JPH0756310A - ハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機

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JPH0756310A
JPH0756310A JP20230093A JP20230093A JPH0756310A JP H0756310 A JPH0756310 A JP H0756310A JP 20230093 A JP20230093 A JP 20230093A JP 20230093 A JP20230093 A JP 20230093A JP H0756310 A JPH0756310 A JP H0756310A
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tank
water
silver halide
halide photographic
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JP20230093A
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Masami Kato
正視 加藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機
の補充水供給手段に黴発生防止手段を設け、処理液の性
能を均一に維持し、安定した写真性能を得る。 【構成】 露光されたハロゲン化銀写真感光材料を処理
する処理液を収容する少なくとも一つの処理槽1と、予
め分割秤量された単位量の固形処理剤Jを前記処理槽1
に供給する固形処理剤補充装置30と、前記処理槽1に単
位量の補充水Wを供給する補充水供給手段40と、をそれ
ぞれ少なくとも有する自動現像機であって、前記補充水
Wを貯溜する貯溜槽41および/または前記補充水供給手
段40に、前記補充水Wに銀化合物を接触させる接触手段
45A,45B,45Cを設けたハロゲン化銀写真感光材料処
理用自動現像機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真材料
(以下感光材料または写真材料と称することもある)を
処理するハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機
(以下単に自動現像機または自現機ということもある)
に関し、更に詳しくは、水垢の発生や腐敗がなく、フィ
ルター等に目詰りがなく、感光材料の汚れが少なく、か
つ感光材料処理量が少量であっても長期にわたり安定な
処理が可能であって、さらにコンパクトで作業性のよい
自動現像機の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料は露光後、現
像、脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理される。こ
の処理は通常自動現像機で行われ、その場合は補充液補
充方式が一般に用いられ、処理槽内の処理液の活性度を
一定に保つようにコントロールされている。
【0003】補充液補充方式の場合、感光材料から溶出
物による希釈、蒸発量の補充及び消費成分の補充を目的
としており液体補充の結果、通常オーバーフロー液が多
量に排出されている。
【0004】感光材料の処理を商業的に実施するにはコ
ストおよび人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装置
のコンパクト化、さらには商品価値の向上のため、でき
るだけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得る
ことが要求される。
【0005】また、水貯溜槽内の水が長時間槽内に滞留
すると水垢が発生し2〜3週間もすると水が腐敗して悪
臭を生じるという問題がある。さらに発生した水垢がそ
のまま補充されると感光材料の表面に付着し、仕上がり
の商品価値を著しく落してしまう大きな問題がある。
【0006】従来より、水の腐り防止や水垢防止には幾
多の技術が知られてきている。例えば、紫外線ランプを
設置する技術、オゾンを溶解し殺菌する技術、防黴剤を
添加する技術等が挙げられる。しかしながら、これら技
術は種々欠点があり、実用に供するには至らないことが
判った。それは、紫外線ランプは設備として負荷が大き
く、消耗度も高く、年に数度ランプを交換する必要があ
り、オゾンを用いる技術は、オゾンが溶解したままの水
を写真処理に用いると写真処理剤素材が酸化分解してし
まい、大きな問題となる。さらに、防黴剤は、発色現像
液に混入した際には微量で写真性能に影響を与えるもの
が大部分であり、また使用するうちに耐性菌ができてし
まいその効果がなくなってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、上述した従来技術の欠点を解消し、水貯溜槽内に発
生する水垢が発生せず、さらにコンパクトで作業性が良
くまた感光材料の汚れもなく、さらに写真性能に影響が
なく低処理量であっても安定した写真性能を得るハロゲ
ン化銀写真感光材料処理用自動現像機を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ち、本発明のハロゲン化
