JPH0862816A - 感光材料処理方法及び装置 - Google Patents

感光材料処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH0862816A
JPH0862816A JP20217994A JP20217994A JPH0862816A JP H0862816 A JPH0862816 A JP H0862816A JP 20217994 A JP20217994 A JP 20217994A JP 20217994 A JP20217994 A JP 20217994A JP H0862816 A JPH0862816 A JP H0862816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
photosensitive material
processing agent
solid
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20217994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorikatsu Miyazawa
頼勝 宮澤
Hideo Ishii
英雄 石井
Yutaka Teraoka
豊 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP20217994A priority Critical patent/JPH0862816A/ja
Priority to US08/517,536 priority patent/US5708903A/en
Priority to EP95113251A priority patent/EP0698819A1/en
Publication of JPH0862816A publication Critical patent/JPH0862816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体処理剤を一定時間間隔で補充することに
より感光材料の処理の品質の向上をはかった感光材料処
理方法及び装置を提供する。 【構成】 固体処理剤を用いて感光材料を処理する感光
材料処理方法において、前記固体処理剤を一定時間間隔
で補充して感光材料を処理する感光材料処理方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体処理剤を用いた感
光材料処理装置に係わり、さらに詳しくは、固体処理剤
を一定時間間隔で補充し、処理性能の安定化をはかった
ハロゲン化銀写真感光材料等の感光材料を処理する感光
材料処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光材料を処理する装置とし
て、例えば、カラーフイルムを現像処理する装置、カラ
ーネガフイルムを印画紙に焼付ける装置等がある。最
近、新しい感光材料処理装置として固体処理剤を用て感
光材料を処理する新しい技術が開示されている。この感
光材料処理装置は感光材料を所定量処理するごとに、固
体処理剤を処理液に補充して感光材料を処理する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
感光材料処理装置では、感光材料を所定量処理するごと
に、固体処理剤を補充するが、感光材料を少量処理し続
ける場合、感光材料の処理量が所定量に達するまでの時
間が長くなり、その間に溶解した処理剤の疲労が生じて
くる。その結果として、感光材料の処理が不足傾向にな
るという問題が生じることが分かった。
【0004】したがって、感光材料処理装置において、
特に、感光材料を少量処理し続けても常に精度良く処理
される装置が望まれる。
【0005】この発明は、固体処理剤を一定時間間隔で
補充することにより、感光材料の処理性能の向上をはか
った感光材料処理方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、 (1) 固体処理剤を用いて感光材料を処理する感光材料
処理方法において、前記固体処理剤を一定時間間隔で補
充して感光材料を処理することを特徴とする感光材料処
理方法である。
【0007】(2) 固体処理剤を用いて感光材料を処理
する感光材料処理方法において、一定時間間隔で補充す
る前記固体処理剤の補充量の情報を検知し、前記情報に
基づき固体処理剤の補充量を決定して前記固体処理剤の
補充を一定時間間隔で行うべく制御して感光材料を処理
することを特徴とする感光材料処理方法である。
【0008】(3) 前記固体処理剤の補充量の情報が処
理液の疲労度によることを特徴とする(2)記載の感光材
料処理方法である。
【0009】(4) 前記固体処理剤の補充量の情報が単
位時間当たりの感光材料の処理面積によることを特徴と
する(2)記載の感光材料処理方法である。
【0010】(5) (1)から(4)の何れか1項記載の感
光材料処理方法において、前記固体処理剤を補充する一
定時間間隔を予め設定できることを特徴とする感光材料
処理方法である。
【0011】(6) 固体処理剤を用いて感光材料を処理
する感光材料処理装置において、前記固体処理剤を処理
