JP2009167805A - クランクシャフトおよび内燃機関の潤滑装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クランクジャーナルに潤滑油供給用の孔をあけずに、クランクシャフトのクランクピンとコンロッドとの連接部に適切に潤滑油を供給する。
【解決手段】本発明のクランクシャフト10では、クランクアーム14におけるクランクピン16側の外面とクランクジャーナル12側の外面とを貫通する油路20が、クランクアーム14に形成される。より具体的には、油路20は、ジャーナル周囲領域40とピン周囲領域52とを連通するように、クランクアーム14に形成される。このようなクランクシャフト10を備えた内燃機関の潤滑装置にあっては、クランクシャフト10のクランクジャーナル12のジャーナル周囲領域40に潤滑油を供給可能にする潤滑油供給手段が設けられる。ジャーナル周囲領域40の潤滑油は油路20を介してピン周囲領域52に供給される。
【選択図】図3
【解決手段】本発明のクランクシャフト10では、クランクアーム14におけるクランクピン16側の外面とクランクジャーナル12側の外面とを貫通する油路20が、クランクアーム14に形成される。より具体的には、油路20は、ジャーナル周囲領域40とピン周囲領域52とを連通するように、クランクアーム14に形成される。このようなクランクシャフト10を備えた内燃機関の潤滑装置にあっては、クランクシャフト10のクランクジャーナル12のジャーナル周囲領域40に潤滑油を供給可能にする潤滑油供給手段が設けられる。ジャーナル周囲領域40の潤滑油は油路20を介してピン周囲領域52に供給される。
【選択図】図3
Description
本発明は、内燃機関のクランクシャフトの摺動部に適切に潤滑油を供給可能にするように構成されたクランクシャフト、および、該クランクシャフトを備えた内燃機関の潤滑装置に関する。
一般に、内燃機関のクランクシャフトにおける摺動部、具体的にはクランクジャーナルとクランクケースとの連結部(連接部)やクランクピンとコンロッドとの連接部に潤滑油が供給されている。例えば、単気筒内燃機関において、クランクシャフトのクランクピンとコンロッドとの連結箇所に潤滑油を供給可能にする内燃機関の潤滑装置が、特許文献1に開示されている。この装置では、クランクシャフトを支持するためのクランクシャフトのアーム部に、オイルギャラリーを介して潤滑油が供給される給油路がその軸方向に貫通形成され、さらに、この給油路内の潤滑油をクランクピンとコンロッドとの連接部に供給するべく、アーム部の給油路の先端をクランクウェブのクランクピン側端面に開口させる構成が備えられている。具体的には、クランクシャフトのクランクウェブの端面に上記給油路の開口を閉塞する端部材が取着され、これによりこの端部材とクランクウェブの端面との間に一端が前記給油路に連なるとともに他端がクランクピンとコンロッドとの連接部に開口する油通路が形成される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、クランクピンとコンロッドとの連接部に潤滑油を供給するために、クランクシャフトを支持するための、クランクシャフトのアーム部(クランクジャーナル)にその軸方向に給油路を形成して、そこに潤滑油を供給しなければならない。特許文献1では、この装置が単気筒内燃機関に適用されているので、アーム部の軸方向端部から潤滑油をその給油路に供給できている。しかしながら、それを多気筒内燃機関に適用する場合には、クランクシャフトの一端部から各クランクジャーナルに形成した軸方向の給油路に潤滑油を供給するのに、例えば、従来のクランクシャフトに複数のさらなる油路を形成することが求められたり、クランクシャフトに対してさらなる設計変更が求められたりするので、かなりの困難が伴われる。
さもなければ、それを多気筒内燃機関に適用する場合には、クランクジャーナルのその給油路に径方向から潤滑油を供給可能にするように、クランクジャーナルに対してその軸方向に直交する方に延びる潤滑油供給用の孔をさらにあけることが必要とされる。これでは、クランクジャーナルにおけるメインベアリングとの接触可能面積が減ることになるので、クランクシャフトの耐えられる力がその分、低下することになる。
そこで、本発明はかかる点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、クランクジャーナルに潤滑油供給用の孔をあけずに、クランクシャフトのクランクピンとコンロッドとの連接部に適切に潤滑油を供給することにある。