銀写真感光材料処理用自動現像機は、露光されたハロゲ
ン化銀写真感光材料を処理する処理液を収容する少なく
とも一つの処理槽と、予め分割秤量された単位量の固形
処理剤を前記処理槽に供給する固形処理剤補充手段と、
前記処理槽に単位量の補充水を供給する補充水供給手段
と、をそれぞれ少なくとも有する自動現像機であって、
前記補充水を貯溜する貯溜槽および/または前記補充水
供給手段に、前記補充水に銀化合物を接触させる接触手
段を設けたことを特徴としている。
【0009】また、前記補充水に銀化合物を接触させる
接触手段が、フィルター状または水透過性のケース状を
なすことを特徴としている。
【0010】さらに、前記補充水が、自動現像機の処理
槽の処理液蒸発分補正水と、固形処理剤溶解水の両方に
用いられるよう配水されることを特徴としている。
【0011】さらにまた、前記補充水を受容する処理槽
が、ハロゲン化銀写真感光材料を処理する処理槽と、前
記固形処理剤供給手段から供給される固形処理剤を受容
して処理液に溶解させ前記処理槽に送り込む溶解槽とか
ら成ることを特徴としている。
【0012】
【作用】この発明の水貯溜槽について説明する。水貯溜
槽中の交換率が落ち、水の滞留時間が長くなると、水垢
が発生し、2〜3週間もすると水が腐敗して悪臭を生じ
るという問題がある。また、発生した水垢がそのまま補
充されると感光材料の表面に付着し発色現像槽の場合現
像ムラ、脱銀槽の場合脱銀不良、安定槽の場合感光材料
の汚れとなり、どの槽に混入しても仕上りの商品価値を
著しく落としてしまう。従ってこの水垢を除去するため
に定期的に洗浄しなくてはならず、非常に手間がかかり
メンテナンスフリーとは到底言えない。また、処理槽に
混入しフィルターで除去できない場合、処理槽中には搬
送用のローラ等がありそれらが汚れた場合、この洗浄は
極めて大変な作業となる。そこでメンテナンスフリーと
するために、この発明においては水貯溜槽に銀化合物接
触手段を有する。
【0013】本発明における銀化合物とは、塩化銀、臭
化銀、沃化銀、酸化銀、硫酸銀、硝酸銀や酢酸銀、シュ
ウ酸銀、ベヘン酸銀、マレイン酸銀等の有機酸銀等が具
体例として挙げられる。
【0014】これら銀化合物は、化学構造として網目構
造を有するSiO2−Na2O系のガラス体を基体構造成
分とするものや、メタン型構造のSiO4四面体とAl
4四面体が互いに1個ずつの酸素原子を共有した形の
三次元骨格構造を有するゼオライト体に、前記銀化合物
を含有させたものが、本発明においては、好ましく用い
られる。
【0015】これら銀化合物や、該化合物を含有するゼ
オライト体やガラス体としては、市販品として入手する
ことができ、例えば、近畿パイプ技研(株)製のバイオシ
ュアSG(Bio−Sure SG)、オポファルマ社
製(スイス)のオパージェント錠(Opargent
錠)や(株)シナネンゼオミック製のゼオミック(Zeo
mic)等を挙げることができる。
【0016】さらに、本発明に係わる銀化合物や該化合
物を含有するゼオライト体やガラス体は、各種形状で用
いることができる。例えば、粉末状、球状、ペレット
状、センイ状やフィルター状とすることができ、あるい
はこれらのものを木綿、羊毛、ポリエステル等の繊維に
ねり込んで用いることもできる。こらの具体例として
は、(株)クラレ製のサニター30(SANITER30)等
が挙げられる。
【0017】これらの中でも、フィルター状や、球状の
ものが本発明において好ましい態様の1つである。
【0018】さらにまた、これら銀化合物又は該化合物
を含有するゼオライト体やガラス体は、プラスチックケ
ースやティーパック状の水透過性容器に入れて用いるこ
とも、本発明の好ましい態様の1つである。
【0019】
【実施例】次に、この発明に係る感光材料処理装置用固
形処理剤補充装置の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
【0020】この発明を適用できる自動現像機(以下、
単に自現機という)の一例を図面に基づいて説明する。
図1は、自動現像機Aと写真焼付機Bとを一体的に構成
したハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープ
ロセッサ)の概略構成図である。
【0021】図1において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙を
ロール状に収納したマガジンMがセットされる。マガジ
ンから引き出された印画紙は、送りローラR1及びカッ
ター部Cを介して所定のサイズに切断され、シート状印
画紙となる。このシート状印画紙は、ベルト搬送手段B
eによって搬送され、露光部Eにおいて光源およびレン
ズLにより、原画Oの画像を露光される。露光されたシ
ート状印画紙はさらに複数対の送りローラR2,R3,
R4により搬送され、自現機A内に導入される。自現機
Aでは、シート状印画紙は、処理槽であるそれぞれ発色
現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E
内(実質的に3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段
(参照記号ナシ)により順次搬送され、それぞれ、発色
現像処理、漂白定着処理、安定化処理がなされる。前記
