JP2931489B2 - 感光材料の処理方法及び感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料の処理方法及び感光材料処理装置

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JP2931489B2
JP2931489B2 JP32572292A JP32572292A JP2931489B2 JP 2931489 B2 JP2931489 B2 JP 2931489B2 JP 32572292 A JP32572292 A JP 32572292A JP 32572292 A JP32572292 A JP 32572292A JP 2931489 B2 JP2931489 B2 JP 2931489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液によって感光材
料処理処理する感光材料処理装置に係り、詳細には、感
光材料の処理によって生じたスラッジを除去しながら感
光材料を処理する感光材料の処理液処理方法及び感光材
料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光によって画像が記録されたフィルム
等の感光材料は、感光材料処理装置によって現像、定
着、水洗等の処理が行われた後乾燥処理され、記録さた
画像が顕像化される。このような感光材料処理装置に
は、多量の感光材料を連続して処理可能なものがあり、
感光材料を一定の品質で連続して処理することができ
る。
【0003】一般に、現像液、定着液等の処理液はフィ
ルムを処理するにしたがて、除々に疲労し、処理性能が
低下する。このため、感光材料処理装置には、フィルム
の処理に応じて処理液を補充するための処理液補充機構
が設けられている。また、一定量のフィルムを処理した
後は、処理液の交換を行うようにしている。この処理液
の補充及び交換によって処理液の処理性能を一定に保
ち、フィルムを一定の品質で処理するようにしている。
【0004】ところで、処理槽には、収容された処理液
中のスラッジ(スラッジとは、ゴミ、砂、錆「Fe
等」、ステンレスの成分、アルミの結晶等、酸化生成
物、分解生成物、フィルムから溶出する銀やゼラチンの
凝固物等を総称したものものをいう)を除去するため、
処理液攪拌用の循環装置(排水管、給水管、及び循環ポ
ンプで構成される)にフィルターを取り付けており、処
理液を循環装置によって循環するとき処理液中に浮遊し
ているスラッジをフィルターによって除去するようにし
ている。この現像液中のスラッジが処理液に浸漬された
フィルムの表面に付着した場合、フィルムの現像不良を
生じさせ、また、フィルムを挟持搬送するローラの表面
に付着すると、ローラがフィルムを挟持したときフィル
ムの表面に張りついてフィルムの支持体上から乳剤層を
剥がしてしまう、所謂エマルジョンピックオフの原因と
なるが、フィルターによってスラッジを処理液中から除
去することによってこれらの不具合を防止するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、循環装
置にフィルターを設けて処理液中のスラッジを除去しよ
うとしても、フィルターの能力に限りがあるため、フィ
ルターによって除去しきれなかったスラッジが処理液中
に除々に蓄積されることがある。すなわち、フィルター
に付着したスラッジによってフィルタの目詰まりが生じ
処理液の循環量が低下して処理液のろ過量が減少してし
まい処理液中じスラッジが残ってしまうことになり、こ
のスラッジがエマルジョンピックオフを引き起こす原因
となる。
【0006】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
で、スラッジの影響を受けることなく感光材料を品質良
く処理するための感光材料の処理方法及び感光材料処理
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料の処理方法は、処理槽に貯留した処理液を循環
手段によって循環しながら攪拌すると共に、循環手段に
設けたフィルタによって処理液をろ過しながら感光材料
を前記処理槽内の処理液に浸漬して処理する感光材料の
処理方法であって、前記感光材料の処理によって生じ処
理槽内の処理液中に浮遊する浮遊物の量をカウントし、
該カウント値が所定値を越えるごとに前記浮遊物の減少
処理を行った処理液によって前記感光材料を処理するこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る感光材料処理装置
は、処理槽に貯留した処理液をフィルタが設けられた循
環手段によって循環して攪拌しながらこの処理液に感光
材料を浸漬して処理する感光材料処理装置であって、前
記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された浮遊物をカウントする
計数手段と、前記計数手段のカウント値が所定値を越え
たときに前記循環手段による処理液の循環量を増加させ
る循環制御手段と、を有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る感光材料処理装置
