JPH0886223A - 車両用エンジン - Google Patents
車両用エンジンInfo
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- JPH0886223A JPH0886223A JP22344194A JP22344194A JPH0886223A JP H0886223 A JPH0886223 A JP H0886223A JP 22344194 A JP22344194 A JP 22344194A JP 22344194 A JP22344194 A JP 22344194A JP H0886223 A JPH0886223 A JP H0886223A
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- JP
- Japan
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- crankcase
- ignition signal
- cam chain
- sensor
- lubricating oil
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
ェーンによって攪拌されるのを防ぐ車両用エンジンを提
供する。 【構成】クランクシャフト25に設けたカムチェーンド
ライブスプロケット48でカムチェーン47を介して動
弁装置45を駆動する一方、クランクシャフトに設けた
点火信号用ロータ50の回転を点火信号用センサ51で
検出して点火時期を制御するエンジン20において、同
ロータの外径をクランクジャーナル25aの外径より大
きくし、同ロータをクランクジャーナルとカムチェーン
ドライブスプロケットとの間に配置し、同ロータの直下
に点火信号用センサを配置し、同センサをカムチェーン
室49の内壁に沿った外周形状のセンサ取付ブラケット
52に取り付け、同ブラケットをクランクケース24b
に固着する一方、同センサ直下のクランクケースに潤滑
オイルの戻し穴54を成した。
Description
る。
ダヘッド2に動弁装置3を備えたものは、クランクシャ
フト4上に設けられ、カムチェーン室5内に配置された
カムチェーンドライブスプロケット6でカムチェーン7
を介して動弁装置3のカムシャフト8を駆動するのが一
般的である。
する圧力をともなったガスがピストン10とシリンダ1
1との間隙を通って微量づつクランクケース12内に漏
出していることは周知の事実である。また、クランクケ
ース12内のガスの圧力は、ピストン10の上下動に伴
い絶えず変動するので、クランクケース12が密封状態
であるとクランクケース12内のガスの圧力がピストン
10の動きを妨げることになる。よってクランクケース
12内のガスを外部に逃がすための手段を設ける必要が
ある。
す)はクランクケース12に設けられたブリーザ孔から
大気中に放出していたが、ブローバイガスは大気汚染源
のひとつとなるため、ブローバイガスを図示しない新気
吸気装置に還流させ、そこからもう一度燃焼室9へ送り
込んで再燃焼させるような機構であるブリーザ装置が設
けられるようになった。
装置のブリーザ室13がエンジン1のシリンダヘッドカ
バー14内に設けられており、このブリーザ室13には
新気吸気装置に通じるホース15が接続されている。
ース12内に漏出したブローバイガスは、潤滑オイルと
混合されてオイルリターン通路(図示せず)等を通って
ブリーザ室13に導かれ、ブリーザ室13内でオイル分
が分離された後にオイル分をカムチェーン室5等を経由
してクランクケース12内に戻し、ブローバイガスは新
気吸気装置を経由して燃焼室9に再吸入さていた。
は、図5に示すように、ミッション機構16がエンジン
1本体と一体的に設けられており、通常、クランクケー
ス12を共用している。多気筒エンジン1においては、
上下二分割型のクランクケース12を用いるのが一般的
であり、クランクシャフト4、カウンターシャフト1
7、およびドライブシャフト18は上下クランクケース
12の合せ面19に各シャフト4,17,18が平行に
なるように配置していることが多い。
の摺動部や回転部を有するため、潤滑装置を用いて各部
に潤滑オイルを供給し、潤滑オイルの働きにより各部の
摩擦抵抗を減らし、エンジンの機能を充分に発揮させる
ようになっている。
た潤滑オイルの一部がカムチェーン室に流れ込んでくる
ことがある。また、ブリーザ室でブローバイガスから分
離されたオイル分もカムチェーン室に流れ込んでくる。
流れ込んできた潤滑オイルはカムチェーンによって攪拌
されてカムチェーン室内に溜まり易くなる。その結果、
エンジンのブリーザ不良や潤滑オイルの攪拌によるメカ
ニカルロス等の不具合が発生する。
スとオイル分の分離性を向上させるためには、ブリーザ
室の容量を大きくし、かつブリーザ室内を迷路構造とす
るのが望ましいが、エンジンのシリンダヘッドカバー内
