JPH04266645A - 内燃機関のシリンダブロック構造 - Google Patents

内燃機関のシリンダブロック構造

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JPH04266645A
JPH04266645A JP2734791A JP2734791A JPH04266645A JP H04266645 A JPH04266645 A JP H04266645A JP 2734791 A JP2734791 A JP 2734791A JP 2734791 A JP2734791 A JP 2734791A JP H04266645 A JPH04266645 A JP H04266645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
cylinder block
oil
balance shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP2734791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Takeda
英之 武田
Tetsuaki Goto
徹朗 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP2734791A priority Critical patent/JPH04266645A/ja
Publication of JPH04266645A publication Critical patent/JPH04266645A/ja
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  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバランスウェイトをシリ
ンダブロック側面部に備えるバランスシャフトを有する
内燃機関のシリンダブロック構造に関し、特にバランス
シャフトの軸受部の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バランスウェイトをシリンダブロック側
面部に備えるバランスシャフトを有する内燃機関のシリ
ンダブロック41として、例えば図7に示すようなもの
がある(実開昭61−123810号公報、特開昭62
−204069号公報等参照)。即ち、コネクティング
ロッド43の小端部43aは、直列4気筒の内燃機関の
シリンダ41内を摺動するピストン42に連結され、大
端部43bはクランク軸(図示せず)のクランクピン4
4に連結されている。クランク軸のクランクジャーナル
45は内燃機関に形成された軸受(図示せず)に支持さ
れている。
【0003】内燃機関のクランク軸を間に挟んだ左側の
ブロック側壁46a及び右側のブロック側壁46b近傍
には、図の左側に第1のバランスウェイト47aが配置
され、右側には第2のバランスウェイト47bが配置さ
れている。両バランスウェイト47a,47b夫々のバ
ランスシャフト47A,47Bは、夫々クランク軸の軸
線方向と略平行な回転中心を有し、かつシリンダ41の
軸心方向に所定距離変位して配置されて対をなしている
。また両バランスシャフト47A,47Bは、図示しな
い軸受部によりシリンダブロック41に支承されると共
に、図示しないチェーン及びチェーンスプロケット等を
介してクランク軸の2倍の回転速度で夫々互いに相反す
る方向に回転する。
【0004】尚図7中、49はオイルパン、50はオイ
ルフィルタ、51は燃焼室、52aは吸気バルブ、52
bは排気バルブ、53は吸気マニホールド、54は排気
マニホールド、58は点火プラグである。かかる構成に
よると、バランスウェイト47a,47bが回転するこ
とにより、内燃機関の上下方向慣性力と慣性モーメント
が同時に低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の内燃機関のシリンダブロック構造にあっては、バ
ランスシャフト47A,47Bがブロック側壁46a及
び右側のブロック側壁46b近傍に配設される構成とな
っており、特に排気マニホールド54が配設される側の
バランスシャフト47Bは当該排気マニホールド54中
を通過する排気の温度が数百度であるため、排気マニホ
ールド54からの輻射熱を受けることとなる。
【0006】ここでバランスシャフト47A,47Bを
支承する軸受部は、バランスシャフト47A,47Bが
クランク軸の2倍の回転速度で夫々互いに相反する方向
に回転しているので、特に排気側のバランスシャフト4
7Bにあっては当該回転に伴う自己発熱量に加えて、前
記排気マニホールド54からの輻射熱量も多いものとな
り、かなりの高温になり軸受部の焼付きが発生し易くな
る。そのため、排気マニホールド54と排気側のバラン
スシャフト47Bとの間に排気マニホールド54からの
輻射熱を遮蔽するための遮熱板を配置する必要が生じる
が、重量が重くなり軽量化というニーズに合わなくなる
と共に、コスト増加の要因ともなる。
【0007】一方、内燃機関をエンジンルーム内に横置
きに配置するタイプのもので、排気マニホールド54が
車両の後方に延設されるものにあっては、内燃機関後方
には殆ど外気導入が期待できず、電動ファン等による強
制冷却を行わなければならない可能性もある。本発明は
、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、
排気側のバランスシャフトを軸支する軸受部の冷却構造
