JPH05107712A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機

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JPH05107712A
JPH05107712A JP26782991A JP26782991A JPH05107712A JP H05107712 A JPH05107712 A JP H05107712A JP 26782991 A JP26782991 A JP 26782991A JP 26782991 A JP26782991 A JP 26782991A JP H05107712 A JPH05107712 A JP H05107712A
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Norio Saito
謙雄 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補充液のストックタンクを無くして自現機の
コンパクト化をはかり、従来の補充液の入ったプラスチ
ックボトルを廃止して公害防止をはかり、手作業による
調液を廃止して、省力化を行ない、そのために必要な補
充用固形処理剤を供給トレーに収納して固形処理剤補給
装置をサブタンクやメイン処理タンクの近傍において
も、処理液のしぶきや湿気からできるだけ安全に保護さ
れている自動現像機を提供することを目的にする。 【構成】 感光材料を連続処理する自現機の処理液の性
能を一定に保つ補充用固形処理剤24の補給装置8を有す
る自動現像機において、該処理剤24を収納する供給トレ
ーを設け、該固形処理剤を1つずつ液面に平行な方向に
押し出し、固形処理剤の偏平面が液面に直角に投入でき
て、しぶきがたたない構成とした。そして、投入信号を
受けたときは、所定個数の固形処理剤24が供給トレー91
内、同71内又は同25内を運ばれてサブタンク20へ落下投
入させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料(以下、感光材料ともいう)を処理する自動現像機
に関する。更に詳しくは自動現像機の処理剤補給機構の
改善に関し、自動現像機のコンパクト化及び作業性の改
善がはかられ、更に安定した写真性能が得られる自動現
像機に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料は露光後、現像、脱銀、洗浄、
安定化等の工程により処理される。現像には黒白現像
液、カラー現像液、脱銀処理には漂白液、漂白定着液、
定着液、洗浄には水道水、又はイオン交換水、安定化処
理には安定液がそれぞれ使用される。各処理液は通常30
〜40℃に温度調節され、感光材料はこれらの処理液中に
浸漬され処理される。
【0003】このような処理は、通常、自動現像機(以
下、自現機ともいう)等により、上記の処理液を収納し
た処理槽間を感光材料を順次搬送させることによって行
われる。
【0004】このような場合には、処理槽内の処理液の
活性度を一定に保つために各処理液に補充液を補充する
方式が採られている。
【0005】具体的には、補充用タンクから、補充液を
適時処理槽内に供給しつつ処理作業を行うようにしてい
る。
【0006】この場合、補充用タンクに貯溜される補充
液自体は別の場所で作製され、必要に応じて補充用タン
ク内に補充されるのが普通であるが、その作製に当たっ
ては、従来から次のような手作業的な方法が採られてい
る。
【0007】すなわち、補充処理剤は粉末状あるいは液
体状で供給されており、使用に際しては、粉末の場合は
一定量の水に溶解することにより調液され、又液体状の
場合も濃縮されているから水で一定量に希釈して用いら
れる。
【0008】補充タンクは自現機の横に設置される場合
があり、相当のスペースを確保する必要がある。又、最
近急増しているミニラボにおいても自現機本体に補充タ
ンクを内蔵するようにしているが、この場合も補充タン
クのスペースを確保する必要がある。
【0009】補充処理剤は、写真処理に際して良好な性
能を発揮するように各種成分(以下パーツ剤ないしパー
ト剤と称する。)からなっており、これらのパーツ剤は
互いに接触した状態におかれると長い間には反応し変質
したりして写真処理剤としての機能が損なわれる。特に
処理剤中には酸化還元反応により互いに反応し易いもの
が多いため、一般には1種又は2種以上のパーツ剤に分
けてキット化されており、使用時にこれらを一定量の水
で溶解して使用に供している。
【0010】上記キット化されたパーツ剤は、例えば、
各々瓶、袋等の内包容器に入れられ、これらをまとめて
外装(例えば段ボール箱)に入れて1単位として市販さ
れている。