は、処理槽に貯留した処理液をフィルタが設けられた循
環手段によって循環して攪拌しながらこの処理液に感光
材料を浸漬して処理する感光材料処理装置であって、前
記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された浮遊物をカウントする
計数手段と、前記フィルタが交換時期に達したことを告
知するフィルタ交換時期告知手段と、前記計数手段によ
るカウント値が所定値を越えたときに前記フィルタ交換
時期告知手段を作動させる制御手段と、を有することを
特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る感光材料処理装置
は、処理槽に貯留した処理液をフィルタが設けられた循
環手段によって循環して攪拌しながらこの処理液に感光
材料を浸漬して処理する感光材料処理装置であって、前
記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された浮遊物をカウントする
計数手段と、前記処理槽内の処理液が交換時期に達した
ことを告知する処理液交換時期告知手段と、前記計数手
段によるカウント値が所定値を越えたときに前記処理液
交換時期告知手段を作動させる制御手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る感光材料処理装置
は、処理槽に貯留した処理液をフィルタが設けられた循
環手段によって循環して攪拌しながらこの処理液に感光
材料を浸漬して処理する感光材料処理装置であって、前
記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された浮遊物をカウントする
計数手段と、前記循環手段による処理液の循環量を増加
可能な循環制御手段と、前記フィルタが交換時期に達し
たことを告知するフィルタ交換時期告知手段と、前記処
理槽内の処理液が交換時期となたことを告知する処理液
交換時期告知手段と、前記計数手段のカウント値が所定
値を越えたときに前記循環制御手段と前記フィルタ交換
時期告知手段と前記処理液交換時期告知手段のいずれか
少なくとも1つを選択して作動させる選択制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係る感光材料処理装置
は、請求項2から請求項5のいずれか1項の感光材料処
理装置であって、前記検出手段が所定間隔で対で配設さ
れ間を通過する前記処理液中の浮遊物を検出する投光部
と受光部を備え、前記計数手段が所定時間内に前記投光
部と受光部の検出結果をカウントすることを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項7に係る感光材料処理装置
は、請求項2から請求項5のいずれか1項の感光材料処
理装置であって、前記検出手段が直線状の投光部と投光
部に対して設けられた複数の受光部を備え、前記計数手
段が前記浮遊物によって投光部からの光が遮られた受光
部の数をカウントすることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係る感光材料処理装置
は、請求項2から請求項5のいずれか1項の感光材料処
理装置であって、前記検出手段が所定平面状の投光部と
投光部に対して設けられた複数の受光部を備え、前記計
数手段が前記浮遊物によって投光部からの光が遮られた
受光部の数をカウントすることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明の感光材料の処理方法では、感光材料の
処理によって処理液中のスラッジの量をカウントし、こ
のカウント値が所定値以上となったときに、処理槽内の
処理液中のスラッジの量を減少させる処置を施す。処理
液中のスラッジは、通常、循環手段によって処理液を攪
拌するときにフィルタに付着させるが、これでも処理液
中にスラッジが残る。処理液中に所定量以上のスラッジ
が残ったときに、このスラッジを減少させれば、感光材
料に付着して現像むら、エマルジョンピックオフ等の仕
上がり不良を生じさせることがなく、感光材料を品質良
く仕上げることができる。
【0016】処理液中のスラッジは、処理液をフィルタ
に通過させて濾している。また、感光材料を処理する処
理液の補充、交換は、処理液の黒化度、感光材料の処理
量、処理液の疲労度を考慮して行うが、処理液中のスラ
ッジの量を減少させるに十分ではないことがある。
【0017】本発明に適用可能な処理液中のスラッジを
減少させる方法には、処理液のフィルタへの通過量を増
加させて処理液をろ過するか、処理液の一部ないし全部
を入れ換えるか、フィルタに目詰まりが生じている場合
にはフィルタの交換等を行う方法がある。このような、
何れのかのスラッジ減少処理を施せば良い。
【0018】また、本発明では、スラッジの量をカウン
トし、このカウント値が所定値以上となったときに、ス
ラッジの量を減少させるための処理を行う。このとき、
処理液を循環手段によって均一に攪拌しておけば、一部
の処理液中のスラッジの量をカウントするだけで処理液
中のスラッジの量を得ることができる。
【0019】本発明の請求項2に記載の感光材料処理装
