JPH07219188A - ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機Info
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- JPH07219188A JPH07219188A JP869294A JP869294A JPH07219188A JP H07219188 A JPH07219188 A JP H07219188A JP 869294 A JP869294 A JP 869294A JP 869294 A JP869294 A JP 869294A JP H07219188 A JPH07219188 A JP H07219188A
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- tank
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- silver halide
- halide photographic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光材料処理液、特に定着能を有する処理液
の補充を容易かつ迅速化するとともに、地球資源を有効
活用する。 【構成】 定着能を有する処理液液槽1B(7D)に引
き続く処理液槽1C(7E)内に収容された処理液の一
部を、前記定着能を有する処理液槽1B(7D)内に補
給する補充液供給手段50と、前記定着能を有する処理液
槽1B(7D)内に補給される処理液または定着能を有
する処理液に固体処理剤K(J)を供給する固体処理剤
供給装置3B(8D)とを有するハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。
の補充を容易かつ迅速化するとともに、地球資源を有効
活用する。 【構成】 定着能を有する処理液液槽1B(7D)に引
き続く処理液槽1C(7E)内に収容された処理液の一
部を、前記定着能を有する処理液槽1B(7D)内に補
給する補充液供給手段50と、前記定着能を有する処理液
槽1B(7D)内に補給される処理液または定着能を有
する処理液に固体処理剤K(J)を供給する固体処理剤
供給装置3B(8D)とを有するハロゲン化銀写真感光
材料用自動現像機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用の自動現像機に関し、更に詳しくは自動現像機のコ
ンパクト化及び溶解作業をなくし大幅に作業性の改善が
はかられ、しかも地球資源の有効利用を向上する自動現
像機に関する。
料用の自動現像機に関し、更に詳しくは自動現像機のコ
ンパクト化及び溶解作業をなくし大幅に作業性の改善が
はかられ、しかも地球資源の有効利用を向上する自動現
像機に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以
下、感光材料と称することもある)は、露光後、現像、
脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理される。又黒白
ハロゲン化銀写真感光材料は露光後現像、定着処理され
る。
下、感光材料と称することもある)は、露光後、現像、
脱銀、洗浄、安定化等の工程により処理される。又黒白
ハロゲン化銀写真感光材料は露光後現像、定着処理され
る。
【0003】このような処理は通常自動現像機(以下、
自現機とも称する)等で上記の各処理工程により順次自
動的に感光材料を搬送させることによって行われる。
自現機とも称する)等で上記の各処理工程により順次自
動的に感光材料を搬送させることによって行われる。
【0004】さて、このような自動現像機で処理する場
合、処理液槽内の処理液の活性度を一定に保つために処
理剤を補充する方式が一般に広く採られている。
合、処理液槽内の処理液の活性度を一定に保つために処
理剤を補充する方式が一般に広く採られている。
【0005】具体的には、補充用タンク(以下、補充槽
とも称する)から、補充液を適時処理液槽内に供給しつ
つ処理作業を行うようにしている。
とも称する)から、補充液を適時処理液槽内に供給しつ
つ処理作業を行うようにしている。
【0006】この場合、補充用タンクに貯溜される補充
液自体は一般には別の場所で調整され作成されたもので
あるが近年急増しているミニラボと呼ばれる自動現像機
等では現像機内に近接して設置された補充タンクにて補
充液がなくなった時点で一定量一度に作製されるのが普
通であり、その作製に当っては、手作業による溶解また
はミキサーによる溶解混合が行われてきた。
液自体は一般には別の場所で調整され作成されたもので
あるが近年急増しているミニラボと呼ばれる自動現像機
等では現像機内に近接して設置された補充タンクにて補
充液がなくなった時点で一定量一度に作製されるのが普
通であり、その作製に当っては、手作業による溶解また
はミキサーによる溶解混合が行われてきた。
【0007】すなわち、ハロゲン化銀写真感光材料用処
理剤(以下、写真処理剤と称することもある)は粉末状
あるいは液体状で市販されており、使用にあたっては、
粉末の場合は一定量の水に手作業で溶解することにより
調液され、又、液体状の場合も濃縮されているから一定
量の水を加え手作業で撹拌し希釈調液して用いられる。
理剤(以下、写真処理剤と称することもある)は粉末状
あるいは液体状で市販されており、使用にあたっては、
粉末の場合は一定量の水に手作業で溶解することにより
調液され、又、液体状の場合も濃縮されているから一定
量の水を加え手作業で撹拌し希釈調液して用いられる。
【0008】上記補充液作製作業には、溶解のためにあ
る程度の時間を要し、上記ミニラボ等においては、作業
中は処理液槽への未溶解状態のため、大きく規定の濃度
から異なった補充液を送液してしまうことのないように
送液を停止する必要があった。
る程度の時間を要し、上記ミニラボ等においては、作業
中は処理液槽への未溶解状態のため、大きく規定の濃度
から異なった補充液を送液してしまうことのないように
送液を停止する必要があった。
【0009】一般的には、感光材料の連続処理を一時的
に停止させ、補充液作製の後、再スタートする方式が採
られており、感光材料の連続処理による作業の効率化の
大きな妨げとなっている。
に停止させ、補充液作製の後、再スタートする方式が採
られており、感光材料の連続処理による作業の効率化の
大きな妨げとなっている。
【0010】一方、近年地球環境保護の観点から、前記
写真処理剤の固体処理剤化の開発が行われてきており、
例えば特開平2-109042号、同2-109043号、同3-39379
号、同3-39735号、同4-19655号、同4-230748号の各公報
等に、前記固体処理剤の開示がなされている。
写真処理剤の固体処理剤化の開発が行われてきており、
例えば特開平2-109042号、同2-109043号、同3-39379
号、同3-39735号、同4-19655号、同4-230748号の各公報
等に、前記固体処理剤の開示がなされている。
【0011】しかし、上記固体処理剤を用いて、補充液
を作製する場合、液体状の場合に比較して、その溶解時
間が増大し、結果連続処理停止時間の増大を引き起こ
し、著しく作業効率を悪化させることとなり、この問題
の解決が望まれている。
を作製する場合、液体状の場合に比較して、その溶解時
間が増大し、結果連続処理停止時間の増大を引き起こ
し、著しく作業効率を悪化させることとなり、この問題
の解決が望まれている。
【0012】また、近年の地球環境に対する意識の高ま
りから、写真処理廃液量を低減させることが望まれてお
り、この技術の一環として安定液を定着液または漂白定
着液に流し込むことにより総廃液量を低減させる技術
は、特開昭58-14834号、特開昭58-3448号、特開昭60-23
5133号、特開昭63-212935号各公報により既に提案され
ている。
りから、写真処理廃液量を低減させることが望まれてお
り、この技術の一環として安定液を定着液または漂白定
着液に流し込むことにより総廃液量を低減させる技術
は、特開昭58-14834号、特開昭58-3448号、特開昭60-23
5133号、特開昭63-212935号各公報により既に提案され
ている。
【0013】しかしながら、これらの技術は、すべて液
体処理剤キットの使用を前提としたものであり、液体処
理キットは以下の欠点を有する。
体処理剤キットの使用を前提としたものであり、液体処
理キットは以下の欠点を有する。
【0014】(1)補充液溶解度を越した濃度にはでき
ない(溶解度を超過すると結晶が析出するため)から、
迅速処理や低補充化に限界をもたらしている。
ない(溶解度を超過すると結晶が析出するため)から、
迅速処理や低補充化に限界をもたらしている。
【0015】(2)補充液溶解混合が繁雑で面倒であ
る。
る。
【0016】(3)液体処理剤の輸送上の危険や、取り
扱い上の危険を伴う。
扱い上の危険を伴う。
【0017】(4)ユーザー自身の手作業による濃縮キ
ットの溶解作業は、完全自動化補充が困難である。
ットの溶解作業は、完全自動化補充が困難である。
【0018】(5)多くの内蔵補充タンクを備えること
により、自動現像機のコンパクト化が困難である。
により、自動現像機のコンパクト化が困難である。
【0019】(6)液体補充液の長期貯蔵時には酸化に
より成分変動が発生する。
より成分変動が発生する。
【0020】(7)液体用ポリボトルを使用するため、
廃棄ボトル処理によるプラスチック公害が発生する。
廃棄ボトル処理によるプラスチック公害が発生する。
【0021】これら液体処理剤の問題を解決するため
に、固体処理剤を処理槽に直接投入し溶解する方法が特
開平5-119454号、同5-188533号等の各公報に提案されて
いる。しかしながら、これらの技術をもってしても、廃
液量の低減には自ずから限界があった。
に、固体処理剤を処理槽に直接投入し溶解する方法が特
開平5-119454号、同5-188533号等の各公報に提案されて
いる。しかしながら、これらの技術をもってしても、廃
液量の低減には自ずから限界があった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記諸
問題を解決するため種々検討した結果、通常は定着液又
は漂白定着液に引き続く処理工程液の廃液中には処理さ
れる感光材料によって持ち込まれた前工程液である定着
液又は漂白定着液の処理有効成分が、まだ充分残ってい
るものの、通常は非常に低濃度であるため、このままの
状態では処理特性を発揮するには至らない状況となって
いることが分かった。そこでこの引き続く処理工程液の
廃液に定着液や漂白定着液用の固体処理剤を残留成分量
を差し引いた必要量少量添加することで、地球資源の有
効利用を極限にまで高めることが可能となり、定着能を
有する処理液に直接固体処理剤を添加する方法と組み合
わせることで、従来にない低補充化を迅速処理化が可能
となることを見出した。またオーバーフロー廃液は既に
所定温度に保持されているから、従来の様に溶解水の加
温も不要となり、液温制御も容易で省電力にも有効であ
る。さらに、定着能を有する処理液中には定着された銀
が錯体の形で溶解している。この銀は、引き続く処理液
中にも入っているが、この銀は低濃のため、そのまま廃
棄されるか、銀回収後廃棄されている。しかしながら通
常用いられる銀回収装置では低銀濃度のために回収率が
悪く、充分回収されないまま廃棄されるのが常である。
低濃度とはいえ、有価金属を廃棄することは地球資源保
護の観点からも好ましいことではなく、このためこれら
低銀濃度廃液を、高銀濃度の処理液(定着処理液や漂白
定着処理液)に再添加し、さらに固体処理剤の処理液へ
の直接添加技術との組み合わせによる低補充化の実施に
より、全体としての銀の回収率が向上する効果も奏す
る。さらにまた、本発明においては溶解水として、引き
続く処理槽液のオーバーフロー液を用いるため、従来よ
り知られる特開平5-119454号や特開平5-188533号等の各
公報で知られている固体処理剤を処理槽に直接投入し溶
解する方法と比べ、補充水タンクが小さい容積のもので
すみ、よりコンパクトな自動現像機の提供をも可能とし
ている。その他の本発明及び課題は以下の詳細な説明の
中で明らかとなる。
問題を解決するため種々検討した結果、通常は定着液又
は漂白定着液に引き続く処理工程液の廃液中には処理さ
れる感光材料によって持ち込まれた前工程液である定着
液又は漂白定着液の処理有効成分が、まだ充分残ってい
るものの、通常は非常に低濃度であるため、このままの
状態では処理特性を発揮するには至らない状況となって
いることが分かった。そこでこの引き続く処理工程液の
廃液に定着液や漂白定着液用の固体処理剤を残留成分量
