JPH0899377A - 貼り替え防止用ラベルの製法 - Google Patents
貼り替え防止用ラベルの製法Info
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- JPH0899377A JPH0899377A JP15543895A JP15543895A JPH0899377A JP H0899377 A JPH0899377 A JP H0899377A JP 15543895 A JP15543895 A JP 15543895A JP 15543895 A JP15543895 A JP 15543895A JP H0899377 A JPH0899377 A JP H0899377A
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- layer
- label
- adhesive
- release agent
- forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼着後剥離されたことがわかり、しかも蒸着
工程を必要としない貼り替え防止用ラベルの製法を提供
する。 【構成】 この発明の貼り替え防止用ラベルの製法は、
第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥離せしめるのに
要する力をaとし、接着剤層の被貼着材との接着力をb
とし、剥離シートを接着剤層より剥離せしめるのに要す
る力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するEVAを含む樹脂をコーティングして第2の層を
形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層面と、
前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね合わせ
積層するステップとを含む。
工程を必要としない貼り替え防止用ラベルの製法を提供
する。 【構成】 この発明の貼り替え防止用ラベルの製法は、
第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥離せしめるのに
要する力をaとし、接着剤層の被貼着材との接着力をb
とし、剥離シートを接着剤層より剥離せしめるのに要す
る力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するEVAを含む樹脂をコーティングして第2の層を
形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層面と、
前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね合わせ
積層するステップとを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は貼り替え防止用ラベル
の製造方法に関し、特に、たとえば値札や容器の開口部
に貼着するラベル等に用いられる貼り替え防止用ラベル
の製造方法に関する。
の製造方法に関し、特に、たとえば値札や容器の開口部
に貼着するラベル等に用いられる貼り替え防止用ラベル
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、値札等として用いられる貼り替え
防止用ラベルは、表面基材に適宜なミシン目または切目
を入れておき、たとえば店頭等でそれを剥がして他の値
札と貼り替えようとしたときには、ミシン目や切目で分
離・破損して、剥がされようとしたことが一目で判別す
ることができるようなものが知られている。
防止用ラベルは、表面基材に適宜なミシン目または切目
を入れておき、たとえば店頭等でそれを剥がして他の値
札と貼り替えようとしたときには、ミシン目や切目で分
離・破損して、剥がされようとしたことが一目で判別す
ることができるようなものが知られている。
【0003】一方、容器の開口部に未開封状態を表示す
るために貼着される貼着紙は、パッケージの開口部分の
材料およびその表面処理方法などによっては、たとえば
店頭の陳列棚にならべられた商品を手に取り、その場で
容易に剥がすことができ、異物等をパッケージの中に混
入させた後剥がしたことがわからないように再び貼着す
ることができるので、外からその貼着紙を見ただけでは
パッケージがすでに開封されたかどうかわからない。そ
のために、そのパッケージの内容物に、手を加えられた
りしてしまうおそれがある。たとえば、パッケージ内の
お菓子に毒物が混在されたりするがごとくである。
るために貼着される貼着紙は、パッケージの開口部分の
材料およびその表面処理方法などによっては、たとえば
店頭の陳列棚にならべられた商品を手に取り、その場で
容易に剥がすことができ、異物等をパッケージの中に混
入させた後剥がしたことがわからないように再び貼着す
ることができるので、外からその貼着紙を見ただけでは
パッケージがすでに開封されたかどうかわからない。そ
のために、そのパッケージの内容物に、手を加えられた
りしてしまうおそれがある。たとえば、パッケージ内の
お菓子に毒物が混在されたりするがごとくである。
【0004】そこで、最近では、貼着後剥離したことが
わかる貼着紙が、市場に出回るようになった。第7図
は、そのような貼着紙を示す断面図である。この貼着紙
10は、フィルム20を含み、このフィルム20の裏面
の一部には、シリコン層18が形成される。そして、そ
の面に金属が蒸着された蒸着層16として形成される。
したがって、この蒸着層16の一部は、シリコン層18
が介在されることによって、フィルム20に直接蒸着さ
れていない。さらに、蒸着層16と剥離シート12とが
感圧性接着剤層14で仮着される。
わかる貼着紙が、市場に出回るようになった。第7図
は、そのような貼着紙を示す断面図である。この貼着紙
10は、フィルム20を含み、このフィルム20の裏面
