JPH09105758A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

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JPH09105758A
JPH09105758A JP26388795A JP26388795A JPH09105758A JP H09105758 A JPH09105758 A JP H09105758A JP 26388795 A JP26388795 A JP 26388795A JP 26388795 A JP26388795 A JP 26388795A JP H09105758 A JPH09105758 A JP H09105758A
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JP
Japan
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connector element
cover
rolling bearing
bearing unit
cylindrical
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JP26388795A
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English (en)
Inventor
Koichi Morita
耕一 森田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/186Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ20及び第一のコネクタ素子35を包
埋した合成樹脂21aが、カバー18bの円筒壁33を
貫通する部分から水が進入するのを、確実に防止する。 【構成】 第一のコネクタ素子35に接続される第二の
コネクタ素子43の先端部に、覆い筒部49を設ける。
第一、第二のコネクタ素子35、43同士を接続した状
態で、この覆い筒部49は、上記円筒壁33と上記合成
樹脂21aの円柱部37との合わせ面の端部を覆う。こ
の為、この合わせ面に水が勢い良く吹き付けられる事が
なくなって、上記カバー18b内に水が進入しなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に回
転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出す
る為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
(ABS)、或はトラクションコントロールシステム
(TCS)を制御すべく、この車輪の回転速度を検出す
る為の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとして、
従来から種々の構造のものが知られている。この様な回
転速度検出装置付転がり軸受ユニットに組み込まれる回
転速度検出装置は何れも、車輪と共に回転するトーンホ
イールと、このトーンホイールの回転速度に比例した周
波数で変化する出力信号を出すセンサとを備える。例え
ば発明協会公開技報94−16051には、図3〜4に
示す様な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットが記載
されている。
【0003】回転輪であるハブ1の外端部(外とは車両
への組み付け状態で車両の幅方向外となる側を言い、各
図の左)外周面には、車輪を固定する為のフランジ部2
を形成し、第二の周面である中間部外周面には、第二の
軌道面である内輪軌道3aと段部4とを形成している。
又、このハブ1の外周面には、やはり第二の周面である
その外周面にやはり第二の軌道面である内輪軌道3bを
形成し、上記ハブ1と共に回転輪を構成する内輪5を、
その外端面を上記段部4に突き当てた状態で外嵌支持し
ている。尚、上記内輪軌道3aは、ハブ1の外周面に直
接形成する代りに、ハブ1とは別体の内輪(図示せず)
に形成し、この内輪と上記内輪5とを、ハブ1に外嵌固
定する場合もある。
【0004】又、ハブ1の内端寄り部分(内とは、車両
への組み付け状態で車両の幅方向中央寄りとなる側を言
い、各図の右)には雄ねじ部6を形成している。そし