を差し引いた必要量少量添加することで、地球資源の有
効利用を極限にまで高めることが可能となり、定着能を
有する処理液に直接固体処理剤を添加する方法と組み合
わせることで、従来にない低補充化を迅速処理化が可能
となることを見出した。またオーバーフロー廃液は既に
所定温度に保持されているから、従来の様に溶解水の加
温も不要となり、液温制御も容易で省電力にも有効であ
る。さらに、定着能を有する処理液中には定着された銀
が錯体の形で溶解している。この銀は、引き続く処理液
中にも入っているが、この銀は低濃のため、そのまま廃
棄されるか、銀回収後廃棄されている。しかしながら通
常用いられる銀回収装置では低銀濃度のために回収率が
悪く、充分回収されないまま廃棄されるのが常である。
低濃度とはいえ、有価金属を廃棄することは地球資源保
護の観点からも好ましいことではなく、このためこれら
低銀濃度廃液を、高銀濃度の処理液(定着処理液や漂白
定着処理液)に再添加し、さらに固体処理剤の処理液へ
の直接添加技術との組み合わせによる低補充化の実施に
より、全体としての銀の回収率が向上する効果も奏す
る。さらにまた、本発明においては溶解水として、引き
続く処理槽液のオーバーフロー液を用いるため、従来よ
り知られる特開平5-119454号や特開平5-188533号等の各
公報で知られている固体処理剤を処理槽に直接投入し溶
解する方法と比べ、補充水タンクが小さい容積のもので
すみ、よりコンパクトな自動現像機の提供をも可能とし
ている。その他の本発明及び課題は以下の詳細な説明の
中で明らかとなる。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明者等は以下の構成により上記問題が解決でき達
成されることを見いだした。
に本発明者等は以下の構成により上記問題が解決でき達
成されることを見いだした。
【0024】上記目的は、定着能を有する処理液槽に引
き続く処理液槽内に収容された処理液の一部を、前記定
着能を有する処理液槽内に補給する処理液補給手段と、
前記定着能を有する処理液槽内に補給される処理液また
は定着能を有する処理液に固体処理剤を供給する固体処
理剤供給手段とを有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機によって達成される。
き続く処理液槽内に収容された処理液の一部を、前記定
着能を有する処理液槽内に補給する処理液補給手段と、
前記定着能を有する処理液槽内に補給される処理液また
は定着能を有する処理液に固体処理剤を供給する固体処
理剤供給手段とを有することを特徴とするハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機によって達成される。
【0025】本発明に用いられる固体処理剤は、あらか
じめ所定量、好ましくは一定量に分割秤量される。この
ために本発明の自動現像機での処理は補充精度が高く極
めて安定な連続処理性能が発揮される。予め分割秤量さ
れた、とは、本願自動現像機に処理剤を収納する以前ま
たは、処理剤の収納された包装材料を固定手段にセット
する以前にすでに所定量に分割秤量されていることであ
り、例えば所定の大きさの錠剤や丸薬に成形されている
ような態様、顆粒や粉末が所定量ずつ小分けされ包装さ
れているような態様をさす。粉末や顆粒を収納手段に入
れ、供給に際して一回の投入量を計りとる態様は含んで
いない。従来の補充液供給補充システムではベローズポ
ンプにより補充が行われるがこのポンプの精度は一定で
はなく精密な補充制御には本来向いていない。
じめ所定量、好ましくは一定量に分割秤量される。この
ために本発明の自動現像機での処理は補充精度が高く極
めて安定な連続処理性能が発揮される。予め分割秤量さ
れた、とは、本願自動現像機に処理剤を収納する以前ま
たは、処理剤の収納された包装材料を固定手段にセット
する以前にすでに所定量に分割秤量されていることであ
り、例えば所定の大きさの錠剤や丸薬に成形されている
ような態様、顆粒や粉末が所定量ずつ小分けされ包装さ
れているような態様をさす。粉末や顆粒を収納手段に入
れ、供給に際して一回の投入量を計りとる態様は含んで
いない。従来の補充液供給補充システムではベローズポ
ンプにより補充が行われるがこのポンプの精度は一定で
はなく精密な補充制御には本来向いていない。
【0026】一方、本発明の場合の固体処理剤は例えば
好ましくは処理剤生産工場で一定量に秤量分割されて、
生産されており補充制御は固形処理剤を投入するかしな
いかのON/OFF制御であるため補充によるバラツキ
はない。従って処理剤供給の精度は飛躍的に高くこれに
よっても安定な処理性能が得られる。本発明の固体処理
剤は、粉末、顆粒、錠剤、丸薬などいずれでも良く、こ
れらの混合でも問題はない。又危険物とならない水のよ
うな安全なものでは液状のものを併用しても本発明の目
的は達成される。分割秤量のため錠剤や丸薬は特に好ま
しく顆粒、粉末の場合は分割秤量後アルカリ可溶性フィ
ルムやプラスティックフィルム、紙などで個別包装して
あることが望ましい。
好ましくは処理剤生産工場で一定量に秤量分割されて、
生産されており補充制御は固形処理剤を投入するかしな
いかのON/OFF制御であるため補充によるバラツキ
はない。従って処理剤供給の精度は飛躍的に高くこれに
よっても安定な処理性能が得られる。本発明の固体処理
剤は、粉末、顆粒、錠剤、丸薬などいずれでも良く、こ
れらの混合でも問題はない。又危険物とならない水のよ
うな安全なものでは液状のものを併用しても本発明の目
的は達成される。分割秤量のため錠剤や丸薬は特に好ま
しく顆粒、粉末の場合は分割秤量後アルカリ可溶性フィ
ルムやプラスティックフィルム、紙などで個別包装して
あることが望ましい。
【0027】即ち、錠剤や丸薬は、それ自体、分割秤量
されている精度の良いものが供給でき、粉末や顆粒状態
では、分割秤量し個別包装することで本発明の固体処理
剤が完成する。錠剤や丸薬は水溶性の防湿ポリマーで被
覆したり、あるいは防湿性のある材料を使用することに
より防湿することができ、粉末や顆粒では個々の包装材
料に防湿性のある材料を選択することで達成されること
を見い出した。
されている精度の良いものが供給でき、粉末や顆粒状態
では、分割秤量し個別包装することで本発明の固体処理
剤が完成する。錠剤や丸薬は水溶性の防湿ポリマーで被
覆したり、あるいは防湿性のある材料を使用することに
より防湿することができ、粉末や顆粒では個々の包装材
料に防湿性のある材料を選択することで達成されること
を見い出した。
【0028】また、本発明において処理液槽のうち、定
着槽または漂白定着槽については、補充水として、異な
る処理液を収容する安定槽、リンス槽または水洗槽の処
理液槽内の処理液またはオーバーフロー液の一部又は全
部を利用するものである。オーバーフロー液の利用に際
しては、多段向流方式に多く見られる様な重力を利用し
て供給してもよいが、定着液や漂白定着液と、引き続く
処理液との間に比重差が大きすぎるため、重力を利用す
る方式では液面差を大きくつける必要があり、このため
感光材料を処理する時間が短くなる欠点があるため、ベ
ローズポンプの定量駆動ポンプ等で強制的に供給するこ
とが望ましい。オーバーフロー液を補充水として利用す
ることで廃液量を減少することは明らかであるが、固体
処理剤と組み合わせることで従来型の補充液中の水分含
有量の部分についても効率よく廃液量を減少し、十分な
処理性を得ることができるのはもちろん秤量精度に対す
る不安がなくなり、さらには、本発明において必要な補
充水を大幅に低減することが可能となるため、補充水タ
ンクのコンパクト化、補充水装置の減量化による自現機
のコンパクト化及び作業負荷の低減といった効果も得ら
れ、更には、固体処理剤を定着液または漂白定着液に直
接溶解することで、濃厚な処理液を作製することができ
るため、迅速化も可能であることは画期的な発見である
と言える。
着槽または漂白定着槽については、補充水として、異な
る処理液を収容する安定槽、リンス槽または水洗槽の処
理液槽内の処理液またはオーバーフロー液の一部又は全
部を利用するものである。オーバーフロー液の利用に際
しては、多段向流方式に多く見られる様な重力を利用し
て供給してもよいが、定着液や漂白定着液と、引き続く
処理液との間に比重差が大きすぎるため、重力を利用す
る方式では液面差を大きくつける必要があり、このため
感光材料を処理する時間が短くなる欠点があるため、ベ
ローズポンプの定量駆動ポンプ等で強制的に供給するこ
とが望ましい。オーバーフロー液を補充水として利用す
ることで廃液量を減少することは明らかであるが、固体
処理剤と組み合わせることで従来型の補充液中の水分含
有量の部分についても効率よく廃液量を減少し、十分な
処理性を得ることができるのはもちろん秤量精度に対す
る不安がなくなり、さらには、本発明において必要な補
充水を大幅に低減することが可能となるため、補充水タ
ンクのコンパクト化、補充水装置の減量化による自現機
のコンパクト化及び作業負荷の低減といった効果も得ら
れ、更には、固体処理剤を定着液または漂白定着液に直
接溶解することで、濃厚な処理液を作製することができ
るため、迅速化も可能であることは画期的な発見である
と言える。
【0029】本発明において、オーバーフロー液を異な
る処理剤かつ処理液槽に供給する方法としては、図1
(A),(B),(C)に示すような方法があるが、供
給が可能であればこれらの方法に限定されるものではな
い。
る処理剤かつ処理液槽に供給する方法としては、図1
(A),(B),(C)に示すような方法があるが、供
給が可能であればこれらの方法に限定されるものではな
い。
【0030】図1(A),(B)はシート上印画紙現像
処理用の自現機APの構成図である。自現機APでは、
シート状印画紙paは、発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1E内の各処理液により処理さ
れたのち乾燥される。図1(A)において、液面レベル
として漂白定着槽1Bに対し、安定槽1C,1D,1E
が順次高くなっている。従って1Eからのオーバーフロ
ー液は重力により1D,1C,1Bと流れこむような構
造(カウンターカレント方式)となっている。この場
合、ポンプ等の機械的供給手段が不用であるため、本発
明の好ましい実施例といえる。
処理用の自現機APの構成図である。自現機APでは、
シート状印画紙paは、発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1E内の各処理液により処理さ
れたのち乾燥される。図1(A)において、液面レベル
として漂白定着槽1Bに対し、安定槽1C,1D,1E
が順次高くなっている。従って1Eからのオーバーフロ
ー液は重力により1D,1C,1Bと流れこむような構
造(カウンターカレント方式)となっている。この場
合、ポンプ等の機械的供給手段が不用であるため、本発
明の好ましい実施例といえる。
【0031】また、図1(B)では、安定槽1Cから出
たオーバーフロー液がオーバーフロー管51を通り、スト
ックタンク52に貯蔵され、オーバーフロー量に対し一定
比率でベローズポンプ53を用いて漂白定着槽1Bにオー
バーフロー液の一部を流しこむ補充液供給手段5を設け
てある。
たオーバーフロー液がオーバーフロー管51を通り、スト
ックタンク52に貯蔵され、オーバーフロー量に対し一定
比率でベローズポンプ53を用いて漂白定着槽1Bにオー
バーフロー液の一部を流しこむ補充液供給手段5を設け
てある。
【0032】上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安
定槽1Eの各処理液槽には、それぞれ固体処理剤を供給
する固体処理剤供給装置3A,3B,3Eが設けられて
いる。4は発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給
する補充水タンクである。
定槽1Eの各処理液槽には、それぞれ固体処理剤を供給
する固体処理剤供給装置3A,3B,3Eが設けられて
いる。4は発色現像槽1A、安定槽1Eに補充水を供給
する補充水タンクである。
【0033】図1(C)はネガフィルム現像処理用の自
現機AFの構成図である。該自現機AFでは、ネガフィ
ルムfは、発色現像槽7A、漂白定着槽7B、定着槽7
C,7D、安定槽7E,7F,7G内の各処理液により
処理されたのち乾燥される。上記発色現像槽7A、漂白
槽7B、定着槽7Dも安定槽7Gの各処理槽には、それ
ぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置8A,8
B,8D,8Gが設けてある。なお、補充水タンク4、
補充液供給手段5は、図1(B)とほぼ同じ構成である