置は、処理液中のスラッジを検出手段によって検出し、
計数手段によってカウントする。このカウント値が所定
値以上となったときに、処理液の循環量を多くする。こ
れによって、フィルタを通過する処理液の量を増加さ
せ、短時間で処理液中からスラッジを濾し取る。これに
よって、処理槽内の処理液中のスラッジを減少させる。
また、フィルタがスラッジによって目詰まりし始める
と、循環手段による処理液の循環量が減少するが、この
とき循環手段による処理液の循環量を増加させれば、フ
ィルタを通過する処理液の量を減少させることがない。
なお、処理液の循環は、例えば現像液における酸化等の
処理液の劣化をまねくことがあるので、処理液を循環さ
せなければならないときに循環量を増加させる方が処理
液の劣化を抑えることができるために好ましい。
【0020】本発明の請求項3に記載の感光材料処理装
置は、処理液中のスラッジのカウント値が所定値以上と
なったときにフィルタ交換時期告知手段を作動させて、
フィルタの交換時期になったことを告知してフィルタの
交換を促す。
【0021】フィルタの目詰まりが生じていた場合、循
環手段によって処理液を循環させてフィルタによってス
ラッジを除去しようとしても、処理液の循環量が減少し
てしまい、除々に処理槽内にスラッジが溜まる。この目
詰まりしたフィルタを交換すれば、循環手段によって規
定量の処理液を循環させて、処理液中のスラッジを濾し
取ることができる。
【0022】本発明の請求項4に記載の感光材料処理装
置は、処理液中のスラッジのカウント値が所定値以上と
なったときに、処理液交換時期告知手段を作動させて処
理液の交換時期に達したことを告知する。処理槽内の処
理液を新鮮な処理液に入れ換えれば処理槽内のスラッジ
を減少させることができる。このとき、処理液は全量入
れ換える必要はなく、少なくとも一部を入れ換えるだけ
で処理液中のスラッジの量を減少させることが可能であ
る。
【0023】処理液の一部を入れ換える場合、例えば、
補充手段の補充量を多くして、余剰となった処理槽内の
処理液と共にスラッジをオーバーフローさせて排出すれ
ば、この排出される処理液と共にスラッジも排出される
ため、処理槽内の処理液中のスラッジを減少させる目的
を達することができる。
【0024】本発明の請求項5に記載の感光材料処理装
置は、処理液中のスラッジの量が所定値以上となったと
き、選択制御手段が処理液の循環量を増加させるか、フ
ィルタの交換を促すかあるいは、処理液の入れ換えを促
すかの何れの処理を行うかを選択する。
【0025】処理液の循環量を増加させるときは、循環
制御手段を作動させ、フィルタの交換ないし処理液の交
換を行うときは、フィルタ交換時期告知手段ないし処理
液交換時期告知手段を選択して、フィルタの交換ないし
処理液の交換時期であることを告知する。
【0026】これらの何れの処理を行うかは、その都度
最適と予想される処理を行えばよく、処理液が古くなる
ことによりスラッジの量が多くなったと思われるとき
は、処理液の入れ換えを行えばよく、フィルタの目詰ま
りが予想されたときはフィルタの交換を行えばよい。ま
た、処理液の循環量を多くするだけでスラッジを減少さ
せることができるときは循環制御手段を作動させればよ
い。
【0027】このようにして、最適なスラッジ除去処理
を選択すれば、不要に処理液やフィルタを交換すること
なく、効率良く処理液中のスラッジを減少させることが
できる。
【0028】本発明の請求項6に記載の感光材料処理装
置は、処理液が一定時間流れる間に、検出手段に投光部
から照射した光をスラッジが受光部に達するのを何回遮
るかをカウントする。スラッジの有無を検出し、これを
一定量の処理液が流れる間カウントすれば、処理液中の
スラッジの分布状態を得ることができる。この検出手段
は、例えば循環手段の中間部に設け、一定の流速で流れ
る処理液中のスラッジをカウントすればよい。すなわ
ち、所定時間投光部から受光部へ光を照射することによ
って、簡単に一次元センサアレイと実質的に同様の出力
を得ることができる。
【0029】本発明の請求項7に記載の感光材料処理装
置は、投光部から直線状に走査された光を受光部で順に
検出するとき、受光量の強弱によってスラッジの有無を
判断して、スラッジの量をカウントする。すなわち、一
次元センサアレイによって処理液中のスラッジの平均分
布状態を得ている。この一次元センサアレイの検出結果
によって、処理液中のスラッジの量が予め設定した値よ
り多かったときに、スラッジを減少させる処理を行う。
【0030】本発明の請求項8に記載の感光材料処理装
置では、検出部に二次元センサアレイを適用している。
二次元センサアレイを用いることによって、より正確に
処理液中のスラッジの分布状態を得ることができる。
【0031】なお、投光部と受光部を対で設けてもよい
が、直線状又は平面状に配置した受光部へ均一に光が照
射されるような単一の投光部を配置したものであっても
よい。
【0032】
【実施例】図1には、本発明が適用された感光材料処理
装置である自動現像装置10が示されている。この自動
現像装置10は、感光材料の一例であるフィルム20を
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して処理したのち乾燥
処理するものである。