上記目的を達成するため、本発明のクランクシャフトは、クランクアームを介して連なるクランクジャーナルとクランクピンとを備えたクランクシャフトにおいて、前記クランクアームにおける前記クランクジャーナル側の外面と前記クランクピン側の外面とを貫通する油路が、前記クランクアームに形成されたことを特徴とする。かかる構成によれば、該クランクシャフトの使用時において、クランクジャーナル周囲の潤滑油が、クランクアームの油路を通して、クランクピン周囲に流れることが可能になる。したがって、クランクジャーナルに潤滑油供給用の孔をあけずに、潤滑油を、クランクシャフトのクランクピンとコンロッドとの連接部に供給することが可能になる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、上記クランクシャフトを備えた内燃機関の潤滑装置にも存する。この内燃機関の潤滑装置は、上記クランクシャフトを備えるので、クランクジャーナルに潤滑油供給用の孔をあけずに、潤滑油を、クランクピンとコンロッドとの連接部に供給することが可能になる。
さらに、上述の内燃機関の潤滑装置にあっては、前記油路は、前記クランクジャーナルの周囲領域と前記クランクピンの周囲領域とを連通するとよい。具体的には、前記クランクジャーナルの周囲領域は、前記クランクシャフトおよび該クランクシャフトの支持部材の内の少なくとも一方に設けられたシール部材によって、少なくとも一部が定められた空間領域である。また、具体的には、前記クランクピンの周囲領域は、前記クランクシャフトおよび前記クランクピンに取り付けられたコンロッドの内の少なくとも一方に設けられたシール部材によって、少なくとも一部が定められた空間領域である。こうすることで、クランクジャーナルの周囲領域やクランクピンの周囲領域に、潤滑油を適切に保持することができるので、それら各々における摺動部の潤滑およびそれらにおける相互の潤滑油の供給受け渡しがより適切に行われ得る。なお、好ましくは、前記シール部材は、ラビリンスシールを含む。こうすることで、クランクジャーナルの周囲領域やクランクピンの周囲領域に適切に適量の潤滑油を保ちながら、それら潤滑油を内燃機関内で循環させることが可能になる。
好ましくは、前記クランクジャーナルの周囲領域に潤滑油を供給可能にする潤滑油供給手段が設けられている。こうすることで、クランクジャーナルの周囲領域に潤滑油を適切に供給することが可能になる。具体的には、前記潤滑油供給手段は、前記クランクシャフトの支持部材に形成されて前記クランクジャーナルの周囲領域に開口する供給油路を含むとよい。こうすることで、クランクシャフトの支持部材の供給油路を介して、クランクジャーナルの周囲領域に潤滑油を供給することが可能になる。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。ただし、以下、説明される、本発明が適用された一実施形態としてのクランクシャフトは、フルカウンター形式のクランクシャフトである。しかしながら、本発明は、他の形式、例えばハーフカウンター形式のクランクシャフトにも同様に適用される。
図1は、本発明の実施形態のクランクシャフト10を示している。クランクシャフト10は、直列4気筒内燃機関用のクランクシャフトである。クランクシャフト10は、内燃機関のクランクケース内に支持される。クランクシャフト10は、内燃機関のピストンに与えられた燃焼による爆発力を往復運動から回転運動に変換するものであり、ピストンの往復運動はコンロッド(コネクティングロッド)によりクランクシャフト10に伝達される。
クランクシャフト10は、クランクジャーナル12と、クランクアーム14と、クランクピン16とを備えている。図1から明らかなように、隣り合うクランクジャーナル12とクランクピン16とはクランクアーム14を介して連なる。なお、ここでは、クランクシャフト10は、5つのクランクジャーナル12と、8つのクランクアーム14と、4つのクランクピン16とを備えている。
クランクジャーナル12は、ベアリングを介して、支持部材としてのクランクケースに連結支持される部位である。クランクピン16は、ベアリングを介してコンロッドの大端部が取り付けられる部位であり、コンロッドを介してシリンダ内を往復運動するピストンに連結される。クランクアーム14は、このようなクランクジャーナル12とクランクピン16とをつなげている。なお、クランクアーム14の一端にはクランクピンが連結され、その他端にはバランスウエイトが備えられている。
クランクジャーナル12はクランクシャフト10の長手方向の軸すなわち回転軸Aに一致する軸を有する。これに対して、クランクピン16はクランクシャフト10の回転軸Aからピストン行程の半分ずれた位置に設けられ、内燃機関に取り付けられた状態でクランクシャフト10が回転軸A周りに回転するとき、クランクシャフト10の回転軸Aを中心として同一軌道上を回る。