各処理がなされたシート状印画紙は、乾燥部5において
乾燥されて機外に排出される。
【0022】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機A内に導かれ
るものであるが、帯状で自現機A内に導かれるものであ
ってもよい。その場合、自現機Aと写真焼付機Bとの間
に、感光材料を一時的に滞留させるアキュムレータを設
けると処理効率が上がる。また、本願発明に係る自現機
Aは、写真焼付機Bと一体的に構成しても、自現機A単
体だけでもよいことは言うまでもない。また、本発明に
係る自現機Aによって処理されるハロゲン化銀写真感光
材料は、露光済の印画紙に限られるものでははなく、露
光済のネガフィルム等でもよいことは言うまでもない。
また、本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着
槽1B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽
構成の処理槽1を有する自現機Aについて行うが、これ
に限られるものではなく、発色現像槽、漂白槽、定着
槽、安定槽を有する実質的に4槽構成の自現機であって
も本発明は適用できるものである。上記発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、安定槽1Eの各処理槽には、それ
ぞれ固形処理剤を供給する固形処理剤供給装置3A,3
B,3Eが設けてある。
【0023】図2は、図1の自現機AのI−I断面にお
ける処理槽である発色現像槽1Aの処理剤投入部と処理
剤供給手段との断面図である。なお、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eにおいては、発色現像槽1Aと
同じ構成となるので、以下、処理槽1として説明する場
合は、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,
1D,1Eいずれも指すこととする。なお、図には、構
成をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送
手段等は省略してある。また、本例においては、固形処
理剤として錠剤を用いた場合について説明する。なお、
本発明の補充装置は、錠剤以外の顆粒、粉末剤を包装し
たものにも適用可能である。
【0024】感光材料を処理する処理槽1は、該処理槽
1を形成する仕切壁の外側に一体的に設けた固形処理剤
(錠剤)Jを供給する固形処理剤投入部20および恒温槽
2を有する。これら処理槽1と恒温槽2とは連通窓21が
形成された仕切壁21Aにより仕切られており、処理液は
流通できるようになっている。そして恒温槽2の上方に
設けた固形処理剤投入部20には固形処理剤Jを受容する
囲い25を設けたので、固形処理剤Jは固形のまま処理槽
1に移動することがない。なお、囲い25は処理液の通過
は可能であるが、固形処理剤Jは溶け終わるまで通過で
きない網状またはフィルター状としてある。
【0025】筒状のフィルター22は、恒温槽2の下方に
交換可能に設けられ、処理液中の不溶物、例えば紙くず
等を除去する機能を果たす。このフィルター22の中は、
恒温槽2の下方壁を貫通して設けられた循環パイプ23を
介して循環ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通してい
る。
【0026】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23、循環ポンプ24、および、処理槽1等で構成され
ていることになる。前記循環ポンプ24の吐出側に連通し
た循環パイプ23の他端は処理槽1の下方壁を貫通し、該
処理槽1に連通している。このような構成により、循環
ポンプ24が作動すると処理液は恒温槽2から吸い込ま
れ、処理槽1に吐出されて、処理液は処理槽1内の処理
液と混じり合い、再び恒温槽2へと入る循環を繰り返す
ことになる。この循環流の流量は、1分間当たりタンク
容量に対して0.1(回転=循環量/タンク容量)以上の
流量であることが好ましく、より好ましくは、0.5〜2.0
回転である。また、処理液の循環方向は、図2に示した
方向に限られる必要はなく、逆方向であってもよい。
【0027】廃液管11は、処理槽1内の処理液をオーバ
ーフローさせるためのものであり、液面レベルを一定に
保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち
込まれる成分や、感光材料から浸み出す成分が貯留し、
増加することを防ぐのに役立つ。
【0028】棒状のヒータ26は、恒温槽2の上方壁を貫
通して恒温槽2内の処理液中に浸漬するよう配設されて
いる。このヒータ26は、恒温槽2および処理槽1内の処
理液を加温するものであり、換言すると処理槽1内の処
理液を処理に適した温度範囲(例えば20〜55℃)に保持
する温度調整手段である。
【0029】処理量情報検出手段31は、自現機Aの入口
に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出するた
めに用いられる。この処理量情報検出手段31は、左右方
向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅を検出
