JPH04331841A - エンジンのバランサ装置 - Google Patents
エンジンのバランサ装置Info
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- JPH04331841A JPH04331841A JP3098869A JP9886991A JPH04331841A JP H04331841 A JPH04331841 A JP H04331841A JP 3098869 A JP3098869 A JP 3098869A JP 9886991 A JP9886991 A JP 9886991A JP H04331841 A JPH04331841 A JP H04331841A
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- balance shaft
- shaft
- bearing
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/22—Compensation of inertia forces
- F16F15/26—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
- F16F15/264—Rotating balancer shafts
- F16F15/267—Rotating balancer shafts characterised by bearing support of balancer shafts; Lubrication arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/06—Lubricating systems characterised by the provision therein of crankshafts or connecting rods with lubricant passageways, e.g. bores
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2173—Cranks and wrist pins
- Y10T74/2183—Counterbalanced
- Y10T74/2184—Vibration dampers
Landscapes
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのバランサ装
置に関し、特に保持部材の一端面より挿入して組み付け
るバランスシャフトを有するバランサ装置に関する。
置に関し、特に保持部材の一端面より挿入して組み付け
るバランスシャフトを有するバランサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンのバランサ装置としては、従来
、例えば図4に示すものがある。即ち、図において、コ
ネクティングロッド81の小端部82は、直列4気筒の
エンジン83のシリンダ84内を摺動するピストン85
に連結され、大端部86はクランク軸87のクランクピ
ン88に連結されている。クランク軸87のクランクジ
ャーナル89は、エンジン83に形成された軸受90に
支持されている。第1バランスシャフト91と第2バラ
ンスシャフト92は、クランク軸87の軸線方向と略平
行な回転中心を有し、かつシリンダ軸心方向の互いに反
対側に位置して配置されて対をなしている。両バランス
シャフト91,92は、図示しないチェーン及びチェー
ンスプロケット等を介してクランク軸87の2倍の回転
速度で夫々互いに逆向きに回転する。 この場合、第1バランスシャフト91はクランク軸87
と同一方向に、第2バランスシャフト92は逆方向に回
転される。
、例えば図4に示すものがある。即ち、図において、コ
ネクティングロッド81の小端部82は、直列4気筒の
エンジン83のシリンダ84内を摺動するピストン85
に連結され、大端部86はクランク軸87のクランクピ
ン88に連結されている。クランク軸87のクランクジ
ャーナル89は、エンジン83に形成された軸受90に
支持されている。第1バランスシャフト91と第2バラ
ンスシャフト92は、クランク軸87の軸線方向と略平
行な回転中心を有し、かつシリンダ軸心方向の互いに反
対側に位置して配置されて対をなしている。両バランス
シャフト91,92は、図示しないチェーン及びチェー
ンスプロケット等を介してクランク軸87の2倍の回転
速度で夫々互いに逆向きに回転する。 この場合、第1バランスシャフト91はクランク軸87
と同一方向に、第2バランスシャフト92は逆方向に回
転される。
【0003】かかる構成によると、エンジン83作動中
の往復質量により発生する振動を抑制することができる
。 そして、上記バランスシャフト91は、通常、例えば特
開昭63−167145号公報等に開示される図5に示
すように、クランク軸に駆動連結される側55の端部に
設けられてシリンダブロックの軸受部に支持される第1
ジャーナル部51と、シリンダブロック内のクランク軸
方向略中心(4気筒エンジンの場合第2シリンダと第3
シリンダとの間)に位置して設けられてシリンダブロッ
クの軸受部に支持される第2ジャーナル部52と、該第
2ジャーナル部52の両側に設けられた一対のアンバラ