【0033】自動現像装置10は、機枠12内に処理液
処理部11及び乾燥部50が設けられている。処理液処
理部11は、現像液を貯留する現像槽14、定着液を貯
留する定着槽16、水洗水を貯留する水洗槽18を備え
ており、機枠12に設けられた挿入口15近傍に、フィ
ルム20を機枠12内に引き入れる挿入ラック17、及
び挿入されるフィルム20を検出する挿入センサ80が
配設されている。
【0034】処理液処理部11の現像槽14、定着槽1
6、水洗槽18内には、複数の搬送ローラ22、26、
30を有する搬送ラック24、28、32が、現像液、
定着液、水洗水に浸漬されて配設されている。また、現
像槽14と定着槽16の間、定着槽16と水洗槽18の
間には、それらの上部に搬送ローラ36及びガイド38
を備えたクロスオーバーラック34が配設されている。
挿入口15から挿入されたフィルム20は、挿入ラック
17によって引き入れられ、搬送ローラ22、26、3
0、36の回転駆動によって現像液、定着液、水洗水に
順次に浸漬しながら搬送されて現像、定着、水洗処理が
行われる。
【0035】ここで、現像槽14、定着槽16での処理
液の循環及び補充を現像槽14を例に説明する。
【0036】図2に示されるように、現像槽14の底部
と上部槽壁の間は、配管52によって連通されており、
この配管52の中間部には、循環ポンプ54、熱交換器
56及びフィルタユニット58が配設され循環手段が構
成されている。循環ポンプ54の作動によって現像槽1
4の底部近傍の現像液が配管52内へ吸引され、フィル
タユニット58、熱交換器56を通過した後、現像槽1
4の上部から現像槽14内へ戻され、これによって、現
像槽14内の現像液が均一に攪拌される。
【0037】フィルタユニット58は、内部の図示しな
いフィルタによって通過する現像液中のスラッジを濾し
取るようになっている。このフィルタには、従来使用さ
れている一般的なものの適用が可能である。なお、熱交
換器56は、通過する現像液をフィルム20を最適な状
態で処理するための所定の温度に加熱して維持する役目
を有している。
【0038】また、配管52の循環ポンプ54より下流
側には、中間部に補充ポンプ86を備えた配管88の一
端が接続されている。この配管88の他端には、現像補
充液を貯留するストックタンク(図示省略)内に開口さ
れており、補充ポンプ86の作動によって現像補充液が
現像槽14内へ供給される。この現像補充液の供給は、
例えば、フィルム20の処理量に応じて、現像槽14内
の現像液のフィルム処理能力を一定に保つようになされ
る。また、現像槽14には、図示しないオーバーフロー
管が設けられており、現像補充液が供給されることによ
って余剰となった疲労した現像液をオーバーフローする
ようになっている。
【0039】また、現像槽14の底部には、ドレイン配
管90の一端が開口されており、図示しないドレインバ
ルブを開くことによって、現像槽14内の現像液を排出
することができ、現像槽14から現像液を全量ないし所
定量排出した後、新たに現像液、定着液を規定量入れて
現像液、定着液の入れ変えを行うことができる。
【0040】循環ポンプ54、熱交換器56、補充ポン
プ86は、制御部102に接続され作動が制御されてい
る。この制御部102内には、ROM、RAM、CP
U、A/D変換器、ドライバ等がバスによって接続され
た図示しないマイクロコンピュータが設けられており、
このマイクロコンピュータによって自動現像装置10の
作動を制御するようになっている。
【0041】また、制御部102には、循環ポンプ54
の吐出側の配管52に設けられた検出手段であるセンサ
アレイ104が接続されている。図3及び図4に示され
るように、配管52は中間部に透明な管路となっている
拡幅部52Aが形成されており、この拡幅部52Aの一
側にセンサアレイ104の投光部108が配置され、こ
の投光部108と拡幅部52Aを挟んで反対側にセンサ
アレイ104の受光部110が配置されている。投光部
108には、直線状に多数(例えば100個)の発光素
子112が配置されており、受光部110には、各々の
発光素子112に対応する受光素子114が配設された
一次元センサアレイを形成している。この投光部108
と受光部110との間には、循環ポンプ54の作動によ
って現像槽14から配管52内に吸い込まれた現像液が
流れる(例えば図3の上下方向、図4の紙面奥側から手
前側への流れ)ようになっている。
【0042】センサアレイ104の各発光素子112か
ら照射した光は、透明な拡幅部52A、拡幅部52A内
を通過する現像液中を透過して各発光素子112に対向
する受光素子114へ達するようになっている。制御部
102では、投光部108の発光素子112が走査発光
したとき、受光素子114が受光した光を強弱信号が入
力される。このとき、図4に示されるように、発光部1
08と受光部110の間の現像液中にスラッジが存在し
たとき、発光素子112から照射された光が遮られ、受
光素子が受ける光の量が減少する。
【0043】これによって、図5に示されるように、受
光部110からの出力信号が変化する。受光部110か
らの出力信号が所定値(図5に示すスレシホールドレベ
ル)以上のとき、該当する一対の発光素子112と受光