【0011】上記パーツ剤がキット化された補充処理剤
は、溶解、希釈、混合後、一定量に仕上げて使用される
が、該補充処理剤には次のような欠点がある。即ち、各
パーツ剤が瓶等の容器に各々単独に入れられており、補
充処理剤によってはパーツ剤が数本に及び、1単位とも
なると該容器の数がかなり多くなり、貯蔵や輸送の際、
多くのスペースを必要とするばかりでなく、空になった
容器の廃棄にも問題があった。また補充処理剤を構成す
るパーツ剤が数種類からなる場合は、各パーツ剤は各々
単独に容器に入れられて散在しているので、各パーツ剤
を見つけ出すのに手間を要し、調液の作業能率を著しく
低下させていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は感光
材料の現像処理を自現機を用いて行うにあたり、最近の
自現機のコンパクト化の動向に合致させる為にできるだ
け、自現機本来の必要不可欠の部位のみで自現機を構成
させることをねらっている。
【0013】一方、近年、ヨーロッパ、アメリカを中心
にして環境保全、省資源化が強く望まれており、写真関
係では補充処理剤のポリ容器が特に問題になっている。
即ち、写真用のポリ容器はコストが安く貯蔵や輸送にも
便利で耐薬品性に優れているものの、空になった容器は
産業廃棄物として埋め立てられるか廃棄され、或は焼却
されるが、ポリ容器は生分解性がほとんどなく、蓄積さ
れ、焼却した場合は炭酸ガスの大量の発生を伴い、地球
の温暖化や酸性雨等の一因になるという問題がある。ま
た、ユーザーの問題としては作業スペースの狭いところ
にポリ容器が大量に山積みされ、更にスペースを狭くし
ている等の問題が指摘されている。
【0014】更に、自現機により処理される感光材料の
仕上がり品質を安定させる為、処理液性能の安定化も望
まれている。処理液性能を安定に保つ為のポイントを挙
げると、最近の低補充化の動向から重要な項目は補充レ
イトの管理と、蒸発による処理液の濃縮化の防止であ
る。
【0015】補充レイトの管理については、定期的な補
充量のチェックが必要であるが、最近のミニラボにおい
ては、定期的なチェックは各自現機を販売したメーカー
が担当し、1ヶ月に1回程度の巡回時に行われているの
が実状である。従って、補充レイトが狂っていても巡回
チェック迄は放置されることになる。又、蒸発による処
理液の濃縮化防止についても、ミニラボにおいては、ユ
ーザーが毎朝自現機の温調完了時に前日から自現機停止
時に蒸発して液面低下した量に対して温水を加えて蒸発
補正しているが、規則正しく毎日きちんと蒸発補正を励
行すればよいが、時々忘れたり、人が変わったりした場
合は規則が守れなく、処理液濃度の変動を起こす要因と
なっている。
【0016】一方、固形処理剤は処理剤補給槽に投入す
る前に既に変質したりしていてはならない。特に錠剤に
した処理剤はカートリッジ即ち錠剤補給トレーの中に装
填されて補充の指令と共に前記補給槽に投入供給してい
かねばならないが、このカートリッジは現像機の近傍に
おかれるので投入時の処理液のはねかえりで濡れたりす
ることは絶対に避けねばならない。
【0017】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、第1に、自現機
の補充液ストックタンクを無くしてコンパクト化を計る
ことににあり、第2に、プラスチックボトルを実質的に
使用しない、低公害化システムの提供にあり、第3に、
処理液の濃縮化を防ぐ蒸発補正方法の提供にあり、第4
に、手作業による補充液の調液作業及び蒸発補正作業工
程をフリー化することで省力化を計ることにあり、第5
に、投入する固形処理剤は、常に高性能品質が保持され
ている状態にしておくことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
a,bのいずれかによって達成される。
【0019】(a)ハロゲン化銀写真感光材料を連続処
理する自動現像機において、処理剤の性能を維持させる
補充用固形処理剤を補充槽に送り込む固形処理剤供給装
置を設け、該供給装置は使用する前記感光材料の累積面
積が所定値になるごとに作動するようにしたことを特徴
とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
【0020】(b) 前記固形処理剤が錠剤型処理剤で
あることを特徴とするa項記載のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例に従い、更に具体的に説
明するが、本発明の実施の態様が下記に限定されるもの
ではない。
【0022】図1は本発明に係る自現機の一例を示す概
略説明図であり、カラーネガティブフィルムの処理装置
の制御機構を簡単にあらわしたものである。
【0023】カラーネガティブフィルムが感光材料挿入