から、同一符号を付してある。
現機AFの構成図である。該自現機AFでは、ネガフィ
ルムfは、発色現像槽7A、漂白定着槽7B、定着槽7
C,7D、安定槽7E,7F,7G内の各処理液により
処理されたのち乾燥される。上記発色現像槽7A、漂白
槽7B、定着槽7Dも安定槽7Gの各処理槽には、それ
ぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置8A,8
B,8D,8Gが設けてある。なお、補充水タンク4、
補充液供給手段5は、図1(B)とほぼ同じ構成である
から、同一符号を付してある。
【0034】さらに、処理液槽のオーバーフロー液を該
処理液槽の前浴処理液槽の補充水として利用すれば、感
光材料を処理することにより持ち出された前浴処理液槽
の有効成分もオーバーフロー液に含まれるため、固体処
理剤の必要量も減少することが可能となり、又該処理液
槽の補水量も減少できるなどの効果もある。
処理液槽の前浴処理液槽の補充水として利用すれば、感
光材料を処理することにより持ち出された前浴処理液槽
の有効成分もオーバーフロー液に含まれるため、固体処
理剤の必要量も減少することが可能となり、又該処理液
槽の補水量も減少できるなどの効果もある。
【0035】本発明でいう固体処理剤とは、前記した如
き粉末処理剤や錠剤、丸薬、顆粒の如き固形処理剤など
であり、必要に応じ防湿加工を施したものである。ペー
ストやスラリー状は半液状で保存安定性に劣り、又輸送
状の危険をともない規制を受けるような形状のものを除
くものであり、これらは本発明の固体処理剤には含まれ
ない。
き粉末処理剤や錠剤、丸薬、顆粒の如き固形処理剤など
であり、必要に応じ防湿加工を施したものである。ペー
ストやスラリー状は半液状で保存安定性に劣り、又輸送
状の危険をともない規制を受けるような形状のものを除
くものであり、これらは本発明の固体処理剤には含まれ
ない。
【0036】本発明でいう粉末とは、微粒結晶の集合体
のことをいう。本発明でいう顆粒とは、粉末に造粒工程
を加えたもので、粒径50〜5000μmの粒状物のことをい
う。本発明でいう錠剤とは、粉末又は顆粒を一定の形状
に圧縮成型したもののことを言う。
のことをいう。本発明でいう顆粒とは、粉末に造粒工程
を加えたもので、粒径50〜5000μmの粒状物のことをい
う。本発明でいう錠剤とは、粉末又は顆粒を一定の形状
に圧縮成型したもののことを言う。
【0037】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。
る。
【0038】上記固体処理剤の中でも錠剤である方が、
補充精度が高くしかも取扱い性が簡単であることから好
ましく用いられる。
補充精度が高くしかも取扱い性が簡単であることから好
ましく用いられる。
【0039】写真処理剤を固形化するには、濃厚液また
は微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混練し成
型化するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性結着
剤を噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任意の
手段が採用できる。
は微粉ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混練し成
型化するか、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性結着
剤を噴霧したりすることで被覆層を形成する等、任意の
手段が採用できる。
【0040】好ましい錠剤の製造法としては粉末状の固
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固形処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
体処理剤を造粒した後打錠工程を行い形成する方法であ
る。単に固体処理剤成分を混合し打錠工程により形成さ
れた固形処理剤より溶解性や保存性が改良され結果とし
て写真性能も安定になるという利点がある。
【0041】錠剤製造のための造粒方法は転動造粒、押
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、撹拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤製造のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μmのもの
を用いることが好ましく、より好ましくは200〜750μm
である。さらに粒度分布は造粒物粒子の60%以上が±10
0〜150μmの偏差内にあるものが好ましい。次に得られ
た造粒物を加圧圧縮する際には公知の圧縮機、例えば油
圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー式打錠機、ブリ
ケッテングマシンを用いることが出来る。加圧圧縮され
て得られる固体処理剤は任意の形状を取ることが可能で
あるが、生産性、取扱い性の観点から又はユーザーサイ
ドで使用する場合の粉塵の問題から平板状は円筒型、い
わゆる錠剤が好ましい。
し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、撹拌造粒、流動層造
粒、噴霧乾燥造粒等公知の方法を用いることが出来る。
錠剤製造のためには、得られた造粒物の平均粒径は造粒
物を混合し、加圧圧縮する際、成分の不均一化、いわゆ
る偏析が起こりにくいという点で、100〜800μmのもの
を用いることが好ましく、より好ましくは200〜750μm
である。さらに粒度分布は造粒物粒子の60%以上が±10
0〜150μmの偏差内にあるものが好ましい。次に得られ
た造粒物を加圧圧縮する際には公知の圧縮機、例えば油
圧プレス機、単発式打錠機、ロータリー式打錠機、ブリ
ケッテングマシンを用いることが出来る。加圧圧縮され
て得られる固体処理剤は任意の形状を取ることが可能で
あるが、生産性、取扱い性の観点から又はユーザーサイ
ドで使用する場合の粉塵の問題から平板状は円筒型、い
わゆる錠剤が好ましい。
【0042】さらに好ましくは造粒時、各成分毎例えば
アルカリ剤、還元剤、漂白剤、保恒剤等を分別造粒する
ことによって更に上記効果が顕著になる。
アルカリ剤、還元剤、漂白剤、保恒剤等を分別造粒する
ことによって更に上記効果が顕著になる。
【0043】錠剤処理剤の製造方法は、例えば、特開昭
51-61837号、同54-155038号、同52-88025号、英国特許
1,213,808号等の明細書に記載される一般的な方法で製
造でき、更に顆粒処理剤は、例えば、特開平2-109042
号、同2-109043号、同3-39735号及び同3-39739号等の明
細書に記載される一般的な方法で製造できる。更にまた
粉末処理剤は、例えば、特開昭54-133332号、英国特許7
25,892号、同729,862号及びドイツ特許3,733,861号等の
明細書に記載されるが如き一般的な方法で製造できる。
51-61837号、同54-155038号、同52-88025号、英国特許
1,213,808号等の明細書に記載される一般的な方法で製
造でき、更に顆粒処理剤は、例えば、特開平2-109042
号、同2-109043号、同3-39735号及び同3-39739号等の明
細書に記載される一般的な方法で製造できる。更にまた
粉末処理剤は、例えば、特開昭54-133332号、英国特許7
25,892号、同729,862号及びドイツ特許3,733,861号等の
明細書に記載されるが如き一般的な方法で製造できる。
【0044】上記の固体処理剤の嵩密度は、その溶解性
の観点と、本発明の目的の効果の点から錠剤である場合
1.0〜2.5g/cm3が好ましく1.0g/cm3より大きいと得
られる固形物の強度の点で、2.5g/cm3より小さいと得
られる固形物の溶解性の点でより好ましい。固体処理剤
が顆粒又は粉末である場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3
のものが好ましい。本発明の実施態様からすれば全処理
剤が固体処理剤化されていることが最も好ましい。
の観点と、本発明の目的の効果の点から錠剤である場合
1.0〜2.5g/cm3が好ましく1.0g/cm3より大きいと得
られる固形物の強度の点で、2.5g/cm3より小さいと得
られる固形物の溶解性の点でより好ましい。固体処理剤
が顆粒又は粉末である場合嵩密度は0.40〜0.95g/cm3
のものが好ましい。本発明の実施態様からすれば全処理
剤が固体処理剤化されていることが最も好ましい。
【0045】本発明に用いられる固体処理剤はある処理
剤の1部の成分のみ固体化することも本発明の範囲に入
るが、好ましくは該処理剤の全成分が固体化されている
ことである。各成分は別々の固体処理剤として成型さ
れ、同一個装されていることが望ましい。又別々の成分
が定期的に包装でくり返し投入される順番に包装されて
いることも本発明に包含される。
剤の1部の成分のみ固体化することも本発明の範囲に入
るが、好ましくは該処理剤の全成分が固体化されている
ことである。各成分は別々の固体処理剤として成型さ
れ、同一個装されていることが望ましい。又別々の成分
が定期的に包装でくり返し投入される順番に包装されて
いることも本発明に包含される。
【0046】本発明においては、処理量情報に応じて各
処理液槽に補充する処理剤全てを固体処理剤として投入
することが好ましい。補充水が必要な場合には、蒸発量
情報処理量情報又は別の補充水制御情報にもとづき補充
水が補充される。この場合処理液槽に補充する液体は補
充水のみとすることが出来る。本発明においては、該補
充水は、定着能を有する処理液槽に引き続く処理液、ま
たはオーバーフロー廃液を意味する。また、水タンクを
1個自現機の内部に置くことが自現機をコンパクトにす
るためには好ましい方法である。
処理液槽に補充する処理剤全てを固体処理剤として投入
することが好ましい。補充水が必要な場合には、蒸発量
情報処理量情報又は別の補充水制御情報にもとづき補充
水が補充される。この場合処理液槽に補充する液体は補
充水のみとすることが出来る。本発明においては、該補
充水は、定着能を有する処理液槽に引き続く処理液、ま
たはオーバーフロー廃液を意味する。また、水タンクを
1個自現機の内部に置くことが自現機をコンパクトにす
るためには好ましい方法である。
【0047】漂白定着剤を固形化する場合、漂白剤及び
定着剤全てを固形処理剤化し、かつ錠剤の場合には少な
くとも3剤以内最も好ましくは1剤にすることが、本発
明に用いられる固体処理剤の好ましい実施態様である。
又2剤以上に分けて固体処理剤化した場合は、これら複
数の錠剤や顆粒が同一包装されていることが好ましい。
定着剤全てを固形処理剤化し、かつ錠剤の場合には少な
くとも3剤以内最も好ましくは1剤にすることが、本発
明に用いられる固体処理剤の好ましい実施態様である。
又2剤以上に分けて固体処理剤化した場合は、これら複
数の錠剤や顆粒が同一包装されていることが好ましい。
【0048】
【実施例】次に、この一実施例を添付図面に基づいて説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0049】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図2(A)
は、自動現像機APと写真焼付機Bとを一体的に構成し
たハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロ
セッサ)の全体構成図である。
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。図2(A)
は、自動現像機APと写真焼付機Bとを一体的に構成し
たハロゲン化銀写真感光材料処理装置(プリンタープロ
セッサ)の全体構成図である。
【0050】図2において、写真焼付機Bの左下部に
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙p
aをロール状に収納したマガジンMがセットされる。マ
ガジンから引き出された印画紙は、送りローラR1及び
カッター部Ctを介して所定のサイズに切断され、シー
ト状印画紙となる。このシート状印画紙paは、ベルト
搬送手段Beによって搬送され、露光部Eにおいて光源
およびレンズLにより、原画Oの画像を露光される。露
光されたシート状印画紙paはさらに複数対の送りロー
ラR2,R3,R4により搬送され、自現機AP内に導
入される。自現機APでは、シート状印画紙paは、処
