JPH0792640A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機Info
- Publication number
- JPH0792640A JPH0792640A JP13042194A JP13042194A JPH0792640A JP H0792640 A JPH0792640 A JP H0792640A JP 13042194 A JP13042194 A JP 13042194A JP 13042194 A JP13042194 A JP 13042194A JP H0792640 A JPH0792640 A JP H0792640A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- tank
- solid
- liquid
- silver halide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体処理剤が殆ど未溶解の状態で処理液の循
環を停止することが無いようにすること。 【構成】 処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供
給する固体処理剤供給手段と、処理槽中の処理液を循環
させる処理液循環手段と、補充用固体処理剤が最後に前
記処理液に供給されてからの経過時間を計測する経過時
間計測手段と、経過時間計測手段により計測された経過
時間が所定時間になるまで前記処理槽内の処理液の循環
を行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循環制
御手段と、を有する。
環を停止することが無いようにすること。 【構成】 処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供
給する固体処理剤供給手段と、処理槽中の処理液を循環
させる処理液循環手段と、補充用固体処理剤が最後に前
記処理液に供給されてからの経過時間を計測する経過時
間計測手段と、経過時間計測手段により計測された経過
時間が所定時間になるまで前記処理槽内の処理液の循環
を行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循環制
御手段と、を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機に関するものである。
料用自動現像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動現像機(以下、自現機とも称
する)によるハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材
料とも称する)の処理には、環境対応の観点から、固体
処理剤の利用が検討されており、例えば、特開平2-1090
42号,同3-39379号,同4-230748号等の各公報には、前
記固体処理剤の開示が見られる。また、特開平4-213454
号,同5-119454号,同5-188533号等の各公報には、固体
処理剤を自動現像機にセットし、直接処理槽に供給する
方法が開示されている。
する)によるハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光材
料とも称する)の処理には、環境対応の観点から、固体
処理剤の利用が検討されており、例えば、特開平2-1090
42号,同3-39379号,同4-230748号等の各公報には、前
記固体処理剤の開示が見られる。また、特開平4-213454
号,同5-119454号,同5-188533号等の各公報には、固体
処理剤を自動現像機にセットし、直接処理槽に供給する
方法が開示されている。
【0003】そして、これらの方法は、固体処理剤溶解
作業が不要となり、また、廃液などの環境問題を逓減す
るものである。
作業が不要となり、また、廃液などの環境問題を逓減す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの固体
処理剤を使用する処理システムでは、従来の補充液供給
方式とは異なり、低溶解性素材の析出や、不溶性物質の
発生およびそれによる処理槽・写真感光材料の汚れ、処
理液の酸化劣化などの問題が特に始動時や、長時間写真
感光材料の処理を行わなかった場合、発生することが判
った。
処理剤を使用する処理システムでは、従来の補充液供給
方式とは異なり、低溶解性素材の析出や、不溶性物質の
発生およびそれによる処理槽・写真感光材料の汚れ、処
理液の酸化劣化などの問題が特に始動時や、長時間写真
感光材料の処理を行わなかった場合、発生することが判
った。
【0005】そして、本発明者らは、この問題を解決す
るために鋭意検討した結果、従来の補充液供給方式の自
動現像機のように、処理槽内の処理液の循環が、感光材
料を処理槽内を搬送中のみ循環させたり、温度調整ヒー
タのON/OFFに同期して循環させたりし、また、搬
送装置の駆動スイッチをOFFにした時は循環もOFF
にすると、供給した固体処理剤が溶解する前に、循環手
段の稼働が停止する。そのため、未溶解の固体処理剤の
近傍の処理液が極めて高濃度になるため、その高濃度部
分が次の感光材料の処理で循環が再開されたときに処理
液に大きな濃度むらを与えて、感光材料の写真特性に悪
影響を及ぼしたり、低溶解性素材の結晶析出や、沈澱物
等の不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感
光材料の汚れ、処理液の劣化などの問題が発生すること
が判った。特に、パラフェニレンジアミン系発色現像主
薬を含有するようなものでは、高濃度で発色現像主薬の
析出等の変化が生じ易く、例えば金曜日の夕方に停止
し、月曜日の朝に始動させる場合や、正月休み等で長期
にわたって停止する場合があり、その後に、循環が再開
されても容易に溶けないものが時として発生し処理液の
有効濃度が低下したり、循環負荷が増加する問題が起き
やすい。
るために鋭意検討した結果、従来の補充液供給方式の自
動現像機のように、処理槽内の処理液の循環が、感光材
料を処理槽内を搬送中のみ循環させたり、温度調整ヒー
タのON/OFFに同期して循環させたりし、また、搬
送装置の駆動スイッチをOFFにした時は循環もOFF
にすると、供給した固体処理剤が溶解する前に、循環手
段の稼働が停止する。そのため、未溶解の固体処理剤の
近傍の処理液が極めて高濃度になるため、その高濃度部
分が次の感光材料の処理で循環が再開されたときに処理
液に大きな濃度むらを与えて、感光材料の写真特性に悪
影響を及ぼしたり、低溶解性素材の結晶析出や、沈澱物
等の不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感
光材料の汚れ、処理液の劣化などの問題が発生すること
が判った。特に、パラフェニレンジアミン系発色現像主
薬を含有するようなものでは、高濃度で発色現像主薬の
析出等の変化が生じ易く、例えば金曜日の夕方に停止
し、月曜日の朝に始動させる場合や、正月休み等で長期
にわたって停止する場合があり、その後に、循環が再開
されても容易に溶けないものが時として発生し処理液の
有効濃度が低下したり、循環負荷が増加する問題が起き
やすい。
【0006】本発明の目的は、上述の問題を解決し、固
体処理剤が処理液の循環に悪影響を与えたり、写真性能
への悪影響を与えることが無いようにすることである。
体処理剤が処理液の循環に悪影響を与えたり、写真性能
への悪影響を与えることが無いようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲に記載の構成により解決できる。
許請求の範囲に記載の構成により解決できる。
【0008】本出願において、「循環される」とは、処
理槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度の状態にな
らない程度に循環されることを意味し、ポンプ等の処理
液循環手段が間欠的に作動させるなど常時作動していな
くても、処理槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度
の状態にならない程度に循環されていれば、本発明の
「循環される」に該当する。
理槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度の状態にな
らない程度に循環されることを意味し、ポンプ等の処理
液循環手段が間欠的に作動させるなど常時作動していな
くても、処理槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度
の状態にならない程度に循環されていれば、本発明の
「循環される」に該当する。
【0009】本出願において、「所定時間」とは、処理
槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度の状態になら
ない程度に、固体処理剤の溶解が進むまでに必要な時間
であり、固体処理剤の種類・処方・形状・大きさなどや
制御方法や処理液の温度などにより異なることは言うま
でもない。
槽内の固体処理剤の近傍の処理液が高濃度の状態になら
ない程度に、固体処理剤の溶解が進むまでに必要な時間
であり、固体処理剤の種類・処方・形状・大きさなどや
制御方法や処理液の温度などにより異なることは言うま
でもない。
【0010】本出願において、固体処理剤とは、固体状
態の写真感光材料用処理剤のことである。固体処理剤に
は、粉体状、顆粒状、丸薬状及び錠剤状型処理剤などが
ある。
態の写真感光材料用処理剤のことである。固体処理剤に
は、粉体状、顆粒状、丸薬状及び錠剤状型処理剤などが
ある。
【0011】本出願において、粉体とは微粒結晶の集合
体であり、顆粒とは粉体を造粒した造粒物の事をいい、
錠剤とは粉体や顆粒などを一定の形状に圧縮成型したも
のを言う。錠剤の成型法としては造粒後打錠して形成す
る方法が本発明の効果の上から好ましい。本出願におい
て、丸薬とは、造粒又は打錠などにより、形状がほぼ球
状になるよう形成したものを言う。また、本発明におい
ては、取り扱い性及び定量性の観点から、顆粒,錠剤,
丸薬が好ましい。
体であり、顆粒とは粉体を造粒した造粒物の事をいい、
錠剤とは粉体や顆粒などを一定の形状に圧縮成型したも
のを言う。錠剤の成型法としては造粒後打錠して形成す
る方法が本発明の効果の上から好ましい。本出願におい
て、丸薬とは、造粒又は打錠などにより、形状がほぼ球
状になるよう形成したものを言う。また、本発明におい
ては、取り扱い性及び定量性の観点から、顆粒,錠剤,
丸薬が好ましい。
【0012】顆粒形成のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、撹拌造粒、流動層造粒、噴霧乾
燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。得られた造
粒物を加圧圧縮して錠剤型に成型する際には、公知の圧
縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー
式打錠機、ブリケッテングマシンを用いることが出来
る。
し出し造粒、圧縮造粒、撹拌造粒、流動層造粒、噴霧乾
燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。得られた造
粒物を加圧圧縮して錠剤型に成型する際には、公知の圧
縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー
式打錠機、ブリケッテングマシンを用いることが出来
る。
【0013】補充用固体処理剤が供給される区画内に、
処理液の温調手段を設けることにより、固体処理剤の溶
解性が増し、本発明の効果がより一層発揮される。
処理液の温調手段を設けることにより、固体処理剤の溶
解性が増し、本発明の効果がより一層発揮される。
【0014】
(1)「ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の処理液
により処理する自動現像機において、前記処理液の補充
用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤供給手
段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液循環手
段と、を有し、前記補充用固体処理剤が最後に前記処理
液に供給されてから所定時間を経過するまでは、前記処
理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環される
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、前記補充用固体処理剤が前記処理液に供
給されてから所定時間を経過するまでは、前記処理液循
環手段により前記処理槽内の処理液が循環されるので、
固体処理剤が殆ど溶解するまでは、循環が停止しない。
により処理する自動現像機において、前記処理液の補充
用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤供給手
段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液循環手
段と、を有し、前記補充用固体処理剤が最後に前記処理
液に供給されてから所定時間を経過するまでは、前記処
理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環される
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、前記補充用固体処理剤が前記処理液に供
給されてから所定時間を経過するまでは、前記処理液循
環手段により前記処理槽内の処理液が循環されるので、
固体処理剤が殆ど溶解するまでは、循環が停止しない。
【0015】なお、前記補充用固体処理剤が前記処理液
に供給されてから所定時間を経過するまでは、前記処理
液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環されるの
は、結果的に、所定時間を経過するまでは処理液が循環
されていればよく、以下の項で示す制御の何れでもよ
い。
に供給されてから所定時間を経過するまでは、前記処理
液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環されるの
は、結果的に、所定時間を経過するまでは処理液が循環
されていればよく、以下の項で示す制御の何れでもよ
い。
【0016】(2)「ハロゲン化銀写真感光材料を処理
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記補充用固体処理剤が最後に前記
処理液に供給されてからの経過時間を計測する経過時間
計測手段と、前記経過時間計測手段により計測された経
過時間が所定時間になるまで、前記処理槽内の処理液の
循環を行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循
環制御手段と、を有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機。」により、前記補充用固体
処理剤が最後に前記処理液に供給されてから所定時間を
経過するまでは前記処理液循環手段により前記処理槽内
の処理液が循環されることになる。従って、固体処理剤
が殆ど溶解するまでは、循環が停止しない。
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記補充用固体処理剤が最後に前記
処理液に供給されてからの経過時間を計測する経過時間
計測手段と、前記経過時間計測手段により計測された経
過時間が所定時間になるまで、前記処理槽内の処理液の
循環を行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循
環制御手段と、を有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機。」により、前記補充用固体
処理剤が最後に前記処理液に供給されてから所定時間を
経過するまでは前記処理液循環手段により前記処理槽内
の処理液が循環されることになる。従って、固体処理剤
が殆ど溶解するまでは、循環が停止しない。
【0017】(3)「ハロゲン化銀写真感光材料を処理
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、処理されるハロゲン化銀写真感光材
料の量を検出する処理量検出手段と、前記処理量検出手
段により検出されたハロゲン化銀写真感光材料の量に応
じて、固体処理剤供給手段の固体処理剤の供給を制御す
る固体処理剤供給制御手段と、前記処理量検出手段によ
りハロゲン化銀写真感光材料の最後の検出からの経過時
間を計測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手
段により計測された経過時間が所定時間になるまで、前
記処理槽内の処理液の循環を行うよう前記処理液循環手
段を制御する処理液循環制御手段と、を有することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」に
より、固体処理剤の供給は、検出された写真感光材料の
量に応じて、制御されるので、固体処理剤供給制御手段
に予め与えられた制御により、写真感光材料の最後の検
出から固体処理剤が最後に供給されるまでの時間は、あ
る範囲内であるので、前記補充用固体処理剤が最後に前
記処理液に供給されてから所定時間を経過するまでは前
記処理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環さ
れることになる。従って、固体処理剤が殆ど溶解するま
では、循環が停止しない。
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、処理されるハロゲン化銀写真感光材
料の量を検出する処理量検出手段と、前記処理量検出手
段により検出されたハロゲン化銀写真感光材料の量に応
じて、固体処理剤供給手段の固体処理剤の供給を制御す
る固体処理剤供給制御手段と、前記処理量検出手段によ
りハロゲン化銀写真感光材料の最後の検出からの経過時
間を計測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手
段により計測された経過時間が所定時間になるまで、前
記処理槽内の処理液の循環を行うよう前記処理液循環手
段を制御する処理液循環制御手段と、を有することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」に
より、固体処理剤の供給は、検出された写真感光材料の
量に応じて、制御されるので、固体処理剤供給制御手段
に予め与えられた制御により、写真感光材料の最後の検
出から固体処理剤が最後に供給されるまでの時間は、あ
る範囲内であるので、前記補充用固体処理剤が最後に前
記処理液に供給されてから所定時間を経過するまでは前
記処理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環さ
れることになる。従って、固体処理剤が殆ど溶解するま
では、循環が停止しない。
【0018】処理量検出手段は、直接的または間接的に
感光材料の処理面積を検出する手段である。処理量検出
手段としては、以下のものが挙げられるが、それに限ら
れない。左右方向に複数の検出部材を配しており、感光
材料の幅を検出するとともに、感光材料が通過する通過
時間を検出することにより、感光材料の搬送速度は所定
値に予め設定されているので、検出手段により検出され
た幅と通過時間とから感光材料の処理面積が算出できる
ものでもよい。また、間接的に感光材料の処理面積が検
出できるもの、例えば、プリンタープロセッサの場合、
焼付を行った感光材料の量、或いは、予め決まっている
面積を有する感光材料の処理数を検出するものでもよ
い。さらに、処理量検出手段が検出する場所は、処理前
でも、処理後、或いは処理液中に浸漬されている間でも
良い。また、処理量情報検出手段は、各処理液槽毎に設
ける必要はなく、1台の自現機APに対して1つ設ける
ことが好ましい。なお、この処理量検出手段の検出部材
は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波センサ等
の感光材料を検出できるものであればよい。
感光材料の処理面積を検出する手段である。処理量検出
手段としては、以下のものが挙げられるが、それに限ら
れない。左右方向に複数の検出部材を配しており、感光
材料の幅を検出するとともに、感光材料が通過する通過
時間を検出することにより、感光材料の搬送速度は所定
値に予め設定されているので、検出手段により検出され
た幅と通過時間とから感光材料の処理面積が算出できる
ものでもよい。また、間接的に感光材料の処理面積が検
出できるもの、例えば、プリンタープロセッサの場合、
焼付を行った感光材料の量、或いは、予め決まっている
面積を有する感光材料の処理数を検出するものでもよ
い。さらに、処理量検出手段が検出する場所は、処理前
でも、処理後、或いは処理液中に浸漬されている間でも
良い。また、処理量情報検出手段は、各処理液槽毎に設
ける必要はなく、1台の自現機APに対して1つ設ける
ことが好ましい。なお、この処理量検出手段の検出部材
は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、超音波センサ等
の感光材料を検出できるものであればよい。
【0019】(4)「ハロゲン化銀写真感光材料を処理
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記処理液循環手段と処理液制御循
環手段を除く、殆どの機能の稼働スイッチである自動現
像機稼働スイッチと、前記自動現像機稼働スイッチが切
られてからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
前記経過時間計測手段により計測された経過時間が所定
時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を行うよ
う前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御手段
と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。」において、自動現像機稼動スイッチ
とは、搬送駆動、温度調節、固体処理剤補充等、感光材
料の処理に必要な殆どの機能を同時にON,OFFする
メインスイッチであり、これがOFFの時には固体処理
剤は投入されない。従って、該稼動スイッチがONのと
きは常時循環が行われるような系においては、該稼動ス
イッチが切られてから所定時間を経過するまで前記処理
液循環手段により前記処理槽内の処理液を循環させるこ
とにより、固体処理剤が投入されてから少なくとも該所
定時間以上は前記処理槽内の処理液が循環されることに
なる。よって固体処理剤が殆ど溶解するまでは循環が停
止しない。
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記処理液循環手段と処理液制御循
環手段を除く、殆どの機能の稼働スイッチである自動現
像機稼働スイッチと、前記自動現像機稼働スイッチが切
られてからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
前記経過時間計測手段により計測された経過時間が所定
時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を行うよ
う前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御手段
と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。」において、自動現像機稼動スイッチ
とは、搬送駆動、温度調節、固体処理剤補充等、感光材
料の処理に必要な殆どの機能を同時にON,OFFする
メインスイッチであり、これがOFFの時には固体処理
剤は投入されない。従って、該稼動スイッチがONのと
きは常時循環が行われるような系においては、該稼動ス
イッチが切られてから所定時間を経過するまで前記処理
液循環手段により前記処理槽内の処理液を循環させるこ
とにより、固体処理剤が投入されてから少なくとも該所
定時間以上は前記処理槽内の処理液が循環されることに
なる。よって固体処理剤が殆ど溶解するまでは循環が停
止しない。
【0020】(5)「ハロゲン化銀写真感光材料を処理
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記固体処理剤供給手段の固体処理
剤供給駆動スイッチと、前記固体処理剤供給駆動スイッ
チが切られてからの経過時間を計測する経過時間計測手
段と、前記経過時間計測手段により計測された経過時間
が所定時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を
行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御
手段と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機。」により、前記固体処理剤供給駆
動スイッチが切られると、前記補充用固体処理剤は処理
液に供給されないので、前記補充用固体処理剤が最後に
前記処理液に供給されてから所定時間を経過するまでは
前記処理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環
されることになる。従って、固体処理剤が殆ど溶解する
までは、循環が停止しない。
槽内の処理液により処理する自動現像機において、前記
処理液の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体
処理剤供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる
処理液循環手段と、前記固体処理剤供給手段の固体処理
剤供給駆動スイッチと、前記固体処理剤供給駆動スイッ
チが切られてからの経過時間を計測する経過時間計測手
段と、前記経過時間計測手段により計測された経過時間
が所定時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を
