JPH0695333A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0695333A
JPH0695333A JP24834392A JP24834392A JPH0695333A JP H0695333 A JPH0695333 A JP H0695333A JP 24834392 A JP24834392 A JP 24834392A JP 24834392 A JP24834392 A JP 24834392A JP H0695333 A JPH0695333 A JP H0695333A
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JP
Japan
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tank
processing
developing
solution
fixing
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Application number
JP24834392A
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English (en)
Inventor
Makoto Oinuma
誠 生沼
Michimasa Nakatsugawa
道正 中津川
Yutaka Takashima
豊 高嶋
Kunihiro Yamamoto
晋宏 山本
Satoshi Matsunaga
聡 松永
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理槽近傍の配管を簡略化する。 【構成】 現像槽22と混合槽118とは、フィルタ1
16によって仕切られている。この混合槽内には、配管
122を介して現像補充原液が供給され、配管148A
を介して現像補充原液の供給量に応じた水(希釈水)が
供給される。混合槽の底部近傍と現像槽の混合槽に対向
する側壁近傍は、配管126によって連通されている。
この配管126には、図示しない循環ポンプ及び熱交換
器が配設されている。この循環ポンプが作動することに
よって、混合槽内の現像液が現像槽へ供給され、これに
伴って、現像槽内の現像液がフィルタを通過して混合槽
へ流れ込み、補充された現像液と現像槽内の現像液が混
合されると共に現像槽内の現像液の攪拌が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理槽内の処理液を循
環させながら感光材料を処理すると共に、感光材料の処
理に応じて処理液を補充する機構を備えた感光材料処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像が焼付られた感光材料は、現像液、
定着液、水洗水等によって順に現像処理、定着処理、水
洗処理等が行われ、こののち、乾燥処理される。このよ
うに感光材料を処理する感光材料処理装置には、現像
液、定着液、水洗水等を貯留する処理槽が設けられてい
る。また、感光材料処理装置では、処理液が感光材料を
処理するにしたがって及び時間の経過と共に除々に劣化
するため、処理液の疲労による処理性能の変化を防止す
るために、感光材料の処理量に応じて及び時間の経過と
共に補充用の処理液を処理槽に供給する処理液補充機構
を備えている。
【0003】一般に、感光材料処理装置に用いられる補
充用の処理液は、補充用原液と希釈水を所定の比率で混
合して使用される。このため、感光材料処理装置に設け
られる処理液補充機構には、補充用原液と水を混合する
ための混合槽を備え、この混合槽内に補充用原液と希釈
水を所定の比率で供給して混合し、この混合液を補充用
の処理液として処理槽へ供給するようにしている。
【0004】また、処理槽内では、処理液の温度を均一
にすると共に補充された処理液と既存の処理液を均一に
混合する必要がある。このため、処理槽の底部と処理槽
の上部を配管によって連通し、この配管の中間部に配置
した循環用のポンプによって処理液を処理槽底部から処
理槽上部への配管を通して送ることにより循環させて処
理槽内の処理液を攪拌するようにしている。また、処理
液を循環させる配管には、処理液中の老廃物を除去する
ためのフィルタを設けている。
【0005】このようにして、処理槽内に処理液を補充
しながら処理槽内の処理液が均一となるように攪拌し
て、処理液の性能を略均一に保ち感光材料を処理するよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような感光材料処理装置では、処理槽とは別に補充用原
液と希釈水を混合するための混合槽、混合槽で混合して