理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成の処
理液槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナシ)により順
次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、
安定化処理がなされる。前記各処理がなされたシート状
印画紙paは、乾燥部6において乾燥されて機外に排出
される。
は、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙p
aをロール状に収納したマガジンMがセットされる。マ
ガジンから引き出された印画紙は、送りローラR1及び
カッター部Ctを介して所定のサイズに切断され、シー
ト状印画紙となる。このシート状印画紙paは、ベルト
搬送手段Beによって搬送され、露光部Eにおいて光源
およびレンズLにより、原画Oの画像を露光される。露
光されたシート状印画紙paはさらに複数対の送りロー
ラR2,R3,R4により搬送され、自現機AP内に導
入される。自現機APでは、シート状印画紙paは、処
理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に3槽構成の処
理液槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナシ)により順
次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂白定着処理、
安定化処理がなされる。前記各処理がなされたシート状
印画紙paは、乾燥部6において乾燥されて機外に排出
される。
【0051】なお、図中の一点鎖線は、ハロゲン化銀写
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機AP内に導か
れるものであるが、帯状で自現機AP内に導かれるもの
であってもよい。
真感光材料の搬送経路を示す。また、実施例において
は、感光材料はカットされた状態で自現機AP内に導か
れるものであるが、帯状で自現機AP内に導かれるもの
であってもよい。
【0052】また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明に係る自現
機によって処理されるハロゲン化銀写真感光材料は、露
光済の印画紙paに限られるものではなく、露光済のネ
ガフィルムf等でもよいことは言うまでもない。また、
本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽構成
の処理液槽1を有する自現機APについて行うが、これ
に限られるものではなく、発色現像槽、漂白槽、定着
槽、安定槽を有する実質的に4槽または、それ以上の処
理液槽を有する構成の自現機AFであっても本発明は適
用できるものである。
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明に係る自現
機によって処理されるハロゲン化銀写真感光材料は、露
光済の印画紙paに限られるものではなく、露光済のネ
ガフィルムf等でもよいことは言うまでもない。また、
本発明の説明として、発色現像槽1A、漂白定着槽1
B、安定槽1C,1D,1Eを有する実質的に3槽構成
の処理液槽1を有する自現機APについて行うが、これ
に限られるものではなく、発色現像槽、漂白槽、定着
槽、安定槽を有する実質的に4槽または、それ以上の処
理液槽を有する構成の自現機AFであっても本発明は適
用できるものである。
【0053】図2(B)は自現機APの平面構成図であ
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理液槽には、溶解槽2A,2B,2E、循環槽2
C,2D及び固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置
3A,3B,3Eが設けてある。4は発色現像槽1A、
安定槽1Eに補充水を供給する水タンクである。
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理液槽には、溶解槽2A,2B,2E、循環槽2
C,2D及び固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置
3A,3B,3Eが設けてある。4は発色現像槽1A、
安定槽1Eに補充水を供給する水タンクである。
【0054】図3は、図2の自現機APのI−I断面に
おける処理液槽である漂白定着槽1Bの処理剤投入部と
処理剤供給手段との断面図である。なお、図には、構成
をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送手
段等は省略してある。また、本例においては、固体処理
剤として錠剤型固体処理剤Jを用いた場合について説明
する。
おける処理液槽である漂白定着槽1Bの処理剤投入部と
処理剤供給手段との断面図である。なお、図には、構成
をわかりやすくするために、感光材料を搬送する搬送手
段等は省略してある。また、本例においては、固体処理
剤として錠剤型固体処理剤Jを用いた場合について説明
する。
【0055】感光材料を処理する漂白定着槽1Bは、該
漂白定着槽1Bを形成する仕切壁の外側に一体的に設け
た溶解槽2Bを有する。漂白定着槽1Bと溶解槽2Bと
は連通窓21が形成された仕切壁21Aにより仕切られてお
り、処理液は流通できるようになっている。
漂白定着槽1Bを形成する仕切壁の外側に一体的に設け
た溶解槽2Bを有する。漂白定着槽1Bと溶解槽2Bと
は連通窓21が形成された仕切壁21Aにより仕切られてお
り、処理液は流通できるようになっている。
【0056】筒状のフィルター22は、溶解槽2Bの内部
に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物を除去する機
能を果たす。このフィルター22の中は、溶解槽2Bの下
方壁を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環
ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通している。
に交換可能に設けられ、処理液中の不溶物を除去する機
能を果たす。このフィルター22の中は、溶解槽2Bの下
方壁を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環
ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通している。
【0057】循環系は、液の循環通路を形成する循環パ
イプ23A,23B、循環ポンプ24、および、漂白定着槽1
B等で構成されていることになる。前記循環ポンプ24の
吐出側に連通した循環パイプ23Bの他端は漂白定着槽1
Bの外壁を貫通し、該漂白定着槽1Bに連通している。
このような構成により、循環ポンプ24が作動すると処理
液は溶解槽2Bから吸い込まれ、漂白定着槽1Bに吐出
されて、処理液は漂白定着槽1B内の処理液と混じり合
い、再び溶解槽2Bへと入り循環を繰り返すことにな
る。処理液の循環方向は、図3に示した方向に限られる
必要はなく、逆方向であってもよい。
イプ23A,23B、循環ポンプ24、および、漂白定着槽1
B等で構成されていることになる。前記循環ポンプ24の
吐出側に連通した循環パイプ23Bの他端は漂白定着槽1
Bの外壁を貫通し、該漂白定着槽1Bに連通している。
このような構成により、循環ポンプ24が作動すると処理
液は溶解槽2Bから吸い込まれ、漂白定着槽1Bに吐出
されて、処理液は漂白定着槽1B内の処理液と混じり合
い、再び溶解槽2Bへと入り循環を繰り返すことにな
る。処理液の循環方向は、図3に示した方向に限られる
必要はなく、逆方向であってもよい。
【0058】廃液管11Bは、漂白定着槽1B内の処理液
をオーバーフローさせるためのものであり、液面レベル
を一定に保つとともに、他の処理液槽から感光材料に付
着して持ち込まれる成分や、感光材料から溶け出す成分
が貯留し、増加することを防ぐのに役立つ。
をオーバーフローさせるためのものであり、液面レベル
を一定に保つとともに、他の処理液槽から感光材料に付
着して持ち込まれる成分や、感光材料から溶け出す成分
が貯留し、増加することを防ぐのに役立つ。
【0059】棒状のヒータ25は、溶解槽2Bの上方壁を
貫通して溶解槽2B内の処理液中に浸漬するよう配設さ
れている。このヒータ25は、溶解槽2Bおよび漂白定着
槽1B内の処理液を加温するものであり、換言すると漂
白定着槽1B内の処理液を処理に適した温度範囲(例え
ば20〜55℃)に保持する温度調整手段である。
貫通して溶解槽2B内の処理液中に浸漬するよう配設さ
れている。このヒータ25は、溶解槽2Bおよび漂白定着
槽1B内の処理液を加温するものであり、換言すると漂
白定着槽1B内の処理液を処理に適した温度範囲(例え
ば20〜55℃)に保持する温度調整手段である。
【0060】前記溶解槽2Bに補充液を供給する手段
は、固体処理剤供給手段30、補充液供給手段50とから構
成されている。
は、固体処理剤供給手段30、補充液供給手段50とから構
成されている。
【0061】処理量情報検出手段31は、自現機APの入
口付近に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出
するために用いられる。この処理量情報検出手段31は、
左右方向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅
を検出するとともに、検出されている時間をカウントす
るための要素として機能する。感光材料の搬送速度は機
械的に予め設定されているので、幅情報と時間情報とか
ら感光材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量
情報検出手段31は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、
超音波センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出で
きるものであればよい。また、間接的に感光材料の処理
面積が検出できるもの、例えば図2のようなプリンター
プロセッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるい
は、予め決まっている面積を有する感光材料の処理数を
検出するものでもよい。さらに、検出するタイミング
は、本例では処理される前であるが、処理した後、ある
いは処理液中に浸漬されている間でも良い(このような
場合は、処理量情報検出手段31を設ける位置を処理後に
検出できる位置や処理中に検出できる位置に適宜変更す
ることによりできる)。また、処理量情報検出手段31
は、各処理液槽1A,1B,1C,1D,1E毎に設け
る必要はなく、1台の自現機APに対して1つ設けるこ
とが好ましい。供給制御手段32は前記処理量情報検出手
段31による信号を受けて固体処理剤の処理量供給を制御
する処理剤供給制御手段及び補充液の供給量を制御する
補充液量供給制御手段である。図4は固体処理剤と補充
液とを供給制御するブロック図である。
口付近に設けられ、処理される感光材料の処理量を検出
するために用いられる。この処理量情報検出手段31は、
左右方向に複数の検出部材を配してなり、感光材料の幅
を検出するとともに、検出されている時間をカウントす
るための要素として機能する。感光材料の搬送速度は機
械的に予め設定されているので、幅情報と時間情報とか
ら感光材料の処理面積が算出できる。なお、この処理量
情報検出手段31は、赤外線センサ、マイクロスイッチ、
超音波センサ等の感光材料の幅および搬送時間を検出で
きるものであればよい。また、間接的に感光材料の処理
面積が検出できるもの、例えば図2のようなプリンター
プロセッサの場合、焼付を行った感光材料の量、あるい
は、予め決まっている面積を有する感光材料の処理数を
検出するものでもよい。さらに、検出するタイミング
は、本例では処理される前であるが、処理した後、ある
いは処理液中に浸漬されている間でも良い(このような
場合は、処理量情報検出手段31を設ける位置を処理後に
検出できる位置や処理中に検出できる位置に適宜変更す
ることによりできる)。また、処理量情報検出手段31
は、各処理液槽1A,1B,1C,1D,1E毎に設け
る必要はなく、1台の自現機APに対して1つ設けるこ
とが好ましい。供給制御手段32は前記処理量情報検出手
段31による信号を受けて固体処理剤の処理量供給を制御
する処理剤供給制御手段及び補充液の供給量を制御する
補充液量供給制御手段である。図4は固体処理剤と補充
