JPH0899460A - 接着性記録シート、両面接着性記録シート並びに圧着記録シート - Google Patents

接着性記録シート、両面接着性記録シート並びに圧着記録シート

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JPH0899460A
JPH0899460A JP6237619A JP23761994A JPH0899460A JP H0899460 A JPH0899460 A JP H0899460A JP 6237619 A JP6237619 A JP 6237619A JP 23761994 A JP23761994 A JP 23761994A JP H0899460 A JPH0899460 A JP H0899460A
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JP
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pressure
adhesive
recording sheet
layer
sensitive
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JP6237619A
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English (en)
Inventor
Junji Harada
純二 原田
Takaaki Komatsu
孝章 小松
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧着葉書においてインパクトプリンターを用
いても圧着、剥離後にインク移りのしない接着性記録シ
ートを製造する。 【構成】 不透明支持体の片面に、発色剤または顕色
剤の少なくとも一方がマイクロカプセル化され、それぞ
れ単独で積層或は混合して単層の自己発色性感圧記録
層、ポリオレフィン樹脂層、透明紙、通常の状態
では接着性、粘着性ともに示さずに接着剤の塗布面同士
を対向させて加圧することにより剥離可能に接着し得る
感圧接着層を順次設けた接着性記録シート。 【効果】 再剥離可能な接着性記録シートの感圧接着層
上から加圧することにより印字記録でき、さらに感圧接
着層を重ねて圧着することにより内部の情報を隠ぺいし
て剥離可能に一体化でき、剥離性葉書として使用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧記録シートに関す
るものであり、その中でも凸版印刷機、クラッシャー印
刷、インパクトプリンターなどで容易に印字でき、常温
圧着シーラーで貼合せが可能で、貼合された感圧接着層
はその界面を剥離することにより内部に隠ぺいされた情
報を見ることができる再剥離可能な圧着性の接着性記録
シートに関するものである。又、接着性記録シートの非
塗層面に感圧強接着層を設けた両面接着性記録シートに
関し、圧着された感圧強接着層は、一旦接着すると剥離
できないか、あるいは剥離しにくい程度の接着性を有す
るものである。これらの記録シートは、親展用の葉書、
給料明細や健康診断などのプライベートな情報の出力や
伝達に用いることができ、インクリボンを装着しない
形、あるいは控え用紙を重ねた形でインパクトプリンタ
ー(リボンプリンター)やリボン式のタイプライターを
印字に用いることが可能で、印字された情報はポリオレ
フィン樹脂層に保護されているため、一般の圧着葉書用
紙のごとくリボンプリンターで直接印字した場合の様に
インキが接着剤上に露出することがなく、印字後に圧
着、剥離しても対面に印字内容が裏移りすることがな
い。
【0002】
【従来の技術】印刷あるいは他の記録手段により、不透
明支持体上に情報を設けた記録体を2つ折りや3つ折
り、あるいは2枚を重ね合わせ、剥離可能な接着により
密着し、見掛け上1枚のシートの葉書として郵送し、受
取人が剥離可能な接着部分を剥離して内部に設けられた
情報を読むことのできる剥離性葉書や隠ぺい葉書、ある
いは圧着葉書は、一般の葉書よりも多くの情報を郵送で
き、且つ金額や暗証番号など外部の人間には知られたく
ない秘密情報を外部からは隠ぺいしたまま葉書として郵
送できるというメリットから、世の中に広く使われ始め
ている。
【0003】剥離性葉書のメリットは、多くの情報量や
秘密情報を葉書の郵送価格で送れるということばかりで
なく、3つ折り葉書に見られるように1枚の用紙の一面
に住所、氏名などの表書きの情報、折り畳んだ際に表書
き面の裏側の隠ぺいされる情報、同じく折り畳んだ際に
裏書面の裏側に隠ぺいされる情報、以上3種の情報を同
時に印字した後、Z字状に3つ折りにすることにより表
書きの情報を表面に、隠ぺいされるべき情報を内側にし
て畳み込むことにより、一面のみの印字によって実質3
面の印字を行ったのと同じ効果を生むことができるとい
う工程数減少のメリットもある。
【0004】このような剥離性葉書において、最も重要
な再剥離可能な接着(以後、剥離可能な接着と称する)
は、主に次のような方法によるものである。即ち、
(1)2枚の透明シートを剥離可能に接着し、その両面
に強粘・接着層を設け、記録した支持体を両面に貼り合
わせて一体化する方法、(2)1枚の透明シートの両側
に接着強度の異なる接着層を設け、記録した支持体を両
面に貼り合わせて一体化する方法、(3)支持体の少な
くとも1面に剥離可能な接着層を設け、その層上に記録
を行った後、剥離可能な接着層同士を重ね合わせて圧着
することにより一体化する方法などである。
【0005】これらの方法の中では、(1)、(2)の
方法が記録した支持体と透明シートを重ね合わせて一体
化しなければいけないのに対し、(3)の方法はあたか
もフォーム用紙など一般紙のごとく扱え、印刷・記録後
において剥離可能な接着層を内側にして折り畳み圧着さ
せるだけであるので、工程が簡単なばかりでなく工程数
減少のメリットもあり、加工コスト、加工方法ともに優
れているものである。しかしながら、(3)のような剥
離可能な接着層を有する支持体(以後、感圧接着シート
と称する)を用い、接着層同士を圧着させたものは、記
録面が接着層の上となるため、これを一旦圧着して剥離
した場合、接着層上の記録の一部が対面側の接着層に移
行し、いわゆるインク移りを起こしてしまうという欠点
があった。このインク移りは、記録そのものが薄くなっ
たり欠けたりするだけでなく、対面に移行して対面の記
録をも汚してしまうという、情報記録としては致命的な
欠点であった。この欠点のため、接着層上に記録(印
字)する方法は、レーザープリンターや電子写真方式な
ど加熱によりインクの定着が可能な方式に限られてい
た。
【0006】しかしながら、剥離可能な接着層を構成す
る樹脂は、熱による劣化や乾燥による劣化が激しく、記
録部分を加熱定着することにより接着品質が低下すると
いうジレンマを抱えていた。
【0007】本発明は、このような問題点を、自己発色
型感圧記録方式を用いて解決したものである。本発明に
用いられる自己発色性感圧記録層は、いわゆるノーカー
