JP3252245B2 - 感光材料処理用固体処理剤補充装置 - Google Patents

感光材料処理用固体処理剤補充装置

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JP3252245B2 JP27285693A JP27285693A JP3252245B2 JP 3252245 B2 JP3252245 B2 JP 3252245B2 JP 27285693 A JP27285693 A JP 27285693A JP 27285693 A JP27285693 A JP 27285693A JP 3252245 B2 JP3252245 B2 JP 3252245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、感光材料処理装置、
特に、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機(以下自
現機ともいう)に関する。更に詳しくは自動現像機の処
理剤補充機構の改善に関し、自動現像機のコンパクト化
及び人手による溶解作業をなくし、大幅に作業性の改善
がはかられ、しかも安定した写真性能が得られる自動現
像機の固体処理剤補充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下感材と
もいう)は、露光後、現像,脱銀,洗浄,安定化等の工
程により処理される。この処理は通常自動現像機で行わ
れ、その場合は補充液補充方式が一般に用いられ、処理
槽内の処理液の活性度を一定に保つようにコントロール
されている。
【0003】補充液補充方式の場合、感材から溶出物の
希釈,蒸発量の補充及び消費成分の補充を目的としてお
り液体補充の結果、通常オーバーフロー液が排出されて
いる。
【0004】感材の処理を商業的に実施するには、コス
トおよび人手作業の軽減,公害負荷の低減,処理装置の
コンパクト化、さらには商品価値の向上のため、できる
だけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得るこ
とが要求される。
【0005】この要望に応える方法として、特開平5-11
9454号公報には、殆ど全ての処理剤成分を固体処理剤化
し、直接処理槽に投入する方法が開示されている。
【0006】しかし、この方法では、固体処理剤の防湿
対策に重大な欠点があり、更に固体処理剤から発生する
粉が周辺に散乱し、別の処理槽に混入し、写真性能の劣
化につながるおそれもある。従ってこれらの問題を解決
する技術開発が急務である。
【0007】固体処理剤補充装置を備えた自動現像機の
従来技術としては、本出願人による特開平5-107713号が
開示してある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、上
述した従来技術の欠点を解消し、固体処理剤の防湿,粉
発生飛散防止対策およびコンパクトで作業性の良い、安
定した写真性能および補充動作を得る感光材料処理用固
体処理剤補充装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ちこの発明の感光材料処
理用固体処理剤補充装置は、露光された感光材料を処理
する感光材料処理装置の処理液を収容する処理槽の上方
に設置され、収納容器内に収容された錠剤型固体処理剤
を適量投下して前記処理槽に補給する感光材料処理用固
体処理剤補充装置において、複数個の錠剤型固体処理剤
を積層状に収容する収納部を複数列円形状に並列配置し
た容器本体と、該容器本体の底部に回転可能に設けら
れ、少なくとも1箇所の開口部を有し、前記固体処理剤
を受容して排出する回転搬送部材と、底部に防湿部材を
設け、外気の侵入を防止するとともに前記各々の錠剤型
固体処理剤の接触により生ずる粉末を前記防湿部材底面
に落下集積させる溝部とを有する収納容器と、前記容器
本体を所定位置に着脱可能に装填するハウジング部材
と、前記回転搬送部材を駆動回転する駆動手段とから成
り、前記感光材料処理装置の処理槽の上方に設置された
収納容器装填手段とから構成したことを特徴とするもの
である。
【0010】
【0011】
【0012】この発明でいう固体処理剤とは、粉末ある
いは顆粒を一定の形状に圧縮成形した円形断面を有する
錠剤型をいう。
【0013】
【実施例】次に、この発明の感光材料処理用固体処理剤
補充装置の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0014】本発明を適用できる自動現像機(以下、単
に自現機という)の一例を図面に基づいて説明する。図
1は、自動現像機Aと写真焼付機Bとを一体的に構成し
たハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロ
セッサ)の概略構成図である。
【0015】図1において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙を