液に補充する処理剤補充手段と、前記処理剤補充手段を
一定時間間隔で各補充量を補充すべく制御する処理剤制
御手段と、を備えたことを特徴とする感光材料処理装置
である。
【0012】(7) 固体処理剤を用いて感光材料を処理
する感光材料処理装置において、前記固体処理剤の補充
量の情報を検知する補充情報検知手段と、前記固体処理
剤を処理液に補充する処理剤補充手段と、前記補充情報
検知手段に基づき前記処理剤補充手段を一定時間間隔で
各補充量を補充すべく制御する処理剤制御手段と、を備
えたことを特徴とする感光材料処理装置である。
【0013】(8) 前記補充情報検知手段が処理液の疲
労度によることを特徴とする(7)記載の感光材料処理装
置である。
【0014】(9) 前記補充情報検知手段が単位時間当
たりの感光材料の処理面積によることを特徴とする(7)
記載の感光材料処理装置である。
【0015】(10) (6)から(9)の何れか1項記載の感
光材料処理装置において、前記固体処理剤を補充する一
定時間間隔を予め設定できる間隔設定手段を備えたこと
を特徴とする感光材料処理装置である。
【0016】ここで、「一定時間間隔で補充」とは、一
定時間間隔毎に固体処理剤を処理装置に補充することを
言う。また、「補充量の情報」とは各ステップ毎に投入
する固体処理剤の補充量を決めるに必要な情報をいう。
また、「処理液の疲労度」とは経時的な劣化(疲労)、
処理装置の処理液の処理による疲労等の疲労度合いをい
う。
【0017】また、「予め設定」とは処理剤を投入する
時間間隔を予め決めて設定する事を言う。また、「固体
処理剤」とは粉末あるいは顆粒を一定の形状に圧縮成形
した円盤状、球状、角状等の形状を有する固形の錠剤を
いう。なお顆粒、及び粉体等でも良い。また単に処理剤
ともいう。また、「感光材料の単位時間当たりの処理面
積」とは感光材料の単位時間当たりに処理する面積をい
う。また、「感光材料処理装置」とは、感光材料を処理
する装置で、例えば、カラーフイルムの現像、カラーフ
イルムのプリント等の現像処理を言う。なお、処理装
置、自動現像機ともいう。さらに、「感光材料」とは、
感光性を有する材料で、例えばカラーネガフイルム、カ
ラーリバーサルフイルム、印刷用製版フイルム、Xレイ
フイルム等をいう。
【0018】
【作用】以上のように構成した作用を説明すると、請求
項1の作用は、少量の感光材料を続けて処理する場合に
ついて説明すると、先ず、処理装置に感光材料をセット
する。各処理槽を経て感光材料を処理する。なお、予め
設定された一定時間間隔で処理槽に固体処理剤の所定量
が投入される。処理液は感光材料の処理を行うと疲労
し、また経時的に劣化が進行していくが固体処理剤が一
定間隔で投入されると処理液の疲労は回復する。なお、
固体処理剤の補充量は単位時間当たりの感光材料の処理
量、経時劣化量等により求める。その結果、長い期間に
渡り感光材料の処理を行っても一定時間間隔による固体
処理剤の補充により、処理液は常に活性状態に保たれ、
感光材料の処理の品質が向上する。
【0019】また、請求項2の作用は、少量の感光材料
を続けて処理する場合について説明すると、処理装置に
感光材料をセットし、各処理槽を経て感光材料を処理す
る。なお、固体処理剤の補充量の情報の検知に基づき処
理剤の補充量を決定して前記処理剤補充を一定時間間隔
で補充すべく制御して所定量が投入される。処理液は感
光材料の処理を行うと劣化し、また、経時的に劣化が進
行していくが固体処理剤が一定間隔で投入されるので処
理液の活性は回復し、常に一定に保たれる。その結果、
感光材料の補充量に関する情報が自動的に検出され処理
量が決められる。長い期間に渡り感光材料の処理を行っ
ても一定時間間隔による固体処理剤の補充により、処理
液は常に活性状態に保たれ、感光材料の処理の品質が向
上する。
【0020】また、請求項3の作用は、各投入毎の固体
処理剤の補充量の情報を処理液の疲労度により検知す
る。その結果、感光材料の補充量がより正確に検出され
処理量が決められる。長い期間に渡り感光材料の処理を
行っても一定時間間隔による固体処理剤の補充により、
処理液は常に活性状態に保たれ、感光材料の処理の品質
が向上する。
【0021】また、請求項4の作用は前記補充量の情報
の検知が感光材料の単位時間当たりの処理面積により検
知する。その結果として、感光材料の補充量がより正確
に検出され処理量が決められる。長い期間に渡り感光材
料の処理を行っても一定時間間隔による固体処理剤の補
充により、処理液は常に活性状態に保たれ、感光材料の
処理の品質が向上する。
【0022】また、請求項5の作用は固体処理剤を補充
する一定時間間隔の間隔を予め設定できる。その結果と
して、固体処理剤の投入時間間隔を予めセット可能で、
所望により投入時間間隔を設定できる。
【0023】また、請求項6の作用は処理剤補充手段に
より固体処理剤を処理装置に補充し、さらに処理剤制御
手段により一定時間間隔で補充するよう処理剤補充手段
を制御して感光材料を処理する。その結果として、長い
期間に渡り感光材料の処理を行っても一定時間間隔によ
る固体処理剤の補充により、処理液は常に活性状態に保
たれ、感光材料の処理の品質が向上する。
【0024】また、請求項7の作用は補充情報検知手段
