JPH0886797A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとその製造方法 - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとその製造方法

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JPH0886797A
JPH0886797A JP22347294A JP22347294A JPH0886797A JP H0886797 A JPH0886797 A JP H0886797A JP 22347294 A JP22347294 A JP 22347294A JP 22347294 A JP22347294 A JP 22347294A JP H0886797 A JPH0886797 A JP H0886797A
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ring
outer peripheral
holder
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JP22347294A
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Hideo Ouchi
英男 大内
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Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/723Shaft end sealing means, e.g. cup-shaped caps or covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/186Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサ35の出力信号を取り出す為のコネク
タ34をカバー29の外周面に設け、ABSやTCSの
設計の自由度を高める。 【構成】 センサ35をホルダ40に包埋し、このホル
ダ40をカバー29の周壁32に内嵌する。周壁32に
形成した透孔33部分にコネクタケース46を設ける。
Oリング45により透孔33部分をシールする。端子4
7は、ホルダ40を周壁32内に押し込んだ後に折り曲
げて、透孔33を通じて周壁32の外周面から突出させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の車輪を懸架
装置に対して回転自在に支持すると共にこの車輪の回転
速度を検出する為の、回転速度検出装置付転がり軸受ユ
ニットとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
(ABS)、或はトラクションコントロールシステム
(TCS)を制御すべく、この車輪の回転速度を検出す
る為に従来から、例えば特開昭63−166601号公
報に記載されている様な回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットが知られている。
【0003】図8は、上記公報に記載された回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットを示している。回転輪は、
ハブ1と内輪2とから構成されている。このうちのハブ
1の外端部(自動車に装着した場合に幅方向外側になる
端部を言う。図8の左端部。)には車輪固定用のフラン
ジ部3を設け、中間部外周面には内輪軌道4aを形成し
ている。又、上記内輪2は、外周面に内輪軌道4bを有
し、上記ハブ1の中間部外周面に外嵌されている。上記
ハブ1の内端部(自動車に装着した場合に幅方向中央側
になる端部を言う。図8の右端部。)外周面に形成され
た雄ねじ部5にはナット6を螺合している。このナット
6は、上記雄ねじ部5への螺合に伴って、上記内輪2の
内端面を押圧し、この内輪2をハブ1の外周面の所定位
置に固定する。
【0004】又、固定輪である外輪7は、図示しない懸
架装置に支持する為の取付部8を外周面に、複列の外輪
軌道9a、9bを内周面に、それぞれ形成している。こ
の外輪軌道9a、9bと上記内輪軌道4a、4bとの間
には、それぞれ複数個ずつの転動体10、10を設け
て、上記取付部8によって懸架装置に支持された外輪7
の内側に、ハブ1を回転自在に支持している。尚、転動
体10、10としては、図示の様な玉を使用する他、重