の一部には、シリコン層18が形成される。そして、そ
の面に金属が蒸着された蒸着層16として形成される。
したがって、この蒸着層16の一部は、シリコン層18
が介在されることによって、フィルム20に直接蒸着さ
れていない。さらに、蒸着層16と剥離シート12とが
感圧性接着剤層14で仮着される。
【0005】この貼着紙10は、剥離シート12を剥が
し、露出した接着剤層14の面をパッケージの開口部分
(図示せず)に押し当てて貼着される。そして、開口部
分に貼着された貼着紙10が剥がされれば、シリコン層
18によってフィルム20に直接蒸着されなかった蒸着
層16′の部分のみが、接着剤層14で開口部分に接着
されたまま残る。さらに、開口部分を開封すれば、そこ
に貼着され残っている蒸着層16′が切られまたは引き
裂かれ、これによって開封状態がわかるのである。
し、露出した接着剤層14の面をパッケージの開口部分
(図示せず)に押し当てて貼着される。そして、開口部
分に貼着された貼着紙10が剥がされれば、シリコン層
18によってフィルム20に直接蒸着されなかった蒸着
層16′の部分のみが、接着剤層14で開口部分に接着
されたまま残る。さらに、開口部分を開封すれば、そこ
に貼着され残っている蒸着層16′が切られまたは引き
裂かれ、これによって開封状態がわかるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
貼着紙10は、その金属がフィルム20およびシリコン
層18に蒸着されるので、被蒸着剤としてのフィルム
は、ポリエステル等に限定される上にその他諸々の条件
を満たすことも必要で、コスト高になるという弊害を有
していた。また、フィルム20を剥がした時に接着剤層
14の一部が被貼着材の貼着部分に残存し、その露出し
た接着剤層14の表面がベトつき、埃がつく等の欠点を
有し、衛生上も問題点を有していた。
貼着紙10は、その金属がフィルム20およびシリコン
層18に蒸着されるので、被蒸着剤としてのフィルム
は、ポリエステル等に限定される上にその他諸々の条件
を満たすことも必要で、コスト高になるという弊害を有
していた。また、フィルム20を剥がした時に接着剤層
14の一部が被貼着材の貼着部分に残存し、その露出し
た接着剤層14の表面がベトつき、埃がつく等の欠点を
有し、衛生上も問題点を有していた。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、貼
着後剥離されたことがわかり、しかも蒸着工程を必要と
しない貼り替え防止用ラベルの製法を提供することであ
る。
着後剥離されたことがわかり、しかも蒸着工程を必要と
しない貼り替え防止用ラベルの製法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥離せしめる
のに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材との接着力
をbとし、剥離シートを接着剤層より剥離せしめるのに
要する力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するEVAを含む樹脂をコーティングして第2の層を
形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層面と、
前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね合わせ
積層するステップとを含む、貼り替え防止用ラベルの製
法である。
は、第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥離せしめる
のに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材との接着力
をbとし、剥離シートを接着剤層より剥離せしめるのに
要する力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するEVAを含む樹脂をコーティングして第2の層を
形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層面と、
前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね合わせ
積層するステップとを含む、貼り替え防止用ラベルの製
法である。
【0009】この発明の第2の発明は、第1の層を剥離
剤層にて第2の層から剥離せしめるのに要する力をaと
し、接着剤層の被貼着材との接着力をbとし、剥離シー
トを接着剤層より剥離せしめるのに要する力をcとした
とき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するウレタン樹脂を含む樹脂をコーティングして第2
の層を形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層
面と、前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね
合わせ積層するステップとを含む、貼り替え防止用ラベ
ルの製法である。
剤層にて第2の層から剥離せしめるのに要する力をaと
し、接着剤層の被貼着材との接着力をbとし、剥離シー
トを接着剤層より剥離せしめるのに要する力をcとした
とき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成するウレタン樹脂を含む樹脂をコーティングして第2
の層を形成するステップと、前記剥離シートの接着剤層
面と、前記第1の層に積層された第2の層の面とを重ね
合わせ積層するステップとを含む、貼り替え防止用ラベ
ルの製法である。
【0010】この発明の第3の発明は、第1の層を剥離
剤層にて第2の層から剥離せしめるのに要する力をaと
し、接着剤層の被貼着材との接着力をbとし、剥離シー
トを接着剤層より剥離せしめるのに要する力をcとした