はバルブ機構を収容する都合上スペースが狭いため、ブ
リーザ室の大容量化は困難であり、ヘッドカバーを一部
膨出させるなどの対策を施した場合にはエンジンをコン
パクト化できない。ブリーザ室の容量が小さいと、クラ
ンクケース内との圧力差により潤滑オイルが吹き上がる
こともある。
シリンダヘッドカバーが複雑化し、コストアップとな
る。
ケースの合わせ面に各シャフトを平行に配置した場合、
クランクケースの前後寸法が増大すると共に、ミッショ
ン機構を整備する場合、クランクシャフトも取り外さな
ければならず、ミッション機構単独の整備は不可能であ
る。
場合、クランクケースの前後寸法を短縮することは可能
であるが、クランクシャフト中間部の軸受けの構成が困
難になり、爆発加重に対する剛性が低く、並列多気筒エ
ンジンには不向きである。
もので、カムチェーン室に流れ込んでくる潤滑オイルが
カムチェーンによって攪拌されるのを防ぐ車両用エンジ
ンを提供することを目的とする。
剛性を充分に確保しながらもクランクケースの前後寸法
を短縮でき、かつ、ミッション機構単独の整備を可能に
すると共に、簡単な構造でブリーザ室の大容量化を可能
とした車両用エンジンを提供するにある。
ジンは、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、クランクシャフトのクランクジャーナル
上に設けられ、カムチェーン室内に配置されたカムチェ
ーンドライブスプロケットでカムチェーンを介して動弁
装置を駆動する一方、上記クランクジャーナル上に設け
られた点火信号用ロータの回転を点火信号用センサで検
出して点火プラグの点火時期を制御する車両用エンジン
において、上記点火信号用ロータの外径を上記クランク
ジャーナルの外径より大きくし、上記点火信号用ロータ
を上記クランクジャーナルと上記カムチェーンドライブ
スプロケットとの間に配置し、上記点火信号用ロータの
直下に上記点火信号用センサを配置し、この点火信号用
センサは上記カムチェーン室の内壁に沿った外周形状を
有するセンサ取付ブラケットに取り付けられ、このセン
サ取付ブラケットはクランクケースに固着される一方、
上記点火信号用センサ直下の上記クランクケースに潤滑
オイルの戻し穴を形成したものである。
求項2に記載したように、アッパークランクケースと、
センタークランクケースと、ロアークランクケースとか
ら三分割可能に構成されたクランクケースを備えた車両
用エンジンにおいて、上記アッパークランクケースと上
記センタークランクケースとの合せ面にクランクシャフ
トを配置し、上記センタークランクケースと上記ロアー
クランクケースとの合せ面にミッション機構のカウンタ
ーシャフトおよびドライブシャフトを配置すると共に、
上記アッパークランクケースの下部と上記センタークラ
ンクケースの上部とでブリーザ室を形成する一方、上記
アッパークランクケースと上記センタークランクケース
とを締め付けるボルトの締付け方向をピストンの摺動方
向と平行にしたものである。
クシャフトのクランクジャーナル上に設けられ、カムチ
ェーン室内に配置されたカムチェーンドライブスプロケ
ットでカムチェーンを介して動弁装置を駆動する一方、
上記クランクジャーナル上に設けられた点火信号用ロー
タの回転を点火信号用センサで検出して点火プラグの点
火時期を制御する車両用エンジンの上記点火信号用ロー
タの外径を上記クランクジャーナルの外径より大きく
し、上記点火信号用ロータを上記クランクジャーナルと
上記カムチェーンドライブスプロケットとの間に配置し
たため、上記クランクジャーナルを潤滑した潤滑オイル
は上記点火信号用ロータに当たって下方に落下し、ま
た、上記点火信号用ロータの直下に上記点火信号用セン
サを配置し、この点火信号用センサは上記カムチェーン
室の内壁に沿った外周形状を有するセンサ取付ブラケッ
トに取り付けられ、このセンサ取付ブラケットはクラン
クケースに固着される一方、上記点火信号用センサ直下
の上記クランクケースに潤滑オイルの戻し穴を形成した
ため、上記カムチェーン室内を落下してくる潤滑オイル
を効率よく上記オイル戻し穴に導くことができ、上記カ
ムチェーン室に流れ込んでくる潤滑オイルが上記カムチ
ェーンによって攪拌されるのを防ぐことができる。
ークランクケースと、ロアークランクケースとから三分
割可能に構成されたクランクケースを備えた車両用エン
ジンの上記アッパークランクケースと上記センタークラ
ンクケースとの合せ面にクランクシャフトを配置し、上
記センタークランクケースと上記ロアークランクケース
との合せ面にミッション機構のカウンターシャフトおよ
びドライブシャフトを配置することにより、上記各シャ
フトが三角形状に配置でき、上記クランクケースの前後
寸法を短縮できると共に、上記ミッション機構単独の整
備が可能になる一方、上記アッパークランクケースの下
部と上記センタークランクケースの上部とでブリーザ室