行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御
手段と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機。」により、前記固体処理剤供給駆
動スイッチが切られると、前記補充用固体処理剤は処理
液に供給されないので、前記補充用固体処理剤が最後に
前記処理液に供給されてから所定時間を経過するまでは
前記処理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環
されることになる。従って、固体処理剤が殆ど溶解する
までは、循環が停止しない。
【0021】(6)「前記各手段が、固体処理剤供給手
段を有する各処理槽毎に有り、各処理槽毎に制御されて
いることを特徴とする1〜5項のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。」により、固体処理剤が最近供給さ
れていない槽まで処理液が循環することが無いので、循
環のためのエネルギーを節約でき、処理液の過度の循環
による処理液の劣化を防止できる。
段を有する各処理槽毎に有り、各処理槽毎に制御されて
いることを特徴とする1〜5項のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。」により、固体処理剤が最近供給さ
れていない槽まで処理液が循環することが無いので、循
環のためのエネルギーを節約でき、処理液の過度の循環
による処理液の劣化を防止できる。
【0022】(7)「さらに、前記所定時間を、固体処
理剤供給手段を有する各処理槽毎に、個別に設定する所
定時間設定手段を有することを特徴とする6項のハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機。」により、各処理工
程用により、また、同じ処理工程用であっても処方によ
り、固体処理剤の溶解速度が異なるが、個別に設定する
ので、各処理剤毎に過不足無しに循環を行うことができ
る。さらに、各処理剤毎に過不足無しに循環を行うこと
ができるので、循環のためのエネルギーを節約でき、処
理液の過度の循環による処理液の劣化を防止できる。
理剤供給手段を有する各処理槽毎に、個別に設定する所
定時間設定手段を有することを特徴とする6項のハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機。」により、各処理工
程用により、また、同じ処理工程用であっても処方によ
り、固体処理剤の溶解速度が異なるが、個別に設定する
ので、各処理剤毎に過不足無しに循環を行うことができ
る。さらに、各処理剤毎に過不足無しに循環を行うこと
ができるので、循環のためのエネルギーを節約でき、処
理液の過度の循環による処理液の劣化を防止できる。
【0023】(8)「前記固体処理剤が錠剤型固体処理
剤であることを特徴とする1〜7項のハロゲン化銀写真
感光材料用自動現像機。」の場合、特に溶解時間が特に
長いので、固体処理剤の未溶解による問題が発生しやす
いので、本発明が特に有用である。
剤であることを特徴とする1〜7項のハロゲン化銀写真
感光材料用自動現像機。」の場合、特に溶解時間が特に
長いので、固体処理剤の未溶解による問題が発生しやす
いので、本発明が特に有用である。
【0024】(9)「ハロゲン化銀写真感光材料の補充
用固体処理剤が、処理槽のハロゲン化銀写真感光材料を
直接処理するための区画とは別の区画に供給されること
を特徴とする1〜8項記載のハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機。」により、未溶解の固体処理剤が写真感
光材料に付着したり、高濃度の処理液が写真感光材料近
傍に流れだすことを防止できる。
用固体処理剤が、処理槽のハロゲン化銀写真感光材料を
直接処理するための区画とは別の区画に供給されること
を特徴とする1〜8項記載のハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機。」により、未溶解の固体処理剤が写真感
光材料に付着したり、高濃度の処理液が写真感光材料近
傍に流れだすことを防止できる。
【0025】(10)「ハロゲン化銀写真感光材料の補充
用固体処理剤が供給される区画の処理液循環経路下流側
の別の区画に、濾過手段を有することを特徴とする1〜
9項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」
により、濾過手段が固体処理剤が供給される区画と別の
区画にあるので、未溶解の固体処理剤が濾過手段に大量
に付着することが無く、また、固体処理剤が供給される
区画の処理液循環経路下流側の区画に濾過手段があるの
で、流れだした固体処理剤が濾過手段により捕捉され、
未溶解の固体処理剤が流れ出し溶解されなくなったり、
ハロゲン化銀写真感光材料に付着したりすることを防止
できる。
用固体処理剤が供給される区画の処理液循環経路下流側
の別の区画に、濾過手段を有することを特徴とする1〜
9項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」
により、濾過手段が固体処理剤が供給される区画と別の
区画にあるので、未溶解の固体処理剤が濾過手段に大量
に付着することが無く、また、固体処理剤が供給される
区画の処理液循環経路下流側の区画に濾過手段があるの
で、流れだした固体処理剤が濾過手段により捕捉され、
未溶解の固体処理剤が流れ出し溶解されなくなったり、
ハロゲン化銀写真感光材料に付着したりすることを防止
できる。
【0026】ここで、濾過手段のある区画と固体処理剤
が供給される区画とはそれぞれの区画の断面積の60%以
上ある仕切り手段(例えば仕切り壁)で仕切られている
ことが好ましい。
が供給される区画とはそれぞれの区画の断面積の60%以
上ある仕切り手段(例えば仕切り壁)で仕切られている
ことが好ましい。
【0027】(11)「前記処理液循環手段が、前記濾過
手段の処理液循環経路下流側にあることを特徴とする1
〜10項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、ポンプ等の処理液循環手段が、固体処理
剤が供給される位置の処理液循環経路下流側にある濾過
手段のさらに下流にあるので、未溶解の固体処理剤が処
理液循環手段内部に浸入して故障を引き起こしたりする
ことを防止できる。
手段の処理液循環経路下流側にあることを特徴とする1
〜10項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、ポンプ等の処理液循環手段が、固体処理
剤が供給される位置の処理液循環経路下流側にある濾過
手段のさらに下流にあるので、未溶解の固体処理剤が処
理液循環手段内部に浸入して故障を引き起こしたりする
ことを防止できる。
【0028】(12)「ハロゲン化銀写真感光材料の補充
用固体処理剤が供給される区画の、前記固体処理剤が供
給される位置の下側に、固体処理剤を底から離れた位置
に保持する固体処理剤保持部材があることを特徴とする
1〜11項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、固体処理剤の溶解が速くなり、循環のた
めのエネルギーを節約でき、処理液の過度の循環による
処理液の劣化を防止できる。
用固体処理剤が供給される区画の、前記固体処理剤が供
給される位置の下側に、固体処理剤を底から離れた位置
に保持する固体処理剤保持部材があることを特徴とする
1〜11項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」により、固体処理剤の溶解が速くなり、循環のた
めのエネルギーを節約でき、処理液の過度の循環による
処理液の劣化を防止できる。
【0029】(13)「ハロゲン化銀写真感光材料の補充
用固体処理剤が供給される区画の、処理液循環経路の入
口と出口が、前記固体処理剤保持手段により保持される
固体処理剤を挟む位置にあることを特徴とする12項記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」により、
さらに、固体処理剤の溶解が速くなり、循環のためのエ
ネルギーを節約でき、処理液の過度の循環による処理液
の劣化を防止できる。
用固体処理剤が供給される区画の、処理液循環経路の入
口と出口が、前記固体処理剤保持手段により保持される
固体処理剤を挟む位置にあることを特徴とする12項記載
のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」により、
さらに、固体処理剤の溶解が速くなり、循環のためのエ
ネルギーを節約でき、処理液の過度の循環による処理液
の劣化を防止できる。
【0030】(14)「請求項1ないし13記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機において、前記固体処理
剤供給手段が別置きユニットにあり、直接別置きユニッ
ト内のタンクの処理液に供給するものであり、前記処理
液循環手段が、別置きユニット内のタンクと自動現像機
本体の処理液タンクとの間で処理液を循環させるための
ものであり、前記別置きユニット内のタンクと自動現像
機本体の処理液タンクとこれらを結ぶパイプ手段とによ
り処理槽として一体となり、前記処理液循環手段により
前記処理槽内の処理液が循環されることを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」によっても、
上述の理由によって、本発明の効果を奏する。
化銀写真感光材料用自動現像機において、前記固体処理
剤供給手段が別置きユニットにあり、直接別置きユニッ
ト内のタンクの処理液に供給するものであり、前記処理
液循環手段が、別置きユニット内のタンクと自動現像機
本体の処理液タンクとの間で処理液を循環させるための
ものであり、前記別置きユニット内のタンクと自動現像
機本体の処理液タンクとこれらを結ぶパイプ手段とによ
り処理槽として一体となり、前記処理液循環手段により
前記処理槽内の処理液が循環されることを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。」によっても、
上述の理由によって、本発明の効果を奏する。
【0031】また、前記処理液循環手段が、別置きユニ
ット内のタンクと自動現像機本体の補助タンクとの間で
のみ処理液を循環させるものであると、感材処理区画の
処理液は循環しないので、処理液の過度の循環による処
理液の劣化を防止できる。
ット内のタンクと自動現像機本体の補助タンクとの間で
のみ処理液を循環させるものであると、感材処理区画の
処理液は循環しないので、処理液の過度の循環による処
理液の劣化を防止できる。
【0032】(15)「露光したハロゲン化銀写真感光材
料を現像処理する処理槽、該処理槽に固体処理剤を投入
するための投入機構及び、前記感光材料の現像処理が終
了した後も、該終了のときから所定時間前記処理槽液を
循環させるポンプの駆動が継続される機構を有すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」によって、ポンプの駆動継続の所定時間を補給さ
れた処理剤が溶解するのに必要な範囲の短い時間とする
ことによって、循環を停止するときには処理液調製槽に
未溶解の処理剤は無くなっていてフィルター部の目詰ま
りもなく、しかも処理液を劣化させることもなくて、安
定した処理が可能となり、さらに電力を消費することも
少ないと言う結果が得られる。
料を現像処理する処理槽、該処理槽に固体処理剤を投入
するための投入機構及び、前記感光材料の現像処理が終
了した後も、該終了のときから所定時間前記処理槽液を
循環させるポンプの駆動が継続される機構を有すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。」によって、ポンプの駆動継続の所定時間を補給さ
れた処理剤が溶解するのに必要な範囲の短い時間とする
ことによって、循環を停止するときには処理液調製槽に
未溶解の処理剤は無くなっていてフィルター部の目詰ま
りもなく、しかも処理液を劣化させることもなくて、安
定した処理が可能となり、さらに電力を消費することも
少ないと言う結果が得られる。
【0033】そして、前記固定処理剤が錠剤であること
が好ましい。
が好ましい。
【0034】また、前記処理槽液を循環させるポンプの
駆動中、処理液の温度を一定に維持するように作動状態
に置かれるヒータを設けることが好ましい。
駆動中、処理液の温度を一定に維持するように作動状態
に置かれるヒータを設けることが好ましい。
【0035】そして、前記終了のときからの所定時間が
2時間以内であることが好ましい。
2時間以内であることが好ましい。
【0036】
【実施例】次に、本発明の自動現像機(以下、単に自現
機ともいう)の実施例を図面に基づいて説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。
機ともいう)の実施例を図面に基づいて説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。
【0037】(実施例1)本実施例は、図1(A)の正
面側全体構成図に示されるように、自現機APと写真焼
付機Bとを一体的に構成したハロゲン化銀写真感光材料
処理装置(プリンタープロセッサ)の実施例である。
面側全体構成図に示されるように、自現機APと写真焼
付機Bとを一体的に構成したハロゲン化銀写真感光材料
処理装置(プリンタープロセッサ)の実施例である。
【0038】図1(A)において、写真焼付機Bの左下
部には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画
紙(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンM
がセットされる。マガジンから引き出された印画紙p
は、送りローラR1及びカッター部Ctを介して所定の
サイズに切断され、シート状印画紙pとなる。このシー
ト状印画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送さ
れ、露光部Eにおいて光源およびレンズLにより、原画
の画像を露光される。露光されたシート状印画紙pはさ
らに複数対の送りローラR2,R3,R4により搬送さ
れ、自現機AP内に導入される。自現機APでは、シー
ト状印画紙pは、処理槽であるそれぞれ発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、第一安定槽1C、第二安定槽1
D、第三安定槽1E内(実質的に5槽構成の処理槽1)
をローラによる搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬
送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定
化処理がなされる。前記各処理がなされたシート状印画
紙pは、乾燥部6において乾燥されて機外に排出され
る。
部には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画
紙(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンM
がセットされる。マガジンから引き出された印画紙p
は、送りローラR1及びカッター部Ctを介して所定の
サイズに切断され、シート状印画紙pとなる。このシー
ト状印画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送さ
れ、露光部Eにおいて光源およびレンズLにより、原画
の画像を露光される。露光されたシート状印画紙pはさ
らに複数対の送りローラR2,R3,R4により搬送さ
れ、自現機AP内に導入される。自現機APでは、シー
ト状印画紙pは、処理槽であるそれぞれ発色現像槽1
A、漂白定着槽1B、第一安定槽1C、第二安定槽1
D、第三安定槽1E内(実質的に5槽構成の処理槽1)
をローラによる搬送手段(参照記号ナシ)により順次搬
送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、安定
化処理がなされる。前記各処理がなされたシート状印画
紙pは、乾燥部6において乾燥されて機外に排出され
る。
【0039】なお、図中のpで示される線は、印画紙p
の搬送経路を示す。また、実施例においては、印画紙p
はカットされた状態で自現機AP内に導かれるものであ
るが、本発明では、帯状で自現機AP内に導かれるもの
であってもよい。また、本発明の自現機APは、写真焼
付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけでも
よいことは言うまでもない。また、本実施例の自現機
は、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第一安定槽1
C,第二安定槽1D,第三安定槽1Eを有する実質的に
5槽構成の処理槽1を有する自現機であるが、本発明
は、これに限られるものではなく、露光済みのネガフィ
ルムfを処理する発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽
を有する実質的に4槽以上の処理槽を有する構成の自現
機AFでもよい。
の搬送経路を示す。また、実施例においては、印画紙p
はカットされた状態で自現機AP内に導かれるものであ
るが、本発明では、帯状で自現機AP内に導かれるもの
であってもよい。また、本発明の自現機APは、写真焼
付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけでも
よいことは言うまでもない。また、本実施例の自現機
は、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第一安定槽1
C,第二安定槽1D,第三安定槽1Eを有する実質的に
5槽構成の処理槽1を有する自現機であるが、本発明
は、これに限られるものではなく、露光済みのネガフィ
ルムfを処理する発色現像槽、漂白槽、定着槽、安定槽
を有する実質的に4槽以上の処理槽を有する構成の自現
機AFでもよい。
【0040】図1(B)は自現機APの平面構成図であ
る。発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第一安定槽1
C,第二安定槽1D,第三安定槽1Eには、それぞれ処
理槽の補助タンクである、発色現像槽補助タンク2A、
漂白定着槽補助タンク2B、第一安定槽補助タンク2
C、第二安定槽補助タンク2D、第三安定槽補助タンク
2Eがある。また、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、
第三安定槽1Eの各処理槽には、固体処理剤を供給する
固体処理剤供給手段である、発色現像処理工程用固体処
理剤供給手段3A、漂白定着処理工程用固体処理剤供給
手段3B、安定処理工程用固体処理剤供給手段3Eが設
けてある。上述の処理槽群の下には、補充水タンク41が
あり、発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給する
ための補充水を貯留する。
る。発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第一安定槽1
C,第二安定槽1D,第三安定槽1Eには、それぞれ処
理槽の補助タンクである、発色現像槽補助タンク2A、
漂白定着槽補助タンク2B、第一安定槽補助タンク2
C、第二安定槽補助タンク2D、第三安定槽補助タンク
2Eがある。また、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、
第三安定槽1Eの各処理槽には、固体処理剤を供給する
固体処理剤供給手段である、発色現像処理工程用固体処
理剤供給手段3A、漂白定着処理工程用固体処理剤供給
手段3B、安定処理工程用固体処理剤供給手段3Eが設
けてある。上述の処理槽群の下には、補充水タンク41が
あり、発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給する
ための補充水を貯留する。
【0041】図2は本実施例のシート状印画紙現像処理
用の自現機APの構成図である。自現機APでは、シー
ト状印画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第
一安定槽1C,第二安定槽1D,第三安定槽1E内の各
処理液により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。安
定槽はカウンターカレント方式となっている。第三安定
槽1Eのオーバーフロー液が第二安定槽1Dに流れ込
み、第二安定槽1Dのオーバーフロー液が第一安定槽1
Cに流れ込む構造になっている。従って、液面レベル
は、第一安定槽1C,第二安定槽1D,第三安定槽1E
の順に高くなっている。本実施例では、処理量検出手段
31は自現機APの感光材料搬送入口付近に設けられてお
り、感光材料が感光材料搬送入口付近を通過した量を検
出する。固体処理剤供給制御手段32はこの処理量検出手
段31の検出結果に基づき固体処理剤供給手段(3A,3
B,3E)を制御する。また、補充水供給制御手段49も
この処理量検出手段31の検出結果に基づき、補充水供給
手段42を制御する。そして、各処理槽に対応して設けら
れた補充水供給手段42が補充水タンク41に貯留されてい
る補充水を各処理槽に供給する。また、補充水供給制御
手段49は、第一安定槽1Cの安定処理液の一部を漂白定
着槽1Bに流し込む安定液流し込み手段であるポンプ45
を制御する。そして、ポンプ45は第一安定槽1Cの安定
処理液の一部を漂白定着槽1Bに流し込む。なお、本実
施例では、固体処理剤供給制御手段32と補充水供給制御
手段49とが1つのCPUにより兼ねられている。
用の自現機APの構成図である。自現機APでは、シー
ト状印画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、第
一安定槽1C,第二安定槽1D,第三安定槽1E内の各
処理液により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。安
定槽はカウンターカレント方式となっている。第三安定
槽1Eのオーバーフロー液が第二安定槽1Dに流れ込
み、第二安定槽1Dのオーバーフロー液が第一安定槽1
Cに流れ込む構造になっている。従って、液面レベル
は、第一安定槽1C,第二安定槽1D,第三安定槽1E
の順に高くなっている。本実施例では、処理量検出手段
31は自現機APの感光材料搬送入口付近に設けられてお
り、感光材料が感光材料搬送入口付近を通過した量を検
出する。固体処理剤供給制御手段32はこの処理量検出手
段31の検出結果に基づき固体処理剤供給手段(3A,3
B,3E)を制御する。また、補充水供給制御手段49も
この処理量検出手段31の検出結果に基づき、補充水供給
手段42を制御する。そして、各処理槽に対応して設けら
れた補充水供給手段42が補充水タンク41に貯留されてい
る補充水を各処理槽に供給する。また、補充水供給制御
手段49は、第一安定槽1Cの安定処理液の一部を漂白定
着槽1Bに流し込む安定液流し込み手段であるポンプ45
を制御する。そして、ポンプ45は第一安定槽1Cの安定
処理液の一部を漂白定着槽1Bに流し込む。なお、本実
施例では、固体処理剤供給制御手段32と補充水供給制御
手段49とが1つのCPUにより兼ねられている。
【0042】図3は固体処理剤および補充水Wの供給制
御ブロック図である。処理量検出手段31は、自現機AP
の感光材料搬送入口付近に設けられ、処理される感光材
料の処理量を検出するために用いられる。この処理量検
出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配しており、
感光材料の幅を検出するとともに、感光材料が通過する
通過時間を検出する。感光材料の搬送速度は所定値に予
め設定されているので、検出手段により検出された幅と
通過時間とから感光材料の処理面積が算出できる。な
お、この処理量検出手段31の検出部材は、赤外線セン
サ、マイクロスイッチ、超音波センサ等の感光材料の幅
および通過時間を検出できるものであればよい。前記処
理量検出手段31による信号を受けて、固体処理剤供給制
御手段32は固体処理剤の供給を制御し、補充水供給制御
手段49は補充水の供給量を制御する。補充水設定手段38
は、処理液蒸発分と供給された固体処理剤を溶解するた
めの溶解分の水の補充の条件(所定時間当たりの処理液
蒸発分の水の補充量・固体処理剤所定量当たりの溶解分
の水の補充量などの補充量、この補充量を何回に分けて
水を補充するか・何分毎に補充するかなどの補充タイミ
ング、など)を予め設定する手段であり、フロッピーデ
ィスクドライブ、入力用キーボード、ROM交換スロッ
トなど水の補充の条件を予め設定できるものならばよ
い。また、固体処理剤補充設定手段39は、固体処理剤の
補充の条件(処理される感光材料の所定量当たりの固体
処理剤供給量などの補充量、この補充量を何回に分けて
補充するか、何分毎に補充するかなどの補充タイミン
グ、など)を予め設定する手段である。
御ブロック図である。処理量検出手段31は、自現機AP
の感光材料搬送入口付近に設けられ、処理される感光材
料の処理量を検出するために用いられる。この処理量検
出手段31は、左右方向に複数の検出部材を配しており、
感光材料の幅を検出するとともに、感光材料が通過する
通過時間を検出する。感光材料の搬送速度は所定値に予
め設定されているので、検出手段により検出された幅と
通過時間とから感光材料の処理面積が算出できる。な
お、この処理量検出手段31の検出部材は、赤外線セン
サ、マイクロスイッチ、超音波センサ等の感光材料の幅
および通過時間を検出できるものであればよい。前記処
理量検出手段31による信号を受けて、固体処理剤供給制
御手段32は固体処理剤の供給を制御し、補充水供給制御
手段49は補充水の供給量を制御する。補充水設定手段38
は、処理液蒸発分と供給された固体処理剤を溶解するた
めの溶解分の水の補充の条件(所定時間当たりの処理液
蒸発分の水の補充量・固体処理剤所定量当たりの溶解分
の水の補充量などの補充量、この補充量を何回に分けて
水を補充するか・何分毎に補充するかなどの補充タイミ
ング、など)を予め設定する手段であり、フロッピーデ