作られた補充液を供給するための混合槽と処理槽の間の
配管及び処理槽内の処理液を循環させるための配管にこ
の配管を通る処理液から効率的に老廃物を除去するため
のフィルタ等を設ける必要があり、処理槽近傍の配管等
が複雑となっている。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、処理槽に補充される処理液と既存の処理液とをむら
のない状態に維持することができ、かつ処理槽近傍の配
管を簡略化した感光材料処理装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料処理装置は、処理槽に貯留した処理液によって
感光材料を処理する感光材料処理装置であって、処理槽
部分と混合槽とにフィルタによって区画される一体の前
記処理槽と、前記混合槽部分へ補充用処理液を供給する
処理液補充手段と、前記混合槽部分と前記処理槽部分を
連通するように前記一体の処理槽外に配置された配管
と、前記配管の中間部に設けられ処理液を前記配管と前
記フィルタを介して前記処理槽部分と前記混合槽部分の
間で循環させる循環ポンプと、を有することを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
は、請求項1の感光材料処理装置であって、前記配管が
前記混合槽部分と前記処理槽部分との間を連通すると共
に、前記循環ポンプが前記配管を介して処理液を前記混
合槽部分から前記処理槽部分へ供給することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料処理装置で
は、一つの処理槽が処理液が貯留された処理槽部分と補
充用原液と希釈水が供給されるあるいは新鮮な処理液が
供給される混合槽部分とにフィルタを介して分別されて
いる。これによって、混合槽と処理槽の間の配管を省略
すると共に、処理液を循環させる配管のフィルタを省略
している。
【0011】混合槽部分と処理槽部分とは配管によって
連通されており、この配管に循環ポンプを設けている。
循環ポンプが作動すると、混合槽部分下方から補充液を
補充された処理液が配管に吸い込まれ、配管の他端から
処理槽部分へ吐出するように処理液の循環を行い、混合
槽部分へ補充された原液と希釈水から成る処理液と処理
槽内に既存の処理液を混合しながら処理液をむらのない
ように攪拌することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の感光材料処理装
置では、処理液補充手段によって混合槽部分に供給され
る補充用処理液の量より多くの処理液が循環ポンプによ
って混合槽部分から処理槽部分へ配管を介して供給され
る。
【0013】混合槽部分内の処理液は、循環ポンプによ
って処理槽部分へ供給され、処理槽部分からフィルタを
介して混合槽部分に流れ込み、混合槽部分から処理槽部
分への処理液の循環と、処理槽部分内の処理液と混合槽
部分に供給された補充用処理液の混合及び攪拌を同時に
行うことができる。
【0014】なお、本発明の補充用の処理液は、補充用
原液と希釈水を個別にしたものであってもよく、原液は
複数に分けてあったものを混合槽部分内で調合するもの
であってもよく、さらに、希釈を必要都しない新鮮な処
理液であってもよい。
【0015】
【実施例】図面を参照して、本発明が適用された感光材
料処理装置である自動現像装置10について説明する。
この自動現像装置10は、感光材料としてフィルム20
を現像、定着、水洗処理したのち、乾燥処理して仕上げ
るものである。
【0016】図1に示されるように、自動現像装置10
は、機枠12内に処理液処理部14及び乾燥部16が設
けられている。処理液処理部14は、内部にフィルム2
0の搬送方向(図1に示す矢印A方向)に沿って、区画
された現像槽22、定着槽24及び水洗槽26を備え、
また、現像槽22と定着槽24の間、定着槽24と水洗
槽26の間にリンス槽28、30を有する処理槽18を
備えている。なお、自動現像装置10では、処理槽18
を樹脂の一体成形品としている。
【0017】自動現像装置10の機枠12に形成された
フィルム20の挿入口32の近傍には、外方へ向けて突
設された挿入テーブル34を備え、また、挿入口32の
内方には、挿入テーブル34上に載置され挿入口32か
ら挿入されるフィルム20を引き入れる挿入ローラ36
が配設されている。なお、挿入テーブル34の代わりに
オートフィーダ等を設けてフィルム20を自動的に挿入
するようにしてもよい。
【0018】現像槽22内には、現像液が収容されると
共に、図示しないモータによって駆動されてフィルム2
0を搬送する搬送ローラ38を有する現像ラック40が
現像液に一部浸漬された状態で配設されている。また、
定着槽24は定着液を収容し、水洗槽26は水洗水を収
