JPH09120135A - 現像処理液循環制御システム - Google Patents

現像処理液循環制御システム

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JPH09120135A
JPH09120135A JP7277799A JP27779995A JPH09120135A JP H09120135 A JPH09120135 A JP H09120135A JP 7277799 A JP7277799 A JP 7277799A JP 27779995 A JP27779995 A JP 27779995A JP H09120135 A JPH09120135 A JP H09120135A
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    • G03D3/02Details of liquid circulation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】処理液と写真感光材料との間の反応促進と処理
液の酸化劣化という相反する二面性をもつ現像処理液の
循環に関する最適な制御システムを提供することであ
る。 【解決手段】写真感光材料ための現像処理タンク41〜
47の上部から、前記サブタンク41a〜47a、循環
用流路51〜57、処理タンクの下部を経て処理タンク
の上部に至る循環流を作り出す循環ポンプ61〜67と
を備えた現像処理液循環システムにおいて、前記循環ポ
ンプが少なくとも2つの選択可能な異なる循環流量を作
り出し、かつ前記処理タンクにおける少なくとも2つの
使用状態を検知する使用状態検知手段10と、前記循環
ポンプ及び使用状態検知手段と接続されているととも
に、前記使用状態検知手段が第1使用状態を検出すると
前記循環ポンプを高循環流量に設定し、前記使用状態検
知手段が第2使用状態を検出すると前記循環ポンプを低
循環流量に設定する制御手段100、101とが備えら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料を現
像するための処理液を収容する処理タンクと、前記処理
タンクの上部と連通しているサブタンクと、前記サブタ
ンクと前記処理タンクの下部とを連結する循環用流路
と、そして前記処理タンクの上部から前記サブタンク、
前記循環用流路、前記処理タンクの下部を経て前記処理
タンクの上部に至る循環流を作り出す循環ポンプとを備
えた現像処理液循環制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】写真用フィルムや印画紙などの写真感光
材料を現像処理する現像処理装置の処理タンクには現像
処理液が充填されており、その処理液中を写真感光材料
が搬送されることにより処理液と写真感光材料との間で
の反応が生じ、現像処理が行われる。その際、処理液と
写真感光材料との間の反応を促進させるために、処理タ
ンク内で処理液の流れを作り、よりフレッシュな、つま
りへたりのない処理液と写真感光材料との接触機会を多
くすることが行われている。この処理液の流れは、循環
ポンプを用いて、処理タンクの上部からサブタンク、循
環用流路、処理タンクの下部を経て前記処理タンクの上
部に至る循環流を作り出すことで実現している。また、
この処理液の循環用流路を利用してサブタンクに供給さ
れた補充液を処理タンクに送り込んでいる。
【0003】しかしながら、このような処理液の流れを
作り出すことは処理液を撹拌する結果となり、酸化劣化
の傾向をもつ現像処理液、特に現像液が表面の空気との
触れあいが大きくなることから、現像処理液の酸化劣化
の点からは処理液の循環流はマイナスの要因となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、処理
液と写真感光材料との間の反応促進と処理液の酸化劣化
という相反する二面性をもつ現像処理液の循環に関する
最適な制御システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、写真感光材料を現像するための処理液を収容する処
理タンクと、前記処理タンクの上部と連通しているサブ
タンクと、前記サブタンクと前記処理タンクの下部とを
連結する循環用流路と、そして前記処理タンクの上部か
ら前記サブタンク、前記循環用流路、前記処理タンクの
下部を経て前記処理タンクの上部に至る循環流を作り出
す循環ポンプとを備えた現像処理液循環システムのため
の、本発明による現像処理液循環制御システムでは、前
記循環ポンプが少なくとも2つの選択可能な異なる循環
