JP2006184212A - 回転角度検出装置の取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータに固定されたコネクタのガタつき量を低減可能な、回転角度検出装置の取り付け構造を提供する。
【解決手段】ステータ22には、コイルが設けられているとともに、当該コイルの端子を接続するコネクタ22aが固定されている。コネクタ22aは、ハウジング20に形成されたハウジング孔20aから外部に突出しており、突出したコネクタ22aは、ハウジング孔20aに固定されるコネクタ保持部材26に挿通され、当該コネクタ保持部材26にてハウジング20に対して保持される。そしてコネクタ保持部材26におけるコネクタ22aの外周と対向する面(26x)に、コネクタ22aが径方向に移動したときにコネクタ22aの外周(22x)と接触可能な、コネクタ22aの径方向への移動を規制する規制部26dを設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、略筒状のハウジング内に、同軸状態で収容された略筒状または略棒状の回転体の回転角度を検出可能な、ロータとステータとで構成された回転角度検出装置の取り付け構造に関する。
従来、車両における操舵装置には、油圧を用いて車輪の操舵をアシストする油圧式パワーアシストステアリング装置(以下、「油圧パワステ」と記載する)が一般的に普及していた。近年では、車両の燃費向上等を目的として、油圧を用いることなく電動モータで車輪の操舵をアシストする電動式パワーアシストステアリング装置(以下、「電動パワステ」と記載する)の採用が広がり始めている。
まず、図1を用いて電動パワステシステム1の全体構成の概略を説明する。運転者によるステアリングホイールSW(以下、「ステアリングSW」と記載する)の操舵量は、連結部4及び操舵トルク検出手段6を介して車輪操舵部2に伝達される。車輪操舵部2では、入力された操舵量に応じてロッド5を車両に対して左右に動作させて車輪FWR及びFWLを左右に向ける(もちろん左右の動作方向は、運転者からの操舵方向に従う)。車輪操舵部2には電動モータが収容されており、当該電動モータが操舵トルクに応じて駆動され、車輪FWR及びFWLの操舵がアシストされる。
例えば電動パワステシステム1には、図1に示すように制御ユニットEが設けられており、一点鎖線は制御ユニットEとの電気的な接続を示している。制御ユニットEには、操舵トルク検出手段6からの操舵トルクに応じた検出信号の入力、電動モータのコネクタ32aへの駆動信号の出力、及び回転角度検出装置のコネクタ22aからの(電動モータの回転角度に基づいた)検出信号の入力が接続されている。また制御ユニットEには、車両の状態(走行速度等)に関する信号(図示せず)も入力されており、車両の状態及び操舵トルク検出手段6からの検出信号に基づいて適切なアシスト力を求め、回転角度検出装置からの検出信号を監視しながら電動モータに駆動信号を出力する。この回転角度検出装置として、いわゆるバリアブルリラクタンス型レゾルバを採用することができる。
コネクタ22a部におけるハウジング20の内部には、ロータ12とステータ22とで構成された回転角度検出装置(図2、図3参照)が収容されており、コネクタ22aはステータ22に固定されている。そしてステータ22は、例えば特許文献1に記載の方法にて、ハウジング20内に固定されている。
特開2004−48925号公報
しかし、特許文献1に記載の方法では、ハウジング20内にステータ22を適切に固定することができるが、コイルが巻かれたステータ22に設けられたコネクタ22aについては固定方法が開示されていない。コイルが巻かれたステータ22にはコネクタ22aが固定されており、例えば車両を生産する工場では、作業者がコネクタ22aに相手コネクタを嵌合する場合等にて、コネクタ22aに種々の方向に種々の大きさの力を加えている。
車両を生産する工場では、コネクタ22aに相手コネクタを嵌合させた場合、嵌合状態を確認するために相手コネクタを嵌合させたコネクタ22aをハウジング20の軸方向に往復するように動かす場合がある。この場合、コネクタ22aのガタつき量が大きいと、コネクタが固定されているステータ22に過大な応力が生じ、ハウジング20とステータ22との固定状態が緩む可能性があり、回転角度の検出精度に影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ロータとステータとで構成された回転角度検出装置の取り付け構造に関し、ステータに固定されたコネクタのガタつき量を低減可能な、回転角度検出装置の取り付け構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの回転角度検出装置の取り付け構造である。