ボン複写紙から発展したものであり、製品形態としては
自己発色感圧記録シートまたはセルフコンティンドペー
パーとも呼ばれている。その構成は、無色染料(以下、
発色剤と称する)を内包するマイクロカプセルを支持体
に設ける工程と、更にその塗層上に酸性白土、フェノー
ル樹脂、有機酸性物質などの電子受容性物質(以下顕色
剤と称する)を設ける工程との都合2工程からなる2層
塗工による製造方法(塗工順序を逆にしたものも含む)
や、上記2成分の少なくとも1成分をマイクロカプセル
化し、均一に混合して一層塗工による製造方法(特公昭
47−16096号公報)が知られている。
【0008】当然ながら、自己発色型感圧記録シートそ
のものに感圧記録した情報は、必然的に衆目に晒される
公開性の高いものであり、情報内容を隠ぺいしたい場合
には、別途袋に入れるなどしなければならず、そのまま
では本発明の隠ぺいを目的とした記録シート用には用い
ることができないものである。
【0009】また、自己発色型感圧記録シートの記録層
上にポリオレフィン樹脂被覆層を設け、その上に裏面に
ヒートシール性接着剤を塗工した不透明被覆シート(宛
先表示シート)を重ね合わせ、熱圧着することにより一
体化する方法(実開平2−2173号公報、同3−11
6974号公報)があるが、隠ぺいすべき情報と、宛名
など表書きの情報を別々に記録しなければならないとい
った工程数の多さがあり不便であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、印字記録が容易に行えるばかりで
なく、容易に剥離可能な接着を行って印字記録情報を隠
ぺいでき、且つ剥離可能な接着層を剥離しても印字記録
部分のインク移りが発生しない再剥離可能な接着性記録
シートを提供することにある。この再剥離可能な接着性
記録シートは、印字記録後に圧着して一体化することに
より圧着記録シートとなり、具体的には剥離性葉書とし
て用いられるものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
問題点を解決するため鋭意研究の結果、以下の様な方法
を見い出した。すなわち、不透明支持体の片面に、発
色剤または顕色剤の少なくとも一方がマイクロカプセル
化され、それぞれ単独で積層或は混合して単層の自己発
色性感圧記録層、ポリオレフィン樹脂層、透明紙、
通常の状態では接着性、粘着性ともに示さずに接着剤
の塗布面同士を対向させて加圧することにより剥離可能
に接着し得る感圧接着層を順次設けたことを特徴とする
接着性記録シートの発明、該接着シートの不透明支持体
の反対面に剥離不能に接着し得る感圧強接着層を設けた
ことを特徴とする両面接着性記録シートの発明、該接着
性記録シートまたは該両面接着性記録シートを2枚ある
いは折り畳み、該接着性記録シートまたは該両面接着性
記録シートの感圧接着層同士を対向させ圧着して一体化
してなる圧着記録シートの発明、並びに該両面接着性記
録シートをZ字状に折り畳み圧着し一体化してなる3つ
折りの圧着記録シートの発明である。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明においては、不透明支持体上に自己
発色性感圧記録層を設け、その上にポリオレフィン樹脂
層と透明紙、さらに剥離可能な感圧接着層を設けた記録
シートを接着性記録シートと呼び、該接着性記録シート
の裏面に圧着性ではあるが再剥離性でない感圧強接着層
を設けた記録シートを両面接着性記録シート、該接着性
記録シートあるいは該両面接着性記録シートの感圧接着
層同士を対向させて重ね合わせ、圧着して一体化したシ
ート、あるいは該両面接着性記録シートをZ字状に折り
畳んで圧着して一体化したシートを圧着記録シートと呼
ぶが、その用途は葉書に限定されるものではなく、伝
票、くじ、貼合せ封書、メモ、健康診断や預貯金管理な
どプライベートな記録、ラベルなど外の用途に使用する
ことは何等差し支えない。
【0014】本発明の接着性記録シートに用いられる支
持体としては、上質紙、アート紙、コーテッド紙、キャ
スト紙、グラシン紙などの一般紙を用いることができ、
木材パルプ、合成パルプ、填料、サイズ剤、紙力増強
剤、染料など、通常抄紙で用いられる原材料を必要に応
じて使用することが可能である。また、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリア
ミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリメチ
ルペンテンなどのプラスッチクシート、及びこれらの合
成繊維からなる合成紙や不織布、またはこれらの合成樹
脂を紙に片面、または両面にラミネートしたラミネート
紙、金属箔、または金属箔と紙の貼り合わせ品、蒸着
紙、ホログラム処理を施した不透明シート、合成樹脂フ
ィルムとの貼り合わせ品、マイカ紙、ガラスペーパーな
ども使用可能である。これらの支持体は無機あるいは有
機染顔料、インク、トナーなどにより不透明化すること
ができる。当然ながら地紋印刷やベタ印刷で不透明化す
ることも可能である。
【0015】本発明の接着性記録シートを得るには、支
持体の片面に、少なくとも一方がマイクロカプセル化さ
れている発色剤または顕色剤をそれぞれ単独で積層ある
いは混合して単層の自己発色性感圧記録層を設ける工
程、該自己発色性感圧記録層上と透明紙をポリオレフィ
ン樹脂層により貼合せる工程、透明紙上に感圧接着剤を
塗布、乾燥して感圧接着層を設ける工程より製造するこ
とができる。このようにして得られた接着性記録シート
用の用紙にインパクトプリンターにより記録を行ったの
ち、感圧接着層を内側にして折り畳み、圧着することに
より一体化して圧着記録シートとし、再剥離可能な圧着
葉書とすることができる。
【0016】本発明の接着性記録シートは、折り目にあ
たる部分に切れ込み部分や圧縮線を入れ、折り畳みやす
くすることは何等差し支えない。また、得られた接着性
記録シートは、1枚のシートを折り畳んで一体化するこ
とも、2枚のシートを重ね合わせて一体化することも可
能である。裏面にも感圧接着層(表面の感圧接着層と区
別する場合には、表面の感圧接着剤により得られる接着
性よりも強いということで感圧強接着層と呼ぶ)を設け
た両面接着性記録シートにおいては、同様に1枚のシー
トを2つに、あるいは3つに折り畳んで一体化すること
も、2枚以上のシートを重ね合わせて一体化することも
可能である。接着性記録シートを圧着するには、自己発
色性感圧記録層が発色しない程度の圧力で、且つ重ね合
った感圧接着剤が接着する程度の圧力で圧着するか、あ
るいは熱ロールを用いて感圧接着剤の粘着性を向上させ
て圧着を行うことができる。
【0017】本発明に利用し得る自己発色性感圧記録層
については、特に制限されることなく、従来から公知の
ものを使用できる。例えば、マイクロカプセル化の方法
やマイクロカプセルの壁材、発色剤や発色剤を溶解する
油、あるいは顕色剤、接着樹脂、マイクロカプセル保護
剤などである。
【0018】マイクロカプセル化法としては、コアセル