流量を作り出し、かつ前記処理タンクの少なくとも2つ
の使用状態を検知する使用状態検知手段と、前記循環ポ
ンプ及び使用状態検知手段と接続されているとともに、
前記使用状態検知手段が第1使用状態を検出すると前記
循環ポンプを高循環流量に設定し、前記使用状態検知手
段が第2使用状態を検出すると前記循環ポンプを低循環
流量に設定する制御手段とが備えられている。
【0006】この制御システムでは、処理タンク内で処
理液の流れを作り出す必要がある状態(第1使用状態)
と必ずしも必要がない状態(第2使用状態)があること
に注目して、処理液の流れを作り出す必要がある場合、
特に処理タンク内に写真感光材料が入っている場合には
高循環流量となるように循環ポンプを動作させて、処理
液と写真感光材料との間の反応を促進し、処理液の流れ
を作り出す必要がないか又はあってもわずかでよい場合
には低循環流量が得られるように循環ポンプを動作させ
て、できるだけ処理液の酸化劣化を抑制している。
【0007】このことにより、従来のように一定能力で
常時循環ポンプを動作させたシステムに比べ、処理液と
写真感光材料との間の反応の促進は同じでも、処理液の
酸化劣化の抑制が達成された。
【0008】本発明の特徴構成の1つによれば、前記使
用状態検知手段は、前記第1使用状態として前記処理タ
ンク内に前記写真感光材料が存在することを検知すると
ともに、前記第2使用状態として前記処理タンク内に前
記写真感光材料が非存在であることを検知する。これに
より、処理タンク内に送り込まれた写真感光材料は処理
液のより強い循環流により反応が促進されるにもかかわ
らず、処理タンク内に写真感光材料が入っていない場
合、より弱い循環流のため処理液の酸化劣化は抑制され
るとともに循環流路を利用した最低限の補充液の供給は
可能である。
【0009】さらに別な本発明の特徴構成の1つによれ
ば、前記使用状態検知手段は、前記処理タンク内に前記
写真感光材料が搬入されたことを検知する搬入検知セン
サーと、前記搬入された前記写真感光材料が前記処理タ
ンク外に搬出される予測時間を計数するタイマーとを備
えている。この構成によれば、写真感光材料が搬入され
たことを光センサーなどによる非接触式で、或いはリミ
ットスイッチなどによる接触式で構成される搬入検知セ
ンサーで検知した時点で循環ポンプを高循環量で動作さ
せ、写真感光材料が処理タンクから出ていく時間を予め
設定したタイマーの働きで循環ポンプを低循環量で動作
させるタイミングを決定することができる。
【0010】さらに別な本発明の特徴構成の1つによれ
ば、循環ポンプの前記高循環量は前記低循環量の約2倍
にすることが提案されるが、これにより写真感光材料の
反応促進、処理液の酸化劣化、最低限の補充液の供給の
良好なバランスが得られる。
【0011】写真感光材料を現像処理するためには、通
常現像液、漂白液、定着液、安定液が必要であり、これ
らの処理液は処理タンクユニットに形成された複数の処
理隔室に収容されており、写真感光材料はこれら処理隔
室を順次通過する。このため、その種の現像処理装置で
は、循環ポンプは処理液毎に設けられており、各循環ポ
ンプを高循環流量又は低循環流量のいずれで動作させる
かという制御は各処理隔室の少なくとも2つの使用状態
を検知する使用状態検知手段からの信号に応じて行うと
よい。
【0012】各循環ポンプの制御判断基準として用いる
第1の使用状態としては、各処理隔室内に写真感光材料
が存在することを、そして第2の使用状態として各処理
隔室内に写真感光材料が非存在であることを用いること
が好ましいが、その際、前記使用状態検知手段を、写真
感光材料を最初に処理する処理隔室内に前記写真感光材
料が搬入されたことを検知する搬入検知センサーと、前
記搬入された前記写真感光材料が前記各処理隔室外に搬
出されるそれぞれの予測時間を計数するタイマーとで構
成するならば、1つの搬入検知センサーとタイマーによ
って各隔室における写真感光材料の存在と非存在を判断
することができ、制御システムの構成が簡略化されると
いう利点が生じる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をフィルム自動現像
機1に適用した実施例を図面に基づいて説明する。フィ
ルム自動現像機1には、図1に示すように、先端にリー
ダを接続した写真感光材料としてのフィルム2を装填す
るフィルム挿入部3と、フィルム挿入部3から繰り出さ
れるフィルム2を現像処理するフィルム現像部4と、現
像処理後のフィルム2を乾燥するフィルム乾燥部5と、
乾燥後のフィルム2を一時的に保存するフィルム受け部
6とが備えられている。