て、この雄ねじ部6に螺合し更に緊締したナット7によ
り、上記内輪5をハブ1の外周面の所定部分に固定し
て、回転輪を構成している。ハブ1の周囲に配置され
た、固定輪である外輪8の中間部外周面には、この外輪
8を懸架装置に固定する為の取付部9を設けている。
又、第一の周面であるこの外輪8の内周面には、それぞ
れが上記各内輪軌道3a、3bに対向する、それぞれが
第一の軌道面である外輪軌道10a、10bを形成して
いる。そして、これら各内輪軌道3a、3bと外輪軌道
10a、10bとの間に、それぞれ複数ずつの転動体1
1、11を設けて、上記外輪8の内側でのハブ1の回転
を自在としている。尚、図示の例では、転動体11、1
1として玉を使用しているが、重量の嵩む自動車用の転
がり軸受ユニットの場合には、転動体としてテーパころ
を使用する場合もある。又、上記外輪8の外端部内周面
とハブ1の外周面との間には、シールリング12を装着
して、外輪8の内周面と上記ハブ1の外周面との間に存
在し、上記複数の転動体11、11を設けた空間の外端
開口部を塞いでいる。
【0005】上記内輪5の内端部で上記内輪軌道3bか
ら外れた部分には、トーンホイール13の基端部(図3
〜4の左端部)を外嵌固定している。このトーンホイー
ル13は、鋼板等の磁性金属板により全体を円環状(短
円筒状)に形成されている。このトーンホイール13
は、互いに同心に形成された小径部14と大径部15と
を、段部16により連続させて成る。この様なトーンホ
イール13は、上記大径部15を内輪5の端部外周面に
外嵌し、上記段部16をこの内輪5の端縁部に当接させ
た状態で、この内輪5に支持固定している。従って上記
小径部14は、上記内輪5と同心に支持される。そし
て、この小径部14に複数の透孔17を、円周方向に亙
り等間隔に形成して、円周方向に亙る磁気特性を交互に
且つ等間隔に変化させている。各透孔17は同形状で、
軸方向(図3〜4の左右方向)に長い矩形としている。
【0006】外輪8の内端開口部は、ステンレス鋼板、
アルミニウム合金板等の金属板を絞り加工する等により
有底円筒状に造られた、カバー18で塞いでいる。この
カバー18を構成する円筒部19の内周側に、円環状の
センサ20を包埋した、やはり円環状の合成樹脂21を
保持固定している。このセンサ20は、永久磁石22
と、鋼板等の磁性材により造られたステータ23と、コ
イル24とを備えており、これら各部材22、23、2
4を上記合成樹脂21中に包埋する事により、全体を円
環状に構成している。
【0007】上記センサ20の構成各部材のうちの永久
磁石22は、全体を円環状(円輪状)に形成されて、直
径方向に亙り着磁されている。そして、この永久磁石2
2の内周面を、上記トーンホイール13を構成する小径
部14の基端部で上記透孔17を形成していない部分の
外周面に、微小隙間25を介して対向させている。又、
上記ステータ23は、断面が略J字形で全体を円環状に
造られている。そして、このステータ23を構成する外
径側円筒部26の端部内周面と上記永久磁石22の外周
面とを、近接若しくは当接させている。又、上記ステー
タ23を構成する内径側円筒部27の内周面を、上記ト
ーンホイール13の一部で、上記複数の透孔17を形成
した部分に対向させている。更に、上記内径側円筒部2
7には複数の切り欠き28を、この内径側円筒部27の
円周方向に亙って、前記透孔17と等ピッチ(中心角ピ
ッチ)で形成している。従って、上記内径側円筒部27
部分は、櫛歯状に形成されている。
【0008】更に、上記コイル24は、非磁性材製のボ
ビン29に導線を巻回する事により円環状に形成され、
上記ステータ23を構成する外径側円筒部26の内周側
部分に配置されている。このコイル24に惹起される起
電力は、カバー18の外面に突設した接続部30から取
り出す。この接続部30には、第一のコネクタ素子を包
埋している。この第一のコネクタ素子には、ABS等の
制御器に通じる導線の端部に設けた第二のコネクタ素子
が着脱自在である。
【0009】上述の様に構成される回転速度検出装置付
転がり軸受ユニットの使用時、ハブ1と共にトーンホイ
ール13が回転すると、このトーンホイール13と対向
するステータ23内の磁束密度が変化し、上記コイル2
4に惹起される電圧が、上記ハブ1の回転速度に比例し
た周波数で変化する。ステータ23を流れる磁束の密度
変化に対応して上記コイル24に惹起される電圧が変化