量の嵩む自動車用の場合にはテーパころを使用する場合
もある。
【0005】上記ナット6には円輪状のロータ部11を
設けると共に、このロータ部11の内側面に凹凸部12
を形成している。この凹凸部12によりこのナット6
が、ハブ1の回転に伴って次述するセンサ14にパルス
的な出力を発生させる、トーンホイールとして機能す
る。又、外輪7の内端開口部に嵌合固定したカバー13
にはセンサ14を固定し、このセンサ14の外端面を上
記凹凸部12に対向させている。
【0006】上述した様な回転速度検出装置付転がり軸
受ユニットの場合、ハブ1の外端部に設けられたフラン
ジ部3に固定された車輪を、外輪7を支持した懸架装置
に対し、回転自在に支持できる。又、車輪の回転に伴っ
てハブ1の内端部に螺合した、ナット6と一体のロータ
部11が回転すると、このロータ部11内側面の凹凸部
12と対向したセンサ14の出力が変化する。このセン
サ14の出力が変化する周波数は、車輪の回転速度に比
例する為、センサ14の出力信号を図示しない制御器に
入力すれば、上記車輪の回転速度を求め、ABSやTC
Sを適切に制御できる。
【0007】上述の様に構成され作用する回転速度検出
装置付転がり軸受ユニットは、懸架装置と車輪の間部分
に設けられる為、車輪が跳ね上げた雨水がカバー13内
に入り込む事を確実に防止する為の考慮が必要である。
この様な目的で考えられた防水構造として実開平4−9
0965号公報には、図9〜10に示す様な構造が記載
されている。
【0008】ステンレス鋼板を絞り成形する事で造られ
るカバー15は、外輪7(図8)の内端開口部に内嵌固
定自在である。このカバー15には合成樹脂製のホルダ
16を内嵌固定している。トーンホイールとの組み合わ
せで回転速度を検出するセンサ14(図8)は、このホ
ルダ16を射出成形(一次成形)する際に、このホルダ
16内に包埋する。このホルダ16の内端面には円形の
凸部17を形成し、この凸部17の内側部分に金属製の
端子18、18を突出させている。これら各端子18、
18は上記センサ14の検出信号を取り出す為のもの
で、上記センサ14と導通している。又、上記凸部17
の周囲にはOリング19を嵌着しており、このOリング
19を上記ホルダ16の内端面と上記カバー15の内側
面との間で弾性的に圧縮している。更に、上記カバー1
5の外側面には合成樹脂製のコネクタケース20を射出
成形(二次成形)し、このコネクタケース20と上記凸
部17とを結合している。上記端子18は、このコネク
タケース20内の凹部21内に突出している。ABSや
TCSを構成する場合には、前記制御器に通じる導線の
端部に接続したプラグを上記凹部21内に挿入し、上記
導線と上記端子18とを導通させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9〜10に示した従
来構造は、カバー15の内端面側にコネクタケース20
を設けられる構造である限り、特に問題を生じない。こ
れに対して、コネクタをカバーの外周面に設ける場合に
は、図9〜10に示した構造をそのまま使用できない。
即ち、コネクタをカバーの外周面に設ける場合には、端
子をカバーの外周面から直径方向外方に突出させる必要
がある。ところが、図9〜10に示した構造をそのまま
コネクタをカバーの外周面に設ける構造に変えただけで
は、カバーと端子とが干渉して、ホルダをカバー内に挿
入できない。コネクタをカバーの外周面に設ける事は、
カバーの内端面側にコネクタを設置する為に十分なスペ
ースを確保できない場合に必要であり、対策が望まれて
いる。
【0010】本発明の回転速度検出装置付き転がり軸受
ユニットとその製造方法は、この様な事情に鑑みて発明
したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットとその製造方法のうち、請求項
1に記載した回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
は、前述した回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと
同様に、回転しない固定輪と、この固定輪と同心に配置
されて回転自在な回転輪と、上記固定輪及び回転輪の周
面同士の間に設けられた複数の転動体と、上記回転輪に
固定されたトーンホイールと、上記固定輪の開口端部に
固定された、円筒状の周壁を有するカバーと、検出部を
有し、この検出部を上記トーンホイールに対向させた状
態で、上記カバーの内側に支持されたセンサと、このセ