で固体処理剤の補充の情報を検知し、さらに補充情報に
基づき処理剤の補充量を決定して固体処理剤を処理液に
補充する。固体処理剤を一定時間間隔で、処理剤制御手
段により補充情報検知手段に基づき処理剤補充手段を一
定時間間隔で各補充量を補充すべく制御する、その結果
として、感光材料の補充量に関する情報が自動的に検出
され処理量が決められる。長い期間に渡り感光材料の処
理を行っても一定時間間隔による固体処理剤の補充によ
り、処理液は常に活性状態に保たれ、感光材料の処理の
品質が向上する。
【0025】また、請求項8の作用は補充情報検知手段
が処理液の疲労度を検知し、さらに処理剤制御手段で前
記補充情報検知手段に基づき処理剤の補充量を決定して
固体処理剤を一定時間間隔で補充して感光材料を処理す
るようにし、その結果として、感光材料の補充量がより
正確に検出され処理量が決められる。長い期間に渡り感
光材料の処理を行っても一定時間間隔による固体処理剤
の補充により、処理液は常に活性状態に保たれ、感光材
料の処理の品質が向上する。
【0026】また、請求項9の作用は補充情報検知手段
が感光材料の単位時間当たりの処理面積を検知し、処理
剤制御手段で前記補充情報検知手段に基づき処理剤の補
充量を決定して固体処理剤を一定時間間隔で補充して感
光材料を処理するようにし、その結果として、感光材料
の補充量がより正確に検出され処理量が決められる。長
い期間に渡り感光材料の処理を行っても一定時間間隔に
よる固体処理剤の補充により、処理液は常に活性状態に
保たれ、感光材料の処理の品質が向上する。
【0027】さらに、請求項10の作用は間隔設定手段で
固体処理剤を補充する一定時間間隔を予め設定できるよ
うにし、その結果として、固体処理剤の投入時間間隔を
予めセット可能で、所望により投入時間間隔を設定でき
る。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0029】(実施例1)請求項1および6に係わる実
施例について説明する。
【0030】図1は、感光材料処理装置のプリンタープ
ロセッサ概略構成図である。図に示すように、プリンタ
ープロセッサは自動現像部Aと写真焼付部Bとを一体的
に構成されている。写真焼付部Bの左下部には、未露光
の感光材料である印画紙をロール状に収納したマガジン
Mがセットされる。マガジンから引き出された印画紙
は、送りローラR1及びカッター部Cを介して所定のサ
イズに切断され、シート状印画紙となる。このシート状
印画紙は、ベルト搬送部Beによって搬送され、露光部
Eにおいて光源およびレンズLにより、原画Oの画像が
露光される。露光されたシート状印画紙はさらに複数対
の送りローラR2,R3,R4により搬送され、自動現
像部A内に導入される。自動現像部Aでは、シート状印
画紙は、処理槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂白定
着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構
成の処理槽1)をローラ搬送手段(参照記号なし)によ
り順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処
理、安定化処理がなされる。前記各処理がなされたシー
ト状印画紙は、乾燥部5において乾燥されて機外に排出
される。
【0031】なお、図中の一点鎖線は、感光材料の搬送
経路を示す。また、実施例においては、感光材料はカッ
トされた状態で自動現像部A内に導かれるものである
が、帯状で自動現像部A内に導かれるものであってもよ
い。その場合、自動現像部Aと写真焼付部Bとの間に、
感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設けて
も良い。また、自動現像部Aは、写真焼付部Bと一体的
に構成しても、自動現像部Aが単体でもよい。また、自
動現像部Aによって処理される感光材料は、露光済の印
画紙に限られるものではなく、露光済のネガフイルム等
でもよい。また、本発明の説明として、発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する
実質的に3槽構成の処理槽1を有する自動現像部Aにつ
いて行うが、これに限られるものではなく、発色現像
槽、漂白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽構成
の自動現像機であっても良い。上記の発色現像槽1A、
漂白定着槽1B、安定槽1Eの各処理槽にそれぞれ連通
する固体処理剤投入部である図示しない恒温槽2A,2
B,2Eが設けてある。
【0032】図2は、感光材料処理装置の処理槽断面図
である。漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1Eにお
いては、発色現像槽1Aと同じ構成となるので、以下、
処理槽1として説明する場合は、発色現像槽1A、漂白
定着槽1B、安定槽1C,1D,1E何れも指すことと
する。また、漂白恒温槽2B、安定恒温槽2Eにおいて
は、発色恒温槽2Aと同じ構成となるので、以下、恒温
槽2として説明する場合は、前記の恒温槽何れも指すこ
ととする。また図には、構成をわかりやすくするため
