JPH07248597A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置

Info

Publication number
JPH07248597A
JPH07248597A JP6038624A JP3862494A JPH07248597A JP H07248597 A JPH07248597 A JP H07248597A JP 6038624 A JP6038624 A JP 6038624A JP 3862494 A JP3862494 A JP 3862494A JP H07248597 A JPH07248597 A JP H07248597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing agent
solid processing
solid
silver halide
halide photographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6038624A
Other languages
English (en)
Inventor
Moeko Hagiwara
茂枝子 萩原
Takeshi Haraguchi
剛 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP6038624A priority Critical patent/JPH07248597A/ja
Priority to US08/395,622 priority patent/US5579075A/en
Publication of JPH07248597A publication Critical patent/JPH07248597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D3/00Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
    • G03D3/02Details of liquid circulation
    • G03D3/06Liquid supply; Liquid circulation outside tanks
    • G03D3/065Liquid supply; Liquid circulation outside tanks replenishment or recovery apparatus
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D2203/00Liquid processing apparatus involving immersion; washing apparatus involving immersion
    • G03D2203/02Details of liquid circulation
    • G03D2203/06Liquid supply
    • G03D2203/0608Replenishment or recovery apparatus
    • G03D2203/0616Determining the need of replenishment
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D2203/00Liquid processing apparatus involving immersion; washing apparatus involving immersion
    • G03D2203/02Details of liquid circulation
    • G03D2203/06Liquid supply
    • G03D2203/0608Replenishment or recovery apparatus
    • G03D2203/0675Methods for supplying replenisher

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1セット分の固体処理剤を収納した、収納容
器から所定回数に分割して固体処理剤を排出して処理槽
に補充するとき、累積補給誤差の発生を解消して、1セ
ット毎に正確な補給量を補給可能な自動現像機および固
体処理剤供給方法および装置を提供する。 【構成】 固体処理剤補充装置を有するハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機において、少なくとも固体処
理剤収納容器又は固体処理剤収納容器を保持する保持手
段と、ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を検出する
処理量検出手段と、前記収納容器に収納した固体処理
剤を前記処理量情報に応じて前記自動現像機処理槽液に
供給する固体処理剤供給手段と、前記収納容器内に収
納された容器単位量の固体処理剤に対応する感光材料の
面積情報と前記処理量情報検出手段から得られた処理面
積情報とを比較することにより、特定条件を満たした場
合に、前記固体処理剤供給手段を作動させ収納容器内の
全ての固体処理剤を補給完了状態にさせる制御手段とを
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用の自動現像機に関し、更に詳しくは自動現像機のコ
ンパクト化及び溶解作業をなくし大幅に作業性の改善が
はかられた感光材料用自動現像機の固体処理剤による補
充装置を内蔵し、著しく補充精度の向上を計った自動現
像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以
下、感光材料と称することもある)は、露光後、現像、
脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理される。又黒白
ハロゲン化銀写真感光材料は露光後現像、定着処理され
る。
【0003】このような処理は通常自動現像機(以下、
自現機とも称する)等で上記の各処理工程により順次自
動的に感光材料を搬送させることによって行われる。
【0004】さて、このような自動現像機で処理する場
合、処理液槽内の処理液の活性度を一定に保つために処
理剤を補充する方式が一般に広く採られている。
【0005】具体的には、補充用タンク(以下、補充槽
とも称する)から、補充液を適時処理液槽内に供給しつ
つ処理作業を行うようにしている。
【0006】この場合、補充用タンクに貯溜される補充
液自体は一般には別の場所で調整され作成されたもので
あるが近年急増しているミニラボと呼ばれる自動現像機
等では現像機内に近接して設置された補充タンクにて補
充液がなくなった時点で一定量一度に作製されるのが普
通であり、その作製に当っては、手作業による溶解また