容しており、図示しないモータによって駆動される搬送
ローラ42、44を備えた定着ラック46、水洗ラック
48が各々定着槽24、水洗槽26に一部浸漬された状
態で配設されている。
【0019】現像槽22、定着槽24及び水洗槽26の
上方には、それぞれクロスオーバーラック52、54、
56が配設されている。各々のクロスオーバーラック5
2、54、56の下面には、次の工程へフィルム20を
送り込むローラ対の他に下面がガイドの役目を有する部
分と、各処理液が不要に外気と接触するのを防止するた
めの蓋の役目をする部分とが一体形成されている。
【0020】現像槽22の上方のクロスオーバーラック
52は、フィルム20を現像槽22へ引き込むための挿
入ローラ36を備えていると共に、フィルム20を現像
槽22から引き出して次の定着槽24へ送り込むための
ローラ対であるローラ58、及びリンス槽28に配置さ
れるローラ60を備えている。また、定着槽24の上方
のクロスオーバーラック54は、定着槽24からフィル
ム20を引き出すローラ58、リンス槽30に配置され
るローラ60を備えており、水洗槽26の上方のクロス
オーバーラック56には、水洗槽26からフィルム20
を引き出しローラ58、60を備えており、これらのロ
ーラ58、60は、フィルム20に付着した水洗水をス
クイズする役目も有している。
【0021】クロスオーバーラック52、54、56の
これらのローラは、図示しない駆動源から伝達される駆
動力によって回転して、現像槽22、定着槽24及び水
洗槽26内の前記現像ラック40、定着ラック46及び
水洗ラック48のローラと共に一定速度でフィルム20
を搬送するようになっている。
【0022】また、処理槽18の下方には、熱交換器6
2が配設されており、現像槽22、定着槽24内の現像
液、定着液がそれぞれ熱交換器62へ送られ、熱交換さ
れた後に再び、現像槽22、定着槽24へ戻されるよう
になっており、これによって、現像槽22内の現像液、
定着槽24内の定着液が、フィルム20を最適状態に処
理する温度範囲に維持されている。
【0023】リンス槽28、30には、搬送されるフィ
ルム20を洗浄するリンス液(本実施例では水を使用)
を貯留している。フィルム20がリンス液で洗浄される
ことによって、上流側の槽から下流側の槽へ処理液が持
ち込まれるのを防止している。
【0024】ここで、自動現像装置10内の処理液の循
環について説明する。図1及び図2に示されるように、
自動現像装置10には、現像槽22、定着槽24の各々
への補充用の現像液、定着液となる現像補充原液及び定
着補充原液を貯留するストックタンク64、66が備え
られている。
【0025】図2に示されるように、自動現像装置10
には、現像補充原液と定着補充原液が密封されたカート
リッジ100を装填するカートリッジ装填部102が設
けられている(図1では図示省略)。自動現像装置10
で使用するカートリッジ100は内部が3室に仕切られ
ており、各々に定着補充原液及び2液に分けられた現像
補充原液が密封されている。
【0026】このカートリッジ100は、キャップ10
4が略下方に向けられてカートリッジ装填部102のカ
ートリッジ受け106へ圧入されるようになっている。
カートリッジ受け106内には、カートリッジ100の
各々のキャップ104に対応して穿孔刃(図示省略)を
備えており、カートリッジ100がカートリッジ受け1
06へ装填されることによって、各穿孔刃がキャップ1
04のパッキンを破いて、カートリッジ100の定着補
充原液及び現像補充原液をカートリッジ受け106内に
流出させることができる。
【0027】カートリッジ受け106は内部が2室に区
画され、区画された一方が定着補充原液を受容し、他方
がカートリッジ100内で2液に分けられて収容されて
いるた現像補充原液を一括して受容するようになってい
る。カートリッジ受け106によって受容された現像補
充原液は、配管110によってストックタンク64へ案
内され、定着補充原液は配管112によってストックタ
ンク66へ案内されて貯留される。
【0028】現像補充原液を貯留するストックタンク6
4には、2液に分けられていた現像補充原液を攪拌して
均一に混合するための混合ポンプ114が設けられてお
り、カートリッジ100からストックタンク64に収容
された2液の現像補充原液をストックタンク64内で循
環して均一に混合している。なお、カートリッジ受け1
06内で現像補充原液を一括して受容し、同一の配管1
10を通してストックタンク64へ収容するようにして
いるため、現像補充原液が2液に分けられていてもスト
ックタンク64内で容易に混合させることができるよう
になっている。
【0029】一方、現像槽22と定着槽24は、それぞ
れ槽内の一部をフィルタ116によって区画され混合槽