とき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成する金属粉末を混合した合成樹脂をコーティングして
第2の層を形成するステップと、前記剥離シートの接着
剤層面と、前記第1の層に積層された第2の層の面とを
重ね合わせ積層するステップとを含む、貼り替え防止用
ラベルの製法である。
剤層にて第2の層から剥離せしめるのに要する力をaと
し、接着剤層の被貼着材との接着力をbとし、剥離シー
トを接着剤層より剥離せしめるのに要する力をcとした
とき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、剥離
シートに接着剤層を形成するステップと、第1の層の一
方主面上にワックスを含む剥離剤層を積層するステップ
と、前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を形
成する金属粉末を混合した合成樹脂をコーティングして
第2の層を形成するステップと、前記剥離シートの接着
剤層面と、前記第1の層に積層された第2の層の面とを
重ね合わせ積層するステップとを含む、貼り替え防止用
ラベルの製法である。
【0011】
【作用】表面層を形成する第1の層の剥離剤層の表面上
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートするので、剥
離剤層の表面に剥離可能な状態で仮に接着して積層され
る。
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートするので、剥
離剤層の表面に剥離可能な状態で仮に接着して積層され
る。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、第2の層が第1の層
にコーティング等により積層されているので、従来のよ
うに蒸着を行なうことなく作ることができる。しかも、
剥離剤層を介して、再貼着不可能な状態に第2の層と第
1の層とが仮着されていて、ラベルをパッケージ等の開
口部分から剥がそうとすれば、第1の層が第2の層から
剥がれて再び貼着できないので、貼着されたラベルが剥
離されたことがわかる。さらに、第2の層が切られたり
引き裂かれたりすると、再びもとの状態にもどらないの
で、第2の層が分離されたことがわかる。したがって、
貼着されたラベルが剥離されたことが一目でわかる。し
かも、表面層を形成する第1の層の剥離剤層の表面上
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートするので、剥
離剤層の表面に、仮に接着して積層され、また剥離剤層
から手で剥離をすることができるので、従来必要だった
蒸着工程を必要としないラベルが得られる。
にコーティング等により積層されているので、従来のよ
うに蒸着を行なうことなく作ることができる。しかも、
剥離剤層を介して、再貼着不可能な状態に第2の層と第
1の層とが仮着されていて、ラベルをパッケージ等の開
口部分から剥がそうとすれば、第1の層が第2の層から
剥がれて再び貼着できないので、貼着されたラベルが剥
離されたことがわかる。さらに、第2の層が切られたり
引き裂かれたりすると、再びもとの状態にもどらないの
で、第2の層が分離されたことがわかる。したがって、
貼着されたラベルが剥離されたことが一目でわかる。し
かも、表面層を形成する第1の層の剥離剤層の表面上
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートするので、剥
離剤層の表面に、仮に接着して積層され、また剥離剤層
から手で剥離をすることができるので、従来必要だった
蒸着工程を必要としないラベルが得られる。
【0013】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【実施例】第1図はこの発明に係る製造方法によって製
造されたラベルの一例を示す断面図である。このラベル
10は、剥離シート12上に仮着されており、接着剤層
14,第2の層としての樹脂層16,剥離剤層18およ
び第1の層としての表面層20が、順次積層されてな
る。そして、第1の層20の表面には印刷層24が形成
され、また、第2の層16の接着剤層14側表面にも印
刷層22が形成されている。
造されたラベルの一例を示す断面図である。このラベル
10は、剥離シート12上に仮着されており、接着剤層
14,第2の層としての樹脂層16,剥離剤層18およ
び第1の層としての表面層20が、順次積層されてな
る。そして、第1の層20の表面には印刷層24が形成
され、また、第2の層16の接着剤層14側表面にも印
刷層22が形成されている。
【0015】接着剤層14は、ラベル10に接着力を与
えるためのものであり、たとえば感圧性接着剤などの接
着剤からなり、剥離シート12と樹脂層16間に形成さ
れる。
えるためのものであり、たとえば感圧性接着剤などの接
着剤からなり、剥離シート12と樹脂層16間に形成さ
れる。
【0016】樹脂層16は、たとえばパッケージの開口
部分を封かんするためのものであり、また、その封かん
部分が開封された際、切れたり引き裂かれたりして開封
状態となすためのものである。この樹脂層16は、ウレ
タン樹脂又はEVA樹脂からなる樹脂を剥離剤層18の
表面にコーティングして形成される。なお、樹脂層16
の他の例としては、比較的弱い力を加えることによって
切ったり引き裂いたりできるように形成された、金属粉
末が合成樹脂に混融されてなる合成樹脂をコーティング
した樹脂層などがあげられる。
部分を封かんするためのものであり、また、その封かん
部分が開封された際、切れたり引き裂かれたりして開封
状態となすためのものである。この樹脂層16は、ウレ
タン樹脂又はEVA樹脂からなる樹脂を剥離剤層18の
表面にコーティングして形成される。なお、樹脂層16
の他の例としては、比較的弱い力を加えることによって
切ったり引き裂いたりできるように形成された、金属粉
末が合成樹脂に混融されてなる合成樹脂をコーティング