ィスクドライブ、入力用キーボード、ROM交換スロッ
トなど水の補充の条件を予め設定できるものならばよ
い。また、固体処理剤補充設定手段39は、固体処理剤の
補充の条件(処理される感光材料の所定量当たりの固体
処理剤供給量などの補充量、この補充量を何回に分けて
補充するか、何分毎に補充するかなどの補充タイミン
グ、など)を予め設定する手段である。
【0043】図4は、自現機の各処理槽の構成を示すた
めに、その1例として、図1の自現機APのI−I断面
における処理槽である漂白定着槽1B(該漂白定着槽1
Bの補助タンク2Bを含む)の断面図である。なお、図
には、構成をわかりやすくするために、固体処理剤供給
手段3Bの具体的構成と感光材料を搬送する搬送手段等
は省略してある。また、説明においては、図にある漂白
定着槽に関するものであることを示すBの符号を省略す
る。
めに、その1例として、図1の自現機APのI−I断面
における処理槽である漂白定着槽1B(該漂白定着槽1
Bの補助タンク2Bを含む)の断面図である。なお、図
には、構成をわかりやすくするために、固体処理剤供給
手段3Bの具体的構成と感光材料を搬送する搬送手段等
は省略してある。また、説明においては、図にある漂白
定着槽に関するものであることを示すBの符号を省略す
る。
【0044】感光材料を処理する各処理槽1は、該処理
槽1の感光材料搬送手段がある感材処理区画4を形成す
る仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タンク2を有す
る。処理槽1の感材処理区画4と補助タンク2とは連通
窓25が形成された仕切壁21により仕切られており、処理
液は流通できるようになっている。補助タンク2と固体
処理剤供給手段3との間には、固体処理剤供給手段3か
ら落下投入されて供給される固体処理剤を前記補助タン
ク2内の処理液へ案内する導入部材(シュート部材)29
がある。
槽1の感光材料搬送手段がある感材処理区画4を形成す
る仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タンク2を有す
る。処理槽1の感材処理区画4と補助タンク2とは連通
窓25が形成された仕切壁21により仕切られており、処理
液は流通できるようになっている。補助タンク2と固体
処理剤供給手段3との間には、固体処理剤供給手段3か
ら落下投入されて供給される固体処理剤を前記補助タン
ク2内の処理液へ案内する導入部材(シュート部材)29
がある。
【0045】濾過手段である筒状のフィルタ22は、補助
タンク2の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶
物を除去する機能を果たすとともに、未溶解の錠剤型固
体処理剤Jの循環手段である循環ポンプ24及び処理槽1
の感材処理区画4への侵入を規制している。このフィル
タ22は、濾過部221と、この濾過部の上に隣接して設け
られ、処理液面が低くなっても濾過部221が上方から空
気を吸い込むことを防ぐための蓋222と、これら濾過部2
21と蓋222を保持し、その上部が取っ手としての役割を
果たす軸223からなっている。このフィルタ22の軸223の
上部は常に処理液面の上方にあり、補助タンク2の内部
に交換可能に設けられているので、固体処理剤を直接処
理液に供給して処理液の処理成分の補充を行う時に特有
の、特に循環流の上流に固体処理剤を供給する際の、固
体処理剤の析出成分や変質成分などによりフィルタの目
が詰まりやすいという問題を、フィルタ22が液に濡れず
に簡単に交換できることにより解決できる。このフィル
タ22の中心部へ補助タンク2の下方壁を貫通して設けら
れた循環パイプ61を介して循環ポンプ24(循環手段)の
吸引側に連通している。
タンク2の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶
物を除去する機能を果たすとともに、未溶解の錠剤型固
体処理剤Jの循環手段である循環ポンプ24及び処理槽1
の感材処理区画4への侵入を規制している。このフィル
タ22は、濾過部221と、この濾過部の上に隣接して設け
られ、処理液面が低くなっても濾過部221が上方から空
気を吸い込むことを防ぐための蓋222と、これら濾過部2
21と蓋222を保持し、その上部が取っ手としての役割を
果たす軸223からなっている。このフィルタ22の軸223の
上部は常に処理液面の上方にあり、補助タンク2の内部
に交換可能に設けられているので、固体処理剤を直接処
理液に供給して処理液の処理成分の補充を行う時に特有
の、特に循環流の上流に固体処理剤を供給する際の、固
体処理剤の析出成分や変質成分などによりフィルタの目
が詰まりやすいという問題を、フィルタ22が液に濡れず
に簡単に交換できることにより解決できる。このフィル
タ22の中心部へ補助タンク2の下方壁を貫通して設けら
れた循環パイプ61を介して循環ポンプ24(循環手段)の
吸引側に連通している。
【0046】循環系は、液の循環通路を形成する、循環
パイプ61,循環ポンプ24から処理槽1の感材処理区画4
の底とを結ぶ循環パイプ62、循環手段である循環ポンプ
24等で構成されている。このような構成により、循環ポ
ンプ24が作動すると処理液は補助タンク2のフィルタ22
の中心部から吸い込まれ、処理槽1の感材処理区画4に
吐出されて、処理液は感材処理区画4B内の処理液と混
じり合い、再び補助タンク2へと入り循環を繰り返すこ
とになる。
パイプ61,循環ポンプ24から処理槽1の感材処理区画4
の底とを結ぶ循環パイプ62、循環手段である循環ポンプ
24等で構成されている。このような構成により、循環ポ
ンプ24が作動すると処理液は補助タンク2のフィルタ22
の中心部から吸い込まれ、処理槽1の感材処理区画4に
吐出されて、処理液は感材処理区画4B内の処理液と混
じり合い、再び補助タンク2へと入り循環を繰り返すこ
とになる。
【0047】廃液管11は、処理槽1内の処理液をオーバ
ーフローさせるためのものであり、液面レベルを一定に
保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち
込まれる成分や、感光材料から溶け出す成分が貯留し、
増加することを防ぐのに役立つ。
ーフローさせるためのものであり、液面レベルを一定に
保つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち
込まれる成分や、感光材料から溶け出す成分が貯留し、
増加することを防ぐのに役立つ。
【0048】図5は、図4の漂白定着槽1Bの補助タン
ク2Bの斜視図である。補助タンク2Bは濾過手段22が
ある濾過区画5Bと固体処理剤が供給される固体処理剤
受容区画6Bとに内壁53により区画化される。内壁53の
上部の一部に切り欠き54が設けられており、処理液の循
環流がフィルタ22の上部からフィルタ22の下半分の中心
部にある循環パイプ61へ流れるようになっており、これ
により、フィルタ22の濾過部221の全面を均等に使用し
て濾過できる。固体処理剤受容区画6Bの下部には、感
材処理区画4Bと連通する連通窓25が設けられており、
固体処理剤受容区画6B内を下から上に処理液の循環流
が流れるようになっている。固体処理剤受容区画6Bの
固体処理剤を受容する部分の底から離れた所には、この
循環流が固体処理剤に強く当たるように固体処理剤を保
持する保持板51が設けられている。この保持板51には、
この保持板の下側の部分の処理液が滞留しないように、
複数の穴が設けられており、この穴を通して処理液が流
れるようになっている。また、固体処理剤受容区画6B
の固体処理剤を受容する部分と連通窓25との間には、整
流板52が設けられており、固体処理剤の溶解が進み小さ
くなって、底に溜まるようになっても、循環流が固体処
理剤に強く当たるようになっている。また、この整流板
52の形状は固体処理剤受容区画6Bの固体処理剤を受容
する部分側に斜め下方に傾いている形状なので、固体処
理剤が連通窓25側に落とされても、固体処理剤受容区画
6Bの固体処理剤を受容する部分に落下する。
ク2Bの斜視図である。補助タンク2Bは濾過手段22が
ある濾過区画5Bと固体処理剤が供給される固体処理剤
受容区画6Bとに内壁53により区画化される。内壁53の
上部の一部に切り欠き54が設けられており、処理液の循
環流がフィルタ22の上部からフィルタ22の下半分の中心
部にある循環パイプ61へ流れるようになっており、これ
により、フィルタ22の濾過部221の全面を均等に使用し
て濾過できる。固体処理剤受容区画6Bの下部には、感
材処理区画4Bと連通する連通窓25が設けられており、
固体処理剤受容区画6B内を下から上に処理液の循環流
が流れるようになっている。固体処理剤受容区画6Bの
固体処理剤を受容する部分の底から離れた所には、この
循環流が固体処理剤に強く当たるように固体処理剤を保
持する保持板51が設けられている。この保持板51には、
この保持板の下側の部分の処理液が滞留しないように、
複数の穴が設けられており、この穴を通して処理液が流
れるようになっている。また、固体処理剤受容区画6B
の固体処理剤を受容する部分と連通窓25との間には、整
流板52が設けられており、固体処理剤の溶解が進み小さ
くなって、底に溜まるようになっても、循環流が固体処
理剤に強く当たるようになっている。また、この整流板
52の形状は固体処理剤受容区画6Bの固体処理剤を受容
する部分側に斜め下方に傾いている形状なので、固体処
理剤が連通窓25側に落とされても、固体処理剤受容区画
6Bの固体処理剤を受容する部分に落下する。
【0049】棒状のヒータ26は、補助タンク2Bの上方
壁を貫通して補助タンク2B内の処理液中に浸漬するよ
う配設されている。このヒータ26は、補助タンク2Bの
固体処理剤受容区画6B内の処理液を加熱して、循環流
により循環されることにより、漂白定着槽1B内の処理
液を処理に適した温度範囲(例えば30±2℃)に加熱す
る。固体処理剤受容区画6B内のこのヒータ26から離れ
た位置に、処理液温度を検出する処理液温検出センサー
28が設けられている。温度調整手段であるこの処理液温
検出センサー28とヒータ26により、漂白定着槽1B内の
処理液は、処理に適した温度範囲(例えば30±2℃)に
保持される。
壁を貫通して補助タンク2B内の処理液中に浸漬するよ
う配設されている。このヒータ26は、補助タンク2Bの
固体処理剤受容区画6B内の処理液を加熱して、循環流
により循環されることにより、漂白定着槽1B内の処理
液を処理に適した温度範囲(例えば30±2℃)に加熱す
る。固体処理剤受容区画6B内のこのヒータ26から離れ
た位置に、処理液温度を検出する処理液温検出センサー
28が設けられている。温度調整手段であるこの処理液温
検出センサー28とヒータ26により、漂白定着槽1B内の
処理液は、処理に適した温度範囲(例えば30±2℃)に
保持される。
【0050】また、固体処理剤受容区画6B内のヒータ
26と処理液温検出センサー28との間の位置には液面セン
サ27が設けられており、処理液面の液面位を検出する。
この液面センサ27の検出信号により、液面の異常低下な
どが検出され、適切な処理が行われる。
26と処理液温検出センサー28との間の位置には液面セン
サ27が設けられており、処理液面の液面位を検出する。
この液面センサ27の検出信号により、液面の異常低下な
どが検出され、適切な処理が行われる。
【0051】前記補助タンク2Bに補充水Wを供給する
補充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ
42、送水管43から構成されていて、補充水供給制御手段
49により適時適量の補充水Wを補給する。送水管43の先
端は補助タンクの蓋の下面より下で、廃液管より上の位
置にあり、処理液面と接しないように、また、送水され
た水が蓋の下面を伝わって予期せぬ流れが形成されない
ようになっている。なぜなら、処理液と補充水タンク41
との間に連続する流れが形成されると、固体処理剤によ
り濃厚になった処理液の一部が補充水タンク41に流れ込
み、他の処理槽に供給されると、様々な問題を引き起こ
すからである。
補充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ
42、送水管43から構成されていて、補充水供給制御手段
49により適時適量の補充水Wを補給する。送水管43の先
端は補助タンクの蓋の下面より下で、廃液管より上の位
置にあり、処理液面と接しないように、また、送水され
た水が蓋の下面を伝わって予期せぬ流れが形成されない
ようになっている。なぜなら、処理液と補充水タンク41
との間に連続する流れが形成されると、固体処理剤によ
り濃厚になった処理液の一部が補充水タンク41に流れ込
み、他の処理槽に供給されると、様々な問題を引き起こ
すからである。
【0052】図6は固体処理剤供給手段3の側断面図で
ある。ただし、導入部材29はこの側断面図の方向に曲が
っておらず、図6と垂直の方向に曲がっている。
ある。ただし、導入部材29はこの側断面図の方向に曲が
っておらず、図6と垂直の方向に曲がっている。
【0053】本実施例の固体処理剤供給手段3は、錠剤
型固体処理剤Jを収容する収容容器33、固体処理剤収容
容器装填手段本体34、固体処理剤供給手段本体35を駆動
する駆動手段36から構成されている。自現機APの上部
カバー102は、図示していないが、前記処理槽1A〜1
Eおよび補助タンク2A,2B,2Eを収容する本体10
1と本体背部の支軸103により揺動自在に結合されてい
て、上部カバー102の取っ手を掴んで上後方に、該上部
カバー102を矢印104Aの方向に持ち上げて、操作者側の
前面および上面を大きく開放することにより、固体処理
剤供給手段30の点検や、前記フィルタ22の交換作業をす
ることができる。また、上記上部カバー102の上面の一
部には、蓋104が揺動自在に結合されていて、該蓋104の
取っ手を掴んで上後方に、該蓋104を開いて、開いた状
態で、収容している錠剤型固体処理剤Jが無くなった収
容容器33を収容容器ごと取り替えることにより、錠剤型
固体処理剤Jの補充を行う。
型固体処理剤Jを収容する収容容器33、固体処理剤収容
容器装填手段本体34、固体処理剤供給手段本体35を駆動
する駆動手段36から構成されている。自現機APの上部
カバー102は、図示していないが、前記処理槽1A〜1
Eおよび補助タンク2A,2B,2Eを収容する本体10
1と本体背部の支軸103により揺動自在に結合されてい
て、上部カバー102の取っ手を掴んで上後方に、該上部
カバー102を矢印104Aの方向に持ち上げて、操作者側の
前面および上面を大きく開放することにより、固体処理
剤供給手段30の点検や、前記フィルタ22の交換作業をす
ることができる。また、上記上部カバー102の上面の一
部には、蓋104が揺動自在に結合されていて、該蓋104の
取っ手を掴んで上後方に、該蓋104を開いて、開いた状
態で、収容している錠剤型固体処理剤Jが無くなった収
容容器33を収容容器ごと取り替えることにより、錠剤型
固体処理剤Jの補充を行う。
【0054】収容容器33を収容容器装填手段34の所定位
置に装着すると、収容容器33の開閉蓋334が開蓋されて
排出開口部331Fが開放され、固体処理剤供給手段35の
入口部351Aと連通する。
置に装着すると、収容容器33の開閉蓋334が開蓋されて
排出開口部331Fが開放され、固体処理剤供給手段35の
入口部351Aと連通する。
【0055】固体処理剤供給手段35は、ハウジング部材
351と、該ハウジング部材351の内周面に回転可能に配置
され、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jを入口部351
Aから一定量受容して出口部351Bに移動させるポケッ
ト部352Aを有する回転可能な固体処理剤搬送部材(ロ
ータ)352と、上記出口部351Bを開閉可能にするシャッ
タ部材353とから構成されている。
351と、該ハウジング部材351の内周面に回転可能に配置
され、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jを入口部351
Aから一定量受容して出口部351Bに移動させるポケッ
ト部352Aを有する回転可能な固体処理剤搬送部材(ロ
ータ)352と、上記出口部351Bを開閉可能にするシャッ
タ部材353とから構成されている。
【0056】ハウジング部材351の入口部351Aの端面で
開口の周縁には、収容容器33とハウジング部材351との
密閉を保つための密閉手段である枠状弾性パッキン358
が埋設されていて、収容容器33の排出開口部331Fが入
口部351Aに密接されたとき、外気を遮断して防湿効果
を高めている。
開口の周縁には、収容容器33とハウジング部材351との
密閉を保つための密閉手段である枠状弾性パッキン358
が埋設されていて、収容容器33の排出開口部331Fが入
口部351Aに密接されたとき、外気を遮断して防湿効果
を高めている。
【0057】前記ロータ352には4個のポケット部352A
が穿設されていて、各ポケット部に1個の固体処理剤を
収容することができる。そして上記各ポケット部352A
は各位相がずらしてあるから、ロータ352が1回転する
と、前記収容容器33の排出開口から先ず第1のポケット
部352Aに錠剤型固体処理剤Jが装填され、次いで第
2,第3,第4の各ポケット部に順次装填され、同様に
して出口部351Bから導入部材29を通過して順次下方の
処理液面へ排出される。
が穿設されていて、各ポケット部に1個の固体処理剤を
収容することができる。そして上記各ポケット部352A
は各位相がずらしてあるから、ロータ352が1回転する
と、前記収容容器33の排出開口から先ず第1のポケット
部352Aに錠剤型固体処理剤Jが装填され、次いで第
2,第3,第4の各ポケット部に順次装填され、同様に
して出口部351Bから導入部材29を通過して順次下方の
処理液面へ排出される。
【0058】また、前記ロータ352の4個のポケット部3
52Aのそれぞれに、錠剤が存在するかどうか検出する検
出手段である光学センサがあり、ポケット部352Aへの
錠剤型固体処理剤Jの装填・排出を確実に検知でき、か
つ、収容容器33には所定の個数の錠剤型固体処理剤Jが
収容されて供給されるので、図示しない残量検知手段に
より、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jの残量を検知
することができ、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jが
順次消費されて皆無になると、残量検知手段により、残
量が無くなったことが検知され、図示しない表示手段
に、残量が無くなった処理工程用が表示される。これに
より、ユーザーは収容容器33の交換操作を行う。
52Aのそれぞれに、錠剤が存在するかどうか検出する検
出手段である光学センサがあり、ポケット部352Aへの
錠剤型固体処理剤Jの装填・排出を確実に検知でき、か
つ、収容容器33には所定の個数の錠剤型固体処理剤Jが
収容されて供給されるので、図示しない残量検知手段に
より、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jの残量を検知
することができ、収容容器33内の錠剤型固体処理剤Jが
順次消費されて皆無になると、残量検知手段により、残
量が無くなったことが検知され、図示しない表示手段
に、残量が無くなった処理工程用が表示される。これに
より、ユーザーは収容容器33の交換操作を行う。
【0059】図7は、処理液の循環パイプの経路を示す
説明図で、自現機APの補助タンクで切断された断面図
である。この図で斜線を入れられている領域に補助タン
ク中の処理液がある。固体処理剤供給手段3A,3B,
3Eから供給される固体処理剤は、図に示すように曲げ
られている導入部材29A,29B,29Eにより減速され
て、図7では見えない固体処理材受容区画6A,6B,
6Eに供給されることにより、固体処理剤が処理液に投
入されたときの処理液のハネ量をかなり減少させ、水の
補充制御を可能にしている。また、この導入部材29A,
29B,29Eは、発色現像処理工程用固体処理剤供給手段
3Aが発色現像処理工程用固体処理材受容区画6Aより
安定処理側に配置され、漂白定着処理工程用固体処理剤
供給手段3Bが漂白定着処理工程用固体処理材受容区画
6Bより安定処理側に配置され、また、安定処理工程用
固体処理剤供給手段3Eは第三安定処理工程用固体処理
材受容区画6Eより発色現像処理側に配置されるよう
に、曲がっていることにより、蓋104が小型化でき、収
容容器の交換が簡単になっていると同時に、自現機AP
のコンパクト化をはかっている。
説明図で、自現機APの補助タンクで切断された断面図
である。この図で斜線を入れられている領域に補助タン
ク中の処理液がある。固体処理剤供給手段3A,3B,
3Eから供給される固体処理剤は、図に示すように曲げ
られている導入部材29A,29B,29Eにより減速され
て、図7では見えない固体処理材受容区画6A,6B,
6Eに供給されることにより、固体処理剤が処理液に投
入されたときの処理液のハネ量をかなり減少させ、水の
補充制御を可能にしている。また、この導入部材29A,
29B,29Eは、発色現像処理工程用固体処理剤供給手段
3Aが発色現像処理工程用固体処理材受容区画6Aより
安定処理側に配置され、漂白定着処理工程用固体処理剤
供給手段3Bが漂白定着処理工程用固体処理材受容区画
6Bより安定処理側に配置され、また、安定処理工程用
固体処理剤供給手段3Eは第三安定処理工程用固体処理
材受容区画6Eより発色現像処理側に配置されるよう
に、曲がっていることにより、蓋104が小型化でき、収
容容器の交換が簡単になっていると同時に、自現機AP
のコンパクト化をはかっている。
【0060】現像処理槽、漂白定着処理槽は、それぞ
れ、フィルタ22A,22Bからの処理液を循環ポンプ24
A,24Bにより、循環パイプ62A,62Bを通じて、感材
処理区画4A,4Bに処理液を戻される。そして、固体
処理材受容区画6A,6Bに、それぞれ、ヒータ26A,
26Bと図示しない温度検出センサー28A,28Bと送水管
43A,43Bが設けられ、それぞれの処理槽毎に温度調整
されている。しかし、安定槽は許容温度範囲が広いの
で、第三安定槽1Eにヒータ26Eと温度検出センサー28
Eが設けられ、第三安定槽1Eのフィルタ22Eからの処
理液を循環ポンプ24Eにより、第一安定槽の固体処理材
受容区画6Cと第二安定槽の固体処理材受容区画6D中
に配管された循環パイプ61Eを通じて、感材処理区画4
Eに処理液を戻される。これにより、循環パイプ61Eの
熱により、第一安定槽1Cと第二安定槽1Dが加熱さ
れ、結果的に所定の温度範囲に保温される。なお、循環
バイプ61Eは漂白定着槽1Bの手前を通っているが、中
を通っていないことは言うまでもない。また、安定槽は
カウンターカレント方式となっており、第三安定槽1E
のオーバーフロー液が第二安定槽1Dに流れ込み、第二
安定槽1Dのオーバーフロー液が第一安定槽1Cに流れ
込む構造になっているので、安定槽では第三安定槽の固
体処理材受容区画6Eだけに、送水管43Eが設けられて
いる。
れ、フィルタ22A,22Bからの処理液を循環ポンプ24
A,24Bにより、循環パイプ62A,62Bを通じて、感材
処理区画4A,4Bに処理液を戻される。そして、固体
処理材受容区画6A,6Bに、それぞれ、ヒータ26A,
26Bと図示しない温度検出センサー28A,28Bと送水管
43A,43Bが設けられ、それぞれの処理槽毎に温度調整
されている。しかし、安定槽は許容温度範囲が広いの
で、第三安定槽1Eにヒータ26Eと温度検出センサー28
Eが設けられ、第三安定槽1Eのフィルタ22Eからの処
理液を循環ポンプ24Eにより、第一安定槽の固体処理材
受容区画6Cと第二安定槽の固体処理材受容区画6D中
に配管された循環パイプ61Eを通じて、感材処理区画4
Eに処理液を戻される。これにより、循環パイプ61Eの
熱により、第一安定槽1Cと第二安定槽1Dが加熱さ
れ、結果的に所定の温度範囲に保温される。なお、循環
バイプ61Eは漂白定着槽1Bの手前を通っているが、中
を通っていないことは言うまでもない。また、安定槽は
カウンターカレント方式となっており、第三安定槽1E
のオーバーフロー液が第二安定槽1Dに流れ込み、第二
安定槽1Dのオーバーフロー液が第一安定槽1Cに流れ
込む構造になっているので、安定槽では第三安定槽の固
体処理材受容区画6Eだけに、送水管43Eが設けられて
いる。
【0061】本実施例では、固体処理剤が供給される処
理槽毎に、循環の制御を行う。即ち、現像処理槽1A、
漂白定着処理槽1B、第三安定槽1E毎に、別々にこの
制御を行う。
理槽毎に、循環の制御を行う。即ち、現像処理槽1A、
漂白定着処理槽1B、第三安定槽1E毎に、別々にこの
制御を行う。
【0062】図8は、本実施例の発色現像槽の処理液の
循環の制御を示すフロー図であり、自現機稼動スイッチ
がONのときは常時循環が行われている場合の具体例で
ある。ステップS01で、自現機稼働スイッチをONにす
ると、ステップS02へ進み、循環ポンプを作動させる。
そして、ステップS03へ進む。ステップS03では、処理
槽内の処理液温度制御・感材搬送制御・処理剤補充制御
・水補充制御などの自現機制御を作動させる。そして、
ステップS04へ進む。ステップS04で、自現機稼働スイ
ッチがOFFにされると、ステップS05へ進み、タイマ
ーを作動させる。そして、ステップS06に進み、自現機
制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感光
材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよう
に、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了さ
せないためである。もし、ステップS06で、自現機制御
が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ステ
ップS06に戻る。もし、ステップS06で、自現機制御が
終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS07
に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS08
に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過したか
どうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停止
して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためであ
る。もし、ステップS08で、タイマーの経過時間が所定
時間未満であると判定した場合は、また、ステップS08
に戻る。もし、ステップS08で、タイマーの経過時間が
所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS09
に進み、自現機の循環ポンプ24Aを止める。
循環の制御を示すフロー図であり、自現機稼動スイッチ
がONのときは常時循環が行われている場合の具体例で
ある。ステップS01で、自現機稼働スイッチをONにす
ると、ステップS02へ進み、循環ポンプを作動させる。
そして、ステップS03へ進む。ステップS03では、処理
槽内の処理液温度制御・感材搬送制御・処理剤補充制御
・水補充制御などの自現機制御を作動させる。そして、
ステップS04へ進む。ステップS04で、自現機稼働スイ
ッチがOFFにされると、ステップS05へ進み、タイマ
ーを作動させる。そして、ステップS06に進み、自現機
制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感光
材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよう
に、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了さ
せないためである。もし、ステップS06で、自現機制御
が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ステ
ップS06に戻る。もし、ステップS06で、自現機制御が
終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS07
に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS08
に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過したか
どうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停止
して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためであ
る。もし、ステップS08で、タイマーの経過時間が所定
時間未満であると判定した場合は、また、ステップS08
に戻る。もし、ステップS08で、タイマーの経過時間が
所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS09
に進み、自現機の循環ポンプ24Aを止める。
【0063】ここで、所定時間を新たに設定する場合
は、ステップS03とステップS04の間で、所定時間を新
たに設定する作業をユーザーが入力手段を通して行う
と、入力制御手段が、所定時間を新たに設定しなおす。
は、ステップS03とステップS04の間で、所定時間を新
たに設定する作業をユーザーが入力手段を通して行う
と、入力制御手段が、所定時間を新たに設定しなおす。
【0064】図9は、本実施例の発色現像槽のタイミン
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図9において、「メインスイッチ」と
は、自現機稼働スイッチのことであり、本実施例では、
焼付機Bの稼働スイッチも兼ねている。
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図9において、「メインスイッチ」と
は、自現機稼働スイッチのことであり、本実施例では、
焼付機Bの稼働スイッチも兼ねている。
【0065】「搬送駆動」で示されているのは、自現機
の感光材料の搬送する搬送手段への駆動制御信号であ
る。処理されるだろう感光材料が自現機内を通過するだ
ろう間と、搬送手段(特に、処理液面近傍の搬送ローラ
などの搬送手段)に処理液成分が析出することを防ぐた
めに、所定の時間毎に所定時間(最初に設定されている
のは、タイミングチャートに示すとおり30分毎に5分間
である)駆動制御信号が出される。もちろん、この搬送
駆動の所定時間も、所定時間を新たに設定する作業をメ
ンテナンスマンが入力手段を通して行うと、入力制御手
段が、搬送駆動の所定時間を新たに設定しなおす。
の感光材料の搬送する搬送手段への駆動制御信号であ
る。処理されるだろう感光材料が自現機内を通過するだ
ろう間と、搬送手段(特に、処理液面近傍の搬送ローラ
などの搬送手段)に処理液成分が析出することを防ぐた
めに、所定の時間毎に所定時間(最初に設定されている
のは、タイミングチャートに示すとおり30分毎に5分間
である)駆動制御信号が出される。もちろん、この搬送
駆動の所定時間も、所定時間を新たに設定する作業をメ
ンテナンスマンが入力手段を通して行うと、入力制御手
段が、搬送駆動の所定時間を新たに設定しなおす。
【0066】「ヒータ」で示されているのは、発色現像
槽の温度調整手段のヒータの作動状態である。図では単
純にONとOFFしか示されていないが、液温センサー
28Aが発色現像槽の設定温度以上の液温を検出した時は
OFFで、設定温度未満(設定温度−0.3℃)以上の時
はヒータ能力の95%の加熱であり、(設定温度−0.3
℃)未満の時はヒータ能力の全力の加熱を行う。また、
液温センサー28Aが設定温度±0.4℃の範囲以外の液温
を検出した時は、温度調整手段から表示手段へ高温異常
または低温異常信号が出され、表示手段が高温異常また
は低温異常を表示し、また、温度調整手段から搬送制御
手段へ、異常信号が出され、搬送制御手段は、処理槽に
入る前の新規の感光材料の処理を禁止する。
槽の温度調整手段のヒータの作動状態である。図では単
純にONとOFFしか示されていないが、液温センサー
28Aが発色現像槽の設定温度以上の液温を検出した時は
OFFで、設定温度未満(設定温度−0.3℃)以上の時
はヒータ能力の95%の加熱であり、(設定温度−0.3
℃)未満の時はヒータ能力の全力の加熱を行う。また、
液温センサー28Aが設定温度±0.4℃の範囲以外の液温
を検出した時は、温度調整手段から表示手段へ高温異常
または低温異常信号が出され、表示手段が高温異常また
は低温異常を表示し、また、温度調整手段から搬送制御
手段へ、異常信号が出され、搬送制御手段は、処理槽に
入る前の新規の感光材料の処理を禁止する。
【0067】「感材処理」で示されているのは、自現機
の処理槽内で感光材料が処理されているか感光材料の処
理量検出手段で検出した結果である。タイミングチャー
トで経過時間40〜60分の間に、搬送手段への駆動制御信
号が出されているのに、感光材料の処理量検出手段で感
材が検出されていないが、これは、所定の時間毎に所定
時間駆動制御信号が出されることや、液温などの異常信
号で感光材料の処理を禁止する状態であったりなどで、
このような状態があり得ることを示している。従って、
本実施例では、感光材料の処理量検出手段で検出された
感光材料の処理量で、水の補充・固体処理剤の供給の制
御を行っている。
の処理槽内で感光材料が処理されているか感光材料の処
理量検出手段で検出した結果である。タイミングチャー
トで経過時間40〜60分の間に、搬送手段への駆動制御信
号が出されているのに、感光材料の処理量検出手段で感
材が検出されていないが、これは、所定の時間毎に所定
時間駆動制御信号が出されることや、液温などの異常信
号で感光材料の処理を禁止する状態であったりなどで、
このような状態があり得ることを示している。従って、
本実施例では、感光材料の処理量検出手段で検出された
感光材料の処理量で、水の補充・固体処理剤の供給の制
御を行っている。
【0068】「補充水」で示されているのは、発色現像
槽1Aの固体処理剤供給区画6Aに水を補充するポンプ
42Aへの駆動制御信号である。水の補充は、固体処理剤
の溶解に必要な水と蒸発水とをそれぞれ別々に演算した
結果に基づいて、制御を行う。
槽1Aの固体処理剤供給区画6Aに水を補充するポンプ
42Aへの駆動制御信号である。水の補充は、固体処理剤
の溶解に必要な水と蒸発水とをそれぞれ別々に演算した
結果に基づいて、制御を行う。
【0069】本例では、メインスイッチ(自現機稼動ス
イッチ)をOFFにしてから所定時間TP1経過するま
で、循環ポンプ24が作動するので、錠剤が処理槽に最後
に供給されてから循環ポンプが停止するまでの時間T7
は必ず所定時間TP1以上になる。
イッチ)をOFFにしてから所定時間TP1経過するま
で、循環ポンプ24が作動するので、錠剤が処理槽に最後
に供給されてから循環ポンプが停止するまでの時間T7
は必ず所定時間TP1以上になる。
【0070】図10は、本実施例の漂白定着槽の処理液の
循環の制御を示すフロー図である。ステップS11で、自
動現像機の稼働スイッチが押されると、ステップS12に
進み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS13
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS13が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS14に進む。ステップS14で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
19へ進み、循環ポンプを作動させない。これは、所定範
囲外であると、液面が異常に低くなっており、液面がフ
ィルター22の濾過部221に接する高さになっているた
め、循環ポンプがフィルター22の濾過部221から空気を
吸い込み、泡を発生させる原因になるか、または、液面
が異常に高くなっており、循環流のため槽から処理液が
溢れることを防ぐためである。もし、液面センサー27で
検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS15へ進
む。ステップS15では、ヒータ26が作動しているかどう
かを判定する。もし、作動していれば、ステップS20へ
進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していなけ
れば、ステップS16へ進む。ステップS16では、処理槽
内を感光材料を搬送させる搬送手段が作動しているかど
うかを判定する。もし、作動していれば、ステップS20
へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していな
ければ、ステップS17へ進む。ステップS17では、水補
充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、ス
テップS20へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作
動していなければ、ステップS18へ進む。ステップS18
では、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段3から供給さ
れてから経過した経過時間(最後に、固体処理剤Jが固
体処理剤供給手段3から供給された時からの経過時間を
測定しているタイマーの時間)が予め設定された所定時
間未満であるかどうか判定する。もし、所定時間未満な
らば、ステップS20に進み、循環ポンプを作動させる。
もし、所定時間未満でなければ、ステップS19に進み、
循環ポンプを停止する。そして、ステップS19またはス
テップS20からステップS14に戻る。
循環の制御を示すフロー図である。ステップS11で、自
動現像機の稼働スイッチが押されると、ステップS12に
進み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS13
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS13が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS14に進む。ステップS14で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
19へ進み、循環ポンプを作動させない。これは、所定範
囲外であると、液面が異常に低くなっており、液面がフ
ィルター22の濾過部221に接する高さになっているた
め、循環ポンプがフィルター22の濾過部221から空気を
吸い込み、泡を発生させる原因になるか、または、液面
が異常に高くなっており、循環流のため槽から処理液が
溢れることを防ぐためである。もし、液面センサー27で
検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS15へ進
む。ステップS15では、ヒータ26が作動しているかどう
かを判定する。もし、作動していれば、ステップS20へ
進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していなけ
れば、ステップS16へ進む。ステップS16では、処理槽
内を感光材料を搬送させる搬送手段が作動しているかど
うかを判定する。もし、作動していれば、ステップS20
へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していな
ければ、ステップS17へ進む。ステップS17では、水補
充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、ス
テップS20へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作
動していなければ、ステップS18へ進む。ステップS18
では、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段3から供給さ
れてから経過した経過時間(最後に、固体処理剤Jが固
体処理剤供給手段3から供給された時からの経過時間を
測定しているタイマーの時間)が予め設定された所定時
間未満であるかどうか判定する。もし、所定時間未満な
らば、ステップS20に進み、循環ポンプを作動させる。
もし、所定時間未満でなければ、ステップS19に進み、
循環ポンプを停止する。そして、ステップS19またはス
テップS20からステップS14に戻る。
【0071】ここで、もし、所定時間が新たに入力され
ると、ステップS21に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS14へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段3から供給される
と、ステップS22に割り込み処理され、ステップS23に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS14に進み、循環ポンプを作動
させる。
ると、ステップS21に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS14へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段3から供給される
と、ステップS22に割り込み処理され、ステップS23に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS14に進み、循環ポンプを作動
させる。
【0072】また、自現機稼働スイッチがOFFにされ
ると、ステップS24に飛び、ステップS25に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS25で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS25に戻る。もし、ステップS25で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
26に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
27に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS27で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
27に戻る。もし、ステップS27で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
28に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
ると、ステップS24に飛び、ステップS25に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS25で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS25に戻る。もし、ステップS25で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
26に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
27に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS27で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
27に戻る。もし、ステップS27で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
28に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
【0073】図11は、本実施例の漂白定着槽のタイミン
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図11において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図11において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
【0074】本例では、メインスイッチのON・OFF
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TP2経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ず所定時間TP2以上になる。
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TP2経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ず所定時間TP2以上になる。
【0075】「搬送駆動」制御、「ヒータ」制御、「感
材処理」制御、「補充水」制御は発色現像槽と同じであ
る。
材処理」制御、「補充水」制御は発色現像槽と同じであ
る。
【0076】また、第三安定槽の処理液の循環の制御
は、所定時間などの具体的値を除いて、漂白定着槽の処
理液の循環の制御と同じである。そして、第一安定槽1
Cと第二安定槽1Dの循環制御は、第三安定槽の循環と
全く同じである。
は、所定時間などの具体的値を除いて、漂白定着槽の処
理液の循環の制御と同じである。そして、第一安定槽1
Cと第二安定槽1Dの循環制御は、第三安定槽の循環と
全く同じである。
【0077】なお、本実施例では、出荷時には所定時間
は、現像処理槽1Aは30分、漂白定着処理槽1Bは60
分、第三安定槽1Eは120分に、設定されている。所定
時間設定手段により、新たに設定しなおした時は、上述
のステップS06に割り込み処理され、所定時間が新たに
設定される。
は、現像処理槽1Aは30分、漂白定着処理槽1Bは60
分、第三安定槽1Eは120分に、設定されている。所定
時間設定手段により、新たに設定しなおした時は、上述
のステップS06に割り込み処理され、所定時間が新たに
設定される。
【0078】以上のような構成にしたことにより、補充
用固体処理剤が最後に処理液に供給されてから所定時間
を経過するまでは、処理液循環手段により処理槽内の処
理液が循環される。
用固体処理剤が最後に処理液に供給されてから所定時間
を経過するまでは、処理液循環手段により処理槽内の処
理液が循環される。
【0079】(実施例2)図12は、本発明を適用したカ
ラーネガフィルム用自現機AFの正面側全体構成図であ
る。該自現機AFは、発色現像処理のための発色現像槽
7A、漂白処理のための漂白槽7B、定着処理のための
第一定着槽7Cと第二定着槽7D、安定処理のための第
一安定槽7Eと第二安定槽7Fと第三安定槽7Gの実質
的7槽の処理槽構成である。
ラーネガフィルム用自現機AFの正面側全体構成図であ
る。該自現機AFは、発色現像処理のための発色現像槽
7A、漂白処理のための漂白槽7B、定着処理のための
第一定着槽7Cと第二定着槽7D、安定処理のための第
一安定槽7Eと第二安定槽7Fと第三安定槽7Gの実質
的7槽の処理槽構成である。
【0080】前記各処理槽7A,7B,7C,7D,7
E,7F,7Gは、それぞれ補助タンク9A,9B,9
C,9D,9E,9F,9Gを有しており、循環ポンプ
24A,24B,24C,24D,24E,24F,24Gにより処理
液が循環撹拌される。また、該補助タンクの内、発色現
像補助タンク9A,漂白補助タンク9B,第二定着補助
タンク9D,第三安定補助タンク9Gの各上方には、前
述の実施例1の固体処理剤供給手段8A,8B,8D,
8Gが設置され、対応する適量の固体処理剤が供給され
る。
E,7F,7Gは、それぞれ補助タンク9A,9B,9
C,9D,9E,9F,9Gを有しており、循環ポンプ
24A,24B,24C,24D,24E,24F,24Gにより処理
液が循環撹拌される。また、該補助タンクの内、発色現
像補助タンク9A,漂白補助タンク9B,第二定着補助
タンク9D,第三安定補助タンク9Gの各上方には、前
述の実施例1の固体処理剤供給手段8A,8B,8D,
8Gが設置され、対応する適量の固体処理剤が供給され
る。
【0081】一方、共通の補充水タンク41内の補充水W
は、ベローズポンプ42、送水管43によって、該補助タン
クの内、発色現像補助タンク9A,漂白補助タンク9
B,第二定着補助タンク9D,第三安定補助タンク9G
に供給される。
は、ベローズポンプ42、送水管43によって、該補助タン
クの内、発色現像補助タンク9A,漂白補助タンク9
B,第二定着補助タンク9D,第三安定補助タンク9G
に供給される。
【0082】図12において一点鎖線はフィルムfの搬送
経路を示す。操作部内の装填手段に装着されたパトロー
ネからフィルムfが引き出され、発色現像処理槽7A、
漂白処理槽7B、定着処理槽7C,7D、安定処理槽7
E,7F,7Gで処理されたのち、乾燥部6のファンヒ
ータ6Aにより乾燥されて機外に排出される。
経路を示す。操作部内の装填手段に装着されたパトロー
ネからフィルムfが引き出され、発色現像処理槽7A、
漂白処理槽7B、定着処理槽7C,7D、安定処理槽7
E,7F,7Gで処理されたのち、乾燥部6のファンヒ
ータ6Aにより乾燥されて機外に排出される。
【0083】図示しないが、各処理槽には液面が所定以
上にならないようにオーバーフローさせるための廃液管
と各処理槽の廃液管からのオーバーフロー液を一括して
貯溜する廃液タンクがある。
上にならないようにオーバーフローさせるための廃液管
と各処理槽の廃液管からのオーバーフロー液を一括して
貯溜する廃液タンクがある。
【0084】図13はネガフィルム現像処理用の自現機A
Fの構成図である。符号は図12と共通である。自現機A
Fでは、フィルムfは、発色現像処理槽である発色現像
槽7A、漂白処理槽である漂白槽7B、定着処理槽であ
る第一定着槽7Cと第二定着槽7D、安定処理槽である
第一安定槽7Eと第二安定槽7Fと第三安定槽7G内の
各処理液により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。
安定処理槽はカウンターカレント方式となっている。第
三安定槽7Gのオーバーフロー液が第二安定槽7Fに流
れ込み、第二安定槽7Fのオーバーフロー液が第一安定
槽7Eに流れ込む構造になっている。従って、液面レベ
ルは、第一安定槽7E,第二安定槽7F,第三安定槽7
Gの順に高くなっている。また、漂白処理槽と定着処理
槽はカウンターカレント方式となっている。第二定着槽
7Dのオーバーフロー液が第一定着槽7Cに流れ込み、
漂白槽7Bのオーバーフロー液が第一定着槽7Cに流れ
込む構造になっている。従って、液面レベルは、漂白槽
7B,第一定着槽7C,第二定着槽7Dの順に高くなっ
ている。本実施例では、処理量検出手段31は自現機AF
の感光材料搬送入口付近に設けられており、感光材料が
感光材料搬送入口付近を通過した量を検出する。固体処
理剤供給制御手段32はこの処理量検出手段31の検出結
果に基づき固体処理剤供給手段(8A,8B,8D,8
G)を制御する。また、補充水供給制御手段49もこの
処理量検出手段31の検出結果に基づき、補充水供給手段
42を制御する。そして、各処理槽に対応して設けられた
補充水供給手段42が補充水タンク41に貯留されている補
充水を各処理槽に供給する。なお、本実施例では、固体
処理剤供給制御手段32と補充水供給制御手段49とが1つ
のCPUにより兼ねられている。
Fの構成図である。符号は図12と共通である。自現機A
Fでは、フィルムfは、発色現像処理槽である発色現像
槽7A、漂白処理槽である漂白槽7B、定着処理槽であ
る第一定着槽7Cと第二定着槽7D、安定処理槽である
第一安定槽7Eと第二安定槽7Fと第三安定槽7G内の
各処理液により処理されたのち乾燥部6で乾燥される。
安定処理槽はカウンターカレント方式となっている。第
三安定槽7Gのオーバーフロー液が第二安定槽7Fに流
れ込み、第二安定槽7Fのオーバーフロー液が第一安定
槽7Eに流れ込む構造になっている。従って、液面レベ
ルは、第一安定槽7E,第二安定槽7F,第三安定槽7
Gの順に高くなっている。また、漂白処理槽と定着処理
槽はカウンターカレント方式となっている。第二定着槽
7Dのオーバーフロー液が第一定着槽7Cに流れ込み、
漂白槽7Bのオーバーフロー液が第一定着槽7Cに流れ
込む構造になっている。従って、液面レベルは、漂白槽
7B,第一定着槽7C,第二定着槽7Dの順に高くなっ
ている。本実施例では、処理量検出手段31は自現機AF
