JPH08211585A - ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィルター固定部材 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィルター固定部材

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JPH08211585A
JPH08211585A JP7125235A JP12523595A JPH08211585A JP H08211585 A JPH08211585 A JP H08211585A JP 7125235 A JP7125235 A JP 7125235A JP 12523595 A JP12523595 A JP 12523595A JP H08211585 A JPH08211585 A JP H08211585A
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謙雄 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の自動現像機を大きく改造することなく
簡単に、新型式の固体処理剤補充装置を装備して、固体
処理剤を溶解槽に投入する。 【構成】 液体補充剤供給自動現像機から、処理液部に
固体処理剤Jを補充する固体処理剤補充装置を備えたハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に改造された自動
現像機において、固体処理剤Jを収容する固体処理剤
収納容器33と、固体処理剤収納容器33を脱着可能に装
填でき固体処理剤容器33内の固体補充処理剤Jを供給す
る装置35と、固体処理剤Jを供給する装置35の供給口
から供給された固体処理剤Jを自動現像機の処理液槽2
のフィルター22交換部位上部より供給する経路構成部材
37とを有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料用固体処理剤補充装置、既存の液体処理剤用自動
現像機を固体処理剤用に改造するユニット、及びこれら
補充装置やユニットを搭載した自動現像機に関する。詳
しくは、固体処理剤補充装置を有しない従来の自動現像
機を最小限に改造して、固体処理剤補充装置の搭載を可
能としたハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装
置、既存の液体処理剤用自動現像機を固体処理剤用に改
造するユニット、及びこれら補充装置やユニットを搭載
した自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下感光材
料と称す)は、露光後に、現像液(発色現像液の場合も
ある)、漂白液、定着液、漂白定着液、安定液等の処理
液による処理工程により処理される。この処理は通常自
動現像機で行われ、その場合は補充液補充方式が一般に
用いられ、処理槽内の各処理液の活性度を一定に保つよ
うにコントロールされている。
【0003】補充液補充方式の場合、感光材料からの溶
出物による処理液内への蓄積の希釈、蒸発量の補充およ
び消費成分の補充を目的としており、補充液内の写真成
分の溶解度から、通常オーバーフロー液が多量に排出さ
れている。
【0004】感光材料の処理を商業的に実施するには、
コストおよび人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装
置のコンパクト化、更には商品価値向上のため、できる
だけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得るこ
とが要求される。
【0005】この要望に応える方法として、特開平5-11
9454号公報には、殆ど全ての処理剤成分を固体処理剤化
し、直接処理槽に投入する方法が開示されている。
【0006】この方法は、上記の目的に応えるためには
極めて有効な方法であるが、市場に多量にある既存の液
体補充剤型の自動現像機には適用することができず、上
記の恩恵を被るには新たに固体処理剤用の自動現像機に
買い換えることが必要であった。
【0007】これらの問題に応えるために、本出願人ら
は、先に特願平5-304298号明細書等において、固体処理
剤を自動現像機とは別体の溶解槽を用い溶解する型式の
ものを提案してきている。しかしながら、この形式のも
のは種々の欠点を有していることが分かってきた。例え
ば、この形式のものは自動現像機とは別体のため、自動
現像機近傍に一定のスペースが必要であり、店舗スペー
スの少ないミニラボ等では問題となってしまうし、また
配管等で別体に自動現像機タンク液を循環させるため
に、処理液が余分に多量必要となってしまう。さらに、
前記別体は、多量のタンク液を有し、またポンプやヒー
ター、乾燥機等の熱源を有して暖かい自動現像機本体と
は離れているために、冬季に自動現像機停止時には別体
が低温となってしまい、別体や配管中で写真薬品が結晶
化してしまうトラブルが発生し易いことが分かった。さ
らにまた、これら別体を設置しタンク液を循環させるに
は少なくとも循環ポンプやフィルター、配管等の設備が
各処理槽毎に必要となり、このための設備費用が多大な
ものとなってしまう欠点があることも分かった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、第
1に、種々の大きな利点を有する新型式の固体処理剤補
充装置を、従来の液体処理剤型の自動現像機を大きく変
更することなく採用可能にすることにある。また第2の
目的は、新たな設置スペースを特に必要とすることな
く、また処理液槽の液量を殆ど増やすことなく、固体処
理剤補充を可能とすることにある。さらに、第3の目的
は、固体処理剤補充を可能とするために、設備費用が軽
微ですみ、さらに結晶析出等のトラブルの発生がないハ
ロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、既存の
液体処理剤用自動現像機を固体処理剤用に改造するユニ