した樹脂層などがあげられる。
【0017】剥離剤層18は、樹脂層16とフィルム層
20とを再貼着不可能な状態に剥離することが容易にな
るように形成されたものであり、ワックスを含む剥離剤
を塗布してなり、樹脂層16と表面層20との間に形成
される。
20とを再貼着不可能な状態に剥離することが容易にな
るように形成されたものであり、ワックスを含む剥離剤
を塗布してなり、樹脂層16と表面層20との間に形成
される。
【0018】表面層20は、樹脂層16が切れたり引き
裂かれたりするのを防止するために形成されたものであ
り、剥離剤層18を介して樹脂層16に仮着されてい
る。なお、表面層の例としては、たとえば紙,合成紙,
フィルム又はアルミホイルなどがあげられるが、このラ
ベルを折り曲げて封かん部分に貼着したときに、樹脂層
16の接着力に抗して、表面層20が元の状態に復元し
ようとして剥離しないような比較的柔軟なものがよい。
裂かれたりするのを防止するために形成されたものであ
り、剥離剤層18を介して樹脂層16に仮着されてい
る。なお、表面層の例としては、たとえば紙,合成紙,
フィルム又はアルミホイルなどがあげられるが、このラ
ベルを折り曲げて封かん部分に貼着したときに、樹脂層
16の接着力に抗して、表面層20が元の状態に復元し
ようとして剥離しないような比較的柔軟なものがよい。
【0019】剥離シート12は、接着剤層14を保護す
るためのものであり、たとえば紙,合成樹脂シートなど
からなる剥離紙を含み、紙等の基材の表面にたとえばシ
リコンなどの剥離剤が塗布印刷されてなる剥離剤層12
aが形成されている。
るためのものであり、たとえば紙,合成樹脂シートなど
からなる剥離紙を含み、紙等の基材の表面にたとえばシ
リコンなどの剥離剤が塗布印刷されてなる剥離剤層12
aが形成されている。
【0020】なお、このラベル10は、表面層20を剥
離剤層18にて樹脂層16から剥離せしめるのに要する
力をaとし、接着剤層14が被貼着材に接着されたとき
の被貼着材との接着力をbとし、剥離シート12を接着
剤層14より剥離せしめるのに要する力をcとすると、
各々の部分の剥離に要する力が、式c<a<bを満たす
ように構成する。
離剤層18にて樹脂層16から剥離せしめるのに要する
力をaとし、接着剤層14が被貼着材に接着されたとき
の被貼着材との接着力をbとし、剥離シート12を接着
剤層14より剥離せしめるのに要する力をcとすると、
各々の部分の剥離に要する力が、式c<a<bを満たす
ように構成する。
【0021】まず、ラベル10が剥離シート12から剥
がされ、接着剤層14によって、たとえば、第6図に示
す如く、値札として貼着したり、お菓子のパッケージの
開口部分に貼着される。
がされ、接着剤層14によって、たとえば、第6図に示
す如く、値札として貼着したり、お菓子のパッケージの
開口部分に貼着される。
【0022】このように表面層20および樹脂層16な
どからなるラベル10が貼着されたパッケージの開口部
分を開けるためには、貼着されたラベル10を剥がし、
その封かん部分を開けなければならない。この場合、表
面層20が樹脂層16に剥離剤層18を介して弱く仮着
され、一方、樹脂層16がパッケージの開口部分に接着
剤層14で強く接着されているので、ラベル10を剥が
そうとすれば表面層20しか剥がすことができず、樹脂
層16が接着剤層14とともに封かん部分に貼着された
まま残る。したがって、一度表面層20を剥離したなら
ば、再び表面層20を樹脂層16の表面に再貼着するこ
とができず、もとの状態にはもどらないので、開封状態
であることが一目瞭然にしてわかるのである。
どからなるラベル10が貼着されたパッケージの開口部
分を開けるためには、貼着されたラベル10を剥がし、
その封かん部分を開けなければならない。この場合、表
面層20が樹脂層16に剥離剤層18を介して弱く仮着
され、一方、樹脂層16がパッケージの開口部分に接着
剤層14で強く接着されているので、ラベル10を剥が
そうとすれば表面層20しか剥がすことができず、樹脂
層16が接着剤層14とともに封かん部分に貼着された
まま残る。したがって、一度表面層20を剥離したなら
ば、再び表面層20を樹脂層16の表面に再貼着するこ
とができず、もとの状態にはもどらないので、開封状態
であることが一目瞭然にしてわかるのである。
【0023】そして、完全にパッケージの開口部分を開
けるためには、引き剥がされずに残存している樹脂層1
6を切ったり引き裂いたり、あるいは、開口部分から剥
離しなければならない。
けるためには、引き剥がされずに残存している樹脂層1
6を切ったり引き裂いたり、あるいは、開口部分から剥
離しなければならない。
【0024】なお、封かん部分を開けるために、表面層
20を剥がす際、それと同時に樹脂層16を切ったり引
き裂いたりした場合も、上記同様に樹脂層16の状態を
見れば、その開封状態がわかるのである。
20を剥がす際、それと同時に樹脂層16を切ったり引
き裂いたりした場合も、上記同様に樹脂層16の状態を
見れば、その開封状態がわかるのである。
【0025】なお、この例では、ラベル10が、お菓子
のパッケージに使用されたが、このほかに薬のパッケー
ジ,封筒,袋などの封かんすべき部分、そして、価格を
表示した値札として使用され得ることは当然である。
のパッケージに使用されたが、このほかに薬のパッケー
ジ,封筒,袋などの封かんすべき部分、そして、価格を
表示した値札として使用され得ることは当然である。
【0026】以下、第1図に示したラベルの製法を、製
造装置に基づいて説明する。第2図及び第3図は、第1
図に示したラベルシートに用いる積層体を製造するため
の装置の一例を示す図解図である。
造装置に基づいて説明する。第2図及び第3図は、第1
図に示したラベルシートに用いる積層体を製造するため
の装置の一例を示す図解図である。
【0027】この積層体30は、表面層20の上に、剥
離剤層18および樹脂層16を、その順序で積層したも
のである。