する原理は、従来から広く知られた回転速度検出用セン
サの場合と同じである。又、トーンホイール13の回転
に応じてステータ23に流れる磁束の密度が変化する理
由は、次の通りである。
【0010】上記トーンホイール13に設けた複数の透
孔17とステータ23に設けた切り欠き28とは、互い
のピッチが等しい為、トーンホイール13の回転に伴っ
て全周に亙り同時に対向する瞬間がある。そして、これ
ら各透孔17と各切り欠き28とが互いに対向した瞬間
には、隣り合う透孔17同士の間に存在する磁性体であ
る柱部と、やはり隣り合う切り欠き28同士の間に存在
する磁性体である舌片とが、前記微小隙間25を介して
互いに対向する。この様にそれぞれが磁性体である柱部
と舌片とが互いに対向した状態では、上記トーンホイー
ル13とステータ23との間に、高密度の磁束が流れ
る。
【0011】これに対して、上記透孔17と切り欠き2
8との位相が半分だけずれると、上記トーンホイール1
3とステータ23との間で流れる磁束の密度が低くな
る。即ち、この状態では、トーンホイール13に設けた
透孔17が上記舌片に対向すると同時に、ステータ23
に設けた切り欠き28が上記柱部に対向する。この様に
柱部が切り欠き28に、舌片が透孔17に、それぞれ対
向した状態では、上記トーンホイール13とステータ2
3との間に比較的大きな空隙が、全周に亙って存在す
る。そして、この状態では、これら両部材13、23の
間に流れる磁束の密度が低くなる。この結果、前記コイ
ル24に惹起される電圧が、前記ハブ1の回転速度に比
例して変化する。前記センサ20は上述の様に作用する
事により、コイル24に惹起される出力電圧を、ハブ1
の回転速度に比例した周波数で変化させる。
【0012】上述の様に構成され作用する回転速度検出
装置付転がり軸受ユニットの場合には、合成樹脂製の接
続部30を射出成形する際に、この接続部30を構成す
る合成樹脂とセンサ20を包埋した合成樹脂21とを結
合する必要上、カバー18を射出成形型の内部にセット
する必要がある。この為、接続部30を射出成形する為
の型が複雑且つ大型になり、その分、回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットのコストが嵩んでしまう。合成樹
脂の射出成形時にカバー18を射出成形型の内部にセッ
トする必要がなくなれば、この射出成形型を簡略化し
て、上記コストの低減に寄与できる。
【0013】この様な目的を達成できる構造として従来
から、実開平6−53973号公報に記載された構造が
知られている。図5は、この公報に記載された回転速度
検出装置付転がり軸受ユニットを示している。固定輪で
ある外輪8の開口端部には、金属板製で有底円筒状のカ
バー18aを嵌合固定している。このカバー18aの底
部31の片隅部には、円形の通孔32と、この通孔32
の周縁部を囲む円筒壁33とを形成している。そして、
この通孔32及び円筒壁33の内側に、センサ20a及
び第一のコネクタ素子35を包埋した合成樹脂34の一
部を内嵌固定している。上記センサ20aの先端部はハ
ブ1に固定したトーンホイール13aの内周面に対向さ
せている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図5に記載した従来の
第2例の構造の場合には、合成樹脂の射出成形時にカバ
ー18aを射出成形型の内部にセットする必要がなくな
り、この射出成形型を簡略化して、上記コストの低減に
寄与できる反面、洗車時にカバー18a内に水が入り込
む可能性がある。即ち、洗車時に高圧洗車機から勢い良
く噴出する水が、上記カバー18aに形成した円筒壁3
3と合成樹脂34との突き合わせ面に直接吹き付けられ
ると、この水がこれら円筒壁33と合成樹脂34との合
わせ面に沿って上記カバー18a内に入り込んでしま
う。
【0015】一度カバー18a内に入り込んだ水は外に
排出されないので、センサ20aの機能を損なう原因と
なったり、或は転がり軸受ユニット内に封入したグリー
スを劣化させて、この転がり軸受ユニットの耐久性を低
下させる原因となる為、好ましくない。本発明の回転速
度検出装置付転がり軸受ユニットは、この様な問題を解
決すべく考えたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットは、前述の図5に示した従来の