ンス部53,54とを備えた構成となっている。尚、バ
ランスシャフト91をシリンダブロック内のクランク軸
方向に配設する場合、クランク軸の配設の場合と同様に
シリンダブロック側を分割構造とすることもあるが、コ
スト低減等の要求から一般的にはバランスシャフト91
をシリンダブロックのクランク軸方向端側から挿入して
配設する構造が採られている。
の往復質量により発生する振動を抑制することができる
。 そして、上記バランスシャフト91は、通常、例えば特
開昭63−167145号公報等に開示される図5に示
すように、クランク軸に駆動連結される側55の端部に
設けられてシリンダブロックの軸受部に支持される第1
ジャーナル部51と、シリンダブロック内のクランク軸
方向略中心(4気筒エンジンの場合第2シリンダと第3
シリンダとの間)に位置して設けられてシリンダブロッ
クの軸受部に支持される第2ジャーナル部52と、該第
2ジャーナル部52の両側に設けられた一対のアンバラ
ンス部53,54とを備えた構成となっている。尚、バ
ランスシャフト91をシリンダブロック内のクランク軸
方向に配設する場合、クランク軸の配設の場合と同様に
シリンダブロック側を分割構造とすることもあるが、コ
スト低減等の要求から一般的にはバランスシャフト91
をシリンダブロックのクランク軸方向端側から挿入して
配設する構造が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バラン
スシャフト91はそのジャーナル部51,52において
シリンダブロックの軸受部に軸受メタルを介して回動自
在に支持されている。しかし、この軸受での摩擦抵抗が
大きいため、ベアリングを用いることも考えられるが、
コスト増に繋がり容易に実施することができない。
スシャフト91はそのジャーナル部51,52において
シリンダブロックの軸受部に軸受メタルを介して回動自
在に支持されている。しかし、この軸受での摩擦抵抗が
大きいため、ベアリングを用いることも考えられるが、
コスト増に繋がり容易に実施することができない。
【0005】また、上記バランスシャフト91のジャー
ナル部51,52での摩擦抵抗を低減するためにジャー
ナル部51及び52の径φD51及びφD52を小さく
して周速度が小さくなるようにすることが考えられるが
、このジャーナル部51,52の径を小さくすることに
ついては次のような問題がある。即ち、バランスシャフ
ト91をシリンダブロックのクランク軸方向端側から挿
入して配設する構造が採られているため、挿入側である
クランク軸方向端側から最も離れた箇所に位置するアン
バランス部54の半径R54、前記第2ジャーナル部5
2の半径(即ちφD52の2分の1)、前記第1ジャー
ナル部51と前記第2ジャーナル部52との間に位置す
るアンバランス部53の半径R53及び前記第1ジャー
ナル部51の半径(即ちφD51の2分の1)の間に次
のような関係が成り立つことが必要となってくる。
ナル部51,52での摩擦抵抗を低減するためにジャー
ナル部51及び52の径φD51及びφD52を小さく
して周速度が小さくなるようにすることが考えられるが
、このジャーナル部51,52の径を小さくすることに
ついては次のような問題がある。即ち、バランスシャフ
ト91をシリンダブロックのクランク軸方向端側から挿
入して配設する構造が採られているため、挿入側である
クランク軸方向端側から最も離れた箇所に位置するアン
バランス部54の半径R54、前記第2ジャーナル部5
2の半径(即ちφD52の2分の1)、前記第1ジャー
ナル部51と前記第2ジャーナル部52との間に位置す
るアンバランス部53の半径R53及び前記第1ジャー
ナル部51の半径(即ちφD51の2分の1)の間に次
のような関係が成り立つことが必要となってくる。
【0006】R54<(D52/2)≦(D51/2)
及び R53<(D51/2) 従って、ジャーナル部51,52の径φD51,φD5
2を小さくすると、アンバランス部53,54の半径R
53,R54をさらに一層小さくしなければならず、も
って所定のアンバランス量が確保できない。また各アン
バランス部53,54の長さL53,L54を長くする
ことにより、当該アンバランス量を確保することは可能
であるが、バランスシャフト91の全長が長くなり、レ
イアウト上の問題がでてきたり、またコスト増加にも繋
がる。
及び R53<(D51/2) 従って、ジャーナル部51,52の径φD51,φD5
2を小さくすると、アンバランス部53,54の半径R
53,R54をさらに一層小さくしなければならず、も
って所定のアンバランス量が確保できない。また各アン
バランス部53,54の長さL53,L54を長くする
ことにより、当該アンバランス量を確保することは可能
であるが、バランスシャフト91の全長が長くなり、レ
イアウト上の問題がでてきたり、またコスト増加にも繋
がる。
【0007】また、第2ジャーナル部52はその両側に
一対のアンバランス部53,54が設けられているので
、大きな軸受荷重が発生し、もってより大きな軸受け面
積が必要ときなり、一方第1ジャーナル部51は軸受荷
重は第2ジャーナル部52のそれより小さく、もって軸
受け面積は小さくてよい。従って、前記バランスシャフ
ト91の挿入配設に係る要求とは相反した要求となる。
一対のアンバランス部53,54が設けられているので