部13より搬入され、感光材料面積検出センサー7を通過
し、一定量の面積が検出されると、補充用固形処理剤補
給装置8と補充水補給装置10及び電磁弁12が制御部11の
信号を受けて作動し、補充処理剤と調液用補充水が各処
理槽1,2,3,5にそれぞれ必要量補給される。
【0024】又、自現機を数時間温調しておくと、各処
理槽1〜5の処理液17の蒸発が起こり、一定液面以下に
なると、液面検出センサー9が働き、制御部11の信号を
受けて補充水補給装置10及び電磁弁12を作動させ、液面
検出センサー9の上限検出機構が働く迄、蒸発補正用補
充水が補給される。尚、補充水補強管15によって供給さ
れる補充水である水洗温水14は調液用補充水及び蒸発補
正用補充水共に温調されていることが好ましい。尚ま
た、各処理槽1〜5は、1は発色現像槽、2は漂白槽、
3は定着槽、4,4は水洗槽、5は安定槽を夫々表す。
さらに6は乾燥部である。
【0025】図2に、補充処理剤として錠剤状に固形化
されたものを用いた場合の補充用固形処理剤補給装置8
の一実施例を概略説明図として示す。
【0026】感光材料面積検出センサー7の信号を受け
て、制御部11が働き、補充用固形処理剤供給ステッピン
グモータ95が作動すると、それに直結して補充用固形処
理剤供給用押し出しプランジャー94のラック94Aに噛合
う駆動用ピニオン96が1ステップ即ち、処理剤の厚みの
ピッチ長さPだけ前記ラック94Aを有すプランジャー94
を上昇させ、該処理剤24の供給トレー本体91内の最上部
の固形処理剤24Aが投入落下位置に待機されるようにな
り、供給トレー91に収納された補充用固形処理剤24を各
処理層1,2,3,5の補充処理剤溶解部である処理剤
補給槽(以下サブタンクという)20内の濾過装置21の内
部に1個投入する準備が完了する。
【0027】このように最上部で待機している固形処理
剤24Aは、ピストン摺動台92上を水平に往復動するプラ
ンジャー99の往動によってサブタンク20の上部のガイド
プレート20Aと天井カバー20Bによって形成されるトン
ネル内を横方向にスライドしてサブタンク20の濾過装置
21の液面上に落下してゆくようにしてある。プランジャ
ー99はその一部にきられているラック99Aがステッピン
グモータ97に直結したピニオン98と噛合っていて、指令
信号により前記ステッピングモータ97が始動することに
よって往復動の作動がなされる。往動で固形処理剤24A
をサブタンク20内に投入し終ったら、ステッピングモー
タ97が逆回転してロッド99は復動してもとの位置に戻っ
て次の指令信号が来るまで待機する。また指令信号が複
数の固形処理剤の供給を指示する場合があるが、そのと
きは上述の作動を所定回数繰返すことになる。補給され
た補充用固形処理剤24は除々に溶解し、循環ポンプ18に
より各処理槽1,2,3,5のメイン処理タンク16中に
供給される。尚、循環ポンプ18によりメイン処理タンク
16とサブタンク20とを循環する処理液17の循環流の全部
又は大部分をサブタンク20内の濾過装置21を直接通過す
るように構成すれば、補充用固形処理剤24の溶解性がよ
り高まることとなる。図において、19は温調ヒーター、
27は各処理槽1,2,3,5が構成するメイン処理タン
ク16とサブタンク20とを連絡する連通管、28は処理ラッ
ク、29はオーバーフロー口である。
【0028】ここに、固形処理剤補給装置8の供給トレ
ー本体91は四方の垂直壁に囲まれ下部からプランジャー
94が上下往復動を行うようにしてある。そして、このよ
うに固形処理剤24は供給トレー内で、殆んど密閉された
状態で保護され、更に最上部の固形処理剤24Aも前述の
ようにトンネル内をサブタンク20へとほぼ密閉された状
態で押し出されるので、各処理液のはね返りや蒸発の影
響を受けて汚染されてしまうことがない。
【0029】また、プランジャー99の往動速度が適切な
値にセットされて、固形処理剤の投入方向は偏平面が垂
直になるように図2の方向となるので、水しぶきは極度
に減少する。
【0030】また、固形処理剤投入液面には本出願人
が、ほぼ同時に出願した浮き蓋や浮き玉を並べてクッシ
ョンの役目をさせしぶきを極度に押さえることがより好
ましい。
【0031】感光材料面積検出センサー7の信号を受け
て、制御部11が働き、補充用固形処理剤補給用ステッピ
ングモータ95,97及びそれによって駆動されるピニオン
96,98とそれによって直線移動するラック94Aをもつプ
ランジャー94とラック99Aをもつプランジャー99とが作
動し、補充用固形処理剤24を補給すると同時に補充水補
給装置10と電磁弁12が作動し、調液用補充水が補給され
る。調液用補充水の補給量は、補充用固形処理剤24を溶
解するに必要な量以上であればよく、制御部11にあらか