第2例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと同様
に、第一の周面に第一の軌道面を有し、使用時に回転し
ない固定輪と、上記第一の周面と対向する第二の周面に
第二の軌道面を有し、使用時に回転する回転輪と、上記
第一の軌道面と第二の軌道面との間に転動自在に設けら
れた複数の転動体と、上記回転輪に固定され、円周方向
に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させた円環状のト
ーンホイールと、上記固定輪の開口端部に固定されたカ
バーと、このカバーの内部に保持固定された状態で上記
トーンホイールと対向するセンサと、上記カバーの一部
に形成された通孔と、この通孔の周囲部分に形成された
円筒壁と、この円筒壁及び上記通孔の内側に保持固定さ
れて上記センサに通じる第一のコネクタ素子と、この第
一のコネクタ素子に対して着脱自在な第二のコネクタ素
子とを備える。
【0017】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットに於いては、上記第一のコネクタ素子に対
する上記第二のコネクタ素子の着脱方向が上記円筒部の
中心軸方向と一致している。又、上記第二のコネクタ素
子の先端部には、上記円筒部の外径寸法よりも少しだけ
大きな内径寸法を有する覆い筒部が形成されている。そ
して、この覆い筒部は、上記第一のコネクタ素子と第二
のコネクタ素子とを係合させた状態で上記円筒壁の周囲
に位置する。
【0018】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置に回転自在
に支持したり、或はこの車輪の回転速度を検出する際の
作用自体は、前述した従来構造の場合と同様である。
又、合成樹脂の射出成形時にカバーを射出成形型の内部
にセットする必要がなくなり、この射出成形型を簡略
化、小型化して、上記コストの低減に寄与できる事は、
図5に示した従来の第2例の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットと同様である。
【0019】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットの場合には、上記第一のコネクタ素子と第
二のコネクタ素子とを係合させた状態では、覆い筒部が
円筒壁の周囲に位置する為、洗車時に使用する高圧洗車
機から勢い良く噴出する水も、上記覆い筒部に遮られ
て、円筒壁と合成樹脂との突き合わせ面に直接吹き付け
られる事がない。従って、上記水がカバーの内側に入り
込む事を有効に防止できる。
【0020】
【実施例】図1〜2は本発明の実施例を示している。
尚、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの
特徴は、回転速度検出装置を構成するセンサ20を包埋
した合成樹脂21aと、この合成樹脂21aを支持する
カバー18bとの嵌合面を通じて水が進入するのを防止
する部分の構造にある。転がり軸受ユニット部分、並び
に回転速度検出装置部分の構造に就いては、前述の図3
〜4に示した従来の第1例と同様である。この為、転が
り軸受ユニット部分並びに回転速度検出装置部分に就い
ては、同等部分に同一符号を付して、重複する説明を省
略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に
説明する。
【0021】固定輪である外輪8の開口端部には、金属
製で有底円筒状のカバー18bを固定している。このカ
バー18bの底部31の片隅部には、円形の通孔32と
この通孔32の周縁部を囲む円筒壁33とを形成してい
る。この円筒壁33の中心軸は、上記カバー18bの円
筒部19の中心軸に対して平行である。一方、上記合成
樹脂21aは、上記センサ20を包埋した円環部36
と、第一のコネクタ素子35を包埋した円柱部37とを
備える。この円柱部37は、上記円環部36の一部内側
面から内方に突出している。又、この円柱部37の中心
軸と上記円環部36の中心軸とは互いに平行である。そ
して、上記円環部36を上記円筒部19に内嵌固定した
状態で、上記円柱部37は上記円筒壁33にがたつきな
く挿入される。この円柱部37の中間部外周面には係止
溝38を、全周に亙って形成し、この係止溝38にOリ
ング39を係止している。上記円柱部37を上記円筒壁
33に挿入した状態でこのOリング39の外周縁は、こ