を改善し、軸受部の焼付き等を防止するシリンダブロッ
ク構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、バ
ランスウェイトをシリンダブロック側面部に備えるバラ
ンスシャフトが軸受部によりシリンダブロックに支承さ
れてなる内燃機関のシリンダブロック構造において、内
燃機関の排気マニホールド側に配設されるバランスシャ
フトの少なくとも1箇所の軸受部とシリンダブロック外
壁との間にオイルリターン通路を配設する構成とした。
【0009】また、前記バランスシャフトを内燃機関の
排気マニホールド側に配設する内燃機関のシリンダブロ
ック構造において、少なくとも1箇所の前記軸受部近傍
までウォータジャケットを延設する構成としてもよい。 さらに、前記軸受部近傍の前記オイルリターン通路中に
、バランスシャフトの回転に連動して前記通路中のオイ
ルを強制的に送油する羽根部材を設けるようにしてもよ
い。
【0010】
【作用】かかる構成によると、排気マニホールド側のバ
ランスシャフトの少なくとも1箇所の軸受部とシリンダ
ブロック外壁との間に配設されたオイルリターン通路に
より形成される空間により前記排気マニホールドからの
輻射熱が遮蔽されると共に、さらに当該オイルリターン
通路をオイルが通過する際は、通過するオイルにより前
記軸受部が冷却される。
【0011】またウォータジャケットには冷却水が供給
されるが、該ウォータジャケットが前記軸受部近傍まで
延設されることにより、冷却水による冷却が効率良く前
記軸受部に作用する。さらに、前記オイルリターン通路
中に設けた羽根部材がオイルを強制的に送油することと
なり、前記オイルによる軸受部冷却の効率が良化する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。一実施例の全体構成を示す図1,2において、内燃
機関のクランク軸15の上方に形成されるバルクヘッド
16の左側のブロック側壁16a及び右側のブロック側
壁16b近傍には、図の左側に第1のバランスウェイト
(図示せず)を備える排気側バランスシャフト2が配置
され、右側には第2のバランスウェイト(図示せず)を
備える吸気側バランスシャフト3が配置されている。そ
して、夫々のバランスシャフト2,3は、夫々クランク
軸15の軸線方向と略平行な回転中心を有する。また両
バランスシャフト2,3は、夫々軸受部1a,1bによ
りシリンダブロック1に支承されると共に、図示しない
チェーン及びチェーンスプロケット等を介してクランク
軸の2倍の回転速度で夫々互いに相反する方向に回転す
る。尚、内燃機関には吸気マニホールド5を介して吸気
が導入され、排気マニホールド4より排気が排出される
【0013】更にシリンダブロック1には潤滑部位にオ
イルを供給するオイル通路が設けられている。即ち図示
しないオイルポンプでオイルパン8から吸い上げられた
オイルは、メーンギャラリ9に圧送され、クランク軸1
5,ピストン等を潤滑する。またメーンギャラリ9を通
り、シリンダブロック1のオイル通路10からシリンダ
ヘッド6へ圧送されたオイルは、シリンダヘッド6内の
オイル通路17を通りカム軸の軸受部18に送られる。 送られたオイルはそこからロッカアーム等を潤滑し、潤
滑を終えたオイルはシリンダヘッド6からオイルリター
ン通路7を介してオイルパン8に戻る。
【0014】ここで、本発明の第1実施例に係る構成と
して、オイルリターン通路7はバルクヘッド16近傍に
おいては排気側バランスシャフト2の軸受部1aと左側
のブロック側壁16aとの間に、当該左側のブロック側
壁16aに沿うように配設されている。また、図示しな
いウォータポンプにより冷却水がウォータジャケット1
1に導入され、シリンダブロック1を冷却している。
【0015】以上の構成によると、排気マニホールド4
からの輻射熱をシリンダブロック1が受け、当該輻射熱
がシリンダブロック1中を伝熱することになるが、左側
のブロック側壁16a近傍にあっては、オイルリターン
通路7が排気側バランスシャフト2の軸受部1aと左側
のブロック側壁16aとの間に当該左側のブロック側壁
16aに沿うように配設されるので、前記伝熱はオイル
リターン通路7により形成される空間により部分的に行
われなくなる。さらに前記オイルリターン通路7をオイ
ルが流れる際は、前記伝熱量はオイルリターン通路7中
を流れるオイルに吸収されもって前記輻射熱が軸受部1
aに伝熱される量が低減され、さらにオイル自身による
軸受部1a冷却作用も奏されるので、排気側バランスシ
ャフト2の軸受部1aの温度上昇が防止され、もって当
該軸受部1aの焼付きが防止される。従って、シリンダ
ブロック1と排気マニホールド4との間に遮熱板等を設
ける必要が無く、重量低減やコスト低減という効果があ
る。
【0016】さらに、オイルリターン通路7が左側のブ
ロック側壁16aに沿うように配設されるので、該オイ
ルリターン通路7から吐出したオイルがオイルパン8に
戻る際には当該オイルがオイルパン8の内壁に沿って流
れることとなり、クランク軸15によるオイルの撥ね上
げ防止による出力向上とオイルがオイルパン8内の液面
に落下する際の気泡による、キャビテーション等の発生
防止が図れる。
【0017】また、本発明に係る第2実施例として図3
に示すようなものがある。尚図1及び図2に示す第1実
施例と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。 本実施例では、シリンダライナ周りに形成されるウォー
タジャケット21を、前記左側のブロック側壁16a近