を形成することにより簡単な構造で上記ブリーザ室の大
容量化が可能となり、また、上記アッパークランクケー
スと上記センタークランクケースとを締め付けるボルト
の締付け方向をピストンの摺動方向と平行にしたため、
爆発加重に対する上記クランクケースの剛性を充分に確
保できる。
する。
用水冷4サイクル並列4気筒エンジンの一例を示す右側
面図である。また、図2は図1のII−II線に沿う断
面図であり、図3は図2のIII −III 線に沿う断面図で
ある。
ジン20は主にシリンダヘッドカバー21、シリンダヘ
ッド22、シリンダブロック23、そしてクランクケー
ス24から外形が構成される。
ト25が配置される。クランクシャフト25は、クラン
クジャーナル25aと、クランクウェブ25bとから構
成され、クランクウェブ25bの一側にはバランスウェ
イト25cが設けられる一方、クランクウェブ25bの
他側にはクランクピン25dが設けられる。そして、ク
ランクピン25dには、ベアリング26を介してコンロ
ッド27の大端部27aが連結され、また、コンロッド
27の小端部27bは、ピストンピン28を介してピス
トン29が連結される。
が図における上下方向摺動自在に収納される。また、シ
リンダヘッド22とピストン29との間の空間には燃焼
室30が形成され、その中央部には外方から点火プラグ
31がネジ結合される。
シャフト25により回転運動に変換され、クランクシャ
フト25の図における右側寄りに設けられたプライマリ
ードライブギヤ32から図示しないクラッチ機構を介し
てミッション機構33のカウンターシャフト34および
ドライブシャフト35に伝達される。
ース24aと、センタークランクケース24bと、ロア
ークランクケース24cとから構成され、例えば上下方
向に三分割される。各クランクケース24a,24b,
24cの合せ面36,37は平行に配置されると共に、
シリンダブロック23とアッパークランクケース24a
との合せ面38も各クランクケース24a,24b,2
4cの合せ面36,37と平行に配置され、かつ、各合
せ面36,37,38はピストン29の摺動方向39と
直角になるように配置される。
クランクケース24bとの合せ面36内側にはクランク
シャフト25の軸受40が、また、センタークランクケ
ース24bとロアークランクケース24cとの合せ面3
7内側にはカウンターシャフト34およびドライブシャ
フト35の軸受(図示せず)がそれぞれ上下に分割して
設けられ、これらの軸受40けで各シャフト25,3
4,35をそれぞれが平行になるように軸支している。
ク23の後方にはブリーザ室41が配置される。このブ
リーザ室41は、アッパークランクケース24aの下部
とセンタークランクケース24bの上部とから形成され
る。
クジャーナル25aはアッパークランクケース24aと
センタークランクケース24bとの合せ面36内側の軸
受40で軸支されるが、両クランクケース24a,24
bを締め付けるボルト42の締付け方向はピストン29
の摺動方向39と平行になるよう設定する。
43や吸・排気バルブ44等から構成される動弁装置4
5が設けられる。カムシャフト43の一端にはカムスプ
ロケット46が設けられ、このカムスプロケット46は
カムチェーン47によってクランクシャフト25上に設
けられたカムチェーンドライブスプロケット48と作動
連結される。そして、クランクシャフト25の回転がカ
ムチェーン47を介してカムシャフト43に伝達される
ことにより、動弁装置45が作動される。なお、シリン
ダヘッド22の上部はシリンダヘッドカバー21により
塞がれる。
ムチェーン室49が形成される。このカムチェーン室4
9内で、クランクシャフト25の右端部には磁性体から
なる円盤状の点火信号用ロータ50がクランクシャフト
25に例えばスプライン嵌合される。また、この点火信
号用ロータ50は、前記カムチェーンドライブスプロケ
ット48と一体または一体的に成形される。そして、点
火信号用ロータ50はクランクジャーナル25aとカム
チェーンドライブスプロケット48との間に配置され
る。さらに、点火信号用ロータ50の外径はクランクジ
ャーナル25aの外径より大きく、例えば、1.5〜2
倍程度の大きさに設定される。
複数個の凸部50aが等間隔で離間して配置されたもの
で、この凸部50aに対向する位置で例えばクランクジ
ャーナル25aの下方、点火信号用ロータ50の直下に
点火信号用センサ51が配置される。点火信号用センサ
51は、例えば磁気回路を備え、点火信号用ロータ50
の回転による凸部50aの通過を磁気的に検出し、磁気
量の変化を電気信号(パルス波)に変換して演算処理
し、点火プラグ31の点火時期を制御している。
ット52に取り付けられ、このセンサ取付ブラケット5
2がセンタークランクケース24bにビス53等で固着
される。センサ取付ブラケット52の外周形状は、ほぼ
カムチェーン室49の内壁に沿った形状とする。そし
て、点火信号用センサ51の直下のセンタークランクケ