請求項1に記載の回転角度検出装置の取り付け構造は、略筒状または略棒状の形状で軸を中心に回転可能な回転体の外周に略環状の形状を有するロータを固定し、ロータの外周には略環状の形状を有するステータを配置し、ステータの外周には略筒状の形状を有するハウジングを設け、ハウジング内に固定されたステータと、回転体と一体となって回転するロータとを用いて回転体の回転角度を検出可能な回転角度検出装置の取り付け構造である。
ステータには、コイルが設けられているとともに、当該コイルの端子を接続するコネクタが固定されている。
コネクタは、ハウジングに形成されたハウジング孔から外部に突出しており、突出したコネクタは、ハウジング孔に固定されるコネクタ保持部材に挿通され、当該コネクタ保持部材にてハウジングに対して保持される。
そしてコネクタ保持部材におけるコネクタの外周と対向する面に、コネクタが径方向に移動したときにコネクタの外周と接触可能な、コネクタの径方向への移動を規制する規制部を設ける。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの回転角度検出装置の取り付け構造である。
請求項2に記載の回転角度検出装置の取り付け構造は、請求項1に記載の回転角度検出装置の取り付け構造であって、コネクタは、コネクタ保持部材にてシール部材を介してハウジングに対して保持されており、コネクタにおけるシール部材と接触している部分の形状は、第1円柱の上に、第1円柱よりも小さな外径の第2円柱を重ねた形状を有しており、コネクタ保持部材におけるシール部材と接触している部分の形状は、第2円柱の外径よりも大きな内径の第3円筒と、第3円筒の上面から内径方向に張り出したフランジ部を有している。
シール部材は、コネクタにおける第1円柱の上面と第2円柱の側面とに接触するように装着されるとともに、コネクタ保持部材における第3円筒の内壁とフランジ部の下面とに接触するように装着される。
そしてコネクタが径方向に移動したとき、コネクタ保持部材における第3円筒の内壁がコネクタにおける第1円柱の側面に接触可能となるように、第3円筒の内壁を第1円柱の側面の方向に延設する。
請求項1に記載の回転角度検出装置の取り付け構造を用いれば、コネクタ保持部材に設けられた規制部が、コネクタが径方向に移動したときにコネクタ外周面と接触してコネクタの径方向への移動を規制する。
これにより、ステータに固定されたコネクタのガタつき量(コネクタの径方向への移動量)を低減可能な、回転角度検出装置の取り付け構造を実現することができる。
また、請求項2に記載の回転角度検出装置の取り付け構造では、コネクタが径方向に移動したとき、コネクタ保持部材における第3円筒の内壁がコネクタにおける第1円柱の側面に接触可能となるように、第3円筒の内壁を第1円柱の側面の方向に延設する。この延設した第3円筒の内壁が規制部に相当し、径方向に移動したコネクタの第1円柱の側面が接触してコネクタの移動を規制する。
これにより、シール部材によるコネクタ周囲の密閉を維持した状態にて、ステータに固定されたコネクタのガタつき量(コネクタの径方向への移動量)を低減可能な、回転角度検出装置の取り付け構造を実現することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は電動パワステシステム1の一実施の形態の全体構成の概略を示す図であり、既に説明しているので説明を省略する。
本発明において例示する回転角度検出装置は、バリアブルリラクタンス型レゾルバであり、この回転角度検出装置の取り付け構造は、図1に示す車輪操舵部2のハウジング20の先端部(図1中の符号3近傍)に収容されている回転角度検出装置(コネクタ22aを備えたステータ22と、ロータ12(図2、図3参照)とで構成された回転角度検出装置)の取り付け構造に関する。
●[回転角度検出装置、及びその周辺の構成部品(図2)]
図2は、回転角度検出装置(ロータ12とステータ22とで構成)、及びその周辺の構成部品を部品毎に分解して斜視図で表した図である。
回転体10はハウジング20内に収容されており、図示しない電動モータ(ハウジング20内に収容される)が回転体10を回転駆動することで、図1に示すロッド5が左右に移動するように、例えばボールねじ機構を介して回転体10とロッド5とが連結されている。
ハウジング20の形状は、内部に回転体10を収容するために略筒状である。また回転体10の形状は、図2〜図4に示す本実施の形態では略筒状であるが、略筒状に限定されず、略棒状としてもよい。また回転体10は、同軸状態でハウジング20に収容されている。なお、ハウジング20または車輪操舵部2は、車両のシャーシ等に固定されている。