部分118、120が形成されている。
【0030】図3に現像槽に混合槽を区画した例を図示
している。図3に示されるように、現像槽22は、側壁
の一部に混合槽118が突出した形状で形成されてお
り、現像槽部分22と混合槽部分118の間の区切り位
置に上下方向(図3の上下方向)に沿ってガイド115
が対で形成されている。以下現像槽部分22、混合槽部
分118を現像槽22、混合槽118と言う。
【0031】フィルタ116は、一対のガイド115に
上方から挿入して装填される。フィルタ116は、矩形
形状の枠体116Aに複数の貫通孔116Bが形成され
ており、これらの貫通孔116Bにフィルタ本体117
が装着されている。このフィルタ本体117は、現像液
が通過するとき、現像液中の浮遊物を濾し取って付着す
るようになっている。なお、定着槽24の混合槽120
も同一構造となっている(図3では図示せず)。
【0032】混合槽118、120の上方には、現像補
充原液及び定着補充原液を所定濃度に薄めるための希釈
水を供給する配管148A、148Bの一端が開口して
いると共に、一端が各々ストックタンク64、66の底
部近傍に開口した配管122、124の他端が開口して
いる。
【0033】図2に示されるように、配管122、12
4の中間部には、補充ポンプ68、69が備えられてい
る。補充ポンプ68が作動することによって、ストック
タンク64内の現像補充原液が配管122を通って現像
槽22の混合槽118へ供給され、循環ポンプ69が作
動することによって、ストックタンク66内の定着補充
原液が配管124を通って定着槽24の混合槽120へ
供給される。なお、補充ポンプ68、69の作動に伴っ
て、配管148A、148Bを介して後述する給水手段
によって混合槽118、120内に所定の比率で水(希
釈水)を供給するようになっている。
【0034】これによって、混合槽118内には、現像
槽22内の現像液、現像補充原液及び水が貯留され、混
合槽120内には、定着槽24内の定着液、定着補充原
液及び水が貯留された状態となる。
【0035】図3にも示されるように、現像槽22、定
着槽24の各々の上部は、混合槽118、120の底部
と配管126、128によって連通されており、各々の
配管126、128の中間部には、熱交換器62及び循
環ポンプ130、132が配設されている(図3では図
示省略)。循環ポンプ130の作動によって、混合槽1
18内の現像液が配管126内に吸引され熱交換器62
を介して現像槽22内へ供給され、現像槽22内の現像
液が配管128内に吸引されフィルタ116を通過して
混合槽118へ至る現像液の循環がなされる。また、循
環ポンプ132の作動によって混合槽120内の定着液
が熱交換器62を介して定着槽24内に供給され、定着
槽24内の定着液がフィルタ116を介して混合槽12
0へ至る定着液の循環がなされる。この現像液の循環に
よって混合槽118内の現像補充原液と水が均一に現像
槽22内の現像液と混合され、定着液の循環によって混
合槽120内の定着補充原液と水が定着槽24内の定着
液と均一に混合される。
【0036】各混合槽118、120への補充原液及び
水の供給は、現像槽22あるいは定着槽24内の各処理
液の濃度に影響を及ぼすことなく安定した処理が可能で
ある。
【0037】なお、現像槽22及び定着槽24へ現像補
充液及び定着補充液を供給することによって余剰となっ
た現像液、定着液は、図示しないオーバーフロー管によ
って廃液タンク(図示省略)へ排出されるようになって
いる。また、混合槽118内に供給される現像補充原液
と希釈水の量より循環ポンプ130によって現像槽22
へ戻す現像液の量を多くしており、定着槽24において
も同様としている。
【0038】現像槽22、定着槽24の底部には、一端
に廃液バルブ70が設けられた配管134、136が開
口されており、廃液バルブ70を開くことによって、現
像槽22内の現像液及び定着槽24内の定着液を機外へ
排出することができるようになっている。
【0039】この自動現像装置10では、フィルム20
の処理に応じて、現像補充原液、定着補充原液及び所定
量の水を、現像槽、定着槽へ供給すると共に、供給する
現像補充原液と定着補充原液の比率を一定にしている。
これによって、ストックタンク64、66内の現像補充
原液、定着補充原液とが略同時に所定の残量に達するよ
うにし、現像補充原液と定着補充原液を同時に補充する
ことができるようにしている。これによって、自動現像
装置10では、現像補充原液と定着補充原液を同一のカ
ートリッジ100に収容して使用できるようにしてい
る。なお、ストックタンク64、66内の現像補充原
液、定着補充原液の残量は、残量検出センサ156によ
って検出され、カートリッジ100の交換タイミングを