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンMから引き出された印画紙は、送りローラR1及びカ
ッター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状
印画紙となる。このシート状印画紙は、ベルト搬送手段
Beによって搬送され、露光部Eにおいて光源およびレ
ンズLにより、原画Oの画像を露光される。露光された
シート状印画紙はさらに複数対の送りローラR2,R
3,R4により搬送され、自現機A内に導入される。自
現機Aでは、シート状印画紙は、処理槽であるそれぞれ
発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,
1E内(実質的に3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手
段(参照記号ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発
色現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前
記各処理がなされたシート状印画紙は、乾燥部5におい
て乾燥されて機外に排出される。
【0016】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機A内に導かれるものであ
ってもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また、本願発明に係る自現機
Aは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機A単
体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明に
係る自現機Aによって処理されるハロゲン化銀写真感光
材料は、露光済の印画紙に限られるものでははなく、露
光済のネガフィルム等でもよいことは言うまでもない。
また、本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着
槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽
構成の処理槽1を有する自現機Aについて行うが、これ
に限られるものではなく、発色現像槽、漂白槽、定着
槽、安定槽を有する実質的に4槽構成の自現機であって
も本発明は適用できるものである。上記発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、安定槽1Eの各処理槽には、それ
ぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤補充装置3A,3
B,3Eが設けてある。
【0017】図2はこの発明に係る自動現像機Aとソー
タSを一体的に組み合わせた自動現像機の全体を示す斜
視図である。図において、自動現像機Aの開閉蓋303を
上方に開いて、固体処理剤を収納した収納容器33A,33
B,33Eをそれぞれ図示しない装填装置に挿入して定置
させる。
【0018】図3は、図1の自現機AのI−I断面にお
ける処理槽である発色現像槽1Aの処理剤投入部と処理
剤供給手段との断面図である。なお、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eにおいては、発色現像槽1Aと
同じ構成となるので、以下、処理槽1として説明する場
合は、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,
1D,1Eいずれも指すこととする。なお、図には、構
成をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送
手段等は省略してある。また、本例においては、固体処
理剤として錠剤を用いた場合について説明する。
【0019】感光材料を処理する処理槽1は、該処理槽
1を形成する仕切壁の外側に一体的に設けた固体処理剤
(錠剤)Jを供給する固体処理剤投入部20および恒温槽
2を有する。これら処理槽1と恒温槽2とは連通窓21が
形成された仕切壁21Aにより仕切られており、処理液は
流通できるようになっている。そして恒温槽2の上方に
設けた固体処理剤投入部20には、固体処理剤Jを受容す
る囲い25を設けたので、固体処理剤Jは固形のまま処理
槽1に移動することがない。なお、囲い25は処理液の通
過は可能であるが、固体処理剤Jは溶け終わるまで通過
できない網状またはフィルター状としてある。上記囲い
25の上方には、後述の固体処理剤補充装置から投入され
る固体処理剤Jを受けて下方の囲い25に案内するシュー
ト27が設けてある。
【0020】筒状のフィルター22は、恒温槽2の下方に
交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば紙くず
等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中は、
恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を
介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通してい
る。
【0021】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23、循環ポンプ24、および、処理槽1などで構成さ
れていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連通
した循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通し、
該処理槽1に連通している。このような構成により、循
環ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込ま
れ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理
液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返す
ことになる。この循環流の流量は、1分間当たりタンク
容量に対して0.1(回転=循環量/タンク容量)以上の
流量であることが好ましく、より好ましくは、0.5〜2.0
回転である。また、処理液の循環方向は、図3に示した
方向に限られる必要はなく、逆方向であってもよい。
【0022】廃液管11は、処理槽1内の処理液をオーバ
ーフローさせるためのものであり、液面レベルを一定に
保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち
込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分が貯留し、
増加することを防ぐのに役立つ。
【0023】棒状のヒータ26は、恒温槽2の上方壁を貫
通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設されて
いる。このヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内の処
理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の処
理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に保持
する温度調整手段である。28は補充水供給器であり、図
示しない補充水貯留槽からポンプにより送出される補充
水を、恒温槽2および処理槽1の処理液面上方に供給す
る。
【0024】処理量情報検出手段31は、自現機Aの入口
に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出するた
めに用いられる。この処理量情報検出手段31は、左右方
向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅を検出
するとともに、検出されている時間をカウントするため
の要素として機能する。感光材料の搬送速度は機械的に
予め設定されているので、幅情報と時間情報とから感光
材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量情報検
出手段31は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波
センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出できるも
のであればよい。また、間接的に感光材料の処理面積が
検出できるもの、例えば図1のようなプリンタープロセ
ッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるいは、予
め決まっている面積を有する感光材料の処理数を検出す
るものでもよい。さらに、検出するタイミングは、本例
では処理される前であるが、処理した後、あるいは処理
液中に浸漬されている間でも良い(このような場合は、
処理量情報検出手段31を設ける位置を処理後に検出でき
る位置や処理中に検出できる位置に適宜変更することに
よりできる)。さらに、検出される情報として、上述の
説明では、感光材料の処理面積について述べたが、これ
に限られるものではなく、処理される、処理された、あ
るいは、処理中の感光材料の処理量に比例した値であれ
ばよく、処理槽に収容された処理液の濃度あるいは濃度
変化等であってもよい。また、処理量情報検出手段31
は、各処理槽1A,1B,1C,1D,1E毎に設ける
必要はなく、1台の自現機Aに対して1つ設けることが
好ましい。32は前記処理量情報検出手段31による信号を
受けて処理剤の処理量供給を制御する処理量供給制御手
段である。
【0025】本発明に係る固体処理剤補充装置30は、露
光された感光材料を処理する感光材料処理装置の処理槽
の上方に設定され、収納容器33、収納容器装填手段34お
よび駆動手段から構成されていて、上部カバー301内に