ベーション法(米国特許2800458号明細書な
ど)、界面重合法(特公昭47−1763号公報な
ど)、インサイチュー重合法(特開昭51−9079号
公報など)などが使用できる。
【0019】マイクロカプセルの壁材としては、ポリウ
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂などが使用できる。
【0020】発色剤としては、トリアリルメタン系化合
物、ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、
チアジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられてい
るものであれば、特に制限されない。例えば、発色剤と
しては、トリアリルメタン系化合物、ジアリ−ルメタン
系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、ス
ピロピラン系化合物、ジフェニルメタン系染料、スピロ
系染料、ラクタム系染料、フルオラン系染料などが使用
でき、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられて
いるものであれば特に制限されない。
【0021】具体的には、3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,
3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3
−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジ
メチルインド−ル−3−イル)フタリド、 3−(p−
ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチルインド−
ル−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメ
チルインド−ル−3−イル)−5−ジメチルアミノフタ
リド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾ−ル−3−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2
−フェニルインド−ル−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−
(1−メチルピロ−ル−3−イル)−6−ジメチルアミ
ノフタリドなどのトリアリルメタン系染料、4,4’−
ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエ−テ
ル、N−ハロフェニル、ロイコオ−ラミン、N−2,
4,5−トリクロロフェニルロイコオ−ラミンなどのジ
フェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブル
−、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブル−などの
チアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニ
ル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−
ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6’−メトキシ
ベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベン
ゾピランなどのスピロ系染料、ロ−ダミン−B−アニリ
ノラクタム、ロ−ダミン(p−ニトロアニリノ)ラクタ
ム、ロ−ダミン(o−クロロアニリノ)ラクタムなどの
ラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−メチルア
ミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル
アミノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−ジベンジ
ルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−メチル
−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフル
オラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチ
ル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−トルイ
ジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラ
ン、3−(N−エチル−N−iso−アミルアミ ノ)−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−
シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7
−フェニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルア
ミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−ク
ロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフルオランな
どのフルオラン系染料などが挙げられる。
【0022】発色剤を溶解する油としては、ジアリール
アルカン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェ
ニル、水添ターフェニルの如き芳香族合成油、ケロシ
ン、ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂
肪族合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油な
どが使用できる。
【0023】マイクロカプセルの保護剤としては、セル
ロース粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭
酸カルシウムなどが使用できる。
【0024】顕色剤としては、粘土類(例えば、活性白
土、酸性白土、アタパルジャイト、ベントナイト、コロ
イダルシルカ、硅酸アルミニウムなど)、有機酸(例え
ば、サリチル酸の如き芳香族カルボキシ化合物またはこ
れらの金属塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸
性重合体(例えば、フェノ−ル/ホルムアルデヒド樹
脂、サリチル酸系樹脂またはこれらの亜鉛、マグネシウ
ム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、ス
ズ、ニッケルなどの多価金属塩など)などが使用でき
る。
