JPH0734145B2 - 表示用ラベル - Google Patents

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JPH0734145B2
JPH0734145B2 JP60067293A JP6729385A JPH0734145B2 JP H0734145 B2 JPH0734145 B2 JP H0734145B2 JP 60067293 A JP60067293 A JP 60067293A JP 6729385 A JP6729385 A JP 6729385A JP H0734145 B2 JPH0734145 B2 JP H0734145B2
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大松化学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は表示用ラベルに関し、特にたとえば値札とし
て用いられる表示用ラベルに関する。
(従来技術) 従来、値札等として用いられる貼り替え防止用の表示用
ラベルは、表面基材に適宜なミシン目または切目を入れ
ておき、たとえば店頭等でそれを剥がして他の値札と貼
り替えようとしたときには、ミシン目や切目で分離・破
損して、剥がされようとしたことが一目で判別すること
ができるようなものが知られている。
ところが、表示用ラベルが貼着されるパッケージなどの
材料およびその表面処理方法などによっては、貼着され
た表示用ラベルを容易に剥がすことができる。
そこで、最近では、貼着後剥離したことがわかる貼着ラ
ベルが、市場に出回るようになり、それについて実開昭
59−1077号に開示されている。
この粘着ラベルは、剥離シートを剥がし、露出した粘着
材塗装の面をパッケージの表面に押し当てて貼着され
る。そして、貼着された粘着ラベルが剥がされれば、剥
離剤塗層によってフィルム基材に直接蒸着されなかった
蒸着膜の部分のみが、粘着剤塗属でパッケージの表面に
接着されたまま残る。これによって、粘着ラベルが剥離
されたことがわかる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このような粘着ラベルは、フィルムを引き剥
がしたときに、蒸着膜の一部が粘着剤塗層面に残留しに
くく、フィルム面に接着したまま引き剥がされてしま
い、残留した蒸着膜によって文字等を形成することは、
容易にでき得ない。その上、フィルム基材を剥がしたと
きに粘着剤塗層の一部が被貼着材の貼着部分に残存し、
その露出した粘着剤塗層の表面がベトつき、埃がつく等
の欠点を有し、衛生上も問題点を有していた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、貼着後剥離され
たことがわかり、剥離された面に接着剤が現れることな
く、ベトつくことがない表示用ラベルを提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) この発明は、表面材と、前記表面材の一方の表面に形成
された第1の剥離層と、前記第1の剥離層の表面に形成
された易破壊層と、前記易破壊層の表面の一部に形成さ
れた第2の剥離層と、前記易破壊層の表面の他の部分お
よび前記第2の剥離層の表面に形成された被覆層と、前
記被覆層の表面に形成された接着層とを含み、第1の剥
離層と易破壊層との接着力をaとし、第2の剥離層と被
覆層との接着力をbとしたとき、下記式 a>b を満足する、表示用ラベルである。
(作用) 第1の剥離層と易破壊層との接着力のほうが、第2の剥
離層と被覆層との接着力よりも大きくなるように形成さ
れ、第2の剥離層が、易破壊層の表面に一部を欠除して
形成されているので、被貼着材に貼着された表示用ラベ
ルの各部分の接着力が、第2の剥離層が形成された部分
と形成されていない部分とにおいて異なり、表面の表面
材を引き剥がしたときは、第2の剥離層が形成された部
分と欠除した部分との境において易破壊層が破れ、第2
の剥離層が欠除した部分の易破壊層および被覆層が被貼
着材の表面に残り、その他の部分が被覆層より剥がれ
る。
(発明の効果) この発明によれば、第1の剥離層と易破壊層との接着力
の方が、第2の剥離層と被覆層との接着力より大きく、
しかも、第2の剥離層は一部を欠除して易破壊層の表面
に形成されているので、被覆層と易破壊層との接着力