素子114の間にスラッジがあると判断する。制御部1
02では、その信号を出力した受光素子114の数をカ
ウントし、このカウント値が所定値以上であったとき
は、現像液中にスラッジが増えていると判断することが
できる。このとき、拡幅部52Aの開口面積及びセンサ
アレイ104の測定領域から演算すれば、現像槽14内
の現像液の量は規定量であるため、現像液中のスラッジ
の分布状態の予測が容易であり、これからスラッジの量
の適否を判断してもよい。また、センサアレイ104に
合わせてカウント値の判断基準を設定しておけば、セン
サアレイ104によってスラッジの量をカウントして、
このカウント値と比較して判断するようにしてもよい。
【0044】なお、少なくとも受光素子114は、微細
なスラッジを検出するため、例えば受光部分の寸法が約
0.5mm以下程度のものが好ましく、また、拡幅部52
Aを透過する光が屈折しないことが好ましい。また、拡
幅部52A内を現像液が一定の流速で通過することがス
ラッジの量をより正確にカウントするのに好ましい。
【0045】制御部102で行うスラッジの減少処理
は、循環ポンプ54によって循環する現像液の量を増加
させて、フィルタユニット58によって現像液をろ過す
る。また、制御部102に接続されている告知装置11
6によって、フィルタユニット58内のフィルタが交換
時期に達したこと、または、現像液が入れ換え時期に達
したこと等を表示、アラーム等によって告知し、フィル
タユニット58内のフィルタの交換ないし現像液の入れ
換えを促すことができるようになっている。
【0046】制御部102では、センサアレイ104に
よって検出したスラッジのカウント値が所定値を越える
毎に、上記の何れかの処理を選択して、現像液、定着液
中のスラッジの量を減少させるようにしている。
【0047】図1に示されるように、水洗槽18と乾燥
部50の間には、フィルム20をスクイズしながら搬送
するスクイズローラ42とフィルム20を乾燥部50へ
向けて案内するガイド43を備えたスクイズラック40
が配設されている。水洗槽18から送り出されたフィル
ム20は、スクイズローラ42によって表面の水分が絞
り取られながら乾燥部50へ案内される。
【0048】乾燥部50には、フィルム20を搬送する
搬送ローラ44とヒータを内蔵したチャンバー46と乾
燥ファン45によって発生された乾燥風を搬送ローラ4
4の近傍に向けて噴出する吹出パイプ47が配設されて
いる。乾燥部50内へ送り込まれたフィルム20は、搬
送ローラ44によって下方へ向けて搬送されながら吹出
パイプ47から噴出される乾燥風によって加熱乾燥され
る。
【0049】乾燥部50の下部には、乾燥ターン部48
が配設されており、乾燥風によって乾燥されたフィルム
20が、この乾燥ターン部48で斜め上方へ向けてター
ンされた後、受け箱49へ向けて排出されるようになっ
ており、排出されたフィルム20はこの受け箱49にス
トックされる。
【0050】次に本実施例の作用を説明する。自動現像
装置10では、挿入口15から挿入されたフィルム20
を挿入ラック17で引き入れ、処理液処理部11の現像
槽14へ送り込む。現像槽14では、搬送ローラ22に
よってフィルム20を略U字状に搬送しながら現像液に
浸漬して現像処理する。現像処理されたフィルム20は
クロスオーバーラック34によって案内されて、定着槽
16内へ送り込まれ定着液に浸漬されながら搬送されて
定着処理が行われる。
【0051】定着処理の終了したフィルム20は、水洗
槽18へ送り込まれ搬送ローラ30によって水洗水に浸
漬されながら搬送されて水洗処理される。水洗処理の終
了したフィルム20は、スクイズラック40によって引
き出され、スクイズされながら乾燥部50へ送り込まれ
る。乾燥部50では、搬送ローラ44によってフィルム
20を搬送しながら、吹出パイプ47から乾燥風をフィ
ルム20の表面へ向けて噴出してフィルム20を乾燥処
理したのち、乾燥ターン部48で斜め上方へ向けて搬送
し、受け箱49内へ排出する。この受け箱49内に自動
現像装置10で処理して仕上げられたフィルム20を順
にストックしている。
【0052】この自動現像装置10の処理液処理部11
では、挿入センサ80がフィルム20の挿入を検出する
と、現像槽14内の現像液及び定着槽16内の定着液の
循環を行いながら現像補充液及び定着補充液の補充を行
うようにしている。
【0053】ここで、自動現像装置10の現像槽14で
の現像液中のスラッジの量のカウント及びその結果によ
るスラッジを減少させるための処理について、図6に示
すフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示す
フローチャートは、自動現像装置10でのスラッジ処理
の一例である。
【0054】まず、最初のステップ220では、センサ
アレイ104の投光部108を走査して、受光部110
へ光を照射し、ステップ222では、受光部110から
の出力信号からスラッジの量をカウントする。図4及び
図5に示されるように、投光部108から照射された光
は、途中の現像液中にスラッジが存在した場合、光が遮
られて受光素子110に達する光量が減少する。制御部
102では、投光部108の発光素子112を走査しな
がら受光部110の出力を検出し、この出力が所定レベ