クランクシャフト10のクランクアーム14には、油路20が形成されている。この油路20は、クランクアーム14を貫通して形成されていて、より正確にはクランクアーム14に穿設された孔20aにより区画形成される。そして図1から明らかなように、油路20は、クランクピン16やクランクジャーナル12内を通ることなしに、クランクアーム14におけるクランクピン16側の外面(側面)とクランクジャーナル12側の外面(側面)とを貫通してクランクアーム14のみに形成される。以下、油路20に関して詳述する。
油路20は、クランクアーム14の内、クランクピン16との連接部(ピン連接部)16cおよびクランクジャーナル12との連接部(ジャーナル連接部)12cの間の部分を貫通するように、クランクアーム14に形成されている。換言すると、油路20は、クランクジャーナル12の周囲のドーナツ状領域22と、クランクピン16の径方向内側の円板状領域24とを連通するように形成されている。ここで、ドーナツ状領域22とは、クランクシャフト10がその回転軸A周りに回転されたときにクランクジャーナル12の外周側にクランクジャーナル12やクランクアーム14の回転軌跡によって概念的に形成される空間領域のことである。これに対して、円板状領域24とは、クランクシャフト10がその回転軸A周りに回転されたときにクランクピン16の径方向内側にクランクピン16やクランクアーム14の回転軌跡によって形成される概念的な空間領域のことである。
そして、本実施形態では、クランクアーム14に形成された油路20は、図1において、クランクシャフト10の回転軸Aを横切らないように、クランクシャフト10の略回転軸A方向に延びている。特に、本実施形態では、油路20は、クランクアーム14の内、クランクジャーナル12近傍の上記外面から、クランクピン16近傍の上記外面にかけて、クランクシャフト10の軸Aを中心としてそこから径方向外側に広がるように延びている。それ故、本実施形態のクランクシャフト10では、その使用時において、ドーナツ状領域22から油路20に入った潤滑油は、クランクシャフト10の回転によって、適切に円板状領域24方向に付勢される。
このような構成のクランクシャフト10の作製に関して次に図2に基づいて説明する。上記の如きクランクシャフト10では、クランクアーム14に孔20aをあけることが求められる。そこでこの孔あけを容易にするために、クランクシャフト10は、組み立てられたときにクランクジャーナル12、クランクアーム14、クランクピン16になる、各部材12a、14a、16aを用いて作製される。これら部材12a、14a、16aは、それぞれ鋳造により作製される。そして、アーム部材14aが独立した状態で、アーム部材14aには油路20となる孔20aがあけられる。ただし、アーム部材14a作製時の鋳造段階で、アーム部材14aに孔20aが形成されてもよい。こうして孔20aがあけられたアーム部材14aは、ピン部材16aやジャーナル部材12aと接合され、クランクシャフト10が完成される。なお、これらの部材の相互接続は、摩擦圧接などの溶接、接着剤を用いての接着、機械的接合等により達成され得る。
上記クランクシャフト10の使用状態について、具体的に図3に基づいて説明する。図3は、クランクシャフト10の一部分に関しての模式図であり、そこには、クランクシャフト10がクランクケース30内に支持された内燃機関の作動時の油の流れが矢印で概念的に示されている。
クランクジャーナル12は、メタルベアリングであるメインベアリング32を介して、クランクケース30に支持されている。より具体的には、クランクジャーナル12は、クランクケース30の隔壁部34とクランクキャップ36との間に回転可能に挟持されている。クランクケース30には、シール部材としてのラビリンスシール38が取り付けられている。したがって、ラビリンスシール38と、クランクケース30と、クランクジャーナル12と、そしてクランクアーム14とにより、適量の潤滑油の保持およびその適度の漏れが両立される空間領域である、クランクジャーナル12の周囲領域(ジャーナル周囲領域)40が区画形成される。ただし、ジャーナル周囲領域40の形成をより適切なものにするために、クランクアーム14には段部14sが形成されているが、このような形状は、種々変更され得る。