ット、及びこれら補充装置やユニットを搭載した自動現
像機を提供することにある。第4の目的は、この改造に
よって、簡単な操作によって安定した補充と写真処理性
能が得られ、廃液の少ない新型式の自動現像機を容易に
導入可能にすることにある。第5の目的は、処理槽内に
設けたフィルター手段及び固体処理剤投入通路を構成す
る部材を容易に処理槽内から装脱可能にすることにあ
る。第6の目的は、既に設置済みの従来の自動現像機を
設置場所においたままの状態で、この自動現像機を小改
造することで、固体処理剤補充装置を付加することを可
能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機の処理液部に固体処理剤を
補充する固体処理剤補充装置において、少なくとも、
前記固体処理剤を収容する固体処理剤収納容器と、該
固体処理剤収納容器内の固体補充処理剤を供給する装置
と、該固体処理剤を供給する装置から供給された固体
処理剤を前記自動現像機の処理液槽のフィルター交換部
位上部より供給する経路構成部材とを有することを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置
によって達成される。
【0010】また、上記目的は、少なくとも、固体処
理剤を収容する固体処理剤収納容器と、該固体処理剤
収納容器を脱着可能に装填し該固体処理剤容器内の固体
補充処理剤を供給する装置と、該固体処理剤を供給す
る装置の供給口から供給された固体処理剤を自動現像機
の処理液槽のフィルター交換部位上部より供給する経路
構成部材とから構成したことを特徴とする液体補充剤供
給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユ
ニットによって達成される。
【0011】さらに、上記目的は、液体補充剤供給自動
現像機から、処理液部に固体処理剤を補充する固体処理
剤補充装置を備えたハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機に改造された自動現像機において、前記固体処理
剤を収容する固体処理剤収納容器と、該固体処理剤収
納容器を脱着可能に装置でき該固体処理剤容器内の固体
補充処理剤を供給する装置と、該固体処理剤を供給す
る装置の供給口から供給された固体処理剤を前記自動現
像機の処理液槽のフィルター交換部位上部より供給する
経路構成部材とを有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機によって達成される。
【0012】さらに、上記目的は、ハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機の処理液部に固体処理剤を投入する
固体処理剤補充装置を備えた自動現像機において、前記
処理液部内に装脱可能に設けたフィルター部材を保持し
て固定する固定軸の上部に、前記固体処理剤補充装置か
ら搬出された固体処理剤を処理液部に投入する通過経路
を形成する案内手段を一体に設けたことを特徴とする自
動現像機用フィルター固定部材によって達成される。
【0013】さらに、また上記目的は、ハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機の処理液槽に固体処理剤を投入
する固体処理剤補充装置を備えた自動現像機において、
前記処理液部内に装脱可能に設けたフィルター部材を保
持して固定する固定軸は、固体処理剤補充装置から搬出
された固体処理剤を処理液部に投入する通過経路部分と
分離し、前記フィルター部材を処理液槽中に固定して設
置可能としたことを特徴とする自動現像機用フィルター
固定部材によって達成される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
【0015】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図1(A)
は、印画紙現像用自現機APと写真焼付機Bとを一体的
に構成したハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリン
タープロセッサ)の正面側全体構成図である。
【0016】図1(A)において、写真焼付機Bの左下部
には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙
(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンMa
がセットされる。該マガジンMaから引き出された印画
紙pは、送りローラR1及びカッター部Ctを介して所
定のサイズに切断され、シート状印画紙pとなる。この
シート状印画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送
され、露光部Eにおいて光源およびレンズLにより、原
画の画像を露光される。露光されたシート状印画紙pは
さらに複数対の送りローラR2,R3,R4により搬送
され、自現機AP内に導入される。自現機APでは、シ
ート状印画紙pは、処理液槽であるそれぞれ発色現像槽
1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実
質的に3槽構成の処理槽)をローラ搬送手段(参照記号
ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、
漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記各処理がな
されたシート状印画紙pは、乾燥部6において乾燥され
て機外に排出される。
【0017】また、実施例においては、印画紙pはカッ
トされた状態で自現機AP内に導かれるものであるが、
帯状で自現機AP内に導かれるものであってもよい。
【0018】また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明の説明とし