ル(図5に示すスレシホールドレベル)以上となった数
をカウントする。すなわち、現像液中のスラッジによっ
て発光素子112からの光が遮られた受光素子112の
数をカウントすれば、一定量の現像液中のスラッジの量
をカウントすることができる。
【0055】ステップ224では、このスラッジのカウ
ント値が所定値以上であった場合、現像液中のスラッジ
がフィルム20の処理に影響を及ぼす可能性があるため
現像液中のスラッジ除去処理が必要であると判断して次
のステップへ移行する。なお、本実施例では、受光素子
114への光量が少なくなったときに出力レベルが上が
るようにしているが、逆に受光素子114に到達した光
量が減少すると、受光素子114からの出力レベルが減
少するものであってもよく、スラッジによって発光素子
112からの光が遮られていない受光素子114の数を
カウントするようにしてもよい。
【0056】ステップ226、228は、現像液中のス
ラッジの除去処理を選択するものである。最初のステッ
プ226では、フィルタによって現像液をろ過すること
によって処理であるかを判断している。例えば、フィル
タ、現像液共に比較的新しい場合や、比較的大きなスラ
ッジであった場合、フィルタによって現像液中から濾し
取ることが可能である。この場合は、ステップ230へ
移行する。
【0057】ステップ230では、循環ポンプ54によ
る現像液の循環量を多くし、短時間に多量の処理液をフ
ィルタユニット58へ送り込んでフィルタを通過させて
ろ過する。これによって、現像槽14内の現像液中のス
ラッジをフィルタに付着させ、現像槽14内のスラッジ
の量を減少させている。循環ポンプ54によって現像液
の循環量を増加させときは、循環ポンプ54の作動時間
を長くするようにしてもよく、また、循環ポンプ54の
能力を切り替えて、短時間に多量の現像液を循環させる
ようにしてもよい。これによって、仮にフィルタユニッ
ト58内のフィルタに目詰まりが生じていても、このフ
ィルタを通過する現像液の量が減少するのを防止でき
る。なお、循環量が多くなるとフィルム20の現像処理
が所定以上に進行するので、これを防止するため、循環
ポンプ54の作動は、自動現像装置10でフィルム20
を処理していないときが好ましい。
【0058】また、ステップ228では、フィルタユニ
ット58内のフィルタの交換が好ましいか、また、フィ
ルタの交換と共に現像液を入れ変えることが好ましいか
を判断している。例えば、現像槽14内の現像液を交換
した後にフィルム20の処理量、フィルタユニット58
内のフィルタを交換した後のフィルム20の処理量等を
考慮して、現像液が交換されたばかりのときやフィルタ
の目詰まりが予測される場合はは現像液の交換が不要で
あるためフィルタの交換を行うと判断してステップ23
2へ移行し、現像液、及びフィルタの交換を行う必要が
あると判断した場合はステップ234へ移行する。
【0059】ステップ232では、告知装置116を作
動させてフィルタユニット58内のフィルタの交換時期
となったことを告知してフィルタ交換を促す。ステップ
234では、告知装置116によってフィルタユニット
58内のフィルタ及び現像液の交換時期であることを告
知してフィルタと現像液の交換を促す。ステップ23
6、又はステップ240では、フィルタ又はフィルタと
現像液の交換が完了したかを確認して処理を終了する。
【0060】このように、現像液中のスラッジの量をカ
ウントし、このカウント値が所定値を越えた場合に、現
像液中のスラッジの除去処理を行えば、現像液中に多量
のスラッジが存在してしまうのを防ぐことができ、この
現像液中のスラッジがフィルム20の表面に付着して生
じる処理むらや、表面にスラッジが付着したローラによ
ってフィルム20が挟持されたときに生ずるエマルジョ
ンピックオフを防止することができる。
【0061】また、制御部102では、単にフィルタユ
ニット58内のフィルタにスラッジを付着させるだけで
処理するか、あるいは、フィルタないし現像液の交換を
行う必要があるかを選択してスラッジの除去処理を行う
ため、効率良くスラッジの除去が可能となる。すなわ
ち、フィルタに目詰まりが生じている状態で、フィルタ
を通過する現像液の量を増加させても、効率良くスラッ
ジを除去することはできないことがあり、この場合はフ
ィルタの交換は必要である。しかし、逆にフィルタに目
詰まりが生じていないときに交換しようとすると、不要
な作業を行うことになってしまうが、これを確実に防止
することができる。
【0062】なお、現像液中のスラッジが比較的小さい
場合、フィルタによって確実に濾し取ることができない
場合があが、このときは、例えば、補充ポンプ86を作
動させて、現像槽14内へ現像補充液を供給し、余剰と
なった比較的疲労した現像液と共にスラッジをオーバー
フローさせるようにしてもよい。
【0063】また、本実施例では、一次元のセンサアレ
イ104を使用して現像液中のスラッジの量をカウント
したが、図7に示されるように二次元のセンサアレイ1
20を適用することも可能である。このセンサアレイ1
20は、配管52の拡幅部52Aを挟んで対で設けた投
光部124、受光部126にそれぞれ複数列の発光素子
112、受光素子114が配置されて互いに対向してお
