JPH074262A - ガスタービンエンジンの潤滑油排出機構 - Google Patents

ガスタービンエンジンの潤滑油排出機構

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JPH074262A
JPH074262A JP14618193A JP14618193A JPH074262A JP H074262 A JPH074262 A JP H074262A JP 14618193 A JP14618193 A JP 14618193A JP 14618193 A JP14618193 A JP 14618193A JP H074262 A JPH074262 A JP H074262A
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lubricating oil
shaft
discharge
power take
discharging
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Shinichiro Oga
信一郎 大賀
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パワーテイクオフシャフト1を取り囲むよう
に設けられ且つ該パワーテイクオフシャフト1に平行す
る方向へ延び、下部内周面に接線方向へ貫通する吐出口
7を有する排出潤滑油管6と、該排出潤滑油管6下部内
の前記吐出口7の下方に位置し且つ前記のパワーテイク
オフシャフト1に固着されたスクロール8とを備え、前
記排出潤滑油管6の上部に排出潤滑油(矢印A)が流入
し得るように形成し、該排出潤滑油管6の前記吐出口7
を排油ポンプを介して油タンクに接続した構成とする。 【効果】 排出潤滑油(矢印A)はスクロール8による
遠心力で吐出口7から流出し、アクセサリギアボックス
5を通らないで油タンクに回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
の潤滑油排出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なガスタービンエンジンの潤滑油
システムにおいては、油タンクから導かれる潤滑油は、
高圧圧縮機の駆動軸からパワーテイクオフシャフトによ
り駆動されるアクセサリギアボックスの歯車を介して駆
動される油ポンプにより加圧されて各部の軸受へ送給さ
れ、各部の軸受を潤滑したあと、主排出潤滑油管を通し
て排油ポンプにより回収されて油タンクへ戻されてい
る。
【0003】また、図3に示すように、一部の潤滑油
(矢印A)は、パワーテイクオフシャフト1の上部の軸
受2からパワーテイクオフシャフト1を取り囲むように
設けられた排出潤滑油管3内を落下して下部の軸受4を
通り、上下の各軸受2,4を潤滑したのちアクセサリギ
アボックス5へ入り、図示していない排油ポンプにより
回収されて油タンクへ戻されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ガスタービンエンジンの潤滑油システムでは、軸受4を
潤滑した後に油タンクに回収されるべき戻りの潤滑油
(排出潤滑油)3は約100℃でアクセサリギアボック
ス5の内部を通過するようになっている。
【0005】通常、航空機用ガスタービンのアクセサリ
ギアボックス5のケーシング材料はアルミニウム合金、
歯車材料は歯面に焼入れ処理が施された鋼であり、これ
らの材料は100℃程度の温度に対して、使用上特に問
題はない。
【0006】しかし、マッハ数2以上の高速で巡航飛行
する航空機のようにエンジン全体が高温になる場合に
は、潤滑油温度を従来のエンジン並みに冷却することが
困難であり、200℃以上となることもあり得る。
【0007】このような場合、アクセサリギアボックス
5の材料の強度及び硬度が低下するという問題がある。
【0008】本発明は、前述の実情に鑑み、排出潤滑油
をアクセサリギアボックスを通さずに油タンクへ回収し
得るガスタービンエンジンの潤滑油排出機構を提供する
ことを目的としてなしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、パワーテイク
オフシャフトを取り囲み該パワーテイクオフシャフトに
平行する方向へ延びる排出潤滑油管の下部に設けられ且
つ排出潤滑油管の内周面の接線方向へ貫通する吐出口
と、前記パワーテイクオフシャフトに吐出口の下方に位
置するように設けた円板状体とを備え、前記排出潤滑油
管の上部を排出潤滑油が流入し得るように形成し、排出
潤滑油管の吐出口を排油ポンプを介して油タンクに接続
した構成とする。
【0010】
【作用】従って、本発明では、パワーテイクオフシャフ
トに固着され、該パワーテイクオフシャフトとともに回
転している円板状体が、排出潤滑油管の上部から流入し
て排出潤滑油管内を落下し円板状体の面上に衝突する排
出潤滑油に対して遠心力を付加し、遠心力を付加された
排出潤滑油は、排出潤滑油管の下部内周面に沿って流動
して吐出口から流出し、排油ポンプにより油タンクへ回
収される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0012】図1及び図2は、本発明のガスタービンエ
ンジンの潤滑油排出機構の一実施例の概略を表す断面図
であり、図中、図3と同じものには同じ符号を附けてあ
る。
【0013】本発明のガスタービンエンジンの潤滑油排
