JPH0764266A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH0764266A
JPH0764266A JP21065093A JP21065093A JPH0764266A JP H0764266 A JPH0764266 A JP H0764266A JP 21065093 A JP21065093 A JP 21065093A JP 21065093 A JP21065093 A JP 21065093A JP H0764266 A JPH0764266 A JP H0764266A
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JP
Japan
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tank
processing
developing machine
automatic developing
liquid
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Application number
JP21065093A
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English (en)
Inventor
Satoru Kuze
哲 久世
Masami Kato
正視 加藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自現機の各処理槽の処理液のオーバーフロー
液を貯留する廃液タンクを小型にして自現機を小型に
し、保守管理も容易にすることが出来る簡単な構造でコ
ストが安い、小型のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機を提供する。 【構成】 固体処理剤J及び補充水Wを自動現像機処理
槽Iに供給する機構、前記補充水Wを貯留する補充水タ
ンクTr及び処理槽のオーバーフロー液を貯留する廃液
タンクTwを有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機Aにおいて、該自動現像機Aの補充水タンクTr容
積総量に対する前記廃液タンクTw容積の総量の比を0.
7以下とすることを特徴とする構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機(以下自現機ともいう)に係わり、
特に処理槽の処理液のオーバーフロー液を貯留する廃液
タンクを小型にした処理液補充用に固体処理剤を使用す
る自動現像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料(以下感材と
もいう)は、露光後、現像,脱銀,洗浄,安定化等の工
程により処理される。この処理は通常自動現像機で行わ
れ、その場合は補充液補充方式が一般に用いられ、処理
槽内の処理液の活性度を一定に保つようにコントロール
されている。
【0003】補充液補充方式の場合、感材から溶出物の
希釈,蒸発量の補充及び消費成分の補充を目的としてお
り液体補充の結果、通常オーバーフロー液が多量に排出
されている。
【0004】感材の処理を商業的に実施するには、コス
トおよび人手作業の軽減,公害負荷の低減,処理装置の
コンパクト化、さらには商品価値の向上のため、できる
だけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得るこ
とが要求される。
【0005】この要望に応える方法として、特開平5-11
9454号公報には、殆ど全ての処理剤成分を固体処理剤化
し、直接処理槽に投入する方法が開示されている。
【0006】この方法によれば、処理剤が溶解された補
充液は使用しないが固体処理剤を直接各処理槽に投入す
るため消費成分の補充の点では問題はなかった。しか
し、このように処理槽に固体処理剤が投入され、処理液
に溶解された濃厚な処理液が処理槽の処理液に混入され
ることとなり、又一方、上記各工程の処理槽では比較的
高温の処理液で感材を処理するため、処理槽中の処理液
の水分は蒸発し、処理液の濃度はこの面からも高くなる
こととなった。そこで処理液を所定の濃度に維持するた
め、各処理槽の処理液には補充水を補充するようにして
いた。
【0007】通常、ミニラボ等の小規模現像所に用いら
れる小型自動現像機は、補充液タンクと廃液タンクを有
しており、その各タンク容積の総量はほぼ同量になる様
に設計され、自動現像機内に配設されているのが常であ
った。これは、タンク槽内の成分を一定に保つために補
充された補充液量が、そのままオーバーフローして廃液
となって廃液タンク内に溜まるという考えに基いて設計
されたことによる。
【0008】この考えはこれまでの蒸発や、感光材料に
付着してのキャリーオーバーを無視できる程多補充の場
合には好適であったが、低補充や低処理量のミニラボ等
では、補充タンクに比して廃液タンクが小さくて良いに
もかかわらず大きすぎ、空間が効率良く利用されておら
ず、このために自動現像機内に不要な余分のスペースを
常に持っていることが判った。とりわけ、固体処理剤を
直接処理槽に溶解する自動現像機では、補充液の溶解度
を気にする必要がないため超低補充を行うことが可能と
なり、この際には補充量に対して蒸発量やキャリーオー
バー量が相対的に極めて大きくなり、廃液タンクの容積
は補充液タンク容積に対して大きなものになってしま
い、自動現像機内の空間の利用効率が極めて悪く、この
ために本来コンパクトで小型のミニラボ用自動現像機が
できるにもかかわらず行われていないことが判った。ま
た、廃液タンクが小さい方が保守管理上からも好まし