り、二次元的に走査して現像液中のスラッジをカウント
することができるようにしたものである。これによっ
て、現像液中のスラッジの量を各スラッジの大きさも考
慮しながらカウントすることも可能である。また、現像
液中のスラッジの量をより正確に得ることができる。ま
た、現像液中に大きなスラッジが多量に浮遊していると
きは、これらのスラッジをフィルタに付着させて除去す
るようにし、小さなスラッジが多量に存在するときは、
現像液の補充量を増加させたり、現像液の一部(例え
ば、現像槽14内の1/5程度の現像液)を入れ換える
等の処理を行うようにすることも可能である。
【0064】なお、この投光部124及び前記した投光
部108は、多数の発光素子112を備えたものでな
く、単一の光源から各受光素子114に平行光を照射す
ることができるものなど、他の発光素子の適用も可能で
ある。
【0065】また、本実施例には、図8に示す如きセン
サアレイ130を設けることも可能である。このセンサ
アレイ130は、例えば現像液を循環させるための配管
52に透明で比較的狭い拡幅部52Bに一対の発光素子
112と受光素子114を配置して投光部132と受光
部134を形成し、こ拡幅部52B内を現像液が一定の
流速で通過するとき、受光部134からの出力信号の強
弱等によって所定時間当たりのスラッジの通過量をカウ
ントするようにしてもよい。これによって、一対の発光
素子112と受光素子114だけで一次元のセンサアレ
イ104と同等のセンサアレイ130を簡単に構成する
ことができる。
【0066】また、本実施例では、循環系にあるフィル
タユニット58の下流側の配管52にセンサアレイ10
4を設け、フィルタユニット58内のフィルタにより除
去される大きさのスラッジよりも小さいスラッジの量を
カウントするようにしたが、スラッジの量をカウントす
る検出部の取り付け位置は、これに限定するものではな
く、例えば、現像槽14内に配置して循環手段によって
均一に攪拌された現像液中のスラッジの量をカウントす
るようにしてもよい。この場合、フィルタの目の大きさ
に関係なく、実際に除去したい大きさのスラッジの情報
をもとにスラッジ減少手段を施すことができる。
【0067】なお、本実施例では、現像槽14内の現像
液の処理について説明したが、定着槽16内の定着液に
おいても同様にスラッジの数をカウントし、循環ポンプ
の作動制御、フィルタの交換ないし定着液の交換を行え
ば、定着液中のスラッジを減少させることができる。
【0068】さらに、本実施例では、フィルム20を処
理する自動現像装置10を用いて本発明を説明したが、
この自動現像装置10は本発明が適用される感光材料処
理装置の構成を限定するものではない。また、フィルム
20は、本発明が適用された感光材料処理装置によって
処理する感光材料を限定するものでは勿論なく、本発明
は、印画紙等の他の感光材料を処理する種々の感光材料
処理装置に適用が可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る感光材
料処理方法では、処理液中のスラッジの量をカウント
し、このカウント値が所定以上となったときに、処理液
中からスラッジを減少させるか排出する処理を行う。こ
れによって、感光材料の表面に処理液中のスラッジが付
着して、感光材料に処理ムラないし感光材料の表面から
の乳剤層のエマルジョンピックオフ等が生じることな
く、感光材料を一定の品質で仕上げることができる。
【0070】また、本発明の感光材料処理装置では、処
理中に配置した検出手段によって検出した処理液中のス
ラッジの量を計数手段によってカウントし、このカウン
ト値が所定以上となったときに、処理液の入れ換え、フ
ィルタの交換ないしフィルタへの処理液の通過量を増量
させて、スラッジの除去を行う。このため、常に処理液
中のスラッジの量を効率良く所定以下に維持することが
でき、処理する感光材料に処理むらやエマルジョンピッ
クオフ等が生じることなく、感光材料を品質良く仕上げ
ることができる優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用された自動現像装置の概略構成
図である。
【図2】現像槽近傍の概略配管系統図である。
【図3】本実施例に適用したセンサアレイを示す概略構
成図である。
【図4】一次元センサアレイによる処理液中の浮遊物の
測定を示す概略図である。
【図5】センサアレイの出力の一例を示すグラフであ
る。
【図6】スラッジの処理を示すフローチャートである。
【図7】二次元センサアレイの概略構成を示す斜視図で
ある。
【図8】検出部の取り付けの変形例を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 自動現像装置(感光材料処理装置) 14 現像槽(処理槽) 16 定着槽(処理槽) 20 フィルム(感光材料) 54 循環ポンプ(循環手段) 58 フィルタユニット 102 制御部(制御手段、循環制御手段) 104、120、130 センサアレイ 108 投光部 110 受光部 112 発光素子 114 受光素子 116 告知装置(フィルタ交換時期告知手段、処理
液交換時期告知手段)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽に貯留した処理液を循環手段によ