て、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1
D,1Eを有する実質的に3槽構成の処理槽を有する自
現機APについて行うが、これに限られるものではな
く、露光済みのネガフィルムを処理する発色現像槽、漂
白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽または、そ
れ以上の処理槽を有する構成の自現機であっても本発明
は適用できるものである。
【0019】図1(B)は自現機APの平面構成図であ
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理槽には、補助タンク(溶解槽、恒温槽)2A,
2B,2C,2D,2Eが連通している。自現機APの
筺体上部には、固体処理剤を供給する固体処理剤補充装
置3A,3B,3Eを含む固体処理剤補充装置30が装着
される。41Aは発色現像槽1Aに補充水を供給する補充
水タンクである。該補充水タンクは、従来、発色現像補
充タンク槽として用いられたものである。41Bは漂白定
着槽1B及び、安定槽1Eに補充水を供給する補充水タ
ンクである。該補充水タンク41Bは、従来安定補充タン
ク槽として用いられていたものである。
【0020】図2は、この発明に係る自現機APと写真
焼付機BとソータSとを一体に構成したプリンタープロ
セッサの全体を示す斜視図である。図において、固体処
理剤補充装置30の蓋301を上方に開いて、後述の固体処
理剤Jを収納した各収納容器33A,33B,33Eを後述の
供給装置34にそれぞれ装着して定置させ、各収納容器33
A,33B,33E内の固体処理剤Jを各溶解槽(補助タン
ク)2A,2B,2Eに補充する。
【0021】図3(A)はシート状印画紙現像処理用の自
現機APの構成図である。自現機APでは、シート状印
画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1
C,1D,1E内の各処理液(CD,BF,SR1〜
3)により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。液面
レベルとして漂白定着槽1Bに対し、安定槽1C,1
D,1Eが順次高くなっている。従って1Eからのオー
バーフロー液は重力により1D,1C,1Bと流れこむ
ような構造(カウンターカレント方式)となっている。
3A,3B,3Eは固体処理剤供給装置、31は処理量情
報検出手段、32は固体処理剤供給制御手段、41A,41B
は補充水タンク、42は給水ポンプ、43は送水管、49は補
充水供給制御手段である。
【0022】図3(B)はネガフィルム現像処理用の自現
機ANの構成図である。該自現機ANでは、ネガフィル
ムfは、処理槽である発色現像槽1NA、漂白槽1N
B、定着槽1NC,1ND、安定槽1NE,1NF,1
NG内の各処理液(CD,BF,SR1〜3)により処
理されたのち乾燥部6で乾燥される。上記発色現像槽1
NA、漂白槽1NB、定着槽1ND、安定槽1NGの各
処理槽には、それぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤
供給装置3NA,3NB,3ND,3NGを設ける。な
お、前記自現機APと同じ機能を有する部分には、図3
(A)と同一符号を付してある。
【0023】図4は、図1の自現機APのI−I断面に
おける処理槽である発色現像槽1Aと補助タンク(溶解
槽)2Aと固体処理剤供給装置3Aの断面図である。漂
白定着槽1Bおよび安定槽1Eもほぼ同一構造をなすか
ら、以下発色現像槽1Aを代表して説明する。
【0024】なお、図には、構成をわかりやすくするた
めに、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
また、本例においては、固体処理剤として錠剤型固体処
理剤Jを用いた場合について説明するが、顆粒状固体処
理剤にも適用可能である。
【0025】感光材料Pを処理する処理槽1は、該処理
槽1を形成する仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タ
ンク(溶解槽)2を有する。処理槽1と補助タンク2と
は連通窓21Aが形成された仕切壁21により仕切られてお
り、処理液は流通できるようになっている。補助タンク
2内にはフィルター手段22、ヒータ25、温度センサ26、
液面センサ27が設けてある。このフィルター手段22の中
は、補助タンク2の下方壁を貫通して設けられた循環パ
イプ23Aを介して循環ポンプ24の吸引側に連通してい
る。前記循環ポンプ24の吐出側に連通した循環パイプ23
Bの他端は処理槽1の外壁を貫通し、該処理槽1に連通
している。この様な構成により、循環ポンプ24が作動す
ると処理液は補助タンク2から吸い込まれ、処理槽1に
吐出されて、処理液は処理槽1内の処理液と混じり合
い、再び補助タンク2へと入り循環を繰り返すことにな
る。11はオーバーフロー、12は廃液タンクである。
【0026】本発明において、固体処理剤としては、錠
剤状、顆粒状、粉末状、小粒子状等のものが用いられる
が、とりわけ錠剤状のものが好適に用いられる。
【0027】本発明において、フィルター部は処理液面
下に位置することが好ましい。これは液面上にフィルタ
ー部の一部が出ていると、フィルター部がエアーを吸い
込んでしまい、処理液が酸化されてしまう故障が発生す
るためである。
【0028】前記補助タンク2に補充水Wを供給する補
充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ4
2、送水管43,44から構成されていて、補充水供給制御
手段49(図3参照)により適時適量の補充水Wを補給す
る。
【0029】固体処理剤補充装置30は、処理量情報検出
手段31、固体処理剤供給制御手段32(以上図3参照)、
錠剤型固体処理剤Jを収容する収納容器33、収納容器装
填手段34、供給手段35および駆動手段36から構成されて
いる。該駆動手段36は一つの駆動源M(モータ)により
駆動される。自現機APの上部カバー102の上面の一部