の円筒壁33の中間部内周面に当接して、上記円柱部3
7の外周面と円筒壁33の内周面との間をシールする。
【0022】上記第一のコネクタ素子35は、雄端子4
0と、上記円柱部37と一体に形成されてこの雄端子4
0の周囲に配置された円筒部41とを含んで構成され
る。これら雄端子40及び円筒部41の中心軸は、上記
円筒部19及び円柱部37の中心軸と平行である。又、
円筒部41の中心軸と円柱部37の中心軸とは一致して
いる。更に、上記円筒部41の一部外周面には、係止突
部42を形成している。この係止突部42の先端面(図
1〜2の右端面)は、上記円筒部41の先端縁(図1〜
2の右端縁)に向かう程この円筒部41の外周面に近づ
く方向に傾斜している。
【0023】一方、上記第一のコネクタ素子35に対し
て着脱自在な第二のコネクタ素子43は、ABS等の制
御器に通じる導線44の端部に設けられている。この第
二のコネクタ素子43の中心部には、雌端子45を支持
固定している。この雌端子45の先端部は上記雄端子4
0に外嵌自在である。又、この雌端子44の基端部に
は、上記導線44の端部を接続している。
【0024】又、上記第二のコネクタ素子43のケース
46は、合成樹脂の射出成形により一体成形されてお
り、上記導線44の端部を挿入する接続筒部47と、こ
の接続筒部47の先半部(図1〜2の左半部)周囲に設
けられた主部48と、この主部48の先端縁部に形成さ
れた、この主部48よりも大径の覆い筒部49とを備え
る。このうちの接続筒部47の内周面と、この接続筒部
47内に挿入された導線44の外周面との間にはワイヤ
シール50を設けて、これら両周面同士の間の水密保持
を図っている。又、上記接続筒部47の先端部外周面と
上記円筒部41の内周面との間にはシールリング51を
設けて、これら両周面同士の間の水密保持を図ってい
る。又、上記覆い筒部49の内径は、前記カバー18b
に形成した円筒壁33の外径よりも少しだけ大きくして
いる。
【0025】更に、上記主部48の一部には弾性片52
を、上記ケース46と一体に形成し、この弾性片52と
前記円筒部41の外周面に形成した前記係止突部42と
により、第一、第二のコネクタ素子35、43同士を不
離に連結する為の連結機構を構成している。上記弾性片
52は、上記主部48の一部に形成された透孔53の内
側に形成しており、基端部(図1〜2の右端部)が上記
主部48に結合され、自由端となった先端部(図1〜2
の左端部)には、この主部48の直径方向内方に向く弾
力を付与している。又、この弾性片52の中間部には、
上記係止突部42と係合自在な係止孔54を形成してい
る。更に、この弾性片52の先端部には傾斜面55を形
成している。
【0026】上述の様に構成される本発明の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記第一のコネ
クタ素子35と上記第二のコネクタ素子43とを接続す
るには、先ず、第二のコネクタ素子43に設けられた覆
い筒部49の先端開口と、前記カバー18bに形成した
円筒壁33とを対向させる。そして、この状態から上記
第二のコネクタ素子43を、前記カバー18bに向け押
し付ける。上記覆い筒部49の内径は上記円筒壁33の
外径よりも少しだけ大きいので、押し付け作業時に上記
第二のコネクタ素子43の直径方向に亙る位置が適切に
規制される。この為、上記押し付け作業に伴って、前記
雄端子40と前記雌端子45とが嵌合し、前記センサ2
と導線44とが導通する。
【0027】上記雄端子40と前記雌端子45とを十分
に嵌合させるだけ、上記第二のコネクタ素子43をカバ
ー18bに向け押し付けると、上記弾性片52と係止突
部42とが係合する。そして、係合した後は、上記第二
のコネクタ素子43がカバー18bから離れる方向に変
位する事を防止する。従って、上記第一、第二のコネク
タ素子35、43を確実に接続した後は、この第二のコ
ネクタ素子43が不用意に外れる事はない。更に、この
様に第一、第二のコネクタ素子35、43を確実に接続
した状態では、覆い筒部49が上記円筒壁33の周囲に
位置する。第二のコネクタ素子43を取り外す必要が生
じた場合には、適当な治具により上記弾性片52の先端
部を直径方向外方に変位させた状態のまま、上記第二の
コネクタ43をカバー18bから引き離す。
【0028】この様に本発明の回転速度検出装置付転が