よって密閉収容されている。上記上部カバー301は、前
記処理槽1および恒温槽2を収容する本体101と本体背
部の支軸302により揺動自在に結合されていて、該上部
カバー301は、図示一点鎖線A方向に持ち上げて、操作
者側の前面および上面を大きく開放することにより、固
体処理剤補充装置30の点検や、前記フィルター22の交換
作業をすることができる。
【0026】また、上記上部カバー301の上面の一部に
は、開閉扉(天窓)303が揺動自在に結合されていて、
該開閉扉303を図示一点鎖線B方向に開放して、前記収
納容器33の装着,交換を行う。
【0027】図4は錠剤型固体処理剤Jの各種形状を示
す。図4(A)は円形断面を有し(コーナーにアール状
の面とり(r)を施した円筒状をなす偏平な固体処理剤
Jの断面図、図4(E)は該固体処理剤Jの斜視図であ
る。図4(B)は円形断面で上下面がそれぞれフラット
で円周面が凸面アール(R)を有した太鼓型をなす固体
処理剤Jの断面図である。図4(C)は円形断面で上下
面が球形をなす碁石状の固体処理剤のJの断面図であ
る。図4(D)は中空穴を有するドーナツ型の固体処理
剤Jの断面図である。
【0028】図5,図6,図7,図8は、この発明によ
る固体処理剤補充装置を示す。図5(A)は該補充装置
の全体平面図、図5(B)はそのA−A断面図、図6
(A)は収容容器33の断面図、図6(B)は収納容器装
填装置34の断面図、図7は収納容器33の分解斜視図およ
び断面図、図8は収納容器33内の回転搬送部材333の斜
視図、図9は収納容器装填装置の斜視図である。
【0029】図5,図6(A),図7,図8において、
収納容器33は、容器本体331、キャップ部材332、回転搬
送部材333、防湿部材334、コイルスプリング335とから
構成されている。
【0030】容器本体331の内部には、6箇所に中空円
筒状の室331Bが放射状に設けられ、各室内には複数個
(図示7個)の錠剤型固体処理剤J(J1〜J7)が収
容され、容器本体331の内部には合計42個の固体処理剤
Jが収納可能である。上記容器本体331の上部は、キャ
ップ部材332により閉蓋されて密閉状態になっている。
該キャップ部材332は固体処理剤Jを収納容器33内に充
填する際に開閉するもので、容器本体331とねじ嵌合ま
たは弾性密着嵌合により、一体化される。
【0031】前記容器本体331の中央部内壁には、回転
搬送部材333が回転自在に摺動できる。その上端の軸部
は容器本体331の天部の穴に嵌合し支持されている。回
転搬送部材333の円盤部333Aの一部には、固体処理剤J
を収容可能な少なくとも1個の穴部333Bが穿設されて
いる。また、容器本体331の中央部内側には、後述のモ
ータ342の駆動手段に接続可能なガイド穴333Cと複数の
カップリング穴333Dが穿設されている。
【0032】さらに、容器本体331の底部は、防湿部材3
34により殆ど遮蔽されている。該防湿部材334は、ステ
ンレス鋼板の絞り加工品または樹脂で作られた部材であ
り、その底部の一部に固体処理剤投入用の穴部334Aが
穿設されている。また、該防湿部材334の底部内面には
溝部334Bが設けてあり、錠剤型固体処理剤Jの各々が
接触したとき発生する粉末を集積して、回転搬送部材33
3の回転時に、摺動面に粉末が進入することを防止して
いる。
【0033】上記回転搬送部材333の上部と、容器本体3
31の中央天部下面との間には、コイルスプリング335が
介装されていて、回転搬送部材333を下方にばね付勢
し、防湿部材334に軽圧接している。
【0034】図5,図6(B),図9において、前記収
納容器33を装填する収納容器装填手段34は、自現機A上
部の固定機枠に固定されたハウジング部材341と、前記
回転搬送部材333を駆動回転するモータ342と、該モータ
342の駆動軸342Aにねじ固定されたカップリング部材34
3と、前記収納容器33を装填手段34に装着したのち固定
する締付リング部材344とから構成されている。
【0035】ハウジング部材341の中央には、モータ
(例えばDCモータ)342を位置決めする凹部が形成さ
れ、ねじ等によりモータ342を固定する。また、該ハウ
ジング部材341の平板部には、固体処理剤Jを貫通・落
下させる投入口341Aが穿設されている。
【0036】前記カップリング部材343は、中央部のガ
イド軸343Aと、フランジ部343Bと、該フランジ部343
Bの上方に突出した複数個のカップリングピン343Cと
から成り一体化されている。
【0037】収納容器33内に固体処理剤Jを充填すると
きには、キャップ部材332を取り外して容器本体331の上
方を開き、6箇所の中空円筒状の室331Bにそれぞれ固
体処理剤Jを積層充填する。この充填時に、回転搬送部
材333の1個の穴部333Bが容器本体331の中空円筒状の
室331B排出開口部の中間、すなわち図5(A)に示す
ほぼ等しい角度αの中間に渡るようにセットしておけ
ば、固体処理剤Jが収納容器33外に落下するおそれはな
い(図5参照)。
【0038】次に、固体処理剤Jの補充動作について説