じめ電磁弁12と補充水補給装置10の作動時間をインプッ
トしておくことで解決できる。
【0032】また、自現機温調中又は停止中に処理槽1
〜5の処理液17が蒸発により液面低下を起こした場合
は、液面検出センサー9が低下した液面を検知し、信号
を制御部11に伝達し、電磁弁12と補充水補給装置10を作
動させ、正規の液面レベルまで、蒸発補正用補充水を補
給する。正規の液面に達すると、液面検出センサー9が
正規の液面を検知し、信号を制御部11に伝達し、電磁弁
12と補充水補給装置10の作動を停止させる。
【0033】次に本発明における固形処理剤補給装置8
の他の実施例を図3の概略説明図を用いて説明する。
【0034】本実施例において、図2に示した前述の実
施例と違うところは固形処理剤24の補給装置8に当る部
分でありその他の部分については同じであるので、該補
給装置8についての説明にとどめる。
【0035】感光材料面積検出センサー7の信号を受け
て、制御部11が働き、補充用固形処理剤供給ステッピン
グモータ45が作動すると、それに直結して補充用固形処
理剤供給コンベヤ43の駆動ホイール41が従動ホイール42
と共に1ステップずつ処理剤の厚みのピッチ長さPの倍
数だけ前記コンベヤ43を進ませ、供給トレー25内の先頭
から固形処理剤24が送り込まれ、供給トレー25に収納さ
れた補充用固形処理剤24を各処理槽1,2,3,5の補
充処理剤溶解部であるサブタンク20内の濾過装置21の内
部に1個ないし数個補給する。尚、押しばね26は供給ト
レー25内の固形処理剤24を常に安定保持させるものであ
る。
【0036】ここに、前記供給コンベヤ43は等ピッチP
毎に爪46の設けられたタイミングベルトである。
【0037】このように補充用固形処理剤24は、偏平面
をほぼ垂直にしてサブタンク20に確実に投入されるの
で、水平に投入される場合にくらべて、しぶきがはるか
にたちにくく、また供給トレー25も側部の壁及び天井部
の蓋25Bに囲まれ搬送ベルト43にも図示はしてないがカ
バーがかけられているので、供給トレー25内の固形処理
剤が濡れて性能をおとしてしまうことは避けられる。
【0038】更に、図4及び図5の概略説明図を用い
て、補充処理剤として錠剤状に固形化されたものを用い
た場合の補充用固形処理剤補給装置8の別の実施例を説
明する。
【0039】感光材料面積検出センサー7の信号を受け
て、制御部11が働き、補充用固形処理剤供給ステッピン
グモータ75が作動すると、それに直結して補充用固形処
理剤供給用押し出しプランジャー74のラック74Aに噛合
う駆動用ピニオン76が1ステップ即ち、処理剤の厚みの
ピッチ長さPだけ前記ラック74Aを有すプランジャー74
を進ませ、該処理剤24の供給トレー本体71内の先頭の固
形処理剤24が投入落下位置に待機されるようになり、供
給トレー71に収納された補充用固形処理剤24を各処理層
1,2,3,5の補充処理剤溶解部であるサブタンク20
内の濾過装置21の内部に1個投入する準備が完了する。
【0040】一方、供給トレー本体71の底板面に摺動し
て横方向に往復動するシャッター板81が設けられ該シャ
ッター板81にはばねかけピン83が植えられ、別の固定壁
からばね84がかけられ、該シャッター板81が常に閉まる
方向に付勢されている。該シャッター板81にはストッパ
ー溝孔88が開けられシャッター板81が図4のように閉め
られているときはストッパー88Bが溝孔端にかかり、図
5のように開けられているときは、ストッパー88Aが他
の溝孔端に当たるようにしてある。そして、該シャッタ
ー板81の端部には折り曲げ部82が設けられ、ステッピン
グモータ86の軸心85に固定されたレバー87が固形処理剤
24を供給する指令信号によって時計方向に回転作動し
て、該レバー87の端部にピン87Aが前記折り曲げ部82を
押してシャッター板81が開くようにしてある。
【0041】ここでステッピングモータ86は普通のモー
タでもよくまた、モータでなくロータリーソレノイドで
あってもよい。そして、ステッピングモータ75と86は供
給指令によって同時作動する。
【0042】ここに、固形処理剤補給装置8の供給トレ
ー本体71は前後左右の壁73に囲まれ上部は蓋72がかぶせ
られ、底部には先端部に固形処理剤の落下投入口73Aが
設けられ、シャッター板81が閉じられているときは、外
部から密閉されていて、各処理液のはね返りや蒸発の影
響を受けて汚染されてしまうことがない。
【0043】このように本発明における処理液補給槽
(サブタンク)20は補充用固形処理剤24を所定個数だけ
補給溶解して濾過するスペースの槽があればよく、該溶
解補充液を各処理槽各循環ポンプ(マグネットポンプ)
18でメイン処理タンク16内とサブタンク20内を循環させ
るだけでよいので、その占める空間は従来の補充液槽の