はミキサーによる溶解混合が行われてきた。
【0007】すなわち、ハロゲン化銀写真感光材料用処
理剤(以下、写真処理剤と称することもある)は通常液
体状で市販されており、使用にあたっては、濃縮されて
いる液状キットを使用し、一定量の水を加え、手作業で
撹拌し、希釈調液し、補充液を作成している。
【0008】上記補充液作製作業には、溶解のためにあ
る程度の時間を要し、上記ミニラボ等においては、作業
中は処理液槽への未溶解状態のため、大きく規定の濃度
から異なった補充液を送液してしまうことのないように
送液を停止する必要があった。
【0009】一般的には、感光材料の連続処理を一時的
に停止させ、補充液作製の後、再スタートする方式が採
られており、感光材料の連続処理による作業の効率化の
大きな妨げとなっている。
【0010】一方、近年地球環境保護の観点から、前記
写真処理剤の固体処理剤化の開発が行われてきており、
例えば特開平2-109042号、同2-109043号、同3-39379
号、同3-39735号、同4-19655号、同4-230748号の各公報
等に、前記固体処理剤の開示がなされている。
【0011】しかし、上記固体処理剤を用いて、補充液
を作製する場合、液体状の場合に比較して、その溶解時
間が増大し、結果連続処理停止時間の増大を引き起こ
し、著しく作業効率を悪化させることとなり、この問題
の解決が望まれている。
【0012】これらの問題を解決するために、固体処理
剤を処理槽に直接投入し溶解する方法が特開平5-119454
号、同5-188533号等の各公報に提案されている。しかし
ながら、これらの技術をもってしても、一定量の固体処
理剤を常時安定して正確に補充することは困難があっ
た。
【0013】特に、顆粒状や粉体状や丸薬状をなす固体
処理剤を収納容器内から定量的に切り出して補給するに
は、固体処理剤補給量に誤差を生じ、安定して正確に補
給することは困難である。その補給量誤差発生の原因を
下記に列挙する。
【0014】(a)粉末や顆粒等は、液体をポンプ等に
よって計量するのに比較し、粒子間に間隙があり、正確
に秤量するのが難しい。正確に秤量しようとすると、秤
量手段が高価な装置になってしまう。
【0015】(b)固体処理剤は吸湿により容積や重量
が収納容器セット後に変化してしまい、毎回の供給量に
誤差を生じる。
【0016】(c)収納容器の輸送時または搬入時に、
収納容器内の固体処理剤同士のこすれ等により、顆粒が
細かく破砕されたり、またブロッキングしたりして、比
容積が変化し、補給量誤差を発生する。
【0017】(d)収納容器内の顆粒状固体処理剤は、
収納容器の輸送時または投入時の振動等により、比重の
大きい顆粒や小粒の顆粒は容器底部に偏在,堆積し、一
定容積または一定重量の切り出し補給すると、毎回の補
給量およびトータル補給量に誤差を生じる。この現象
は、特に複数種の顆粒又は粉末の混合物で顕著になる。
【0018】(e)複数種の顆粒の混合物では、収納容
器をセットした後、徐々に成分の偏りが起き、補給量誤
差を生じる。例えば発色現像液補充用固体処理剤におい
ては、複数回の補給後に、収納容器内の残分は粒子サイ
ズの大きなもの(現像主薬)が比較的多く、これが溶解槽
内に補給され、ここに粒子サイズの小さい高密度の固体
処理剤(アルカリ剤)が投入されると、処理液に濁りを生
じ、稀には、細かい沈澱物を生じたりする。この沈澱物
は溶解槽内のフィルターの目詰まりの原因となる。
【0019】(f)投入ミスや誤動作がキャンセルされ
ずに累積していく。すなわち、上記のような誤差をくり
返すうちに累積し、ついには補充の過不足となって表
れ、感光材料の処理性能に影響を及ぼしてしまう。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記諸
問題を解決するため種々検討した結果、以下の成果が得
られる改良された固体処理剤補充装置の提供を目的とす
るものである。
【0021】(i)累積補給誤差を解消し、安定した組
成の処理液が得られる。
【0022】(ii)環境湿度や輸送時振動等による固体
処理剤の形状,容積,重量,成分の偏り等の変化でも累
積補給量誤差を生じない。
【0023】(iii)複雑,精密な補充装置を要せず、
安価な補充装置で安定した固体処理剤補給を行うことが
できる。
【0024】(iv)収納容器内の固体処理剤の残量を検
知するセンサ手段や複雑な制御手段を要しない。
【0025】(v)処理槽内の沈澱の発生がなく、フィ
ルターの目詰まりがないから、フィルター部の補充液循
環が安定し、処理ムラを生じない。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明者等は以下の構成により上記問題が解決でき達
成されることを見いだした。
【0027】上記目的は、固体処理剤補充装置を有する
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機において、少な
くとも、 固体処理剤収納容器又は固体処理剤収納容器を保持す
る保持手段と、 ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を検出する処理量
検出手段と、 前記収納容器に収納した固体処理剤を前記処理量情報
に応じて前記自動現像機処理槽液に供給する固体処理剤
供給手段と、 前記収納容器内に収納された容器単位量の固体処理剤
に対応する感光材料の面積情報と前記処理量情報検出手
段から得られた処理面積情報とを比較することにより、
特定条件を満たした場合に、前記固体処理剤供給手段を
作動させ収納容器内の全ての固体処理剤を補給完了状態
にさせる制御手段とを有することを特徴とするハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機によって達成される。
【0028】また、上記目的はハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機処理槽に固体処理剤を補給する方法にお
いて、前記固体処理剤の収納容器内に収納された容器単
位量の固体処理剤に対応するあらかじめ設定された感光
材料の面積量情報と前記感光材料処理面積情報を比較す
ることにより、特定条件を満たした場合に強制的に前記
収納容器内の全ての固体処理剤を投入完了状態にさせる
よう制御することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用固体処理剤の供給方法によって達成される。
【0029】さらに上記目的は、ハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機に設置された補充装置の収納容器内に
収容された顆粒状又は粉体状又は丸薬状の固体処理剤の
1セット分の所定量を複数回に分割して前記処理槽に投
入するハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤供給装置