するとともに、検出されている時間をカウントするため
の要素として機能する。感光材料の搬送速度は機械的に
予め設定されているので、幅情報と時間情報とから感光
材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量情報検
出手段31は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波
センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出できるも
のであればよい。また、間接的に感光材料の処理面積が
検出できるもの、例えば図1のようなプリンタープロセ
ッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるいは、予
め決まっている面積を有する感光材料の処理数を検出す
るものでもよい。さらに、検出するタイミングは、本例
では処理される前であるが、処理した後、あるいは処理
液中に浸漬されている間でも良い(このような場合は、
処理量情報検出手段31を設ける位置を処理後に検出でき
る位置や処理中に検出できる位置に適宜変更することに
よりできる)。さらに、検出される情報として、上述の
説明では、感光材料の処理面積について述べたが、これ
に限られるものではなく、処理される、処理された、あ
るいは、処理中の感光材料の処理量に比例した値であれ
ばよく、処理槽に収容された処理液の濃度あるいは濃度
変化等であってもよい。また、処理量情報検出手段31
は、各処理槽1A,1B,1C,1D,1E毎に設ける
必要はなく、1台の自現機Aに対して1つ設けることが
好ましい。32は前記処理量情報検出手段31による信号を
受けて処理剤の処理量供給を制御する処理量供給制御手
段である。
【0030】固形処理剤補充装置30は、露光された感光
材料を処理する感光材料処理装置の処理槽の上方に設定
され、収納容器33、収納容器装填手段34、固形処理剤供
給手段35、駆動手段36から構成されていて、上部カバー
301内によって密閉されている。上記上部カバー301は、
前記処理槽1および恒温槽2を収容する本体101と本体
背部の支軸302により揺動自在に結合されていて、該上
部カバー301は、図示一点鎖線A方向に持ち上げて、操
作者側の前面および上面を大きく開放することにより、
固形処理剤補充装置30の点検や、前記フィルター22の交
換作業をすることができる。
【0031】また、上記上部カバー301の上面の一部に
は、天窓303が揺動自在に結合されていて、該天窓303を
図示一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器33の装
着,交換を行う。
【0032】感光材料処理装置の本体101の内部で、前
記処理槽1または恒温槽2の近傍には、補充水供給手段
40が設置してある。該補充水供給手段40は、補充水タン
ク(水貯溜槽)41、補水ポンプ42、吸水管43,送水管44
から構成されている。補充水タンク41内に収容された補
充水Wは、補水ポンプ42の吸引作用により吸入管43を通
って吸引され、引続き送水管44を通って処理槽および恒
温槽2内の処理液面上方に供給される。
【0033】前記吸水管43の吸込口には、銀化合物含有
フィルター45Aが接続されていて、補充水タンク41内の
補充水Wは、補水ポンプ42の吸引力によって前記銀化合
物含有フィルター45Aの通過時に接触濾過されて送水さ
れる。
【0034】前記送水管44の末端出口部にも、銀化合物
含有フィルター45B,45Cが接続されている。該フィル
ター45Bは前記処理槽1の処理液面上方にあって、処理
液の蒸発不足分を補充するとき、出口部で補充水を接触
濾過して補充する。フィルター45Cは前記恒温槽2の処
理液面上方にあって、固形処理剤Jの供給時に処理液濃
度を一定に維持するため補水するとき、出口部で補充水
を接触濾過して補充する。46は切り換えバルブであり、
前記処理槽1および/または恒温槽2への補水を適時切
り換える。ここで、銀化合物含有フィルターとしては、
サニター30(クラレ製)を用いた。
【0035】図3は固形処理剤Jおよび補充水Wの供給
制御を示すブロック図である。前記補水ポンプ42の駆動
モータは補充水供給制御手段47によりタイミング制御さ
れて駆動回転して断続的に補充する。
【0036】本発明による水貯溜槽40からの補充水Wは
銀化合物を含有したフィルター51A,51B,51Cで濾過
され補水ポンプ42により処理槽1と恒温槽2の固形処理
剤投入部20に補給される。
【0037】図4は図2の自動現像機を上面から示した
模式平面図で処理剤及び補充水の供給経路を記載してあ
る。
【0038】図5および図6に補充水供給制御について
示す。図5は自動現像機における固形処理剤と補充水の
供給制御を示すブロック図。図6は補充水供給制御フロ
ーチャートである。
【0039】図5に示すように予め自動現像機を設置す
る環境条件(温度,湿度)を季節,地域によって供給制
御手段32に入力、さらに自動現像機の1日の稼働パター
ンを選択して蒸発補水のタイミング(蒸発補水時刻)を
供給制御手段32に入力しておく。例えば蒸発するタイミ
ングを稼働始動時,12時,稼働終了時の3点に決めてお
く。処理量情報検出手段31が規定の感光材料処理量を検
出すると、補充水供給制御手段47より補水ポンプ42、分