は、第2の剥離層が形成された部分と欠除した部分とに
おいて、その接着力が異なり、表面材を引き剥がしたと
きには、第2の剥離層が形成された部分の易破壊層のみ
が、被覆層より引き剥がれる。したがって、易破壊層
が、その他の部分と引き裂かれて分離し、再び元の状態
のように接着することができないので、易破壊層が分離
されたことがわかる。したがって、接着されたラベルが
剥離されたことが一目でわかる。その上に、接着層の表
面には、被覆層が一面にわたって形成されているので、
従来のように、表面材を剥離した後において、接着層の
表面が露出してベトつくこともなく、また露出した接着
層の接着力によって再び表面材を貼り付けたりすること
は不可能となる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例であるラベルの断面図で
ある。
このラベル10は、剥離シート12上に仮着されており、接
着層14,被覆層16,第2の剥離層18,易破壊層20,第1の剥
離層22および表面材24が、順次積層されてなり、前記表
面材24の表面には、印刷層26が形成されている。
表面材24は、易破壊層20が切れたり引き裂かれたりする
のを防止すために形成されたものであり、第1の剥離層
22を介して易破壊層20と仮着されている。
なお、表面材24としては、たとえば、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム、ポリエステルやナイロンフィルム
のように比較的腰があって、熱によって収縮しにくいも
の、または紙や合成紙などが挙げられるが、後述するよ
うに、このラベル10を引き剥がしたときに、剥がした形
跡を表面材24の表面側から良く見ることができるように
するためには、透明あるいは半透明なものを選択するほ
うが良い。そのようにすれば、易破壊層20の一部が被貼
着材Aに残り、一部が被貼着材Aより引き剥がされて、
表面材24に引っついていることが、容易にわかり便利と
なる。
第1の剥離層22は、表面材24と易破壊層20とを再貼着不
可能な状態に仮着させ、表面材24と易破壊層20との剥離
を容易化させるものであり、たとえば、シリコン樹脂,
フッ素樹脂,パラフィン,ワックスなどの剥離剤をコー
ティングしてなる剥離剤層からなり、表面材24と易破壊
層20との間に形成される。
易破壊層20は、アルミニウム,銀,亜鉛などの蒸発物質
を真空蒸着してなる蒸着層からなり、手で容易に破った
りすることができる易破壊性に富んだ層である。
この易破壊層20は、前記した真空蒸着法によって形成さ
れる蒸着膜に代えて、たとえば、ベタで銀刷印刷してな
る印刷層をもって形成してもよく、その他UV型インクに
よる印刷膜やその他の樹脂をコーティングして形成する
ことも挙げられる。しかし、このラベル10を折り曲げて
屈曲部分に貼着したときには、この易破壊層20の接着力
に抗して表面材24が元の状態に復元しようとして剥離し
ないような、比較的柔軟性に富んだものがよい。
易破壊層20のその他の例としては、比較的弱い力を加え
ることによって切ったり引き裂いたりできるように、金
属粉末が合成樹脂に混入された塩化ビニルとアクリルの
共重合樹脂などの合成樹脂をコーティングしてなる樹脂
層なども挙げられる。
第2の剥離層18は、前記易破壊層20の表面の一部に、シ
リコン樹脂,フッ素樹脂,ワックスなどの剥離剤がパタ
ーン塗工されてなるものである。たとえば、文字や絵等
の画線をパターン印刷,塗工することによって、後述す
るように、表面材24を引き剥がし、易破壊層20を破壊し
たとき、前記したような文字などの画線が現れるように
すると、より一層ラベル10の使用目的に合致するものを
形成することができる。
被覆層16は、後述するように表面材24を引き剥がしたと
きに、接着層14が表面に露出してベトつくことを防ぐた
めに、接着層14を被覆する層である。この被覆層16は、
たとえば、ウレタン樹脂、EVA樹脂、PVA、塩酢ビ、アク
リル等、ニトロセルロース系、ポリアミド系、アクリル
系等の樹脂を、易破壊層20の第2の剥離層18が形成され
た表面コーティングして形成される。
接着層14は、ラベル10に被貼着材Aに接着する接着力を
与えるためのものであり、たとえば、感圧型接着剤をコ
ーティングしてなる接着剤層からなり、被覆層16の一方
の表面に形成されている。
この接着層14の表面には、剥離シート12が仮着され、接
着層14を保護するように形成されている。
