JP7443742B2 - オイル潤滑軸受構造 - Google Patents
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例えば、特許文献1には、回転軸体であるクランクシャフトをフローティング状態で支持する流体軸受として、クランクシャフトの径方向に沿った径方向荷重を受け止めるすべり軸受と、すべり軸受との間に介在させた潤滑油(潤滑膜)とで構成された軸受構造が開示されている。
この発明により、油膜切れの発生を阻止可能な膜厚の潤滑膜が介在する場合であっても、回転軸体とすべり軸受との間の摺動抵抗を抑制することができる。
具体的には、すべり軸受の摺動面に接する油層は、回転軸体の摺動面へ向けて押圧された場合であっても、撥油面、及び空気層によって流動が阻害され、回転軸体の摺動面に接することができない。
よって、オイル潤滑軸受構造は、オイル供給部からオイル排出部へ潤滑油を確実に流動させることができ、回転軸体とすべり軸受との間に安定した潤滑膜を形成することができる。
この構成によれば、オイル潤滑軸受構造は、より高い撥油性を発揮する撥油面を形成することができる。このため、オイル潤滑軸受構造は、空気層と油層からなる潤滑膜をより確実に形成することができる。
よって、オイル潤滑軸受構造は、回転軸体とすべり軸受との間の摺動抵抗を確実に抑制することができる。
この構成によれば、オイル潤滑軸受構造は、撥油面の耐摩耗性をより向上することができる。このため、オイル潤滑軸受構造は、撥油面を長期にわたって確保することができる。
よって、オイル潤滑軸受構造は、回転軸体とすべり軸受との間の摺動抵抗を長期にわたって抑制することができる。
この構成によれば、オイル潤滑軸受構造は、径方向荷重の変動幅が大きいクランクシャフトであっても、空気層を有する潤滑膜と撥油面との協働によって摺動抵抗を安定して抑えることができる。
本実施形態のオイル潤滑軸受構造は、潤滑膜、及びすべり軸受で、回転軸体をフローティング状態で支持する、所謂、流体軸受構造である。このようなオイル潤滑軸受構造が適用された多気筒エンジンについて、図1から図7を用いて詳しく説明する。
さらに、図5はA-A矢視断面におけるメインジャーナル11の軸受構造の説明図であり、図5(a)は径方向に沿った断面における断面図を示し、図5(b)は図5(a)中の二点鎖線で囲われたD部を拡大した要部拡大断面図を示している。
また、図中の矢印Xはクランクシャフト10の回転中心に沿った方向(以下、「軸方向X」とする)を示している。
また、図示を明確にするため、図5(a)及び図6(a)中において、メタル軸受30のオイル溝部31aを省略している。なお、図2中において、上下方向に対して交差する方向に延びる分岐油路24b及び供給孔30aを、図示を明確にするため、図5及び図6中では上下方向に延びる形状で図示している。
このうち、第2メインジャーナル112、第3メインジャーナル113、及び第4メインジャーナル114は、各気筒(図示省略)間に位置している。
なお、メインジャーナル11が回転方向R1に回動した際、4つのピンジャーナル12は、軸方向Xの一端側(図1中の左側)から見て、メインジャーナル11を回転中心とした時計回りの回転方向R1に回動する。
ここで、「撥油性を有する」とは、撥油被膜12bが形成される基材面(ピンジャーナル12の外周面)よりも撥油性が高いこという。
具体的には、4組のクランクアーム13は、図1に示すように、一対の第1クランクアーム131、一対の第2クランクアーム132、一対の第3クランクアーム133、及び一対の第4クランクアーム134で構成されている。
より詳しくは、4つの連結油路13aは、図1に示すように、第2メインジャーナル112に隣接する第1クランクアーム131、及び第2クランクアーム132と、第4メインジャーナル114に隣接する第3クランクアーム133、及び第4クランクアーム134とに形成されている。
このエンジンブロック20は、図1に示すように、クランクシャフト10のメインジャーナル11を支持する支持部21を備えている。
そして、サドル部22とキャップ部23とは、図2に示すように、締結された状態において、後述するメタル軸受30の外径に略同じ内径で、軸方向Xに延びる略円形状の軸受孔21aを構成している。
また、メタル軸受30は、図1及び図2に示すように、クランクシャフト10のメインジャーナル11を径方向に支持するすべり軸受である。このメタル軸受30は、図1、図2、及び図4に示すように、メインジャーナル11の外周面(摺動面)に径方向で対向するとともに、摺動面をなす内周面を有する略円環状に形成されている。
具体的には、メタル軸受30は、図2及び図4に示すように、軸方向Xから見て略半円状の第1メタル軸受31、及び第2メタル軸受32を径方向に組み付けて構成されている。
ここで、「撥油性を有する」とは、撥油被膜30bが形成される基材面(メタル軸受30の内周面)よりも撥油性が高いこという。
この軸受孔40aの周面は、ピンジャーナル12の外周面に、潤滑膜W(図7参照)を介して径方向で対面するとともに、親油性を有する摺動面に形成されている。