ース24bには潤滑オイルの戻し穴54が形成される。
タクラッチ55が設けられる。このスタータクラッチ5
5にはスタータギヤ56が設けられ、このスタータギヤ
56は、図示しないアイドルギヤを介して図示しないス
タータモータのドライブギヤ57に連結される。スター
タクラッチ55は、エンジン20始動時にスタータモー
タの動力をクランクシャフト25に伝達をする機能を持
ち、エンジン20始動後には、自動的に断絶されるよう
になっている。
8を備えており、ロアークランクケース24c下部に設
けられたオイルパン59内に貯留される潤滑オイルをオ
イルポンプ60でオイルフィルタ61を経由してクラン
クシャフト25や動弁装置45、ミッション機構33等
のエンジン20内各部に圧送している。なお、符号62
は潤滑オイル中の比較的大きな異物を除去するストレイ
ナである。エンジン20各部を潤滑した潤滑オイルはク
ランクケース24内を自然落下したり、オイル戻し穴5
4やオイル戻し通路(図示せず)等を経由してオイルパ
ン59内に戻され、再循環される。
うち、クランクシャフト25のクランクジャーナル25
a右端部を潤滑した潤滑オイルがカムチェーン室49に
流れ込んでくるが、クランクジャーナル25aの外径よ
り大きい点火信号用ロータ50がカムチェーンドライブ
スプロケット48の手前、クランクジャーナル25a寄
りに設けられているため、潤滑オイルは点火信号用ロー
タ50に当たって下方に落下する。
状をカムチェーン室49の内壁にほぼ沿った形状とし、
このセンサ取付ブラケット52を潤滑オイルの案内ガイ
ドとして利用することにより、点火信号用ロータ50に
当たって下方に落下した潤滑オイルや、シリンダヘッド
22からカムチェーン室49内を落下してくる潤滑オイ
ルを効率よくオイル戻し穴54に導くことができる。よ
って、カムチェーン室49に流れ込んできた潤滑オイル
がカムチェーン47によって攪拌されることがなくな
り、カムチェーン室49内に溜まることもなくなる。そ
の結果、エンジン20のブリーザ不良や潤滑オイルの攪
拌によるメカニカルロス等の不具合が防止できる。
三分割し、アッパークランクケース24aとセンターク
ランクケース24bとの合せ面36,37でクランクシ
ャフト25を、また、センタークランクケース24bと
ロアークランクケース24cとの合せ面36,37でカ
ウンターシャフト34およびドライブシャフト35を軸
支することにより、各シャフト25,34,35が三角
形状に配置でき、各シャフト25,34,35の軸間寸
法を変えることなくクランクケース24の前後寸法を短
縮できる。
向に三分割することにより、また、クランクジャーナル
25aをアッパークランクケース24aとセンタークラ
ンクケース24bとの合せ面36,37で軸支し、両ク
ランクケース24a,24bを締め付けるボルト42の
締付け方向をピストン29の摺動方向39と平行にする
ことによりエンジン20の爆発加重に対するクランクケ
ース24の剛性を充分確保できる。
分割することにより、クランクシャフト25を取り外す
ことなくロアークランクケース24cを取り外すだけで
ミッション機構33単独の整備が可能となる。
ダブロック23の後方にアッパークランクケース24a
の下部とセンタークランクケース24bの上部とから構
成されるブリーザ室41を配置することにより、クラン
クケース24の剛性が高くなると共に簡単な構造でブリ
ーザ室41の大容量化が可能となり、ブローバイガスと
オイル分との分離性が向上する。
用エンジンによれば、クランクシャフトのクランクジャ
ーナル上に設けられ、カムチェーン室内に配置されたカ
ムチェーンドライブスプロケットでカムチェーンを介し
て動弁装置を駆動する一方、上記クランクジャーナル上
に設けられた点火信号用ロータの回転を点火信号用セン
サで検出して点火プラグの点火時期を制御する車両用エ
ンジンにおいて、上記点火信号用ロータの外径を上記ク
ランクジャーナルの外径より大きくし、上記点火信号用
ロータを上記クランクジャーナルと上記カムチェーンド
ライブスプロケットとの間に配置したため、上記クラン
クジャーナルを潤滑した潤滑オイルは上記点火信号用ロ
ータに当たって下方に落下し、また、上記点火信号用ロ
ータの直下に上記点火信号用センサを配置し、この点火
信号用センサは上記カムチェーン室の内壁に沿った外周
形状を有するセンサ取付ブラケットに取り付けられ、こ
のセンサ取付ブラケットはクランクケースに固着される
一方、上記点火信号用センサ直下の上記クランクケース
に潤滑オイルの戻し穴を形成したため、上記カムチェー
ン室内を落下してくる潤滑オイルを効率よく上記オイル
戻し穴に導くことができ、上記カムチェーン室に流れ込
んでくる潤滑オイルが上記カムチェーンによって攪拌さ
れるのを防ぐことができる。
ークランクケースと、ロアークランクケースとから三分
割可能に構成されたクランクケースを備えた車両用エン
ジンにおいて、上記アッパークランクケースと上記セン
