JP2007224860A - 内燃機関の油路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸端油室に接続されるオイル通路へのオイルの圧送を良好に行うことができる油路構造を提供する。
【解決手段】左右軸内オイル通路を有するクランクシャフト2と、該クランクシャフト2端に配置される軸方向視円形状の左右軸端油室84,85と、該各軸端油室84,85に対する流入側及び流出側オイル通路82,83とを備え、前記クランクシャフト2の軸方向視で、前記流入側オイル通路82が、前記各軸端油室84,85へのオイル流入方向を前記クランクシャフト2の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成され、前記流出側オイル通路83が、前記各軸端油室84,85からのオイル流出方向を前記クランクシャフト2の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成される。
【選択図】図3

Description

この発明は、自動二輪車等の内燃機関の油路構造に関する。
従来、上記油路構造において、エンジンケース内の第一オイル通路から、クランクシャフト等の回転軸端に配置された同軸円形状の軸端油室を経由して、当該回転軸内にオイルを供給すると共に、エンジンケース内の第二オイル通路にオイルを供給するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特公平1−51644号公報
ところで、上記従来の構造においては、各オイル通路が回転軸中心から放射状に形成されている。しかしながら、軸端油室内のオイルには回転軸の回転に沿った流動が生じることがあり、軸端油室上流側及び下流側の各オイル通路へのオイルの圧送に影響を与えることがあるため、このような点の改善が要望されている。
そこでこの発明は、軸端油室に接続されるオイル通路へのオイルの圧送を良好に行うことができる油路構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、軸内オイル通路(例えば実施例の左右軸内オイル通路101,105)を有する回転軸(例えば実施例のクランクシャフト2)と、該回転軸端に配置されると共に該回転軸と略同軸の円形状をなす軸端油室(例えば実施例の左右軸端油室84,85)と、該軸端油室にオイルを供給する第一オイル通路(例えば実施例の流入側オイル通路82)と、前記軸端油室から別の給油箇所にオイルを供給する第二オイル通路(例えば実施例の流出側オイル通路83)とを備える内燃機関の油路構造において、前記回転軸の軸方向視で、前記第一オイル通路が、前記軸端油室へのオイル流入方向を前記回転軸の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成され、前記第二オイル通路が、前記軸端油室からのオイル流出方向を前記回転軸の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記回転軸の径方向視で、前記第一及び第二オイル通路の幅と前記軸端油室の幅とが略同一であることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記軸端油室からさらに別の給油箇所にオイルを供給する第三オイル通路(例えば実施例の左右バランサオイル通路96,97)を備え、前記第三オイル通路は前記第二オイル通路よりも通路断面積が小に形成され、前記回転軸の軸方向視で、前記第一オイル通路のオイル流れ方向と第二オイル通路のオイル流れ方向とのなす角度(例えば実施例の角度θ1)が、前記第一オイル通路のオイル流れ方向と第三オイル通路のオイル流れ方向とのなす角度(例えば実施例の角度θ2)よりも小であると共に、前記第三オイル通路のオイル流れ方向が下向きであることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、軸端油室内へのオイルの流入に対しては、軸端油室内で回転軸の回転方向に沿って流動するオイルによる吸引作用が生じると共に、軸端油室内からのオイルの流出に対しては、軸端油室内で流動する前記オイルによる吐出作用が生じるため、オイル供給源の損失を最小限に抑えると共にオイル圧送力を増加させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、回転軸の回転に伴う軸端油室内のオイルの流動を、第一及び第二オイル通路からのオイル流入及び流出に効率良く利用することができる。
