JPH09111169A - 印刷インキ用バインダー - Google Patents
印刷インキ用バインダーInfo
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- JPH09111169A JPH09111169A JP29744695A JP29744695A JPH09111169A JP H09111169 A JPH09111169 A JP H09111169A JP 29744695 A JP29744695 A JP 29744695A JP 29744695 A JP29744695 A JP 29744695A JP H09111169 A JPH09111169 A JP H09111169A
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Abstract
リプロピレンなどの各種プラスチック成型品に対し優れ
た密着性、耐油性、耐ボイル性、耐ブロッキング性など
を有し、かつ顔料分散性に優れる印刷インキ用バインダ
ーを提供すること。 【解決手段】 高分子ポリオール、ポリイソシアネート
化合物および鎖伸長剤を主たる構成成分としてなるポリ
ウレタンを含有してなる印刷インキ用バインダーであっ
て、該高分子ポリオールが、(1)ロジン類のグリシジ
ルエステルおよび多塩基酸を反応させて得られるロジン
類のモノグリセライド骨格を有する高分子ポリオール、
または(2)ロジン類のグリシジルエステル、多塩基酸
および多価アルコールを反応させて得られるロジン類の
モノグリセライド骨格を有する高分子ポリオールを含有
してなることを特徴とする印刷インキ用バインダー。
Description
ンダーに関する。詳しくは、ポリエステル、ナイロン、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの各種プラスチック
成型品に対し優れた密着性、耐油性、耐ボイル性、耐ブ
ロキング性などを有し、かつ顔料分散性に優れる印刷イ
ンキ用バインダーに関する。
度化に伴ない、包装材料として各種のプラスチック成型
品が開発され、被包装物に適したものが適宜選択して使
用されるようになってきている。また、各種プラスチッ
ク成型品を包装材料に使用するにあたっては、プラスチ
ック成型品を装飾または表面保護するために印刷が施さ
れる。こうした印刷インキ用バインダーには、これら種
々のプラスチック成型品に対する密着性が良好であるな
どの高度な性能が要求される。
としては、ポリエステルやナイロンに対して単独で優れ
た密着性を有することからポリウレタンが多く用いられ
ているが、ポリウレタンをバインダーとする印刷インキ
は、汎用フィルムのポリエチレンやポリプロピレンに対
する密着性が不十分である。そのため、ポリウレタンを
バインダーとする印刷インキを用いてポリエチレンやポ
リプロピレンに印刷を施す場合には、ロジンエステル樹
脂、ケトン樹脂、スチレンオリゴマー等の粘着付与剤を
使用してポリウレタンの密着性を補っている。しかしな
がら、これら粘着付与剤は分子量が低いため印刷インキ
用バインダーとしての物性、たとえば、耐油性、耐ボイ
ル性等を低下させるという欠点を有する。また、被着体
に対する密着性が優れていても表刷りなどの場合には、
耐ブロッキング性が不十分であり、一方バインダー自身
を硬くすると耐ブロッキング性は改善されるが、密着性
が低下するという欠点がある。
不十分で、印刷適性、たとえば、印刷物や塗膜の光沢が
劣るといった問題もある。通常、顔料分散性は、界面活
性剤を添加して改良しているが、界面活性剤も印刷イン
キ用バインダーの耐油性、耐ボイル性等の物性の低下さ
せるという欠点を有する。
ル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの各
種プラスチック成型品に対し優れた密着性、耐油性、耐
ボイル性、耐ブロッキング性などを有し、かつ顔料分散
性に優れる印刷インキ用バインダーを提供することを目
的とする。
決すべく鋭意検討を重ねた結果、ポリウレタンを構成す
る高分子ポリオールとして、分子中にロジン類のモノグ
リセライド骨格を有する特定の高分子ポリオールを使用
して得られる特定ポリウレタンが、本発明の目的とする
印刷インキ用バインダーに合致していることを見出し
た。本発明はかかる新たな知見により完成されたもので
ある。
ポリイソシアネート化合物および鎖伸長剤を主たる構成
成分としてなるポリウレタンを含有してなる印刷インキ
用バインダーであって、該高分子ポリオールが、(1)
ロジン類のグリシジルエステルおよび多塩基酸を反応さ
せて得られるロジン類のモノグリセライド骨格を有する
高分子ポリオール、または(2)ロジン類のグリシジル
エステル、多塩基酸および多価アルコールを反応させて
得られるロジン類のモノグリセライド骨格を有する高分
子ポリオールを含有してなることを特徴とする印刷イン
キ用バインダーに関する。
分として、(1)ロジン類のグリシジルエステルおよび
多塩基酸を反応させて得られるロジン変性高分子ポリオ
ール、または(2)ロジン類のグリシジルエステル、多
塩基酸および多価アルコールを反応させて得られるロジ
ン変性高分子ポリオールを使用することを必須とする。
ン類とエピハロヒドリン、β−メチルエピハロヒドリン
等との反応物をいう。ロジン類としてはガムロジン、ト
ール油ロジン、ウッドロジン、不均化ロジン、水素添加