離剤層18および樹脂層16を、その順序で積層したも
のである。
【0028】装置100は、帯状の表面層20を形成す
る表面材20aをロール状に保持するための保持ローラ
102を含む。保持ローラ102に保持された表面材2
0aは、その一端がときほどかれて、剥離剤塗布装置1
04に導かれる。
る表面材20aをロール状に保持するための保持ローラ
102を含む。保持ローラ102に保持された表面材2
0aは、その一端がときほどかれて、剥離剤塗布装置1
04に導かれる。
【0029】剥離剤塗布装置104は、表面材20aの
表面または裏面に、たとえば、ワックスを含む剥離剤1
8aを印刷塗布するためのものであり、2つのローラ1
04aおよび104bを含む。ローラ104aは、その
下部がパン104cに溜めた剥離剤18aに浸漬されて
いる。したがって、ローラ104aおよび104bを回
転させることによって、それらの間に導かれた表面材2
0aの表面に剥離剤18aが、印刷塗布される。なお、
剥離剤塗布装置104としては、グラビアロールコータ
ー,リバースロールコーター等を用いてもよく、又、オ
フセット印刷機,スクリーン印刷機などの公知の印刷機
を用いてもよい。
表面または裏面に、たとえば、ワックスを含む剥離剤1
8aを印刷塗布するためのものであり、2つのローラ1
04aおよび104bを含む。ローラ104aは、その
下部がパン104cに溜めた剥離剤18aに浸漬されて
いる。したがって、ローラ104aおよび104bを回
転させることによって、それらの間に導かれた表面材2
0aの表面に剥離剤18aが、印刷塗布される。なお、
剥離剤塗布装置104としては、グラビアロールコータ
ー,リバースロールコーター等を用いてもよく、又、オ
フセット印刷機,スクリーン印刷機などの公知の印刷機
を用いてもよい。
【0030】そして、剥離剤18aが印刷塗布された表
面材20aは、たとえばヒータを含むドライヤー106
に導かれる。ドライヤー106では、表面材20aに印
刷塗布された剥離剤18aが乾燥されて剥離剤層18と
して形成される。このように剥離剤層18が形成された
表面材20aは、巻き取り装置108に導かれる。ロー
ル状に巻き重ねられた表面材20aは、第3図に示され
た別の樹脂16aの積層装置110に装填される。
面材20aは、たとえばヒータを含むドライヤー106
に導かれる。ドライヤー106では、表面材20aに印
刷塗布された剥離剤18aが乾燥されて剥離剤層18と
して形成される。このように剥離剤層18が形成された
表面材20aは、巻き取り装置108に導かれる。ロー
ル状に巻き重ねられた表面材20aは、第3図に示され
た別の樹脂16aの積層装置110に装填される。
【0031】積層装置110は、2つのローラ112お
よび114を含む。ローラ112は、その下部がパン1
16に溜めたウレタン樹脂またはEVA樹脂を含む樹脂
16aに浸漬されている。したがってローラ112およ
び114を回転させることによって、それらの間に導か
れた表面材20aの剥離剤層18の表面に、樹脂16a
が印刷塗布される。そして、樹脂16aがコーティング
された表面材20aは、さらにドライヤー120に導か
れ、乾燥固化される。これによって、表面層20の表面
上の剥離剤層18の表面に、樹脂16aがコーティング
されて、樹脂層16が形成された表面基材30が形成さ
れる。そして、この表面基材30は、つぎの印刷装置1
30に送られる。印刷装置130は、たとえばオフセッ
ト印刷機などの公知の印刷機からなり、表面基材30の
移送経路に設けられる。そして、この印刷装置130に
よって樹脂層16の表面に、たとえば「開封済」の文字
などを印刷した印刷層22が形成される。このようにし
て印刷層22が形成された表面基材30は、巻き取りロ
ーラ140によってロール状に巻き取られ保持される。
よび114を含む。ローラ112は、その下部がパン1
16に溜めたウレタン樹脂またはEVA樹脂を含む樹脂
16aに浸漬されている。したがってローラ112およ
び114を回転させることによって、それらの間に導か
れた表面材20aの剥離剤層18の表面に、樹脂16a
が印刷塗布される。そして、樹脂16aがコーティング
された表面材20aは、さらにドライヤー120に導か
れ、乾燥固化される。これによって、表面層20の表面
上の剥離剤層18の表面に、樹脂16aがコーティング
されて、樹脂層16が形成された表面基材30が形成さ
れる。そして、この表面基材30は、つぎの印刷装置1
30に送られる。印刷装置130は、たとえばオフセッ
ト印刷機などの公知の印刷機からなり、表面基材30の
移送経路に設けられる。そして、この印刷装置130に
よって樹脂層16の表面に、たとえば「開封済」の文字
などを印刷した印刷層22が形成される。このようにし
て印刷層22が形成された表面基材30は、巻き取りロ
ーラ140によってロール状に巻き取られ保持される。
【0032】第4図は第3図に示した方法によって製造
された表面基材30を用いて、さらに接着剤層14およ
び剥離シート12を積層するための装置の一例を示す図
解図である。
された表面基材30を用いて、さらに接着剤層14およ
び剥離シート12を積層するための装置の一例を示す図
解図である。
【0033】装置150は、塗布装置152を含む。塗
布装置152は、剥離シート12の表面に接着剤14a
を塗布するためのものであり、メインローラ154と該
メインローラ154に対向して設けられたローラ156
を含む。そして、メインローラ154はその下部がパン
158に溜められた接着剤14aに浸漬されており、メ
インローラ154とローラ156とに挟まれている剥離
シート12の剥離剤層12aの表面に、メインローラ1
54で接着剤14aが塗布される。
布装置152は、剥離シート12の表面に接着剤14a
を塗布するためのものであり、メインローラ154と該
メインローラ154に対向して設けられたローラ156
を含む。そして、メインローラ154はその下部がパン
158に溜められた接着剤14aに浸漬されており、メ
インローラ154とローラ156とに挟まれている剥離