の感光材料搬送入口付近に設けられており、感光材料が
感光材料搬送入口付近を通過した量を検出する。固体処
理剤供給制御手段32はこの処理量検出手段31の検出結
果に基づき固体処理剤供給手段(8A,8B,8D,8
G)を制御する。また、補充水供給制御手段49もこの
処理量検出手段31の検出結果に基づき、補充水供給手段
42を制御する。そして、各処理槽に対応して設けられた
補充水供給手段42が補充水タンク41に貯留されている補
充水を各処理槽に供給する。なお、本実施例では、固体
処理剤供給制御手段32と補充水供給制御手段49とが1つ
のCPUにより兼ねられている。
【0085】錠剤型固体処理剤Jおよび補充水Wの供給
制御、濾過手段である筒状のフィルタ22、循環系および
廃液管11は実施例1と同じである。
制御、濾過手段である筒状のフィルタ22、循環系および
廃液管11は実施例1と同じである。
【0086】図14は、発色現像槽7A,第二定着槽7
D,第三安定槽7Gの各補助タンク9の斜視図である。
各処理槽7は、該処理槽の感材処理区画4を形成する仕
切壁21の外側に一体的に設けた補助タンク9を有する。
感材処理区画4と補助タンク9とは連通窓25が形成され
た仕切壁21により仕切られており、処理液は流通できる
ようになっている。補助タンク9と固体処理剤供給手段
8との間には、固体処理剤供給手段8から落下投入され
て供給される固体処理剤を前記補助タンク9内の処理液
へ案内する導入部材(シュート部材)29がある。
D,第三安定槽7Gの各補助タンク9の斜視図である。
各処理槽7は、該処理槽の感材処理区画4を形成する仕
切壁21の外側に一体的に設けた補助タンク9を有する。
感材処理区画4と補助タンク9とは連通窓25が形成され
た仕切壁21により仕切られており、処理液は流通できる
ようになっている。補助タンク9と固体処理剤供給手段
8との間には、固体処理剤供給手段8から落下投入され
て供給される固体処理剤を前記補助タンク9内の処理液
へ案内する導入部材(シュート部材)29がある。
【0087】補助タンク9は濾過手段22がある濾過区画
と送水管43・ヒータ26・液面センサー27・液温検出セン
サー28がある温調区画と固体処理剤が供給される固体処
理剤受容区画とに、濾過区画と温調区画の間にある内壁
55と温調区画と固体処理剤受容区画との間にある内壁53
により区画化される。内壁55の中央部の一部に円形の連
通窓56が設けられており、また、内壁53の上部が切り欠
き54が設けられており、処理液の循環流が濾過手段22の
上部からフィルタ22の下半分の中心部にある循環パイプ
61へ流れるようになっており、これらにより、循環流が
流れるようになっている。固体処理剤受容区画6の下部
には、感材処理区画4と連通する連通窓25が設けられて
おり、固体処理剤受容区画6内を下から上に処理液の循
環流が流れるようになっている。固体処理剤受容区画6
の固体処理剤を受容する部分には、剣山状の突起群57が
設けられており、この剣山状の突起群57が固体処理剤J
を保持し、循環流が固体処理剤に強く当たるようになっ
ている。この剣山状の突起群57の突起それぞれは、円錐
台の形状であり、溶けだして小さくなった固体処理剤が
序々に底に落ちるようになっており、また、この突起の
間を通して処理液が流れるようになっている。また、こ
の剣山状の突起群57の先端は連通窓25の上端より上にあ
り、固体処理剤が連通窓25を通って、感材処理区画4に
落ちないようになっている。
と送水管43・ヒータ26・液面センサー27・液温検出セン
サー28がある温調区画と固体処理剤が供給される固体処
理剤受容区画とに、濾過区画と温調区画の間にある内壁
55と温調区画と固体処理剤受容区画との間にある内壁53
により区画化される。内壁55の中央部の一部に円形の連
通窓56が設けられており、また、内壁53の上部が切り欠
き54が設けられており、処理液の循環流が濾過手段22の
上部からフィルタ22の下半分の中心部にある循環パイプ
61へ流れるようになっており、これらにより、循環流が
流れるようになっている。固体処理剤受容区画6の下部
には、感材処理区画4と連通する連通窓25が設けられて
おり、固体処理剤受容区画6内を下から上に処理液の循
環流が流れるようになっている。固体処理剤受容区画6
の固体処理剤を受容する部分には、剣山状の突起群57が
設けられており、この剣山状の突起群57が固体処理剤J
を保持し、循環流が固体処理剤に強く当たるようになっ
ている。この剣山状の突起群57の突起それぞれは、円錐
台の形状であり、溶けだして小さくなった固体処理剤が
序々に底に落ちるようになっており、また、この突起の
間を通して処理液が流れるようになっている。また、こ
の剣山状の突起群57の先端は連通窓25の上端より上にあ
り、固体処理剤が連通窓25を通って、感材処理区画4に
落ちないようになっている。
【0088】棒状のヒータ26は、補助タンク9の上方壁
を貫通して補助タンク9内の処理液中に浸漬するよう配
設されている。このヒータ26は、補助タンク9の温調区
画内の処理液を加熱して、循環流により循環されること
により、処理槽7内の処理液を処理に適した温度範囲に
加熱する。温調区画内のこのヒータ26から離れた位置
に、処理液温度を検出する処理液温検出センサー28が設
けられている。温度調整手段であるこの処理液温検出セ
ンサー28とヒータ26により、処理槽7内の処理液は、処
理に適した温度範囲に保持される。
を貫通して補助タンク9内の処理液中に浸漬するよう配
設されている。このヒータ26は、補助タンク9の温調区
画内の処理液を加熱して、循環流により循環されること
により、処理槽7内の処理液を処理に適した温度範囲に
加熱する。温調区画内のこのヒータ26から離れた位置
に、処理液温度を検出する処理液温検出センサー28が設
けられている。温度調整手段であるこの処理液温検出セ
ンサー28とヒータ26により、処理槽7内の処理液は、処
理に適した温度範囲に保持される。
【0089】また、温調区画内のヒータ26と処理液温検
出センサー28との間の位置には液面センサ27が設けられ
ており、処理液面の液面位を検出する。この液面センサ
27の検出信号により、液面の異常低下などが検出され、
適切な処理が行われる。
出センサー28との間の位置には液面センサ27が設けられ
ており、処理液面の液面位を検出する。この液面センサ
27の検出信号により、液面の異常低下などが検出され、
適切な処理が行われる。
【0090】前記補助タンク9に補充水Wを供給する補
充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ4
2、送水管43から構成されていて、補充水供給制御手段4
9により適時適量の補充水Wを補給する。
充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ4
2、送水管43から構成されていて、補充水供給制御手段4
9により適時適量の補充水Wを補給する。
【0091】補助タンク9B,9Cは、送水管43とヒー
タ26の代わりに循環パイプ62Dの一部が中を通ってお
り、また、液温検出センサー28が無い点を除き、上述の
同じでる。
タ26の代わりに循環パイプ62Dの一部が中を通ってお
り、また、液温検出センサー28が無い点を除き、上述の
同じでる。
【0092】固体処理剤供給手段8は実施例1と同じで
ある。
ある。
【0093】図15は、処理液の循環パイプの経路を示す
説明図で自現機APの補助タンクで切断された模式図で
ある。この図で斜線を入れられている領域に補助タンク
中の処理液がある。この図では、濾過区画と温調区画と
が並列して示されているが、これは理解を助けるためで
あり、本実施例では図14で示した通りの構造になってい
る。また、温度検出センサー28は図15では省略してい
る。固体処理剤供給手段8A,8B,8D,8Gから供
給される固体処理剤は、図に示すように曲げられている
導入部材29A,29B,29D,29Gにより減速されて、補
助タンクの固体処理材受容区画に供給されることによ
り、固体処理剤が処理液に投入されたときの処理液のハ
ネ量をかなり減少させ、水の補充制御を可能にしてい
る。また、この導入部材29A,29B,29D,29Gは、発
色現像処理工程用固体処理剤供給手段8Aが発色現像処
理工程用固体処理材受容区画より安定処理側に配置さ
れ、漂白処理工程用固体処理剤供給手段8Bが漂白処理
工程用固体処理材受容区画より安定処理側に配置され、
また、安定処理工程用固体処理剤供給手段8Gは第三安
定処理工程用固体処理材受容区画より発色現像処理側に
配置されるように、曲がっていることにより、蓋104が
小型化でき、収容容器の交換が簡単になっていると同時
に、自現機APのコンパクト化をはかっている。
説明図で自現機APの補助タンクで切断された模式図で
ある。この図で斜線を入れられている領域に補助タンク
中の処理液がある。この図では、濾過区画と温調区画と
が並列して示されているが、これは理解を助けるためで
あり、本実施例では図14で示した通りの構造になってい
る。また、温度検出センサー28は図15では省略してい
る。固体処理剤供給手段8A,8B,8D,8Gから供
給される固体処理剤は、図に示すように曲げられている
導入部材29A,29B,29D,29Gにより減速されて、補
助タンクの固体処理材受容区画に供給されることによ
り、固体処理剤が処理液に投入されたときの処理液のハ
ネ量をかなり減少させ、水の補充制御を可能にしてい
る。また、この導入部材29A,29B,29D,29Gは、発
色現像処理工程用固体処理剤供給手段8Aが発色現像処
理工程用固体処理材受容区画より安定処理側に配置さ
れ、漂白処理工程用固体処理剤供給手段8Bが漂白処理
工程用固体処理材受容区画より安定処理側に配置され、
また、安定処理工程用固体処理剤供給手段8Gは第三安
定処理工程用固体処理材受容区画より発色現像処理側に
配置されるように、曲がっていることにより、蓋104が
小型化でき、収容容器の交換が簡単になっていると同時
に、自現機APのコンパクト化をはかっている。
【0094】各処理槽は、フィルタ22からの処理液を循
環ポンプ24により、循環パイプ61,62を通じて、感材処
理区画に処理液を戻されるよう構成されている。そし
て、発色現像槽7Aの補助タンク9Aの温調区画、第二
定着槽7Dの補助タンク9Dの温調区画、および、第三
安定槽7Gの補助タンク9Gの温調区画に、それぞれ、
ヒータ26と温度検出センサー28が設けられ、それぞれの
処理槽毎に温度調整されている。しかし、安定槽は許容
温度範囲が広いので、第三安定槽7Gにヒータ26Gと温
度検出センサー28Gが設けられ、第三安定槽7Gのフィ
ルタ22Gからの処理液を循環ポンプ24Gにより、第一安
定槽7Eの温調区画と第二安定槽7Fの温調区画中に配
管された循環パイプ62Gを通じて、感材処理区画に処理
液を戻される。これにより、循環パイプ62Gの熱によ
り、第一安定槽7Eと第二安定槽7Fが加熱され、結果
的に所定の温度範囲に保温される。なお、循環経路62G
は第二定着槽7Dの手前を通っているが、中を通ってい
ないことは言うまでもない。また、漂白槽および定着槽
も許容温度範囲が広いので、第二定着槽7Dにヒータ26
Dと温度検出センサー28Dが設けられ、第二定着槽1D
のフィルタ22Dからの処理液を循環ポンプ24Dにより、
漂白槽7Bの温調区画と第一定着槽7Cの温調区画中に
配管された循環パイプ62Dを通じて、感材処理区画に処
理液を戻される。これにより、循環パイプ62Dの熱によ
り、漂白槽7Bと第一定着槽7Cが加熱され、結果的に
所定の温度範囲に保温される。なお、循環パイプ62Dは
発色現像槽7Aの手前を通っているが、中を通っていな
いごとは言うまでもない。
環ポンプ24により、循環パイプ61,62を通じて、感材処
理区画に処理液を戻されるよう構成されている。そし
て、発色現像槽7Aの補助タンク9Aの温調区画、第二
定着槽7Dの補助タンク9Dの温調区画、および、第三
安定槽7Gの補助タンク9Gの温調区画に、それぞれ、
ヒータ26と温度検出センサー28が設けられ、それぞれの
処理槽毎に温度調整されている。しかし、安定槽は許容
温度範囲が広いので、第三安定槽7Gにヒータ26Gと温
度検出センサー28Gが設けられ、第三安定槽7Gのフィ
ルタ22Gからの処理液を循環ポンプ24Gにより、第一安
定槽7Eの温調区画と第二安定槽7Fの温調区画中に配
管された循環パイプ62Gを通じて、感材処理区画に処理
液を戻される。これにより、循環パイプ62Gの熱によ
り、第一安定槽7Eと第二安定槽7Fが加熱され、結果
的に所定の温度範囲に保温される。なお、循環経路62G
は第二定着槽7Dの手前を通っているが、中を通ってい
ないことは言うまでもない。また、漂白槽および定着槽
も許容温度範囲が広いので、第二定着槽7Dにヒータ26
Dと温度検出センサー28Dが設けられ、第二定着槽1D
のフィルタ22Dからの処理液を循環ポンプ24Dにより、
漂白槽7Bの温調区画と第一定着槽7Cの温調区画中に
配管された循環パイプ62Dを通じて、感材処理区画に処
理液を戻される。これにより、循環パイプ62Dの熱によ
り、漂白槽7Bと第一定着槽7Cが加熱され、結果的に
所定の温度範囲に保温される。なお、循環パイプ62Dは
発色現像槽7Aの手前を通っているが、中を通っていな
いごとは言うまでもない。
【0095】本実施例では、固体処理剤が供給される処
理槽毎に、循環の制御を行う。即ち、現像処理槽7A、
漂白槽7B、第二定着処理槽7D、第三安定槽7G毎
に、別々にこの制御を行う。
理槽毎に、循環の制御を行う。即ち、現像処理槽7A、
漂白槽7B、第二定着処理槽7D、第三安定槽7G毎
に、別々にこの制御を行う。
【0096】図16は、本実施例の発色現像槽の処理液の
循環の制御を示すフロー図である。ステップS31で、自
現機稼働スイッチをONにすると、ステップS32へ進
み、循環ポンプを作動させる。そして、ステップS33へ
進む。ステップS33では、処理槽内の処理液温度制御・
感材搬送制御・処理剤補充制御・水補充制御などの自現
機制御を作動させる。そして、ステップS34へ進む。ス
テップS34で、自現機稼働スイッチがOFFにされる
と、ステップS35へ進み、タイマーを作動させる。そし
て、ステップS36に進み、自現機制御が終了可能な状態
かどうか判定する。これは、感光材料の処理中や、処理
剤の供給動作中の場合などのように、途中で止まるとマ
ズイ状態でこれらの制御を終了させないためである。も
し、ステップS36で、自現機制御が終了可能な状態でな
いと判定した場合は、また、ステップS36に戻る。も
し、ステップS36で、自現機制御が終了可能な状態であ
ると判定した場合は、ステップS37に進み、自現機制御
を停止する。そして、ステップS37に進み、タイマーの
経過時間が所定時間以上経過したかどうか判定する。こ
れは、処理剤が未溶解で循環が停止して、処理剤成分の
析出や変質をおこさせないためである。もし、ステップ
S38で、タイマーの経過時間が所定時間未満であると判
定した場合は、また、ステップS38に戻る。もし、ステ
ップS38で、タイマーの経過時間が所定時間以上経過し
たと判定した場合は、ステップS39に進み、自現機の循
環ポンプ24Aを止める。
循環の制御を示すフロー図である。ステップS31で、自
現機稼働スイッチをONにすると、ステップS32へ進
み、循環ポンプを作動させる。そして、ステップS33へ
進む。ステップS33では、処理槽内の処理液温度制御・
感材搬送制御・処理剤補充制御・水補充制御などの自現
機制御を作動させる。そして、ステップS34へ進む。ス
テップS34で、自現機稼働スイッチがOFFにされる
と、ステップS35へ進み、タイマーを作動させる。そし
て、ステップS36に進み、自現機制御が終了可能な状態
かどうか判定する。これは、感光材料の処理中や、処理
剤の供給動作中の場合などのように、途中で止まるとマ
ズイ状態でこれらの制御を終了させないためである。も
し、ステップS36で、自現機制御が終了可能な状態でな
いと判定した場合は、また、ステップS36に戻る。も
し、ステップS36で、自現機制御が終了可能な状態であ
ると判定した場合は、ステップS37に進み、自現機制御
を停止する。そして、ステップS37に進み、タイマーの
経過時間が所定時間以上経過したかどうか判定する。こ
れは、処理剤が未溶解で循環が停止して、処理剤成分の
析出や変質をおこさせないためである。もし、ステップ
S38で、タイマーの経過時間が所定時間未満であると判
定した場合は、また、ステップS38に戻る。もし、ステ
ップS38で、タイマーの経過時間が所定時間以上経過し
たと判定した場合は、ステップS39に進み、自現機の循
環ポンプ24Aを止める。
【0097】ここで、所定時間を新たに設定する場合
は、ステップS33とステップS34の間で、所定時間を新
たに設定する作業をメンテナンスマンが入力手段を通し
て行うと、入力制御手段が、所定時間を新たに設定しな
おす。
は、ステップS33とステップS34の間で、所定時間を新
たに設定する作業をメンテナンスマンが入力手段を通し
て行うと、入力制御手段が、所定時間を新たに設定しな
おす。
【0098】図17は、本実施例の発色現像槽のタイミン
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図17において縦軸の言葉の意味は実施例
1と同じである。本実施例では、実施例1と違い、搬送
駆動が10分に30秒の駆動が自動的になされる。これは、
印画紙の処理よりも、搬送手段での析出が問題になりや
すいために、駆動間隔が短いのである。他は、実施例1
の発色現像槽のタイミングと同様である。ヒータの制御
も以下のとおりである。発色現像槽の温度検出センサー
の検出温度が、設定温度−0.3℃以下では、100%の加熱
を行い、設定温度−0.3℃以上設定温度以下では、50%
程度の加熱を行うように制御されている。また、設定温
度±0.4℃以外の温度範囲では、感光材料の新規の処理
がされないように、搬送手段を制御している。第二定着
槽と第三安定槽については、温度検出センサーの検出温
度が、設定温度以下では、100%の加熱を行うように制
御されている。また、設定温度±0.6℃以外の温度範囲
では、感光材料の新規の処理がされないように、搬送手
段を制御している。
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図17において縦軸の言葉の意味は実施例
1と同じである。本実施例では、実施例1と違い、搬送
駆動が10分に30秒の駆動が自動的になされる。これは、
印画紙の処理よりも、搬送手段での析出が問題になりや
すいために、駆動間隔が短いのである。他は、実施例1
の発色現像槽のタイミングと同様である。ヒータの制御
も以下のとおりである。発色現像槽の温度検出センサー
の検出温度が、設定温度−0.3℃以下では、100%の加熱
を行い、設定温度−0.3℃以上設定温度以下では、50%
程度の加熱を行うように制御されている。また、設定温
度±0.4℃以外の温度範囲では、感光材料の新規の処理
がされないように、搬送手段を制御している。第二定着
槽と第三安定槽については、温度検出センサーの検出温
度が、設定温度以下では、100%の加熱を行うように制
御されている。また、設定温度±0.6℃以外の温度範囲
では、感光材料の新規の処理がされないように、搬送手
段を制御している。
【0099】本例では、メインスイッチ(自現機稼動ス
イッチ)をOFFにしてから所定時間TN1経過するま
で、循環ポンプ24が作動するので、錠剤が処理槽に供給
されてから、循環ポンプが停止するまでの時間T1・・
・・T7は必ず所定時間TN1以上になる。
イッチ)をOFFにしてから所定時間TN1経過するま
で、循環ポンプ24が作動するので、錠剤が処理槽に供給
されてから、循環ポンプが停止するまでの時間T1・・
・・T7は必ず所定時間TN1以上になる。
【0100】図18は、本実施例の漂白槽の処理液の循環
の制御を示すフロー図である。ステップS41で、自動現
像機の稼働スイッチが押されると、ステップS42に進
み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS43
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS43が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS44に進む。ステップS44で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
48へ進み、循環ポンプを作動させない。もし、液面セン
サー27で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップ
S45へ進む。ステップS45では、処理槽内を感光材料を
搬送させる搬送手段が作動しているかどうかを判定す
る。もし、作動していれば、ステップS49へ進み、循環
ポンプを作動させる。もし、作動していなければ、ステ
ップS46へ進む。ステップS46では、水補充中かどうか
を判定する。もし、水補充中であれば、ステップS49へ
進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していなけ
れば、ステップS47へ進む。ステップS47では、固体処
理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給されてから経過
した経過時間(最後に、固体処理剤Jが固体処理剤供給
手段8から供給された時からの経過時間を測定している
タイマーの時間)が予め設定された所定時間未満である
かどうか判定する。もし、所定時間未満ならば、ステッ
プS49に進み、循環ポンプを作動させる。もし、所定時
間未満でなければ、ステップS48に進み、循環ポンプを
停止する。そして、ステップS49またはステップS48か
らステップS44に戻る。
の制御を示すフロー図である。ステップS41で、自動現
像機の稼働スイッチが押されると、ステップS42に進
み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS43
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS43が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS44に進む。ステップS44で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
48へ進み、循環ポンプを作動させない。もし、液面セン
サー27で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップ
S45へ進む。ステップS45では、処理槽内を感光材料を
搬送させる搬送手段が作動しているかどうかを判定す
る。もし、作動していれば、ステップS49へ進み、循環
ポンプを作動させる。もし、作動していなければ、ステ
ップS46へ進む。ステップS46では、水補充中かどうか
を判定する。もし、水補充中であれば、ステップS49へ
進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していなけ
れば、ステップS47へ進む。ステップS47では、固体処
理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給されてから経過
した経過時間(最後に、固体処理剤Jが固体処理剤供給
手段8から供給された時からの経過時間を測定している
タイマーの時間)が予め設定された所定時間未満である
かどうか判定する。もし、所定時間未満ならば、ステッ
プS49に進み、循環ポンプを作動させる。もし、所定時
間未満でなければ、ステップS48に進み、循環ポンプを
停止する。そして、ステップS49またはステップS48か
らステップS44に戻る。
【0101】ここで、もし、所定時間が新たに入力され
ると、ステップS51に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS44へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給される
と、ステップS52に割り込み処理され、ステップS53に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS44に進み、循環ポンプを作動
させる。
ると、ステップS51に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS44へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給される
と、ステップS52に割り込み処理され、ステップS53に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS44に進み、循環ポンプを作動
させる。
【0102】また、自現機稼働スイッチがOFFにされ
ると、ステップS54に飛び、ステップS55に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS55で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS55に戻る。もし、ステップS55で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
56に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
57に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS57で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
57に戻る。もし、ステップS57で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
58に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
ると、ステップS54に飛び、ステップS55に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS55で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS55に戻る。もし、ステップS55で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