ンサと電気的に導通し、上記カバーの外面に支持された
コネクタとを備えている。
【0012】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットに於いては、上記周壁の一部には透孔が形
成されており、上記センサは合成樹脂製のホルダ内に包
埋されており、このホルダの一部外周面には上記透孔よ
りも小さくない凸部が形成されており、この凸部の内側
部分には上記コネクタを構成する金属製の端子素子が設
けられており、上記凸部の周囲に嵌着されたOリングが
上記ホルダの外周面と上記カバーの内周面の一部で上記
透孔の周囲部分との間で弾性的に圧縮されており、上記
カバーの外周面で上記透孔部分には合成樹脂製のコネク
タケースが形成されており、このコネクタケースの内側
には、上記端子素子を直径方向外方に折り曲げ形成して
成る端子が設けられている。
【0013】又、請求項2に記載した回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットの製造方法は、上述の様な回転速
度検出装置付転がり軸受ユニットを造る為に、上記セン
サを包埋したホルダの一部外周面に形成した凸部の周囲
にOリングを嵌着した後にこのホルダを、凸部よりも大
きくない透孔を形成した上記カバーの内側に挿入すると
共に上記Oリングを、上記ホルダの外周面と上記カバー
の内周面の一部で上記透孔の周囲部分との間で弾性的に
圧縮し、次いで上記コネクタを構成する為に上記凸部の
内側部分に設けられた金属製の端子素子を直径方向外側
に折り曲げて上記透孔を通じて上記ケースの外周面から
突出させた後、上記カバーの外周面で上記透孔部分に合
成樹脂製のコネクタケースを形成し、このコネクタケー
スの内側に上記端子素子を折り曲げ形成して成る端子を
設ける。
【0014】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置に対して回
転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出す
る際の作用は、前述した従来の回転速度検出装置付転が
り軸受ユニットと同様である。
【0015】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットの場合には、コネクタをカバーの外周面に
設け、しかもこのコネクタ設置部分の水密保持を確実に
図れる。この為、カバーの内端面側にコネクタの設置ス
ペースを確保できない場合でも、十分な耐久性、信頼性
を有する回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成
できる。
【0016】
【実施例】図1〜2は本発明の実施例を示している。固
定輪である外輪7は、内周面に複列の外輪軌道9a、9
bを有する。この外輪7は、その外周面に形成した取付
部8により、懸架装置に支持自在としている。この外輪
7の内側には、ハブ1と内輪2とから構成される回転輪
を配置している。このうちのハブ1の外周面には上記外
輪軌道9aと対向する内輪軌道4aを、内輪2には上記
外輪軌道9bと対向する内輪軌道4bを、それぞれ形成
している。又、上記ハブ1の内端部に形成した雄ねじ部
5には、内輪2を外嵌した状態でナット6を螺合緊締
し、上記内輪2をハブ1に固定している。
【0017】そして、上記外輪7の外輪軌道9a、9b
と上記回転輪を構成するハブ1及び内輪2の内輪軌道4
a、4bとの間に、それぞれ保持器22、22により保
持された複数の転動体10、10を設け、上記外輪7の
内径側にハブ1を、回転自在に支持している。上記ハブ
1の外端寄り部分の外周面と、上記外輪7の外端寄り部
分の内周面との間には、シール環49を装着して、上記
転動体10、10を設置した空間23部分の外端開口部
を塞いでいる。又、上記ハブ1の外端部で、上記外輪7
の外端開口から突出した部分には、車輪を固定する為の
フランジ部3を設けている。
【0018】一方、上記内輪2の内側端部で、上記内輪
軌道4bから外れた部分には、トーンホイール24を設
けている。このトーンホイール24は、磁性金属板をプ
レス成形する事により、断面がクランク型で、全体を円
筒状に形成している。このトーンホイール24は、上記
内輪2の内端部に外嵌固定する為の大径部25と、この
大径部25の内側端縁から直径方向内方に折れ曲がった
段部26と、この段部26の内周縁から内方に向けて連
続した小径部27とを備える。そして、この小径部27
に、それぞれが矩形に形成された多数の透孔28を、円