において、前記ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を検
出する処理量情報検出手段と、前記1セット分の所定量
の固体処理剤を収納する収納容器と、該収納容器内の固
体処理剤を複数回に分割して前記処理槽内の処理液に供
給する固体処理剤供給手段と、前記収納容器内の固体処
理剤を複数回に分割補充する条件設定入力手段と、前記
固体処理剤供給手段による1セット分の固体処理剤の理
論終了時に強制的に1セット分の投入を完了させるよう
に前記固体処理剤供給手段を制御する固体処理剤供給制
御手段とから構成したことを特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料用固体処理剤供給装置によって達成される。
【0030】本発明に用いられる固体処理剤は、容器内
に所定量が包装され、1セット分にまとめられている。
【0031】所定量とは、本願に係る自動現像機の補充
装置に処理剤を収納する以前または、処理剤の収納され
た収納容器を固定手段にセットする以前にすでに所定量
に秤量されていることであり、例えば、顆粒や粉末が所
定量包装されているような態様をさす。
【0032】本発明のシステムでは1セット分がすでに
処理剤生産工場にて、秤量されて生産され、包装されて
いる。この1セット分を補充装置にて複数回に分けて秤
量(切り出し)、投入する際、その1回1回に多少の誤差
やバラツキ、投入ミスが生じても、また、精度の低い安
価な切り出し装置であっても1セット分が投入し終わる
際に強制的に帳尻を合わせるため、累積誤差を生じな
い。この強制的な帳尻あわせは、たとえば理論セット終
了以前に投入量が完了してしまったような場合には、ア
ラームを発することなく、理論セット終了時まで待機す
ることである。また、逆に理論セット終了後にいまだ固
体処理剤が残留している場合には、強制的に残量を投入
することである。
【0033】このように1セット分を強制的に投入して
しまい、収納容器内を毎日空の状態にできるため、特に
混合物系で、特定の成分が高濃度に残留している中に他
の成分が少量混じって投入される等のアンバランスな成
分比とならないで、沈殿等の故障を起こすことが危険性
を回避できる。
【0034】この1セット分の所要量は、100cm3ないし
2000cm3が本発明の効果をより効果的に発揮させる。さ
らに好ましくは、200cm3ないし1500cm3である。
【0035】1セット分の所要量が少ない場合には自動
現像機へのセットの頻度が多くなり、精度は向上する
が、本発明の強制投入完了機構有効性は小さくなるし、
また、ユーザーの取扱い性も極めて悪化する、逆に1セ
ット分の所定量がある一定量を越えると、強制投入完了
時でのキャンセル量の割合が多くなり溶解不良を生じた
り、処理性に影響を及ぼす。
【0036】従来の補充液供給補充システムではベロー
ズポンプにより補充が行われるがこのポンプの精度は一
定ではなく精密な補充制御には本来向いていない。
【0037】一方、本発明の場合の固体処理剤は、例え
ば好ましくは処理剤生産工場で一定量に秤量されて、生
産されており、補充制御は固形処理剤を複数回に分割し
て処理槽内に投入するものであるため、毎回の補充によ
るバラツキが生じるが、最終回の投入時または投入後
に、収納容器内に残存する固体処理剤を残らず投入する
ようにした。従って毎回の処理剤供給の精度は低くて
も、収納容器内の固体処理剤を費消したとき、一定量が
すべて補充されるから、これによっても安定な処理性能
が得られる。本発明の固体処理剤は、粉末、顆粒、錠
剤、丸薬などいずれでも良く、これらの混合でも問題は
ない。又危険物とならない水のような安全なものでは液
状のものを併用しても本発明の目的は達成されるが好ま
しくは顆粒、錠剤である。顆粒、粉末の場合はアルカリ
可溶性フィルムやプラスティックフィルム、紙などで所
定量を包装して1セットにしてあることが望ましい。ま
た、これらの固体処理剤は紙やプラスチック等のカート
リッジに充填され、1セット分が容器ごと自動現像機に
セットできるタイプでも良い。
【0038】図1(A)はシート上印画紙現像処理用の自
現機APの構成図である。自現機APでは、シート状印
画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1
C,1D,1E内の各処理液により処理されたのち乾燥
される。図1(A)において、液面レベルとして漂白定着
槽1Bに対し、安定槽1C,1D,1Eが順次高くなっ
ている。従って1Eからのオーバーフロー液は重力によ
り1D,1C,1Bと流れこむような構造(カウンター
カレント方式)となっている。
【0039】図1(B)はネガフィルム現像処理用の自現
機AFの構成図である。該自現機AFでは、ネガフィル
ムfは、発色現像槽7A、漂白槽7B、定着槽7C,7
D、安定槽7E,7F,7G内の各処理液により処理さ
れたのち乾燥される。上記発色現像槽7A、漂白槽7
B、定着槽7Dも安定槽7Gの各処理槽には、それぞれ
固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置8A,8B,
8D,8Gが設けてある。なお、補充水タンク4は、図
1(A)とほぼ同じ構成であるから、同一符号を付してあ
る。
【0040】本発明でいう粉末とは、微粒結晶の集合体
のことをいう。本発明でいう顆粒とは、粉末に造粒工程
を加えたもので、粒径50〜5000μmの粒状物のことをい
う。本発明でいう錠剤とは、粉末又は顆粒を一定の形状
に圧縮成型したもののことを言う。
【0041】さらに好ましくは顆粒の造粒時、各成分毎
例えばアルカリ剤、還元剤、漂白剤、保恒剤等を分別造
粒する。
【0042】顆粒型固体処理剤は、例えば、特開平2-10
9042号、同2-109043号、同3-39735号及び同3-39739号等
の明細書に記載される一般的な方法で製造できる。更に
また粉末処理剤は、例えば、特開昭54-133332号、英国
特許725,892号、同729,862号及びドイツ特許3,733,861
号等の明細書に記載されるが如き一般的な方法で製造で
きる。
【0043】上記の固体処理剤の嵩密度は、その溶解性
の観点と、本発明の目的の効果の点から1.0〜2.5g/cm
3が好ましく1.0g/cm3より大きいと得られる固形物の
強度の点で、2.5g/cm3より小さいと得られる固形物の
溶解性の点でより好ましい。固体処理剤が顆粒又は粉末
である場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3のものが好まし
い。本願に係る固体処理剤は、特開平2-109042号公報に
記載とほぼ同様の製造方法を用いて、顆粒状のカラーペ
ーパー用固体処理剤(発色現像補充剤、漂白定着補充
剤、安定補充剤)を作製した。上記各固体処理剤の1包
装単位と1回の投入動作当たりの投入量を下記に示す。