56に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
57に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS57で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
57に戻る。もし、ステップS57で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
58に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
【0103】図19は、本実施例の漂白定着槽のタイミン
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図19において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図19において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
【0104】本例では、メインスイッチのON・OFF
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TN2経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTN2以上になる。
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TN2経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTN2以上になる。
【0105】図20は、本実施例の第二定着槽の処理液の
循環の制御を示すフロー図である。ステップS61で、自
動現像機の稼働スイッチが押されると、ステップS62に
進み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS63
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS63が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS64に進む。ステップS64で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
69へ進み、循環ポンプを作動させない。これは、所定範
囲外であると、液面が異常に低くなっており、液面がフ
ィルター22の濾過部221に接する高さになっている
ため、循環ポンプがフィルター22の濾過部221から空気
を吸い込み、泡を発生させる原因になるか、または、液
面が異常に高くなっており、循環流のため槽から処理液
が溢れることを防ぐためである。もし、液面センサー27
で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS65へ
進む。ステップS65では、ヒータ26が作動しているかど
うかを判定する。もし、作動していれば、ステップS70
へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していな
ければ、ステップS66へ進む。ステップS66では、処理
槽内を感光材料を搬送させる搬送手段が作動しているか
どうかを判定する。もし、作動していれば、ステップS
70へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動してい
なければ、ステップS67へ進む。ステップS67では、水
補充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、
ステップS70へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、
作動していなければ、ステップS68へ進む。ステップS
68では、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給
されてから経過した経過時間(最後に、固体処理剤Jが
固体処理剤供給手段8から供給された時からの経過時間
を測定しているタイマーの時間)が予め設定された所定
時間未満であるかどうか判定する。もし、所定時間未満
ならば、ステップS69に進み、循環ポンプを作動させ
る。もし、所定時間未満でなければ、ステップS70に進
み、循環ポンプを停止する。そして、ステップS69また
はステップS70からステップS64に戻る。
循環の制御を示すフロー図である。ステップS61で、自
動現像機の稼働スイッチが押されると、ステップS62に
進み、循環ポンプが駆動される。その後、ステップS63
で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充制御、
水補充制御などの自現機制御が駆動される。ここまで
は、発色現像槽と共通の制御下で行われている。このス
テップS63が終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS64に進む。ステップS64で、液面セン
サー27で検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどう
かを判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS
69へ進み、循環ポンプを作動させない。これは、所定範
囲外であると、液面が異常に低くなっており、液面がフ
ィルター22の濾過部221に接する高さになっている
ため、循環ポンプがフィルター22の濾過部221から空気
を吸い込み、泡を発生させる原因になるか、または、液
面が異常に高くなっており、循環流のため槽から処理液
が溢れることを防ぐためである。もし、液面センサー27
で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS65へ
進む。ステップS65では、ヒータ26が作動しているかど
うかを判定する。もし、作動していれば、ステップS70
へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動していな
ければ、ステップS66へ進む。ステップS66では、処理
槽内を感光材料を搬送させる搬送手段が作動しているか
どうかを判定する。もし、作動していれば、ステップS
70へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、作動してい
なければ、ステップS67へ進む。ステップS67では、水
補充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、
ステップS70へ進み、循環ポンプを作動させる。もし、
作動していなければ、ステップS68へ進む。ステップS
68では、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給
されてから経過した経過時間(最後に、固体処理剤Jが
固体処理剤供給手段8から供給された時からの経過時間
を測定しているタイマーの時間)が予め設定された所定
時間未満であるかどうか判定する。もし、所定時間未満
ならば、ステップS69に進み、循環ポンプを作動させ
る。もし、所定時間未満でなければ、ステップS70に進
み、循環ポンプを停止する。そして、ステップS69また
はステップS70からステップS64に戻る。
【0106】ここで、もし、所定時間が新たに入力され
ると、ステップS71に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS64へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給される
と、ステップS72に割り込み処理され、ステップS73に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS64に進み、循環ポンプを作動
させる。
ると、ステップS71に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS64へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段8から供給される
と、ステップS72に割り込み処理され、ステップS73に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS64に進み、循環ポンプを作動
させる。
【0107】また、自現機稼働スイッチがOFFにされ
ると、ステップS74に飛び、ステップS75に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS75で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS75に戻る。もし、ステップS75で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
76に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
77に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS77で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
77に戻る。もし、ステップS77で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
78に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
ると、ステップS74に飛び、ステップS75に進み、自現
機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、感
光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などのよ
うに、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終了
させないためである。もし、ステップS75で、自現機制
御が終了可能な状態でないと判定した場合は、また、ス
テップS75に戻る。もし、ステップS75で、自現機制御
が終了可能な状態であると判定した場合は、ステップS
76に進み、自現機制御を停止する。そして、ステップS
77に進み、タイマーの経過時間が所定時間以上経過した
かどうか判定する。これは、処理剤が未溶解で循環が停
止して、処理剤成分の析出や変質をおこさせないためで
ある。もし、ステップS77で、タイマーの経過時間が所
定時間未満であると判定した場合は、また、ステップS
77に戻る。もし、ステップS77で、タイマーの経過時間
が所定時間以上経過したと判定した場合は、ステップS
78に進み、自現機の循環ポンプ24を止める。
【0108】図21は、本実施例の第二定着槽のタイミン
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図21において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
グチャートである。この例は、使用例の一例であって、
本実施例はこのタイミングチャートで示される使用例に
は限られない。図21において、縦軸の言葉の意味は図9
と同じである。
【0109】本例では、メインスイッチのON・OFF
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TN3経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTN3以上になる。
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TN3経過するまで循環ポンプ24が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTN3以上になる。
【0110】また、本実施例の第三安定槽の処理液の循
環の制御は、第二定着槽の処理液の循環の制御と所定時
間の具体的値などを除いて、全く同じである。そして、
第一定着槽の処理液の循環は第二定着槽の処理液の循環
と全く同じタイミングであり、第一安定槽、第二安定槽
の処理液の循環は第三安定槽の処理液の循環と全く同じ
タイミングである。
環の制御は、第二定着槽の処理液の循環の制御と所定時
間の具体的値などを除いて、全く同じである。そして、
第一定着槽の処理液の循環は第二定着槽の処理液の循環
と全く同じタイミングであり、第一安定槽、第二安定槽
の処理液の循環は第三安定槽の処理液の循環と全く同じ
タイミングである。
【0111】本実施例も、処理液面が異常な事態になっ
た時を除いて、所定時間を、固体処理剤が溶解するのに
必要な時間に設定すれば、実施例1と同様に、固体処理
剤が殆ど未溶解の状態で処理液の循環を停止することを
(異常時以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近
傍の処理液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の
析出や、不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写
真感光材料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生
することを防げる。
た時を除いて、所定時間を、固体処理剤が溶解するのに
必要な時間に設定すれば、実施例1と同様に、固体処理
剤が殆ど未溶解の状態で処理液の循環を停止することを
(異常時以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近
傍の処理液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の
析出や、不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写
真感光材料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生
することを防げる。
【0112】(実施例3)発色現像槽の循環制御は、実
施例1および実施例2の発色現像槽の循環制御は同じで
ある。それ以外の槽の循環制御は、以下の点を除いて、
実施例1および実施例2の循環制御は同じである。
施例1および実施例2の発色現像槽の循環制御は同じで
ある。それ以外の槽の循環制御は、以下の点を除いて、
実施例1および実施例2の循環制御は同じである。
【0113】第一の相違点は、循環制御のステップS18
とステップS47とステップS68で、経過時間が、固体処
理剤の投入からの経過時間でなく、感光材料の最後の検
出からの経過時間であることである。第二の相違点は、
固体処理剤の供給があった時に、ステップS22とステッ
プS52とステップS72に割り込み処理されるのではな
く、処理量検出手段が感光材料の検出状態から非検出状
態になった時に、ステップS22とステップS52とステッ
プS72に割り込み処理されることである。
とステップS47とステップS68で、経過時間が、固体処
理剤の投入からの経過時間でなく、感光材料の最後の検
出からの経過時間であることである。第二の相違点は、
固体処理剤の供給があった時に、ステップS22とステッ
プS52とステップS72に割り込み処理されるのではな
く、処理量検出手段が感光材料の検出状態から非検出状
態になった時に、ステップS22とステップS52とステッ
プS72に割り込み処理されることである。
【0114】この場合も、処理液面が異常な事態になっ
た時を除いて、感光材料の検出状態から非検出状態にな
った時からの経過時間が所定時間以上になった時に、は
じめて、循環ポンプが停止するので、所定時間を、固体
処理剤が溶解するのに必要な時間に処理量検出手段の感
光材料の検出から固体処理剤の供給までのタイムラグ
(無視してもよいことが多い)を加味した時間に設定す
れば、実施例1や実施例2と同様に、固体処理剤が殆ど
未溶解の状態で処理液の循環を停止することを(異常時
以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近傍の処理
液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の析出や、
不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感光材
料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生すること
を防げる。
た時を除いて、感光材料の検出状態から非検出状態にな
った時からの経過時間が所定時間以上になった時に、は
じめて、循環ポンプが停止するので、所定時間を、固体
処理剤が溶解するのに必要な時間に処理量検出手段の感
光材料の検出から固体処理剤の供給までのタイムラグ
(無視してもよいことが多い)を加味した時間に設定す
れば、実施例1や実施例2と同様に、固体処理剤が殆ど
未溶解の状態で処理液の循環を停止することを(異常時
以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近傍の処理
液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の析出や、
不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感光材
料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生すること
を防げる。
【0115】(実施例4)本実施例は、従来型のフイル
ム自動現像機やプリンタープロセッサーに、固体処理剤
を溶解するため別置きユニットを設けた例である。各処
理槽、補助タンクおよび循環経路の構成は、実施例1・
2と同様である。実施例1・2で固体処理剤供給手段を
設けるとされた処理槽に対応して固体処理剤を溶解する
ため別置きユニットを設けた。
ム自動現像機やプリンタープロセッサーに、固体処理剤
を溶解するため別置きユニットを設けた例である。各処
理槽、補助タンクおよび循環経路の構成は、実施例1・
2と同様である。実施例1・2で固体処理剤供給手段を
設けるとされた処理槽に対応して固体処理剤を溶解する
ため別置きユニットを設けた。
【0116】また、共通の補充水タンク81内の補充水W
は、ベローズポンプ82、吸水管、送水管83によって、供
給される先の補助タンクも実施例1・2と同様である。
は、ベローズポンプ82、吸水管、送水管83によって、供
給される先の補助タンクも実施例1・2と同様である。
【0117】また、カウンターカレント方式のオーバー
フロー液の流し込みも実施例1・2と同様である。従っ
て、液面レベルも実施例1・2と同様である。
フロー液の流し込みも実施例1・2と同様である。従っ
て、液面レベルも実施例1・2と同様である。
【0118】本実施例でも、処理量検出手段は自現機の
感光材料搬送入口付近に設けられており、感光材料が感
光材料搬送入口付近を通過した量を検出する。そして、
別置きユニットの固体処理剤供給制御手段はこの処理量
検出手段の検出結果に基づき固体処理剤供給手段87を制
御する。また、補充水供給制御手段もこの処理量検出手
段の検出結果に基づき、補充水供給手段(ベローズポン
プ82)を制御する。そして、各処理槽に対応して設けら
れた補充水供給手段(ベローズポンプ82)が補充水タン
ク81に貯留されている補充水を各処理槽に供給する。な
お、本実施例では、固体処理剤供給制御手段87と補充水
供給制御手段(ベローズポンプ82)とが1つのCPUに
より兼ねられている。
感光材料搬送入口付近に設けられており、感光材料が感
光材料搬送入口付近を通過した量を検出する。そして、
別置きユニットの固体処理剤供給制御手段はこの処理量
検出手段の検出結果に基づき固体処理剤供給手段87を制
御する。また、補充水供給制御手段もこの処理量検出手
段の検出結果に基づき、補充水供給手段(ベローズポン
プ82)を制御する。そして、各処理槽に対応して設けら
れた補充水供給手段(ベローズポンプ82)が補充水タン
ク81に貯留されている補充水を各処理槽に供給する。な
お、本実施例では、固体処理剤供給制御手段87と補充水
供給制御手段(ベローズポンプ82)とが1つのCPUに
より兼ねられている。
【0119】図22は、自現機の各処理槽の構成を示すた
めの処理槽の断面図である。なお、図には、構成をわか
りやすくするために、固体処理剤供給手段87の具体的構
成と感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
めの処理槽の断面図である。なお、図には、構成をわか
りやすくするために、固体処理剤供給手段87の具体的構
成と感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
【0120】感光材料を処理する各処理槽は、該処理槽
の感光材料搬送手段がある感材処理区画70を形成する仕
切壁71の外側に一体的に設けた補助タンク77を有する。
処理槽の感材処理区画70と補助タンク77とは連通窓が形
成された仕切壁71により仕切られており、処理液は流通
できるようになっている。
の感光材料搬送手段がある感材処理区画70を形成する仕
切壁71の外側に一体的に設けた補助タンク77を有する。
処理槽の感材処理区画70と補助タンク77とは連通窓が形
成された仕切壁71により仕切られており、処理液は流通
できるようになっている。
【0121】濾過手段である筒状のフィルタ79は、補助
タンク77の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶
物を除去する機能を果たしている。このフィルタ79は実
施例1に記載のものと同じである。このフィルタ79の中
心部へ補助タンク77の下方壁を貫通して設けられた循環
パイプ94を介して循環ポンプ80(循環手段)の吸引側に
連通している。
タンク77の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶
物を除去する機能を果たしている。このフィルタ79は実
施例1に記載のものと同じである。このフィルタ79の中
心部へ補助タンク77の下方壁を貫通して設けられた循環
パイプ94を介して循環ポンプ80(循環手段)の吸引側に
連通している。
【0122】前記補助タンク77に補充水Wを供給する補
充水供給手段は、補充水タンク81、ベローズポンプ82、
送水管83から構成されていて、補充水供給制御手段によ
り適時適量の補充水Wを補給する。送水管83の先端は補
助タンクの蓋の下面より下で、廃液管より上の位置にあ
り、処理液面と接しないように、また、送水された水が
蓋の下面を伝わって予期せぬ流れが形成されないように
なっている。
充水供給手段は、補充水タンク81、ベローズポンプ82、
送水管83から構成されていて、補充水供給制御手段によ
り適時適量の補充水Wを補給する。送水管83の先端は補
助タンクの蓋の下面より下で、廃液管より上の位置にあ
り、処理液面と接しないように、また、送水された水が
蓋の下面を伝わって予期せぬ流れが形成されないように
なっている。
【0123】循環系は、液の循環通路を形成する、循環
パイプ94,循環ポンプ80から処理槽の感材処理区画70の
底とを結ぶ循環パイプ95、循環手段である循環ポンプ80
等で構成されている。このような構成により、循環ポン
プ80が作動すると処理液は補助タンク77のフィルタ79の
中心部から吸い込まれ、処理槽の感材処理区画70に吐出
されて、処理液は感材処理区画70内の処理液と混じり合
い、再び補助タンク77へと入り循環を繰り返すことにな
る。
パイプ94,循環ポンプ80から処理槽の感材処理区画70の
底とを結ぶ循環パイプ95、循環手段である循環ポンプ80
等で構成されている。このような構成により、循環ポン
プ80が作動すると処理液は補助タンク77のフィルタ79の
中心部から吸い込まれ、処理槽の感材処理区画70に吐出
されて、処理液は感材処理区画70内の処理液と混じり合
い、再び補助タンク77へと入り循環を繰り返すことにな
る。
【0124】廃液管72は、処理槽内の処理液をオーバー
フローさせるためのものであり、液面レベルを一定に保
つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち込
まれる成分や、感光材料から溶け出す成分が貯留し、増
加することを防ぐのに役立つ。
フローさせるためのものであり、液面レベルを一定に保
つとともに、他の処理槽から感光材料に付着して持ち込
まれる成分や、感光材料から溶け出す成分が貯留し、増
加することを防ぐのに役立つ。
【0125】別置きユニットUのタンク84は固体処理剤
を溶解するためのタンクである。タンク84と固体処理剤
供給手段87との間には、固体処理剤供給手段87から落下
投入されて供給される固体処理剤を前記タンク84内の処
理液へ案内する導入部材(シュート部材)がある。
を溶解するためのタンクである。タンク84と固体処理剤
供給手段87との間には、固体処理剤供給手段87から落下
投入されて供給される固体処理剤を前記タンク84内の処
理液へ案内する導入部材(シュート部材)がある。
【0126】濾過手段である筒状のフィルタ85は、タン
ク84の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物を
除去する機能を果たすとともに、未溶解の錠剤型固体処
理剤Jの循環手段である循環ポンプ86及び処理槽の感材
処理区画70への侵入を規制している。このフィルタ85は
実施例1に記載のものと同じである。このフィルタ85の
軸の上部は常に処理液面の上方にあり、タンク84の内部
に交換可能に設けられているので、固体処理剤を直接処
理液に供給して処理液の処理成分の補充を行う時に特有
の、特に循環流の上流に固体処理剤を供給する際の、固
体処理剤の析出成分や変質成分などによりフィルタの目
が詰まりやすいという問題を、フィルタ85が液に濡れず
に簡単に交換できることにより解決できる。このフィル
タ85の中心部へタンク84の下方壁を貫通して設けられた
循環パイプ93を介して循環ポンプ86(循環手段)の吸引
側に連通している。
ク84の内部に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物を