、大きな軸受荷重が発生し、もってより大きな軸受け面
積が必要ときなり、一方第1ジャーナル部51は軸受荷
重は第2ジャーナル部52のそれより小さく、もって軸
受け面積は小さくてよい。従って、前記バランスシャフ
ト91の挿入配設に係る要求とは相反した要求となる。
【0008】本発明は、かかる従来の実状に鑑みなされ
たもので、バランスシャフトの挿入組付けが可能である
と共に、摩擦抵抗を低減するために要求軸受面積に合致
した軸受部を有したバランスシャフトを有するバランサ
装置を提供することを目的とする。
たもので、バランスシャフトの挿入組付けが可能である
と共に、摩擦抵抗を低減するために要求軸受面積に合致
した軸受部を有したバランスシャフトを有するバランサ
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、複
数のアンバランス部を有するバランスシャフトを保持部
材内に当該保持部材の一端面に設けた挿入部より挿入し
、該一端面に近接する第1の軸受部と前記複数のアンバ
ランス部間に位置する第2の軸受部とにより軸支するエ
ンジンのバランサ装置において、前記挿入部が保持部材
内に挿入されている部分のバランスシャフトの直径より
大きい開口径を有すると共に、少なくとも第2の軸受部
に軸支される箇所におけるバランスシャフトの軸径より
も細い軸径を有した第1の軸受部に軸支される箇所にお
けるバランスシャフトの軸部と、該軸部を軸支する第1
の軸受部に係る軸支部材と、該軸支部材が内側に挿着さ
れると共に前記バランスシャフトを保持部材内に挿入後
に前記保持部材の挿入部への脱着が可能な固定部材と、
を含んで構成した。
数のアンバランス部を有するバランスシャフトを保持部
材内に当該保持部材の一端面に設けた挿入部より挿入し
、該一端面に近接する第1の軸受部と前記複数のアンバ
ランス部間に位置する第2の軸受部とにより軸支するエ
ンジンのバランサ装置において、前記挿入部が保持部材
内に挿入されている部分のバランスシャフトの直径より
大きい開口径を有すると共に、少なくとも第2の軸受部
に軸支される箇所におけるバランスシャフトの軸径より
も細い軸径を有した第1の軸受部に軸支される箇所にお
けるバランスシャフトの軸部と、該軸部を軸支する第1
の軸受部に係る軸支部材と、該軸支部材が内側に挿着さ
れると共に前記バランスシャフトを保持部材内に挿入後
に前記保持部材の挿入部への脱着が可能な固定部材と、
を含んで構成した。
【0010】
【作用】かかる構成によると、バランスシャフトを保持
部材の一端面に設けた挿入部より挿入する際に、該挿入
部が保持部材内に挿入されている部分のバランスシャフ
トの直径より大きい開口径を有しているので、組立作業
性が向上する。また、第1の軸受部に軸支されるバラン
スシャフトの軸部が少なくとも第2の軸受部に軸支され
る箇所におけるバランスシャフトの軸径よりも細い軸径
を有しており、前記相対的に細い軸部が固定部材の内側
に挿着される軸支部材により軸支されるので、アンバラ
ンス部による偏心荷重を受けることのない軸受部が細い
軸部で軸支されることとなる。即ち、軸受け面積が小さ
くてよい箇所は小さな軸受荷重の軸受部で軸支されるこ
ととなり、もって摺動に係る摺動抵抗も低減できる。
部材の一端面に設けた挿入部より挿入する際に、該挿入
部が保持部材内に挿入されている部分のバランスシャフ
トの直径より大きい開口径を有しているので、組立作業
性が向上する。また、第1の軸受部に軸支されるバラン
スシャフトの軸部が少なくとも第2の軸受部に軸支され
る箇所におけるバランスシャフトの軸径よりも細い軸径
を有しており、前記相対的に細い軸部が固定部材の内側
に挿着される軸支部材により軸支されるので、アンバラ
ンス部による偏心荷重を受けることのない軸受部が細い
軸部で軸支されることとなる。即ち、軸受け面積が小さ
くてよい箇所は小さな軸受荷重の軸受部で軸支されるこ
ととなり、もって摺動に係る摺動抵抗も低減できる。
【0011】また、複数のアンバランス部間に位置する
第2の軸受部に係る軸径を大きくすることが可能となり
、もって該アンバランス部の半径も大きくすることが可
能となる。従って各アンバランス部の長さを長くするこ
となしに、所定のアンバランス量を確保することが可能
となる。
第2の軸受部に係る軸径を大きくすることが可能となり
、もって該アンバランス部の半径も大きくすることが可
能となる。従って各アンバランス部の長さを長くするこ
となしに、所定のアンバランス量を確保することが可能
となる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1〜図5は本発明に係るバランサ装置を設けたア
ルミ合金製のエンジン1を示すものであり、シリンダブ
ロック2に形成された各シリンダ3a,3b,3c等の
内側にはそれぞれ図示しないピストンが摺動自由に嵌挿
されており、該ピストンの摺動は図示しないコネクティ
ングロッド等によりクランク軸4の回転運動に変換され
ている。
る。図1〜図5は本発明に係るバランサ装置を設けたア
ルミ合金製のエンジン1を示すものであり、シリンダブ
ロック2に形成された各シリンダ3a,3b,3c等の
内側にはそれぞれ図示しないピストンが摺動自由に嵌挿
されており、該ピストンの摺動は図示しないコネクティ
ングロッド等によりクランク軸4の回転運動に変換され
