JPH06301185A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH06301185A
JPH06301185A JP8881893A JP8881893A JPH06301185A JP H06301185 A JPH06301185 A JP H06301185A JP 8881893 A JP8881893 A JP 8881893A JP 8881893 A JP8881893 A JP 8881893A JP H06301185 A JPH06301185 A JP H06301185A
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JP
Japan
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automatic developing
processing
processing agent
tank
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Pending
Application number
JP8881893A
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Inventor
Masami Kato
正視 加藤
Haruo Hakamata
晴夫 袴田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納筒内に収納された錠剤型固形処理剤を自
動現像機の処理液槽に供給する供給装置において、固形
処理剤を劣化させることなく保管し供給時に所定量の固
形処理剤を確実に安定して投入する自動現像機を提供す
る。 【構成】 処理槽10と、錠剤型固形処理剤Tを収納する
収納筒17、及び前記収納筒内の前記処理剤Tを前記処理
槽10に供給するために処理剤Tを移動させる供給板15を
備え、かつ該供給板15は処理剤Tを前記収納筒17から処
理槽10へ移動させる供給動作の休止時には、固形処理剤
収納筒17が閉じた空間を形成する隔壁となる供給手段を
有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料用の自動現像機(以下、単に自現機ともいう)に
関する。更に詳しくは自動現像機の処理剤補充機構の改
善に関し、自動現像機のコンパクト化及び溶解作業をな
くし、大幅に作業性の改善がはかられ、しかも安定した
写真性能が得られる自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感材
ともいう)は露光後、現像、脱銀、洗浄、安定化等の工
程により処理される。処理は通常自動現像機で行なわ
れ、その場合は補充液補充方式が一般に用いられ、処理
槽内の処理液の活性度を一定に保つようにコントロール
されている。補充液補充方式の場合、感材から溶出物の
希釈蒸発量の補充及び消費成分の補充を目的としており
液体補充の結果、通常オーバフロー液が多量に排出され
ている。
【0003】感材の処理を商業的に実施するにはコスト
および人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装置のコ
ンパクト化、さらには商品価値の向上のためできるだけ
少量の処理液で安定かつ優れた処理性能を得ることが要
求されている。
【0004】この要望に応える方法として、WO92/20013
号公報には、ほとんど全ての処理剤成分を固形処理剤化
し、直接処理槽に投入する方法が開示されている。
【0005】しかしこの方法では、固形処理剤の防湿が
不十分であり、又供給装置のコンパクト化の工夫がな
く、湿気が主の原因となる。写真性能の劣化及びさらな
るコンパクト化を達成する供給装置付自現機の開発が急
務である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は上述
した従来技術の欠点を解消し、コンパクトで作業性の良
い、安定した写真性能を得る自動現像機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は以下の
本発明により達成される。即ち、この発明のハロゲン化
銀写真感光材料用自動現像機は、 (1) 処理槽と、錠剤型固形処理剤を収納する収納部、及
び前記収納部内の前記処理剤を前記処理槽に供給するた
めに処理剤を移動させる供給板を備え、かつ該供給板は
供給動作の休止時には、錠剤処理剤収納部が閉じた空間
を形成する隔壁となることを特徴としている。
【0008】(2) また、前記供給動作は、スライド運動
であることを特徴とする。
【0009】(3) さらに、前記収納部内に一度に複数個
の錠剤を供給するため収納筒が複数並設してあることを
特徴とする。
【0010】なお、供給板により形成される閉じた空間
とは、 収納部全体が閉じた空間を形成している、 収納部全体及び収納筒(例えば上端が蓋されている)
により2重の閉じた空間を形成している、 収納部上部は開放されているが、収納筒の上部が閉じ
られている(例えば上端が蓋されている)、の何れかを
示す。
【0011】
【実施例】次に、本発明を適用できる自動現像機(以
下、単に自現機という)の一例を図面に基づいて説明す
る。図1は、自現機Aと写真焼付機Bとを一体的に構成
したプリンタープロセッサの構成図である。
【0012】図において写真焼付機Bの左下部には、未
露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙Pをロー
ル状に収納したマガジンMがセットされる。マガジンM