周方向に亙り等間隔に形成している。この様なトーンホ
イール24は、上記大径部25を上記内輪2の内端部に
外嵌し、上記段部26をこの内輪2の内端部外周縁に突
き当てた状態で、この内輪2に固定される。
【0019】又、前記外輪7の内端開口部には、カバー
29を外嵌固定している。このカバー29は、ステンレ
ス鋼板等の金属板を絞り成形する事により有底円筒状に
形成されたもので、円筒状の周壁32を有する。又、こ
の周壁32の外周面外端開口寄り部分には、外向フラン
ジ状の鍔部31を形成している。この様なカバー29
は、上記周壁32の内端部を上記外輪7の内端開口部に
内嵌すると共に、上記鍔部31を上記外輪7の内端面に
突き合わせる事で、上記外輪7に固定している。
【0020】この様にして外輪7に固定された、上記カ
バー29の内側には、センサ35を支持固定している。
図示の実施例の場合には、車輪の回転に伴うセンサ35
の出力変化を大きくすべく、このセンサ35を円環状に
形成し、このセンサ35の内周面と上記トーンホイール
24の小径部27の外周面とを、全周に亙り、微小隙間
を介して、互いに対向させている。この為に上記センサ
35を構成するポールピース36には、円周方向に亙っ
て多数の切り欠き37を、上記小径部27に形成した透
孔28と等ピッチで形成して、これら切り欠き37形成
部分を上記小径部27の外周面に対向させている。又、
円環状の永久磁石38は直径方向に亙り着磁し、その内
周面を上記小径部27の外周面に対向させ、その外周面
を上記ポールピース36の内周面に当接若しくは近接さ
せている。
【0021】但し、本発明の特徴は、次述する様に、セ
ンサ35の検出信号を取り出すコネクタ34をカバー2
9を構成する周壁32の外周面に設ける点にある。従っ
て、上記センサ35の構造は特に限定しない。図示の様
な、ポールピース36を通過する磁束の密度変化に応じ
てコイル39に惹起される電圧を変化させる、所謂パッ
シブ型の回転速度検出装置に限らず、所謂アクティブ型
の回転速度検出装置を使用する事もできる。アクティブ
型の回転速度検出装置を使用する場合には、トーンホイ
ールとして円周方向に亙り磁極が交互に変化する永久磁
石を使用し、センサにはホールIC等の磁気検出素子を
組み込む。
【0022】何れにしても、センサ35は、合成樹脂製
のホルダ40内に包埋されている。このホルダ40の一
部外周面には、矩形の凸部41が形成されており、この
凸部41の内側部分に、次述するコネクタ34を構成す
る為の、金属製の端子素子42、42を設けている。即
ち、図4に示す様に上記凸部41の中央部に凹部43を
形成し、この凹部43の片側内側面から凹部43の内側
に向けて上記端子素子42、42を、円周方向に突出さ
せている。但し、上記ホルダ40を形成したままの状態
では、これら各端子素子42、42は、上記凸部41か
ら突出してはいない。
【0023】又、上記ホルダ40の外周面で上記凸部4
1から外れた部分には、複数の突条44、44を、軸方
向に亙って形成している。これら複数の突条44、44
の外接円の自由状態での直径は、上記周壁32の内径よ
りも僅かに大きくしている。従って上記ホルダ40は上
記周壁32の内側に押し込み自在である。そして、押し
込んだ状態では上記各突条44、44の先端縁と周壁3
2の内周面とが強く当接し、ホルダ40が不用意に周壁
32から抜け出るのを防止する。又、この様にホルダ4
0を周壁32内に押し込んだ状態で、このホルダ40の
外周面で上記凸部41の周囲部分と周壁32の内周面と
の間には、Oリング45を挟持している。このOリング
45の自由状態での厚さ(太さ)は、上記凸部41の高
さよりも大きい。従って、上記ホルダ40を上記周壁3
2内に押し込んだ状態でこのOリング45は、上記ホル
ダ40の外周面と上記カバー29を構成する周壁32の
内周面との間で弾性的に圧縮された状態となる。
【0024】一方、コネクタ34を設けるべく、上記周
壁32の一部には、図3に示す様な矩形の透孔33を形
成している。この透孔33の大きさは、上記凸部41よ
りも大きくない。従って、上記ホルダ40を周壁32の
内側に押し込み、これら透孔33と凸部41とを対向さ
せた状態では、透孔33の内側部分が、その全体に亙っ
て凸部41と対向する。言い換えれば、透孔33の周縁
部が凸部41からはみ出す事がない。従って上記Oリン
グ45は、この透孔33の周囲部分で、上記周壁32の
内周面に当接する。この結果、上記透孔33の存在に拘
らず、カバー29内外の水密保持が、上記Oリング45
により図られる。
【0025】そして、この周壁32の外周面でこの透孔