除去する機能を果たすとともに、未溶解の錠剤型固体処
理剤Jの循環手段である循環ポンプ86及び処理槽の感材
処理区画70への侵入を規制している。このフィルタ85は
実施例1に記載のものと同じである。このフィルタ85の
軸の上部は常に処理液面の上方にあり、タンク84の内部
に交換可能に設けられているので、固体処理剤を直接処
理液に供給して処理液の処理成分の補充を行う時に特有
の、特に循環流の上流に固体処理剤を供給する際の、固
体処理剤の析出成分や変質成分などによりフィルタの目
が詰まりやすいという問題を、フィルタ85が液に濡れず
に簡単に交換できることにより解決できる。このフィル
タ85の中心部へタンク84の下方壁を貫通して設けられた
循環パイプ93を介して循環ポンプ86(循環手段)の吸引
側に連通している。
【0127】循環系は、液の循環通路を形成する、処理
槽の補助タンク77の底部からタンク84とを結ぶ循環パイ
プ92、循環パイプ93,循環ポンプ93から処理槽の補助タ
ンク77の底部およびタンク84とを結ぶ循環パイプ91、循
環手段である循環ポンプ86等で構成されている。このよ
うな構成により、循環ポンプ86が作動すると処理液はタ
ンク84のフィルタ85の中心部から吸い込まれ、処理槽の
補助タンク77に吐出されて、処理液は補助タンク77の処
理液と混じり合い、再びタンク84へと入り循環を繰り返
すことになる。
槽の補助タンク77の底部からタンク84とを結ぶ循環パイ
プ92、循環パイプ93,循環ポンプ93から処理槽の補助タ
ンク77の底部およびタンク84とを結ぶ循環パイプ91、循
環手段である循環ポンプ86等で構成されている。このよ
うな構成により、循環ポンプ86が作動すると処理液はタ
ンク84のフィルタ85の中心部から吸い込まれ、処理槽の
補助タンク77に吐出されて、処理液は補助タンク77の処
理液と混じり合い、再びタンク84へと入り循環を繰り返
すことになる。
【0128】棒状の温度調整手段78である処理液温検出
センサーとヒータは、補助タンク77の上方壁を貫通して
補助タンク77内の処理液中に浸漬するよう配設されてい
る。このヒータは、補助タンク77内の処理液を加熱し
て、循環流により循環されることにより、処理槽内の処
理液を処理に適した温度範囲に加熱する。
センサーとヒータは、補助タンク77の上方壁を貫通して
補助タンク77内の処理液中に浸漬するよう配設されてい
る。このヒータは、補助タンク77内の処理液を加熱し
て、循環流により循環されることにより、処理槽内の処
理液を処理に適した温度範囲に加熱する。
【0129】図23は、図22の別置きユニットUの斜視図
である。図23で示すのは、実施例1と同じ槽構成のプリ
ンタープロセッサーに付置される別置きユニットであ
る。固体処理剤供給手段87・タンク84などが、発色現像
処理用・漂白定着処理用・安定処理用について、それぞ
れ設けられている。実施例2と同じ槽構成のフイルム自
動現像機に付置される別置きユニットでは、固体処理剤
供給手段・タンクなどの組がもう1つあり、固体処理剤
供給手段87・タンク84などが、発色現像処理用・漂白処
理用・定着処理用・安定処理用について、それぞれ設け
られている。
である。図23で示すのは、実施例1と同じ槽構成のプリ
ンタープロセッサーに付置される別置きユニットであ
る。固体処理剤供給手段87・タンク84などが、発色現像
処理用・漂白定着処理用・安定処理用について、それぞ
れ設けられている。実施例2と同じ槽構成のフイルム自
動現像機に付置される別置きユニットでは、固体処理剤
供給手段・タンクなどの組がもう1つあり、固体処理剤
供給手段87・タンク84などが、発色現像処理用・漂白処
理用・定着処理用・安定処理用について、それぞれ設け
られている。
【0130】別置きユニットには、自動現像機本体と処
理液面の高さを調整する必要があるので高さ調整可能な
脚99がある。この脚で別置きユニットは支えられてい
る。また、固体処理剤供給手段87の前には観音開きの透
明な扉97が設けられている。タンク84の前には同様に扉
98がある。
理液面の高さを調整する必要があるので高さ調整可能な
脚99がある。この脚で別置きユニットは支えられてい
る。また、固体処理剤供給手段87の前には観音開きの透
明な扉97が設けられている。タンク84の前には同様に扉
98がある。
【0131】図24は、本実施例の処理液の循環の制御を
示すフロー図である。ステップS80で、自動現像機の稼
働スイッチが押されると、ステップS81に進み、別置き
ユニットが稼働する。その後、ステップS82に進み、循
環ポンプ80と循環ポンプ86が駆動する。その後、ステッ
プS83で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充
制御、水補充制御などの自現機制御が駆動する。ここま
では、各処理槽とも共通の制御下で行われている。この
ステップS83終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS84に進む。ステップS84で、液面セン
サーで検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどうか
を判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS85
へ進み、循環ポンプ86を停止し、さらに、ステップS92
へ進み、循環ポンプ80を停止する。もし、液面センサー
27で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS86
へ進む。ステップS86では、固体処理剤Jが固体処理剤
供給手段87から供給されてから経過した経過時間(最後
に、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段87から供給され
た時からの経過時間を測定しているタイマーの時間)が
予め設定された所定時間以上であるかどうか判定する。
もし、所定時間以上でなければ、ステップS87に進み、
循環ポンプ86を作動させる。もし、所定時間以上であれ
ば、ステップS88に進み、循環ポンプ86を停止させる。
その後、ステップS89へ進み、ステップS89では、水補
充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、ス
テップS93へ進み、循環ポンプ80を作動させる。もし、
水補充中でなければ、ステップS90へ進む。ステップS
90では、ヒータが加熱中かどうか判定する。もし、ヒー
タが加熱中であれば、ステップS93に進み、循環ポンプ
80を作動させる。もし、ヒータが加熱中でなければ、ス
テップS91に進む。ステップS91では、処理槽内を感光
材料を搬送させる搬送手段が作動しているかどうかを判
定する。もし、搬送手段が作動していれば、ステップS
93へ進み、循環ポンプ80を作動させる。もし、搬送手段
が作動していなければ、ステップS92へ進み、循環ポン
プ80を停止させる。そして、ステップS92またはステッ
プS93からステップS84に戻る。
示すフロー図である。ステップS80で、自動現像機の稼
働スイッチが押されると、ステップS81に進み、別置き
ユニットが稼働する。その後、ステップS82に進み、循
環ポンプ80と循環ポンプ86が駆動する。その後、ステッ
プS83で、処理液温度制御、感材搬送制御、処理剤補充
制御、水補充制御などの自現機制御が駆動する。ここま
では、各処理槽とも共通の制御下で行われている。この
ステップS83終了したところから、各処理槽毎の制御に
なり、ステップS84に進む。ステップS84で、液面セン
サーで検出した液面が所定の範囲内の液面位置かどうか
を判定する。もし、所定範囲外であれば、ステップS85
へ進み、循環ポンプ86を停止し、さらに、ステップS92
へ進み、循環ポンプ80を停止する。もし、液面センサー
27で検出した液面が所定範囲内であれば、ステップS86
へ進む。ステップS86では、固体処理剤Jが固体処理剤
供給手段87から供給されてから経過した経過時間(最後
に、固体処理剤Jが固体処理剤供給手段87から供給され
た時からの経過時間を測定しているタイマーの時間)が
予め設定された所定時間以上であるかどうか判定する。
もし、所定時間以上でなければ、ステップS87に進み、
循環ポンプ86を作動させる。もし、所定時間以上であれ
ば、ステップS88に進み、循環ポンプ86を停止させる。
その後、ステップS89へ進み、ステップS89では、水補
充中かどうかを判定する。もし、水補充中であれば、ス
テップS93へ進み、循環ポンプ80を作動させる。もし、
水補充中でなければ、ステップS90へ進む。ステップS
90では、ヒータが加熱中かどうか判定する。もし、ヒー
タが加熱中であれば、ステップS93に進み、循環ポンプ
80を作動させる。もし、ヒータが加熱中でなければ、ス
テップS91に進む。ステップS91では、処理槽内を感光
材料を搬送させる搬送手段が作動しているかどうかを判
定する。もし、搬送手段が作動していれば、ステップS
93へ進み、循環ポンプ80を作動させる。もし、搬送手段
が作動していなければ、ステップS92へ進み、循環ポン
プ80を停止させる。そして、ステップS92またはステッ
プS93からステップS84に戻る。
【0132】ここで、もし、所定時間が新たに入力され
ると、ステップS94に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS84へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段87から供給される
と、ステップS95に割り込み処理され、ステップS96に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS84に進む。
ると、ステップS94に割り込み処理され、所定時間が新
たに設定された後、ステップS84へ進む。また、もし、
固体処理剤Jが固体処理剤供給手段87から供給される
と、ステップS95に割り込み処理され、ステップS96に
進み、経過時間を0に設定しなおし(タイマーを0に設
定しなおす)、ステップS84に進む。
【0133】また、自現機稼働スイッチがOFFにされ
ると、ステップS101に飛び、ステップS102に進み、自
現機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、
感光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などの
ように、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終
了させないためである。もし、ステップS102で、自現
機制御が終了可能な状態でないと判定した場合は、ま
た、ステップS102に戻る。もし、ステップS102で、自
現機制御が終了可能な状態であると判定した場合は、ス
テップS103に進み、自現機制御を停止する。そして、
ステップS104に進み、自現機の循環ポンプ80を止め
る。そして、ステップS105に進み、タイマーの経過時
間が所定時間以上経過したかどうか判定する。これは、
処理剤が未溶解で循環が停止して、処理剤成分の析出や
変質をおこさせないためである。もし、ステップS105
で、タイマーの経過時間が所定時間未満であると判定し
た場合は、また、ステップS105に戻る。もし、ステッ
プS105で、タイマーの経過時間が所定時間以上経過し
たと判定した場合は、ステップS106に進み、自現機の
循環ポンプ86を止め、また、別置きユニットの稼働を停
止する。
ると、ステップS101に飛び、ステップS102に進み、自
現機制御が終了可能な状態かどうか判定する。これは、
感光材料の処理中や、処理剤の供給動作中の場合などの
ように、途中で止まるとマズイ状態でこれらの制御を終
了させないためである。もし、ステップS102で、自現
機制御が終了可能な状態でないと判定した場合は、ま
た、ステップS102に戻る。もし、ステップS102で、自
現機制御が終了可能な状態であると判定した場合は、ス
テップS103に進み、自現機制御を停止する。そして、
ステップS104に進み、自現機の循環ポンプ80を止め
る。そして、ステップS105に進み、タイマーの経過時
間が所定時間以上経過したかどうか判定する。これは、
処理剤が未溶解で循環が停止して、処理剤成分の析出や
変質をおこさせないためである。もし、ステップS105
で、タイマーの経過時間が所定時間未満であると判定し
た場合は、また、ステップS105に戻る。もし、ステッ
プS105で、タイマーの経過時間が所定時間以上経過し
たと判定した場合は、ステップS106に進み、自現機の
循環ポンプ86を止め、また、別置きユニットの稼働を停
止する。
【0134】図25は、本実施例の処理槽のタイミングチ
ャートである。この例は、使用例の一例であって、本実
施例はこのタイミングチャートで示される使用例には限
られない。図25において、縦軸の言葉の意味は、循環ポ
ンプを除いて、図9と同じである。本実施例において
は、循環ポンプは、補助タンク77と感材処理区画70との
間を循環させる循環ポンプ80と補助タンク77と別置きユ
ニットUのタンク84との間を循環させる循環ポンプ86の
2つがあるので、それぞれの稼働状況を別々に示した。
ャートである。この例は、使用例の一例であって、本実
施例はこのタイミングチャートで示される使用例には限
られない。図25において、縦軸の言葉の意味は、循環ポ
ンプを除いて、図9と同じである。本実施例において
は、循環ポンプは、補助タンク77と感材処理区画70との
間を循環させる循環ポンプ80と補助タンク77と別置きユ
ニットUのタンク84との間を循環させる循環ポンプ86の
2つがあるので、それぞれの稼働状況を別々に示した。
【0135】本例では、メインスイッチのON・OFF
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TS経過するまで循環ポンプ86が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTS以上になる。
に関係なく、最後に固体処理剤が処理槽に供給されてか
ら、所定時間TS経過するまで循環ポンプ86が作動する
ので、錠剤が供給されてから循環ポンプが停止するまで
の時間T1・・・・T7は必ずTS以上になる。
【0136】本実施例も、処理液面が異常な事態になっ
た時を除いて、所定時間を、固体処理剤が溶解するのに
必要な時間に設定すれば、実施例1と同様に、固体処理
剤が殆ど未溶解の状態で処理液の循環を停止することを
(異常時以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近
傍の処理液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の
析出や、不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写
真感光材料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生
することを防げる。
た時を除いて、所定時間を、固体処理剤が溶解するのに
必要な時間に設定すれば、実施例1と同様に、固体処理
剤が殆ど未溶解の状態で処理液の循環を停止することを
(異常時以外は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近
傍の処理液が極めて高濃度になるため、低溶解性素材の
析出や、不溶性物質の発生およびそれによる処理槽・写
真感光材料の汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生
することを防げる。
【0137】(実施例5)本実施例は、他の実施例と符
号の付け方が全く異なるので、注意して読んで頂きた
い。図26は本実施例の自現機の例を示す要部構成図、図
27は処理剤補給部を備えた処理槽を示す自現機の概要断
面図である。
号の付け方が全く異なるので、注意して読んで頂きた
い。図26は本実施例の自現機の例を示す要部構成図、図
27は処理剤補給部を備えた処理槽を示す自現機の概要断
面図である。
【0138】図26において、1は露光済フィルム供給装
置や自動焼付機のような感光材料供給装置、2は自現機
主部であり、発色現像槽3、漂白定着槽4、安定槽5,
6,7、乾燥部8および排出部9を備える。感光材料供
給装置1および自現機主部2は挟圧搬送ローラ列によっ
て感光材料を一点鎖線の搬送路Rで示したように感光材
料供給装置1から自現機主部2の各槽3〜7および乾燥
部8を順次通過させて現像済フィルムやプリントとして
排出部9に送り、排出部から機外に排出する。
置や自動焼付機のような感光材料供給装置、2は自現機
主部であり、発色現像槽3、漂白定着槽4、安定槽5,
6,7、乾燥部8および排出部9を備える。感光材料供
給装置1および自現機主部2は挟圧搬送ローラ列によっ
て感光材料を一点鎖線の搬送路Rで示したように感光材
料供給装置1から自現機主部2の各槽3〜7および乾燥
部8を順次通過させて現像済フィルムやプリントとして
排出部9に送り、排出部から機外に排出する。
【0139】10は自現機全体の制御装置,11は自現機主
部2に送り込まれる感光材料のシーート数,幅,長さ情
報を制御装置10に入力する感光材料センサである。制御
装置10は、感光材料センサ11の感光材料を検出した情報
に基づいて、自現機主部2の挟圧搬送ローラ列の駆動お
よび発色現像槽3、漂白定着槽4、安定槽7の処理液の
後述する循環が開始されるように制御する。これに限ら
ず、自現機の不図示の操作パネルの始動ボタンの操作で
感光材料供給装置1と自現機主部2の挟圧搬送ローラ列
の駆動および発色現像槽3等の処理液の循環が開始され
るものでもよい。
部2に送り込まれる感光材料のシーート数,幅,長さ情
報を制御装置10に入力する感光材料センサである。制御
装置10は、感光材料センサ11の感光材料を検出した情報
に基づいて、自現機主部2の挟圧搬送ローラ列の駆動お
よび発色現像槽3、漂白定着槽4、安定槽7の処理液の
後述する循環が開始されるように制御する。これに限ら
ず、自現機の不図示の操作パネルの始動ボタンの操作で
感光材料供給装置1と自現機主部2の挟圧搬送ローラ列
の駆動および発色現像槽3等の処理液の循環が開始され
るものでもよい。
【0140】制御装置10はまた、感光材料センサ11から
の入力情報によって自現機主部2に送り込まれる感光材
料の面積即ち処理量を求め、それに基づいて発色現像槽
3、漂白定着槽4、安定槽7の処理の液に対する処理剤
の補給を後述のように制御する。
の入力情報によって自現機主部2に送り込まれる感光材
料の面積即ち処理量を求め、それに基づいて発色現像槽
3、漂白定着槽4、安定槽7の処理の液に対する処理剤
の補給を後述のように制御する。
【0141】制御装置10はさらに、操作パネルによって
予め入力されている感光材料の処理数情報と感光材料セ
ンサ11から入力したシート数情報とを比較して挟圧搬送
ローラ駆動や処理液循環を停止することなく継続的に処
理する一連の感光材料の最後の感光材料が感光材料セン
サ11で検出されたことを知り、それと挟圧搬送ローラ列
の搬送速度と搬送路Rの長さとから最後の感光材料が乾
燥部8から排出部9へ完全に排出される時点を求めて、
その時点で挟圧搬送ローラ列の駆動を停止するように制
御する。挟圧搬送ローラ列の駆動停止の時点を求めるた
めに、乾燥部8の出口の内側或いは外側に感光材料セン
サを設けて、その検出情報を制御装置10に入力するよう
にしてもよい。
予め入力されている感光材料の処理数情報と感光材料セ
ンサ11から入力したシート数情報とを比較して挟圧搬送
ローラ駆動や処理液循環を停止することなく継続的に処
理する一連の感光材料の最後の感光材料が感光材料セン
サ11で検出されたことを知り、それと挟圧搬送ローラ列
の搬送速度と搬送路Rの長さとから最後の感光材料が乾
燥部8から排出部9へ完全に排出される時点を求めて、
その時点で挟圧搬送ローラ列の駆動を停止するように制
御する。挟圧搬送ローラ列の駆動停止の時点を求めるた
めに、乾燥部8の出口の内側或いは外側に感光材料セン
サを設けて、その検出情報を制御装置10に入力するよう
にしてもよい。
【0142】制御装置10は挟圧搬送ローラ列を停止させ
てから所定時間後に発色現像槽3等の処理液の循環を停
止させる。この所定時間としては、処理液に一度に補給
された処理剤が溶解し終わる一定時間、或いは処理液の
劣化をより少なくするために、最後の処理剤の補給が行
われたときから処理液の循環を停止するときまでの時間
を一度に補給された処理剤が溶解し終わるまでの時間と
するような、最後の処理剤の補給時期に対応して変化す
る時間が採用される。これによって、補給された処理剤
が未溶解の状態で処理液の循環が停止されることが無く
なる。
てから所定時間後に発色現像槽3等の処理液の循環を停
止させる。この所定時間としては、処理液に一度に補給
された処理剤が溶解し終わる一定時間、或いは処理液の
劣化をより少なくするために、最後の処理剤の補給が行
われたときから処理液の循環を停止するときまでの時間
を一度に補給された処理剤が溶解し終わるまでの時間と
するような、最後の処理剤の補給時期に対応して変化す
る時間が採用される。これによって、補給された処理剤
が未溶解の状態で処理液の循環が停止されることが無く
なる。
【0143】発色現像槽3の現像液、漂白定着槽4の漂
白定着液、安定槽5〜7の安定化液と言った処理液はイ
オン交換水や水道水にそれぞれ固体処理剤を溶解するこ
とによって補充され、その補充は図26に示した固体処理
剤投入機構によって行われる。なお、図27の固体処理剤
投入機構は発色現像槽3と漂白定着槽4と安定槽7に設
けられていて、安定槽5と安定槽6の安定化液は、安定
槽7のオーバーフローした安定化液が図26に点線で示し
た連絡管76により安定槽6に入り、安定槽6のオーバー
フローした安定化液が同じく点線で示した連絡管65によ
り安定槽5に入るといった具合に、安定槽7で調製した
安定化液を文字通り流用している。図26の314,414,71
4はそれぞれ固体処理剤投入機構を備えた固体処理剤補
給部である。
白定着液、安定槽5〜7の安定化液と言った処理液はイ
オン交換水や水道水にそれぞれ固体処理剤を溶解するこ
とによって補充され、その補充は図26に示した固体処理
剤投入機構によって行われる。なお、図27の固体処理剤
投入機構は発色現像槽3と漂白定着槽4と安定槽7に設
けられていて、安定槽5と安定槽6の安定化液は、安定
槽7のオーバーフローした安定化液が図26に点線で示し
た連絡管76により安定槽6に入り、安定槽6のオーバー
フローした安定化液が同じく点線で示した連絡管65によ
り安定槽5に入るといった具合に、安定槽7で調製した
安定化液を文字通り流用している。図26の314,414,71
4はそれぞれ固体処理剤投入機構を備えた固体処理剤補
給部である。
【0144】図27において、12は図26の発色現像槽3ま
たは漂白定着槽4または安定槽7に相当する処理槽であ
り、挟圧搬送ローラ列は図示を省略している。13はオー
バーフローパイプであり、処理槽12が発色現像槽3や漂
白定着槽4のときは個別または共通の廃液タンク35に連
絡しているが、処理槽12が安定槽7のときは安定槽6と
連絡していて、図26に示した連絡管76に相当する。安定
化液の流通の最終槽の安定槽5にも上述のようなオーバ
ーフローパイプが設けられてるいことは言うまでもな
い。
たは漂白定着槽4または安定槽7に相当する処理槽であ
り、挟圧搬送ローラ列は図示を省略している。13はオー
バーフローパイプであり、処理槽12が発色現像槽3や漂
白定着槽4のときは個別または共通の廃液タンク35に連
絡しているが、処理槽12が安定槽7のときは安定槽6と
連絡していて、図26に示した連絡管76に相当する。安定
化液の流通の最終槽の安定槽5にも上述のようなオーバ
ーフローパイプが設けられてるいことは言うまでもな
い。
【0145】14は前述の314,414,714に相当する固体
処理剤補給部、15は処理液調製部である。固体処理剤補
給部14は、A矢線で示したように開放回動可能の自現機
主部2の機枠天板にB矢線で示したように開放回動可能
に設けた部分扉16を開放することによって、一点鎖線で
示したように固体処理剤容器17を着脱される。
処理剤補給部、15は処理液調製部である。固体処理剤補
給部14は、A矢線で示したように開放回動可能の自現機
主部2の機枠天板にB矢線で示したように開放回動可能
に設けた部分扉16を開放することによって、一点鎖線で
示したように固体処理剤容器17を着脱される。
【0146】固体処理剤容器17は処理剤補給部14に揺動
可能に設けられている装着台18上に置かれ、装着台18を
一点鎖線位置から実線位置に反時計方向に回動すること
によって固体処理剤容器17の送出端扉17aが開かれると
共に、送出端が分離送出装置19の受入端に合致すること
でセットされる。その固体処理剤容器17のセットされた
情報がセット検出手段20から制御装置10に入力される。
可能に設けられている装着台18上に置かれ、装着台18を
一点鎖線位置から実線位置に反時計方向に回動すること
によって固体処理剤容器17の送出端扉17aが開かれると
共に、送出端が分離送出装置19の受入端に合致すること
でセットされる。その固体処理剤容器17のセットされた
情報がセット検出手段20から制御装置10に入力される。
【0147】一方、先に述べたように、感光材料供給装
置1の感光材料送り出し部に設けられた感光材料センサ
11から制御装置10に処理量情報が入力される。そこで制
御装置10は前述のセット情報と処理量情報に基づいて供
給モータ21を駆動して、分離送出装置19の供給ロータ19
aを回転させる。供給ロータ19aが1回転する毎に供給
ロータ19aに設けられた1個の処理剤受入窪みに処理剤
の錠剤Jが1個ころがり込んで、その錠剤Jが処理剤受
入窪みからシュート22を通って処理液調製部15の溶解部
23に落下する。
置1の感光材料送り出し部に設けられた感光材料センサ
11から制御装置10に処理量情報が入力される。そこで制
御装置10は前述のセット情報と処理量情報に基づいて供
給モータ21を駆動して、分離送出装置19の供給ロータ19
aを回転させる。供給ロータ19aが1回転する毎に供給
ロータ19aに設けられた1個の処理剤受入窪みに処理剤
の錠剤Jが1個ころがり込んで、その錠剤Jが処理剤受
入窪みからシュート22を通って処理液調製部15の溶解部
23に落下する。
【0148】なお、固体処理剤容器17は錠剤Jを複数列
に収容していて、供給ロータ19aの処理剤受入窪みが上