傍にあっては排気側バランスシャフト2の軸受部1aま
でその底部22を延設してある。従って、軸受部1aの
冷却がウォータジャケット21に導入される冷却水によ
ってもなされることとなり、バランスシャフト2の軸受
部1aの温度上昇が防止され、もって当該軸受部1aの
焼付きが防止される。さらに、本第2実施例に係る効果
として、ウォータジャケット21の底部22を軸受部1
aまで延設しているので、当該軸受部1a近傍の駄肉を
低減させることができ、シリンダブロック1の重量低減
にさらに効果を奏することとなる。
【0018】また、本発明に係る第3実施例として図4
に示すようなものがある。尚図1及び図2に示す第1実
施例と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。 本実施例では、排気側バランスシャフト2の軸受部1a
と左側のブロック側壁16aとの間に当該左側のブロッ
ク側壁16aに沿うように配設されたオイルリターン通
路7中に回転羽根31を設けている。即ち、図5及び図
6に示すように、回転羽根31は軸32に軸着されてお
り、該軸32はジャーナル33によりバルクヘッド16
に軸支されている。そして従動スパーギア34が排気側
バランスシャフト2に軸着した駆動スパーギア35と噛
み合うことにより該回転羽根31が排気側バランスシャ
フト2に連動して回転し、前記オイルリターン通路7中
のオイルにオイルパン8に向かう方向の流れを付与する
。もって、回転羽根31はオイルを強制的にオイルパン
8に送油する作用を奏し、オイルによる冷却効果を向上
させることが可能となると共に、オイルパン8へのオイ
ルの戻りが改善される。
【0019】尚以上説明した実施例においては、オイル
リターン通路7を所定の位置に設けるものとして説明し
たが、内燃機関には例えば未燃焼ガスを吸気マニホール
ドに導くブローバイ通路が設けられているが、ブローバ
イ通路を前記オイルリターン通路7と同様に設ける構成
としてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる構
成によると、排気マニホールドからの輻射熱が遮蔽され
ると共に、さらに当該オイルリターン通路を通過するオ
イルにより前記軸受部が充分冷却されることとなり、も
って排気側バランスシャフトの軸受部の温度上昇が防止
され、もって当該軸受部の焼付きが防止される。従って
シリンダブロックと排気マニホールドとの間に遮熱板等
を設ける必要が無く、重量低減やコスト低減を図れると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す内燃機関の断面図

図2】本発明の第1実施例を示す内燃機関の斜視図
【図
3】本発明の第2実施例を示す内燃機関の断面図
【図4
】本発明の第3実施例を示す内燃機関の断面図
【図5】
本発明の第3実施例に係る部分斜視図
【図6】本発明の
第3実施例に係る概略断面図
【図7】従来の内燃機関の
断面図
【符号の説明】
1    シリンダブロック 1a  軸受部 1b  軸受部 2    排気側バランスシャフト 3    吸気側バランスシャフト 4    排気マニホールド 7    オイルリターン通路 8    オイルパン 11    ウォータジャケット 16    バルクヘッド 16a  ブロック側壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バランスウェイトをシリンダブロック側面
    部に備えるバランスシャフトが軸受部によりシリンダブ
    ロックに支承されてなる内燃機関のシリンダブロック構
    造において、内燃機関の排気マニホールド側に配設され
    るバランスシャフトの少なくとも1箇所の軸受部とシリ
    ンダブロック外壁との間にオイルリターン通路を配設し
    たことを特徴とする内燃機関のシリンダブロック構造。
  2. 【請求項2】前記バランスシャフトを内燃機関の排気マ
    ニホールド側に配設する内燃機関のシリンダブロック構
    造において、少なくとも1箇所の前記軸受部近傍までウ
    ォータジャケットを延設したことを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関のシリンダブロック構造。
  3. 【請求項3】前記軸受部近傍の前記オイルリターン通路
    中に、バランスシャフトの回転に連動して前記通路中の
    オイルを強制的に送油する羽根部材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の内燃機関のシリンダブロック構造
JP2734791A 1991-02-21 1991-02-21 内燃機関のシリンダブロック構造 Pending JPH04266645A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047284A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関におけるバランス装置
JP2012007691A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Toyota Motor Corp 内燃機関のバランサ装置
CN102797789A (zh) * 2012-07-31 2012-11-28 奇瑞汽车股份有限公司 一种发动机平衡轴壳体结构

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