【0025】本発明において、自己発色性感圧記録層の
形成に使用されるバインダーとしては、デンプン類、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロ
ース誘導体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸
化デンプン、エステル化合物デンプンなどのサッカロー
スの如き水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコー
ル、変性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル
酸アミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸ア
ミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸3元共重合
体、スチレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、
ラテックス、ポリアクリルアミド、スチレン/無水マレ
イン酸共重合体などの如き水溶性合成高分子化合物やラ
テックス類、エチレン/無水マレイン酸共重合体のアル
カリ塩などの水溶性接着樹脂、更に、ポリ酢酸ビニル、
ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、スチレン/ブ
タジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン共重
合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合体、アクリ
ロニトリル/ブタジエン/アクリル酸共重合体、エチレ
ン/酢酸ビニル共重合体などのラテックスなどが挙げら
れる。これらのバインダーは、ポリオレフィン樹脂層中
のバインダー成分として用いることもできる。
【0026】自己発色性感圧記録層中に使用される顔料
としては、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリ
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素−ホ
ルマリン樹脂などが挙げられる。
【0027】その他に、助剤として、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、
パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリ
エチレン、ステアリン酸アミド、カスターワックスなど
のワックス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、スルホン酸変性ポリビニルアルコールなどの分散
剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫
外線吸収剤、更らに界面活性剤、蛍光染料、帯電防止
材、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、消泡剤、離型剤、滑
剤、耐ブロッキング向上剤、粘着付与剤などが自己発色
性感圧記録層、水性高分子中間層、ポリオレフィン樹脂
層中に必要に応じて添加される。
【0028】本発明において、自己発色性感圧記録層の
形成方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ塗工
法、グラビア塗工法、ロールコーティング塗工法、バー
塗工法、落下カーテン塗工法などの公知の塗工方法が利
用可能である。自己発色性感圧記録層は平滑化処理をす
ることが好ましい。
【0029】更に、カール防止のためにバックコートを
施したり、ジャミング防止のために導電処理を行った
り、支持体と自己発色性感圧記録層の間にアンダーコー
ト層を設けるなど、感圧記録材料製造分野における各種
の公知技術を必要に応じて付加することができる。
【0030】また、本発明の構成として、高い発色濃度
を得る上で、支持体と自己発色性感圧記録層との間に、
炭酸カルシウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウ
ム、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、
鉛白、亜鉛華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化
アンチモン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、
石膏、水酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリ
スチレン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベ
ンゼン共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素/ホル
ムアルデヒド重合体、ポリエチレンなどの微粉有機顔料
を含むアンカー層を設けたり、自己発色性感圧記録層内
に分散することは何等差し支えない。
【0031】本発明のポリオレフィン樹脂としては、例
えば、以下の物質が挙げられる。低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルペンテンなどである。
【0032】ポリオレフィン樹脂層のラミネート量は、
限定されるものではないが、自己発色型感圧記録層の発
色性、および透明紙との接着性に関与するために一定の
範囲にあることが好ましい。筆圧低下をできるだけ避け
る目的から、より薄いことが望まれるが、好ましくは5
〜40g/m2、より好ましくは、8〜30g/m2である。ポ
リオレフィン樹脂層のラミネート量がこの範囲より少な
いと感圧記録層および透明紙との接着性が劣るし、この
範囲より多くても接着性や圧着性により寄与することが
ないばかりでなく、発色性を阻害する場合がある。
【0033】ポリオレフィン樹脂層により透明紙と自己
発色性感圧記録層を有する支持体を一体化するには、一
般の溶融押し出しダイ、Tダイ、あるいは多層同時押し
出しダイを用いることができる。溶融押し出しの前処理
として、透明紙、あるいは自己発色性感圧記録層を有す
る支持体にコロナ処理、フレーム処理等公知の接着性改
良のための処理を行うことは何等差し支えない。また、
本発明の自己発色性感圧記録シートの裏面には、カール
防止、帯電防止、顔料コート層あるいは耐水性層等のバ
ックコート層を設けることが出来、バックコート層には
帯電防止剤、親水性バインダー、ラテックス、硬膜剤、
顔料、界面活性剤、粘着剤等を適宜組み合わせて含有す
ることができる。
【0034】本発明において、透明紙は70%以上の透
明度を有することが自己発色性感圧記録層の記録を読む
ために適当であり、透明度が70%より低いと記録の読
み取りが困難になり不適当である。