ロジンおよびこれらの混合物等があげられる。なお、こ
れらロジン類としては蒸留により不鹸化物や夾雑物が除
かれた精製ロジンを使用するのが好ましい。
酸、フマル酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキ
サヒドロフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、シュウ酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸等の二塩基酸;
トリメリット酸等の三塩基酸;ピロメリット酸等の四塩
基酸;およびこれらに対応する酸無水物;メチルエステ
ル、エチルエステル等のエステル交換可能な一価の低級
アルコールエステルやダイマー酸等があげられる。
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,4−ブチンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、
1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノールA、水添ビ
スフェノールA等のジオール類;グリセリン、トリメチ
ロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン等
のトリオール類;ペンタエリスリトール、ジグリセリン
等のテトラオール類;ジペンタエリスリトール等のヘキ
サオール類;および前記多価アルコールを出発物質とし
てエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラ
ヒドロフラン等を開環重合したポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチ
レンエーテルグリコール等のポリオキシアルキレンポリ
オール類、前記多価アルコールを出発物質としてε−カ
プロラクトン、β−メチル−δ−バレロラクトン等のラ
クトン類を開環重合して得られるポリエステルポリオー
ル類等があげられる。さらに、本発明では多価アルコー
ルとしてn−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘ
キシルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエー
テル類、バーサティック酸グリシジルエステル等のモノ
カルボン酸グリシジルエステル類、スチレンオキシド、
シクロヘキセンオキシド等のエポキシ基含有化合物を使
用することもできる。
たとえば以下の方法により製造できる。具体的には、
(1)ロジン類のグリシジルエステルおよび多塩基酸、
または(2)ロジン類のグリシジルエステル、多塩基酸
および多価アルコールの所定量を同時に仕込み、100
〜250℃程度の温度条件下で、酸価8以下、好ましく
は5以下となるまでエステル化を進める方法があげられ
る。
のグリシジルエステルおよび多塩基酸を反応させる場合
には、ロジン類のグリシジルエステル1モル部に対し、
通常、多塩基酸0.25〜1モル部未満をいい、(2)
ロジン類のグリシジルエステル、多塩基酸および多価ア
ルコールを反応させる場合には、ロジン類のグリシジル
エステル1モル部に対し、通常、多塩基酸0.25〜5
9モル部程度、多価アルコール59モル部程度以下をい
う。かかる多塩基酸と多価アルコールの使用量は、得ら
れる本発明のロジン類のモノグリセライド骨格を有する
高分子ポリオールの数平均分子量、酸価、ロジン含有量
等を考慮して適宜に決定される。(1)において、多塩
基酸の使用割合が前記割合より多い場合にはロジン変性
高分子ポリオールの末端が水酸基でないものを多く生
じ、ウレタン原料として適さなくなる。(2)において
も、多塩基酸の使用割合が前記割合より多い場合にはロ
ジン変性高分子ポリオールの末端が水酸基でないものを
多く生じ、またロジン含有量が少なくなる。また、多価
アルコールの使用割合が前記割合より多い場合にもロジ
ン含有量が少なくなり好ましくない。
いが、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ベンジルジメチルアミン、ピリジン、2−メ
チルイミダゾールなどのアミン系触媒、ベンジルトリメ
チルアンモニウムクロライドなどの第4アンモニウム
塩、ルイス酸、ホウ酸エステル、トリフェニルホスフィ
ン等のトリアリールホスフィン、トリアルキルホスフィ
ン、有機金属化合物、有機金属塩などを使用することも
できる。
ールが得られる。さらに本発明では、ロジン変性高分子
ポリオールとして、かかるロジン変性高分子ポリオール
を開始剤として、これにエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイドまたはε−カプロラクトン等を開環重合さ
せて得られる重合体を使用することもできる。
説明する。本発明では、各種公知の高分子ポリオール
を、前記ロジン変性高分子ポリオールと併用することが
できる。その併用比率は、生成ポリウレタンの樹脂固形
分中のロジン類の含有量が3〜60重量%程度の範囲と
なるよう適宜決定すればよい。ポリウレタンの樹脂固形
分中のロジン類の含有量が3重量%未満では、プラスチ
ック成型品に対する密着性が十分でなく、60重量%を
越える場合にはポリウレタンが硬くなり過ぎ、柔軟性に