33を形成した部分に、コネクタ34を設けている。こ
の為に上記カバー29を構成する周壁32の外周面で上
記透孔33部分には、上記ホルダ40と同材質の合成樹
脂製のコネクタケース46を形成している。そして、こ
のコネクタケース46の内側に、前記端子素子42、4
2を直径方向外方に折り曲げ形成して成る端子47を設
けている。即ち、上記コネクタケース46には、直径方
向外端面に開口する凹部48を形成し、この凹部48の
奥端面から上記端子47を突出させている。ABSやT
CSを構成する場合には、制御器に通じる導線の端部に
接続したプラグを上記凹部48内に挿入し、このプラグ
と上記端子47とを導通させる。
【0026】尚、上述の様に構成される本発明の回転速
度検出装置付転がり軸受ユニットを造る場合には、先ず
一次成形により内部にセンサ35を包埋したホルダ40
を形成する。そして図4に示す様に、前記凸部41の周
囲にOリング45を嵌着する。次いで、この凸部41を
その外周面に形成したホルダ40を、前記透孔33を形
成したカバー29の内側に挿入する。この挿入作業と同
時に上記Oリング45を、上記ホルダ40の外周面と上
記カバー29を構成する周壁32の内周面の一部で、上
記透孔33の周囲部分との間で弾性的に圧縮する。
【0027】次いで、図6に示す様に前記端子素子4
2、42を直径方向外側に折り曲げ、これら各端子素子
42、42の一部を上記透孔33を通じて上記周壁32
の外周面から突出させる。その後、二次成形として、上
記カバー29の外周面で上記透孔33部分に合成樹脂製
のコネクタケース46を射出成形により形成する。
【0028】上述の様に構成され造られる本発明の回転
速度検出装置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置
に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速
度を検出する際の作用は、前述した従来の回転速度検出
装置付転がり軸受ユニットと同様である。
【0029】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットの場合には、コネクタ34をカバー29を
構成する周壁32の外周面に設け、しかもこのコネクタ
34の設置部分の水密保持を確実に図れる。この為、カ
バー29の内端面側にコネクタ34の設置スペースを確
保できない場合でも、十分な耐久性、信頼性を有する回
転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成できる。
【0030】尚、コネクタに対するプラグの抜き差し方
向を、直径方向でなく円周方向とする事もできる。この
為には、図7に示す様に端子素子42、42をクランク
形に折り曲げると共に、コネクタケースに形成する凹部
を円周方向一端面に開口させる。又、図示の実施例では
折り曲げ前の各端子素子42、42を円周方向(図4の
上下方向)に突出させているが、これら各端子素子を軸
方向(図4の左右方向)に突出させる事もできる。この
場合に、必要とされる端子素子の長さによっては、カバ
ー29に設ける透孔33(図3)を、このカバー29の
外周壁から底壁にまで連続する大きさとし、折り曲げ前
の端子素子がこの透孔を通じて、上記底壁から内端側
(図4の右側)に突出する様にしても良い。
【0031】更に、図示の実施例は、非駆動輪(FR車
の前輪、FF車の後輪)を支承すると共にこの非駆動輪
の回転速度を検出する為の回転速度検出装置付転がり軸
受ユニットに本発明を実施した例を示している。但し本
発明は、この様な非駆動輪用のユニットに限らず、駆動
輪(FR車の後輪、FF車の前輪、4WD車の全輪)に
も実施できる事は明らかである。駆動輪部分に実施する
場合には、カバーとして中央部に円孔を形成した円輪状
のものを使用し、このカバーの内側に等速ジョイントに
より回転駆動される駆動軸を挿通する。又、上記カバー
の内周縁にシール環を支持し、このシール環により、カ
バーの内周縁と駆動軸の外周面との間をシールする。
【0032】
【発明の効果】本発明の回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットは、以上に述べた通り構成され作用する為、コ
ネクタの設置位置を変更する事で、自動車を設計する際
の自由度を多くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大断面図。
【図3】カバーの斜視図。
【図4】センサを包埋したホルダの斜視図。