【0035】本発明で言う透明度とは、100から不透
明度値を差引いた値として表した。不透明度値とは、J
IS P8138にて測定した不透明度(%)である。
厚みは、JIS P8118で規定される紙及び板紙の
厚さと密度の試験方法により測定した値である。
【0036】このため、本発明においては、透明度が7
0%以上の紙を透明紙と呼ぶ。本発明に用いられる透明
紙は、透明度が70%以上のものであれば、グラシン
紙、樹脂含浸紙、タイプライター用紙、コンデンサーペ
ーパー、トレーシングペーパー、含浸トレーシングペー
パー、和紙等、特に制限するものではないが、中でもト
レーシングペーパー、含浸トレーシングペーパー、ある
いは和紙が適している。印刷性に問題がある場合がある
が、透明度が本発明の範囲内であれば不織布を使用する
こともでき、本発明ではこれも透明紙と称する。なお、
本発明で称するトレーシングペーパーとは、ナチュラル
トレペあるいは天然トレペとも称される透明紙のことで
ある。
【0037】ここでいうトレーシングペーパー、あるい
は含浸トレーシングペーパーとは、最新紙加工便覧(テ
ックタイムス編 昭和63年8月20日発行)によると
次のように説明されている。『ナチュラルトレペとは、
製図における原図用紙といえば、トレース作業とジアゾ
コピー作業を考慮したトレーシングペーパーであった。
トレーシングペーパーは透明紙である。なぜ紙は不透明
で白いかというと、一般の上質紙は体積中に50%前後
の空気を含んでいる。微細な空隙の分布とセルロース繊
維と空気の屈折率の違いにより紙は白く見え、不透明に
なる。トレーシングペーパーには、ナチュラルトレペと
含侵トレペの2種類のトレーシングペーパーがある。ナ
チュラルトレペは、パルプ繊維を高度に叩解させて15
〜25%と空隙が少なくなる様に抄造した紙である。そ
れに対して、含浸トレペは一般の上質紙にセルロースと
屈折率の同じ透明化樹脂を含浸させた透明紙であ
る。』、『トレーシングペーパーにおいて事務用には4
0〜60g/m2の薄物品が使用され、設計製図、第二原図
用には55g/m2以上のものが使用されている。』。
【0038】さらに、新版印刷事典(日本印刷学会編
大蔵省印刷局)の透明紙の項には、『薄くて透明な筆記
用紙の一種。原図を透き写し、バンダイク法・青写真等
の原稿用に用いる。2種類あって、1)は原料を高度の
粘状に叩解し透明になるようにすいたもの、または薄紙
にカナダバルサム・テレビン油・植物油等の混合物を塗
って透明にした加工紙。2)はコウゾ・ミツマタ等を用
いて流しずき法によって抄造した薄葉和紙。図引き用紙
ともいう。』との記載がある。
【0039】紙パルプ技術便覧(1982年 紙パルプ
技術協会)によれば、『薄葉の総称で、辞典用紙、ライ
スペーパー、タイプ用紙、印刷用紙等用途により種類多
く、坪量は40g/m2以下で、薄葉和紙は20g/m2以下で
ある。』との記載がある。
【0040】以上の記載を踏まえた上で、便宜上本発明
においては、自己発色性感圧記録層の印字の読み取りに
適当な透明度が70%以上の紙を透明紙と呼ぶ。中で
も、本発明の透明紙は、坪量が10〜45g/m2であるこ
とが好ましい。本発明の透明紙には、木材パルプ、合成
繊維、合成パルプ、バインダー、填料、サイズ剤、紫外
線防止剤、酸化防止剤、紙力増強剤、染料等、通常抄紙
で用いられる原材料を必要に応じて使用することが可能
である。
【0041】透明紙の坪量が10g/m2より小さいと、寸
法安定性が悪くて貼り合わせ時にしわが入りやすく、ま
た筆記の際に破れる事があり好ましくない。また、坪量
が45g/m2より大きいと、貼合わせ後の厚みが厚くな
り、最も重要な自己発色性感圧記録層の発色性および読
み取り性が阻害されるため好ましくない。
【0042】本発明に用いられる感圧性接着剤は、剥離
可能な感圧性接着剤と剥離不能な感圧性接着剤に分けら
れるが、これらの接着性の制御は、配合上からも塗布量
の制御からも可能である。これらの感圧性接着剤に用い
られる接着剤ベースポリマーとしては、天然ゴム、変性
天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジエンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂などが溶液あるいはエ
マルジョンの形で用いられ、さらに接着性を制御する目
的でシリカ、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、メラミン樹脂
粒子、ベンゾグアナミン樹脂粒子、澱粉粒子などを併用
することができる。また、本発明の感圧性接着剤には粘
着付与剤としてロジン系樹脂及びその誘導体、テルペン
系樹脂、クマロインデン系樹脂、キシレン系樹脂、アル
キルフェノール系樹脂、石油樹脂などを接着性、耐ブロ
ッキング性、耐熱性を損なわない範囲で併用できる。さ
らに、剥離性を制御する目的で離型剤を併用することも
可能で、例えば、各種パラフィン、ワックス、脂肪酸又
はその誘導体、高級アルコール類、金属石鹸類、シリコ
ーン樹脂類などを接着性を損なわない範囲で用いること
ができる。さらに、本発明に用いる感圧性接着剤には、
必要により帯電防止剤、増粘剤、分散剤、防腐剤、酸化
防止剤、老化防止剤、紫外線防止剤、消泡剤などを添加
することができる。
【0043】本発明の圧着記録シートでは、自己発色性
感圧記録層上に設けたポリオレフィン樹脂層と透明紙お
よび感圧接着層を介して、自己発色性感圧記録層を内側
にして一体化してあるため、自己発色性感圧記録層が内
側に保護された形になるため発色汚れの心配がなく、記
録の耐候性、耐水性、耐油性、耐摩擦性などが良好であ
るばかりでなく、感圧記録した情報を外部に公開、露出
することなく取り扱うことができる。
【0044】本発明の接着性記録シートを用いた圧着記
録シートは、情報の非公開性が完全であり、感圧接着剤
の剥離可能な接着性を利用して2面の接着性記録シート
を剥離して内部の記録を読む事が出来、且つ一旦剥離し
た圧着記録シートは再接着しないため、情報の秘守性が
高いものである。
【0045】本発明の剥離性の圧着記録シートは、本発
明の接着性記録シートを感圧接着層同士が重なるように
2層に重ね合わせ圧着して得られるものである。本発明
の両面接着性記録シートを用いれば3つ折り葉書のよう
に、接着性記録シートを3重に重ね合わせて一体化する
ことも可能である。圧着記録シートを用いた剥離性葉書
を作製する場合も、2枚の接着性記録シートを重ね合わ
せて圧着するか、1枚の再剥離可能な接着性記録シート
を”く”の字状に折り曲げてから圧着させる印字部分全
面を隠ぺいする方法(2つ折りはがき)、あるいは”
L”字状に折り曲げて印字情報の一部のみを隠ぺいする
方法、1枚の両面接着性記録シートを”Z”字状に折り
曲げて圧着する方法(3つ折りはがき)などいずれの方
法を用いても差し支えない。
【0046】本発明の接着性記録シートは、その剥離可
能な接着による一体化工程において、小さな圧力によっ
ても剥離可能な接着することのできる感圧接着剤による
接着方法を用いるため、過剰な圧力による自己発色性感