ている。
【0013】また、シリンダブロック2の側方には前記
クランク軸4と平行に鉄製のバランスシャフト10が配
設されており、バランスシャフト10はシリンダブロッ
ク2の軸方向前面5から該シリンダブロック2内に挿入
されるようになっている。即ち、シリンダブロック2は
バランスシャフト10の保持部材としての機能を有して
いる。 尚、シリンダブロック2の上部には吸気,排気ポートま
た各ポートを開閉するバルブ装置等を有するシリンダヘ
ッドが取付けられ、またシリンダブロック2の下部には
オイルパン(図示せず)が取付けられる。
クランク軸4と平行に鉄製のバランスシャフト10が配
設されており、バランスシャフト10はシリンダブロッ
ク2の軸方向前面5から該シリンダブロック2内に挿入
されるようになっている。即ち、シリンダブロック2は
バランスシャフト10の保持部材としての機能を有して
いる。 尚、シリンダブロック2の上部には吸気,排気ポートま
た各ポートを開閉するバルブ装置等を有するシリンダヘ
ッドが取付けられ、またシリンダブロック2の下部には
オイルパン(図示せず)が取付けられる。
【0014】ここで、前記バランスシャフト10は、従
来と同様に、前面側先端部18の近傍に位置して保持部
材としてのシリンダブロック2の第1軸受部31に支持
される軸部としての第1ジャーナル部11と、シリンダ
ブロック2内のクランンク軸4方向略中心に位置してシ
リンダブロック2の第2軸受部41に支持される軸部と
しての第2ジャーナル部12と、該第2ジャーナル部1
2の両側に設けられた一対のアンバランス部13,14
と、を備えた構成となっている。なお、第1ジャーナル
部11は直径がφD11、長さがL11であり、略中間
部に溝15を有しており、第2ジャーナル部12は直径
がφD12、長さがL12であり、略中間部に溝16を
有している。また第1ジャーナル部11と第2ジャーナ
ル部12との間に配設されるアンバランス部13は断面
半円形状に形成され、その半径がR13及び長さがL1
3であり、バランスシャフト10の後端部19に配設さ
れるアンバランス部14も断面半円形状に形成され、そ
の半径がR14及び長さがL14となっている。
来と同様に、前面側先端部18の近傍に位置して保持部
材としてのシリンダブロック2の第1軸受部31に支持
される軸部としての第1ジャーナル部11と、シリンダ
ブロック2内のクランンク軸4方向略中心に位置してシ
リンダブロック2の第2軸受部41に支持される軸部と
しての第2ジャーナル部12と、該第2ジャーナル部1
2の両側に設けられた一対のアンバランス部13,14
と、を備えた構成となっている。なお、第1ジャーナル
部11は直径がφD11、長さがL11であり、略中間
部に溝15を有しており、第2ジャーナル部12は直径
がφD12、長さがL12であり、略中間部に溝16を
有している。また第1ジャーナル部11と第2ジャーナ
ル部12との間に配設されるアンバランス部13は断面
半円形状に形成され、その半径がR13及び長さがL1
3であり、バランスシャフト10の後端部19に配設さ
れるアンバランス部14も断面半円形状に形成され、そ
の半径がR14及び長さがL14となっている。
【0015】またバランスシャフト10の中心部にはオ
イル通路20が穿設されており、連絡通路21及び22
により前記溝15及び溝16と連通している。さらに、
本実施例においては、アンバランス部13,14の半径
R13及びR14は第2ジャーナル部12の半径(直径
φD12の2分の1)よりも小さく(R13,R14<
D12/2)、第1ジャーナル部11の半径(直径φD
11の2分の1)はアンバランス部13,14の半径R
13及びR14よりも小さく(D11/2<R13,R
14)設定されている。
イル通路20が穿設されており、連絡通路21及び22
により前記溝15及び溝16と連通している。さらに、
本実施例においては、アンバランス部13,14の半径
R13及びR14は第2ジャーナル部12の半径(直径
φD12の2分の1)よりも小さく(R13,R14<
D12/2)、第1ジャーナル部11の半径(直径φD
11の2分の1)はアンバランス部13,14の半径R
13及びR14よりも小さく(D11/2<R13,R
14)設定されている。
【0016】またバランスシャフト10の先端部18に
は該バランスシャフト10駆動用のスプロケット23が
取付けられるようになっている。一方、第1軸受部31
は第1ジャーナル部11を軸支するアルミ合金製メタル
33と鉄製のリテーナ34とより構成されている。該リ
テーナ34は該アルミ合金製メタル33が圧入される一
側寄りの内面35と、前記内面35と他側に位置してシ
リンダブロック2の軸方向前面5に設けた開口部6に嵌
入される嵌入面36と、該リテーナ34をボルト37に
より前記軸方向前面5に液状パッキン,ガスケット(図
示せず)等を介して締結するフランジ部38と、より構
成されている。さらに、該リテーナ34にはオイル孔3
9が穿設されて、シリンダブロック2に設けられるオイ
ル通路61と前記溝15とを連通するようになっており
、また前記嵌入面36にはOリング40が環装されて、
該嵌入面36からのオイルの漏れを防止している。 尚、開口部6の内径φd6 は前記第2ジャーナル部1
2の直径φD12より十分大きく設定されている。