液とを供給制御するブロック図である。
【0062】本発明に用いることのできる固体処理剤供
給手段30は、錠剤型固体処理剤Jを収容する収納容器3
3、供給手段である供給装置本体34、駆動手段から構成
されている。自現機APの上部カバー301は、前記漂白
定着槽1Bおよび溶解槽2Bを収容する本体101と本体
背部の支軸302により揺動自在に結合されていて、該上
部カバー301は、図3の図示一点鎖線A方向に持ち上げ
て、操作者側の前面および上面を大きく開放することに
より、固体処理剤供給手段30の点検や、前記フィルター
22の交換作業をすることができる。
給手段30は、錠剤型固体処理剤Jを収容する収納容器3
3、供給手段である供給装置本体34、駆動手段から構成
されている。自現機APの上部カバー301は、前記漂白
定着槽1Bおよび溶解槽2Bを収容する本体101と本体
背部の支軸302により揺動自在に結合されていて、該上
部カバー301は、図3の図示一点鎖線A方向に持ち上げ
て、操作者側の前面および上面を大きく開放することに
より、固体処理剤供給手段30の点検や、前記フィルター
22の交換作業をすることができる。
【0063】また、上記上部カバー301の上面の一部に
は、蓋303が揺動自在に結合されていて、該蓋303を図示
一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器33の固体処理
剤Jの補充を行う。
は、蓋303が揺動自在に結合されていて、該蓋303を図示
一点鎖線B方向に開放して、前記収納容器33の固体処理
剤Jの補充を行う。
【0064】図5は、本発明を適用したカラーネガフィ
ルム用自現機AFの正面側全体構成図、図6は該自現機
AFの側断面図である。該自現機AFは、発色現像槽7
A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7
F,7Gの実質的4槽の処理液槽構成である。
ルム用自現機AFの正面側全体構成図、図6は該自現機
AFの側断面図である。該自現機AFは、発色現像槽7
A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7
F,7Gの実質的4槽の処理液槽構成である。
【0065】前記各処理液槽7A,7B,7D,7G
は、それぞれ溶解槽9A,9B,9D,9Gが連通して
いて、循環ポンプ24A,24B,24C,24Dにより処理液
が循環撹拌される。また、該各溶解槽9A,9B,9
D,9Gの各上方には、前述の固体処理剤供給装置8
A,8B,8D,8Gが設置され、対応する適量の固体
処理剤が制御供給される。
は、それぞれ溶解槽9A,9B,9D,9Gが連通して
いて、循環ポンプ24A,24B,24C,24Dにより処理液
が循環撹拌される。また、該各溶解槽9A,9B,9
D,9Gの各上方には、前述の固体処理剤供給装置8
A,8B,8D,8Gが設置され、対応する適量の固体
処理剤が制御供給される。
【0066】一方、共通の補充水タンク41内の補充水W
は、ベローズポンプ42、吸水管43、送小管44によって、
各溶解槽9A,9B,9D,9Gに供給される。
は、ベローズポンプ42、吸水管43、送小管44によって、
各溶解槽9A,9B,9D,9Gに供給される。
【0067】図5において一点鎖線はフィルムfの搬送
経路を示す。操作部内の装填手段に装着されたパトロー
ネからフィルムfが引き出され、発色現像槽7A、漂白
槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7F,7Gで
処理されたのち、乾燥部6のファンヒータ61により乾燥
されて機外に排出される。
経路を示す。操作部内の装填手段に装着されたパトロー
ネからフィルムfが引き出され、発色現像槽7A、漂白
槽7B、定着槽7C,7D、安定槽7E,7F,7Gで
処理されたのち、乾燥部6のファンヒータ61により乾燥
されて機外に排出される。
【0068】図6において、12はオーバーフロー液を貯
溜する廃液タンク、26はサーモスタット、27は液面セン
サである。
溜する廃液タンク、26はサーモスタット、27は液面セン
サである。
【0069】図7(B)は自現機APの固体処理剤供給
手段30と補充液供給手段50の詳細を示す模式断面図、図
7(A)は部分平面図である。
手段30と補充液供給手段50の詳細を示す模式断面図、図
7(A)は部分平面図である。
【0070】本実施例では、固体処理剤として顆粒また
は粉体あるいは丸薬等を用いている。
は粉体あるいは丸薬等を用いている。
【0071】固体処理剤供給手段30は、上記顆粒型(ま
たは粉体状あるいは丸薬状)固体処理剤Kを収納し、着
脱可能な収納容器(カートリッジ)33と、該収納容器33
を装脱可能にするとともに固体処理剤受入開口34Aと排
出開口34Bを有する供給装置本体34と、該供給装置本体
34の円筒状内面に摺動して回動可能であり且つ固体処理
剤Kの一定量を計量搬送するための計量穴35Aを有する
回転体(ロータ)35と、該回転体35を駆動回転するモー
タMとから構成されている。上記供給装置本体34の排出
開口34Bの下方で前記溶解槽2Bの上方には、補充液供
給ガイド部材(ホッパー)36が設けてあり、上方の固体
処理剤供給手段30から投入される固体処理剤Kを受け入
れる。前記補充液供給ガイド部材36の底部近傍には、固
体処理剤Kを一時停滞させるフィルター部材37が設けて
あるが、補給された固体処理剤Kの未溶解または不溶解
の成分は溶解槽2Bへ移動しても支障ない。
たは粉体状あるいは丸薬状)固体処理剤Kを収納し、着
脱可能な収納容器(カートリッジ)33と、該収納容器33
を装脱可能にするとともに固体処理剤受入開口34Aと排
出開口34Bを有する供給装置本体34と、該供給装置本体
34の円筒状内面に摺動して回動可能であり且つ固体処理
剤Kの一定量を計量搬送するための計量穴35Aを有する
回転体(ロータ)35と、該回転体35を駆動回転するモー
タMとから構成されている。上記供給装置本体34の排出
開口34Bの下方で前記溶解槽2Bの上方には、補充液供
給ガイド部材(ホッパー)36が設けてあり、上方の固体
処理剤供給手段30から投入される固体処理剤Kを受け入
れる。前記補充液供給ガイド部材36の底部近傍には、固
体処理剤Kを一時停滞させるフィルター部材37が設けて
あるが、補給された固体処理剤Kの未溶解または不溶解
の成分は溶解槽2Bへ移動しても支障ない。
【0072】図7において、50は補充液供給手段であ
る。安定槽1Cの下流の第1の安定槽1Cの液面に吸入
口を有するオーバーフロー管51は、定着能を有する処理
液成分を含有する安定液のオーバーフロー液を下方に重
力落下させ、ストックタンク52に流入させる。該ストッ
クタンク52内に流入した安定液は、ベローズポンプ53の
吸引作用によって吸水管54を通って吸引され、さらに送
水管55を通って前記補充液供給ガイド部材36内に供給さ
れる。なお、ストックタンク52の過剰液量はオーバーフ
ロー管56から廃液タンクに排出する。
る。安定槽1Cの下流の第1の安定槽1Cの液面に吸入
口を有するオーバーフロー管51は、定着能を有する処理
液成分を含有する安定液のオーバーフロー液を下方に重
力落下させ、ストックタンク52に流入させる。該ストッ
クタンク52内に流入した安定液は、ベローズポンプ53の
吸引作用によって吸水管54を通って吸引され、さらに送
水管55を通って前記補充液供給ガイド部材36内に供給さ
れる。なお、ストックタンク52の過剰液量はオーバーフ
ロー管56から廃液タンクに排出する。
【0073】前記ベローズポンプ53の駆動モータ53M
は、供給制御手段32によりタイミング制御されて駆動回
転して適量の安定液、オーバーフロー液を溶解槽2B内
に供給する。
は、供給制御手段32によりタイミング制御されて駆動回
転して適量の安定液、オーバーフロー液を溶解槽2B内
に供給する。
【0074】前記補充液供給ガイド部材36内では、固体
処理剤供給手段30から制御されて適量落下する漂白定着
用固体処理剤Kと、第1の安定槽1Cからストックタン
ク52を経て制御されて適量供給される適温の安定槽オー
バーフロー液とが混合して溶解されて洗い流すようにし
て補充液が作製され、フィルター部材37を通過して溶解
槽2Bへ供給される。
処理剤供給手段30から制御されて適量落下する漂白定着
用固体処理剤Kと、第1の安定槽1Cからストックタン
ク52を経て制御されて適量供給される適温の安定槽オー
バーフロー液とが混合して溶解されて洗い流すようにし
て補充液が作製され、フィルター部材37を通過して溶解
槽2Bへ供給される。
【0075】前記ベローズポンプ53は、本発明に係わる
定量駆動ポンプのことである。また、本発明における定
量駆動ポンプとは、いわゆる送液ポンプを意味し、より
具体的には、ダイヤフラム式定量ポンプ、ペリスタポン
プ、電磁定量ポンプ、エアー駆動式ベローズポンプ、ベ
ローズポンプ、定量ポンプ、チューブポンプ、シリンジ
ポンプ、ロータリーポンプ、ギヤポンプ、ベーンポン
プ、ホースポンプ、ブランジャーポンプ、マグネットポ
ンプ、渦流式モールトポンプ、送液ポンプ、ロータリー
液体ポンプ、ペリスタルティックポンプ、ローラーポン
プ、ケミカルハンディポンプ、チュービングポンプ、マ
グネットギヤーポンプ、ケミカルポンプ等が挙げられ
る。これらの中でも定量的に送液ができ小型である点か
ら、ベローズポンプ(例えば(株)イワキ製ベローズポン
プ.KB,KBMシリーズ)、ペリスタポンプ(例えば
アトー(株)製.SJシリーズ)、電磁定量ポンプ(例え
ば小林理化器械(株)製又は(株)第一化学製.EX及びE
X−Eシリーズ)等が本発明では好ましく用いられる。
定量駆動ポンプのことである。また、本発明における定
量駆動ポンプとは、いわゆる送液ポンプを意味し、より
具体的には、ダイヤフラム式定量ポンプ、ペリスタポン
プ、電磁定量ポンプ、エアー駆動式ベローズポンプ、ベ
ローズポンプ、定量ポンプ、チューブポンプ、シリンジ
ポンプ、ロータリーポンプ、ギヤポンプ、ベーンポン
プ、ホースポンプ、ブランジャーポンプ、マグネットポ
ンプ、渦流式モールトポンプ、送液ポンプ、ロータリー
液体ポンプ、ペリスタルティックポンプ、ローラーポン
プ、ケミカルハンディポンプ、チュービングポンプ、マ
グネットギヤーポンプ、ケミカルポンプ等が挙げられ
る。これらの中でも定量的に送液ができ小型である点か
ら、ベローズポンプ(例えば(株)イワキ製ベローズポン
プ.KB,KBMシリーズ)、ペリスタポンプ(例えば
アトー(株)製.SJシリーズ)、電磁定量ポンプ(例え
ば小林理化器械(株)製又は(株)第一化学製.EX及びE
X−Eシリーズ)等が本発明では好ましく用いられる。
【0076】また、上記安定槽オーバーフロー液による
洗い流しは、固体処理剤供給手段30による固体処理剤K
の排出終了後も継続し、固体処理剤Kの全量がフィルタ
ー部材37を通過した後にも、暫時継続して行われ、前記
供給ガイド部材36の内壁およびフィルター部材37に残存
した補充液を洗い流すようにした。
洗い流しは、固体処理剤供給手段30による固体処理剤K
の排出終了後も継続し、固体処理剤Kの全量がフィルタ
ー部材37を通過した後にも、暫時継続して行われ、前記
供給ガイド部材36の内壁およびフィルター部材37に残存
した補充液を洗い流すようにした。
【0077】図8(B)は、本発明の他の実施例を示す
断面図、図8(A)は部分平面図である。
断面図、図8(A)は部分平面図である。
【0078】以下、図3,図7と特に異なる点を示す。
【0079】本例においては、その投入方法として、前
述の図1(A)に示す処理剤および液補充方法を用い
た。
述の図1(A)に示す処理剤および液補充方法を用い
た。
【0080】安定槽1C内の漂白定着能を有する処理液
成分を含有する安定液は、オーバーフロー管60内を通っ
て、重力により漂白定着槽1Bの底部付近に導入されて
漂白定着液と混合し、増量した漂白定着液は連通管61を
通って溶解槽2Bに導入される。該溶解槽2Bの上部に
設けた前記固体処理剤供給手段30により、定量の漂白定
着用固体処理剤Kが供給され、溶解槽2Bの漂白定着液
に溶解される。この溶解液は、溶解槽2B内で混合され
ながら、フィルター22を通って循環ポンプ24によって漂
白定着槽1Bへ還流される。このようにして漂白定着能
を残存する適温の安定槽オーバーフロー液の一部は、漂
白定着槽1Bに逆流され、溶解槽2Bで固体処理剤Kの
供給を受け漂白定着能を得て再び漂白定着槽1Bへ循環
する。従って水タンクおよび補充水供給手段および制御
手段は不要となる。
成分を含有する安定液は、オーバーフロー管60内を通っ
て、重力により漂白定着槽1Bの底部付近に導入されて
漂白定着液と混合し、増量した漂白定着液は連通管61を
通って溶解槽2Bに導入される。該溶解槽2Bの上部に