【0044】
【表1】
【0045】カラーペーパー処理用の自動現像機APによ
り、コニカカラーQAペーパータイプA6(コニカ(株)製)
を1日当たり8m2ずつ処理したとすると、理論的には、
発色現像補充剤は60回目で、漂白定着補充剤は25回目
で、安定補充剤は150回目で、それぞれ各固体処理剤を
収納する収納容器内が空になるが、固体処理剤補充装置
の計量の誤差、固体処理剤の吸湿、ブロッキング等で誤
差があり、収納容器内の固体処理剤の空検出前に、収納
容器内が空になった場合には、固体処理剤投入動作を行
わず待機するか、空回転させたのち、補給完了、新規収
納容器変換の信号を発生する。また、理論回数投入時に
も、まだ収納容器内に固体処理剤の残量がある場合に
は、最終回投入時または投入後に前記収納容器内に残存
する固体処理剤を残らず全量投入放出するようにした。
【0046】従来、収納容器内の固体処理剤が費消され
たことを残量検知センサにより検出してエンプティー信
号を発生させることを優先させる方法では、残量検知セ
ンサによるエンプティー信号発生後も、収納容器の底部
や固体処理剤投入供給部に固体処理剤が残存しているた
め、容器交換毎に残存固体処理剤が累積した誤差を生
じ、2カ月目で現像性に影響が出ることが判明した。
【0047】また、他の従来方法として、理論投入回数
を優先させて、前記発色現像補充剤は61回目、漂白定着
補充剤は26回目、安定補充剤で151回目に各新規補充剤
を収納した収納容器を補充装置に装填して投入するよう
にすると、発色現像溶解槽に僅かな沈澱物を生じること
が判った。また、発色現像剤のため徐々に補充装置内の
固体補充剤が累積増量する傾向があり、これが問題とな
ることが判った。
【0048】本発明の固体処理剤補充方法では、1セッ
ト分の所定量の固体処理剤を収納した収納容器を補充装
置に装填する都度、固体処理剤の1セット分全量を放出
してキャンセルするように制御するものであるから、上
述の累積誤差や沈澱物等の発生による問題が解消され、
安定して処理することが可能になった。特に、大量の感
光材料を処理するとき、収納容器を頻繁に交換する場
合、本発明の補充方法による効果は大きい。
【0049】本発明に用いられる固体処理剤はある処理
剤の1部の成分のみ固体化することも本発明の範囲に入
るが、好ましくは該処理剤の全成分が固体化されている
ことである。各成分は別々の固体処理剤として成型さ
れ、同一個装されていることが望ましい。又別々の成分
が定期的に包装でくり返し投入される順番に包装されて
いることも本発明に包含される。
【0050】本発明においては、処理量情報に応じて各
処理液槽に補充する処理剤全てを固体処理剤として投入
することが好ましい。補充水が必要な場合には、蒸発量
情報処理量情報又は別の補充水制御情報にもとづき補充
水が補充される。この場合処理液槽に補充する液体は補
充水のみとすることが出来る。本発明においては、該補
充水は、定着能を有する処理液槽に引き続く処理液、ま
たはオーバーフロー廃液を意味する。また、水タンクを
1個自現機の内部に置くことが自現機をコンパクトにす
るためには好ましい方法である。
【0051】
【実施例】次に、この一実施例を添付図面に基づいて説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0052】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図2(A)
は、自現機APと写真焼付機Bとを一体的に構成したハ
ロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロセッ
サ)の全体構成図である。
【0053】図2(A)において、写真焼付機Bの左下部
には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙
(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンMがセ
ットされる。マガジンから引き出された印画紙pは、送
りローラR1及びカッター部Ctを介して所定のサイズ
に切断され、シート状印画紙pとなる。このシート状印
画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送され、露光部
Eにおいて光源およびレンズLにより、原画Oの画像を
露光される。露光されたシート状印画紙pはさらに複数
対の送りローラR2,R3,R4により搬送され、自現
機AP内に導入される。自現機APでは、シート状印画
紙pは、処理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂白
定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽
構成の処理液槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナシ)に
より順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着
処理、安定化処理がなされる。前記各処理がなされたシ
ート状印画紙pは、乾燥部6において乾燥されて機外に
排出される。
【0054】なお、図中の一点鎖線は、印画紙pの搬送
経路を示す。また、実施例においては、印画紙pはカッ
トされた状態で自現機AP内に導かれるものであるが、
帯状で自現機AP内に導かれるものであってもよい。
【0055】また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明の説明とし
て、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1
D,1Eを有する実質的に3槽構成の処理液槽1を有す
る自現機APについて行うが、これに限られるものでは
なく、露光済みのネガフィルムfを処理する発色現像
槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽また
は、それ以上の処理液槽を有する構成の自現機AF(図
3,図4参照)であっても本発明は適用できるものであ
る。
【0056】図2(B)は自現機APの平面構成図であ
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理液槽には、溶解槽2A,2B,2E、循環槽2
C,2D及び固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置
3A,3B,3Eが設けてある。4は発色現像槽1A、
安定槽1Eに補充水を供給する補充水タンクである。
【0057】図3は、図2の自現機APのI−I断面に
おける処理液槽である漂白定着槽1Bの処理剤投入部と
処理剤供給手段との断面図である。なお、図には、構成
をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送手