には、後述の蓋301が揺動自在に蝶合されていて、該蓋3
01を開放して、前記収納容器33を装填または交換して錠
剤型固体処理剤Jの補充を行う。
【0030】図5は自現機の処理槽に直接投入する錠剤
型固体処理剤Jの各種形状を示す。図5(A)は円形断面
を有する円筒形状をなし、中心軸と直角方向にほぼ平行
な平面部a,bと、円筒面部dとから成り、コーナーに
面とり(c)を施した直径D、厚さHを有する偏平な固体
処理剤Jの断面図、図5(B)は該固体処理剤Jの平面
図、図5(C)は該固体処理剤Jの斜視図である。図5
(D)は円形断面で上下面がそれぞれフラットで円周面が
凸面アールを有した太鼓型をなす固体処理剤Jの断面図
である。図5(E)は円形断面で上下面が球形をなす碁石
状の固体処理剤Jの断面図である。図5(F)は球形状
の固体処理剤、図5(G)は中央付近に穴のあいたドー
ナツ形状の固体処理剤を示す斜視図である。
【0031】図6,図7は、本発明に係る錠剤型固体処
理剤Jを収容する収納容器(カートリッジ)33を示し、
図6(A)は上記固体処理剤Jを装填した状態の収納容
器33の平断面図、図6(B)は側断面図、図7は開閉
蓋332を開放した状態の収納容器33の斜視図である。
【0032】収納容器33は、複数個の固体処理剤J収納
し、かつ固体処理剤Jを排出可能にする前方の排出開口
部331Fを有するほぼ直方体筒状の容器本体331と、該容
器本体331の排出開口部331Fの周縁のフランジ部の両側
のレール部331Rに摺動して上下方向に移動し排出開口
部331Fを開閉可能にする開閉蓋332と、容器本体331の
後方の開口部を閉止する固定蓋333とから構成されてい
る。
【0033】容器本体331の内側には、3組の突出した
仕切り壁331Sが一体に形成されていて、容器本体331の
内側は4つの実質的空間に仕切られ、分室331A,331
B,331C,331Dを構成している。これら各分室には、
前記固体処理剤Jの外周面が外接し、それぞれ約10個を
縦列状態に収容することができる。すなわち第1の分室
331Aには10個の固体処理剤J1A〜J10Aが、第2の
分室331Bには同数の固体処理剤J1B〜J10Bが、以
下同様にして固体処理剤J1C〜J10C,J1D〜J10
Dがそれぞれ収納される。
【0034】図8は、収納容器装填手段34と、供給手段
35および駆動手段36から成る固体処理剤補充装置30の側
断面図である。
【0035】収納容器装填手段34の固定枠体341および
これと一体をなすハウジング部材351および駆動手段36
は装置本体101の上部の基板103に固定されている。
【0036】上記固定枠体341の両側板部341Aの図示右
端付近には、支軸342が突出していて、前記収納容器33
を保持する容器保持部材343の両側に固定されたアーム
部343Aの下端付近の穴に嵌合し、容器保持部材343は支
軸342を中心にして揺動可能にしている。また前記両側
板部341Aとアーム部343Aとには、それぞれ固定ピンが
植設されていて、引張りばね344が張設されているか
ら、上記容器保持部材343は図示一点鎖線に示すよう
に、ばね付勢されて時計方向に揺動して、容器保持部材
343の底部が、固定枠体341の図示右上部に突出したスト
ッパ部341Bに当接した左上りの位置で、容器保持部材3
43は停止し、収納容器33を装填する前の状態(第1の位
置)を維持する。
【0037】前記固定枠体341の両側板部341Aの左端付
近は、立上がり部341Cを有し、ここに前記支軸342を中
心にする円弧状のガイド溝341Dが穿設されている。前
記収納容器33を収納容器装填手段34の容器保持部材343
に装填して、該容器保持部材343を支軸342を中心にして
揺動させ、容器保持部材343の左端部を図示C方向に押
し下げると、収納容器33のガイドピン334が、後述の収
納容器装填手段34の押圧部材343Cにより押圧されなが
ら上記ガイド溝341D内を進行する。該ガイド溝341Dの
最下部はL型に曲げられたL字溝部341Eに形成し、前
記ピン334が前記押圧部材(板ばね)343Cに付勢されて
ここのL字溝部341Eに進入したとき、収納容器33の開
閉蓋332の前面は、供給手段35の入口部351Aに密接する
(第2の位置)。容器保持部材343に収納容器33が装填
される際に、収納容器33の固定蓋333の背面333Aに当接
する、容器保持部材343の面には、固定蓋333の背面333
Aに設けられた上記識別部333Bと嵌合する識別受容部
が設けられている。従って、本発明では、間違った収納
容器33が装填されると、収納容器33は収納容器33が装填
される前の容器保持部材343の位置(第1の位置)か
ら、処理剤補充時の容器保持部材343の位置(第2の位
置)へ移動させられない、言い換えれば、識別部333B
が識別受容部と合致したときにのみ、第1の位置から第
2の位置へ、収納容器33が移動するように構成されてい
る。
【0038】供給手段35は、ハウジング部材351と、該
ハウジング部材351の内周面に回転可能に配置され、収
納容器33内の固体処理剤Jを入口部351Aから一定量受
容して出口部351Bに移動させるポケット部352Aを有す
る回転可能な固体処理剤搬送部材(ロータ)352と、上
記出口部351Bを開閉可能にするシャッタ部材353とから
構成されている。
【0039】ハウジング部材351の入口部351Aの端面で
開口の周縁には、枠状弾性パッキン358が埋設されてい
て、収納容器33の排出開口部が入口部351Aに密接され
たとき、外気を遮断して防湿効果を高めている。
【0040】供給手段35のハウジング部材351の入口部
の上方には、開閉蓋332の開閉を規制する開閉規制部材3
55が固設されている。すなわち、収納容器装填手段34に
装着した収納容器33を初期位置(図示一点鎖線)から図
示C方向に押し下げ、中間位置(図示一点鎖線)に達す
ると、開閉蓋332の突起部332Bは、前記開閉規制部材35
5により下降が阻止される。収納容器33をさらに下方に
揺動させると、開閉蓋332は下方にいかない状態である