請求項3に記載した発明によれば、通路断面積が大となる第二オイル通路は、第三オイル通路よりもオイル供給量が大であるが、第一オイル通路のオイル流れ方向(ベクトル)と第二オイル通路のオイル流れ方向(ベクトル)との間の変化を小さくすることで、第二オイル通路にオイルをスムーズに供給することができ、オイル通路全体の損失を低減することができる。また、前記第一オイル通路のオイル流れ方向(ベクトル)と第三オイル通路のオイル流れ方向(ベクトル)との間の変化は大きくなるが、第三オイル通路のオイル流れ方向が下向きの成分を有していれば、重力を副次的に利用してオイルを安定的に供給することが可能である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示すエンジン1は、水冷四ストロークV型四気筒エンジンであり、例えば自動二輪車の原動機としてそのクランクシャフト2の回転軸線C1を車両進行方向と直交させて(左右方向に沿わせて)で車体に搭載される。
エンジン1のクランクケース3の前部上側には、斜め前上方に向けて前シリンダ4が立設され、その直ぐ後方には斜め後上方に向けて後シリンダ5が立設される。クランクケース3の前部内側には前記クランクシャフト2が配設される。クランクケース3の後部には不図示の変速機が収容される。
前シリンダ4の後面側及び後シリンダ5の前面側には、不図示のスロットルボディに連なる吸気管取り付け部8が設けられる。前シリンダ4の前面側及び後シリンダ5の後面側には、不図示の排気管に連なる排気管取り付け部9が設けられる。クランクケース3の下側にはオイルパン10が取り付けられる。クランクケース3の後部左側には、車両の駆動輪と例えばチェーンを介して連係する不図示の出力部が設けられる。
前後シリンダ4,5は、それぞれクランクケース3の前部上側に一体に設けられるシリンダ本体12と、該各シリンダ本体12の先端側に取り付けられるシリンダヘッド13と、該各シリンダヘッド13の先端側に取り付けられるヘッドカバー14とを主としてなる。
図2を併せて参照し、各シリンダ本体12内には左右一対のシリンダボア15が形成され、該各シリンダボア15内にピストン16が往復動可能に嵌装される。なお、図中鎖線CLはエンジン1の左右中心を示す。各ピストン16には、それぞれピストンピンを介してコンロッド17の小端部が揺動自在に連結される。各コンロッド17の大端部は、クランクシャフト2の各クランクピン18,19に回転自在に連結される。
クランクシャフト2は左右クランクピン18,19を有し、左クランクピン18には前後シリンダ4,5左側の気筒における各コンロッド17が連結され、右クランクピン19には前後シリンダ4,5右側の気筒における各コンロッド17が連結される。クランクシャフト2の左端部にはジェネレータ20が同軸配置され、該ジェネレータ20がクランクケース3の一部をなすカップ状のジェネレータカバー21により覆われる。
各シリンダヘッド13は、各シリンダボア15の先端開口を閉塞してピストン16と共に燃焼室を形成する。この実施例におけるエンジン1はDOHC四バルブであり、前記燃焼室の天井部には吸気ポート及び排気ポートにおける燃焼室側開口が二つずつ形成され、これら各燃焼室側開口がそれぞれ吸気バルブ24又は排気バルブ25により開閉される。
各バルブ24,25のステムは、シリンダヘッド13先端側に向けて側面視V字状をなして延び、その先端が不図示のバルブリフタを介して吸気用又は排気用カムシャフト26,27の各カム山にそれぞれ摺接する。各カムシャフト26,27は、クランク軸と平行に(左右方向に沿って)延在するもので、これら各カムシャフト26,27の回転駆動により、各バルブ24,25がそのステムに沿って往復動して各ポートの燃焼室側開口を開閉させる。これら各バルブ24,25及びカムシャフト26,27を主とする動弁機構は、シリンダヘッド13及びヘッドカバー14で形成される動弁室内に収容されている。
各カムシャフト26,27は、各シリンダ4,5右側に配設されたギヤトレーン機構29を介して、クランクシャフト2と連係駆動して各バルブ24,25を開閉させる。ギヤトレーン機構29は、各シリンダ4,5右側内部に形成されたギヤトレーン室32内に収容される。ギヤトレーン室32は、前記動弁室内に送給されたエンジンオイル(以下、単にオイルということがある)のクランクケース3内への戻り通路としても機能する。