ロータ12の形状は略環状であり、回転体10を挿入して通す孔が設けられており、回転体10の外周に固定されている。(以下、「挿入して通す」ことを「挿通させる」と記載する)
本実施の形態に示す例では、ロータ12の外周部には7個の歯が波状に設けられており(図3(B)参照)、この歯の位置がステータ22の内側で移動することで発生した信号を検出して、回転体10の回転角度を検出している。また、本実施の形態に示す例では、ロータ12を回転体10の外周部に圧入した後、ロータ固定部材14を回転体10の外周部に圧入するとともに回転体10の外周部にかしめて固定し、ロータ12を回転体10の外周部に固定している。
ステータ22の形状は、ロータ12の外径よりも大きな内径と、ハウジング20内に収容可能な外径を有する略環状である。また、ステータ22には、ロータ12の歯の移動により起電力を発生させるコイルが巻いてあり、コイルの先端はコネクタ22aに接続されている。制御ユニットEはコネクタ22aからの信号に基づいて、ロータ12すなわち回転体10の回転角度を検出可能である。本実施の形態に示す例では、ステータ22は、ハウジング20の側面に設けられたハウジング孔20aから、ステータ22に設けられたコネクタ22aがハウジング20の外部に突出するようにハウジング20の内周部に挿入されている。そしてステータ22をハウジング20の内周部に圧入した後、ステータ固定部材24をハウジング20の内周部に圧入するとともにハウジング20の内周部にかしめて固定し、ステータ22をハウジング20の内周部に固定している。
そしてハウジング孔20aから外部に突出しているコネクタ22aに、コネクタ保持部材26の保持孔部26cを挿通させて、スクリュ28にてコネクタ保持部材26をハウジング孔20a部分に固定している。
●[各構成部品の組み付け状態(図3)]
上記に説明した各構成部品を組み付けた状態の断面図を図3に示す。図3(A)は、回転体10及びハウジング20の軸ZZとコネクタ22aを通る面で切断した、軸ZZに平行な断面図を示している(図3(A)は図3(B)における断面BBである)。また図3(B)は、回転体10及びハウジング20の軸ZZと垂直であり且つコネクタ22aを通る面で切断した、軸ZZに垂直な断面図を示している(図3(B)は図3(A)における断面AAである)。
各部品を組み付けた状態では、図3(B)に示すように、略筒状または略棒状の形状で軸ZZを中心に回転可能な回転体10の外周に略環状の形状を有するロータ12を固定し、ロータ12の外周には略環状の形状を有するステータ22を配置し、ステータ22の外周には略筒状の形状を有するハウジング20を配置した状態である。そしてハウジング20内に固定されたステータ22と、回転体10と一体となって回転するロータ12とを用いて回転体10の回転角度を検出可能である。
●[コネクタ保持部材によるコネクタの保持(図4、図5)]
図4(A)(本実施の形態)は、本実施の形態を示す図であり、図3(A)(軸に平行な断面図)のコネクタ22a及び(本実施の形態の)コネクタ保持部材26の周辺の拡大図である。また、図4(B)(従来)は、従来の、コネクタ22a及び(従来の)コネクタ保持部材26Zの周辺の拡大図である。図4(A)(本実施の形態)と図4(B)(従来)では、コネクタ保持部材26、26Zにおけるコネクタ22aとの接触部である規制部26dの有無が異なる。
図4(A)に示す本実施の形態のコネクタ保持部材26と、図4(B)に示す従来のコネクタ保持部材26Zは、どちらも弾性力を有するシール部材26a(Oリング等)にてコネクタ22aとコネクタ保持部材26(26Z)との間隙が密閉されており、コネクタ22aは、シール部材26a及びコネクタ保持部材26を介して、ハウジング20に対して保持されている。
また同様に、図4(A)に示す本実施の形態のコネクタ保持部材26と、図4(B)に示す従来のコネクタ保持部材26Zは、どちらも弾性力を有するシール部材26b(Oリング等)にてコネクタ保持部材26(26Z)と、ハウジング20との間隙が密閉されている。
図4(A)に示す本実施の形態では、コネクタ22aにおけるシール部材26aと接触している部分の形状は、第1円柱22a1の上に、第1円柱22a1よりも小さな外径の第2円柱22a2を重ねた形状を有している。また、コネクタ保持部材26におけるシール部材26aと接触している部分の形状は、第2円柱22a2の外径よりも大きな内径の第3円筒26eと、第3円筒26eの上面から内径方向に張り出したフランジ部26wを有している。なお、図4(A)に示す例では、第3円筒26eの内径は、第2円柱22a2の外径よりも大きいとともに、第1円柱22a1の外径よりも大きい場合の例を示している。