段等は省略してある。また、本例においては、固体処理
剤として顆粒型固体処理剤Kを用いた場合について説明
する。
【0058】感光材料を処理する漂白定着槽1Bは、該
漂白定着槽1Bを形成する仕切壁21の外側に一体的に設
けた溶解槽2Bを有する。漂白定着槽1Bと溶解槽2B
とは連通窓21Aが形成された仕切壁21により仕切られて
おり、処理液(漂白定着液)は流通できるようになってい
る。
【0059】筒状のフィルター22は、溶解槽2Bの内部
に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物を除去する機
能を果たす。このフィルター22の中は、溶解槽2Bの下
方壁を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環
ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通している。
【0060】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23A,23B、循環ポンプ24等で構成されている。前
記循環ポンプ24の吐出側に連通した循環パイプ23Bの他
端は漂白定着槽1Bの外壁を貫通し、該漂白定着槽1B
に連通している。このような構成により、循環ポンプ24
が作動すると処理液は溶解槽2Bから吸い込まれ、漂白
定着槽1Bに吐出されて、処理液は漂白定着槽1B内の
処理液と混じり合い、再び溶解槽2Bへと入り循環を繰
り返すことになる。処理液の循環方向は、図3に示した
方向に限られる必要はなく、逆方向であってもよい。
【0061】廃液管11Bは、漂白定着槽1B内の処理液
をオーバーフローさせるためのものであり、液面レベル
を一定に保つとともに、他の処理液槽から感光材料に付
着して持ち込まれる成分や、感光材料から溶け出す成分
が貯留し、増加することを防ぐのに役立つ。
【0062】棒状のヒータ25は、溶解槽2Bの上方壁を
貫通して溶解槽2B内の処理液中に浸漬するよう配設さ
れている。このヒータ25は、溶解槽2Bおよび漂白定着
槽1B内の処理液を加温するものであり、換言すると漂
白定着槽1B内の処理液を処理に適した温度範囲(例え
ば20〜55℃)に保持する温度調整手段である。
【0063】前記溶解槽2Bに補充液を供給する手段
は、固体処理剤供給手段30、補充水供給手段40とから構
成されている。
【0064】処理量情報検出手段31は、自現機APの感
光材料搬送入口付近に設けられ、処理される感光材料の
処理量を検出するために用いられる。この処理量情報検
出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配してなり、
感光材料の幅を検出するとともに、検出されている時間
をカウントするための要素として機能する。感光材料の
搬送速度は機械的に予め設定されているので、幅情報と
時間情報とから感光材料の処理面積が算出できる。な
お、この処理量情報検出手段31は、赤外線センサ、マイ
クロスイッチ、超音波センサ等の感光材料の幅および搬
送時間を検出できるものであればよい。また、間接的に
感光材料の処理面積が検出できるもの、例えば図2のよ
うなプリンタープロセッサの場合、焼付を行った感光材
料の量、あるいは、予め決まっている面積を有する感光
材料の処理数を検出するものでもよい。さらに、検出す
るタイミングは、本例では処理される前であるが、処理
した後、あるいは処理液中に浸漬されている間でも良い
(このような場合は、処理量情報検出手段31を設ける位
置を処理後に検出できる位置や処理中に検出できる位置
に適宜変更することによりできる)。また、処理量情報
検出手段31は、各処理液槽1A,1B,1C,1D,1
E毎に設ける必要はなく、1台の自現機APに対して1
つ設けることが好ましい。供給制御手段32は前記処理量
情報検出手段31による信号を受けて固体処理剤の処理量
供給を制御する処理剤供給制御手段及び補充水の供給量
を制御する補充水量供給制御手段である。
【0065】本発明に用いることのできる固体処理剤供
給手段30は、顆粒型固体処理剤Kを収容する収納容器3
3、供給手段である供給装置本体34、駆動手段から構成
されている。自現機APの上部カバー301は、前記漂白
定着槽1Bおよび溶解槽2Bを収容する本体101と本体
背部の支軸302により揺動自在に結合されていて、該上
部カバー301は、図3の図示一点鎖線A方向に持ち上げ
て、操作者側の前面および上面を大きく開放することに
より、固体処理剤供給手段30の点検や、前記フィルター
22の交換作業をすることができる。
【0066】また、上記上部カバー301の上面の一部に
は、蓋303が揺動自在に結合されていて、該蓋303を図示
一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器33の固体処理
剤Kの補充を行う。
【0067】図4は、本発明を適用したカラーネガフィ
ルム用自現機AFの正面側全体構成図、図5は該自現機
AFの側断面図である。該自現機AFは、発色現像槽7
A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7
F,7Gの実質的4槽の処理液槽構成である。
【0068】前記各処理液槽7A,7B,7D,7G
は、それぞれ溶解槽9A,9B,9D,9Gが連通して
いて、循環ポンプ24A,24B,24D,24Gにより処理液
が循環撹拌される。また、該各溶解槽9A,9B,9
D,9Gの各上方には、前述の固体処理剤供給装置8
A,8B,8D,8Gが設置され、対応する適量の固体
処理剤が制御供給される。9C,9E,9Fは循環槽で
ある。
【0069】一方、共通の補充水タンク41内の補充水W
は、ベローズポンプ42、吸水管43、送小管44によって、
各溶解槽9A,9B,9D,9Gに供給される。
【0070】図4において一点鎖線はフィルムfの搬送
経路を示す。操作部内の装填手段に装着されたパトロー
ネからフィルムfが引き出され、発色現像槽7A、漂白
槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7F,7Gで
処理されたのち、乾燥部6のファンヒータ61により乾燥
されて機外に排出される。
【0071】図5において、12はオーバーフロー液を貯
溜する廃液タンク、26はサーモスタット、27は液面セン
サである。なお、図3と同一機能を有する部分には同一
符号を付した。
【0072】図6は固体処理剤供給手段30の詳細を示す
断面図である。
【0073】本実施例では、固体処理剤として顆粒また
は粉体あるいは丸薬等を用いている。
【0074】固体処理剤供給手段30は、上記顆粒型(ま
たは粉体状あるいは丸薬状)固体処理剤Kを収納し着脱
可能な収納容器(カートリッジ)33と、該収納容器33を