タークランクケースとの合せ面にクランクシャフトを配
置し、上記センタークランクケースと上記ロアークラン
クケースとの合せ面にミッション機構のカウンターシャ
フトおよびドライブシャフトを配置することにより、上
記各シャフトが三角形状に配置でき、上記クランクケー
スの前後寸法を短縮できると共に、上記ミッション機構
単独の整備が可能になる一方、上記アッパークランクケ
ースの下部と上記センタークランクケースの上部とでブ
リーザ室を形成することにより簡単な構造で上記ブリー
ザ室の大容量化が可能となり、また、上記アッパークラ
ンクケースと上記センタークランクケースとを締め付け
るボルトの締付け方向をピストンの摺動方向と平行にし
たため、爆発加重に対する上記クランクケースの剛性を
充分に確保できる。
自動二輪車両用水冷4サイクル並列4気筒エンジンの右
側面図。
従来のエンジンの断面図。
ンの縦断面図。
スとの合せ面 37 センタークランクケースとロアークランクケース
との合せ面 38 シリンダブロックとアッパークランクケースとの
合せ面 39 ピストンの摺動方向 41 ブリーザ室 42 クランクケースを締め付けるボルト 45 動弁装置 47 カムチェーン 48 カムチェーンドライブスプロケット 49 カムチェーン室 50 点火信号用ロータ 51 点火信号用センサ 52 センサ取付ブラケット 54 潤滑オイルの戻し穴 58 エンジン潤滑装置
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクシャフトのクランクジャーナル
上に設けられ、カムチェーン室内に配置されたカムチェ
ーンドライブスプロケットでカムチェーンを介して動弁
装置を駆動する一方、上記クランクジャーナル上に設け
られた点火信号用ロータの回転を点火信号用センサで検
出して点火プラグの点火時期を制御する車両用エンジン
において、上記点火信号用ロータの外径を上記クランク
ジャーナルの外径より大きくし、上記点火信号用ロータ
を上記クランクジャーナルと上記カムチェーンドライブ
スプロケットとの間に配置し、上記点火信号用ロータの
直下に上記点火信号用センサを配置し、この点火信号用
センサは上記カムチェーン室の内壁に沿った外周形状を
有するセンサ取付ブラケットに取り付けられ、このセン
サ取付ブラケットはクランクケースに固着される一方、
上記点火信号用センサ直下の上記クランクケースに潤滑
オイルの戻し穴を形成したことを特徴とする車両用エン
ジン。 - 【請求項2】 アッパークランクケースと、センターク
ランクケースと、ロアークランクケースとから三分割可
能に構成されたクランクケースを備えた車両用エンジン
において、上記アッパークランクケースと上記センター
クランクケースとの合せ面にクランクシャフトを配置
し、上記センタークランクケースと上記ロアークランク
ケースとの合せ面にミッション機構のカウンターシャフ
トおよびドライブシャフトを配置すると共に、上記アッ
パークランクケースの下部と上記センタークランクケー
スの上部とでブリーザ室を形成する一方、上記アッパー
クランクケースと上記センタークランクケースとを締め
付けるボルトの締付け方向をピストンの摺動方向と平行
にしたことを特徴とする車両用エンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223441A JP3070407B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 車両用エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6223441A JP3070407B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 車両用エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886223A true JPH0886223A (ja) | 1996-04-02 |
JP3070407B2 JP3070407B2 (ja) | 2000-07-31 |
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ID=16798198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6223441A Expired - Fee Related JP3070407B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 車両用エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070407B2 (ja) |
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