設けた前記固体処理剤供給手段30により、定量の漂白定
着用固体処理剤Kが供給され、溶解槽2Bの漂白定着液
に溶解される。この溶解液は、溶解槽2B内で混合され
ながら、フィルター22を通って循環ポンプ24によって漂
白定着槽1Bへ還流される。このようにして漂白定着能
を残存する適温の安定槽オーバーフロー液の一部は、漂
白定着槽1Bに逆流され、溶解槽2Bで固体処理剤Kの
供給を受け漂白定着能を得て再び漂白定着槽1Bへ循環
する。従って水タンクおよび補充水供給手段および制御
手段は不要となる。
【0081】図9(B)は、本発明による補充液供給手
段のさらに他の実施例を示す断面図、図9(A)は部分
平面図である。
段のさらに他の実施例を示す断面図、図9(A)は部分
平面図である。
【0082】漂白定着槽1Bに連通する溶解槽2Bに
は、感光材料搬送方向下流側の第1の安定槽1Cのオー
バーフロー管62から安定槽オーバーフロー液が供給され
る。この安定槽オーバーフロー液はさらに下流の液面落
差を有する第2の安定槽1Cからオーバーフロー管63を
経て供給される。上記溶解槽2Bの上方の前記固体処理
剤供給手段30によって定量の顆粒状の漂白定着用固体処
理剤Kが制御されて供給され、溶解槽2Bの漂白定着液
に溶解・補給され、上記第1の安定槽から還流された定
着能を有する安定槽オーバーフロー液と混合する。
は、感光材料搬送方向下流側の第1の安定槽1Cのオー
バーフロー管62から安定槽オーバーフロー液が供給され
る。この安定槽オーバーフロー液はさらに下流の液面落
差を有する第2の安定槽1Cからオーバーフロー管63を
経て供給される。上記溶解槽2Bの上方の前記固体処理
剤供給手段30によって定量の顆粒状の漂白定着用固体処
理剤Kが制御されて供給され、溶解槽2Bの漂白定着液
に溶解・補給され、上記第1の安定槽から還流された定
着能を有する安定槽オーバーフロー液と混合する。
【0083】漂白定着槽1B、図5に示す定着槽7C及
び7Dの開口面積係数(処理槽液の空気接触面積(cm2)
/処理槽液の容量(l))が20cm2/l以下の際に、本発
明において漂白定着液や定着液の蒸発量を低減させ、空
気酸化を減少させ、処理安定が改善されるという別なる
効果も奏する。特に前記開口面積係数が1〜15cm2/l
が好ましく、とりわけ特に2〜12cm2/lが好ましい。
び7Dの開口面積係数(処理槽液の空気接触面積(cm2)
/処理槽液の容量(l))が20cm2/l以下の際に、本発
明において漂白定着液や定着液の蒸発量を低減させ、空
気酸化を減少させ、処理安定が改善されるという別なる
効果も奏する。特に前記開口面積係数が1〜15cm2/l
が好ましく、とりわけ特に2〜12cm2/lが好ましい。
【0084】さらに、定着能を有する処理液に引き続く
安定槽1C中の塩濃度を安定液への補充量やイオン交換
樹脂や、逆浸透法等により、1000〜50000ppmにコントロ
ールする際に、本発明の効果を良好に奏する。とりわけ
特に2000〜35000ppmの際に好ましい。
安定槽1C中の塩濃度を安定液への補充量やイオン交換
樹脂や、逆浸透法等により、1000〜50000ppmにコントロ
ールする際に、本発明の効果を良好に奏する。とりわけ
特に2000〜35000ppmの際に好ましい。
【0085】図10に本発明のさらに他の実施例を示し、
図10(B)は模式断面図、図10(A)は部分平面図であ
る。
図10(B)は模式断面図、図10(A)は部分平面図であ
る。
【0086】漂白定着槽1Bと第1の安定槽1Cとの中
間には、リンス槽64が設けられている。漂白定着槽1B
を通過した感光材料は、図示破線で示す経路を通って、
リンス槽64内の安定液によってリンス処理されたのち、
第1の安定槽1Cに送り込まれる。上記リンス槽64へ
は、液面落差を有する第1の安定槽1Cからオーバーフ
ロー管65Aを通って供給される。上記リンス槽64内の安
定液は、漂白定着液を付着した感光材料により漂白定着
能を有する。この漂白定着能を有するリンス槽64内の安
定液はオーバーフロー管65Bにより液面落差を有する漂
白定着槽1Bに還流される。この漂白定着槽1B内の漂
白定着液、前述のように溶解槽2B内で漂白定着用固体
処理剤Kの供給を受けて漂白定着能を回復し再び漂白定
着槽1Bへ還流される。
間には、リンス槽64が設けられている。漂白定着槽1B
を通過した感光材料は、図示破線で示す経路を通って、
リンス槽64内の安定液によってリンス処理されたのち、
第1の安定槽1Cに送り込まれる。上記リンス槽64へ
は、液面落差を有する第1の安定槽1Cからオーバーフ
ロー管65Aを通って供給される。上記リンス槽64内の安
定液は、漂白定着液を付着した感光材料により漂白定着
能を有する。この漂白定着能を有するリンス槽64内の安
定液はオーバーフロー管65Bにより液面落差を有する漂
白定着槽1Bに還流される。この漂白定着槽1B内の漂
白定着液、前述のように溶解槽2B内で漂白定着用固体
処理剤Kの供給を受けて漂白定着能を回復し再び漂白定
着槽1Bへ還流される。
【0087】図11に本発明のさらに他の実施例を示す。
図11(B)は模式断面図、図11(A)は部分平面図であ
る。
図11(B)は模式断面図、図11(A)は部分平面図であ
る。
【0088】この実施例では、漂白定着槽1Bに引き続
く第1の安定槽1Cの外側に中間槽66を設け、この中間
槽66に前記固体処理剤供給手段30から漂白定着用の固体
処理剤Kが供給され、また第1の安定槽1Cからオーバ
ーフロー管67を通って感光材料に付着して運び込まれた
定着能を有する安定液が供給され溶解・混合される。上
記中間槽66内で混合された補充液は、吸水管68A、ベロ
ーズポンプ69、送水管68Bを通って漂白定着槽1Bに送
り込まれる。691は中間槽66内の処理液を循環させる循
環ポンプ、692はフィルターである。
く第1の安定槽1Cの外側に中間槽66を設け、この中間
槽66に前記固体処理剤供給手段30から漂白定着用の固体
処理剤Kが供給され、また第1の安定槽1Cからオーバ
ーフロー管67を通って感光材料に付着して運び込まれた
定着能を有する安定液が供給され溶解・混合される。上
記中間槽66内で混合された補充液は、吸水管68A、ベロ
ーズポンプ69、送水管68Bを通って漂白定着槽1Bに送
り込まれる。691は中間槽66内の処理液を循環させる循
環ポンプ、692はフィルターである。
【0089】図12は本発明の他の実施例を示す固体処理
剤供給手段70の断面図である。顆粒型固体処理剤Kを収
納した収納容器71は固定本体73に着脱可能に取り付けら
れる。感光材料の処理量に応じ制御されて駆動するピス
トン75が水平方向(右へ)に移動し、計量孔72に定量の
固体処理剤Kが入り、ピストン75が水平反対方向(左
へ)に移動し、排出部74により定量固体処理剤Kを補充
液作成供給手段77へ供給する。上記排出部74の下方に
は、補充液作成供給手段77、フィルター部材78及び安定
液供給パイプ79が設けてある。
剤供給手段70の断面図である。顆粒型固体処理剤Kを収
納した収納容器71は固定本体73に着脱可能に取り付けら
れる。感光材料の処理量に応じ制御されて駆動するピス
トン75が水平方向(右へ)に移動し、計量孔72に定量の
固体処理剤Kが入り、ピストン75が水平反対方向(左
へ)に移動し、排出部74により定量固体処理剤Kを補充
液作成供給手段77へ供給する。上記排出部74の下方に
は、補充液作成供給手段77、フィルター部材78及び安定
液供給パイプ79が設けてある。
【0090】図13は供給装置の更に他の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【0091】供給装置80は固体処理剤Kに入りパッケー
ジ81を装着(装填)し、ローラ83により自動的に開封す
る機能を有しスクリュー82の回転数を制御することで定
量の固体処理剤Kを排出部84により供給する装置であ
る。87は補充液作成供給手段、88はフィルター部材、89
は安定液供給パイプである。
ジ81を装着(装填)し、ローラ83により自動的に開封す
る機能を有しスクリュー82の回転数を制御することで定
量の固体処理剤Kを排出部84により供給する装置であ
る。87は補充液作成供給手段、88はフィルター部材、89
は安定液供給パイプである。
【0092】この供給手段80は自動的にパッケージ81を
開封する機能を有しているため開封及び装着時に微粉末
が飛散することなく作業環境上良好である。
開封する機能を有しているため開封及び装着時に微粉末
が飛散することなく作業環境上良好である。
【0093】図14(B)は本発明に係る錠剤型固体処理
剤Jを収容する収納容器(カートリッジ)91による固体
処理剤供給手段90の模式断面図、図14(A)は部分平面
図である。
剤Jを収容する収納容器(カートリッジ)91による固体
処理剤供給手段90の模式断面図、図14(A)は部分平面
図である。
【0094】前記収納容器91は、複数個の錠剤型固体処
理剤Jを収納し、かつ前記固体処理剤Jを排出可能にす
る排出開口部を有する中空四角柱状の容器本体91Aと、
該容器本体91Aの排出開口部を開閉する開閉蓋91Bとか
ら構成されている。
理剤Jを収納し、かつ前記固体処理剤Jを排出可能にす
る排出開口部を有する中空四角柱状の容器本体91Aと、
該容器本体91Aの排出開口部を開閉する開閉蓋91Bとか
ら構成されている。
【0095】収納容器91を収納容器装填手段92の所定位
置に装着すると、開閉蓋91Bが開蓋されて排出開口部が
開放され、供給手段93の入口部と連通する。
置に装着すると、開閉蓋91Bが開蓋されて排出開口部が
開放され、供給手段93の入口部と連通する。
【0096】供給手段93は、ハウジング部材93Aと、該
ハウジング部材93Aの内周面に回転可能に配置され、収
納容器91内の固体処理剤Jを入口部から一定量受容して
出口部に移動させるポケット部を有する回転可能な固体
処理剤搬送部材(ロータ)93Bと、上記出口部を開閉可
能にするシャッタ部材93Cとから構成されている。
ハウジング部材93Aの内周面に回転可能に配置され、収
納容器91内の固体処理剤Jを入口部から一定量受容して
出口部に移動させるポケット部を有する回転可能な固体
処理剤搬送部材(ロータ)93Bと、上記出口部を開閉可
能にするシャッタ部材93Cとから構成されている。
【0097】上記シャッタ部材93Cの下方にはガイド部
材(シュート)94が設けられていて、供給手段90から制
御されて適時落下させられた固体処理剤Jを受けて溶解
槽2B内へ送り込む。溶解槽2B内へは、前述の図5に
示す第1の安定槽1Cからオーバーフローした定着能を
有する安定液が、オーバーフロー管51、ストックタンク
52、吸水管54、ベローズポンプ53、送水管55を経て送り
込まれ、前記固体処理剤Jとともに漂白定着液に混合さ
れる。
材(シュート)94が設けられていて、供給手段90から制
御されて適時落下させられた固体処理剤Jを受けて溶解
槽2B内へ送り込む。溶解槽2B内へは、前述の図5に
示す第1の安定槽1Cからオーバーフローした定着能を
有する安定液が、オーバーフロー管51、ストックタンク
52、吸水管54、ベローズポンプ53、送水管55を経て送り
込まれ、前記固体処理剤Jとともに漂白定着液に混合さ
れる。
【0098】次に、収納容器91内の固体処理剤Jが順次
消費されて皆無になると、残量検知信号発生により、収
納容器91の交換操作を行う。
消費されて皆無になると、残量検知信号発生により、収
納容器91の交換操作を行う。
【0099】図15は上記錠剤型固体処理剤Jを収容する
収納容器(カートリッジ)33を示し、図15(A)は正面
断面図、図15(B)は該収納容器33の側断面図、図16
(A)は収納容器33の斜視図を示す。
収納容器(カートリッジ)33を示し、図15(A)は正面
断面図、図15(B)は該収納容器33の側断面図、図16
(A)は収納容器33の斜視図を示す。
【0100】前記収納容器33は、複数個の錠剤型固体処
理剤Jを収納する第1の容器本体(上本体)331と、該
上本体331の下方にあって回転搬送部材334を収容して回
転可能に支持する第2の容器本体(下本体)332との二
分割構造になっていて、ねじ等によって上下一体構成と
なる。上記下本体332は上記回転搬送部材334を装着後、
蓋部材333によって閉蓋させて密封防湿状態になる。す
なわち、上記回転搬送部材334の両端の回転軸部334E
は、下本体332と軸受部と、蓋部材333の軸受部とにより
回転可能に支持されている。なお、蓋部材333の軸受部
にはOリング335が装着されていて外気の進入を防止し
ている。
理剤Jを収納する第1の容器本体(上本体)331と、該
上本体331の下方にあって回転搬送部材334を収容して回
転可能に支持する第2の容器本体(下本体)332との二
分割構造になっていて、ねじ等によって上下一体構成と