出機構では、パワーテイクオフシャフト1を取り囲み且
つ該パワーテイクオフシャフトに平行する方向へ延びる
排出潤滑油管6は、下部に内周面の接線方向へ貫通する
吐出口7を備えており、また前記のパワーテイクオフシ
ャフト1は、前記吐出口7の下方に位置するスクロール
8を備えている。
【0014】そして、前記排出潤滑油管6の上部に排出
潤滑油(矢印A)が流入し得るように形成し、且つ該排
出潤滑油管6の前記吐出口7を図示していない排油ポン
プを介して油タンクに接続する。
【0015】パワーテイクオフシャフト1に備えられた
スクロール8は、パワーテイクオフシャフト1とともに
回転し、排出潤滑油管6の上部から流入し排出潤滑油管
6内を落下してスクロール8に衝突する排出潤滑油(矢
印A)に対して遠心力を付加し、遠心力を付加された該
排出潤滑油(矢印A)は、排出潤滑油管6の下部の内周
面に沿って流動して吐出口7から流出し、図示していな
い排油ポンプにより油タンクに回収される。
【0016】前記によれば、パワーテイクオフシャフト
1を取り囲むように設けた排出潤滑油管6の下部に吐出
口7を設け、該吐出口7の下方位置にパワーテイクオフ
シャフト1ともに回転するように設けたスクロール8に
より、該スクロール8に衝突する排出潤滑油(矢印A)
に対して遠心力を付加し、該排出潤滑油(矢印A)が前
記吐出口7から流出するように構成したので、排出潤滑
油(矢印A)がアクセサリギアボックス5を経由して排
出されないため、排出潤滑油(矢印A)の高温度に起因
するアクセサリギアボックス5の材料強度及び硬さの低
下を防ぐことができる。
【0017】なお、前述の実施例では、排出潤滑油管6
の下部の吐出口7付近にパワーテイクオフシャフト1と
ともに回転するスクロール8を設けた場合について説明
したが、該スクロール8に代えてインペラを設けてもよ
いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0018】
【発明の効果】本発明のガスタービンエンジンの潤滑油
排出機構によれば、パワーテイクオフシャフトとともに
回転するように設けた円板状体により、該円板状体に衝
突する排出潤滑油に対して遠心力を付加し、該排出潤滑
油が排出潤滑油管の下部に設けた吐出口から流出するよ
うに構成したので、排出潤滑油がアクセサリギアボック
スを経由して排出されず、従って、高温の排出潤滑油に
起因するアクセサリギアボックスの材料強度及び硬度の
低下を防ぐことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービンエンジンの潤滑油排出機
構の一実施例の概略を表す断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来のガスタービンエンジンの潤滑油排出機構
の一例の概略を表す断面図である。
【符号の説明】
1 パワーテイクオフシャフト 6 排出潤滑油管 7 吐出口 8 スクロール(円板状体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーテイクオフシャフトを取り囲み該
    パワーテイクオフシャフトに平行する方向へ延びる排出
    潤滑油管の下部に設けられ且つ排出潤滑油管の内周面の
    接線方向へ貫通する吐出口と、前記パワーテイクオフシ
    ャフトに吐出口の下方に位置するように設けた円板状体
    とを備え、前記排出潤滑油管の上部を排出潤滑油が流入
    し得るように形成し、排出潤滑油管の吐出口を排油ポン
    プを介して油タンクに接続したことを特徴とするガスタ
    ービンエンジンの潤滑油排出機構。
JP14618193A 1993-06-17 1993-06-17 ガスタービンエンジンの潤滑油排出機構 Expired - Lifetime JP3364987B2 (ja)

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JPH074262A true JPH074262A (ja) 1995-01-10
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224860A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の油路構造
JP2007534873A (ja) * 2003-12-22 2007-11-29 プラット アンド ホイットニー カナダ コーポレイション 単一のオイルキャビティを備えるガスタービンエンジン、または、内側および外側同心シャフトを備えるガスタービンエンジン
JP2009092062A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Snecma ターボジェットの中間ケーシングおよびターボジェット

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JP2007224860A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の油路構造
JP2009092062A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Snecma ターボジェットの中間ケーシングおよびターボジェット

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