そしてシール部材26aは、第1円柱22a1の上面22yと第2円柱22a2の側面22wとに接触するように装着されているとともに、第3円筒26eの内壁26x(保持部材側対向面)とフランジ部26wの下面26tとに接触するように装着されている。
そしてコネクタ22aが径方向に移動したとき、コネクタ保持部材26における第3円筒26eの内壁26xがコネクタ22aにおける第1円柱22a1の側面22xに接触可能となるように、第3円筒26eの内壁26xを第1円柱22a1の側面22xの方向に延設する(図4(A)中に示すように、下方向に延長させた形状とする)。
そして第3円筒26eの内壁26x(保持部材側対向面)を、第1円柱22a1の側面22x(コネクタ側対向面)と対向する位置まで延長して形成する。更に、第3円筒26eの内壁26x(保持部材側対向面)と第1円柱22a1の側面22x(コネクタ側対向面)との距離ΔZ1を、外部からコネクタ22aにハウジング孔20aの径方向に力を加えた場合、シール部材26aの変形量に応じたコネクタ22aの移動距離(距離ΔZ2)よりも小さな距離となるように設定する。
ここで、図4(A)に示すコネクタ22a及び図4(B)に示すコネクタ22aに、図中に示すように、右側から力Fを加える。車両を生産する工場では、作業者がコネクタ22aに相手コネクタを嵌合させた場合、嵌合状態を確認するために、嵌合した状態のコネクタ22aを左右に往復するように動かす場合がある。図4中の力Fは、この往復させる力の一部に相当する。
図4(B)に示す従来のコネクタ保持部材26Zの場合、第1円柱22a1の側面22x(コネクタ側対向面)と、側面22xに対向した位置に相当する第3円筒26fの内壁26yとの距離が、図4(A)に示す本実施の形態の場合と比較して相当大きい。しかも内壁26yは、側面22xと平行でないため、側面22xを支えるには適していない。
このため、図4(B)に示す従来のコネクタ保持部材26Zの場合、加えられた力Fに基づいたシール部材26aの変形量に応じた距離ΔZ2分、コネクタ22aは移動することになる。
これに対して、図4(A)に示す本実施の形態のコネクタ保持部材26の場合、第1円柱22a1の側面22x(コネクタ側対向面)と、側面22xに対向した第3円筒26eの内壁26x(保持部材側対向面)との距離が、図4(B)に示す従来と比較して小さく、側面22xと内壁26xとの距離は、加えられた力Fに基づいたシール部材26aの変形量に応じた距離ΔZ2よりも小さなΔZ1に設定されている。また内壁26xは、側面22xと平行となるように設けられている。
このように、コネクタ保持部材26におけるコネクタ22aの外周と対向する面(この場合、第3円筒26eの内壁26x)に、コネクタ22aが径方向に移動したときにコネクタ22aの外周(この場合、第1円柱22a1の側面22x)と接触可能な、コネクタ22aの径方向への移動を規制する規制部26dを設ける。
このため、図4(A)に示す本実施の形態のコネクタ保持部材26の場合、加えられた力Fに基づいたシール部材26aの変形量に応じた距離ΔZ2まで移動することはなく、距離ΔZ2よりも小さな距離ΔZ1の移動をした時点で側面22xと内壁26xとが接触し、コネクタ22aの移動距離はここで規制される。
従って、同じ力Fを加えても、本実施の形態では従来よりもコネクタ22aのガタつき量が少なくなり、コネクタ22aが固定されているステータ22への応力が低減され、ステータ22の耐久性の向上等に効果がある。
発明者は、図4(A)に示した本実施の形態のコネクタ保持部材26が、図4(B)に示すコネクタ保持部材26Zよりも、耐荷重が約30[%]向上したことを実験にて確認した。なお、距離ΔZ1は、シール部材26aの材質、径等に応じて適切な距離に設定される。
なお図5は、図4(A)に示す本実施の形態のコネクタ保持部材26を、ハウジング20の内側方向から見た場合の斜視図である。内壁26xを備えた規制部26dが、コネクタ22aを挿通させる保持孔部26cの周囲に凸状に形成されている。なお、規制部26dは、連続した形状で保持孔部26cを周回するように形成してもよいし、連続しない形状(所々に隙間を持った形状)で保持孔部26cを周回するように形成してもよいし、図5に示すように保持孔部26cの周囲の一部に形成してもよい。
また、第3円筒26eの内壁26xの部分の径は、シール部材26aが接触する位置の面の部分と、コネクタ22aにおける第1円柱22a1の側面22xに対向する位置の面の部分とで、異なる径であってもよい。