シート12の剥離剤層12aの表面に、メインローラ1
54で接着剤14aが塗布される。
【0034】そして、接着剤14aが印刷塗布された剥
離シート12は、たとえばヒータを含む乾燥機122に
導かれる。乾燥機122では、剥離シート12に印刷塗
布された接着剤14aが乾燥されて接着剤層14として
形成される。このように接着剤層14が形成された剥離
シート12は、表面基材30の積層装置160に導かれ
る。
離シート12は、たとえばヒータを含む乾燥機122に
導かれる。乾燥機122では、剥離シート12に印刷塗
布された接着剤14aが乾燥されて接着剤層14として
形成される。このように接着剤層14が形成された剥離
シート12は、表面基材30の積層装置160に導かれ
る。
【0035】表面基材積層装置160は、剥離シート1
6と接着剤層14との積層体の接着剤層14上に、表面
基材30を積層するためのものであり、表面基材30を
ロール状に保持するための保持ローラ162を含む。ロ
ール状に保持された表面基材30は、その一端がときほ
どかれ、ローラ164および166間に導かれる。この
とき、これらのローラ164および166間には、その
上に接着剤14aが塗布された積層体32が導かれてい
て、そのために、これらのローラ166および164間
では、表面基材30と剥離シート12とが接着剤層14
を挟んで重ね合わされる。このようにして、剥離シート
12および接着剤層14との積層体32が重ね合わされ
た表面基材30は、巻き取りローラ168に導かれる。
6と接着剤層14との積層体の接着剤層14上に、表面
基材30を積層するためのものであり、表面基材30を
ロール状に保持するための保持ローラ162を含む。ロ
ール状に保持された表面基材30は、その一端がときほ
どかれ、ローラ164および166間に導かれる。この
とき、これらのローラ164および166間には、その
上に接着剤14aが塗布された積層体32が導かれてい
て、そのために、これらのローラ166および164間
では、表面基材30と剥離シート12とが接着剤層14
を挟んで重ね合わされる。このようにして、剥離シート
12および接着剤層14との積層体32が重ね合わされ
た表面基材30は、巻き取りローラ168に導かれる。
【0036】つぎに、剥離シート12が接着剤層14を
もって積層された表面基材30は、ラベルを製造するた
めの装置に導かれる。第5図は、ラベルを製造するため
の装置の一例を示す図解図である。
もって積層された表面基材30は、ラベルを製造するた
めの装置に導かれる。第5図は、ラベルを製造するため
の装置の一例を示す図解図である。
【0037】かかる装置170は、剥離シート12が接
着剤層14をもって積層された表面基材30の巻き重ね
体を装填する保持装置172を含む。保持装置172よ
り引き出された表面基材30と積層体32とからなる積
層物は、印刷装置132に導かれる。
着剤層14をもって積層された表面基材30の巻き重ね
体を装填する保持装置172を含む。保持装置172よ
り引き出された表面基材30と積層体32とからなる積
層物は、印刷装置132に導かれる。
【0038】また、印刷装置132は、印刷装置130
と同様に、たとえばオフセット印刷機などの公知の印刷
機からなる。そして、この印刷装置132によって、表
面層20の表面に、たとえば「商品名」等の画線が印刷
された印刷層24が形成される。
と同様に、たとえばオフセット印刷機などの公知の印刷
機からなる。そして、この印刷装置132によって、表
面層20の表面に、たとえば「商品名」等の画線が印刷
された印刷層24が形成される。
【0039】このようにして印刷層24が形成された積
層物は、型抜機174に導かれる。型抜機174は、切
刃を有するいわゆるダイカッタを含み、このダイカッタ
によって、表面層20,剥離剤層18,樹脂層16およ
び接着剤層14に適宜な形状の切目が入れられる。な
お、型抜機174は、切刃付きロールいわゆるダイロー
ルを用いたものであってもよい。
層物は、型抜機174に導かれる。型抜機174は、切
刃を有するいわゆるダイカッタを含み、このダイカッタ
によって、表面層20,剥離剤層18,樹脂層16およ
び接着剤層14に適宜な形状の切目が入れられる。な
お、型抜機174は、切刃付きロールいわゆるダイロー
ルを用いたものであってもよい。
【0040】切目が入れられた表面層20等を含む表面
基材30は、ローラ176aおよび176bで不要部分
とラベル10(必要部分)とに分けられ、その不要部分
がかす取りローラ180によってロール状に巻き取ら
れ、ラベル10(必要部分)は剥離シ−ト12に仮着さ
れたまま巻き取りローラ178によってロール状に巻き
取られる。
基材30は、ローラ176aおよび176bで不要部分
とラベル10(必要部分)とに分けられ、その不要部分
がかす取りローラ180によってロール状に巻き取ら
れ、ラベル10(必要部分)は剥離シ−ト12に仮着さ
れたまま巻き取りローラ178によってロール状に巻き
取られる。
【0041】なお、型抜機174および巻き取りローラ
178の代わりに、切目形成機を設けてもよい。この切
目形成機は、切刃を含む。この切刃は、表面層20,剥
離剤層18,樹脂層16および接着剤層14に切目を入
れて各ラベル10に分離するためのものである。
178の代わりに、切目形成機を設けてもよい。この切
目形成機は、切刃を含む。この切刃は、表面層20,剥
離剤層18,樹脂層16および接着剤層14に切目を入
れて各ラベル10に分離するためのものである。
【0042】ここで、更に具体的に述べると、つぎの如
くである。 (1)第1層として厚さ70μ程度のコート紙を用い、
剥離剤層を形成する剥離剤としてワックスを塗布乾燥さ
せた。つぎにこのワックスの上に第2層を形成するウレ
タン樹脂またはEVA樹脂等を厚さ約5〜50μとなる
ようにコートする。このときウレタン樹脂またはEVA
樹脂をワックス面より剥がすのに要した力(a)は10
0gであった。このようにして作成されたコート紙と第