は該バランスシャフト10駆動用のスプロケット23が
取付けられるようになっている。一方、第1軸受部31
は第1ジャーナル部11を軸支するアルミ合金製メタル
33と鉄製のリテーナ34とより構成されている。該リ
テーナ34は該アルミ合金製メタル33が圧入される一
側寄りの内面35と、前記内面35と他側に位置してシ
リンダブロック2の軸方向前面5に設けた開口部6に嵌
入される嵌入面36と、該リテーナ34をボルト37に
より前記軸方向前面5に液状パッキン,ガスケット(図
示せず)等を介して締結するフランジ部38と、より構
成されている。さらに、該リテーナ34にはオイル孔3
9が穿設されて、シリンダブロック2に設けられるオイ
ル通路61と前記溝15とを連通するようになっており
、また前記嵌入面36にはOリング40が環装されて、
該嵌入面36からのオイルの漏れを防止している。 尚、開口部6の内径φd6 は前記第2ジャーナル部1
2の直径φD12より十分大きく設定されている。
【0017】一方、第2軸受部41は第2ジャーナル部
12を軸支するアルミ合金製メタル42と該アルミ合金
製メタル42が圧入される圧入面43とより構成されて
いる。次に、本実施例に係る作用を説明する。かかる構
成によると、開口部6の内径φd6 が前記第2ジャー
ナル部12の直径φD12より十分大きく設定されてお
り、またアンバランス部13,14及び第1ジャーナル
部11についてもR13,R14<D12/2 及び
D11/2<R13,R14を満足するように設定
されているので、バランスシャフト10をシリンダブロ
ック2の軸方向前面5に設けた開口部6より挿入する際
に、該バランスシャフト10が開口部6に当たることは
無く、該バランスシャフト10をシリンダブロック2に
挿入する際の組立作業性が向上する。
12を軸支するアルミ合金製メタル42と該アルミ合金
製メタル42が圧入される圧入面43とより構成されて
いる。次に、本実施例に係る作用を説明する。かかる構
成によると、開口部6の内径φd6 が前記第2ジャー
ナル部12の直径φD12より十分大きく設定されてお
り、またアンバランス部13,14及び第1ジャーナル
部11についてもR13,R14<D12/2 及び
D11/2<R13,R14を満足するように設定
されているので、バランスシャフト10をシリンダブロ
ック2の軸方向前面5に設けた開口部6より挿入する際
に、該バランスシャフト10が開口部6に当たることは
無く、該バランスシャフト10をシリンダブロック2に
挿入する際の組立作業性が向上する。
【0018】そして、バランスシャフト10をシリンダ
ブロック2に挿入した後に、アルミ合金製メタル33が
第1ジャーナル部11を軸支するようにリテーナ34を
軸方向前面5に締結固定する。次に前記バランスシャフ
ト10の先端部18にスプロケット23を取付ける。以
上のようにバランスシャフト10が組付けられると、ク
ランク軸4の軸方向前面5側端部に設けられた駆動用ス
プロケット7により駆動用チェーン8を介して該バラン
スシャフト10はクランク軸4の2倍の回転速度で回転
される。
ブロック2に挿入した後に、アルミ合金製メタル33が
第1ジャーナル部11を軸支するようにリテーナ34を
軸方向前面5に締結固定する。次に前記バランスシャフ
ト10の先端部18にスプロケット23を取付ける。以
上のようにバランスシャフト10が組付けられると、ク
ランク軸4の軸方向前面5側端部に設けられた駆動用ス
プロケット7により駆動用チェーン8を介して該バラン
スシャフト10はクランク軸4の2倍の回転速度で回転
される。
【0019】また、アンバランス部13,14は第2ジ
ャーナル部12に隣接して設けられているため、該アン
バランス部13,14による偏心荷重は第2ジャーナル
部12より第1ジャーナル部11の方が少なく受けるこ
ととなる。本実施例にあっては、第1軸受部31に軸支
される第1ジャーナル部11が第2ジャーナル部12よ
りも細く(D11<D12)構成されており、より少な
い軸受荷重の軸受部は小さな径の軸受となっており、も
って第1ジャーナル部11とアルミ合金製メタル33と
の摺動に係る摺動抵抗も低減できる。
ャーナル部12に隣接して設けられているため、該アン
バランス部13,14による偏心荷重は第2ジャーナル
部12より第1ジャーナル部11の方が少なく受けるこ
ととなる。本実施例にあっては、第1軸受部31に軸支
される第1ジャーナル部11が第2ジャーナル部12よ
りも細く(D11<D12)構成されており、より少な
い軸受荷重の軸受部は小さな径の軸受となっており、も
って第1ジャーナル部11とアルミ合金製メタル33と
の摺動に係る摺動抵抗も低減できる。
【0020】また、第2ジャーナル部12の径を大きく
することができるので、アンバランス部13,14の半
径R13,R14も大きくすることが可能となり、各ア
ンバランス部13,14の長さL13,L14を長くす
ることなしに、所定のアンバランス量を確保することが
可能となる。 尚、前記第1軸受部31及び第2軸受部41に係る潤滑
は次のように行われる。
することができるので、アンバランス部13,14の半
径R13,R14も大きくすることが可能となり、各ア
ンバランス部13,14の長さL13,L14を長くす
ることなしに、所定のアンバランス量を確保することが
可能となる。 尚、前記第1軸受部31及び第2軸受部41に係る潤滑