から引き出された印画紙Pは、送りローラR1及びカッ
ター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状印
画紙Pとなる。このシート状印画紙Pは、ベルト搬送手
段B1によって搬送され、露光部Eにおいて原画Oの画
像を露光される。露光されたシート状印画紙Pはさらに
複数対の送りローラR1,R2,R3により搬送され、自
現機A内に導入される。自現機Aでは、シート状印画紙
Pは、処理槽である夫々発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成の)
をローラ搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬送さ
れ、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定化処
理がなされる。前記各処理がなされたシート状印画紙
は、乾燥部Fにおいて乾燥されて機外に排出される。
【0013】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機A内に導かれるものであ
ってもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また、本願発明に係る自現機
Aは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機A単
体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明に
係る自現機Aによって処理されるハロゲン化銀写真感光
材料は、露光済の印画紙Pに限られるものでははなく、
露光済のネガフィルム等でもよいことは言うもでもな
い。また、本発明の説明として、発色現像槽、漂白定着
槽、安定槽を有する実質的に3槽構成の自現機について
行うが、これに限られるものではなく、発色現像槽、漂
白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽構成の自現
機であっても本発明は適用できるものである。
【0014】図2は、本発明の固形処理剤供給装置2
A,2B,2Cを図1に示す自現機Aに取付けた取付け
位置を示す図で、前記固形処理剤供給装置2A,2B,
2Cは各々図1に示す発色現像槽1Aと漂白定着槽1B
と安定槽1Eの上部に斜線で示された位置に取付けられ
ている。図3は前記固形処理剤供給装置2Aの一実施例
を示す構成図で、発色現像槽1Aの処理槽10側方に、前
記固形処理剤Tを投入する溶解室11を設けている。
【0015】溶解室11にて前記固形処理剤Tを溶解させ
ながら、処理槽10内に設けた濾過室12を介して、循環パ
イプ21を通し、循環ポンプ18にて処理槽内の濃度を調整
する。更に処理槽10の一部に処理量情報検出手段19を設
け、自現機A内にて処理される例えば印画紙Pの処理量
を検出する。処理情報検出手段19に処理量が検出された
情報は処理量供給制御手段20に伝え、該処理量供給制御
手段20によりモータ14を始動、停止を制御する。即ち処
理量が一定量に達し処理液の濃度が劣化したとき、モー
タ14が回動してギヤG1、ラックG2を連動し、供給板
15を移動し、前記固形処理剤収納筒17より固形処理剤T
を移動口15Aに受け、溶解室11に供給する。
【0016】固形処理剤収納筒17は通常複数個設置され
ており、供給が完了すると全部一度に交換する方式もし
くは1本毎に交換する何れの場合も可能なように設置さ
れる。又前記固形処理剤収納ユニット13は供給動作休止
時、全体が閉じた空間を形成している。
【0017】図3では、固形処理剤収納筒17は、3個縦
列設置されている。また、固形処理剤収納筒17は、固形
処理剤の全量が供給完了すると、蓋22を開けて交換でき
る。
【0018】この様なスライド落下方式(ダルマ落とし
方式)は、自現機Aのコンパクト化及び錠剤型固形処理
剤Tの保存性に非常に効果がある。ハロゲン化銀写真感
光材料の処理槽10の上に、固形処理剤収納筒17から成る
錠剤収納部を設置することにより、溶解室(フィルター
槽)11からの水蒸気を直接浴びない。即ち、錠剤型固形
処理剤Tの湿気による保存の問題に対して良好な効果を
示す。又、濾過室12のフィルターを交換する上で固形処
理剤供給装置を移動させることなく、メンテナンス性に
優れる。
【0019】図4はスライド式固形処理剤供給装置の一
実施例を示す断面図である。供給板15、固形処理剤収納
筒17の各摺動部には、シール部材23を設置した。なお、
図には示していないが供給板15の側面に対する固定部材
に同様のシール部材を設置してあり、供給板15の外周を
囲う様に配置してある。一方移動口15Aの内周にも固定
部材に接してシール部材23を配設してある。
【0020】図4において、シール部材23は錠剤収納部
16を閉じた空間にする機能を有する。具体的には、弾力
性のある素材を用いる事が好ましく、耐薬品性及びコス
トよりシリコンゴム及びネオプレインゴム等が用いられ
る。図4は閉じた空間を形成するため、最もシンプルな
構成である。又、自現機Aをコンパクト化するため錠剤
型固形処理剤(錠剤ともいう)Tは収納筒17−1,17−
2,17−3の3本に分けている。この図は、供給板15の
直進スライドによる一回の供給動作で錠剤Tを1錠づつ
投入する方式を示す。図4の場合の投入動作では、1番
目の投入は、収納筒17−3の最下位置が錠剤Tを1個投
入し、2番目からは収納筒17−1の下から錠剤Tを取り
出し投入し、収納筒17−1が全部無くなったら、収納筒
17−2から錠剤Tを取り投入し、全部無くなったら収納
筒17−3から錠剤Tを取る。この様に、フィルター槽に