乏しくなりいずれの場合も好ましくない。
ジン変性高分子ポリオールの項で説明した多価アルコー
ルと多塩基酸の縮合反応により得られるポリエステルポ
リオール類;前記多価アルコールを出発物質としてエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロ
フラン等を付加したポリオキシアルキレンポリオール
類;ε−カプロラクトン、β−メチル−δ−バレロラク
トン等の環状エステル化合物を開環重合して得られるポ
リエステル類;その他、ポリカーボネートポリオール
類、ポリブタジエングリコール類、アクリルポリオール
類等があげられる。
リオールおよび前記併用可能な高分子ポリオールの数平
均分子量はいずれも通常500〜10000程度のもの
がよい。数平均分子量が500未満の場合には、溶解性
の低下にともない印刷適性が劣る傾向があり、また得ら
れるポリウレタンが硬く、密着性が十分でない。数平均
分子量が10000を越える場合には乾燥性、耐ブロッ
キング性が低下する傾向がある。
族、脂肪族または脂環族の各種公知の化合物があげられ
る。たとえば、1,5−ナフチレンジイソシアネート、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、
4,4’−ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフ
ェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェ
ニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイ
ソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジイソシネート、2,
4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、
シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リ
ジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,
4−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネート
メチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソ
シアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ートやダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基
に転化したダイマージイソシアネート等がその代表例と
してあげられる。
子を有する低分子化合物を使用できる。たとえば、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミ
ン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジアミンなどのジアミン類;2−ヒドロキシ
エチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロピ
レンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチレンジア
ミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、
2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ−2−ヒ
ドロキシプロピルエチレンジアミン等の分子内に水酸基
を有するジアミン類;前記ロジン変性ポリエステルポリ
オールの項で説明した多価アルコール類やダイマー酸の
カルボキシル基をアミノ基に転化したダイマージアミン
等がその代表例としてあげられる。
たっては、必要により鎖長停止剤を用いることもでき
る。鎖長停止剤としては、たとえば、ジ−n−ブチルア
ミン等のジアルキルアミン類やエタノール、イソプロピ
ルアルコール等の一価アルコール類があげられる。
としては、まず高分子ポリオール成分とジイソシアネー
ト化合物とを、イソシアネート基過剰の条件で反応さ
せ、高分子ポリオールの両末端にイソシアネート基を有
するプレポリマーを調製し、次いでこれを適当な溶媒中
で鎖伸長剤及び必要に応じて鎖長停止剤と反応させる二
段法ならびに高分子ポリオール成分、ジイソシアネート
化合物、鎖伸長剤及び必要に応じて鎖長停止剤を、適当
な溶媒中で一度に反応させる一段法のいずれの方法をも
採用しうるが、均一なポリマー溶液を得るには前者方法
が好ましい。
段法で製造する場合、高分子ポリオール成分とジイソシ
アネート化合物とを反応させる際の条件はイソシアネー
ト過剰になるようにするほか限定はされないが、水酸基
/イソシアネート基が当量比で1/1.2〜1/3の範
囲になるように反応させるのが好ましい。また、得られ
たプレポリマーと鎖伸長剤及び必要に応じて鎖長停止剤
とを反応させる際の条件は、プレポリマーの末端に有す
る遊離のイソシアネート基を1当量とした場合に、鎖伸
長剤中のイソシアネート基と反応しうる活性水素の合計
当量が0.5〜2.0当量の範囲内であるのが好ましい
(特に、活性水素がアミノ基の場合には、0.5〜1.
3当量の範囲内であるのがよい)。前記活性水素が0.