から、収納容器33の開口部は次第に開放されていく。収
納容器33の下降が所定位置に達して停止されると、開口
部は全開されて、収納容器33内の最前列の固体処理剤J
は供給手段35内に送り込まれる。
【0041】次に、収納容器33内の固体処理剤Jが順次
消費されて皆無になると、残量検知信号発生により、収
納容器33の交換操作を行う。すなわち、収納容器33を後
方に引込めると、収納容器33および容器保持部材343は
時計方向に回動して左端部が上昇する。この上昇過程の
前半で、前記開閉規制部材355は、開閉蓋332を停留さ
せ、収納容器33の容器本体331と固定蓋333から成る本体
部のみを上昇されるから、開口部は開閉蓋332によって
閉止状態になる。さらに収納容器33が上昇する後半の過
程では、この開口部の閉止状態のまま、上死点である初
期状態に戻される。従って容器内の処理剤の粉が飛散す
ることを防ぐ。さらに、メンテナンス等のため、処理剤
が残っている間に、容器を取り外す際にも開口部が閉じ
た状態で取出すことになり、処理剤を落とすことがな
い。
【0042】図9(A)は固体処理剤補充装置30を装備
したハロゲン化銀写真感光材料処理装置の平面図、図9
(B)は一部破断正面図、図9(C)は一部破断側面図
である。これらの図において、斜線を施した部分は固体
処理剤補充装置30であり、従来の自動現像機APの上部
に追加装備される。
【0043】図10(A)は本発明が固体処理剤補充装置
30を追加装備する従来の溶解槽2の平面図、図10(B)
はその断面図である。
【0044】従来の溶解槽は図10に示すように、フィル
ター手段22、ヒータ25、温度センサ26、液面センサ(フ
ロートスイッチ)27、サーモスタット26A、処理液補充
パイプ28、冷却パイプ29A,29B等から密集して配置さ
れていて、新設する固体処理剤補充装置30から排出され
る固体処理剤Jを投入する余地がない。
【0045】図11(A)は、従来の補助タンク(溶解
槽)2と、追加装備される本発明の固体処理剤補充装置
30との案内手段(誘導用経路構成部材)37を示す断面図
である。図11(B)は上記案内手段37の連結筒372の部
分断面図、図11(C)は連結筒372の他の実施例を示す
部分断面図である。図12は案内手段37の投入筒371と連
結筒372とフィルター手段22を示す斜視図である。図13
は連結筒372を示し、図13(A)は正面図、図13(B)
はA−A断面図、図13(C),(D)は底面図、図13
(E)は蓋20Aの開口部付近の平面図である。
【0046】前記案内手段37は、投下筒371と連結筒372
から成る。投入筒371の上部のフランジ部371Fは、前記
上部カバー102に密接して取り付けられ、2本のピン371
Pによって位置決めされる。上記投入筒371のフランジ
部371Fの開口部は、前記上部カバー102および基板103
の各開口部と貫通し、前記固体処理剤補充装置30の供給
手段35の出口部351Bに対向していて、シャッタ部材353
が開放されたとき、固体処理剤J出口部351Bから受容
する。
【0047】投入筒371の下端部は、前記連結筒372の上
部に嵌合し、着脱可能になっていて、相互に自由に回転
することができる。連結筒372の中間部外壁の2箇所に
はバヨネット爪部372Aが突出していて、溶解槽2の蓋2
0Aの開口部付近に設けたバヨネットマウント部20Bに
係合する。投入筒371を蓋20Aの開口部に挿入し、約90
゜回転させることによりバヨネット爪部372Aはバヨネ
ットマウント部20Bに係止される。372Gは上記バヨ
ネット爪部372Aの上方に固定したフランジ部で、バ
ヨネットマウント部20Bにバヨネット爪部372Aを
係止したとき、バヨネットマウント部20Bの空隙部を
遮閉する。
【0048】連結筒372の底部近傍には、傾斜面372Bが
形成されていて、投下筒371から投下される固体処理剤
Jを方向転換させて、連結筒372の側壁に穿設した開口
部372Cへ向けて排出する。該傾斜面372Bには貫通穴37
2Dが穿設されていて、処理液の循環を良好にしてい
る。上記貫通穴372Dは図示以外にも強度に支障ない程
度に適宜設ける。図11(C)に示す連結筒は、底部に中
央凸状の2つの傾斜面372Eを形成したもので、投下さ
れた固体処理剤Jは図示の左右何れかに排出される。上
記貫通穴372Dを有する傾斜面372Bは、その一部
または全部が処理液面下に没している方が良い。好まし
くは傾斜面372Bの上方のほぼ1/3より下方が液中
に没している方が良い。これにより傾斜面372での固
体処理剤の粉末発生を液面の泡立ちが防止される。
【0049】連結筒372の底部中央には突起部372Fが突
出していて、フィルター手段22の芯金部材221の上部穴2
21Aに嵌合し一体化する。この連結筒372と芯金部材
221とは、接着、熱溶着、かしめ加工、強制嵌合等の
平板により一体化してもよいが、より好ましくは、この
両部材を一体成型加工により単一部材にするのが良い。
これらの手段により一体化することで、処理液に手を触
れることなく、連結筒372を把持して容易に取り外す
ことが可能となる。芯金部材221の外周には中空円筒状
のフィルター手段22が間隙を保って設けられている。芯
金部材221の底部付近には、フィルター押さえ部材222が
嵌め込まれ、フィルター手段22を支持している。芯金部
材221の底部は溶解槽2の槽本体20の底部の穴に嵌入さ
れ、前記循環パイプ23Aに接続される。溶解槽2内の処
理液は投下される固体処理剤Jを溶解してフィルター手
段22を透過して芯金部材221内の間隙を経て下部穴221B
を通過し、循環パイプ23Aに排出され、循環ポンプ24に
より処理槽1内に送り込まれる。
【0050】再び図10(B)において、前記フィルター
手段22の外周の更に外方には、複数の穴を穿設した仕切
り板223が溶解槽本体20内壁に固定されている。該仕切
り板223は、前記連結筒372の側面から排出された固体処
理剤Jが、前記フィルター手段22に接触しないよう仕切
る役割をなす。
【0051】図14(A)は仕切り板223の斜視図、図14