に、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
【0033】感光材料を処理する処理槽1は、処理槽1
を形成する仕切壁の外側に一体的に設けた固体処理剤J
を供給する処理剤補充手段30および恒温槽2が設けられ
ている。処理槽1と恒温槽2とは連通窓21が形成された
仕切壁21Aにより仕切られており、処理液は流通できる
ようになっている。囲い25は処理液の通過は可能である
が、固体処理剤Jは溶け終わるまで通過できない網状ま
たはフィルタ状となっている。フィルタ22は、恒温槽2
の下方に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、紙く
ず等を除去する機能を果たす。フィルタ22の中は、恒温
槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を介し
て循環ポンプ24の吸引側に連通している。処理液の循環
系は、循環通路を形成する循環パイプ23、循環ポンプ2
4、および、処理槽1等で構成されている。循環ポンプ2
4の吐出側に連通した循環パイプ23の他端は処理槽1の
下方壁を貫通し、処理槽1に連通している。循環ポンプ
24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込まれ、処理
槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理液と混じ
り合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返すことにな
る。また、処理液の循環方向は図に示した方向に限られ
る必要はなく、逆方向であってもよい。
【0034】廃液管11は、処理槽1内の処理液をオーバ
ーフローさせるためのものであり、液面レベルを一定に
保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち
込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分が貯留し、
増加することを防ぐ。棒状のヒータ26は、恒温槽2の上
方壁を貫通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配
設されている。ヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内
の処理液を加温するものであり、処理槽1内の処理液を
処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に温度調整す
る。
【0035】処理剤補充手段30は、処理槽の上方に設け
られ、収納容器33をセットし、固体処理剤を処理槽に補
充する手段で、処理剤がロータの回転により投入される
ようになっている。シュータ27は落下した固体処理剤を
恒温槽に導くシュータである。また、処理剤制御手段40
は処理剤補充手段30を電気的に制御する制御手段であ
る。なお、上部カバー301は、前記処理槽1および恒温
槽2を収容する本体101と本体背部の支軸302により揺動
自在に結合されていて、上部カバー301は、図示一点鎖
線の方向Zに持ち上げて、操作者側の前面および上面を
大きく開放することにより、処理剤補充手段30の点検
や、フィルタ22の交換作業をすることができる。また、
前記上部カバー301の上面の一部には、天窓303が揺動自
在に結合されていて、天窓303を図示一点鎖線方向に開
放して、前記収納容器33の装着,交換を行う。
【0036】図3は、固体処理剤の断面図である。図3
(A)は円形断面を有しコーナーに円弧状の面とりrを
施した円筒状の固体処理剤Jの断面図で、図3(B)は
円形断面で上下面がそれぞれ平らで円周面が凸面円弧状
Rを有した固体処理剤Jの断面図である。また、図3
(C)は円形断面で上下面が球形をなす固体処理剤Jの
断面図である。さらに、図3(D)は中空穴を有するド
ーナツ型の固体処理剤Jの断面図である。
【0037】図4は,収納容器の斜視図である。図に示
すように、固体処理剤の収納容器33は複数個の錠剤型固
体処理剤Jを収納する中空四角柱状の包装体331と、包
装体331の中空体の一方の開口に接続し前記固体処理剤
を排出可能にする排出開口部を有する出口部材332と、
包装体331の他方の開口を閉止するキャップ部材333と、
前記出口部材332のスライド蓋334とから構成されてい
る。包装体331の内側には、3枚の仕切壁331Sが一体に
固定されていて、包装体331の内部は4つの分室に区分
されている。そして、各分室には、ほぼ円筒形状をなす
固体処理剤Jの各外円周が外接しそれぞれ約10個を縦列
状態に収容することができる。
【0038】図5は、固体処理剤の補充時間と固体処理
剤補充量の関係を示す説明図である。なお、横軸は固体
処理剤を補充する時間、縦軸は固体処理剤の補充量であ
る。図のように一定時間間隔で固体処理剤の補充がおこ
なわれる。
【0039】ここで、作動を図1から図5に基づいて説
明する。少量の感光材料を続けて処理する場合について
説明すると、固体処理剤Jを装填した収納容器33を感光