告知できるようになっている。
【0040】次に自動現像装置10内の給水について説
明する。自動現像装置10では、上水道からソレノイド
バルブ140を介して直接水槽水を取り入れるようにし
ている。このソレノイドバルブ140が接続された配管
142は、水洗槽26の一部を仕切って形成した給水槽
144へ開口されており、自動現像装置10に取り入れ
た水道水をこの給水槽144へ供給している。この給水
槽144の底部には、配管146の一端が開口されてい
る。配管146は、配管148と配管150に分岐され
ており、配管148の中間部には、給水ポンプ152が
配設され、この給水ポンプ152の出口側で配管148
A、148Bに分岐されており、分岐された配管148
A、148Bは各々、現像槽22の混合槽118、定着
槽24の混合槽120の上方で開口されている。また、
配管150の中間部には、給水ポンプ154が配設さ
れ、この給水ポンプ154の出口側で、リンス槽28の
上方に開口された配管150Aとリンス槽30の上方に
開口された配管150Bに分岐されている。
【0041】これによって、給水ポンプ152の作動に
よって、給水槽144内の水が希釈水として現像槽22
の混合槽118、定着槽24の混合槽120へ供給さ
れ、給水ポンプ154の作動によって、リンス液として
リンス槽28、30へ供給される。また、給水槽144
内に供給された水道水の一部は、水洗槽26内へ流れ込
んで水洗水として使用される。なお、リンス槽28、3
0へ給水されることによって余剰となった水は、図示し
ないオーバーフロー管によって廃液タンク(図示省略)
へ排出されるようになっている。また、水洗槽26から
オーバーフローした水は、熱交換器62の冷却用に使用
した後に排出するようになっている。
【0042】なお、自動現像装置10内に水洗槽とは2
6とは別体の貯水タンクを設けて、この貯水タンクに貯
留した水を給水槽144へ供給するようにしてもよく、
また、この貯留タンクから各槽へ給水するようにしても
よい。
【0043】図1に示されるように、処理液処理部14
内で各処理槽内を搬送されて処理されたフィルム20
は、クロスオーバーラック56のローラ58、60によ
って処理液処理部14に隣接した乾燥部16内へ送り込
まれる。
【0044】乾燥部16内には、複数のローラ対72よ
って、略水平状態でフィルム20を搬送する搬送路が形
成され、下流部のローラ74とガイド76によって略下
方へ向けられ、機枠12に形成された排出口78から受
け箱80内へ排出されるようになっている。
【0045】また、乾燥部16には、フィルム20の搬
送路を挟んで上下に複数の赤外線ヒータ82が配置され
ている。各々の赤外線ヒータ82は、長手方向がフィル
ム20の搬送幅方向に沿って配置され、フィルム20
は、ステンレスワイヤによって形成されたガイド84を
介して赤外線ヒータ82に対向しながら搬送される。赤
外線ヒータ82の搬送路と反対側には、反射鏡86が配
設されている。このため、赤外線ヒータ82から輻射さ
れた熱は、反射鏡86によって効率良くガイド84の間
からフィルム20の表面へ向けられ、この輻射熱によっ
て、フィルム20を加熱して乾燥するようになってい
る。
【0046】乾燥部16には、赤外線ヒータ82に隣接
してファン88が配設されている。これらのファン88
は、機外の空気を乾燥風として吸い込んで、フィルム2
0の表面へ向けて噴出するようになっている。この乾燥
風によって、フィルム20から蒸発した水分がフィルム
20の表面近傍から排出されると共に、赤外線ヒータ8
2によって加熱されたフィルム20の表面温度を所定の
範囲に維持するようにしている。
【0047】また、ローラ74、ガイド76の近傍に
は、フィルム20の搬送路を挟んで吹出パイプ90が配
設されており、この吹出パイプ90には、乾燥部16の
下部に配置されたファン92から機外の空気が乾燥風と
して供給される。吹出パイプ90は、この乾燥風をフィ
ルム20へ向けて吐出して、ローラ74、ガイド76の
間を搬送されるフィルム20の表面近傍の湿度の高い空
気を排出して、フィルム20の乾燥を促進するようにし
ている。
【0048】次に、本実施例の作用を説明する。自動現
像装置10では、挿入口32からフィルム20が挿入さ
れると、挿入ローラ36によって装置内へ引き入れて現
像槽22内へ送り込む。このフィルム20は、現像ラッ
ク40によって現像液に浸漬されながら搬送されてリン
ス槽28へ送り出され、このリンス槽28内で表面に付
着した現像液が洗い流される。
【0049】フィルム20は、リンス槽28から定着槽
24内へ搬送され、定着ラック46によって定着液に浸
漬されながら搬送され、リンス槽30で定着液が洗い流
される。
【0050】現像処理、定着処理の終了したフィルム2