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するためになされたものである。すなわち、自現機
の各処理槽の処理液のオーバーフロー液を貯留する廃液
タンクを小型にして自現機をコンパクトな小型化を可能
ならしめ、保守管理も容易にすることが出来る簡単な構
造でコストが安い、ハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機を提供することを目的としたものでる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、固体処理剤
及び補充水を自動現像機処理槽に供給する機構、前記補
充水を貯留する補充水タンク及び処理槽のオーバーフロ
ー液を貯留する廃液タンクを有するハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機において、該自動現像機の補充水タ
ンク容積総量に対する前記廃液タンク容積の総量の比を
0.7以下とすることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機によって達成されるものである。
【0011】
【実施例】次に、この発明のハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】本発明を適用できる自動現像機(以下、単
に自現機という)の一例を図1の図面に基づいて説明す
る。図1は、自動現像機Aと写真焼付機Bとを一体的に
構成したプリンタープロセッサの概略構成図である。
【0013】図1において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙を
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンから引き出された印画紙は、送りローラR1及びカッ
ター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状印
画紙となる。このシート状印画紙は、ベルト搬送手段B
eによって搬送され、露光部Eにおいて光源およびレン
ズLにより、原画Oの画像を露光される。露光されたシ
ート状印画紙はさらに複数対の送りローラR2,R3,
R4により搬送され、自現機A内に導入される。自現機
Aでは、シート状印画紙は、処理槽であるそれぞれ発色
現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E
内(実質的に3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段
(参照記号ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発色
現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記
各処理がなされたシート状印画紙は、乾燥部5において
乾燥されて機外に排出される。
【0014】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機A内に導かれるものであ
ってもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また、本願発明に係る自現機
Aは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機A単
体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明に
係る自現機Aによって処理されるハロゲン化銀写真感光
材料は、露光済の印画紙に限られるものではなく、露光
済のネガフィルム等でもよいことは言うまでもない。ま
た、本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着槽
1B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽構
成の処理槽1を有する自現機Aについて行うが、これに
限られるものではなく、発色現像槽、漂白槽、定着槽、
安定槽を有する実質的に4槽構成の自現機であっても本
発明は適用できるものである。
【0015】上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安
定槽1Eの各処理槽にはそれぞれ連通する固体処理剤投
入部である恒温槽が設けてある。
【0016】図2は、図1の自現機AのI−I断面にお
ける処理槽である発色現像槽1Aの処理剤投入部と処理
剤供給手段との断面図である。なお、本実施例において
は、漂白定着槽1B,安定槽1Eにも固体処理剤補充装
置を設置し、それぞれの固体処理剤をそれぞれの処理槽
に投入可能としている。すなわち、図1の3A,3B,
3Eは各々固体処理剤補充装置で、3Aは発色現像槽1
Aに発色現像補充用錠剤を、3Bは漂白定着槽1Bに漂
白定着補充用錠剤を、3Eは安定槽1Eに安定補充用錠
剤を投入するための固体処理剤補充装置で、図示の位置
に設置される。従って、漂白定着槽1B、安定槽1Eに
おいては、発色現像槽1Aと同じ構成となるので、以
下、処理槽1として説明する場合は、発色現像槽1A、
漂白定着槽1B、安定槽1Eいずれも指すこととする。
なお、図には、構成をわかりやすくするために、感光材
料を搬送する搬送手段等は省略してある。また、本例に
おいては、固体処理剤として錠剤を用いた場合について
説明する。尚本発明の補充装置は、錠剤以外の顆粒,粉
末剤を包装したものにも使用可能である。
【0017】図2において、感光材料を処理する処理槽
1は、該処理槽1を形成する仕切壁の外側に一体的に設