クランクシャフト2は、その左右両側及び左右中央にそれぞれ左右及び中央ジャーナル33,34,35を有し、該各ジャーナル33,34,35がクランクケース3における左右及び中央クランク軸受け36,37,38にそれぞれメタルベアリング36a,37a,38aを介して回転自在に支持される。左及び中央ジャーナル33,34間には、左右一対の左クランクウェブ39a,39bを介して前記左クランクピン18が支持され、中央及び右ジャーナル34,35間には、同じく左右一対の右クランクウェブ40a,40bを介して前記右クランクピン19が支持される。以下、左クランクウェブ39a,39bにおける左右内側のものを左内クランクウェブ39a、左右外側のものを左外クランクウェブ39bとし、右クランクウェブ40a,40bにおける左右内側のものを右内クランクウェブ40a、左右外側のものを右外クランクウェブ40bとする。
クランクシャフト2の右側部には、右ジャーナル35右側に隣接してプライマリドライブギヤ41が同軸に設けられ、該プライマリドライブギヤ41右側に隣接してカムドライブギヤ44が同軸に設けられ、該カムドライブギヤ44右側に隣接してパルサーロータ42が同軸に設けられる。プライマリドライブギヤ41は、クランクケース3の前部右側に位置する右バランサ78用の駆動ギヤとしても機能する(図5参照)。
カムドライブギヤ44は前記ギヤトレーン機構29の一部をなすもので、該カムドライブギヤ44からの回転駆動力は、その上方に位置するセカンドギヤ45に伝達された後、シリンダ本体12右側に位置するサードギヤ46に振り分けて伝達され、かつ該各サードギヤ46からシリンダヘッド13右側に位置するフォースギヤ47に伝達された後、さらに該各フォースギヤ47から各カムシャフト26,27の右側端に同軸固定された吸気用又は排気用カムドリブンギヤ48,49に振り分けて伝達される。
クランクシャフト2におけるパルサーロータ42の右側には、該パルサーロータ42、カムドライブギヤ44、及びプライマリドライブギヤ41を固定するナットを螺着可能な右雄ネジ部52が突設され、該右雄ネジ部52のさらに右側には比較的小径の右円筒部53が突設される。
クランクシャフト2の左側部には、左ジャーナル33の左側に隣接して左バランサドライブギヤ54が同軸に設けられる。クランクシャフト2における左バランサドライブギヤ54の左側の部位は、左側ほど緩やかに縮径するテーパ部55とされ、該テーパ部55には前記ジェネレータ20の例えばアウタロータが嵌合固定される。テーパ部55の左側にはジェネレータ20を固定するナットを螺着可能な左雄ネジ部56が突設され、該左雄ネジ部56のさらに左側には比較的小径の左円筒部57が突設される。
クランクケース3の後部内側には、クランクシャフト2と平行をなすメインシャフト59が配設される。なお、図中鎖線C4はメインシャフト59の回転軸線を示す。メインシャフト59は、不図示のカウンタシャフトと共に変速ギヤ群を支持して前記変速機を構成する。クランクケース3の後部右側には、メインシャフト59と同軸をなす乾式多板クラッチ63が配設され、該クラッチ63を介してクランクシャフト2とメインシャフト59との間の動力伝達が断続される。
メインシャフト59の右側部には、前記プライマリドライブギヤ41と噛み合う比較的大径のプライマリドリブンギヤ62が同軸かつ相対回転自在に設けられる。プライマリドリブンギヤ62のハブ部には、クラッチ63のクラッチアウタ64のハブ部が相対回転不能に嵌合支持される。メインシャフト59の右端部には、クラッチ63のクラッチインナ65が相対回転不能に嵌合支持されており、該クラッチインナ65とクラッチアウタ64とが複数のクラッチ板66を介して摩擦係合可能とされる。プライマリドリブンギヤ62とクラッチアウタ64との間は、クランクケース3の外壁により仕切られている。
クランクケース3の下部内側には、エンジン1内の各オイル通路にエンジンオイルを圧送するオイルポンプ68が配設される。オイルポンプ68は、前記メインシャフト59に同軸固定されたポンプドライブスプロケット69(図2参照)と無端状のチェーンを介して連係され、クランクシャフト2の回転駆動に伴い作動する。オイルポンプ68の下部からは、オイルパン10内に向けてオイルストレーナ70が延出する。オイルポンプ68の前部からは、クランクケース3の下部前側に設けられたオイルフィルタ72に向けて吐出通路71が延出する。