0は、水洗ラック48によって水洗水中を搬送されなが
ら表面が洗われ、クロスオーバーラック56に設けたロ
ーラ58、60によって、表面に付着した水洗水を絞り
取られながら処理液処理部14から乾燥部16へ送り込
まれる。
【0051】乾燥部16では、ローラ対72によってフ
ィルム20を搬送しながら、赤外線ヒータ82によって
加熱して、フィルム20を乾燥する。乾燥されたフィル
ム20は、ローラ74及びガイド84によって排出口7
8へ向けて搬送され、受け箱80へ排出される。
【0052】この自動現像装置10では、フィルム20
の処理に伴って、現像槽22及び定着槽24内で現像
液、定着液の循環を行うと共に、補充用の現像液、定着
液の供給が行われ、水洗槽26、リンス槽28、30に
水を供給し、自動現像装置10の処理性能を一定に保っ
ている。
【0053】図2及び図3に示されるように、混合槽1
18内の比較的新鮮な現像液は、循環ポンプ130によ
って吸い出され、熱交換器62によって所定の温度範囲
に維持されて現像槽22へ送り込まれる。このとき、現
像槽22からフィルタ116を通って現像液が混合槽1
16へ流れ込み、現像液中の浮遊物がフィルタ116に
よって濾される。このようにして、現像槽22内の現像
液が攪拌され、現像液をムラなく所定の温度範囲に維持
している。また、現像槽22には、フィルム20の処理
に応じて、現像補充原液と希釈水が所定の割合で混合さ
れた補充用の現像液として供給されるようになってい
る。
【0054】現像補充原液は、カートリッジ装填部10
2に装填されたカートリッジ100内に2液に分けられ
た現像補充原液が、混合されてストックタンク64に貯
留されており、このストックタンク64から補充ポンプ
68の作動によって、配管122を通って、現像槽22
に隣接して配置された混合槽118へ供給される。ま
た、この現像補充原液の供給量に応じた希釈水が給水槽
144から給水ポンプ148の作動によって供給され
る。
【0055】これによって、混合槽118内には、現像
槽22から流れ込んだ現像液中に現像補充原液と希釈水
とを混合した状態となっている。この状態で循環ポンプ
130によって混合槽118内の現像液を配管126内
に吸引して、既存の現像液、現像補充原液及び希釈水を
混合する。この混合された現像液は、配管126を通っ
て現像槽22へ供給される。これによって、既存の現像
液と補充された現像液の攪拌が行われ、現像槽22内の
現像液の処理性能を一定に保っている。
【0056】図3に示されるように、この現像槽22の
配管は、現像槽22に隣接する混合槽118へ現像補充
原液を供給する配管122、混合槽118へ希釈水を供
給する配管150A及び現像液を循環させるための配管
126のみである。
【0057】このように、混合槽118を現像槽22と
一体に設けているため、従来、混合槽118と現像槽2
2の間に設けていた配管を省略することができている。
また、現像槽22と混合槽118の間にフィルタ116
を設け、現像槽22から混合槽118へ現像液を流すよ
うにしているため、現像液を循環させるための配管12
6にフィルタを設ける必要が無くなっている。
【0058】このフィルタ116は、一対のガイド11
5から抜き出すことによって取り出すことができ、現像
槽22内に現像液が貯留された状態であっても、フィル
タ116を交換することができる。現像液を循環させる
ための配管126にフィルタを取り付けた場合、配管1
26の内部の現像液を排出してしまわなければ、フィル
タの交換が難しかったが、このフィルタの交換を容易に
行うことができるようになっている。
【0059】自動現像装置10では現像槽22と共に定
着槽24にも混合槽12を設けており、これによって、
装置内の処理液の配管を簡略にし、装置の組付けが容易
となっている。
【0060】なお、本実施例では、配管126、128
を各々現像槽22、定着槽24の側壁を貫通するように
したが、各槽の側壁を貫通せずに、現像槽22、定着槽
24の上方に開口して、現像槽22、定着槽24の上部
開口から現像液、定着液を供給するようにしてもよい。
【0061】また、本実施例では、循環ポンプ130に
よって混合槽118内の現像液を現像槽22へ供給して
いるが、循環ポンプ130の現像液送り方向を上記実施
例と逆にして現像槽22から混合槽118へ循環ポンプ
130を介して現像液を送り、フィルタ116を通して
混合槽118から現像槽22げ現像液を供給すことも可
能である。この場合、補充された現像液と現像槽22内
の現像液の攪拌及び、現像液の温度を維持することを考
慮すればよい。
【0062】なお、本実施例では、感光材料処理装置と
して自動現像装置10を適用したが、本発明はこの実施
例の感光材料処理装置の構成に限定されるものではな
い。また、処理される感光材料としては、フィルムに限