明する。
【0039】(1)処理量情報検出手段31、処理量供給
制御手段32により、モータ342が駆動回転すると、カッ
プリング部材343を介して回転搬送部材333が回転され
る。
【0040】(2)回転搬送部材333の穴部333Bが、容
器本体331の中空円筒状の室の何れかと合致すると、該
室内の最下層の固体処理剤J1が穴部333Bに落下・収
容される。
【0041】(3)引き続き回転搬送部材333の回転に
より、穴部333Bに収容された固体処理剤J1は他の室
の最下層の固体処理剤Jの下面に接しながら移動してい
く。
【0042】(4)穴部333Bが回動して収納容器装填
手段34の投入口341Aと合致する位置にくると、穴部333
B内の固体処理剤J1は投入口341を通過して落下し、
恒温槽2上のシュート27を経て囲い25内に投下される。
このようにして穴部333Bが1回転回動することにより
錠剤型固体処理剤を1錠ずつ確実に落下させることがで
きる。
【0043】以上述べたように、この発明の固体処理剤
補充装置は、設置面積および高さが小さくコンパクトで
あるから、自現機Aの上方に少ないスペースで設置でき
る。
【0044】なお、上記カップリング手段は、この実施
例以外に、ギヤ連結などの他の手段を用いることができ
る。
【0045】以上の説明では、6列積層収容された固体
処理剤Jを1個ずつ順次投下するものであるから、装填
手段34の下方に、固体処理剤Jが1個通過できるシュー
ト27を設けることにより、恒温槽2の上部の狭い空間で
も容易には投下可能であり、フィルター22を上方に取出
す交換作業も容易である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の固体処
理剤補充装置は、自動現像機上部の低い空間に設置さ
れ、恒温槽上の狭い空間に投下可能であるから、自動現
像機のコンパクト化と収納容器交換の作業性の改善に効
果があり、特に錠剤型固体処理剤を所定量確実に処理槽
に給送して安定した写真性能を得ることができるという
優れた効果を奏するものである。
【0047】また、収納容器内に保持された固体処理剤
は補充時に処理液蒸気等により吸湿することなく、完全
に防湿状態が維持され、また各錠剤の接触により生ずる
粉末も底部に集積されるので、品質の安定に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲン化銀写真感光材料処理装置の概略構成
図。
【図2】この発明に係る自動現像機の斜視図。
【図3】上記自動現像機の断面図。
【図4】錠剤型固体処理剤の各種形状を示す断面図およ
び斜視図。
【図5】この発明による固体処理剤補充装置の平面図お
よび断面図。
【図6】上記固体処理剤補充装置の収納容器と収納容器
装填手段の断面図。
【図7】上記収納容器分解斜視図および断面図。
【図8】上記収納容器内の回転搬送部材の斜視図。
【図9】収納容器装填手段の斜視図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 2,2A,2B,2E 恒温槽 3A,3B,3E 固体処理剤補充装置 20 固体処理剤投入部 30 固体処理剤補充装置 31 処理量情報検出手段 32 処理量供給制御手段 33 収納容器(カートリッジ) 331 容器本体 332 キャップ部材 333 回転搬送部材 334 防湿部材 335 コイルスプリング 34 固体処理剤装填手段 341 ハウジング部材 342 モータ 343 カップリング部材 344 締付リング部材 J 錠剤型固体処理剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光された感光材料を処理する感光材料
    処理装置の処理液を収容する処理槽の上方に設置され、
    収納容器内に収容された錠剤型固体処理剤を適量投下し
    て前記処理槽に補給する感光材料処理用固体処理剤補充
    装置において、 複数個の錠剤型固体処理剤を積層状に収容する収納部を
    複数列円形状に並列配置した容器本体と、該容器本体の
    底部に回転可能に設けられ、少なくとも1箇所の開口部
    を有し、前記固体処理剤を受容して排出する回転搬送部
    材と、底部に防湿部材を設け、外気の侵入を防止すると
    ともに前記各々の錠剤型固体処理剤の接触により生ずる
    粉末を前記防湿部材底面に落下集積させる溝部とを有す
    収納容器と、前記容器本体を所定位置に着脱可能に装
    填するハウジング部材と、前記回転搬送部材を駆動回転
    する駆動手段とから成り、前記感光材料処理装置の処理
    槽の上方に設置された収納容器装填手段とから構成した
    ことを特徴とする感光材料処理用固体処理剤補充装置。
JP27285693A 1993-10-29 1993-10-29 感光材料処理用固体処理剤補充装置 Expired - Fee Related JP3252245B2 (ja)

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