排出路41aは、ロッド本体41の内部を他端側へ向けて延びるとともに、ピストンピン3が挿通されるピン孔41bに連通している。換言すると、排出路41aは、ピン孔41bに潤滑油を供給する供給路として形成されている。
このような潤滑膜Vは、メタル軸受30の撥油被膜30bと、潤滑油Sに作用するせん断応力によって形成される。
このようにして、メインジャーナル11とメタル軸受30との隙間には、メインジャーナル11に接する油層Voと、メタル軸受30に接する空気層Vaとで構成された潤滑膜Vが形成される。
このような潤滑膜Wは、ピンジャーナル12の撥油被膜12bと、潤滑油Sに作用するせん断応力によって形成される。
このようにして、ピンジャーナル12とコンロッド40の軸受孔40aとの隙間には、ピンジャーナル12に接する空気層Waと、コンロッド40の軸受孔40aに接する油層Woとで構成された潤滑膜Wが形成される。
まず、潤滑膜Vが形成されたメインジャーナル11とメタル軸受30との隙間では、図5(b)及び図6(b)の矢印L1で示したように、潤滑油Sが供給孔30aをとおって、空気層Vaに流入する。
なお、排出路が形成されていない第1メインジャーナル111、第3メインジャーナル113及び第5メインジャーナル115において、潤滑油Sは、メインジャーナル11とメタル軸受30との隙間を軸方向Xへ流動して外部に排出される。
そして、油層Woを流動する潤滑油Sは、図7(b)の矢印L6で示したように、排出路41aを介して、ピンジャーナル12とコンロッド40の軸受孔40aとの隙間から排出され、コンロッド40のピン孔41bとピストンピン3との隙間に供給される。
具体的には、メインジャーナル11の外周面に接する油層Voは、メタル軸受30の内周面へ向けて押圧された場合であっても、撥油被膜30b、及び空気層Vaによって流動が阻害され、メタル軸受30の内周面に接することができない。
よって、オイル潤滑軸受構造は、オイル供給部5(第1のオイル供給部)から排出路11aへ潤滑油を確実に流動させることができ、メインジャーナル11とメタル軸受30との間に安定した潤滑膜Vを形成することができる。
具体的には、軸受孔40aの周面に接する油層Woは、ピンジャーナル12の外周面へ向けて押圧された場合であっても、撥油被膜12b、及び空気層Waによって流動が阻害され、ピンジャーナル12の外周面に接することができない。
よって、オイル潤滑軸受構造は、オイル供給部5(第2のオイル供給部)から排出路41aへ潤滑油を確実に流動させることができ、ピンジャーナル12とコンロッド40の軸受孔40aとの間に安定した潤滑膜Wを形成することができる。
よって、オイル潤滑軸受構造は、メインジャーナル11とメタル軸受30との間の摺動抵抗、及びピンジャーナル12とコンロッド40の軸受孔40aとの間の摺動抵抗を長期にわたって抑制することができる。
この発明の回転軸体は、実施形態のピンジャーナル12に対応し、
以下同様に、
すべり軸受は、コンロッド40の軸受孔40aに対応し、
回転軸体の摺動面は、ピンジャーナル12の外周面に対応し、
撥油面は、撥油被膜12bに対応し、
オイル排出部は、排出路41aに対応し、
すべり軸受の摺動面は、軸受孔40aの周面に対応し、
エンジンは、多気筒エンジン1に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、メインジャーナル11とメタル軸受30との隙間、または/およびピンジャーナル12とコンロッド40の軸受孔40aとの隙間に対して、軸方向Xから潤滑油を供給するオイル供給部であってもよい。
また、コンロッド40の軸受孔40aをすべり軸受として機能するように構成したが、これに限定せず、メインジャーナル11と同様に、ピンジャーナル12と軸受孔40aとの間に、メタル軸受を介在させてもよい。この場合、メタル軸受には、コンロッド40の排出路11aに連通する排出孔を開口形成する。
5…オイル供給部
10…クランクシャフト
11…メインジャーナル
11a…排出路
12…ピンジャーナル
12b…撥油被膜
30…メタル軸受
30b…撥油被膜
40a…軸受孔
41a…排出路
S…潤滑油
Claims (4)
- 略円柱状の回転軸体と、
該回転軸体の径方向で前記回転軸体を支持するすべり軸受とを備えたオイル潤滑軸受構造であって、
前記回転軸体と前記すべり軸受との隙間に潤滑油を供給するオイル供給部と、
前記回転軸体と前記すべり軸受との隙間の前記潤滑油を排出するオイル排出部とを備え、
前記回転軸体の摺動面は、
摺動面全体が撥油性を有する撥油面で形成され、
前記オイル供給部は、
前記撥油面である前記回転軸体の摺動面に開口形成され、
前記オイル排出部は、
前記すべり軸受の摺動面に開口形成された
オイル潤滑軸受構造。 - 前記撥油面は、フッ素樹脂被膜で構成された
請求項1に記載のオイル潤滑軸受構造。 - 前記フッ素樹脂被膜は、架橋フッ素樹脂で形成された
請求項2に記載のオイル潤滑軸受構造。 - 前記回転軸体は、エンジンのクランクシャフトである
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のオイル潤滑軸受構造。
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