本実施の形態にて説明した回転角度検出装置の取り付け構造によれば、電動パワステシステム1のコネクタ保持部材26を本実施の形態に示した構造に変更するのみで、コネクタ22aの耐荷重特性を容易に向上させることができる。これにより、ステータ22に固定されたコネクタ22aのガタつき量を低減可能な、回転角度検出装置の取り付け構造を実現することができる。
また、コネクタ22aのガタつき量を低減することで、シール部材26aの偏芯量(シール部材の特定の一部のみが大きく押しつぶされる量)を全周において低減することが可能となり、密閉性を良好に保つことができる。
本発明の回転角度検出装置の取り付け構造は、本実施の形態で説明した構成、接続、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば回転角度検出装置も、本実施の形態にて説明したバリアブルリラクタンス型レゾルバに限定されず、他の周知の回転角度検出装置に置き換えてもよい。
また、本実施の形態の説明に用いた数値等は一例であり、この数値等に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、ハウジング20、コネクタ保持部材26の材質にはアルミを用いたが、種々の材質にて実現することが可能である。
電動パワステシステム1の全体構成の例を説明する図である。 電動パワステシステム1における、回転角度検出装置及びその周辺の構成部品を説明する斜視図である。 各構成部品の組み付け状態を説明する断面図である。 コネクタ保持部材26にてコネクタ22aを保持している状態を説明する図である。 コネクタ保持部材26の外観の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 電動パワステシステム
2 車輪操舵部
4 ギア部
5 ロッド
E 制御ユニット
SW ステアリング
10 回転体
12 ロータ
14 ロータ固定部材
20 ハウジング
20a ハウジング孔
22 ステータ
22a コネクタ
22x コネクタ側対向面(第1円柱の側面)
24 ステータ固定部材
26 コネクタ保持部材
26a、26b シール部材
26x 保持部材側対向面(第3円筒の内壁)
F 力
26c 保持孔部
26d 規制部

Claims (2)

  1. 略筒状または略棒状の形状で軸を中心に回転可能な回転体の外周に略環状の形状を有するロータを固定し、
    ロータの外周には略環状の形状を有するステータを配置し、
    ステータの外周には略筒状の形状を有するハウジングを設け、
    ハウジング内に固定されたステータと、回転体と一体となって回転するロータとを用いて回転体の回転角度を検出可能な回転角度検出装置の取り付け構造であって、
    ステータには、コイルが設けられているとともに、当該コイルの端子を接続するコネクタが固定されており、
    コネクタは、ハウジングに形成されたハウジング孔から外部に突出しており、
    突出したコネクタは、ハウジング孔に固定されるコネクタ保持部材に挿通され、当該コネクタ保持部材にてハウジングに対して保持されており、
    コネクタ保持部材におけるコネクタの外周と対向する面に、コネクタが径方向に移動したときにコネクタの外周と接触可能な、コネクタの径方向への移動を規制する規制部を設ける、
    ことを特徴とする回転角度検出装置の取り付け構造。
  2. 請求項1に記載の回転角度検出装置の取り付け構造であって、
    コネクタは、コネクタ保持部材にてシール部材を介してハウジングに対して保持されており、
    コネクタにおけるシール部材と接触している部分の形状は、第1円柱の上に、第1円柱よりも小さな外径の第2円柱を重ねた形状を有しており、
    コネクタ保持部材におけるシール部材と接触している部分の形状は、第2円柱の外径よりも大きな内径の第3円筒と、第3円筒の上面から内径方向に張り出したフランジ部を有しており、
    シール部材は、コネクタにおける第1円柱の上面と第2円柱の側面とに接触するように装着されるとともに、コネクタ保持部材における第3円筒の内壁とフランジ部の下面とに接触するように装着され、
    コネクタが径方向に移動したとき、コネクタ保持部材における第3円筒の内壁がコネクタにおける第1円柱の側面に接触可能となるように、第3円筒の内壁を第1円柱の側面の方向に延設する、
    ことを特徴とする回転角度検出装置の取り付け構造。

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