5当量未満の場合、乾燥性、耐ブロッキング性、皮膜強
度が十分でなく、前記活性水素が2.0当量より過剰に
なった場合には鎖伸長剤が未反応のまま残存し、印刷後
臭気が残りやすくなる。
としては通常、印刷インキ用の溶剤としてよく知られて
いるベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族溶剤;酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール等
のアルコール系溶剤; アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶剤;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソル
ブアセテート等のグリコールエーテル類、その他、シク
ロヘキサン、ジオキサン、、テトラヒドロフラン、ジメ
チルホルムアミド等があげられ、これらは単独で、また
は2種以上の混合物として使用される。
の数平均分子量は、5000〜100000の範囲内と
するのが好適である。分子量が5000に満たない場合
には、これをバインダーとして用いた印刷インキの乾燥
性、耐ブロッキング性、皮膜強度、耐油性等が低下する
傾向があり、一方、100000を越える場合にはポリ
ウレタン樹脂溶液(バインダー)の粘度が上昇したり、
印刷インキの光沢が低下する傾向がある。また、ポリウ
レタン樹脂溶液の樹脂固形分濃度は特に制限はされない
が、作業性等を考慮して適宜決定すればよく、通常は1
5〜60重量%、粘度は50〜100000cP/25
℃の範囲に調整するのが実用上好適である。
の印刷インキ組成物を製造するには、ポリウレタン樹脂
に着色剤、溶剤、必要に応じてインキ流動性改良及び表
面皮膜の改良のための界面活性剤、ワックスを適宜配合
し、ボールミル、アトライター、サンドミル等の通常の
インキ製造装置を用いて混練りすればよい。また、ニト
ロセルロース、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
アミド、アクリル樹脂、塩素化ポリプロピレン等も本発
明の性能を逸脱しない範囲内で配合してもよい。
リエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン
などの各種プラスチック成型品に対し優れた密着性、耐
油性、耐ボイル性、耐ブロッキング性などを有し、かつ
顔料分散性に優れる。
る理由は定かではないが、高分子ポリオールの構成成分
として、ロジン類のモノグリセライド骨格を有する特定
の高分子ポリオールを使用したことにより、ポリウレタ
ンの側鎖に粘着付与効果が高くしかも疎水性の強いロジ
ン骨格を均一に有する結果、密着性、耐油性、耐ボイル
性、耐ブロッキング性が向上し、またポリウレタン分子
中のロジン部位と顔料との親和性が大きい(顔料の多く
がロジン類により表面処理されている)ことから、顔料
分散性が向上するものと思料される。
て本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。以下、部および%は特記し
ない限り重量基準である。
丸底フラスコに、未精製不均化ロジン(酸価158,軟
化点77.0℃,色調ガードナー7)300部とトリメ
チルアミン塩酸塩0.6部をエピクロルヒドリン600
部に加え、80℃に加熱し、3時間保温した。ハロヒド
リンエステルが生成し、未反応の不均化ロジンがなくな
ったことをHLC測定法(カラム:ODS(山村化学研
究所製、商品名YMC Pack A−312)、溶
媒:メチルアルコ−ル/0.01重量%リン酸=9/1
(容量比)、流速1ml/分、検出器:示差屈折計(日
本ウォーターズリミテッド社製))により確認したの
ち、反応系内を120℃に昇温し、水酸化ナトリウム4
0部を1時間かけて5回に分けて添加した。この間、生
成した水はエピクロルヒドリンと共沸させ除いた。つい
で、エピクロルヒドリンを減圧下に留去し、さらに、3
0mmHg、125℃の条件下に、30分間保持した。
残査にトルエン400mlを加え、塩化ナトリウムの沈
澱を濾過した。減圧下に濾液よりトルエンを留去し、さ
らに、30mmHg、135℃にて、5分間保持した
後、ロジングリシジルエステル330部(収率:92.
8%、純度83.1%)を得た。このものは褐色粘稠な
液体であり、色調はガードナー8、エポキシ当量は43
1であった。
ジングリシジルエステル301.7部、アジピン酸27
1.6部および1,6−ヘキサンジオール158.2部
を仕込み、窒素気流下に昇温して最終的に250℃でエ
ステル化を進めることにより水酸基価31.5KOHm
g/g、酸価2.9KOHmg/g、溶融粘度340p
s/50℃、数平均分子量3560、ロジン含有率3
0.8%のロジン変性高分子ポリオール(A)652.