2層との複層品を基材として離型紙に粘着剤を乾燥被膜
厚5〜50μとなるようにコートした剥離シートと貼合
した。このとき粘着剤から離型紙を剥がすのに要する力
(c)は10gであった。かくして構成された感圧粘着
紙をラベル化して被貼着材(紙函、プラスチック、ガラ
スビン等)に貼り付けた。このときの被貼着材への接着
力(b)は1500gであった。貼り付けられたラベル
を無理に被貼着材より剥がそうとしたところ第1層の紙
の方が先に剥がされてしまった。
くである。 (1)第1層として厚さ70μ程度のコート紙を用い、
剥離剤層を形成する剥離剤としてワックスを塗布乾燥さ
せた。つぎにこのワックスの上に第2層を形成するウレ
タン樹脂またはEVA樹脂等を厚さ約5〜50μとなる
ようにコートする。このときウレタン樹脂またはEVA
樹脂をワックス面より剥がすのに要した力(a)は10
0gであった。このようにして作成されたコート紙と第
2層との複層品を基材として離型紙に粘着剤を乾燥被膜
厚5〜50μとなるようにコートした剥離シートと貼合
した。このとき粘着剤から離型紙を剥がすのに要する力
(c)は10gであった。かくして構成された感圧粘着
紙をラベル化して被貼着材(紙函、プラスチック、ガラ
スビン等)に貼り付けた。このときの被貼着材への接着
力(b)は1500gであった。貼り付けられたラベル
を無理に被貼着材より剥がそうとしたところ第1層の紙
の方が先に剥がされてしまった。
【図1】この発明に係る製造方法によって製造されたラ
ベルの一例を示す断面図である。
ベルの一例を示す断面図である。
【図2】図1に示したラベルに用いる積層体を製造する
ための装置の一例を示す図解図である。
ための装置の一例を示す図解図である。
【図3】図1に示したラベルに用いる積層体を製造する
ための装置の一例を示す図解図である。
ための装置の一例を示す図解図である。
【図4】図2に示した方法によって製造された表面基材
30を用いて、さらに接着剤層14および剥離シート1
2を積層するための装置の一例を示す図解図である。
30を用いて、さらに接着剤層14および剥離シート1
2を積層するための装置の一例を示す図解図である。
【図5】ラベルを製造するための装置の一例を示す図解
図である。
図である。
【図6】この発明によって製造されたラベルの使用方法
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
10 ラベル 12 剥離シート 14 接着剤層 16 樹脂層 18 剥離剤層 18a 剥離剤 20 表面層 20a 表面材 30 表面基材 32 積層体 102 保持ローラ 104 剥離剤塗布装置 104a,104b ローラ 104c パン 108 巻き取り装置 110 積層装置 120 ドライヤー 122 乾燥装置 130,132 印刷装置 140 巻き取りローラ 150 装置 152 塗布装置 154 メインローラ 156 ローラ 158 パン 160 表面基材積層装置 162 保持ローラ 164,166 ローラ 168 巻き取りローラ
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥
離せしめるのに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材
との接着力をbとし、剥離シートを接着剤層より剥離せ
しめるのに要する力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、 (a)剥離シートに接着剤層を形成するステップと、 (b)第1の層の一方主面上にワックスを含む剥離剤層
を積層するステップと、 (c)前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を
形成するEVAを含む樹脂をコーティングして第2の層
を形成するステップと、 (d)前記剥離シートの接着剤層面と、前記第1の層に
積層された第2の層の面とを重ね合わせ積層するステッ
プとを含む、貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項2】 前記ステップ(b)は、第1の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項1に記載の貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項3】 前記ステップ(c)は、第2の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項1または請求項2に記載の貼り替え防止用ラベル
の製法。 - 【請求項4】 第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥
離せしめるのに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材
との接着力をbとし、剥離シートを接着剤層より剥離せ
しめるのに要する力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、 (a)剥離シートに接着剤層を形成するステップと、 (b)第1の層の一方主面上にワックスを含む剥離剤層
を積層するステップと、 (c)前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を
形成するウレタン樹脂を含む樹脂をコーティングして第
2の層を形成するステップと、 (d)前記剥離シートの接着剤層面と、前記第1の層に
積層された第2の層の面とを重ね合わせ積層するステッ
プとを含む、貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項5】 前記ステップ(b)は、第1の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項4に記載の貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項6】 前記ステップ(c)は、第2の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項4または請求項5に記載の貼り替え防止用ラベル