エンジン1運転時にオイルポンプ68が作動すると、まずオイルストレーナ70を介してオイルパン10内に貯留されたエンジンオイルが吸引され、該オイルが吐出通路71を介してオイルフィルタ72内に吐出される。オイルフィルタ72を通過したエンジンオイルは、これに隣接するオイルクーラ73を通過した後、エンジン1内に形成された各オイル通路を経て各給油箇所に圧送される。エンジン1内に供給されたエンジンオイルは、自然滴下等によりオイルパン10内に戻り、再びオイルポンプ68により圧送されることでエンジン1内を循環する。
図5を併せて参照し、クランクケース3の前端側の左右両側部は、前方に膨出して左右バランサ室75,76を形成し、該各バランサ室75,76内には、クランクシャフト2に連係駆動する左右バランサ77,78が設けられる。左右バランサ77,78は、所定のウエイトの外周に前記プライマリドライブギヤ41及び左バランサドライブギヤ54に噛み合うギヤを一体に形成してなり、エンジン1運転時の振動を抑制すると共に、各気筒の異なる燃焼タイミングに対して逆位相の反力を発生させることで、クランクシャフト2の捻りモーメントを打ち消すモーメントバランサとしても機能する。左右バランサ77,78は、その中央部を貫通する左右バランサ軸79,80に回転自在に支持される。各バランサ軸79,80は左右方向に沿う円筒状のもので、その両端部がクランクケース3に固定支持される。
ここで、図3,4に示すように、クランクケース3の前部下側には、クランクシャフト2の左右両端に跨る流入側オイル通路82が設けられると共に、クランクケース3の前部上側には、同じくクランクシャフト2の左右両側に跨る流出側オイル通路83が設けられる。各オイル通路82,83は、例えばクランクケース3(一部ジェネレータカバー21)の外壁内にトンネル状の通路を形成してなり、その両端がクランクシャフト2の左右両端に隣接する左右軸端油室84,85に接続されてこれらに連通する。
流入側オイル通路82は、クランクシャフト2の下方に位置してこれと概ね同等の長さを有して左右に延在する流入側横通路86と、該流入側横通路86の左右両端から上方に延びる左右流入側縦通路87とを有してなり、クランクシャフト2の径方向視で上方に開放する略コ字状をなしている。流入側横通路86の例えば左右中間部には、前記オイルクーラ73からの導出路88が接続される。
一方、流出側オイル通路83は、クランクシャフト2の上方(前後シリンダ4,5のバンク間)に位置してこれと概ね同等の長さを有して左右に延在する流出側横通路89と、該流出側横通路89の左右両端から下方に延びる左右流出側縦通路90とを有してなり、クランクシャフト2の径方向視で下方に開放する略コ字状をなしている。流出側横通路89の左右両側及び左右中央からは、それぞれ左右及び中央クランク軸受け36,37,38に向けて左右及び中央軸受けオイル通路91,92,93が延出する。また、流出側横通路89の例えば右側部からは、前後シリンダ4,5に沿って前後シリンダ内オイル通路94,95が延出する。なお、流出側横通路89はやや右上がりに配置されている。
これら各オイル通路82,83が、左右軸端油室84,85を介して互いに連通することで、クランクシャフト2の径方向視でこれを取り囲むループ状のオイル通路が形成されている。
図5を併せて参照し、クランクケース3の前部には、左右軸端油室84,85から前方に向けて延出した後に左右内側に屈曲して左右バランサ軸79,80の外側端に至る左右バランサオイル通路96,97が設けられる。左右バランサオイル通路96,97は、例えばクランクケース3(一部ジェネレータカバー21)の外壁内側にトンネル状の通路を一体形成してなり、その一端が左右軸端油室84,85に接続されてこれらに連通すると共に、他端が左右バランサ軸79,80外側の支持部を経て該各バランサ軸79,80内に連通する。各バランサ軸79,80には、その内外を連通する不図示の油孔が形成されている。