は次のように行われる。
【0021】即ち、図示しないオイルポンプによりオイ
ルパンより吸込まれた潤滑油は、メインギャラリ62に
送られ、給油通路63を介してクランク軸4の軸受メタ
ルの背面に設けられたグルーブ64に送油される。そし
て給油通路65,61を介してリテーナ34の嵌入面3
6に設けられた給油溝66に供給され、前記オイル孔3
9を介して第1ジャーナル部11とアルミ合金製メタル
33との間の摺動面に給油される。更に、該アルミ合金
製メタル33には前記溝15に相対する周囲に連通孔6
7が開口されており、前記第1軸受部31に係る摺動面
を潤滑した潤滑油は該連通孔67、溝15及び連絡通路
21,オイル通路20,連絡通路22を介して第2軸受
部41に係る第2ジャーナル部12とアルミ合金製メタ
ル42との間の摺動面に給油される。
ルパンより吸込まれた潤滑油は、メインギャラリ62に
送られ、給油通路63を介してクランク軸4の軸受メタ
ルの背面に設けられたグルーブ64に送油される。そし
て給油通路65,61を介してリテーナ34の嵌入面3
6に設けられた給油溝66に供給され、前記オイル孔3
9を介して第1ジャーナル部11とアルミ合金製メタル
33との間の摺動面に給油される。更に、該アルミ合金
製メタル33には前記溝15に相対する周囲に連通孔6
7が開口されており、前記第1軸受部31に係る摺動面
を潤滑した潤滑油は該連通孔67、溝15及び連絡通路
21,オイル通路20,連絡通路22を介して第2軸受
部41に係る第2ジャーナル部12とアルミ合金製メタ
ル42との間の摺動面に給油される。
【0022】ここで、溝15及び16に供給された潤滑
油はバランスシャフト10の回転による遠心力で周囲に
撥ね上げられるが、第1ジャーナル部11の方が第2ジ
ャーナル部12に比較して径が小さく、もって該撥上げ
量も少ない。また第1ジャーナル部11の外周とアルミ
合金製メタル33の内周とのクリアランスは40〜70
μmであり、一方第2ジャーナル部12の外周とアルミ
合金製メタル42の内周とのクリアランスは50〜80
μmであるので、クリアランスも相対的に小さくなり、
第1ジャーナル部11に係る潤滑油の漏れ量が少なくな
る。もって、オイルポンプにより供給される潤滑油は、
第1ジャーナル部11を潤滑した後も十分な量が第2ジ
ャーナル部12に供給されることとなり、もって該第2
ジャーナル部12を潤滑することが可能となり、焼き付
き等を確実に防止することができる。
油はバランスシャフト10の回転による遠心力で周囲に
撥ね上げられるが、第1ジャーナル部11の方が第2ジ
ャーナル部12に比較して径が小さく、もって該撥上げ
量も少ない。また第1ジャーナル部11の外周とアルミ
合金製メタル33の内周とのクリアランスは40〜70
μmであり、一方第2ジャーナル部12の外周とアルミ
合金製メタル42の内周とのクリアランスは50〜80
μmであるので、クリアランスも相対的に小さくなり、
第1ジャーナル部11に係る潤滑油の漏れ量が少なくな
る。もって、オイルポンプにより供給される潤滑油は、
第1ジャーナル部11を潤滑した後も十分な量が第2ジ
ャーナル部12に供給されることとなり、もって該第2
ジャーナル部12を潤滑することが可能となり、焼き付
き等を確実に防止することができる。
【0023】また、アルミ合金の熱収縮率は鉄の熱収縮
率に較べて大きいため、例えば−30℃のような低温環
境に該エンジンが置かれた場合、前記開口部6の内径φ
d6 が嵌入面36より小さくなる惧れがある。しかし
、本実施例に係る鉄製のリテーナ34は、アルミ合金製
メタル33が圧入される内面35がアルミ合金製のシリ
ンダブロック2に形成された開口部6に嵌入される嵌入
面36に対して前方向に突出した構成となっているので
、前記開口部6の収縮がアルミ合金製メタル33に及ぶ
ことは無く、もって該アルミ合金製メタル33は真円度
を保つことができ、軸受性能が低下することを防止でき
る。
率に較べて大きいため、例えば−30℃のような低温環
境に該エンジンが置かれた場合、前記開口部6の内径φ
d6 が嵌入面36より小さくなる惧れがある。しかし
、本実施例に係る鉄製のリテーナ34は、アルミ合金製
メタル33が圧入される内面35がアルミ合金製のシリ
ンダブロック2に形成された開口部6に嵌入される嵌入
面36に対して前方向に突出した構成となっているので
、前記開口部6の収縮がアルミ合金製メタル33に及ぶ
ことは無く、もって該アルミ合金製メタル33は真円度
を保つことができ、軸受性能が低下することを防止でき
る。
【0024】また前記内面35をシリンダブロック2の
軸方向前面5より突出させたので、バランスシャフト1
0の先端部18に取付けられるスプロケット23の片方
距離が短くなり、アルミ合金製メタル33の片減り等を
防止できる。また、本実施例にかかるバランスシャフト
10はスラスト受部24が設けられており、該バランス
シャフト10がシリンダブロック2から抜ける方向のス
ラスト荷重を受けており、また該シリンダブロック2内
部に向かうスラスト荷重はスプロケット23の端面によ
り保持され、もって両方向のスラスト荷重が支持され、
該バランスシャフト10が軸方向に移動するのを防止し
ている。
軸方向前面5より突出させたので、バランスシャフト1
0の先端部18に取付けられるスプロケット23の片方