なる。上記下本体332は上記回転搬送部材334を装着後、
蓋部材333によって閉蓋させて密封防湿状態になる。す
なわち、上記回転搬送部材334の両端の回転軸部334E
は、下本体332と軸受部と、蓋部材333の軸受部とにより
回転可能に支持されている。なお、蓋部材333の軸受部
にはOリング335が装着されていて外気の進入を防止し
ている。
【0101】前記上本体331は、図15(A)に示すよう
に、丸みを帯びた頂部を有する外壁の内部は、U字型の
隔壁によって仕切られ、中央部の分室331Aと、その左
方の分室331Bと、右方の分室331Cとの三つの分室から
成り、各分室の下方は、開口していて、それぞれ出口開
口部331AO,331BO,331COを形成している。そして図示
の上本体331では、中央の分室331Aに2個の、左方の分
室331Bに4個、右方の分室331Cに4個の計10個の固体
処理剤Jが収納される。このように10個の固体処理剤J
を平面配列した収容室が、図15(B)に示すように固体
処理剤Jの厚さ方向に隔壁を介して平行に4段配列さ
れ、各段にそれぞれ10個、合計40個の固体処理剤Jが収
納可能である。
に、丸みを帯びた頂部を有する外壁の内部は、U字型の
隔壁によって仕切られ、中央部の分室331Aと、その左
方の分室331Bと、右方の分室331Cとの三つの分室から
成り、各分室の下方は、開口していて、それぞれ出口開
口部331AO,331BO,331COを形成している。そして図示
の上本体331では、中央の分室331Aに2個の、左方の分
室331Bに4個、右方の分室331Cに4個の計10個の固体
処理剤Jが収納される。このように10個の固体処理剤J
を平面配列した収容室が、図15(B)に示すように固体
処理剤Jの厚さ方向に隔壁を介して平行に4段配列さ
れ、各段にそれぞれ10個、合計40個の固体処理剤Jが収
納可能である。
【0102】前記下本体332の内部には、固体処理剤J
を排出させる排出開口部332Aが開口している。また、
前記各分室331A,331B,331Cから落下する固体処理
剤Jを受容して駆動回転可能な回転搬送部材(ロータ)
334が回転軸部334Eにより支持されている。
を排出させる排出開口部332Aが開口している。また、
前記各分室331A,331B,331Cから落下する固体処理
剤Jを受容して駆動回転可能な回転搬送部材(ロータ)
334が回転軸部334Eにより支持されている。
【0103】供給装置本体34を図16(B)の斜視図に示
す。供給装置本体34の固定枠体341は、中央付近に4個
の固体処理剤Jが投下可能な補給開口部341Aが穿設さ
れている。該補給開口部341Aの上面側周辺には、収納
容器33の下本体332が着脱可能に装填される。該補給開
口部341Aの下面側には、弾性パッド343を有するシャッ
タ部材342が揺動可能になっていて、補給開口部341Aを
開閉する。
す。供給装置本体34の固定枠体341は、中央付近に4個
の固体処理剤Jが投下可能な補給開口部341Aが穿設さ
れている。該補給開口部341Aの上面側周辺には、収納
容器33の下本体332が着脱可能に装填される。該補給開
口部341Aの下面側には、弾性パッド343を有するシャッ
タ部材342が揺動可能になっていて、補給開口部341Aを
開閉する。
【0104】固定枠体341の上部には2本の締付ねじ344
が揺動自在になっていて、収納容器33を供給装置本体34
に装填したのち、上本体331のフランジ部331Fの切欠溝
に嵌入させ、ナット345を締め付けることにより、収納
容器33は供給装置本体34に固定され、固体処理剤Jの補
給が可能となる。
が揺動自在になっていて、収納容器33を供給装置本体34
に装填したのち、上本体331のフランジ部331Fの切欠溝
に嵌入させ、ナット345を締め付けることにより、収納
容器33は供給装置本体34に固定され、固体処理剤Jの補
給が可能となる。
【0105】次に、ロータ334およびシャッタ部材342の
駆動機構について、図16(B)により説明する。モータ
Mの駆動回転により、中間ギヤG1を介してギヤG2が
回転される。ギヤG0とギヤG2とは歯数が1:4に設
定してあるから、モータMの駆動軸1回転によりロータ
334は1/4回転して、1個の固体処理剤Jを投下する。な
お、上記ギヤ連結の他に、カムやピンレバー等による間
欠駆動方式も可能である。一方、中間ギヤG1の偏心ピ
ン346には、クランク347の一端が嵌合して揺動可能にな
っている。該クランク347の他端は、支軸348を中心にし
て揺動可能なシャッタ部材342の一端に係合していて、
該クランク347の揺動により、シャッタ部材342は支軸34
8を中心に揺動し、前記補給開口部341Aを開閉可能にす
る。シャッタ部材342の上面には、弾性パッド343が貼着
されていて、ばね349の付勢力によりシャッタ部材342が
付勢されて、弾性パッド343が補給開口部341Aを圧接・
密封して、下方からの外気の進入を防止している。
駆動機構について、図16(B)により説明する。モータ
Mの駆動回転により、中間ギヤG1を介してギヤG2が
回転される。ギヤG0とギヤG2とは歯数が1:4に設
定してあるから、モータMの駆動軸1回転によりロータ
334は1/4回転して、1個の固体処理剤Jを投下する。な
お、上記ギヤ連結の他に、カムやピンレバー等による間
欠駆動方式も可能である。一方、中間ギヤG1の偏心ピ
ン346には、クランク347の一端が嵌合して揺動可能にな
っている。該クランク347の他端は、支軸348を中心にし
て揺動可能なシャッタ部材342の一端に係合していて、
該クランク347の揺動により、シャッタ部材342は支軸34
8を中心に揺動し、前記補給開口部341Aを開閉可能にす
る。シャッタ部材342の上面には、弾性パッド343が貼着
されていて、ばね349の付勢力によりシャッタ部材342が
付勢されて、弾性パッド343が補給開口部341Aを圧接・
密封して、下方からの外気の進入を防止している。
【0106】上記収納容器33、供給装置本体34に容易・
確実に装着するため、中間ギヤG1に位置合わせマーク
G1Aを付し、これに接続するギヤG2に位置合わせマ
ークG2Aを付し、両マークG1A,G2Aを目視確認
して収納容器33を装着するとよい。また、中間ギヤG1
とギヤG2は、ギヤ歯先を手で触れても痛くない程度
に、転位により尖らせて収納容器33の装着時に両ギヤG
1,G2の噛み合いを容易にする。
確実に装着するため、中間ギヤG1に位置合わせマーク
G1Aを付し、これに接続するギヤG2に位置合わせマ
ークG2Aを付し、両マークG1A,G2Aを目視確認
して収納容器33を装着するとよい。また、中間ギヤG1
とギヤG2は、ギヤ歯先を手で触れても痛くない程度
に、転位により尖らせて収納容器33の装着時に両ギヤG
1,G2の噛み合いを容易にする。
【0107】図17は収納容器33の他の実施例を示す断面
図である。なお図中、前記実施例の図15,図16と同じ機
能を有する部分には、前記実施例のものと同番号を付し
ている。また、前記実施例と異なる点を説明する。
図である。なお図中、前記実施例の図15,図16と同じ機
能を有する部分には、前記実施例のものと同番号を付し
ている。また、前記実施例と異なる点を説明する。
【0108】収納容器33は、複数個の錠剤型固体処理剤
Jを外周面が外接するように1列配置して収納する第1
の容器本体(上本体)331と、該上本体331の下方にあっ
て回転搬送部材334を収納して回転可能に支持する第2
の容器本体(下本体)332とを一体に構成している。そ
して固体処理剤Jの厚さ方向に隔壁を介して平行に4段
配列され、各段にそれぞれ10個、合計40個の固体処理剤
Jが収納される。なお、収納容器33内の固体処理剤Jの
収納個数の適宜選択可能である。また、上記上本体331
は図17では直立しているが、固体処理剤Jが上本体331
内で自重滑落可能な角度で傾斜配置することも可能であ
る。
Jを外周面が外接するように1列配置して収納する第1
の容器本体(上本体)331と、該上本体331の下方にあっ
て回転搬送部材334を収納して回転可能に支持する第2
の容器本体(下本体)332とを一体に構成している。そ
して固体処理剤Jの厚さ方向に隔壁を介して平行に4段
配列され、各段にそれぞれ10個、合計40個の固体処理剤
Jが収納される。なお、収納容器33内の固体処理剤Jの
収納個数の適宜選択可能である。また、上記上本体331
は図17では直立しているが、固体処理剤Jが上本体331
内で自重滑落可能な角度で傾斜配置することも可能であ
る。
【0109】図18は本発明の他の実施態様の固体処理剤
供給装置の一例を示し、(A)は平面図、(B)は斜視
図、(C)は巻き取り軸の平面図、(D)は各種包装体
の平面図である。
供給装置の一例を示し、(A)は平面図、(B)は斜視
図、(C)は巻き取り軸の平面図、(D)は各種包装体
の平面図である。
【0110】固体処理剤は四方シールされた包装体111
に図18(D)の様な形で包装されている。
に図18(D)の様な形で包装されている。
【0111】図18(D)の包装形態は本発明の一例であ
る。包装に用いられる素材は一般に使用されている高分
子樹脂製の包装、アルミ、又は複合材料を用いることが
でき、防湿性が良く、酸素透過性の低い素材を用いるこ
とが好ましい。
る。包装に用いられる素材は一般に使用されている高分
子樹脂製の包装、アルミ、又は複合材料を用いることが
でき、防湿性が良く、酸素透過性の低い素材を用いるこ
とが好ましい。
【0112】四方シールされた固体処理剤Jは筒112を
介してはがされ、固体処理剤Jは投入口113を介して投
入部114に投入される。ここでは筒112及び巻き取り軸11
5が処理剤供給手段として作用する。包装体111は巻き取
り軸115で巻き取られる構造になっている。巻き取る際
はつまみを開放状態にし、包装体111の先端部の筒を介
して処理剤収納包材の固定手段である巻き取り軸115に
セットし、つまみ116をひねることでクランパ117により
固定され、巻き取られる。
介してはがされ、固体処理剤Jは投入口113を介して投
入部114に投入される。ここでは筒112及び巻き取り軸11
5が処理剤供給手段として作用する。包装体111は巻き取
り軸115で巻き取られる構造になっている。巻き取る際
はつまみを開放状態にし、包装体111の先端部の筒を介
して処理剤収納包材の固定手段である巻き取り軸115に
セットし、つまみ116をひねることでクランパ117により
固定され、巻き取られる。
【0113】図19は、本発明で用いられる固体処理剤J
の投入手段の他の実施例を示す斜視図である。円型の回
転板121の上方で落下口122の軌道上に蓋126付きの固体
処理剤収納筒123−1,2,3を配置し、モータ125によ
り回転板121が1回転する時に、固体処理剤Jを落下口1
22に保持して、投入口127まで到達し、溶解槽へ固体処
理剤Jを投入する。
の投入手段の他の実施例を示す斜視図である。円型の回
転板121の上方で落下口122の軌道上に蓋126付きの固体
処理剤収納筒123−1,2,3を配置し、モータ125によ
り回転板121が1回転する時に、固体処理剤Jを落下口1
22に保持して、投入口127まで到達し、溶解槽へ固体処
理剤Jを投入する。
【0114】図20は、本発明で用いられる固体処理剤の
収納容器と投入手段の他の実施例を示す図で、(A)は
平面図、(B)は断面図である。収納容器133内に固体
処理剤Jを充填するときには、キャップ部材1332を取り
外して容器本体1331の上方に開き、6箇所の中空円筒状
の室1331Bにそれぞれ固体処理剤Jを積層充填する。こ
の充填時に、回転搬送部材1333の1個の穴部1333Bが容
器本体1331の中空円筒状の室1331B排出開口部の中間、
すなわち図20(A)に示すほぼ等しい角度αの中間に渡
るようにセットし、固体処理剤Jが収納容器133外に落
下することがない様にし、前記回転搬送部材1333を、回
転させ、固体処理剤Jの投入を行う。
収納容器と投入手段の他の実施例を示す図で、(A)は
平面図、(B)は断面図である。収納容器133内に固体
処理剤Jを充填するときには、キャップ部材1332を取り
外して容器本体1331の上方に開き、6箇所の中空円筒状
の室1331Bにそれぞれ固体処理剤Jを積層充填する。こ
の充填時に、回転搬送部材1333の1個の穴部1333Bが容
器本体1331の中空円筒状の室1331B排出開口部の中間、
すなわち図20(A)に示すほぼ等しい角度αの中間に渡
るようにセットし、固体処理剤Jが収納容器133外に落
下することがない様にし、前記回転搬送部材1333を、回
転させ、固体処理剤Jの投入を行う。
【0115】図21は四方シールされた包装体140の分包
部140A内に密封収納された顆粒Kまたは粉体を開封す