5部を得た。
ジングリシジルエステル558.7部およびアジピン酸
146部を仕込み、製造例2と同様にして水酸基価5
9.3KOHmg/g、酸価1.8KOHmg/g、軟
化点71.0℃、数平均分子量1890、ロジン含有率
56.1%のロジン変性高分子ポリオール(B)66
3.5部を得た。
ジングリシジルエステル215.5部、ポリプロピレン
グリコール(水酸基価266,数平均分子量400)2
10.9部およびアジピン酸128.2部を仕込み、製
造例2と同様にして水酸基価29.0KOHmg/g、
酸価4.7KOHmg/g、溶融粘度95.6ps/5
0℃、数平均分子量3870、ロジン含有率28.0%
のロジン変性高分子ポリオール(C)511.9部を得
た。
ロジン変性高分子ポリオール(A)500部、分子量2
000のポリブチレンアジペートジオール500部およ
びイソホロンジイソシアネート150.5部およびトル
エン287.6部を仕込み、窒素気流下に100℃で6
時間反応させ遊離イソシアネート価1.59%のプレポ
リマー溶液を製造した。次いで、トルエン649部およ
びメチルエチルケトン939.6部を加えて希釈後、イ
ソホロンジアミン37.6部、ジ−n−ブチルアミン1
6.1部およびイソプロピルアルコール936.6部か
らなる混合物を添加し、50℃で3時間反応させた。こ
うして得られたポリウレタン樹脂溶液Aは、樹脂固形分
濃度が30%、粘度が 820cP/25℃であった。
また、ポリウレタン樹脂の数平均分子量は18000で
あった。該ポリウレタン樹脂固形分中のロジン含有量は
12.8%である。
ロジン変性高分子ポリオール(B)500部、分子量2
000のポリブチレンアジペートジオール500部およ
びイソホロンジイソシアネート183.6部およびトル
エン295.9部を仕込み、窒素気流下に100℃で6
時間反応させ遊離イソシアネート価1.72%のプレポ
リマー溶液を製造した。次いで、トルエン669.2部
およびメチルエチルケトン965.1部を加えて希釈
後、イソホロンジアミン43.0部、ジ−n−ブチルア
ミン14.3部およびイソプロピルアルコール965.
1部からなる混合物を添加し、50℃で3時間反応させ
た。こうして得られたポリウレタン樹脂溶液Bは、樹脂
固形分濃度が30%、粘度が600cP/25℃であっ
た。また、ポリウレタン樹脂の数平均分子量は1600
0であった。該ポリウレタン樹脂固形分中のロジン含有
量は22.6%である。
ロジン変性高分子ポリオール(C)500部、分子量2
000のポリ(3−メチル−1,5−ペンタンアジペー
ト)ジオール500部およびイソホロンジイソシアネー
ト143.0部およびトルエン285.8部を仕込み、
窒素気流下に100℃で6時間反応させ遊離イソシアネ
ート価1.55%のプレポリマー溶液を製造した。次い
でトルエン642.7部およびメチルエチルケトン92
8.5部を加えて希釈後、イソホロンジアミン35.6
部、ジ−n−ブチルアミン15.2部およびイソプロピ
ルアルコール928.5部からなる混合物を添加し、5
0℃で3時間反応させた。こうして得られたポリウレタ
ン樹脂溶液Cは、樹脂固形分濃度が30%、粘度が76
0cP/25℃であった。また、ポリウレタン樹脂の数
平均分子量は18800であった。該ポリウレタン樹脂
固形分中のロジン含有量は11.7%である。
リブチレンアジペートジオール1000部およびイソホ
ロンジイソシアネート200部およびトルエン300部
を仕込み、窒素気流下に100℃で6時間反応させ遊離
イソシアネート価2.24%のプレポリマー溶液を製造
した。次いでトルエン690.1部およびメチルエチル
ケトン990.1部を加えて希釈後、イソホロンジアミ
ン58.2部、ジ−n−ブチルアミン14.8部および
イソプロピルアルコール990.1部からなる混合物を
添加し、50℃で3時間反応させた。こうして得られた
ポリウレタン樹脂溶液Dは、樹脂固形分濃度が30%、
粘度が1000cP/25℃であった。また、ポリウレ
タン樹脂の数平均分子量は22000であった。
にロジンエステル(商品名:スーパーエステルS−11