けた固体処理剤(錠剤)Jを供給する固体処理剤投入部
20および恒温槽2を有する。これら処理槽1と恒温槽2
とは連通窓21が形成された仕切壁21Aにより仕切られて
おり、処理液は流通できるようになっている。そして恒
温槽2の上方に設けた固体処理剤投入部20には固体処理
剤Jを受容する囲い25を設けたので、固体処理剤Jは固
形のまま処理槽1に移動することがない。なお、囲い25
は処理液の通過は可能であるが、固体処理剤Jは溶け終
わるまで通過できない網状またはフィルター状としてあ
る。
【0018】筒状のフィルター22は、恒温槽2の下方に
交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば紙くず
等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中は、
恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を
介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通してい
る。
【0019】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23、循環ポンプ24、および、処理槽1等で構成され
ていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連通し
た循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通し、該
処理槽1に連通している。このような構成により、循環
ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込ま
れ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理
液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返す
ことになる。この循環流の流量は、1分間当たりタンク
容量に対して0.1(回転=循環量/タンク容量)以上の
流量であることが好ましく、より好ましくは、0.5〜2.0
回転である。また、処理液の循環方向は、図2に示した
方向に限られる必要はなく、逆方向であってもよい。
【0020】補充水パイプ12は、処理槽1に水を補充す
る本体101内に設けた補充水タンクTrに貯められた補
充水Wを、固体処理剤投入部20において補充するように
配設されている。すなわち、補充水タンクTrの補充水
Wは、ベローズポンプBPにより補充水タンクTrより補
充水Wが汲み出され、図示のように配設された補充水パ
イプ12により固体処理剤Jが投入される固体処理剤投入
部20において補充水Wが補充されるようになっている。
【0021】廃液管11は、処理槽1内の処理液を補充水
タンクTrの補充水Wを補充することによってオーバー
フローさせ廃液タンクTwに落とすためのものであり、
液面レベルを一定に保ち処理液の濃度を所定濃度に保つ
とともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち込ま
れる成分や、感光材料から浸み出す成分が処理槽内に貯
留し、増加することを防ぐのに役立つ。
【0022】棒状のヒータ26は、恒温槽2の上方壁を貫
通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設されて
いる。このヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内の処
理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の処
理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に保持
する温度調整手段である。
【0023】処理量情報検出手段31は、自現機Aの入口
に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出するた
めに用いられる。この処理量情報検出手段31は、左右方
向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅を検出
するとともに、検出されている時間をカウントするため
の要素として機能する。感光材料の搬送速度は機械的に
予め設定されているので、幅情報と時間情報とから感光
材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量情報検
出手段31は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波
センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出できるも
のであればよい。また、間接的に感光材料の処理面積が
検出できるもの、例えば図1のようなプリンタープロセ
ッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるいは、予
め決まっている面積を有する感光材料の処理数を検出す
るものでもよい。さらに、検出するタイミングは、本例
では処理される前であるが、処理した後、あるいは処理
液中に浸漬されている間でも良い(このような場合は、
処理量情報検出手段31を設ける位置を処理後に検出でき
る位置や処理中に検出できる位置に適宜変更することに
よりできる)。さらに、検出される情報として、上述の
説明では、感光材料の処理面積について述べたが、これ
に限られるものではなく、処理される、処理された、あ