このラベル10は、第1の剥離層22と易破壊層20との接着
力をaとし、第2の剥離層18と被覆層16との接着力をb
とし、接着層14の接着力をdとし、剥離シート12を接着
層14より剥離せしめるのに要する力をcとし、易破壊層
20を破壊するに要する力をeとしたとき、下記式 c<b<e<a<d を満足するように構成する。
このラベル10を使用するには、剥離シート12から剥が
し、接着層14によって、たとえば、第9図に示すよう
に、値札として貼着したり、お菓子のパッケージの表面
に貼着する。
貼着されたラベル10を張り替えるためには、貼着された
ラベル10を剥離しなければならない。
この場合、易破壊層20は、第1の剥離層22を介して表面
材24に仮着され、易破壊層20は、被覆層16と強く接着さ
れ、第2の剥離層18が形成されている部位においては、
被覆層16と直接接着されている部分に比べて弱く接着さ
れている。したがって、第2図に示すように、表面材24
を剥がそうとすれば、第2の剥離層18部分の易破壊層20
と、被覆層16と直接接着している部分の易破壊層20との
境界部分において、易破壊層20が引き裂かれ、それとと
もに第2の剥離層18の表面より被覆層16と引き剥がされ
て、易破壊層20の一部(第2の剥離層18が形成された部
分)が表面材24に接着したままで、被貼着材Aより引き
剥がされてしまう。
そして、易破壊層20において、第2の剥離層18が形成さ
れていない部分は、そのまま被貼着材Aに貼着されたま
ま残る。したがって、一度表面材24を剥離したならば、
易破壊層20が第2の剥離層18が形成された部分とそれが
形成されていない部分との境界において破られて、再び
表面材24を、被覆層16の表面に再貼着することができな
い状態となり、元の状態に復元することができないの
で、ラベル10が剥離されたことが一目瞭然にしてわかる
のである。
なお、この明細書においては、それぞれの場合において
最適なものを挙示して、シート,フィルムおよびその均
等物を総称し、「シート」または「フィルム」と表現し
ている。また「シート」と言った場合は枚葉型のものの
みを指称するのでなく、巻き取り型(ウェブ)のものを
含まれることは勿論である。
以下、この発明にかかる実施例をより一層明らかにする
ために、この発明に係るラベルの製法の一例に基づいて
さらに説明する。
第3図ないし第5図は、この発明の実施例に用いる積層
体30を製造するための装置の一例を示す図解図である。
この積層体30は、表面材24の表面上に、第1の剥離層2
2、易破壊層20、第2の剥離層18および被覆層16を、そ
の順序で積層したものである。
装置100は、帯状の表面材24を形成する表面素材24aをロ
ール状に保持するための保持ローラ102を含む。保持ロ
ーラ102に保持された表面素材24aは、その一端が解きほ
どかれ、剥離剤塗布装置104に導かれる。
剥離剤塗布装置104は、表面素材24aの一方の表面に、た
とえば、シリコン樹脂,フッ素樹脂,パラフィン,ワッ
クスなどの剥離剤22aを印刷,塗布するためのものであ
り、2つのローラ106aおよび106b、貯槽108を含み、ロ
ーラ106a,106bを回転させながら剥離剤22aを塗布する。
なお、剥離剤塗布装置104としては、グラビアロールコ
ータ,リバースロールコータ等の塗布装置を用いてもよ
く、また、オフセット印刷機,スクリーン印刷機などの
公知の印刷機を用いてもよい。
この剥離剤22aは、次に設けられたヒータを含む乾燥機1
10に導かれて乾燥される。乾燥機110では、表面素材24a
に印刷塗布された剥離剤22aが乾燥されて、第1の剥離
槽22として形成される。
このように第1の剥離層22が形成された表面素材24a
は、巻取り装置112に導かれる。
このように剥離剤22aが塗布された表面素材24aは、次
に、易破壊層20を形成する積層装置120に送られる。こ
の積層装置120としては、たとえば、バッチ式と連続巻
き取り式が併用された構造の半連続式真空蒸着装置が挙
げられる。この装置の構造を機能面より大別すると、真
空タンク122、上室124内の巻取り軸126、送出軸128およ
び冷却ドラム130を備えた内部装置、下室132内の蒸発源
134と加熱装置、真空排気系統136と、その他各種計器類
を備えたものを含む。
この半連続式真空蒸着装置によって、送出軸128より繰
り出された表面素材24aが、冷却ドラム130を介してスリ
ットを通り、下室132に導かれて、表面素材24aの表面に