距離が短くなり、アルミ合金製メタル33の片減り等を
防止できる。また、本実施例にかかるバランスシャフト
10はスラスト受部24が設けられており、該バランス
シャフト10がシリンダブロック2から抜ける方向のス
ラスト荷重を受けており、また該シリンダブロック2内
部に向かうスラスト荷重はスプロケット23の端面によ
り保持され、もって両方向のスラスト荷重が支持され、
該バランスシャフト10が軸方向に移動するのを防止し
ている。
【0025】以上説明した本実施例においては、シリン
ダブロック2の側方に配設されたバランスシャフト10
について説明したが、クランク軸4に対して略反対位置
に図示しない第2のバランスシャフトが配設されており
、やはり駆動用チェーン8を介してクランク軸4の2倍
の回転速度で回転される。当該第2のバランスシャフト
に関しても、前述したバランスシャフト10に係る軸受
構成と同様な構成であり、説明を省略する。
ダブロック2の側方に配設されたバランスシャフト10
について説明したが、クランク軸4に対して略反対位置
に図示しない第2のバランスシャフトが配設されており
、やはり駆動用チェーン8を介してクランク軸4の2倍
の回転速度で回転される。当該第2のバランスシャフト
に関しても、前述したバランスシャフト10に係る軸受
構成と同様な構成であり、説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる構
成によると、複数のアンバランス部を有するバランスシ
ャフトを保持部材内に当該保持部材の一端面に設けた挿
入部より挿入し、該一端面に近接する第1の軸受部と前
記複数のアンバランス部間に位置する第2の軸受部とに
より軸支するエンジンのバランサ装置において、前記挿
入部が保持部材内に挿入されている部分のバランスシャ
フトの直径より大きい開口径を有すると共に、少なくと
も第2の軸受部に軸支される箇所におけるバランスシャ
フトの軸径よりも細い軸径を有した第1の軸受部に軸支
される箇所におけるバランスシャフトの軸部と、該軸部
を軸支する第1の軸受部に係る軸支部材が内側に挿着さ
れると共に前記バランスシャフトを保持部材内に挿入後
に前記保持部材の挿入部への脱着が可能な固定部材と、
を含む構成としたので、要求軸受面積に合致した軸受部
を確保することが可能となり、摩擦抵抗も大幅に低減す
ることが可能となった。
成によると、複数のアンバランス部を有するバランスシ
ャフトを保持部材内に当該保持部材の一端面に設けた挿
入部より挿入し、該一端面に近接する第1の軸受部と前
記複数のアンバランス部間に位置する第2の軸受部とに
より軸支するエンジンのバランサ装置において、前記挿
入部が保持部材内に挿入されている部分のバランスシャ
フトの直径より大きい開口径を有すると共に、少なくと
も第2の軸受部に軸支される箇所におけるバランスシャ
フトの軸径よりも細い軸径を有した第1の軸受部に軸支
される箇所におけるバランスシャフトの軸部と、該軸部
を軸支する第1の軸受部に係る軸支部材が内側に挿着さ
れると共に前記バランスシャフトを保持部材内に挿入後
に前記保持部材の挿入部への脱着が可能な固定部材と、
を含む構成としたので、要求軸受面積に合致した軸受部
を確保することが可能となり、摩擦抵抗も大幅に低減す
ることが可能となった。
【0027】また、アンバランス部の半径を大きくする
ことが可能となり長さを長くすることなしに、所定のア
ンバランス量を確保することが可能となり、バランスシ
ャフトの全長等を抑えることができレイアウト上も有利
となる。
ことが可能となり長さを長くすることなしに、所定のア
ンバランス量を確保することが可能となり、バランスシ
ャフトの全長等を抑えることができレイアウト上も有利
となる。
【図1】本発明の実施例を示すエンジンの要部正面図
【
図2】バランスシャフトに係る断面を含む同上実施例の
部分平面図
図2】バランスシャフトに係る断面を含む同上実施例の
部分平面図
【図3】図2におけるB−B断面図
【図4】従来のエンジンのバランサ装置の概略図
【図5
】従来のバランスシャフトを示す平面図
】従来のバランスシャフトを示す平面図
1 V型6気筒エンジン
2 シリンダブロック
4 クランク軸
5 軸方向前面
6 開口部
10 バランスシャフト
11 第1ジャーナル部
12 第2ジャーナル部
13 アンバランス部
14 アンバランス部
20 オイル通路
31 第1軸受部
33 アルミ合金製メタル
34 リテーナ
41 第2軸受部
42 アルミ合金製メタル
Claims (1)
- 【請求項1】複数のアンバランス部を有するバランスシ
ャフトを保持部材内に当該保持部材の一端面に設けた挿
入部より挿入し、該一端面に近接する第1の軸受部と前
記複数のアンバランス部間に位置する第2の軸受部とに
より軸支するエンジンのバランサ装置において、前記挿
入部が保持部材内に挿入されている部分のバランスシャ
フトの直径より大きい開口径を有すると共に、少なくと
も第2の軸受部に軸支される箇所におけるバランスシャ
フトの軸径よりも細い軸径を有した第1の軸受部に軸支
される箇所におけるバランスシャフトの軸部と、該軸部
を軸支する第1の軸受部に係る軸支部材と、該軸支部材
が内側に挿着されると共に前記バランスシャフトを保持
部材内に挿入後に前記保持部材の挿入部への脱着が可能
な固定部材と、を含んで構成されたことを特徴とするエ