定されず、印画紙、平版印刷版等の他の感光材料の適用
も可能であり、処理する感光材料に応じた感光材料処理
装置に適用が可能である。
【0063】なお、前記実施例では、混合槽へ処理液の
原液と希釈水とを供給する例について説明したが、希釈
を必要としない新鮮な処理液をカートリッジ又はストッ
クタンク等の処理液補充手段から供給するようにして
も、あるいは原液は複数に分けたものを混合槽内で混合
するタイプの処理液であってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の感光材料処理
装置は、一体の処理槽を処理槽部分と混合槽部分の間に
フィルタを設けて区画している。また、循環ポンプは、
混合槽部分で処理液原液と希釈水とが混合されて作られ
た処理液あるいは新鮮な処理液を処理槽部分へ配管を介
して供給するようにしているので、処理槽部分の処理液
の状態が急激に変化することがないようになっている。
これによって、混合槽を処理槽と別に設ける必要がな
く、混合槽と処理槽の間の配管を簡略化することができ
る。また、混合槽と処理槽の間にフィルタを設けている
ため、循環ポンプが設けられた配管にフィルタを設ける
必要がない。これによって、処理槽近傍の配管を簡略化
することができ、装置の組付けが容易となる優れた効果
が得られる。
【0065】これに加えて、混合槽内で処理槽内の処理
液と補充された処理液を混合しながら処理槽へ供給する
ことができるため、処理槽内の処理液を均一に攪拌する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した自動現像装置の概略を示す
概略構成図である。
【図2】自動現像装置の配管系統図である。
【図3】処理槽と混合槽を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置(感光材料処理装置) 14 処理液処理部 16 乾燥部 22 現像槽(処理槽) 24 定着槽(処理槽) 68、69 補充ポンプ(処理液補充手段) 116 フィルタ 118、120 混合槽 122、124 配管(処理液補充手段) 126、128 配管 130、132 循環ポンプ 148A、148B 配管(処理液補充手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 晋宏 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内 (72)発明者 松永 聡 神奈川県南足柄市竹松1250番地 富士機器 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に貯留した処理液によって感光材
    料を処理する感光材料処理装置であって、処理槽部分と
    混合槽とにフィルタによって区画される一体の前記処理
    槽と、前記混合槽部分へ補充用処理液を供給する処理液
    補充手段と、前記混合槽部分と前記処理槽部分を連通す
    るように前記一体の処理槽外に配置された配管と、前記
    配管の中間部に設けられ処理液を前記配管と前記フィル
    タを介して前記処理槽部分と前記混合槽部分の間で循環
    させる循環ポンプと、を有することを特徴とする感光材
    料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記配管が前記混合槽部分と前記処理槽
    部分との間を連通すると共に、前記循環ポンプが前記配
    管を介して処理液を前記混合槽部分から前記処理槽部分
    へ供給することを特徴とする請求項1の感光材料処理装
    置。
JP24834392A 1992-09-17 1992-09-17 感光材料処理装置 Pending JPH0695333A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170977B1 (en) 1998-06-19 2001-01-09 Nec Corporation Method and device for stirring a developing liquid stored in an image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6170977B1 (en) 1998-06-19 2001-01-09 Nec Corporation Method and device for stirring a developing liquid stored in an image forming apparatus

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