【0014】フィルム挿入部3には、搬送ローラ3a
と、パトローネ7から引き出し終えたフィルム2の後端
を切断するフィルムカッタ3bと、フィルムカッタ3b
の一方の刃をスライド移動させるフィルム切断用ソレノ
イド3cと、フィルム2を搬送ローラ3aに圧着するた
めの遊転ローラ3eと、遊転ローラ3eを上下に移動さ
せて、フィルム2を搬送ローラ3aに圧着する状態と圧
着を開放する状態とに切換える圧着ソレノイド3dとが
備えられている。 パトローネ7から引き出されたフィ
ルム2は、搬送ローラ3aと遊転ローラ3eとに挟持さ
れた状態で搬送され、フィルム現像部4に送り込まれ
る。
【0015】フィルム現像部4には、現像,漂白,定着
等の現像処理を順次行うため現像液、漂白液、定着液、
安定液などの現像処理液が各別に充填された7つの隔室
を形成する現像処理タンク40と、フィルム現像部4内
でフィルム2を搬送する搬送ローラユニット4bとが備
えられている。フィルム現像部4のフィルム搬送径路下
流側に位置するフィルム乾燥部5には、図1に示すよう
に、フィルム2を乾燥するための乾燥ヒータ5aと、温
風をフィルム搬送径路に向けて送る乾燥ファン5bと、
フィルム乾燥部5内の気温を測定する温度センサ5cと
が備えられており、フィルム2はフィルム乾燥部5内に
おいて、搬送されながら徐々に乾燥されて行き、フィル
ム受け部6に送り出される。
【0016】図2は、フィルム現像部4だけを抜き出し
て図示している。フィルム現像部4の入口部には光セン
サー10が設けられており、これによりフィルム挿入部
3から送り込まれてきたフィルム2が検知される。光セ
ンサー10は、後で詳しく述べる制御装置100と接続
している。現像処理タンク40は、7つの隔室41〜4
7を形成しているが、フィルム2の搬入方向の順で、1
番目の深い漕となっているのが現像液用隔室41で、次
が漂白液用隔室42で、続く2つが定着液用隔室43、
44であり、3つの浅い漕となっているのが安定液用隔
室45〜47である。各隔室は深さが異なるものがある
が、実質的には同様な構造をもっており、図3には現像
液用隔室41の縦断面図が示されており、図4には現像
液用隔室41及びこれに隣り合う漂白液用隔室42の平
面図が示されている。
【0017】現像液用隔室41はその上側領域の側方に
サブタンク41aを設けており、隔室41の上側領域と
サブタンク41aは流通可能となっている。さらに、サ
ブタンク41aと隔室41の底部とが循環流路51によ
って接続されており、この循環流路51中には循環ポン
プ61が備えられている。サブタンク41aの内部に
は、現像液を加熱するヒータ11、その現像液の温度を
検出する温度センサ12、ヒータ11と温度センサ12
との間に設けられた仕切り板13、そしてオーバーフロ
ー管14、現像液の液面レベルを検出する液面センサー
15、そしてフィルタ16が備えられている。ヒータ1
1は、温度センサ12を用いたフィードバックにより現
像液の温度を一定値に保持するように制御される。図2
と3で模式的に示しているが、サブタンク41aには補
充管70が接続されており、現像液の性能を一定に保つ
ために適時補充ポンプ71を動作させ、補充タンク72
から補充液をサブタンク41aに供給する。
【0018】フィルタ16は円筒状であり、その中心孔
には多数のスリット17aを設けたパイプ17が差し込
まれており、濾過した液がこのスリット17aを通り抜
け、パイプ17内を流れる。このパイプ17の下端部は
循環流路51と接続されている。つまり、現像液用隔室
41の上部から、サブタンク41a、フィルタ16、循
環ポンプ61を備えた循環流路51を経て、現像液用隔
室41の底部に至る循環ラインが形成され、これにより
現像液用隔室41内で現像液の循環が行われる。このよ
うなサブタンク及び循環ラインの構成は、その他の隔室
にとっても同様であり、ここではその説明を省略する。
【0019】隔室内の循環量は循環ポンプの動作能力に
よって決定するが、この実施形態では、循環ポンプは、
制御装置100によって高低2段階に切り換えることが
できる可変タイプを採用している。この循環量制御シス
テムの模式図が図5に示されている。この図から明らか
なように、各隔室41〜47とサブタンク41a〜47
aは、前述した循環ラインを形成すべく、循環流路51
〜57によって連通されており、各循環流路51〜57
にはそれぞれ第1〜第7の循環ポンプ61〜67が設け
られている。各循環ポンプ61〜67は、ポンプドライ
バー102を介して制御装置100により高低2段階の
切換制御が行われる。つまり、循環ポンプ61〜67を
用いた循環量制御の制御手段は制御装置100とポンプ