るいは、処理中の感光材料の処理量に比例した値であれ
ばよく、処理槽に収容された処理液の濃度あるいは濃度
変化等であってもよい。また、処理量情報検出手段31
は、各処理槽1A,1B,1C,1D,1E毎に設ける
必要はなく、1台の自現機Aに対して1つ設けることが
好ましい。32は前記処理量情報検出手段31による信号を
受けて処理剤の処理量供給を制御する処理量供給制御手
段である。
【0024】固体処理剤補充装置30は、露光された感光
材料を処理する感光材料処理装置の処理槽の上方に設定
され、収納容器33、収納容器装填手段34、供給手段35、
処理剤供給板351、切欠き部352、駆動手段36等から構成
されていて、上部カバー301内によって密閉されてい
る。上記上部カバー301は、前記処理槽1および恒温槽
2を収容する本体101と本体背部の支軸302により揺動自
在に結合されていて、該上部カバー301は、図示一点鎖
線A方向に持ち上げて、操作者側の前面および上面を大
きく開放することにより、固体処理剤補充装置30の点検
や、前記フィルター22の交換作業をすることができる。
【0025】また、上記上部カバー301の上面の一部に
は、天窓303が揺動自在に結合されていて、該天窓303を
図示一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器33の装
着,交換を行う。
【0026】図3は錠剤型固体処理剤Jの各種形状を示
す。図3(A)は円形断面を有しコーナーにアール状の
面とり(r)を施した円筒状をなす偏平な固体処理剤J
の断面図、図3(E)は該固体処理剤Jの斜視図であ
る。図3(B)は円形断面で上下面がそれぞれフラット
で円周面が凸面アール(R)を有した太鼓型をなす固体
処理剤Jの断面図である。図3(C)は円形断面で上下
面が球形をなす碁石状の固体処理剤のJの断面図であ
る。図3(D)は中空穴を有するドーナツ型の固体処理
剤Jの断面図である。
【0027】次に図2により図3で示した形状の固体処
理剤(以下錠剤ともいう)Jを処理槽1に補充する固体
処理剤補充装置30の説明を行なう。
【0028】図2において、錠剤Jは収納容器33の中に
収納され、上記のように天窓303を図示一点鎖線B方向
に開放し、錠剤Jが収納された収納容器33は操作者の手
によって図示白抜き矢印C方向に挿入され収納容器装填
手段34に装填される。そして収納容器装填手段34と一緒
に収納容器33は図示白抜き矢印D方向に回転されて収納
容器33の収納容器装填手段34への装填は完了する。この
状態において収納容器33は図示のように左側を下にした
傾斜状態となるので、中に収納した錠剤Jは左方向へ重
力による移動を付勢された状態となっている。
【0029】次に感光材料の処理量による処理量情報検
出手段31の情報によって処理量供給制御手段32は作動
し、駆動手段36のモータMは駆動するようになってい
て、図示せざる動力伝達手段により駆動する供給手段35
内の処理剤供給板351は時計方向に回転するようになっ
ている。
【0030】処理剤供給板351に設けられた切欠き部352
は処理剤供給板351が回転して丁度錠剤Jと切欠き部352
の位置が一致すると、錠剤Jは切欠き部352に転がり込
めるようになっている。従ってそのような状態において
錠剤Jは処理剤供給板351の切欠き部352に転がり込み、
錠剤Jの列は丁度錠剤1個分左に移動することになる。
そして処理剤供給板351が更に回転し、切欠き部352が下
向きとなると中の錠剤Jは図示白抜き矢印E方向にシュ
ート27に案内されて固体処理剤投入部20の囲い25中に落
下する。そして上述のように錠剤Jは囲い25の中で溶解
し処理液中に混じり合い処理液を補充することになる。
【0031】次に本発明の自現機の実施例を図4により
更に説明する。図4は図1の自現機Aの各処理槽を中心
に本発明に関係ある構成を主に示した図である。
【0032】図4において、図1の場合と同様に各処理
槽の発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1
D,1Eの中を露光済みの印画紙、フィルム等の感光材
料は、1点鎖線で示す矢印に従って搬送され上述の各処
理が行なわれる。
【0033】又、上述のように、発色現像槽1Aには発
色現像補充用錠剤Jaが、漂白定着槽1Bには漂白定着
補充用錠剤Jbが、安定槽の最終槽である1Eには安定
補充用錠剤Jeが、上述した固体処理剤補充装置により
適時投入される。
【0034】そして、補充水Wの入った補充水タンクT
rは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B及び安定槽1E
に補充水WをベローズポンプBP1,BP2,BP3に
より補充可能のように配設されている。
【0035】尚、安定槽1Eに補充された補充水タンク
Trの補充水Wは、更に安定槽1D及び1Cに補充水W
を補充可能のように構成されている。
【0036】すなわち、補充水タンクTrより安定槽1
Eに補充された補充水Wは、安定槽1Eの処理液の水位
を上昇させる。安定槽1Eと安定槽1Dの間にはカスケ
ード方式で処理液が流れ込める様にカスケード管C1が
図示のように取り付けられている。カスケード管C1は
図示のようにカスケード管C1の上部が安定槽1Eの液
面にその流入口を合せ、カスケード管C1の下部が安定
槽1Dの下部にその流出口を合せて取り付けられてい
る。従って上述のように補充水タンクTrより安定槽1
Eに補充された補充水Wにより安定槽1Eの水位が上昇
すると、カスケード管C1の上部の流入口より安定槽1
Eのオーバーフローしたオーバーフロー液OFL5がカ
スケード管C1に流れ込み、カスケード管C1の下部の
流出口より安定槽1Dへと流れ出ることになる。そして