クランクピン16には、メタルベアリングであるコンロッドベアリング42を介して、コンロッド44が取り付けられている。より具体的には、クランクピン16は、コンロッド44の大端部46の大端部本体46bとコンロッドキャップ48との間に回転可能に挟持されている。コンロッド44の大端部46には、シール部材としてのラビリンスシール50が取り付けられている。これにより、ラビリンスシール50と、コンロッド44と、クランクピン16と、そしてクランクアーム14とにより、適量の潤滑油の保持およびその適度の漏れが両立される空間領域である、クランクピン16の周囲領域(ピン周囲領域)52が区画形成される。ただし、ピン周囲領域52の形成をより適切なものにするために、クランクアーム14には段部14ssが形成されているが、このような形状は、種々変更され得る。
ピン周囲領域52およびジャーナル周囲領域40は、共に、クランクシャフト10の軸A方向においては、クランクアーム14の面により定められる。このようなクランクアーム14の面は、クランクケース30やコンロッド44との間でスラスト力を受け止める面としても機能するので、ここではスラスト面Sと称され得る。図から明らかなように、クランクアーム14に形成される油路20は、クランクアーム14の両側の概ね反対側を向いた2つのスラスト面Sを貫通する。
クランクシャフト10の支持部材であるクランクケース30の隔壁部34には、枝ギャラリ60が形成されている。枝ギャラリ60は、ジャーナル周囲領域40に開口する供給油路である。オイルポンプ62によってオイルパンから汲み上げられて圧送された潤滑油は、適宜オイルフィルター等を介してメインギャラリ64に至る。詳細には示さないが、メインギャラリ64と枝ギャラリ60とは連通しているので、メインギャラリ64の潤滑油の一部は枝ギャラリ60に供給される。枝ギャラリ60はメインベアリング32に面する隔壁部34端部に開口するので、潤滑油はメインベアリング32およびジャーナル周囲領域40に適切に供給される。
潤滑油はジャーナル周囲領域40に一時的に溜まるが、ジャーナル周囲領域40の一部はラビリンスシール38で区画形成されているので、徐々にジャーナル周囲領域40から漏れる。他方、ジャーナル周囲領域40には油路20が連通しているので、ジャーナル周囲領域40の潤滑油は油路20に流れ込むことができる。この潤滑油の流れ込みは、主に、クランクシャフト10の回転に伴う遠心力により促される。こうして油路20を介して、ジャーナル周囲領域40からピン周囲領域52に潤滑油が供給される。この結果、クランクピン16とコンロッド44との連接部、具体的にはコンロッドベアリング42には適切に潤滑油が供給される。このようにしてピン周囲領域52に供給された潤滑油は、同様に、ラビリンスシール50が用いられているが故に、適当に漏れ得る。なお、ピン周囲領域52やジャーナル周囲領域40を漏れ出た潤滑油は、図示しないオイルパンに流れ着く。
なお、本実施形態では、潤滑油供給手段は、枝ギャラリ60、オイルポンプ62、メインギャラリ64を含んで構成される。なお、オイルポンプ62は、既知のオイルポンプであり、既知の動力を用いて、さらに既知のタイミングで駆動される。
以上、上記したように、潤滑油は、クランクケース30を介してクランクジャーナル12周囲のメインベアリング32に供給され、さらにクランクアーム14に形成された油路20を介してクランクピン16周囲のコンロッドベアリング42に供給される。こうしてクランクシャフト10の摺動部に潤滑油が適切に供給されるので、従来のクランクシャフトとは異なり、本発明に係る実施形態のクランクシャフト10では、クランクジャーナル12やクランクピン16に孔あるいは穴をあけることが必要とされない。したがって、本発明によれば、そのような孔あけによりクランクシャフト10の強度を損なうことが防止される。また、それ故に、クランクシャフト10において局所的な応力集中や面圧の過度の上昇が生じることを回避することができるので、クランクシャフト10や各種ベアリング32、42の使用環境を緩和することが可能になる。
以上本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されない。具体的には、油路20は、上記クランクシャフト10では、全てのクランクアーム14の各々に1つずつ形成されていたが、本発明は全てのクランクアーム14の各々にそれが形成されることに限定されない。例えば、その内のいくつかのみに、油路20は形成され得る。また、1つのクランクアーム14に対する油路20の数は1つでなく複数でもよい。また、上記油路20は、クランクジャーナル12やクランクピン16に孔あるいは穴をあけないで、ジャーナル周囲領域40およびピン周囲領域52を連通させるのであれば、如何なる構成を有してもよい。例えば、油路20は、図1において、クランクシャフト10の軸Aを横切るようにクランクアーム14に形成されてもよい。