圧記録層の発色カブリを生じることなく剥離可能な接着
を行うことができる。また、接着用の透明シートなどを
用いないので、一体化の作業が容易で圧着時の位置制御
が容易であり、シワが入ることなく重ね合わせることが
できる。
【0047】本発明の接着性記録シートの感圧記録面に
記録する際には、タイプライターやインパクトプリンタ
ーを用いることも可能であるし、同じ情報を多量に記録
する必要がある場合には、活版印刷により記録すること
も可能である。当然のことながら、ボールペン、鉄筆な
どでの記録も可能である。自己発色性感圧記録層のみを
発色させるのであれば、インパクトプリンターにインク
リボンを装着する必要はない。当然のことながら、本発
明の接着性記録シートや両面接着性記録シートは、控え
用紙を重ねて用い、控え用紙上からインクリボンを装着
したインパクトプリンターで印字および複写印字をする
ことも可能である。自己発色性感圧記録層上、ポリオレ
フィン樹脂層上、感圧接着層上、感圧強接着層上あるい
は支持体の裏面に一般の印刷を行うことは何等差し支え
ない。また、地紋印刷による不透明化を行うことも何等
差し支えない。また、本発明の接着性記録シート、両面
接着性記録シート及び圧着記録シートは、その表面や裏
面に印刷層、トナー受理層、インク受理層、感圧記録層
(発色剤層、顕色剤層、あるいは自己発色性感圧記録
層)、感熱記録層、筆記層、磁気記録層などを単独で、
あるいは同時に設けることができる。但し、筆記に関し
ては、内部の自己発色性感圧記録層を発色させない程度
の筆圧にとどめる必要がある。
【0048】印刷や記録の方法は、鉛筆やインクによる
筆記、インパクトプリンター、電子写真、熱転写、イン
クリボン、感熱、感圧、インクジェット、フレキソ印
刷、オフセット印刷、グラビア印刷、活版印刷、凹版印
刷、レーザープリント、ラベル貼り合わせなどその方法
による制限はない。但し、ポリオレフィン樹脂層を設け
た後の自己発色型感圧記録層への記録は、圧力による発
色を伴う記録方法に限られる。
【0049】接着性記録シートの裏面に印字、あるいは
印刷するには、なるべく自己発色性感圧記録層の無用な
発色を避ける目的で、インクジェット印字、レーザープ
リント、電子写真方式などが用いられることが好まし
い。
【0050】また、本発明の接着性記録シートは、他の
感圧記録シート、裏カーボン複写シート、粘着シート、
印刷シート、透明フィルムなどと組合わせて一連の複写
シートとして使用できる。本発明の圧着記録シートの一
部、あるいは全部にダイカットなどの加工、支持体の一
部の分離、ミシン目、プリンター用送り孔などの加工を
施すことは何等差し支えない。
【0051】
【作用】本発明の接着性記録シートにおいては、加圧印
字を行うことにより、自己発色性感圧記録層を発色させ
ることが可能であり、且つ感圧接着剤の作用で、圧着す
ることにより記録面を内側にして2枚の用紙を一体化し
て圧着記録シートとすることができ、記録部分を隠ぺい
情報として取り扱うことができる。また、この一体化は
剥離可能な接着であり、軽い力で再度剥離して、内部の
隠ぺい情報を読むことができるため、例えば、圧着記録
シートを用いた剥離性葉書において、郵送後に受取人の
みがその情報を確認することが可能である。自己発色す
る記録層が、剥離可能な接着層である感圧接着層、透明
紙およびポリオレフィン樹脂層よりも下側に存在するた
め、支持体上に感圧接着層のみを設けた一般の接着性シ
ートと異なりトナーやインクリボンによる印字が不要
で、このためインク移りの発生が全くなく、感圧接着層
同士が剥離可能に接着しても記録部分がインク写りする
などの影響を受ける事なく、剥離可能な接着部分を剥離
すればインク移りのない明瞭な記録を読むことが可能で
ある。
【0052】更に、自己発色性感圧記録層を有する記録
体は、元来軽い圧力により発色し、いわゆる発色汚れを
引き起こすものであるが、本発明の再剥離可能な接着性
記録シートにおいては、ポリオレフィン樹脂層、透明紙
と感圧接着層が自己発色性感圧記録層の保護層の役割を
するため、このような発色汚れが防止できる。本発明の
再剥離可能な接着性記録シートは、感圧記録前でも、あ
るいは記録後に圧着する場合でも1枚のシートであり、
フィルムや透明シートを挟み込む工程が不要であり、剥
離性葉書などの圧着記録シートとする場合の一体化が容
易である。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。また、
塗抹量を示す値は断わりのない限り乾燥後の塗抹量であ
る。また、圧着は全て圧着ローラー(日本エーディーエ
ム社製、SP401)を用いた。
【0054】予備操作: [自己発色性感圧記録シートの作製]自己発色性感圧記
録層に用いる発色剤内包マイクロカプセルは、次のとお
り作製した。まず、クリスタルバイオレットラクトン2
0部をハイゾールSAS N−296(日本石油化学社
製)90部に加熱溶解して内相油とした。メラミン10
部と37%ホルマリン25部を水100部と共に加温
し、メラミン−ホルマリン初期重縮合物を得た。次い
で、内相油を6%のスチレン/無水マレイン酸共重合体
水溶液150部に乳化し、この乳化液に、上記のメラミ
ン−ホルマリン重縮合物を添加して、液温を70℃に3
時間保持して、メラミン−ホルマリン樹脂皮膜を持つ発
色剤内包のマイクロカプセル分散液を得た。得られたマ
イクロカプセルの平均粒子径は、約5μmであった。
【0055】自己発色性感圧記録層用の塗液は、以下の
処方により作製した。単位は、乾燥重量部である。
【0056】 発色剤内包のマイクロカプセル 150部 顕色剤(住友デュレズ(株)製、PR26298) 80部 デンプン粒子 280部 カオリンクレー 100部 酸化デンプン 100部 炭酸カルシウム 120部 自己発色感圧記録層を有する記録シートは、以下のよう
にして作製した。即ち、坪量80g/m2の微塗工紙に、上
記配合の自己発色性感圧記録層を、塗工量が8g/m2にな
るように塗設して、自己発色性感圧記録シートを得た。
【0057】実施例1 予備操作によって得た自己発色性感圧記録シートの自己
発色性感圧記録層にコロナ処理を施した後、溶融押し出
しダイより低密度ポリエチレン(日本ユニカー製、NU
C8008)を押し出し、自己発色性感圧記録シート
と、透明紙としてコロナ処理を行った坪量15g/m2のト
レーシングペーパー(透明度84%)を貼合せて一体化
した。ポリエチレン樹脂の塗布量は15g/m2であった。
次に以下の組成の感圧接着剤1を塗布量が8g/m2となる
ように透明紙上に塗工、乾燥させて目的の接着性記録シ
ートを得た。
【0058】 [感圧接着剤1]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(日本合成ゴム株式会社製、AE-923) 乾燥重量60部 合成シリカ(水沢化学工業製、ミズカシルP−832) 乾燥重量50部 でんぷん粒子 乾燥重量40部 水 200部 感圧接着層は、普通の状態ではタック性を示さず、接着
性記録シートをインパクトプリンターに導入してインク