材料処理装置にセットし、さらに、処理装置に感光材料
をセットする。印画紙への焼き付けが行われた後、印画
紙70は各処理槽を経て感光材料が処理される。なお、処
理剤制御手段40の制御により、固体処理剤Jが処理剤補
充手段30により、予め設定された一定時間間隔で恒温槽
に所定量が投入される。なお処理液は感光材料の処理を
行うと劣化し、また、経時的な劣化も進行していくが固
体処理剤が一定間隔で投入されるので処理液は回復す
る。
【0040】(実施例2)請求項2,3,7,8に係わ
る実施例について説明する。なお、図1,図3,図4は
すでに説明したので説明は省略する。
【0041】図6は、感光材料処理装置の処理槽断面図
である。収納容器33は固体処理剤Jを装填した収納容器
で、補充情報検知手段31は処理液の疲労度を検知する。
処理剤補充手段30は固体処理剤を恒温槽に投入する手段
で、処理剤制御手段40は処理剤補充手段30を制御する手
段である。
【0042】図7は、感光材料の処理量及び固体処理剤
の補充量と補充の時間との関係を示す図である。横軸は
補充の時間、縦軸は感光材料の処理量および固体処理剤
の補充量である。図でAは感光材料の処理量の累積、B
は投入時の各固体処理剤の補充量、Cは固体処理剤の補
充量の累積をそれぞれ示す。固体処理剤の補充は処理液
が経時的に劣化する分の補正も含め補充される。
【0043】ここで、動作を図1,図3,図4,図6,
図7を参照して説明すると、例として、少量の感光材料
を続けて処理する場合について説明する。先ず、固体処
理剤Jを装填した収納容器33を感光材料処理装置にセッ
トし、さらに、処理装置に感光材料をセットする。印画
紙への焼き付けが行われた後、印画紙70は各処理槽を経
て感光材料が処理される。なお、補充情報検知手段によ
り処理液の疲労度により固体処理剤の補充量が決められ
る。固体処理剤Jが処理剤補充手段30により、恒温槽に
処理剤制御手段40の制御により投入される。なお、処理
液は感光材料の処理を行うと劣化し、また、経時的な劣
化も進行していくが固体処理剤が一定間隔で投入されと
処理液は回復する。
【0044】(実施例3)請求項4,5,9,10に係わ
る実施例を図面の基づいて説明する。なお、図1,図
3,図4はすでに説明したので、説明は省略する。
【0045】図8は、感光材料処理装置の処理槽構成図
である。間隔設定手段43はセットボタン432を操作して
固体処理剤の補充時間間隔を所望の値にセットし、ディ
スプレイ431に表示するようになっている。補充情報検
知手段31は自動現像部Aの入口に設けられ、感光材料の
処理量を検出するために用いられ、左右方向に複数の検
出部材を配して感光材料の幅を検出するとともに、検出
されている時間を測定する。感光材料の搬送速度は機械
的に予め設定されているので、感光材料の幅情報と単位
時間当たりの搬送距離情報から感光材料の単位時間当た
りの処理面積が算出できる。処理剤補充手段30は固体処
理剤を恒温槽に投入する手段であり、処理剤制御手段40
は処理剤補充手段30を制御する手段である。
【0046】図9は、固体処理剤の補充時間と固体処理
剤の補充量の関係を示す図で、なお、横軸は固体処理剤
の補充時間で、軸は固体処理剤の補充量である。図9
(a)は通常使用される一定時間間隔での補充量の例で
あり、図9(b)は同じ感光材料処理量を補充時間間隔
を2倍に早くした例である。また、図9(b)のように
処理液への処理剤の補充をきめ細かく行うと、より処理
液の活性が安定する。
【0047】ここで、動作を図1,図3,図4,図8,
図9を参照して説明する。少量の感光材料を続けて処理
する場合について説明すると、先ず、固体処理剤Jを装
填した収納容器33を感光材料処理装置にセットし、さら
に、処理装置に感光材料をセットする。間隔設定手段43
で固体処理剤の補充時間間隔を所望の値にセットボタン
432でセットするとディスプレイ431に状態が表示され
る。印画紙への焼き付けが行われた後、印画紙70は各処
理槽を経て処理される。なお、補充情報検知手段31によ
り固体処理剤の単位時間当たりの処理面積を求めて、固
体処理剤の補充量を決める。固体処理剤Jが処理剤補充
手段30により、予め設定された一定時間間隔で恒温槽に
処理剤制御手段40の制御により投入される。なお、処理
液は感光材料の処理を行うと劣化し、さらに経時的にも
劣化が進行していくが固体処理剤が一定間隔で投入され
と処理液は回復する。
【0048】なお、実施例1から3で1回に補充される
固体処理剤の個数は累積誤差が生じないよう累積されて
計算され、例えば、1回目が計算上で3.4個の時、3個
補充し、また、2回目が計算上1.3個の時、前回の合計
より計算上4.7個となるが、すでに3個補充しているの
で2個投入する。このようにして、処理剤の投入累積誤
差が生じないようにしている。
【0049】
【発明の効果】以上により構成したので下記のような効
果を奏する。
【0050】先ず、請求項1,6の効果として、長い期
間に渡り感光材料の処理を行っても一定時間間隔による
固体処理剤の補充により、処理液は常に活性状態に保た
れ、感光材料の処理の品質が向上する。
【0051】また、請求項2,7の効果として、感光材
料の補充量に関する情報が自動的に検出され処理量が決
められる。長い期間に渡り感光材料の処理を行っても一