近い収納筒17−1から錠剤Tを投入する。投入順番は、
錠剤Tの保存性より好ましい。
【0021】図4には、示してないが、各収納筒17−
1,17−2,17−3の下部に図示しないシャッターを設
けても良い。ただし、投入動作及び装置が複雑になりメ
ンテナンス性及びコンパクト性より、シャッターが無い
方が好ましい。
【0022】図5は、固形処理剤供給装置の他の実施例
を示す斜視図である。この供給装置は、一度に2個の錠
剤T1,T2を同時投入する。すなわち、2本の固形処理
剤収納筒42に収納された錠剤型固形処理剤T1,T2が、
一度の供給動作で移動して、落下口43に入った錠剤処理
剤T1,T2を2個同時に供給板41の直進スライドで移動
し、投入口の上で停止し2個の錠剤T1,T2を同時に投
入する。
【0023】この供給方式の場合、1ヶの錠剤Tでは供
給が間に合わない様な大量処理の自動現像機の供給方式
としては、非常に有効である。即ち、低処理量用の錠剤
Tと大量処理用の錠剤Tが共通化できる。又、1錠の錠
剤投入方式では、多くの錠剤Tを供給する場合、供給動
作が常時連続し供給装置の耐久性の点より図5の方式は
好ましい。
【0024】図6は本発明で用いられる供給手段の斜視
図であり、図7はその断面図である。円型の回転板24の
上方に移動口25の軌道上に固形処理剤収納筒26−1,26
−2,26−3をを配置し、モータ27の駆動回転により回
転板24が1回転してロータリースライドする時に、固形
処理剤Tを移動口25に保持して、投入口28まで到達し、
処理槽10へ固形処理剤Tを投入する。固形処理剤収納筒
26−1,26−2,26−3の上部には防湿の観点から蓋29
を配設してある。
【0025】また、図6に示すように、図4と同様にシ
ール部材30を配設し、防湿効果を向上した。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機はコンパクト化及び作
業性の改善効果があり、且つ低補充化が容易となり、特
に固形処理剤を所定量確実に自動現像機に給送して安定
した写真性能を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自現機Aと写真焼付機Bを一体的に構成したプ
リンタープロセッサの構成図。
【図2】自現機Aに固形処理剤供給装置の取付位置を示
す構成図。
【図3】現像槽に固形処理剤供給装置を設けた構成図。
【図4】上記スライド式固形処理剤供給装置の断面図。
【図5】この発明による固形処理剤供給装置の他の実施
例を示す斜視図。
【図6】この発明によるさらに他の固形処理剤供給装置
の実施例を示す斜視図。
【図7】上記固形処理剤供給装置の断面図。
【符号の説明】
2A,2B,2C 固形処理剤供給装置 10 処理槽 11 溶解室(フィルター槽) 12 濾過室 13 固形処理剤収納ユニット 14 モータ 15 供給板 15A 移動口 16 錠剤収納部 17,42 固形処理剤収納筒 18 循環ポンプ 19 処理量情報検出手段 20 処理量供給制御手段 21 循環パイプ 22 蓋 23 シール部材 24 回転板 25 移動口 26−1,26−2,26−3 固形処理剤収納筒 27 モータ 28 投入口 29 蓋 30 シール部材 41 供給板 43 落下口 G1 ギア G2 ラック A 自動現像機(自現機) P 印画紙 T,T1,T2 固形処理剤(錠剤)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽と、錠剤型固形処理剤を収納する
    収納部、及び前記収納部内の前記処理剤を前記処理槽に
    供給するために処理剤を移動させる供給板を備え、かつ
    該供給板は供給動作の休止時には、錠剤処理剤収納部が
    閉じた空間を形成する隔壁となることを特徴とするハロ
    ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記供給動作がスライド運動であること
    を特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用自動現像機。
  3. 【請求項3】 前記収納部内に一度に複数個の錠剤を供
    給するため収納筒が複数並設してあることを特徴とする
    請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
    機。
JP8881893A 1993-04-15 1993-04-15 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 Pending JPH06301185A (ja)

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JP8881893A JPH06301185A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JP8881893A JPH06301185A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH06301185A true JPH06301185A (ja) 1994-10-28

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JP8881893A Pending JPH06301185A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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