リボンを有さない状態で加圧記録を行っても、紙送り、
印字ヘッドなどに何等障害を起こす事なく感圧記録を行
うことができた。
【0059】実施例2 実施例1において、透明紙を坪量20g/m2(透明度78
%)のトレーシングペーパーとした以外は実施例1と同
様にして目的の接着性記録シートを得た。
【0060】実施例3 実施例1において、透明紙を坪量40g/m2(透明度75
%)のトレーシングペーパーとした以外は実施例1と同
様にして目的の接着性記録シートを得た。
【0061】実施例4 実施例2において、透明紙を坪量45g/m2(透明度73
%)のトレーシングペーパーとした以外は実施例2と同
様にして目的の接着性記録シートを得た。
【0062】実施例5 実施例1において、透明紙を坪量10g/m2(透明度85
%)のトレーシングペーパーとした以外は実施例1と同
様にして目的の接着性記録シートを得た。
【0063】実施例6 実施例1において、用いた透明紙を坪量20g/m2の含浸
トレーシングペーパー(透明度73%)とした以外は実
施例1と同様にして目的の接着性記録シートを得た。
【0064】実施例7 実施例1において、用いた透明紙を坪量20g/m2の和紙
(透明度72%)とした以外は実施例1と同様にして目
的の接着性記録シートを得た。
【0065】実施例8 実施例1において、用いた透明紙を坪量15g/m2の不織
布(透明度75%)とした以外は実施例1と同様にして
目的の接着性記録シートを得た。
【0066】実施例9 実施例1において作製した接着性記録シートの裏面に、
以下の組成の感圧接着剤2を10g/m2となるように塗
工、乾燥させて感圧強接着層とし、目的の両面接着性記
録シートを得た。感圧接着層、感圧強接着層ともに、普
通の状態ではタック性を示さず、両面接着性記録シート
をインパクトプリンターに導入してインクリボンを有さ
ない状態で加圧記録を行っても、紙送り、印字ヘッドな
どに何等障害を起こす事なく感圧記録を行うことができ
た。
【0067】 [感圧接着剤2]アクリル 酸エステル系エマルシ゛ョン(日本合成ゴム株式会社製、AE-923) 乾燥重量80部 合成シリカ(水沢化学工業製、ミズカシルP−832) 乾燥重量40部 でんぷん粒子 乾燥重量30部 水 200部
【0068】実施例10 実施例9により得られた印字記録を行った両面接着性記
録シートをZ字型に折り曲げ、そのまま圧着ローラーを
通過させて圧着一体化させ、3つ折りの圧着記録シート
を得た。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠れ、
圧着記録シートの表面には隠れなかった印字記録の一部
が露出し、裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジ
ックなどいろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能
であった。
【0069】比較例1 予備操作で得られた自己発色性感圧記録シートの記録面
に、ポリオレフィン樹脂層として低密度ポリエチレンを
溶融押し出しによりラミネート量が15g/m2となるよう
に設け、そのまま評価に用いた。
【0070】比較例2 坪量80g/m2の微塗工紙に、実施例1と同様の感圧接着
剤1を塗布量が8g/m2となるように塗工、乾燥させて接
着性記録シートを得た。感圧接着層は、普通の状態では
タック性を示さず、接着性記録シートをインパクトプリ
ンターに導入してインクリボンを装着して印字記録を行
っても、紙送り、印字ヘッドなどに何等障害を起こす事
なく印字記録を行うことができた。
【0071】比較例3 比較例2において作製した接着性記録シートの裏面に、
実施例9の感圧接着剤2を10g/m2となるように塗工、
乾燥させて両面接着性記録シートを得た。感圧接着層、
感圧強接着層ともに、普通の状態ではタック性を示さ
ず、接着性記録シートをインパクトプリンターに導入し
てインクリボンを装着して印字記録を行っても、紙送
り、印字ヘッドなどに何等障害を起こす事なく印字記録
を行うことができた。
【0072】比較例4 比較例3で得られた印字記録を行った両面接着性記録シ
ートをZ字型に折り曲げ、そのまま圧着ローラーを通過
させて圧着一体化させ、3つ折りの圧着記録シートを得
た。折り畳まれた部分の印字記録面は完全に隠れ、圧着
記録シートの表面には隠れなかった印字記録の一部が露
出し、裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジック
などいろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能であ
った。
【0073】圧着性1・・実施例1〜9および比較例1
〜3において、印字記録を行った接着性記録シート、あ
るいは両面接着性記録シートを2枚、感圧接着層同士あ
るいは感圧強接着層同士を対面させて圧着ローラーを通
過させて圧着一体化させ、圧着記録シートを得た。印字
記録面は完全に隠れ、圧着記録シートの表面、あるいは
裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジックなどい
ろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能であった。
【0074】圧着性2・・実施例1〜9および比較例1
〜3において、印字記録を行った接着性記録シート、あ
るいは両面接着性記録シートを折曲げて、感圧接着層同
士あるいは感圧強接着層同士を対面させて圧着ローラー
を通過させて圧着一体化させ、圧着記録シートを得た。
印字記録面は完全に隠れ、圧着記録シートの表面、ある
いは裏面にはインクジェット、溶融熱転写、マジックな
どいろいろな手段で新たな記録の書き込みが可能であっ
た。
【0075】実施例および比較例で得られたサンプル
に、下記の項目の試験を行い、その評価結果を表1に示
した。
【0076】[印字性]実施例で得られた接着性記録シ
ート及び両面接着性記録シートと比較例1の自己発色感
圧記録シートは、いずれも感圧自己発色性であるためさ
らに印字用のインクを必要とせず、圧着前にインクリボ
ンを装着しないドットインパクトプリンターを用いて印
字を行った。比較例2〜4(比較例4は圧着前)におい
て得られた非感圧記録タイプの接着性記録シート及び両
面接着性記録シートは、印字用のインクが必要であり、
圧着前にインクリボンを装着したドットインパクトプリ
ンターにおいて印字を行った。いずれのサンプルにおい
ても、10000文字の印字において、読み取りに支障
がある印字の個数をもって印字性の評価とした。
【0077】[圧着性]印字を行った実施例の接着性記
録シート及び両面接着性記録シートと比較例の非感圧記
録タイプの接着性記録シート及び両面接着性記録シート
は、圧着1および圧着2の項に記載したように感圧接着
層を内側にして葉書大(10cm×15cm)に2つ折
り(実施例10および比較例4については3つ折り)あ
るいは2枚重ねにし、クリアランス可変の圧着ローラー
(日本エー・ディ・エム社製、SP401)を通すこと