り軸受ユニットの場合、上記第一のコネクタ素子35と
第二のコネクタ素子43とを係合させた状態では、上記
覆い筒部49が円筒壁33の周囲に位置する。そして、
この覆い筒部49が、円筒壁33の先端部内周縁と合成
樹脂34の円柱部37の外周面との間に存在する微小隙
間の端部開口を覆う。この為、洗車時に使用する高圧洗
車機から勢い良く噴出する水も、上記覆い筒部49に遮
られて、円筒壁33と合成樹脂34との突き合わせ面、
即ち上記先端部内周面と円柱部37の外周面との間に存
在する微小隙間の端部開口に直接吹き付けられる事がな
い。従って、上記水がカバー18bの内側に入り込む事
を有効に防止できる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、合成樹脂の射出成形時にカバーを射出成形
型の内部にセットする必要がなくなり、この射出成形型
を簡略化して、上記コストの低減に寄与できると言った
効果を保持しつつ、カバーの内側に水が入り込む事を確
実に防止できる。従って、優れた信頼性及び耐久性を有
する回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを安価に得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、図4と同様の断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】従来構造の第1例を示す断面図。
【図4】図3の右部拡大図。
【図5】従来構造の第2例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 ハブ 2 フランジ部 3a、3b 内輪軌道 4 段部 5 内輪 6 雄ねじ部 7 ナット 8 外輪 9 取付部 10a、10b 外輪軌道 11 転動体 12 シールリング 13、13a トーンホイール 14 小径部 15 大径部 16 段部 17 透孔 18、18a、18b カバー 19 円筒部 20、20a センサ 21、21a 合成樹脂 22 永久磁石 23 ステータ 24 コイル 25 微小隙間 26 外径側円筒部 27 内径側円筒部 28 切り欠き 29 ボビン 30 接続部 31 底部 32 通孔 33 円筒壁 34 合成樹脂 35 第一のコネクタ素子 36 円環部 37 円柱部 38 係止溝 39 Oリング 40 雄端子 41 円筒部 42 係止突部 43 第二のコネクタ素子 44 導線 45 雌端子 46 ケース 47 接続筒部 48 主部 49 覆い筒部 50 ワイヤシール 51 シールリング 52 弾性片 53 透孔 54 係止孔 55 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周面に第一の軌道面を有し、使用
    時に回転しない固定輪と、上記第一の周面と対向する第
    二の周面に第二の軌道面を有し、使用時に回転する回転
    輪と、上記第一の軌道面と第二の軌道面との間に転動自
    在に設けられた複数の転動体と、上記回転輪に固定さ
    れ、円周方向に亙る特性を交互に且つ等間隔に変化させ
    た円環状のトーンホイールと、上記固定輪の開口端部に
    固定されたカバーと、このカバーの内部に保持固定され
    た状態で上記トーンホイールと対向するセンサと、上記
    カバーの一部に形成された通孔と、この通孔の周囲部分
    に形成された円筒壁と、この円筒壁及び上記通孔の内側
    に保持固定されて上記センサに通じる第一のコネクタ素
    子と、この第一のコネクタ素子に対して着脱自在な第二
    のコネクタ素子とを備えた回転速度検出装置付転がり軸
    受ユニットに於いて、上記第一のコネクタ素子に対する
    上記第二のコネクタ素子の着脱方向が上記円筒部の中心
    軸方向と一致しており、上記第二のコネクタ素子の先端
    部には、上記円筒部の外径寸法よりも少しだけ大きな内
    径寸法を有する覆い筒部が形成されており、この覆い筒
    部は、上記第一のコネクタ素子と第二のコネクタ素子と
    を係合させた状態で上記円筒壁の周囲に位置する事を特
    徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
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