    って循環しながら攪拌すると共に、循環手段に設けたフ
    ィルタによって処理液をろ過しながら感光材料を前記処
    理槽内の処理液に浸漬して処理する感光材料の処理方法
    であって、前記感光材料の処理によって生じ処理槽内の
    処理液中に浮遊する浮遊物の量をカウントし、該カウン
    ト値が所定値を越えるごとに前記浮遊物の減少処理を行
    った処理液によって前記感光材料を処理することを特徴
    とする感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】 処理槽に貯留した処理液をフィルタが設
    けられた循環手段によって循環して攪拌しながらこの処
    理液に感光材料を浸漬して処理する感光材料処理装置で
    あって、前記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検
    出手段と、前記検出手段によって検出された浮遊物をカ
    ウントする計数手段と、前記計数手段のカウント値が所
    定値を越えたときに前記循環手段による処理液の循環量
    を増加させる循環制御手段と、を有することを特徴とす
    る感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 処理槽に貯留した処理液をフィルタが設
    けられた循環手段によって循環して攪拌しながらこの処
    理液に感光材料を浸漬して処理する感光材料処理装置で
    あって、前記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検
    出手段と、前記検出手段によって検出された浮遊物をカ
    ウントする計数手段と、前記フィルタが交換時期に達し
    たことを告知するフィルタ交換時期告知手段と、前記計
    数手段によるカウント値が所定値を越えたときに前記フ
    ィルタ交換時期告知手段を作動させる制御手段と、を有
    することを特徴とする感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 処理槽に貯留した処理液をフィルタが設
    けられた循環手段によって循環して攪拌しながらこの処
    理液に感光材料を浸漬して処理する感光材料処理装置で
    あって、前記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検
    出手段と、前記検出手段によって検出された浮遊物をカ
    ウントする計数手段と、前記処理槽内の処理液が交換時
    期に達したことを告知する処理液交換時期告知手段と、
    前記計数手段によるカウント値が所定値を越えたときに
    前記処理液交換時期告知手段を作動させる制御手段と、
    を有することを特徴とする感光材料処理装置。
  5. 【請求項5】 処理槽に貯留した処理液をフィルタが設
    けられた循環手段によって循環して攪拌しながらこの処
    理液に感光材料を浸漬して処理する感光材料処理装置で
    あって、前記処理槽内の処理液中の浮遊物を検出する検
    出手段と、前記検出手段によって検出された浮遊物をカ
    ウントする計数手段と、前記循環手段による処理液の循
    環量を増加可能な循環制御手段と、前記フィルタが交換
    時期に達したことを告知するフィルタ交換時期告知手段
    と、前記処理槽内の処理液が交換時期となたことを告知
    する処理液交換時期告知手段と、前記計数手段のカウン
    ト値が所定値を越えたときに前記循環制御手段と前記フ
    ィルタ交換時期告知手段と前記処理液交換時期告知手段
    のいずれか少なくとも1つを選択して作動させる選択制
    御手段と、を有することを特徴とする感光材料処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段が所定間隔で対で配設され
    間を通過する前記処理液中の浮遊物を検出する投光部と
    受光部を備え、前記計数手段が所定時間内に前記投光部
    と受光部の検出結果をカウントすることを特徴とする請
    求項2から請求項5のいずれか1項の感光材料処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段が直線状の投光部と投光部
    に対して設けられた複数の受光部を備え、前記計数手段
    が前記浮遊物によって投光部からの光が遮られた受光部
    の数をカウントすることを特徴とする請求項2から請求
    項5の何れか1項の感光材料処理装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段が所定平面状の投光部と投
    光部に対して設けられた複数の受光部を備え、前記計数
    手段が前記浮遊物によって投光部からの光が遮られた受
    光部の数をカウントすることを特徴とする請求項2から
    請求項5の何れか1項の感光材料処理装置。
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