記複数列に対応して複数個設けられており、供給ロータ
19aの1回転で複数個の錠剤Jが同時或いは所定の回転
角度毎に1個または複数個あて落下するものでもよい
し、供給ローラ19aが周方向の複数個所に処理剤受入窪
みを有して、1回転で複数個処理剤で落下させるもので
もよい。また、処理剤が粉末や粒状のもので適当な量ず
つ間欠的に感光材料の処理量に応じて投入されるもので
もよい。しかし、簡単な手段で安定した処理剤の補給が
行われる上で処理剤は上述のようなころがる形状の錠剤
が好ましい。
に収容していて、供給ロータ19aの処理剤受入窪みが上
記複数列に対応して複数個設けられており、供給ロータ
19aの1回転で複数個の錠剤Jが同時或いは所定の回転
角度毎に1個または複数個あて落下するものでもよい
し、供給ローラ19aが周方向の複数個所に処理剤受入窪
みを有して、1回転で複数個処理剤で落下させるもので
もよい。また、処理剤が粉末や粒状のもので適当な量ず
つ間欠的に感光材料の処理量に応じて投入されるもので
もよい。しかし、簡単な手段で安定した処理剤の補給が
行われる上で処理剤は上述のようなころがる形状の錠剤
が好ましい。
【0149】処理液調製部15と処理槽12は境界壁の連通
孔12aを通して処理液が流通するように連絡しているか
ら、処理液調製部15の液面は処理槽12の液面と同一レベ
ルに保たれ、そしてネット或いはフィルタで囲まれた溶
解部23は処理液中にあり、処理液調製部15は実質的に処
理槽に含まれる。即ち、処理液調製が処理槽12内で行わ
れるものでもよい。24は溶解部23で錠剤Jが溶解し易い
ように処理液を加熱するヒータである。ヒータ24は作動
状態で処理液の温度を一定に保つようにオン−オフ制御
されるものであり、従って処理液の循環と共に作動状態
にされ循環の停止するときに不作動状態にされる。
孔12aを通して処理液が流通するように連絡しているか
ら、処理液調製部15の液面は処理槽12の液面と同一レベ
ルに保たれ、そしてネット或いはフィルタで囲まれた溶
解部23は処理液中にあり、処理液調製部15は実質的に処
理槽に含まれる。即ち、処理液調製が処理槽12内で行わ
れるものでもよい。24は溶解部23で錠剤Jが溶解し易い
ように処理液を加熱するヒータである。ヒータ24は作動
状態で処理液の温度を一定に保つようにオン−オフ制御
されるものであり、従って処理液の循環と共に作動状態
にされ循環の停止するときに不作動状態にされる。
【0150】処理液調製部15には筒状フィルタで囲まれ
た濾過室25も設けられていて、濾過室25と処理槽12の底
部がポンプ26を備えた連絡管27で連絡されている。そし
てポンプ26は濾過室25の処理液を処理槽12に送り込むか
ら、濾過室25には外側から処理液が流れ込み、従って処
理液調製部15に処理槽12から連通孔12aを通して処理液
が流れ込むようになって、処理液の循環が行われる。処
理液の循環を逆方向に行うようにしてもよい。
た濾過室25も設けられていて、濾過室25と処理槽12の底
部がポンプ26を備えた連絡管27で連絡されている。そし
てポンプ26は濾過室25の処理液を処理槽12に送り込むか
ら、濾過室25には外側から処理液が流れ込み、従って処
理液調製部15に処理槽12から連通孔12aを通して処理液
が流れ込むようになって、処理液の循環が行われる。処
理液の循環を逆方向に行うようにしてもよい。
【0151】処理液の循環は、先に述べたように、自現
機の始動ボタンの操作や感光材料センサ11の感光材料検
出情報に基づいて開始され、継続処理される感光材料の
全部が排出部9に排出されて挟圧搬送ローラ列の駆動停
止が行われたときから一定時間後、または感光材料の処
理量に応じた処理剤の補給の最後の補給が行われときか
ら一定時間後に停止されて、それにより未溶解処理剤を
残したまま循環が停止する問題を解消すると共に、徒に
挟圧搬送ローラ列やポンプ26の駆動時間を延長して処理
液を劣化させたり電力消費を増大させたりすることがな
いようにしている。
機の始動ボタンの操作や感光材料センサ11の感光材料検
出情報に基づいて開始され、継続処理される感光材料の
全部が排出部9に排出されて挟圧搬送ローラ列の駆動停
止が行われたときから一定時間後、または感光材料の処
理量に応じた処理剤の補給の最後の補給が行われときか
ら一定時間後に停止されて、それにより未溶解処理剤を
残したまま循環が停止する問題を解消すると共に、徒に
挟圧搬送ローラ列やポンプ26の駆動時間を延長して処理
液を劣化させたり電力消費を増大させたりすることがな
いようにしている。
【0152】図26,図27において、28は自現機主部2の
図27に示した機枠側板にC矢線のように開放回動可能に
設けた側壁扉29を開放することによって出し入れされる
補充水容器、30は補充水容器28がセットされる補充水補
給部である。補充水容器28を補充水補給部30に図示のよ
うに置くことでセットすると、補充水容器28に自重また
は不図示のばねによって下方に付勢された状態で設けた
弁棒31が補充水補給部30の底板に当接して付勢に抗して
押し上げられ、それによって弁が開いて補充水容器28の
補充水が弁棒31の外側を囲むように補充水容器28に設け
られている吐出管28aを通って補充水補給部30に流出す
るようになる。そして、補充水補給部30の補充水レベル
が吐出管28aの下端開口を塞ぐようになると、吐出管28
aから空気が補充水容器28内に入らなくなるから、補充
水容器28からの補充水の流出は停止する。
図27に示した機枠側板にC矢線のように開放回動可能に
設けた側壁扉29を開放することによって出し入れされる
補充水容器、30は補充水容器28がセットされる補充水補
給部である。補充水容器28を補充水補給部30に図示のよ
うに置くことでセットすると、補充水容器28に自重また
は不図示のばねによって下方に付勢された状態で設けた
弁棒31が補充水補給部30の底板に当接して付勢に抗して
押し上げられ、それによって弁が開いて補充水容器28の
補充水が弁棒31の外側を囲むように補充水容器28に設け
られている吐出管28aを通って補充水補給部30に流出す
るようになる。そして、補充水補給部30の補充水レベル
が吐出管28aの下端開口を塞ぐようになると、吐出管28
aから空気が補充水容器28内に入らなくなるから、補充
水容器28からの補充水の流出は停止する。
【0153】補充水補給部30の底板にはそれぞれポンプ
32によって補充水補給部30の補充水を発色現像槽3、漂
白定着槽4、安定槽7の処理液調製部15に送液する補給
管33が設けられている。各ポンプ32は、制御装置10の制
御によって駆動され、補充水を自現機が処理する感光材
料の量に応じた量補給する。それによって補充水補給部
30の補充水レベルが下がれば補充水容器28の補充水が補
充水補給部30に補充される。
32によって補充水補給部30の補充水を発色現像槽3、漂
白定着槽4、安定槽7の処理液調製部15に送液する補給
管33が設けられている。各ポンプ32は、制御装置10の制
御によって駆動され、補充水を自現機が処理する感光材
料の量に応じた量補給する。それによって補充水補給部
30の補充水レベルが下がれば補充水容器28の補充水が補
充水補給部30に補充される。
【0154】34は補充水補給部30に設けられた補充水の
下限レベル検出手段で、この検出手段34が補充水レベル
を検出すると補充水容器交換時機の警告がなされ、それ
に基づいて補充水容器28を空のものから充満したものに
交換すれば処理を継続したまま問題なく交換することが
できる。補充水容器28に補充水を満たすのは、補充水容
器28の上部に密閉できる補充口を設けて行ってもよい
し、吐出管28aを弁棒31ごと補充水容器28から外して、
外した部分を補充口として行ってもよい。
下限レベル検出手段で、この検出手段34が補充水レベル
を検出すると補充水容器交換時機の警告がなされ、それ
に基づいて補充水容器28を空のものから充満したものに
交換すれば処理を継続したまま問題なく交換することが
できる。補充水容器28に補充水を満たすのは、補充水容
器28の上部に密閉できる補充口を設けて行ってもよい
し、吐出管28aを弁棒31ごと補充水容器28から外して、
外した部分を補充口として行ってもよい。
【0155】本発明の自現機は交換可能の補充水容器を
用いる上述の例に限らず、現像槽等とポンプを介して連
絡している補充水槽を備えて、補充水槽から補充水を現
像槽等に感光材料の処理量に応じて補給して、補充水槽
の補充水が下限レベル以下になったら外部から補充水槽
に補充水を一定量または上限レベルに達するようになる
まで補充するものでもよい。
用いる上述の例に限らず、現像槽等とポンプを介して連
絡している補充水槽を備えて、補充水槽から補充水を現
像槽等に感光材料の処理量に応じて補給して、補充水槽
の補充水が下限レベル以下になったら外部から補充水槽
に補充水を一定量または上限レベルに達するようになる
まで補充するものでもよい。
【0156】
【発明の効果】本発明によれば、固体処理剤が殆ど未溶
解の状態で処理液の循環を停止することを(異常時以外
は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近傍の処理液が
極めて高濃度になるため、低溶解性素材の析出や、不溶
性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感光材料の
汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生することを防
げる。
解の状態で処理液の循環を停止することを(異常時以外
は)防げるので、未溶解の固体処理剤の近傍の処理液が
極めて高濃度になるため、低溶解性素材の析出や、不溶
性物質の発生およびそれによる処理槽・写真感光材料の
汚れ、処理液の酸化劣化などの問題が発生することを防
げる。
【図1】実施例1のプリンタープロセッサの正面側全体
構成図。
構成図。
【図2】実施例1の自動現像機の構成図。
【図3】固体処理剤及び補充水の供給制御ブロック図。
【図4】実施例1の自動現像機の処理槽の断面図。
【図5】実施例1の自動現像機の補助タンクの斜視図。
【図6】固体処理剤供給手段の側断面図。
【図7】実施例1の循環パイプの経路を示す説明図。
【図8】実施例1の発色現像槽の循環の制御フロー図。
【図9】実施例1の発色現像槽のタイミングチャート。
【図10】実施例1の漂白定着槽の循環の制御フロー
図。
図。
【図11】実施例1の漂白定着槽のタイミングチャー
ト。
ト。
【図12】実施例2の自動現像機の正面側全体構成図。
【図13】実施例2の自動現像機の構成図。
【図14】実施例2の補助タンクの斜視図。
【図15】実施例2の循環パイプの経路を示す説明図。
【図16】実施例2の発色現像槽の循環の制御フロー
図。
図。
【図17】実施例2の発色現像槽のタイミングチャー
ト。
ト。
【図18】実施例2の漂白槽の循環の制御フロー図。
【図19】実施例2の漂白槽のタイミングチャート。
【図20】実施例2の第二定着槽の循環の制御フロー
図。
図。
【図21】実施例2の第二定着槽のタイミングチャー
ト。
ト。
【図22】実施例4の処理槽の断面図。
【図23】実施例4の別置きユニットの斜視図。
【図24】実施例4の循環の制御フロー図。
【図25】実施例4の処理槽のタイミングチャート。
【図26】実施例5の自動現像機の要部構成図。
【図27】実施例5の自動現像機の概要断面図。
1 処理槽 2 補助タンク 3 固体処理剤供給手段 4 感材処理区画
Claims (18)
- 【請求項1】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の
処理液により処理する自動現像機において、前記処理液
の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤
供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液
循環手段と、を有し、前記補充用固体処理剤が最後に前
記処理液に供給されてから所定時間を経過するまでは、
前記処理液循環手段により前記処理槽内の処理液が循環
されることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。 - 【請求項2】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の
処理液により処理する自動現像機において、前記処理液
の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤
供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液
循環手段と、前記補充用固体処理剤が最後に前記処理液
に供給されてからの経過時間を計測する経過時間計測手
段と、前記経過時間計測手段により計測された経過時間
が所定時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を
行うよう前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御
手段と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料用自動現像機。 - 【請求項3】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の
処理液により処理する自動現像機において、前記処理液
の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤
供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液
循環手段と、処理されるハロゲン化銀写真感光材料の量
を検出する処理量検出手段と、前記処理量検出手段によ
り検出されたハロゲン化銀写真感光材料の量に応じて、
固体処理剤供給手段の固体処理剤の供給を制御する固体
処理剤供給制御手段と、前記処理量検出手段によりハロ
ゲン化銀写真感光材料の最後の検出からの経過時間を計
測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手段によ
り計測された経過時間が所定時間になるまで、前記処理
槽内の処理液の循環を行うよう前記処理液循環手段を制
御する処理液循環制御手段と、を有することを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項4】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の
処理液により処理する自動現像機において、前記処理液
の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤
供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液
循環手段と、前記処理液循環手段と処理液制御循環手段
を除く、殆どの機能の稼働スイッチである自動現像機稼
働スイッチと、前記自動現像機稼働スイッチが切られて
からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、前記経
過時間計測手段により計測された経過時間が所定時間に
なるまで、前記処理槽内の処理液の循環を行うよう前記
処理液循環手段を制御する処理液循環制御手段と、を有
することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動
現像機。 - 【請求項5】 ハロゲン化銀写真感光材料を処理槽内の
処理液により処理する自動現像機において、前記処理液
の補充用固体処理剤を直接処理液に供給する固体処理剤
供給手段と、前記処理槽中の処理液を循環させる処理液
循環手段と、前記固体処理剤供給手段の固体処理剤供給
駆動スイッチと、前記固体処理剤供給駆動スイッチが切
られてからの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
前記経過時間計測手段により計測された経過時間が所定
時間になるまで、前記処理槽内の処理液の循環を行うよ
う前記処理液循環手段を制御する処理液循環制御手段
と、を有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。 - 【請求項6】 前記各手段が、固体処理剤供給手段を有
する各処理槽毎に有り、各処理槽毎に制御されているこ
とを特徴とする請求項1〜5項のハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。 - 【請求項7】 さらに、前記所定時間を、固体処理剤供
給手段を有する各処理槽毎に、個別に設定する所定時間
設定手段を有することを特徴とする請求項6項のハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項8】 前記固体処理剤が錠剤型固体処理剤であ
ることを特徴とする請求項1〜7項のハロゲン化銀写真
感光材料用自動現像機。 - 【請求項9】 ハロゲン化銀写真感光材料の補充用固体
処理剤が、処理槽のハロゲン化銀写真感光材料を直接処
理するための区画とは別の区画に供給されることを特徴
とする請求項1〜8項記載のハロゲン化銀写真感光材料
用自動現像機。 - 【請求項10】 ハロゲン化銀写真感光材料の補充用固
体処理剤が供給される区画の処理液循環経路下流側の別
の区画に、濾過手段を有することを特徴とする請求項1
〜9のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項11】 前記処理液循環手段が、前記濾過手段
の処理液循環経路下流側にあることを特徴とする請求項
1〜10項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。 - 【請求項12】 ハロゲン化銀写真感光材料の補充用固
体処理剤が供給される区画の、前記固体処理剤が供給さ
れる位置の下側に、固体処理剤を底から離れた位置に保
持する固体処理剤保持部材があることを特徴とする請求
項1〜11項記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。 - 【請求項13】 ハロゲン化銀写真感光材料の補充用固
体処理剤が供給される区画の、処理液循環経路の入口と
出口が、前記固体処理剤保持手段により保持される固体
処理剤を挟む位置にあることを特徴とする請求項12項記
載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項14】 請求項1ないし13記載のハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機において、前記固体処理剤供
給手段が別置きユニットにあり、直接別置きユニット内
のタンクの処理液に供給するものであり、前記処理液循
環手段が、別置きユニット内のタンクと自動現像機本体
の処理液タンクとの間で処理液を循環させるためのもの
であり、前記別置きユニット内のタンクと自動現像機本
体の処理液タンクとこれらを結ぶパイプ手段とにより、
処理槽として一体となり、前記処理液循環手段により前
記処理槽内の処理液が循環されることを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項15】 露光したハロゲン化銀写真感光材料を
現像処理する処理槽、該処理槽に固体処理剤を投入する
ための投入機構及び、前記感光材料の現像処理が終了し
た後も、該終了のときから所定時間前記処理槽液を循環
させるポンプの駆動が継続される機構を有することを特
徴とするハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項16】 前記固体処理剤が錠剤であることを特
徴とする請求項15記載のハロゲン化銀写真感光材料用自
動現像機。 - 【請求項17】 前記処理槽液を循環させるポンプの駆
動中、処理液の温度を一定に維持するように作動状態に
置かれるヒータを設けたことを特徴とする請求項15また
は請求項16記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。 - 【請求項18】 前記終了のときからの所定時間が2時
間以内であることを特徴とする請求項15〜17記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料用自動現像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13042194A JPH0792640A (ja) | 1993-07-29 | 1994-06-13 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-188424 | 1993-07-29 | ||
JP18842493 | 1993-07-29 | ||
JP13042194A JPH0792640A (ja) | 1993-07-29 | 1994-06-13 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792640A true JPH0792640A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=26465557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13042194A Pending JPH0792640A (ja) | 1993-07-29 | 1994-06-13 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0792640A (ja) |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP13042194A patent/JPH0792640A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5570154A (en) | Automatic developing apparatus, using solid processing agent dissolved in water, for developing a photosensitive material | |
JPH0792640A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JP3252242B2 (ja) | 感光材料処理用固体処理剤補充装置 | |
JP2001002225A (ja) | 固形写真薬品補充装置及び感光材料処理装置 | |
US5576795A (en) | Automatic processing apparatus for silver halide photographic light-sensitive material | |
US5579075A (en) | Automatic processing apparatus for processing silver halide photosensitive material and supply method of supplying solid processing agent used for silver halide photosensitive material and supply device thereof | |
JPH0844028A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機及びその補充制御方法 | |
JP3326610B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JP3191195B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用固体処理剤キット | |
JP3252245B2 (ja) | 感光材料処理用固体処理剤補充装置 | |
JP3364772B2 (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤包装体及びハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤供給装置 | |
US5585880A (en) | Solid processing agent replenishing apparatus for processing photosensitive material | |
JPH07270995A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
US5587760A (en) | Automatic developing apparatus used for silver halide photosensitive material | |
JPH06148851A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機及び処理剤補給装置 | |
JPH0764266A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH0756309A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH07219188A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH06258809A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH0764263A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料処理用自動現像機 | |
JPH07209844A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH0756308A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JP2004085949A (ja) | 感光材料処理装置 | |
JPH07301902A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 | |
JPH07219198A (ja) | ハロゲン化銀写真感光材料処理用固体処理剤容器及び固体処理剤補充装置 |