形成された第1の剥離層22の表面に、アルミニウム,
銀,亜鉛その他の金属や金属化合物を蒸着用蒸発物質と
し、真空蒸着して、易破壊層20を形成する。なお、表面
素材24aは、蒸着後再度上室124に戻り、巻取り軸126に
巻き取られる。
この積層装置の他の例としては、たとえば、第8図に示
すような、オフセット印刷機などのような印刷装置や塗
布装置が挙げられる。
第8図図示の積層装置220は、表面材24の表面に形成さ
れた第1の剥離層22の表面に、易破壊層20を形成する易
破壊材20aを印刷,塗布するためのものであり、メイン
ローラ222aと、そのメインローラ222aに対向して設けら
れたローラ222bを含む。そして、メインローラ222aは、
その下部が貯槽224に溜められた易破壊材20aに浸漬され
ており、ローラ222bとローラ222bとに挟まれている表面
素材24aの第1の剥離層22の表面に、ローラ222bで、易
破壊材20aが印刷,塗布される。この易破壊材20aとして
は、前記したような、UV型インク等のインク類や金属粉
末を内在させた合成樹脂などの樹脂類が挙げられる。
そして、易破壊材20aが印刷塗布された表面素材24aは、
たとえばヒータを含む乾燥機226に導かれる。乾燥機226
では、表面素材24aに印刷塗布された易破壊材20aが乾燥
されて、易破壊層20として形成され、その後、巻取りロ
ーラ228に巻き取られる。
この易破壊層20が形成された表面材24の巻重体は、第5
図に示す積層装置140に送られる。
第5図に示す積層装置140は、この表面材24の巻重体を
装填する装置142を含む。この巻重体を装填する巻重体
装填装置142より引き出された表面材24は、次の剥離剤
塗布装置144に導かれる。剥離剤塗布装置144は、易破壊
層20の一方の表面に、たとえば、シリコン樹脂,フッ素
樹脂,パラフィン,ワックスなどの剥離剤18aを印刷塗
布するためのものであり、2つのローラ146aおよび146
b、貯槽148を含み、ローラ146a,146bを回転させなが
ら、剥離剤18aを塗布する。この剥離剤18aは、次に設け
られたヒータを含む乾燥機149に導かれて、乾燥され
る。なお、剥離剤塗布装置144としては、グラビアロー
ルコータ,リバースロールコータ等の塗布装置を用いて
もよく、また、オフセット印刷機,スクリーン印刷機な
どの公知の印刷機を用いてもよい。
この第2の剥離層18を形成する剥離剤18aは、易破壊層2
0の表面に部分的に印刷,塗布されるものであり、たと
えば画線をパターン印刷することにより形成される。剥
離剤18aが塗布された表面材24は、次の被覆層16を形成
する被覆材16aを積層する積層装置150に送られる。
この被覆材の積層装置150は、EVA樹脂などの被覆材16a
を塗布するローラ152を含む。この積層装置150において
は、第2の剥離層18を形成する剥離材18aがコーティン
グされた易破壊層20の表面に、被覆材16aを積層するた
めにローラ154で押圧しながらコーティングし、溶融し
た状態で次に設けられた冷却機156に導かれる。
冷却機156は、被覆材16aを冷やすためのものである。冷
却機156では、被覆材16aが冷やして固められ、被覆層16
として形成され、表面材24の表面に、第1の剥離層22,
易破壊層20,第2の剥離層18および被覆層16が順次積層
されてなる積層体30が形成される。この積層体30は、巻
取りローラ158に巻き取られる。
このようにして形成された積層体30は、次に第6図に示
す積層装置160に装填される。
第6図は、積層体30に接着層14に積層する積層装置160
を示す図解図である。
この積層装置160は、積層体30の巻重体を装填する巻重
体装填装置162と、剥離シート12の巻重体を装填する巻
重体装填装置164を含む。
この剥離シート12の巻重体装填装置164から引き出され
た剥離シート12は、その剥離剤層12a面を第6図におい
ては下面とし、接着剤14の塗布装置である接着剤塗布装
置166に導かれる。この接着剤塗布装置166において、感
圧型接着剤等の接着剤が印刷,塗布される。
この接着剤塗布装置166は、剥離シート12の剥離剤層12a
面の表面に接着剤14aを塗布するためのものであり、メ
インローラ168aと、そのメインローラ168aに対向して設
けられたローラ168bを含む。そして、メインローラ168a
は、その下部が貯槽170に溜められた接着剤14aに浸漬さ