空間に対してごく僅かなものにすることが可能になっ
た。
【0044】ここで濾過装置21は図2,図3,図4,図
5にては投入された補充用固形処理剤の溶解槽として効
果をあげるために殆ど使われていることを示している
が、濾過装置21の周囲円筒部を形成する濾過フィルター
39の底部を2点鎖線で示すようにサブタンク20の底部と
接合するまでのばしてフィルター39の底部中心部に循環
系の吸込口が来るようにすることにより、該処理剤の溶
解と、サブタンク20、メインタンク16間の循環による液
汚れの濾過作用との両方の効果が得られるようになる。
【0045】
【発明の効果】本発明により自現機の占める容積を従来
のものよりはるかに小さくすることが可能になり、従来
使っていたプラスチックボトルを全く不要とさせる低公
害化システムが可能になり、また蒸発による濃縮化や処
理液の酸化や持出しによる減力が起ってもその状態に応
じてその回復のための水の補給や補給用固形処理剤の補
給が自動的に行われるので、今までの人力による作業が
なくなり、その作業を省力させることが可能になった。
【0046】更に、補給用固形処理剤が供給待機中にそ
の供給投入時の液面からのはね返りによるしぶきをかぶ
ることが防止され、補給用固形処理剤が供給トレーに入
れられて各処理槽近くに待機しているときも湿気や水し
ぶきのはね返りを受けて品質を低下させられることがな
くなり、安全でコンパクトな現像システムが展開できる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自現機の一例を示す概略説明図。
【図2】固形処理剤送り出し投入の状態を表す一実施例
の概略説明図。
【図3】固形処理剤送り出し投入状態を表す他の実施例
の概略説明図。
【図4】固形処理剤送り出し投入状態を表す別の実施例
のシャッター閉時の概略説明図。
【図5】固形処理剤送り出し投入状態を表す別の実施例
のシャッター開時の概略説明図。
【符号の説明】
1 発色現像槽 2 漂白槽 3 定着槽 4 水洗槽 5 安定槽 6 乾燥部 7 感光材料面積検出センサー 8 補充用固形処理剤補給装置 9 液面検出センサー 10 補充水補給装置 11 制御部 12 電磁弁 13 感光材料挿入部 14 水洗温水 15 補充水補給管 16 メイン処理タンク 17 処理液 18 循環ポンプ 19 温調ヒーター 20 サブタンク 21 濾過装置 24 補充用固形処理剤 24A 最上部の固形処理剤 25 供給トレー 26 押しばね 39 濾過フィルター 71 供給トレー本体 74 プランジャー 75,86 ステッピングモータ 74A ラック 76 ピニオン 81 シャッター板 88A,88B ストッパー 91 供給トレー本体 94,99 プランジャー 94A,99A ラック 95,97 ステッピングモータ 96,98 ピニオン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を連続処理す
    る自動現像機において、処理剤の性能を維持させる補充
    用固形処理剤を補充槽に送り込む固形処理剤供給装置を
    設け、該供給装置は使用する前記感光材料の累積面積が
    所定値になるごとに作動するようにしたことを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
  2. 【請求項2】 前記固形処理剤が錠剤型処理剤であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材
    料用自動現像機。
JP26782991A 1991-10-16 1991-10-16 ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 Pending JPH05107712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5508777A (en) * 1993-10-21 1996-04-16 Konica Corporation Photosensitive material processing apparatus in use with a solid processing agent

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US5508777A (en) * 1993-10-21 1996-04-16 Konica Corporation Photosensitive material processing apparatus in use with a solid processing agent

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