の製法。 - 【請求項7】 第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥
離せしめるのに要する力をaとし、接着剤層の被貼着材
との接着力をbとし、剥離シートを接着剤層より剥離せ
しめるのに要する力をcとしたとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であって、 (a)剥離シートに接着剤層を形成するステップと、 (b)第1の層の一方主面上にワックスを含む剥離剤層
を積層するステップと、 (c)前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の層を
形成する金属粉末を混合した合成樹脂をコーティングし
て第2の層を形成するステップと、 (d)前記剥離シートの接着剤層面と、前記第1の層に
積層された第2の層の面とを重ね合わせ積層するステッ
プとを含む、貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項8】 前記ステップ(b)は、第1の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項7に記載の貼り替え防止用ラベルの製法。 - 【請求項9】 前記ステップ(c)は、第2の層の少な
くとも一方主面上に印刷層を形成するステップを含む、
請求項7または請求項8に記載の貼り替え防止用ラベル
の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7155438A JP2584432B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 貼り替え防止用ラベルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7155438A JP2584432B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 貼り替え防止用ラベルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899377A true JPH0899377A (ja) | 1996-04-16 |
JP2584432B2 JP2584432B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=15606040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7155438A Expired - Lifetime JP2584432B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 貼り替え防止用ラベルの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584432B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002002312A1 (fr) * | 2000-07-05 | 2002-01-10 | Yupo Corporation | Film stratifie facile a detacher |
WO2003078509A1 (fr) | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Yupo Corporation | Papier d'impression et papier pour etiquettes utilisant ce dernier |
WO2015030172A1 (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 株式会社ユポ・コーポレーション | 易剥離性積層フィルムおよび易剥離性積層ラベル、並びに高隠蔽易剥離性積層フィルムおよび高隠蔽易剥離性積層ラベル |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7155438A patent/JP2584432B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002002312A1 (fr) * | 2000-07-05 | 2002-01-10 | Yupo Corporation | Film stratifie facile a detacher |
US8025945B2 (en) | 2000-07-05 | 2011-09-27 | Yupo Corporation | Easily peelable laminated film |
WO2003078509A1 (fr) | 2002-03-20 | 2003-09-25 | Yupo Corporation | Papier d'impression et papier pour etiquettes utilisant ce dernier |
WO2015030172A1 (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 株式会社ユポ・コーポレーション | 易剥離性積層フィルムおよび易剥離性積層ラベル、並びに高隠蔽易剥離性積層フィルムおよび高隠蔽易剥離性積層ラベル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584432B2 (ja) | 1997-02-26 |
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