフト軸受装置。 - 【請求項2】 オイル溝(17,18)が互いに補完し
て形づくられた両軸受ブリッジ(6,7)に形成され、
かつ互いに接続されていることを特徴とする請求項1記
載のクランクシャフト軸受装置。 - 【請求項3】 オイル溝(17,18)が270°以上
の周範囲にわたって延びていることを特徴とする請求項
2記載のクランクシャフト軸受装置。 - 【請求項4】 オイル溝(17,18)がほぼ台形の横
断面を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
一つに記載のクランクシャフト軸受装置。 - 【請求項5】 オイル溝(17,18)の壁が軸受ブリ
ッジ(6,7)と一体に形成されていることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか一つに記載のクランクシャフ
ト軸受装置。 - 【請求項6】 上側およびまたは下側の軸受ブリッジ
(6,7)が梯子形の上側およびまたは下側のクランク
シャフト軸受台(2,3)に形成されていることを特徴
とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のクランクシ
ャフト軸受装置。 - 【請求項7】 オイル溝(17,18)が軸方向におい
てクランクシャフト(5)のクランクアーム(21)に
少なくとも部分的にかぶさっていることを特徴とする請
求項1〜6のいずれか一つに記載のクランクシャフト軸
受装置。 - 【請求項8】 オイル溝(17,18)がほぼ円形に形
成され、その直径がクランクアーム(21)の回転外周
面の直径よりも少しだけ大きいことを特徴とする請求項
1〜7のいずれか一つに記載のクランクシャフト軸受装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19537192A DE19537192C1 (de) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | Kurbelwellenlagerung einer mehrzylindrigen Brennkraftmaschine |
DE19537192:5 | 1995-10-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126222A true JPH09126222A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=7774151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8264586A Pending JPH09126222A (ja) | 1995-10-06 | 1996-10-04 | 多シリンダ内燃機関のクランクシャフト軸受装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5711614A (ja) |
EP (1) | EP0767316B1 (ja) |
JP (1) | JPH09126222A (ja) |
KR (1) | KR970021801A (ja) |
DE (2) | DE19537192C1 (ja) |
ES (1) | ES2171583T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127864A (ja) * | 2007-11-23 | 2009-06-11 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | クランクシャフトの主軸受を包囲するための装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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