(B)は該仕切り板223を連結筒372の下部でフィルター
上部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【0052】仕切り板223の上部および下部には、折曲
部223A,223Bが設けられ、それぞれ貫通穴223C,223
Dが穿設されている。上部の折曲部223Aと貫通穴223C
は、の前記芯金部材221の上部のフランジ部221Cとフィ
ルター手段22の間に挾持される。下部の折曲部223Bと
貫通穴223Dは、フィルター押さえ部材222とフィルター
手段22との間に挾持される。
【0053】前記仕切り板223の側板部223EはほぼU字
形状に湾曲していて、その弾性によって図10(B)に示
す溶解槽本体20内の突起部20A,20Bに挿入、固定され
る。この側板部223Eの湾曲面外径は連結筒372の外径よ
り小さく、かつフィルター手段22の外径と間隙を保つよ
う形成されている。また、仕切り板223の側板部223Eに
は複数の穴223Fが穿設されている。溶解槽本体20内に
投入される固体処理剤Jおよび補充水Wは処理液と溶解
・混合して、側板部223Eの複数の穴223Fを通過してフ
ィルター手段22を透過して処理槽1へ供給される。
【0054】また、従来の自現機APに本発明の固体処
理剤補充装置30を追加装備するに当たって、処理液補充
装置は不要となるから、処理液補充パイプ28は図4にお
ける補充水送水管44に、補充液タンク41A,41Bにそれ
ぞれ転用可能である。
【0055】図15(A)は、従来の補助タンク(溶解
槽)2に追加装備される本発明の固体処理剤補充装置30
と、該固体処理剤補充装置から投下される固体処理剤を
誘導する経路構成部材から成る案内手段37と、前記フィ
ルター手段22とを示す断面図であり、図15(B)は前記
フィルター手段22のA−A断面図、図15(C)は前記フ
ィルター手段22のB−B断面図である。図16(A)は、
本発明の案内手段37とフィルター手段22とを一体化した
構成を示す固体処理剤供給部の斜視図であり、図16
(B)〜(D)は上記固体処理剤供給部の分解斜視図で
ある。図16(B)は前記投入筒371、連結筒372、芯金部
材(固定軸)221を一体化した供給部材の斜視図、図16
(C)は前記フィルター部材220の斜視図、図16(D)
は前記フィルター押さえ部材222の斜視図である。な
お、図15、図16において、前記実施例で説明した図11、
図12と同じ機能を有する部分には、前記実施例のものと
同番号を付している。また、前記実施例と異なる点を説
明する。
【0056】これらの図において、前記連結筒372と、
芯金部材(固定軸)221とは、一体成型または接着固定
されて、一体化された固体処理剤供給部材を形成してい
る。この一体化された固体処理剤供給部材は、芯金部材
221の下端の中空状軸端部221Dが溶解槽本体20の底部の
穴に嵌入され、前記連結筒372に設けたバヨネット爪部3
72Aが溶解槽の蓋20Aに設けたバヨネットマウント部20
Bに係合することにより、位置決め固定される。また前
記、連結筒372の上部には、投入筒371が回転自在に支持
されている。なお、該投入筒371は連結筒372と回転可能
に一体化してもよいし、この両者を一体化固定してもよ
い。あるいは投入筒371を位置決め固定された連結筒372
に対して着脱可能にしてもよい。
【0057】前記芯金部材221の中空状軸端部221Dの上
部には複数の小開口221Eが穿設されている。固体処理
剤補充装置30から投下された固体処理剤Jは、投入筒37
1、連結筒372の各筒内を通過して、傾斜面372Bに突き
当たって滑落し開口部372Cから筒外に放出され、溶解
槽2内の処理液に沈み、ここで溶解される。この処理液
は仕切り板223の上端部から仕切り区域内に入り、多孔
性のフィルター部材220を通過して、前記芯金部材221の
複数の小開口221から芯金部材221の内部に進入して下降
し、中空状軸端部221Dから循環パイプ23Aへ搬出さ
れ、循環ポンプ24により処理槽1に送られる。
【0058】フィルター部材220の交換または固体処理
剤通過経路内や溶解槽2内の清掃点検等を行うときに
は、上記の一体化された固体処理剤供給部材を上方に引
き上げることにより、簡単に実施することが可能であ
る。
【0059】図17は固体処理剤Jを収容する収納容器33
を装填または、交換する状態を示す自現機APの断面図
である。
【0060】前記上部カバー102を図示一点鎖線a方向
に持ち上げて、操作者側の前面(図示左側)および上面
を開放することにより、固体処理剤補充装置30を露出さ
せて、固体処理剤収納容器33を装填または交換して固体
処理剤Jの補充を行う。また、固体処理剤補充装置30の
点検を行うことができる。
【0061】図18は、固体処理剤補充装置30を搭載した
上部カバー102を開放状態にした自現機APの断面図で
ある。
【0062】前記上部カバー102を蝶番104を開閉支軸と
して図示一点鎖線b方向に持ち上げて操作者側の前面
(図示左側)を開放することにより、前記フィルター22
の交換や処理槽1や溶解槽2の点検修理を行うことがで
きる。
【0063】上述の実施例では、印画紙現像用自現機A
Pに固体処理剤補充装置30を搭載・装備したものである
が、これに限定されるものではなく、露光済みのネガフ
ィルムを処理する自現機ANにも本発明の固体処理剤補
充装置30および連結手段37を追加装備することは容易に
可能である。
【0064】また、上述の実施例では、錠剤型固体処理
剤Jを補充するものであるが、本発明の固体処理剤補充
装置30および連結手段37は、顆粒状固体処理剤を定量補
給する装置にも適用可能である。
【0065】さらに、上記連結手段37の投入筒371また
は連結筒372に、処理液蒸気遮閉用シャッタや、液はね
防止手段等を付設することは、設計手法により容易に可
能である。
【0066】以上の実施例は錠剤状の固体処理剤を補充
する補充装置であるが、本発明の補充装置は、これに限
定されるものではなく、顆粒状、粉末状、小粒子状等の
固体処理剤を補充する補充装置にも適用可能である。