安定槽1Dの処理液の水位を上昇させる。
【0037】カスケード管C1と同様に安定槽1Dと安
定槽1Cの間にはカスケード管C2が図示のように取り
付けられている。そしてカスケード管C1と同様にカス
ケード管C2は図示のようにカスケード管C2の上部が
安定槽1Dの液面にその流入口を合わせ、カスケード管
C2の下部が安定槽1Cの下部にその流出口を合わせて
取り付けられている。従って上述のように安定槽1Dの
水位が上昇すると、カスケード管C2の上部の流入口よ
り安定槽1Dのオーバーフローしたオーバーフロー液O
FL4がカスケード管C2に流れ込み、カスケード管C
2の下部の流出口より安定槽1Cへと流れ出ることにな
る。そして安定槽1Cの処理液の水位を上昇させる。
【0038】そして、安定槽1Cと廃液タンクTwの間
には廃液管113が図示のように取付けられている。すな
わち、廃液管113はカスケード管C1,C2の場合と同
じように、図示のように廃液管113の上部が安定槽1C
の液面にその流入口を合わせ、廃液管113の下部が廃液
タンクTwの中に挿入されて取付けられている。従って
上述のように安定槽1Cの水位が上昇すると、廃液管11
3の上部の流入口より安定槽1Cのオーバーフローした
オーバーフロー液OFL3が廃液管113に流れ込み廃液
タンクTwへ流れ落ち、廃液タンクTwにオーバーフロ
ーしたオーバーフロー液OFL3である廃液Fwは貯留
されることになる。
【0039】又、発色現像槽1A、漂白安定槽1Bには
安定槽1Cの場合と同様に、廃液管111,112が廃液管11
3の場合と同じようにして取付けられている。すなわ
ち、廃液管111,112は図示のように廃液管111,112の上
部がそれぞれ発色現像槽1A、漂白定着槽1Bの液面に
その流入口を合わせ、廃液管111,112の下部が廃液タン
クTwの中に挿入されて取付けられている。従って、補
充水タンクTrの補充水WがベローズポンプBP1,B
P2によりそれぞれ発色現像1A、漂白定着槽1Bに補
充されてそれぞれの液面の水位が上昇すると、廃液管11
1,112の上部の流入口よりそれぞれのオーバーフローし
たオーバーフロー液OFL1,OFL2が廃液管111,1
12に流れ込み廃液タンクTwへ流れ落ち、廃液タンクT
wにオーバーフローしたオーバーフロー液OFL1,O
FL2である廃液Fwは貯留されることになる。
【0040】このようにして各処理槽の処理液の液面レ
ベルは一定に保たれ、各処理槽の処理液の濃度は所定の
濃度が保たれるとともに、他の処理槽から感光材料に付
着して持ち込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分
が処理槽内に貯留し、増加することが防止される。
【0041】そして、数多くの実験を練り返した結果、
固体処理剤を使用した自現機において、補充水タンクT
rの容積をVr、廃液タンクTwの容積をVwとしたと
き、補充水タンクTrの容積Vrに対する廃液タンクT
wの容積Vwの容積比Nvは、カラーペーパー感光材料
の場合総補充量が500ml/m2以下の低補充量の場合、ま
たカラーフィルム感光材料の場合総補充量が300ml/m2
以下の低補充量の場合に0.7以下とすることが可能であ
り、更に0.5以下とすることも可能であることが判っ
た。
【0042】すなわち、低補充量の場合、容積比Nv=
Vw/Vrとした時、容積比Nv≦0.7とすることが出
来、Nv≦0.5でも可能であることが判った。
【0043】
【発明の効果】本発明により、自現機の処理槽の補充水
タンク及び廃液タンクを小型にすることが可能となり、
従って保守管理も容易となり、簡単な構造でコストが安
い、小型のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機が提
供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用出来る自現機の一例を示す図。
【図2】本発明の自現機の実施例を説明する図。
【図3】錠剤の各種形状を示す図。
【図4】本発明の自現機の実施例を説明する別の図。
【符号の説明】
A 自動現像機 B 写真焼付機 1A 発色現像槽 1B 漂白定着槽 1C,1D,1E 安定槽 111,112,113 廃液管 3A,3B,3E,30 固体処理剤補充装置 20 固体処理剤投入部 33 収納容器 34 収納容器装填手段 35 供給手段 351 処理剤供給板 352 切欠き部 Tr 補充水タンク W 補充水 J 固体処理剤,錠剤 OFL1,OFL2,OFL3,OFL4,OFL5
オーバーフロー液 BP,BP1,BP2,BP3 ベローズポンプ C1,C2 カスケード管 Fw 廃液 Tw 廃液タンク Vr 補充水タンクの容積 Vw 廃液タンクの容積

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体処理剤及び補充水を自動現像機処理
    槽に供給する機構、前記補充水を貯留する補充水タンク
    及び処理槽のオーバーフロー液を貯留する廃液タンクを
    有するハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機におい
    て、該自動現像機の補充水タンク容積総量に対する前記
    廃液タンク容積の総量の比を0.7以下とすることを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記固体処理剤が錠剤であることを特徴
    とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動
    現像機。
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