ンジンのバランサ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3098869A JPH04331841A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | エンジンのバランサ装置 |
US07/870,907 US5253547A (en) | 1991-04-30 | 1992-04-20 | Balancer device for in-line engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3098869A JPH04331841A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | エンジンのバランサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04331841A true JPH04331841A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=14231193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3098869A Pending JPH04331841A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | エンジンのバランサ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5253547A (ja) |
JP (1) | JPH04331841A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002987A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Aisin Seiki Co Ltd | エンジンのバランサ装置 |
Families Citing this family (18)
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US6237442B1 (en) | 1996-07-09 | 2001-05-29 | Simpson Industries, Inc. | High value static unbalance-type balance shafts |
US6116197A (en) * | 1996-12-19 | 2000-09-12 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Vertical internal combustion engine |
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WO2000012906A1 (en) * | 1998-02-14 | 2000-03-09 | Simpson Industries | High value static unbalance-type balance shafts |
CA2316152C (en) * | 1999-09-03 | 2004-10-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Balance shaft for engine balancing systems |
AT5222U1 (de) * | 1999-10-19 | 2002-04-25 | Steyr Daimler Puch Ag | Ausgleichswelleneinheit für hubkolbenmaschinen |
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US6439188B1 (en) | 2001-07-19 | 2002-08-27 | Brunswick Corporation | Four cycle four cylinder in-line engine with rotors of a supercharging device used as balance shafts |
KR100461140B1 (ko) * | 2002-10-04 | 2004-12-14 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 밸런스 샤프트 어셈블리 구조 |
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-
1991
- 1991-04-30 JP JP3098869A patent/JPH04331841A/ja active Pending
-
1992
- 1992-04-20 US US07/870,907 patent/US5253547A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5253547A (en) | 1993-10-19 |
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