【0067】図19(A)は、顆粒状、粉末状、小粒子状
等の固体処理剤(粉状ケミカル)Kを補充する補充装置
の断面図を示し、図19(B)は、フィルター手段の断面
図である。
【0068】補充装置50は、顆粒状、粉末状、小粒子状
等の固体処理剤Kを収納するホッパー51と、該ホッパー
51に接続するとともに上部カバー102に固定されたハウ
ジング部材52と、後述の駆動源54に接続する回転式ドラ
ム(ロータ)53とから構成されている。ハウジング部材
52の上部の供給口52aは、ホッパー51下部の排出口に接
続し、ハウジング部材52の下部の排出口52bは前記投入
筒371の上部開口に接続している。回転式ドラム53に
は、顆粒状、粉末状、小粒子状等の固体処理剤Kを一定
量ずつ計量する計量孔53aが穿設されている。55は前記
補充水タンク41に接続する給水ノズルであり、前記投入
筒371の傾斜面に付着した固体処理剤Kを洗い流す。
【0069】図20(a),(b),(c)は、固体処理
剤Kの供給過程を示す。図20(d)図20(a)における
A−A断面図である。
【0070】図20(a)は固体処理剤Kの補給前の停止
状態を示す。この停止状態では、回転式ドラム53の計量
孔53aと、ハウジング部材52の供給口52aとはずれてい
て、ホッパー51内の固体処理剤Kは落下しない。駆動源
54の回転駆動により回転式ドラム53が回転されて、図20
(b)に示す位置になると、供給口52aと計量孔53aと
が合致して、ホッパー51内の固体処理剤Kが計量孔53a
内に一定量充填される。回転式ドラム53がさらに回転さ
れて、図20(c)に示す位置になると、計量孔53a内に
一定量充填された固体処理剤Kが排出口52bから落下し
て前記投入筒371へ供給され、連結筒372を経て、フィル
ター手段22の近傍の処理液内に供給される。この固体処
理剤Kを使用する固体処理剤補充装置50においても、本
発明の案内手段37とフィルター手段22とを一体化した構
成の固体処理剤供給部が適用される。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の固体処
理剤補充装置30は、従来の自現機AP(AN)の上部カ
バー102上にユニット化して搭載し、連結手段37をフィ
ルター22の上部設置することにより、容易に固体処理剤
Jを溶解槽に投入することが可能である。これによっ
て、既設の従来の自現機が自現機設置現場において、設
置スペースを特に必要とせず、処理液槽の液量を殆ど増
やすことなく、結晶析出等のトラブルの発生がなく、ま
た短時間の作業により固体処理剤補充装置の新設と連結
手段追加作業が迅速・容易に実施可能である。
【0072】特に、小型の溶解槽内に多数の機材が密集
配置されている溶解槽に、新設の固体処理剤補充装置か
ら排出される固体処理剤を投入可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハロゲン化銀写真感光材料処理装置の
正面側全体構成図及び自現機APの平面構成図。
【図2】上記ハロゲン化銀写真感光材料処理装置の斜視
図。
【図3】自動現像機の構成図。
【図4】自動現像機の断面図。
【図5】錠剤型固体処理剤の各種形状を示す断面図、平
面図及び斜視図。
【図6】固体処理剤収納容器の断面図。
【図7】固体処理剤収納容器の斜視図。
【図8】固体処理剤補充装置の断面図。
【図9】固体処理剤補充装置を装備した感光材料処理装
置の平面図、正面図及び側面図。
【図10】溶解槽の平面図及び断面図。
【図11】溶解槽と連結手段の断面図。
【図12】連結手段の斜視図。
【図13】連結筒の正面図、A−A断面図、底面図及び
蓋の開口部付近の平面図。
【図14】仕切り板の斜視図、および該仕切り板を連結
筒とフィルターに取り付けた状態を示す斜視図。
【図15】本発明の固体処理剤補充装置と案内手段とフ
ィルター手段とを示す断面図及びA−A断面図とB−B
断面図。
【図16】本発明の案内手段37とフィルター手段22とを
一体化した構成の固体処理剤供給部の斜視図及び固体処
理剤供給部の分解斜視図。
【図17】固体処理剤収納容器を装填または交換する状
態を示す自動現像機の断面図。
【図18】自動現像機の上部を開放状態にした自動現像
機及び固体処理剤補充装置の断面図。
【図19】顆粒状、粉末状、小粒子状等の固体処理剤を
補充する補充装置の断面図。
【図20】固体処理剤Kの供給過程を示す補充装置の断
面図、及びA−A断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 101 装置本体 102 上部カバー 103 基板 2,2A,2B,2C,2D,2E 補助タンク(処理
液部・溶解槽) 20 溶解槽本体 22 フィルター手段 220 フィルター部材 221 芯金部材(固定軸) 222 フィルター押さえ部材 223 仕切り板 23A,23B 循環パイプ 24 循環ポンプ 25 ヒータ 26 温度センサ 27 液面センサ 3,3A,3B,3E,30,50 固体処理剤補充装置 301 蓋 33,33A,33B,33E 固体処理剤収納容器 34 収納容器装填手段 35 供給手段(固体処理剤補給装置) 36 駆動手段 37 案内手段(固体処理剤誘導用経路構成部材) 371 投入筒(案内部材) 372 連結筒(案内部材) 40 補充水供給手段 AP,AN 自動現像機 J 錠剤型固体処理剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給 自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィ ルター固定部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
    の処理液部に固体処理剤を補充する固体処理剤補充装置
    において、少なくとも、前記固体処理剤を収容する固
    体処理剤収納容器と、該固体処理剤収納容器内の固体
    補充処理剤を供給する装置と、該固体処理剤を供給す
    る装置から供給された固体処理剤を前記自動現像機の処