そして、エンジン1運転時にオイルポンプ68が作動すると、まず流入側オイル通路82内にエンジンオイルが圧送され、該オイルが一旦左右軸端油室84,85内に供給された後に、後述するクランクシャフト2内の各軸内オイル通路101,105を経て各クランクピン18,19に供給されると共に、流出側オイル通路83及び各軸受けオイル通路91,92,93を経て各クランク軸受け36,37,38に供給され、かつ各バランサオイル通路96,97を経て各バランサ77,78に供給される。このとき、メタルベアリング36a,37a,38aを具備する各クランク軸受け36,37,38においては、オイル供給量の適切な設定が求められる。流出側オイル通路83内のオイルの一部は、各シリンダ内オイル通路94,95を経て前記動弁室内に供給される。
クランクシャフト2の左側部内には、その左端に開口する左軸内オイル通路101が形成される。詳細には、左軸内オイル通路101は、回転軸線C1上に形成される左中央オイル通路102と、左クランクピン18内にその軸線に対して斜めに形成される左傾斜オイル通路103と、左クランクピン18内にその軸線と略平行に形成される左ピン内オイル通路104とを有してなる。以下、左軸内オイル通路101のクランクシャフト左端における開口を左端開口101aとする。
左中央オイル通路102は、左円筒部57の左端から左外クランクウェブ39bの厚さ方向(左右方向)中間部に至るまで形成される。すなわち、左中央オイル通路102は、その右端(外側端)がクランクシャフト2左端に開口する一方、左端(内側端)は左外クランクウェブ39b外面に開口せずにその内部で終端する。
左傾斜オイル通路103は、左内クランクウェブ39aの中央ジャーナル34側かつ左クランクピン18近傍から、左ジャーナル33内側かつ左中央オイル通路102に至るまで形成される。左傾斜オイル通路103は、その外側端が左中央オイル通路102に達してこれと連通する一方、内側端である左内クランクウェブ39a外面での開口は鋼球の圧入等により閉塞される。
左ピン内オイル通路104は、左外クランクウェブ39bの左ジャーナル33側かつ左クランクピン18近傍から、該左クランクピン18内側で左傾斜オイル通路103に至るまで形成される。左ピン内オイル通路104は比較的大径とされ、その内側端が左傾斜オイル通路103に達してこれと連通する一方、外側端である左外クランクウェブ39b外面での開口は所定のプラグの挿入等により閉塞される。
左クランクピン18には、その外面と左ピン内オイル通路104とを連通する不図示の油孔が形成されており、クランクシャフト2左端から左軸内オイル通路101内に流入したオイルは、左中央オイル通路102、左傾斜オイル通路103、左ピン内オイル通路104、及び前記油孔を経て、左クランクピン18の外面すなわち各コンロッド17との摺接面に供給される。
一方、クランクシャフト2の右側部内には、左側部と同様に右軸内オイル通路105が形成される。すなわち、右軸内オイル通路105は、回転軸線C1上に形成される右中央オイル通路106と、右クランクピン19内にその軸線に対して斜めに形成される右傾斜オイル通路107と、右クランクピン19内にその軸線と略平行に形成される右ピン内オイル通路108とを有してなる。以下、右軸内オイル通路105のクランクシャフト右端における開口を右端開口102aとする。これら各オイル通路106,107,108は、前記各オイル通路102,103,104と左右勝手違い対称をなすものとしてその詳細説明は省略する。
左右軸内オイル通路101,105には、前記オイルポンプ68の作動により流入側オイル通路82を経てその左右両端から左右軸端油室84,85内に圧送されたオイルの一部が流入する。すなわち、左右軸内オイル通路101,105の各開口101a,105aには、左右軸端油室84,85を介して流入側オイル通路82の左右両端がそれぞれ接続されると共に、流入側オイル通路82と共にループ状をなす流出側オイル通路83の左右両端がそれぞれ接続される。
ここで、左右中央オイル通路102,106内に流入したオイルは、左右傾斜オイル通路103,107を経由してクランクシャフト2の径方向外側に流動する。このため、エンジン1運転時にクランクシャフト2が回転駆動する状態においては、該回転に伴う遠心力に従って、各軸内オイル通路101,105内に流入したオイルの各クランクピン18,19側への流動が促進される。
また、クランクシャフト2の左右両端からその内部にオイルが流入することで、クランクシャフト2の左右一端からその内部にオイルが流入する場合と比べて、少ないオイル圧送力でも左右クランクピン18,19に対する給油が良好に行われる。しかも、クランクシャフト2の左右両端に渡って左右軸内オイル通路101,105を貫通させないことで、該左右軸内オイル通路101,105の全長が短縮して機械加工工数の削減が可能である。