定時間間隔による固体処理剤の補充により、処理液は常
に活性状態に保たれ、感光材料の処理の品質が向上す
る。
【0052】また、請求項3,4,8,9の効果とし
て、感光材料の補充量がより正確に検出され処理量が決
められる。長い期間に渡り感光材料の処理を行っても一
定時間間隔による固体処理剤の補充により、処理液は常
に活性状態に保たれ、感光材料の処理の品質が向上す
る。
【0053】さらに、請求項5,10の効果として、固体
処理剤の投入時間間隔を予めセット可能で、所望により
投入時間間隔を設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光材料処理装置のプリンタープロセッサの概
略構成図である。
【図2】感光材料処理装置の処理槽断面図である。
【図3】固体処理剤の断面図である。
【図4】収納容器の斜視図である。
【図5】固体処理剤の補充時間と固体処理剤補充量の関
係を示す説明図である。
【図6】感光材料処理装置の処理槽断面図である。
【図7】感光材料の処理量及び固体処理剤の補充量と補
充の時間との関係を示す図である。
【図8】感光材料処理装置の処理槽構成図である。
【図9】固体処理剤の補充時間と固体処理剤の補充量の
関係を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 101 本体 11 廃液管 2,2A,2B,2E 恒温槽 21 連通窓 21A 仕切壁 22 フイルタ 23 循環パイプ 24 循環ポンプ 25 囲い 26 ヒータ 27 シュータ 30,30A,30B,30C 処理剤補充手段 301 上部カバー 302 支軸 303 天窓 31 補充情報検知手段 33 収納容器 331 包装体 331S 仕切壁 332 出口部材 333 キャップ部材 334 スライド蓋 40 処理剤制御手段 43 間隔設定手段 431 ディスプレイ 432 セットボタン 5 乾燥部 70 印画紙 A 自動現像部 B 写真焼付部 Be ベルト搬送部 C カッター部 E 露光部 J 固体処理剤 M マガジン R1,R2,R3,R4 送りローラ L レンズ O 原画 Z 方向

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体処理剤を用いて感光材料を処理する
    感光材料処理方法において、前記固体処理剤を一定時間
    間隔で補充して感光材料を処理することを特徴とする感
    光材料処理方法。
  2. 【請求項2】 固体処理剤を用いて感光材料を処理する
    感光材料処理方法において、一定時間間隔で補充する前
    記固体処理剤の補充量の情報を検知し、前記情報に基づ
    き固体処理剤の補充量を決定して前記固体処理剤の補充
    を一定時間間隔で行うべく制御して感光材料を処理する
    ことを特徴とする感光材料処理方法。
  3. 【請求項3】 前記固体処理剤の補充量の情報が処理液
    の疲労度によることを特徴とする請求項2記載の感光材
    料処理方法。
  4. 【請求項4】 前記固体処理剤の補充量の情報が単位時
    間当たりの感光材料の処理面積によることを特徴とする
    請求項2記載の感光材料処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載の感光
    材料処理方法において、前記固体処理剤を補充する一定
    時間間隔を予め設定できることを特徴とする感光材料処
    理方法。
  6. 【請求項6】 固体処理剤を用いて感光材料を処理する
    感光材料処理装置において、前記固体処理剤を処理液に
    補充する処理剤補充手段と、前記処理剤補充手段を一定
    時間間隔で各補充量を補充すべく制御する処理剤制御手
    段と、を備えたことを特徴とする感光材料処理装置。
  7. 【請求項7】 固体処理剤を用いて感光材料を処理する
    感光材料処理装置において、前記固体処理剤の補充量の
    情報を検知する補充情報検知手段と、前記固体処理剤を
    処理液に補充する処理剤補充手段と、前記補充情報検知
    手段に基づき前記処理剤補充手段を一定時間間隔で各補
    充量を補充すべく制御する処理剤制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする感光材料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記補充情報検知手段が処理液の疲労度
    によることを特徴とする請求項7記載の感光材料処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記補充情報検知手段が単位時間当たり
    の感光材料の処理面積によることを特徴とする請求項7
    記載の感光材料処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項6から9の何れか1項記載の感
    光材料処理装置において、前記固体処理剤を補充する一
    定時間間隔を予め設定できる間隔設定手段を備えたこと
    を特徴とする感光材料処理装置。