    理液槽のフィルター交換部位上部より供給する経路構成
    部材とを有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料用固体処理剤補充装置。
  2. 【請求項2】 前記経路構成部材の下端部は、処理液槽
    のフィルター部材の上部に接続して一体化されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用固体処理剤補充装置。
  3. 【請求項3】 前記固体処理剤が錠剤状であることを特
    徴とする請求項1または2記載のハロゲン化銀写真感光
    材料用固体処理剤補充装置。
  4. 【請求項4】 前記固体処理剤を供給する装置が自動現
    像機処理液上方に配置されて一体化されていることを特
    徴とする請求項1ないし3の何れか1項記載のハロゲン
    化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置。
  5. 【請求項5】 前記経路構成部材の一部が固体処理剤を
    傾斜落下させる傾斜面を有することを特徴とする請求項
    1ないし4の何れか1項記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用固体処理剤補充装置。
  6. 【請求項6】 前記経路構成部材の下端部より供給され
    た固体処理剤が、前記処理液フィルター部材に直接接触
    しないように処理液仕切板の仕切り域外に供給されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1ないし5
    の何れか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料用固体処
    理剤補充装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも、固体処理剤を収容する固
    体処理剤収納容器と、該固体処理剤収納容器を脱着可
    能に装填し該固体処理剤容器内の固体補充処理剤を供給
    する装置と、該固体処理剤を供給する装置の供給口か
    ら供給された固体処理剤を自動現像機の現像液槽のフィ
    ルター交換部位上部より供給する経路構成部材とから構
    成したことを特徴とする液体補充剤供給自動現像機を固
    体処理剤供給自動現像機に改造するユニット。
  8. 【請求項8】 前記経路構成部材の下端部は、処理液槽
    のフィルター部材の上部に接続して一体化されているこ
    とを特徴とする請求項7記載の液体補充剤供給自動現像
    機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット。
  9. 【請求項9】 前記フィルター部材を固定する固定軸の
    上部が固体処理剤の通過経路となっているフィルター固
    定軸を有することを特徴とする請求項7または8記載の
    液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機
    に改造するユニット。
  10. 【請求項10】 液体補充剤供給自動現像機から、処理
    液部に固体処理剤を補充する固体処理剤補充装置を備え
    たハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機に改造された
    自動現像機において、前記固体処理剤を収容する固体
    処理剤収納容器と、該固体処理剤収納容器を脱着可能
    に装填でき該固体処理剤容器内の固体補充処理剤を供給
    する装置と、該固体処理剤を供給する装置の供給口か
    ら供給された固体処理剤を前記自動現像機の処理液槽の
    フィルター交換部位上部より供給する経路構成部材とを
    有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
    動現像機。
  11. 【請求項11】 前記経路構成部材の下端部は、処理液
    槽のフィルター部材を固定する固定軸の上部に接続して
    一体化されていることを特徴とする請求項10記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  12. 【請求項12】 液体補充剤供給自動現像機の補充タン
    クを水タンクとして使用することを特徴とする請求項10
    または11記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の処理液部に固体処理剤を投入する固体処理剤補充装
    置を備えた自動現像機において、前記処理液部内に装脱
    可能に設けたフィルター部材を保持して固定する固定軸
    の上部に、前記固体処理剤補充装置から搬出された固体
    処理剤を処理液部に投入する通過経路を形成する案内手
    段を一体に設けたことを特徴とする自動現像機用フィル
    ター固定部材。
  14. 【請求項14】 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機の処理液槽に固体処理剤を投入する固体処理剤補充装
    置を備えた自動現像機において、前記処理液部内に装脱
    可能に設けたフィルター部材を保持して固定する固定軸
    は、固体処理剤補充装置から搬出された固体処理剤を処
    理液部に投入する通過経路部分と分離し、前記フィルタ
    ー部材を処理液槽中に固定して設置可能としたことを特
    徴とする自動現像機用フィルター固定部材。
JP7125235A 1994-12-09 1995-05-24 ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィルター固定部材 Pending JPH08211585A (ja)

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