クランクケース3(ジェネレータカバー21)におけるクランクシャフト2左端の左方に位置する部位には、クランクシャフト2側に向けて開放するカップ状の左油室形成部109が形成される。左油室形成部109は、クランクシャフト2と同軸の側面視円形状をなすもので、左円筒部57よりも左右幅及び外径が大きく、該左油室形成部109の左右内側の内部に左円筒部57が配置される。左円筒部57外周と左油室形成部109内周との間には左右一対のオイルシール109aが介設されており、左油室形成部109の左右外側の内部には、所定の左右幅H1を有する側面視円形状の前記左軸端油室84が形成される。
一方、クランクケース3におけるクランクシャフト2右端の右方に位置する部位には、クランクシャフト2側に向けて開放するカップ状の右油室形成部110が形成される。右油室形成部110は、前記左油室形成部109と同様、クランクシャフト2と同軸の側面視円形状をなし、かつ右円筒部53よりも左右幅及び外径が大きく、該右油室形成部110の左右内側の内部に右円筒部53が配置される。右円筒部53外周と右油室形成部110内周との間には左右一対のオイルシール110aが介設されており、右油室形成部110の左右外側の内部には、所定の左右幅H2を有する側面視円形状の前記右軸端油室85が形成される。なお、この実施例では前記各幅H1,H2は同一であるが、これらが異なるものであってもよい。
左右軸端油室84,85内には、流入側オイル通路82からのオイル圧送される。左右軸端油室84,85内には左右軸内オイル通路101,105の各開口101a,105aが臨んでおり、左右軸端油室84,85内に圧送されたエンジンオイルは、前述の如くクランクシャフト2内の各軸内オイル通路101,105を経て各クランクピン18,19外面に供給されると共に、クランクケース3内(クランクシャフト2外)の各オイル通路82,83等を経て各クランク軸受け36,37,38内面に供給され、かつクランクケース3内の各バランサオイル通路96,97を経て左右バランサ軸79,80外面に供給される。
ここで、図3に示すように、左右軸端油室84,85内のオイルには、該各軸端油室84,85内に臨むクランクシャフト2の左右端との粘性摩擦により、クランクシャフト2の回転駆動時にはその回転方向(図中矢印Fで示す)に沿う流動が生じる。
クランクシャフト2の軸方向視(回転軸線C1に沿う矢視、側面視)において、流入側オイル通路82の左右流入側縦通路87は、その中心線の延長上に回転軸線C1が位置するように各軸端油室84,85に放射状に接続されるのではなく、クランクシャフト2の回転方向(各軸端油室84,85内のオイルの流動方向)に沿って合流する側(換言すれば、各軸端油室84,85へのオイル流入方向(図中矢印INで示す)を各軸端油室84,85内のオイルの流動方向に沿わせる側)にオフセットして形成される。
一方、流出側オイル通路83の左右流出側縦通路90及び左右バランサオイル通路96,97は、同じくその中心線の延長上に回転軸線C1が位置するように各軸端油室84,85に放射状に接続されるのではなく、クランクシャフト2の回転方向に沿って分岐する側(換言すれば、各軸端油室84,85からのオイル流出方向(図中矢印OUTで示す)を各軸端油室84,85内のオイルの流動方向に沿わせる側)にオフセットして形成される。
これにより、各軸端油室84,85内へのオイルの流入に対しては、各軸端油室84,85内におけるオイルの流動による吸引作用が生じると共に、各軸端油室84,85内からのオイルの流出に対しては、前記オイルの流動による吐出作用が生じることとなる。
図4を併せて参照し、クランクシャフト2の径方向視において、流入側オイル通路82の左右流入側縦通路87の幅(内径)H3、及び流出側オイル通路83の左右流出側縦通路90の幅(内径)H4は、それぞれ左右軸端油室84,85の左右幅H1,H2と概ね同一とされ、クランクシャフト2の回転に伴う左右軸端油室84,85内のオイルの流動を、流入側オイル通路82からのオイルの流入、及び流出側オイル通路83からのオイルの流出に対して効率良く利用できるようになっている。