そして、上記ラビリンスシール38、50の各々は、ジャーナル周囲領域40やピン周囲領域52が適切に形成されるのであれば、クランクシャフト10のクランクアーム14に設けられてもよい。また、潤滑油供給手段は、ジャーナル周囲領域40に適切に潤滑油を供給するのであれば、上記構成以外の構成を備えてもよい。例えば、潤滑油供給手段は、オイルポンプから直接的に潤滑油をジャーナル周囲領域40に供給するように構成されてもよい。
なお、上記では本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明は特許請求の範囲およびその等価物の範囲および趣旨に含まれる修正および変更を包含するものである。
10 クランクシャフト
12 クランクジャーナル
14 クランクアーム
16 クランクピン
20 油路
40 ジャーナル周囲領域
52 ピン周囲領域
12 クランクジャーナル
14 クランクアーム
16 クランクピン
20 油路
40 ジャーナル周囲領域
52 ピン周囲領域
Claims (8)
- クランクアームを介して連なるクランクジャーナルとクランクピンとを備えたクランクシャフトにおいて、
前記クランクアームにおける前記クランクジャーナル側の外面と前記クランクピン側の外面とを貫通する油路が、前記クランクアームに形成されたことを特徴とするクランクシャフト。 - 請求項1に記載のクランクシャフトを備えた内燃機関の潤滑装置。
- 前記油路は、前記クランクジャーナルの周囲領域と前記クランクピンの周囲領域とを連通することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の潤滑装置。
- 前記クランクジャーナルの周囲領域は、前記クランクシャフトおよび該クランクシャフトの支持部材の内の少なくとも一方に設けられたシール部材によって、少なくとも一部が定められた空間領域であることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の潤滑装置。
- 前記クランクピンの周囲領域は、前記クランクシャフトおよび前記クランクピンに取り付けられたコンロッドの内の少なくとも一方に設けられたシール部材によって、少なくとも一部が定められた空間領域であることを特徴とする請求項3または4に記載の内燃機関の潤滑装置。
- 前記シール部材は、ラビリンスシールを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の内燃機関の潤滑装置。
- 前記クランクジャーナルの周囲領域に潤滑油を供給可能にする潤滑油供給手段が設けられていることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の内燃機関の潤滑装置。
- 前記潤滑油供給手段は、前記クランクシャフトの支持部材に形成されて前記クランクジャーナルの周囲領域に開口する供給油路を含むことを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の潤滑装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003477A JP2009167805A (ja) | 2008-01-10 | 2008-01-10 | クランクシャフトおよび内燃機関の潤滑装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102213259A (zh) * | 2011-06-23 | 2011-10-12 | 常州常发动力机械有限公司 | 一种柴油机曲轴 |
DE102015121974A1 (de) | 2015-12-16 | 2017-06-22 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Lageranordnung für eine Kurbelwelle |
CN107061476A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-08-18 | 东风商用车有限公司 | 一种内燃机轻量化曲轴的单拐单元 |
-
2008
- 2008-01-10 JP JP2008003477A patent/JP2009167805A/ja active Pending
Cited By (4)
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CN107061476B (zh) * | 2017-04-28 | 2023-09-29 | 东风商用车有限公司 | 一种内燃机轻量化曲轴的单拐单元 |
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