【図5】ホルダの外周面に形成した凸部の部分拡大斜視
図。
【図6】カバーとホルダとを組み合わせ、端子素子を折
り曲げた状態を示す斜視図。
【図7】端子素子の折り曲げ状態の別例を示す斜視図。
【図8】従来構造の1例を示す断面図。
【図9】同第2例を構成するホルダを示す斜視図。
【図10】このホルダをカバーに内蔵した状態を示す断
面図。
【符合の説明】
1 ハブ 2 内輪 3 フランジ部 4a 内輪軌道 4b 内輪軌道 5 雄ねじ部 6 ナット 7 外輪 8 取付部 9a 外輪軌道 9b 外輪軌道 10 転動体 11 ロータ部 12 凹凸部 13 カバー 14 センサ 15 カバー 16 ホルダ 17 凸部 18 端子 19 Oリング 20 コネクタケース 21 凹部 22 保持器 23 空間 24 トーンホイール 25 大径部 26 段部 27 小径部 28 透孔 29 カバー 31 鍔部 32 周壁 33 透孔 34 コネクタ 35 センサ 36 ポールピース 37 切り欠き 38 永久磁石 39 コイル 40 ホルダ 41 凸部 42 端子素子 43 凹部 44 突条 45 Oリング 46 コネクタケース 47 端子 48 凹部 49 シール環

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しない固定輪と、この固定輪と同心
    に配置されて回転自在な回転輪と、上記固定輪及び回転
    輪の周面同士の間に設けられた複数の転動体と、上記回
    転輪に固定されたトーンホイールと、上記固定輪の開口
    端部に固定された、円筒状の周壁を有するカバーと、検
    出部を有し、この検出部を上記トーンホイールに対向さ
    せた状態で、上記カバーの内側に支持されたセンサと、
    このセンサと電気的に導通し、上記カバーの外面に支持
    されたコネクタとを備えた回転速度検出装置付転がり軸
    受ユニットに於いて、上記周壁の一部には透孔が形成さ
    れており、上記センサは合成樹脂製のホルダ内に包埋さ
    れており、このホルダの一部外周面には上記透孔よりも
    小さくない凸部が形成されており、この凸部の内側部分
    には上記コネクタを構成する金属製の端子素子が設けら
    れており、上記凸部の周囲に嵌着されたOリングが上記
    ホルダの外周面と上記カバーの内周面の一部で上記透孔
    の周囲部分との間で弾性的に圧縮されており、上記カバ
    ーの外周面で上記透孔部分には合成樹脂製のコネクタケ
    ースが形成されており、このコネクタケースの内側に
    は、上記端子素子を直径方向外方に折り曲げ形成して成
    る端子が設けられている事を特徴とする回転速度検出装
    置付転がり軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 回転しない固定輪と、この固定輪と同心
    に配置されて回転自在な回転輪と、上記固定輪及び回転
    輪の周面同士の間に設けられた複数の転動体と、上記回
    転輪に固定されたトーンホイールと、上記固定輪の開口
    端部に固定された、円筒状の周壁を有するカバーと、検
    出部を有し、この検出部を上記トーンホイールに対向さ
    せた状態で、上記カバーの内側に支持されたセンサと、
    このセンサと電気的に導通し、上記カバーの外面に支持
    されたコネクタとを備えた回転速度検出装置付転がり軸
    受ユニットを製造する方法であって、上記センサを包埋
    したホルダの一部外周面に形成した凸部の周囲にOリン
    グを嵌着した後にこのホルダを、上記凸部よりも大きく
    ない透孔を形成した上記カバーの内側に挿入すると共に
    上記Oリングを、上記ホルダの外周面と上記カバーの内
    周面の一部で上記透孔の周囲部分との間で弾性的に圧縮
    し、次いで上記コネクタを構成する為に上記凸部の内側
    部分に設けられた金属製の端子素子を直径方向外側に折
    り曲げて上記透孔を通じて上記ケースの外周面から突出
    させた後、上記カバーの外周面で上記透孔部分に合成樹
    脂製のコネクタケースを形成し、このコネクタケースの
    内側に上記端子素子を折り曲げ形成して成る端子を設け
    る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの製造方法。
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