る手段を示す斜視図である。上記包装体140は、圧接し
て回転する上下各1対の搬送ローラ(第1の搬送手段)
142A,142Bにより搬送され、上下に配置されたロータ
リーカッター143A,143Bにより上辺および下辺が切断
されて、内包された顆粒Kまたは粉体は落下し前記補充
液供給手段に補給される。切断後の包装体140は第2の
搬送ローラ(第2の搬送手段)144A,144Bにより搬送
されて、図示しない回収面に収納される。
部140A内に密封収納された顆粒Kまたは粉体を開封す
る手段を示す斜視図である。上記包装体140は、圧接し
て回転する上下各1対の搬送ローラ(第1の搬送手段)
142A,142Bにより搬送され、上下に配置されたロータ
リーカッター143A,143Bにより上辺および下辺が切断
されて、内包された顆粒Kまたは粉体は落下し前記補充
液供給手段に補給される。切断後の包装体140は第2の
搬送ローラ(第2の搬送手段)144A,144Bにより搬送
されて、図示しない回収面に収納される。
【0116】図21における検出手段145は処理剤包装体1
40の側端部に記録された各分包毎の被検出部141Aを検
出し、モータMを制御して第1の搬送手段142A,142B
と第2の搬送手段144A,144Bを駆動する。そして残量
表示にも使用することを示している。
40の側端部に記録された各分包毎の被検出部141Aを検
出し、モータMを制御して第1の搬送手段142A,142B
と第2の搬送手段144A,144Bを駆動する。そして残量
表示にも使用することを示している。
【0117】以上の実施例は、カラー印画紙を処理する
自現機APにおける発色現像槽1A、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eの実質的3槽構成の処理液槽に
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、発色現像槽7A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、
安定槽7E,7F,7Gを有する実質的4槽構成、また
はそれ以上の処理液槽を有する構成のカラーネガフィル
ムの処理用の自現機AFにおいても、本発明の定着能を
有する処理液槽に引き続く処理液槽内に収容された処理
液の一部を、前記定着能を有する処理液槽内に補給する
補充液供給手段は適用可能である。
自現機APにおける発色現像槽1A、漂白定着槽1B、
安定槽1C,1D,1Eの実質的3槽構成の処理液槽に
ついて述べたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、発色現像槽7A、漂白槽7B、定着槽7C,7D、
安定槽7E,7F,7Gを有する実質的4槽構成、また
はそれ以上の処理液槽を有する構成のカラーネガフィル
ムの処理用の自現機AFにおいても、本発明の定着能を
有する処理液槽に引き続く処理液槽内に収容された処理
液の一部を、前記定着能を有する処理液槽内に補給する
補充液供給手段は適用可能である。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のハロゲ
ン化銀写真感光材料用自動現像機は、定着能を有する処
理液槽の直後の処理液槽中には、処理有効成分が未だ充
分残っており、該成分を実質的に前段の処理液槽の固体
処理剤溶解水として用いることで、本来廃棄していた処
理液の回収・再利用により、処理液の節減を計り、地球
資源の有効利用を極限にまで高めることが可能となり、
かつ低減補充化や迅速処理が可能となった。また液温管
理された後段の処理液を利用することで新規補充水供給
と比し液温制御が容易で省電力に有効である。
ン化銀写真感光材料用自動現像機は、定着能を有する処
理液槽の直後の処理液槽中には、処理有効成分が未だ充
分残っており、該成分を実質的に前段の処理液槽の固体
処理剤溶解水として用いることで、本来廃棄していた処
理液の回収・再利用により、処理液の節減を計り、地球
資源の有効利用を極限にまで高めることが可能となり、
かつ低減補充化や迅速処理が可能となった。また液温管
理された後段の処理液を利用することで新規補充水供給
と比し液温制御が容易で省電力に有効である。
【図1】本発明に係る自動現像機の構成図。
【図2】ハロゲン化銀写真感光材料処理装置の全体構成
図。
図。
【図3】この発明に係る自動現像機の断面図。
【図4】自動現像機の補充液供給制御を示すブロック
図。
図。
【図5】ネガフィルム用自現機の正面全体構成図。
【図6】上記ネガフィルム用自現機の側断面図。
【図7】自動現像機の固体処理剤供給手段と補充液供給
手段を示す図。
手段を示す図。
【図8】自動現像機の供給手段の他の実施例を示す図。
【図9】自動現像機の供給手段のさらに他の実施例を示
す図。
す図。
【図10】自動現像機の供給手段のさらに他の実施例を
示す図。
示す図。
【図11】自動現像機の供給手段のさらに他の実施例を
示す図。
示す図。
【図12】顆粒型固体処理剤供給装置の他の実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図13】顆粒型固体処理剤供給装置の更に他の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図14】錠剤型固体処理剤供給装置の実施例を示す
図。
図。
【図15】固体処理剤収納容器の他の実施例を示す正面
断面図および側断面図。
断面図および側断面図。
【図16】上記収納容器と保持手段の斜視図。
【図17】固体処理剤収納容器と保持手段の他の実施例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図18】固体処理剤供給装置および包装体の更に他の
実施例を示す平面図および斜視図。
実施例を示す平面図および斜視図。
【図19】固体処理剤供給装置の更に他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図20】固体処理剤供給装置の更に他の実施例を示す
平面図および断面図。
平面図および断面図。
【図21】固体処理剤供給装置の更に他の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
1 処理液槽 1A,7A 発色現像槽 1B 漂白定着槽 1C,1D,1E,7E,7F,7G 安定槽 2C,2D,9E,9F 循環槽 2A,2B,2E,9A,9B,9D,9G 溶解槽 3A,3B,3E 固体処理剤供給装置 4 水タンク 5 補充液供給手段 7B 漂白槽 7C,7D 定着槽 22 フィルター 23A,23B 循環パイプ 24 循環ポンプ 30 固体処理剤供給手段 31 処理量情報検出手段 32 供給制御手段 33 収納容器(カートリッジ) 34 供給装置本体 35 回転体(ロータ) 35A 計量穴 36 補充液供給ガイド部材(ホッパー) 37 フィルター部材 50 補充液供給手段 51,56,60,62,63,65A,65B,67 オーバーフロー
管 52 ストックタンク 53,69 ベローズポンプ 54,68A 吸水管 55,68B 送水管 64 リンス槽 66 中間槽 AP,AF 自現機 J 錠剤型固体処理剤 K 顆粒型固体処理剤
管 52 ストックタンク 53,69 ベローズポンプ 54,68A 吸水管 55,68B 送水管 64 リンス槽 66 中間槽 AP,AF 自現機 J 錠剤型固体処理剤 K 顆粒型固体処理剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03D 3/00 C
Claims (12)
- 【請求項1】 定着能を有する処理液槽に引き続く処理
液槽内に収容された処理液の一部を、前記定着能を有す
る処理液槽内に補給する処理液補給手段と、前記定着能
を有する処理液槽内に補給される処理液または定着能を
有する処理液に固体処理剤を供給する固体処理剤供給手
段とを有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。 - 【請求項2】 前記定着能を有する処理液槽が、定着槽
または漂白定着槽であることを特徴とする請求項1に記
載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項3】 前記定着能を有する処理液槽に引き続く
処理液槽が、安定槽、リンス槽または水洗槽であること
を特徴とする請求項1に記載のハロゲン化銀写真感光材
料用自動現像機。 - 【請求項4】 前記安定槽または水洗槽が、少なくとも
2槽以上の処理液槽から成り、最終処理液槽に安定補充
液または水洗水を供給する手段を有し、且つ、前記複数
の処理液槽が、後段の処理液槽より順次直前の処理液槽
に流入させるカウンターカレント構成をなしていること
を特徴とする請求項1または2に記載のハロゲン化銀写
真感光材料用自動現像機。 - 【請求項5】 前記定着能を有する処理液槽に引き続く
処理液槽内に収容された処理液の一部を、前記定着能を
有する処理液槽内に補給する処理液補給手段が、前記引
き続く処理液槽のオーバーフロー液を補給する手段であ
ることを特徴とする請求項1ないし4に記載のハロゲン
化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項6】 前記引き続く処理液槽のオーバーフロー
液を貯溜槽に溜め、該貯溜槽内に収容された処理液の一
部または全てを、前記定着能を有する処理液槽内に補給
する処理液補給手段を有することを特徴とする請求項5
に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項7】 前記処理液補給手段及び固体処理剤供給
手段が、ハロゲン化銀写真感光材料の処理量情報に応じ
て制御される機構を有することを特徴とする請求項1な
いし6に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。 - 【請求項8】 前記処理液補給手段が、定量駆動ポンプ
であることを特徴とする請求項7に記載のハロゲン化銀
写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項9】 前記固形処理剤が、錠剤状、顆粒状、ま
たは粒状であることを特徴とする請求項1ないし8に記
載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機。 - 【請求項10】 前記引き続く処理液槽への処理液補給
手段によって、該処理液槽内に収容された処理液の塩濃
度を1000−50000ppmに制御することを特徴とする請求項
1ないし9に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機。 - 【請求項11】 前記定着能を有する処理液槽の開口面
積係数が20cm2/l以下であることを特徴とする請求項
1ないし10に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現
像機。 - 【請求項12】 前記固体処理剤を供給する処理液が、
定着能を有する処理液であることを特徴とする請求項1
ないし11に記載のハロゲン化銀写真感光材料用自動現像
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP869294A JPH07219188A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP869294A JPH07219188A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002009846A Division JP3326610B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07219188A true JPH07219188A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11699979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP869294A Pending JPH07219188A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07219188A (ja) |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP869294A patent/JPH07219188A/ja active Pending
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