ドライバー102から構成されている。
【0020】この実施形態では、循環ポンプの高低2段
階の切換制御は、対応する隔室内に処理すべきフィルム
が存在する第1使用状態の場合、高循環量となるよう循
環ポンプを高出力にし、対応する隔室内に処理すべきフ
ィルムが存在しない第2使用状態の場合、低循環量とな
るよう循環ポンプを低出力にするように設定されてい
る。2つの使用状態の検知は、使用状態検知手段を構成
する光センサ10からのフィルムの検出信号とその検出
信号を受けた時点を基準として各隔室にフィルムが存在
すると思われる時間を計数するタイマー101を利用し
て制御装置100で行われる。
【0021】つまり、図6によるタイムチャートからよ
く理解されるように、まず光センサ10からフィルム2
の検出信号が入力されてから、予め設定されている、フ
ィルム2が光センサー10の位置から現像液隔室41ま
で搬送される予測時間t1の経過後に、第1循環ポンプ
61のための第1タイマーがスタートする。この第1タ
イマーのスタートのタイミングで第1循環ポンプ61に
対する高出力制御信号がドライバー102に出力され、
結果的に第1循環ポンプ61が高出力運転となり、隔室
41は高循環量で循環される。次に、フィルム2が光セ
ンサー10の位置から2番目の隔室である漂白液用隔室
42まで搬送される予測時間t2の経過後に第2循環ポ
ンプ62のための第2タイマーがスタートする。この第
2タイマーのスタートのタイミングで第2循環ポンプ6
2に対する高出力制御信号がドライバー103に出力さ
れ、結果的に第2循環ポンプ62が高出力運転となり、
隔室42は高循環量で循環される。第1タイマーのスタ
ート後、フィルム2の先端が隔室41に入ってからフィ
ルム2の後端が隔室41を出るまでの予測時間t11が経
過すると、第1タイマーがタイムアップし、このタイミ
ングで第1循環ポンプ61に対する高出力制御信号が中
断し、代わりに低出力制御信号がドライバー102に出
力され、結果的に第1循環ポンプ61が低出力運転とな
り、隔室41は再び低循環量で循環される。続いて、第
2タイマーのスタート後、フィルム2の先端が隔室42
に入ってからフィルム2の後端が隔室42を出るまでの
予測時間t12が経過すると、第2タイマーがタイムアッ
プし、このタイミングで第2循環ポンプ62に対する高
出力制御信号が中断し、代わりに低出力制御信号がドラ
イバー102に出力され、結果的に第2循環ポンプ62
が低出力運転となり、隔室42は再び低循環量で循環さ
れる。なお、他の循環ポンプ63〜67も同様に制御さ
れることから、説明の繰り返しを避けるため、図6のタ
イムチャートには第1と第2循環ポンプに関してのみ図
示している。
【0022】このようにして、フィルム2の各隔室内へ
の搬入とともに各循環ポンプは低出力から高出力に切り
換えられ、対応する隔室は高循環量で循環されることに
なり、フィルム2の各隔室内からの搬出にともない各循
環ポンプは高出力から低出力に切り換えられ、対応する
隔室は再び低循環量で循環されることになる。高循環量
と低循環量は、現象処理タンク40の大きさやその他の
処理条件によって異なるが、現像処理液の均一化などの
条件を考慮するならば、一般には、高循環量は従来通り
所望の現像処理が行うための値とし、低循環量はその高
循環量の約半分とすることが好ましいことが経験的に確
認された。いずれにしても、常に高循環量で稼働するこ
とに比べ、必要に応じて低循環量で稼働する制御システ
ムを組み入れたことで、現像処理液の酸化等の劣化が抑
制されるという利点が得られる。
【0023】前記タイマーは、制御装置100を構成す
るマイクロコンピュータにおいてプログラム的に構成さ
れており、上述した各予測時間は、フィルムの長さや搬
送速度などによって変更する必要があるため、すべて調
整可能となっている。また、制御装置100には、隔室
内でのフィルムの存在・非存在に関わらず、第1使用状
態もしくは第2使用状態を擬似的に設定するスイッチが
備えられており、任意の隔室を任意の時間だけ高循環量
又は低循環量で循環させることも可能である。
【0024】上記実施の形態では、各隔室におけるフィ
ルムの存在・非存在を現像処理タンク40へのフィルム
の搬入を検出する光センサからの信号とその後の予測時
間の計数により決定していたが、タイマーを用いず、各
隔室にフィルム検知センサを設ける構成も本発明の枠内
に入ることも当然である。また、上記実施の形態では、
すべての循環ポンプに対して高・低切換制御を行ってい
るが、必要に応じてそれらの一部だけに適用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による現像処理液循環制御システムの1