装脱可能にするとともに固体処理剤Kを受容して受入開
口34Aから排出開口34Bへ搬送スクリュウ35により搬送
して溶解槽2Bに供給する供給装置34と、排出開口34B
を開閉するシャッタ36と、駆動手段37とから構成されて
いる。前記収納容器33には、固体処理剤Kが収納され、
未使用時には該収納容器33の出口はシール331により密
封されている。収納容器33を供給装置34上に倒立させて
装着したのち、シール331を引き抜いて剥がすと、固体
処理剤Kは駆動手段37による搬送スクリュウの駆動回転
により搬送されて排出開口34Bから排出されて溶解槽2
に投入される。排出開口34Bの近傍に移動可能に設けら
れたシャッタ36は、モータMに作動する駆動手段37のカ
ム371によりばね372の付勢力に坑して開かれて、固形処
理剤Kを投入可能にする。固体処理剤Kの1回の供給量
は、モータMの回転数を制御することで、定量の固体処
理剤Kを分割供給する。また、収納容器33内には1セッ
ト分の固体処理剤Kの所定量が100cm3ないし2000cm3
好ましくは200cm3ないし1500cm3収納されている。上記
供給装置34の排出開口34Bの下方で前記溶解槽2Bの上
方には、メッシュ状の囲い28が設けてあり、上方の固体
処理剤供給手段30から投入される固体処理剤Kを受け入
れる。前記囲い28は固体処理剤Kを一時停滞させるフィ
ルター部材であるが、補給された固体処理剤Kの未溶解
または不溶解の成分は溶解槽2Bへ移動しても支障な
い。
【0075】図7は他の実施例を示すスクリュウ方式の
固体処理剤供給手段70の断面図である。
【0076】供給装置50は固体処理剤Kに入りパッケー
ジ51を装着(装填)し、ローラ53により自動的に開封する
機能を有し、搬送スクリュウ52の回転数を制御すること
で定量の固体処理剤Kを排出部54により供給する装置で
ある。57は固体処理剤Kで補充水Wの受入手段、58はフ
ィルター部材、59は補充水供給パイプである。
【0077】この供給手段50は自動的にパッケージ51を
開封する機能を有しているため開封及び装着時に微粉末
が飛散することなく作業環境上良好である。
【0078】図8は本発明のさらに他の実施例を示すス
ライド方式の固体処理剤供給手段60の断面図である。顆
粒型固体処理剤Kを収納した収納容器61は供給装置63に
着脱可能に取り付けられる。感光材料の処理量に応じ制
御されて駆動するピストン65が水平方向(右へ)に移動
し、計量孔62に定量の固体処理剤Kが入り、ピストン65
が水平反対方向(左へ)に移動し、排出部64により定量の
固体処理剤Kを受入手段67へ供給する。上記排出部64の
下方には、受入手段67、フィルター部材68及び補充水供
給パイプ69が設けてある。
【0079】図9は本発明のさらに他の実施例を示すロ
ータ回転方式の固体処理剤供給手段70の断面図である。
【0080】前記顆粒型(または粉体状あるいは丸薬状)
固体処理剤Kを収納する収納容器71は、供給装置74の上
部に着脱可能に装着される。供給装置74の固定本体741
は、受入開口741Aと、排出開口741Bと、回転搬送部材
(ロータ)75を摺動回転させる円筒状空洞部とを有する。
回転搬送部材(ロータ)75は固体処理剤Kの一定量を分割
受容して搬送する計量穴75Aを有する。収納容器71内の
固体処理剤Kは、回転搬送部材75の回転により、受入開
口741Aから導入されて、計量穴75Aで一定量が分割受
容後、排出開口741Bから溶解槽2に投入される。76は
溶解槽2の上方に設けた受入手段で、上方から補充され
る固体処理剤Kおよび補充水Wを受け入れ、フィルタ部
材77を通過させて溶解槽2内の処理液中に投入させる。
【0081】図10は固体処理剤と補充水とを供給制御す
るブロック図、図11は固体処理剤補給工程を示すフロー
チャートである。前記自現機APへ送り込まれる感光材
料(印画紙p)の処理量情報が、検出手段31により検知さ
れて供給制御手段32に送られると、所定量の固体処理剤
Kおよび補充水Wが、各供給手段30,40により溶解槽2
に投入補給される。この固体処理剤Kおよび補充水Wの
補給は、検出手段31の信号発生毎、複数回(k1〜kn)に
わたって間欠的に行われる。
【0082】上記供給制御は、固体処理剤補充条件設定
入力手段39によって予め設定された設定値、すなわち固
体処理剤Kの投入時間間隔、1回の投入量、理論投入回
数等が各補充剤毎に設定され、供給制御手段32に入力さ
れている。図12はカラープリント処理装置の外観斜視
図、図13は、該処理装置の正面図である。この固体処理
剤補充条件設定入力手段39は条件値をキーボード391の
キー操作にて手動で入力する他、フロッピーディスク39
2等にデーターを入力し、設定する方が簡易性の点で好
ましい。
【0083】固体処理剤Kの投入回数が予め設定された
上記理論投入回数(kn)に達したとき、投入最終回に収
納容器33(51,61,71)内に残存する固体処理剤Kの全量
が排出できるように制御した。すなわち、図6,図7で
示す搬送スクリュウ方式では、最終回補充時に、搬送ス
クリュウ52の回転数を増やして余分に駆動回転させて、
収納容器33(51)内の固体処理剤Kの全量が排出させるよ
うにした。これによって毎回の補給(k1〜kn)に誤差が
あっても、収納容器33(51)内の1セット分の固体処理剤
Kが補給終了した時点で誤差がキャンセルされて1セッ
ト分の全量が正確に補給されることになる。
【0084】図8,図9における所定計量切り出し方式
においては、最終回補給終了後、ピストン65またはロー
タ75を余分に回転させて収納容器61,71内の残存固体処
理剤を排出して、最終回までに1セット分の全量が正確
に溶解槽2に補給されるようにした。
【0085】このようにして収納容器33(51,61,71)内
の固体処理剤全量排出制御終了後に、収納容器変換のア
ラームを発生させ、容器交換操作が行われる。
【0086】以上の実施例は、カラー印画紙を処理する
自現機APにおける発色現像槽1A、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eの実質的3槽構成の処理液槽に
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、発色現像槽7A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、
安定槽7E,7F,7Gを有する実質的4槽構成、また
はそれ以上の処理液槽を有する構成のカラーネガフィル
ムの処理用の自現機AFにおいても、本発明の収納容器
内固体処理剤の1セット毎の全量排出制御方法および装
置は適用可能である。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のハロゲ
ン化銀写真感光材料用固体処理剤補充方法および装置
は、下記の効果を奏する。
【0088】(i)環境湿度や搬送時の振動等により固