JP20217994A 1994-08-26 1994-08-26 感光材料処理方法及び装置 Pending JPH0862816A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20217994A JPH0862816A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 感光材料処理方法及び装置
US08/517,536 US5708903A (en) 1994-08-26 1995-08-21 Processing apparatus for light-sensitive materials
EP95113251A EP0698819A1 (en) 1994-08-26 1995-08-23 Processing apparatus for light-sensitive materials

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20217994A JPH0862816A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 感光材料処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0862816A true JPH0862816A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16453275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20217994A Pending JPH0862816A (ja) 1994-08-26 1994-08-26 感光材料処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0862816A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3252242B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JPH0862816A (ja) 感光材料処理方法及び装置
JP3252245B2 (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置
JP2636944B2 (ja) 写真現像装置の蒸発補正方法
JP4090573B2 (ja) 感光材料処理液補充装置
US5585880A (en) Solid processing agent replenishing apparatus for processing photosensitive material
JP3566421B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH0756309A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JP3364772B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤包装体及びハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤供給装置
JPH0756308A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JP4359403B2 (ja) 処理液の調整方法及び感光材料処理装置
JPH07219198A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤容器及び固体処理剤補充装置
JPH07281382A (ja) ハロゲン化銀感光材料用固体処理剤補充装置
JPH08211585A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤補充装置、液体補充剤供給自動現像機を固体処理剤供給自動現像機に改造するユニット、及び該ユニットを搭載した自動現像機、及び自動現像機用フィルター固定部材
JP3725674B2 (ja) 感光材料処理液補充装置
JPH0756302A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH10198000A (ja) 写真処理剤用容器及び写真処理剤供給方法
JP3298033B2 (ja) 感光材料処理装置
JPH07230154A (ja) 感光材料処理装置用固体処理剤補充装置
JPH06301185A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH1039480A (ja) 補充液補充方法及び感光材料処理装置
JPH07333804A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH05107714A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機
JPH0213946A (ja) 写真感光材料の処理方法及び処理装置
JPH07159967A (ja) 感光材料処理用固体処理剤補充装置