配器Qにそれぞれ規定補充水Wを供給するための補水ポ
ンプ42の回転数、通路の選択がなされる。また時刻が上
述の蒸発補水時刻になると、同時に補充水供給制御手段
47により、補水ポンプ42、分配器Qのそれぞれその環境
時間帯に応じた蒸発補水を供給するための補水ポンプ42
の回転数、通路の選択がなされる。このようにして処理
液を安定に保つための補充水Wの供給がなされていく。
【0040】図7〜図10は本発明の他の実施例を示す断
面図である。図7は水貯溜槽41に水を入れる時に銀化合
物を含有したフィルター45A1で補充水Wを濾過し、補
充水Wとして排出使用する時にも銀化合物含有フィルタ
ー45A2で同じ濾過をする例を示す。ここで銀化合物と
して、バイオシュアSG(近畿パイプ技研製)及びゼオ
ミック(シナネンゼオミック製)を、それぞれ用いて実
験を行った。
【0041】図8は常時銀化合物含有物45A2を袋状物
にして水貯溜槽41に浸した例を示す。
【0042】図9は水貯溜槽41の低部に常時、銀化合物
含有フィルター45Aを敷、該フィルター45Aの接触作用
によって不純物が濾過された補充水Wは底部の排出口部
から吸水されて補水ポンプ42に至る。そして該フィルタ
ー45A定期的に交換される。
【0043】図10は水貯溜槽41の入口部近傍に、銀化合
物含有フィルター45Aを収容したメッシュ状のプラスチ
ックケースをフックで引掛けて吊り下げ、適時交換可能
にした例を示す。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の銀化合
物を接触させる手段を有する補充水供給手段を備えた自
動現像機は、安定した写真性能をもたらすと共に、コン
パクト化、作業性にも優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲン化銀写真感光材料処理装置の概略構成
図。
【図2】この発明に係る自動現像機の断面図。
【図3】固形処理剤および補充水の供給制御を示すブロ
ック図。
【図4】自動現像機の模式平面図。
【図5】自動現像機における固形処理剤と補充水の供給
制御を示すブロック図。
【図6】補充水供給制御のフローチャート。
【図7】水貯溜槽とフィルターの他の実施例を示す断面
図。
【図8】水貯溜槽とフィルターのさらに他の実施例を示
す断面図および斜視図。
【図9】水貯溜槽とフィルターのさらに他の実施例を示
す断面図。
【図10】水貯溜槽とフィルターのさらに他の実施例を
示す断面図および斜視図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E 処理槽 2,2A,2B,2E 恒温槽 20 固形処理剤投入部 30 固形処理剤補充装置(固形処理剤補充手段) 31 処理量情報検出手段 32 固形処理剤供給制御手段 33 収納容器(カートリッジ) 34 収納容器装填手段 35 固形処理剤供給手段 40 補充水供給手段 41 補充水タンク(水貯溜槽) 42 補水ポンプ 43 吸水管 44 送水管 45A,45B,45C 銀化合物含有フィルター(接触手
段) 46 切り換えバルプ 47 補充水供給制御手段 J 錠剤型固形処理剤 W 補充水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光されたハロゲン化銀写真感光材料を
    処理する処理液を収容する少なくとも一つの処理槽と、
    予め分割秤量された単位量の固形処理剤を前記処理槽に
    供給する固形処理剤補充手段と、前記処理槽に単位量の
    補充水を供給する補充水供給手段と、をそれぞれ少なく
    とも有する自動現像機であって、前記補充水を貯溜する
    貯溜槽および/または前記補充水供給手段に、前記補充
    水に銀化合物を接触させる接触手段を設けたことを特徴
    とするハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記補充水に銀化合物を接触させる接触
    手段が、フィルター状または水透過性のケース状をなす
    ことを特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感
    光材料処理用自動現像機。
  3. 【請求項3】 前記補充水が、自動現像機の処理槽の処
    理液蒸発分補正水と、固形処理剤溶解水の両方に用いら
    れるよう配水されることを特徴とする請求項1または2
    に記載のハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機。
  4. 【請求項4】 前記補充水を受容する処理槽が、ハロゲ
    ン化銀写真感光材料を処理する処理槽と、前記固形処理
    剤供給手段から供給される固形処理剤を受容して処理液
    に溶解させ前記処理槽に送り込む溶解槽とから成ること
    を特徴とする請求項1または3に記載のハロゲン化銀写
    真感光材料処理用自動現像機。
JP20230093A 1993-08-16 1993-08-16 ハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機 Pending JPH0756310A (ja)

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