体処理剤の形状,容積,重量,成分の偏り等の変化が発
生しても累積補給量誤差を生じない。
【0089】(ii)複雑,精密な補充装置を要せず、安
価な補充装置で補給制度が得られる。
【0090】(iii)収納容器内の固体処理剤の残量検
知手段や制御手段を要しない。
【0091】(iv)処理槽内の沈澱の発生がなく、フィ
ルタの目詰まりがないから、フィルタ部の補充液循環が
安定し、処理ムラが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動現像機の構成図。
【図2】ハロゲン化銀写真感光材料処理装置の全体構成
図。
【図3】この発明に係る自動現像機の断面図。
【図4】ネガフィルム用自現機の正面全体構成図。
【図5】上記ネガフィルム用自現機の側断面図。
【図6】固体処理剤供給手段の断面図。
【図7】固体処理剤供給手段の他の実施例を示す断面
図。
【図8】固体処理剤供給手段の他の実施例を示す断面
図。
【図9】固体処理剤供給手段のさらに他の実施例を示す
断面図。
【図10】固体処理剤と補充水とを供給制御するブロッ
ク図。
【図11】固体処理剤補給工程を示すフローチャート。
【図12】カラープリント処理装置の外観斜視図。
【図13】上記処理装置の正面図。
【符号の説明】
1 処理液槽 1A,7A 発色現像槽 1B 漂白定着槽 1C,1D,1E,7E,7F,7G 安定槽 2A,2B,2E,9A,9B,9D,9G 溶解槽 3A,3B,3E 固体処理剤供給装置 4 補充水タンク 7B 漂白槽 7C,7D 定着槽 22 フィルター 30 固体処理剤供給手段 31 処理量情報検出手段 32 供給制御手段 33,51,61,71 収納容器(カートリッジ) 34 供給装置本体 35 搬送スクリュウ 36 シャッタ 37 駆動手段 40 補充水供給手段 52 搬送スクリュウ 65 ピストン 75 回転搬送部材(ロータ) AP,AF 自現機 K 顆粒型固体処理剤 p 印画紙(感光材料) f フィルム(感光材料) W 補充水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体処理剤補充装置を有するハロゲン化
    銀写真感光材料用自動現像機において、少なくとも 固体処理剤収納容器又は固体処理剤収納容器を保持す
    る保持手段と、 ハロゲン化銀写真感光材料の処理量を検出する処理量
    検出手段と、 前記収納容器に収納した固体処理剤を前記処理量情報
    に応じて前記自動現像機処理槽液に供給する固体処理剤
    供給手段と、 前記収納容器内に収納された容器単位量の固体処理剤
    に対応する感光材料の面積情報と前記処理量情報検出手
    段から得られた処理面積情報とを比較することにより、
    特定条件を満たした場合に、前記固体処理剤供給手段を
    作動させ収納容器内の全ての固体処理剤を補給完了状態
    にさせる制御手段とを有することを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化銀写真感光材用自動現像機処
    理槽に固体処理剤を補給する方法において、前記固体処
    理剤の収納容器内に収納された容器単位量の固体処理剤
    に対応するあらかじめ設定された感光材料の面積量情報
    と前記感光材料処理面積情報を比較することにより、特
    定条件を満たした場合に強制的に前記収納容器内の全て
    の固体処理剤を投入完了状態にさせるよう制御すること
    を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の
    供給方法。
  3. 【請求項3】 前記固体処理剤が、錠剤状または顆粒状
    をなすことを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用固体処理剤の供給方法。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
    に設置された補充装置の収納容器内に収容された顆粒状
    又は粉体状又は丸薬状の固体処理剤の1セット分の所定
    量を複数回に分割して前記処理槽に投入するハロゲン化
    銀写真感光材料用固体処理剤供給装置において、前記ハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理量を検出する処理量情報
    検出手段と、前記1セット分の所定量の固体処理剤を収
    納する収納容器と、該収納容器内の固体処理剤を複数回
    に分割して前記処理槽内の処理液に供給する固体処理剤
    供給手段と、前記収納容器内の固体処理剤を複数回に分
    割補充する条件設定入力手段と、前記固体処理剤供給手
    段による1セット分の固体処理剤の理論終了時に強制的
    に1セット分の投入を完了させるように前記固体処理剤
    供給手段を制御する固体処理剤供給制御手段とから構成
    したことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用固体
    処理剤の供給装置。
JP6038624A 1994-03-09 1994-03-09 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置 Pending JPH07248597A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6038624A JPH07248597A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置
US08/395,622 US5579075A (en) 1994-03-09 1995-02-28 Automatic processing apparatus for processing silver halide photosensitive material and supply method of supplying solid processing agent used for silver halide photosensitive material and supply device thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6038624A JPH07248597A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248597A true JPH07248597A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12530403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6038624A Pending JPH07248597A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5579075A (ja)