一方、図5を併せて参照し、流出側オイル通路83よりもクランク回転方向(オイル流動方向)下流側から分岐する左右バランサオイル通路96,97の幅(内径)H5,H6は、それぞれ左右軸端油室84,85の前記幅H1,H2、並びに流入側及び流出側オイル通路82,83の前記幅H3,H4よりも狭くされ(小径とされ、詳細には通路断面積が小とされ)、各オイル通路内の油圧のバランスを良好に保っている。なお、この実施例では前記各幅H5,H6は同一であるが、これらが異なるものであってもよい。
図6に示すように、流入側オイル通路82内のオイルの流れ方向をベクトルV1、流出側オイル通路83内のオイルの流れ方向をベクトルV2、左右バランサオイル通路96,97内のオイルの流れ方向をベクトルV3とすると、クランクシャフト2の軸方向視において、ベクトルV1とベクトルV2とのなす角度θ1(両ベクトルV1,V2間の変化量に相当)は鋭角であり、ベクトルV1とベクトルV3のなす角度θ2(両ベクトルV1,V3間の変化量に相当)は鈍角である。ここで、ベクトルV3は水平方向に対して角度θ3だけ斜め下前方を指向しており、したがって水平方向に対して下向きの成分を含むものである。
以上説明したように、上記実施例における内燃機関の油路構造は、左右軸内オイル通路101,105を有するクランクシャフト2と、該クランクシャフト2端に配置されると共に該クランクシャフト2と同軸の円形状をなす左右軸端油室84,85と、該各軸端油室84,85にオイルを供給する流入側オイル通路82と、前記各軸端油室84,85から別の給油箇所にオイルを供給する流出側オイル通路83とを備えるものであって、前記クランクシャフト2の軸方向視で、前記流入側オイル通路82の左右流入側縦通路87が、前記各軸端油室84,85へのオイル流入方向を前記クランクシャフト2の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成され、前記流出側オイル通路83の左右流出側縦通路90が、前記各軸端油室84,85からのオイル流出方向を前記クランクシャフト2の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成されるものである。
この構成によれば、各軸端油室84,85内へのオイルの流入に対しては、各軸端油室84,85内でクランクシャフト2の回転方向に沿って流動するオイルによる吸引作用が生じると共に、各軸端油室84,85内からのオイルの流出に対しては、各軸端油室84,85内で流動する前記オイルによる吐出作用が生じるため、オイルポンプ68の損失を最小限に抑えると共にオイル圧送力を増加させることができる。
ここで、クランクシャフト2はエンジン1の各軸の中で比較的高強度であることから、その軸径も大きく、各軸端油室84,85内のオイルの流動による前記吸引作用及び吐出作用も大きくなるため、オイルポンプ68の損失低減及びオイル圧送力の増加をさらに図ることができる。
また、上記油路構造においては、前記クランクシャフト2の径方向視で、前記流入側及び流出側オイル通路82,83の内径と前記各軸端油室84,85の左右幅とが略同一であることで、クランクシャフト2の回転に伴う各軸端油室84,85内のオイルの流動を、流入側及び流出側オイル通路82,83からのオイル流入及び流出に効率良く利用することができる。
さらに、上記油路構造は、前記各軸端油室84,85からさらに別の給油箇所にオイルを供給する左右バランサオイル通路96,97を備え、前記左右バランサオイル通路96,97は前記流出側オイル通路83よりも通路断面積が小に形成され、前記クランクシャフト2の軸方向視で、前記流入側オイル通路82のオイル流れ方向(ベクトルV1)と流出側オイル通路83のオイル流れ方向(ベクトルV2)とのなす角度θ1が、前記流入側オイル通路82のオイル流れ方向(ベクトルV1)と左右バランサオイル通路96,97のオイル流れ方向(ベクトルV3)とのなす角度θ2よりも小であると共に、前記左右バランサオイル通路96,97のオイル流れ方向(ベクトルV3)が下向きの成分を有するものである。
この構成によれば、通路断面積が大となる流出側オイル通路83は、左右バランサオイル通路96,97よりもオイル供給量が大であるが、流入側オイル通路82のオイル流れ方向(ベクトルV1)と流出側オイル通路83のオイル流れ方向(ベクトルV2)との間の変化を小さくすることで、流出側オイル通路83にオイルをスムーズに供給することができ、オイル通路全体の損失を低減することができる。また、前記流入側オイル通路82のオイル流れ方向(ベクトルV1)と左右バランサオイル通路96,97のオイル流れ方向(ベクトルV3)との間の変化は大きくなるが、左右バランサオイル通路96,97のオイル流れ方向が下向きの成分を有していれば、重力を副次的に利用してオイルを安定的に供給することが可能である。