5、不均化ロジンのペンタエリスリトールエステル、荒
川化学工業(株)製)60部およびトルエン140部を
加え、100℃で1時間撹拌混合を行い、樹脂固形分濃
度が30%、粘度が810cP/25℃のポリウレタン
樹脂溶液Eを得た。該樹脂固形分中のロジン含有量は1
5.0%である。
2で得られたポリウレタン樹脂溶液A〜Eを印刷インキ
用バインダーとして用い、それぞれの樹脂性能の評価を
行った。白色インキの組成は、チタン白(ルチル型)3
0部、樹脂溶液A〜E50部、トルエン10部およびイ
ソプロピルアルコール10部からなる組成の混合物をそ
れぞれペイントシェイカーで練肉して白色印刷インキを
調製した。これら5点の白色印刷インキの各々100部
に、トルエン35部及びイソプロピルアルコール15部
を加えて粘度を調整した後、版深30μmのグラビアプ
レ−トを備えた簡易グラビア印刷機により、厚さ20μ
mのコロナ放電処理延伸ポリプロピレンフィルムの放電
処理面(以下、OPPと略す)、厚さ15μmのコロナ
放電処理ナイロンフィルム(NY)の放電処理面、及び
厚さ11μmのポリエチレンテレフタレート(PET)
の片面に印刷して、40〜50℃で乾燥し、印刷フィル
ムを得た。得られた印刷フィルムを以下の評価に供し
た。結果を表1に示す。
ムの印刷面にセロハンテープを貼り付け、これを急速に
剥したときの状態を以下の基準で評価した。 ◎−−−印刷皮膜が全く剥れなかった。 ○−−−80%以上の印刷皮膜が残った。 △−−−50〜80%の印刷皮膜が残った。 ×−−−50%以下の印刷皮膜しか残らなかった。
NY及びPETの印刷フィルムに対し、印刷面上に固形
分25%のポリウレタン系接着剤を3g/m2 の塗布量
で塗布乾燥したのち、ラミネーターにより60μmのポ
リエチレンフィルムをドライラミネートしてラミネート
フィルムを得た。こうして得られたラミネートフィルム
のラミネート強度(接着力)及び85℃でのボイル適性
を下記のようにして評価した。
ィルムを85℃で30分間煮沸した後、15mm巾に切
断し、剥離試験機にて速度300mm/分でT型剥離強
度(単位g/15mm)を測定し、ボイル前の強度と比
較した。
性):ラミネートフィルムを85℃で30分間煮沸した
後の外観変化を以下の基準で評価した。 〇−−−フィルムに異常なし。 △−−−フィルムのごく一部がデラミネートしている
か、またはブリスターがわずかであるが発生している。 ×−−−フィルムの一部がデラミネートしているか、ま
たはブリスターが発生している。
ルムの印刷面同士を重ね合わせ温度40℃、湿度80
%、圧力1kg/cm2 で3時間保った後に剥し、イン
キの剥れ具合を以下の基準で評価した。 ◎−−−非常に良好。 ○−−−良好。 △−−−やや不良。 ×−−−不良。
ー10部、樹脂溶液A〜E50部、トルエン10部およ
びイソプロピルアルコール10部からなる組成の混合物
をそれぞれペイントシェイカ−で練肉して藍印刷インキ
を調製し、その流動性により顔料分散性を以下の基準で
評価した。 〇−−−−−流動性あり。 ×−−−−−流動性なし。
Claims (3)
- 【請求項1】 高分子ポリオール、ポリイソシアネート
化合物および鎖伸長剤を主たる構成成分としてなるポリ
ウレタンを含有してなる印刷インキ用バインダーであっ
て、該高分子ポリオールが、(1)ロジン類のグリシジ
ルエステルおよび多塩基酸を反応させて得られるロジン
類のモノグリセライド骨格を有する高分子ポリオール、
または(2)ロジン類のグリシジルエステル、多塩基酸
および多価アルコールを反応させて得られるロジン類の
モノグリセライド骨格を有する高分子ポリオールを含有
してなることを特徴とする印刷インキ用バインダー。 - 【請求項2】 前記ロジン類のモノグリセライド骨格を
有する高分子ポリオールの数平均分子量が500〜10
000である請求項1記載の印刷インキ用バインダー。 - 【請求項3】 前記ポリウレタンの樹脂固形分中のロジ
ン類の含有量が3〜60重量%である請求項1または2
記載の印刷インキ用バインダー。
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