JP (1) JPH07248597A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006707B2 (ja) * 1995-10-25 2000-02-07 ノーリツ鋼機株式会社 現像処理液循環制御システム
EP1162505A1 (en) * 2000-06-07 2001-12-12 SAN MARCO IMAGING s.r.l. Photographic processing chemical supplier

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3830022A1 (de) * 1988-09-03 1990-03-15 Agfa Gevaert Ag Granulierter, farbfotografischer entwickler und seine herstellung
DE3830023A1 (de) * 1988-09-03 1990-03-15 Agfa Gevaert Ag Granulierter, farbfotografischer entwickler und seine herstellung
JP2784799B2 (ja) * 1989-06-08 1998-08-06 株式会社日立メディコ 超音波診断装置
JPH04230748A (ja) * 1990-05-10 1992-08-19 Fuji Photo Film Co Ltd 発色現像用処理製品
JPH0419655A (ja) * 1990-05-14 1992-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd 真空包装漂白定着剤
JP2663223B2 (ja) * 1991-05-01 1997-10-15 コニカ株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
DE4120867A1 (de) * 1991-06-25 1993-01-07 Agfa Gevaert Ag Fotografisches verarbeitungsverfahren und vorrichtung dafuer
US5400105A (en) * 1992-10-30 1995-03-21 Konica Corporation Automatic processing machine for silver halide photographic light-sensitive materials

Also Published As

Publication number Publication date
US5579075A (en) 1996-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07248597A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機およびハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤の供給方法および供給装置
JP3252242B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JPH0844028A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機及びその補充制御方法
US5574532A (en) Automatic developing apparatus for silver halide photographic photosensitive material
JP3326610B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JP3252245B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JPH07271000A (ja) 固体処理剤補充装置を有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07209844A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07219188A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07270995A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
US5585880A (en) Solid processing agent replenishing apparatus for processing photosensitive material
JPH08211585A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィルター固定部材
JPH07159967A (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JPH0869099A (ja) ハロゲン化銀感光材料用粒状固体処理剤供給装置および溶解装置および自動現像機
JPH07219198A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤容器及び固体処理剤補充装置
JP3956465B2 (ja) 感光材料処理用固形処理剤補給装置
JPH0792640A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07199437A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07333804A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0728219A (ja) 固形供給物の供給装置
JPH0756309A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0756308A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH07301899A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の処理液作製装置
JPH06258809A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH06161081A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機