つの態様を採用したフィルム自動現像機の全体構成図
【図2】図1のフィルム自動現像機のフィルム現像部の
概略断面図
【図3】現像処理タンクの断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】本発明による現像処理液循環制御システム1つ
の態様のブロック図
【図6】図5の制御システムの概略タイムチャート図
【符号の説明】
10 光センサ 40 現像処理タンク 41〜47 隔室タンク 41a〜47a サブタンク 51〜57 循環用流路 61〜67 循環ポンプ 100 制御装置 101 タイマー 102 ポンプドライバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料を現像するための処理液を収
    容する処理タンクと、 前記処理タンクの上部と連通しているサブタンクと、 前記サブタンクと前記処理タンクの下部とを連結する循
    環用流路と、 前記処理タンクの上部から前記サブタンク、前記循環用
    流路、前記処理タンクの下部を経て前記処理タンクの上
    部に至る循環流を少なくとも2つの選択可能な異なる循
    環流量で作り出す循環ポンプと、 前記処理タンクの少なくとも2つの使用状態を検知する
    使用状態検知手段と、 前記循環ポンプ及び使用状態検知手段と接続されている
    とともに、前記使用状態検知手段が第1使用状態を検出
    すると前記循環ポンプを高循環流量に設定し、前記使用
    状態検知手段が第2使用状態を検出すると前記循環ポン
    プを低循環流量に設定する制御手段と、から構成されて
    いる現像処理液循環制御システム。
  2. 【請求項2】前記使用状態検知手段は、前記第1使用状
    態として前記処理タンク内に前記写真感光材料が存在す
    ることを検知するとともに、前記第2使用状態として前
    記処理タンク内に前記写真感光材料が非存在であること
    を検知する請求項1に記載の現像処理液循環制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記使用状態検知手段は、前記処理タンク
    内に前記写真感光材料が搬入されたことを検知する搬入
    検知センサーと、前記搬入された前記写真感光材料が前
    記処理タンク外に搬出される予測時間を計数するタイマ
    ーとを備えている請求項2に記載の現像処理液循環制御
    システム。
  4. 【請求項4】前記高循環量は前記低循環量の約2倍であ
    る請求項2に記載の現像処理液循環制御システム。
  5. 【請求項5】写真感光材料を現像するため前記写真感光
    材料を順次処理する各種処理液を個別に収容する複数の
    処理隔室からなるタンクユニットと、 前記各処理隔室の上部と連通しているサブタンクと、 前記サブタンクと前記対応する処理隔室の下部とを連結
    する循環用流路と、 前記処理隔室の上部から前記サブタンク、前記循環用流
    路、前記処理隔室の下部を経て前記処理隔室の上部に至
    る循環流を少なくとも2つの選択可能な異なる循環流量
    で作り出す循環ポンプと、 前記各処理隔室の少なくとも2つの使用状態を検知する
    使用状態検知手段と、 前記循環ポンプ及び使用状態検知手段と接続されている
    とともに、前記使用状態検知手段が第1使用状態を検出
    した処理隔室のための循環ポンプを高循環流量に設定
    し、前記使用状態検知手段が第2使用状態を検出した処
    理隔室のための循環ポンプを低循環流量に設定する制御
    手段と、とから構成されている現像処理液循環制御シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記使用状態検知手段は、前記第1使用状
    態として各処理隔室内に前記写真感光材料が存在するこ
    とを検知するとともに、前記第2使用状態として各処理
    隔室内に前記写真感光材料が非存在であることを検知す
    る請求項5に記載の現像処理液循環制御システム。
  7. 【請求項7】前記使用状態検知手段は、前記写真感光材
    料を最初に処理する処理隔室内に前記写真感光材料が搬
    入されたことを検知する搬入検知センサーと、前記搬入
    された前記写真感光材料が前記各処理隔室外に搬出され
    るそれぞれの予測時間を計数するタイマーとを備えてい
    る請求項6に記載の現像処理液循環制御システム。
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