により圧着を行った。加圧はクリアランス目盛りで調整
し、圧着はするが発色しないクリアランス(この機械の
場合、2つ折りあるいは2枚重ねでレベル11〜13、
3つ折りの場合はレベル15、ただしレベルは9までな
ので10以上は等間隔でレベル付けした)を用いた。こ
の試験により圧着記録シートが得られる。比較例1につ
いては、自己発色性感圧記録層上に設けたポリオレフィ
ン樹脂層同士を重ね合わせて同様の圧着試験を行ったが
圧着はしない。
【0078】圧着後、30mmの幅で短冊状に切り取
り、テンシロン万能引っ張り試験機で180゜剥離強度
を測定した。郵送中などに不用意に剥がれることなく、
且つ剥離したい場合には、良好な剥離ができる剥離強度
としては10〜200gf/30mmであり、それより
低いと郵送中などに剥離してしまうトラブルが発生しや
すく、それより高いと剥離する場合に紙が破れるなどの
トラブルが発生しやすい。実施例9および比較例3につ
いては、感圧接着層同士/感圧強接着層同士を重ね合わ
せた場合の剥離強度を列記する。実施例10および比較
例4については、圧着性1、圧着性2の区別はなく、印
字面がある接着剤層間の剥離強度と、裏面にあたる感圧
強接着層間の剥離強度を並記する。感圧強接着層間の接
着強度は、接着剤層間の剥離強度より十分高いことが必
要で、接着強度の範囲としては高すぎるということはな
く、剥離時に紙が破壊するほど強接着しても差し支えな
い。
【0079】[剥離感]圧着試験に用いた2枚重ねの接
着性記録シートから得た圧着記録シートを、手で端部か
ら剥離して剥離感を確認した。容易に一様に剥離できる
場合を剥離性優、剥離がやや重く、剥離に抵抗のある場
合を剥離性並、剥離できないほど接着している場合を剥
離性劣で判定した。
【0080】[インク移り]剥離感の試験後の圧着記録
シートの印字面において、印字面の汚れを測定した。印
字性の試験で印字した文字上に対面の印字部分のインク
移りが発生し、文字の汚れがある確率(%)を計算して
インク移りの評価とした。
【0081】
【表1】
【0082】評価:実施例において得られた接着性記録
シート、両面接着性記録シートおよび圧着記録シート
は、印字性、圧着性、剥離性に優れ、且つ剥離した後で
も発色部分のインクが対面に移るなど弊害がなく、優れ
た記録性、取扱性を有している。
【0083】これに対して、ポリオレフィン樹脂層およ
び自己発色性感圧記録層のみを有する比較例1の感圧記
録シートは、圧着性を有さないことは当然である。自己
発色感圧記録層を有さない比較例2〜6の接着性記録シ
ート、両面接着性記録シートおよび圧着記録シートは、
インクドットプリンターにより印字しても、圧着時にお
いてインクが重なり合った対面に移行してしまうため、
剥離した後、印字が非常に読み取りにくくなった。
【0084】
【発明の効果】本発明の接着性記録シートにおいては、
重ね合わせて圧着することにより圧着シートの作製が可
能である。この圧着は剥離可能な接着であり、端部から
剥離しようとすれば容易に剥離する事が出来る。このた
め、印字した情報を外部に公開、露出することなく取り
扱うことができ、且つ必要に応じて剥離可能な接着部分
を剥離することにより、内部に印字した情報を読むこと
ができる。印字された情報は、ポリオレフィン樹脂層よ
り内側の自己発色性感圧記録層が発色した情報であるた
め、圧着により一体化を行っても、インクドットプリン
ターで印字した情報が対面に移行したりせず、安価に確
実に親展型の剥離性葉書を製造できる。又、本発明は、
剥離性葉書のほかに、連続伝票用、貼り付け伝票、ラベ
ル、記録用、無塵記録紙など多くの用途に用いることが
でき、工業的意義の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着性記録シートの断面図。
【図2】本発明の両面接着性記録シートの断面図。
【図3】本発明の圧着記録シートの断面図。
【符号の説明】
1 不透明支持体 2 自己発色性感圧記録層 3 ポリオレフィン樹脂層 4 透明紙 5 感圧接着層 6 接着性記録シート 7 感圧強接着層 8 両面接着性記録シート 9 圧着記録シート 10 剥離可能な接着部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/12 114

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明支持体の片面に、発色剤または
    顕色剤の少なくとも一方がマイクロカプセル化され、そ
    れぞれ単独で積層或は混合して単層の自己発色性感圧記
    録層、ポリオレフィン樹脂層、透明紙、通常の状
    態では接着性、粘着性ともに示さずに接着剤の塗布面同
    士を対向させて加圧することにより剥離可能に接着し得
    る感圧接着層を順次設けた接着性記録シート。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の接着性記録シートの
    自己発色性感圧記録層を有しない片面に、通常の状態で
    は接着性、粘着性ともに示さずに接着剤の塗布面同士を
    対向させて加圧することにより接着し得る感圧強接着層
    を設けた両面接着性記録シート。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の接着性記録シートま
    たは前記請求項2記載の両面接着性記録シートを2枚あ
    るいは折り畳み、該記録シートの感圧接着層同士を対向
    させ圧着して一体化してなる圧着記録シート。
  4. 【請求項4】 前記請求項2記載の両面接着性記録シー
    トをZ字状に折り畳み圧着し一体化してなる3つ折りの
    圧着記録シート。
JP6237619A 1994-09-30 1994-09-30 接着性記録シート、両面接着性記録シート並びに圧着記録シート Pending JPH0899460A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005271565A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 紙製記録材料
JP2005279940A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Dainippon Printing Co Ltd 有価証券用紙

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005271565A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Dainippon Printing Co Ltd 紙製記録材料
JP2005279940A (ja) * 2004-03-26 2005-10-13 Dainippon Printing Co Ltd 有価証券用紙

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