また、クランクシャフト2の回転方向で、流入側オイル通路82の下流側に流出側オイル通路83、左右バランサオイル通路96,97の順に配置したから、オイル供給量の多い流出側オイル通路83が流入側オイル通路82に近接して配置されることとなり、しかも左右バランサオイル通路96,97にはクランクシャフト2の回転によるオイルの流動が積極的に作用することとなるため、オイル通路全体の損失をさらに低減することができる。また、流入側及び流出側オイル通路82,83をクランクシャフト2の軸方向視で略直線状に形成することで、オイル通路全体の損失をさらに低減できる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、流入側オイル通路82から各クランク軸受けに対するオイル通路を上方へ延出し、流入側オイル通路82を各クランク軸受けへの給油用のオイル通路としてもよいが、上記実施例の如くクランクシャフト2上方の流出側オイル通路83から各クランク軸受けに対するオイル通路を下方へ延出した構成であれば、オイルの自然滴下により各クランク軸受けへの給油をより良好に行うことができる。また、例えばメインシャフト59等、クランクシャフト以外の回転軸端に軸端油室を備え、該軸端油室に接続されるオイル通路を、当該回転軸の回転方向に沿って上記実施例の如くオフセットした構成としてもよい。さらに、V型四気筒エンジンに限らず、並列四気筒や各種二気筒、あるいはクランク軸を前後方向に沿わせた縦置きエンジン等、各種形式のレシプロエンジンに適用してもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例におけるエンジンの右側説明図である。 上記エンジンの要部の断面説明図である。 図1の要部拡大図である。 上記エンジンのオイル通路の第一説明図である。 上記エンジンのオイル通路の第二説明図である。 上記エンジンのオイル通路の要部拡大図である。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
2 クランクシャフト(回転軸、クランク軸)
82 流入側オイル通路(第一オイル通路)
83 流出側オイル通路(第二オイル通路)
84 左軸端油室(軸端油室)
85 右軸端油室(軸端油室)
96 左バランサオイル通路(第三オイル通路)
97 右バランサオイル通路(第三オイル通路)
101 左軸内オイル通路(軸内オイル通路)
105 右軸内オイル通路(軸内オイル通路)

Claims (3)

  1. 軸内オイル通路を有する回転軸と、該回転軸端に配置されると共に該回転軸と略同軸の円形状をなす軸端油室と、該軸端油室にオイルを供給する第一オイル通路と、前記軸端油室から別の給油箇所にオイルを供給する第二オイル通路とを備える内燃機関の油路構造において、
    前記回転軸の軸方向視で、前記第一オイル通路が、前記軸端油室へのオイル流入方向を前記回転軸の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成され、前記第二オイル通路が、前記軸端油室からのオイル流出方向を前記回転軸の回転方向に沿わせる側にオフセットして形成されることを特徴とする内燃機関の油路構造。
  2. 前記回転軸の径方向視で、前記第一及び第二オイル通路の幅と前記軸端油室の幅とが略同一であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の油路構造。
  3. 前記軸端油室からさらに別の給油箇所にオイルを供給する第三オイル通路を備え、前記第三オイル通路は前記第二オイル通路よりも通路断面積が小に形成され、前記回転軸の軸方向視で、前記第一オイル通路のオイル流れ方向と第二オイル通路のオイル流れ方向とのなす角度が、前記第一オイル通路のオイル流れ方向と第三オイル通路のオイル流れ方向とのなす角度よりも小であると共に、前記第三オイル通路のオイル流れ方向が下向きであることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の油路構造。


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