れており、メインローラ168aとローラ168bとに挟まれて
いる剥離シート12の剥離剤槽12a面の表面に、メインロ
ーラ168aで接着剤14aが印刷,塗布される。
そして、接着剤14aが印刷塗布された剥離シート12は、
たとえばヒータを含む乾燥機172に導かれる。乾燥機172
では、剥離シート12に印刷塗布された接着剤14aが乾燥
されて接着層14として形成され、そして、接着層14と剥
離シート12の積層物は、別途準備された積層体30との積
層装置174に導かれる。この積層体30の積層装置174は、
積層体30の巻重体を装填する巻重体装填装置162を含
む。この巻重体装填装置162から導き出された積層体30
は、2つのローラ176aおよび176b間に導かれ、前記した
剥離シート12の表面に形成された接着層14の表面と積層
体30の被覆層16側の表面と重ね合わされ、2つのローラ
176aおよび176bによって押圧されて接着層14の接着力に
よって重ね合わされ、重ね合わされた状態で巻取りロー
ラ178に巻き取られる。
このようにして巻き取られた積層体などをもって、ラベ
ル化するためには、この積層体の印刷装置等を含むラベ
ルを製造するための装置に装填すればよい。
第7図はラベルを製造するための装置の一例を示す図解
図である。
かかるラベル製造装置180は、剥離シート12が接着層14
表面にて積層されてなる積層体30の巻重体を装填する保
持装置182を含む。この保持装置182より引き出された剥
離シート12と積層体30とからなる積層物は、印刷装置18
4に導かれる。この印刷装置184は、たとえばオフセット
印刷機などの公知の印刷機からなる。そして、この印刷
装置184によって、表面材24の表面に、たとえば「商品
名」等の画線が印刷された印刷層26が形成される。この
ようにして印刷層26が形成された積層物は、型抜き機18
6に導かれる。型抜き機186は、切り刃を有するいわゆる
ダイカッタをふくみ、このダイカッタによって、表面材
24,第1の剥離層22,易破壊層20,被覆層16および接着層1
4に適宜な形状の切目が入れられる。
なお、型抜き機186は、切り刃付きロール、いわゆるダ
イロールを用いたものであってもよい。
切目の入れられた積層物は、ローラ188aおよび188bに
て、不要部分とラベル10(必要部分)とに分けられ、そ
の不要部分がかす取りローラ190によってロール状に巻
き取られ、ラベル10(必要部分)は、剥離シート12に仮
着された状態で巻取りローラ192によってロール状に巻
き取られる。なお、型抜き機186および巻取りローラ192
の代わりに切目形成機を設けてもよい。この切目形成機
は切り刃を含む。この切り刃は、表面材24,第1の剥離
層22,易破壊層20,被覆層16および接着層14に切目を入れ
て、各ラベル片10にするためのものである。
ここで、さらに具体的に述べると次の如くである。
(1)表面材として厚さ50μ程度のポリエチレンテレフ
タレートフィルムを用い、その一方の表面にシリコン樹
脂を塗布して、第1の剥離層を形成し、次に易破壊層を
形成するために、この第1の剥離層の上にアルミニウム
を真空蒸着し、約7μの易破壊層を形成した。
さらに、このアルミニウムを真空蒸着してなる易破壊層
の表面に、前記第1の剥離層を形成するシリコン樹脂よ
り剥離力の小さい東レ株式会社製シリコン樹脂を、その
乾燥被膜厚0.1〜5μとなるようにパートコートして第
2の剥離層を形成する。
その上に、下記の表−1に記載されたEVA樹脂を主成分
とする合成樹脂を、5〜50μ程度の厚さにコーティング
して被膜層を形成する。しかる後、東洋インク製アクリ
ル粘着剤(BPS−5127)を乾燥被膜厚5〜50μとなるよ
うにコーティングして接着層を形成した。このとき、第
1の剥離層と易破壊層との接着力(a)は、約50gであ
り、第2の剥離層と被膜層との接着力(b)は、約30g
であり、接着層の接着力(d)は、約1,000gであり、剥
離シートを接着層より剥離するのに要する力(c)は、
約20gであった。
かくして構成された感圧粘着材をラベル片化して、被貼
着材(紙箱等)に貼り付けた。
このときの被貼着材への接着力(d)および被覆層と接
着層との接着力(d′)は、約1,000gであった。
貼り付けられたラベル片を無理に被貼着材より剥がそう
としたところ、易破壊層が第2の剥離層が形成されてい
る部分と形成されていない部分との境において引き裂か
れ、第2の剥離層部位において、引き裂かれた易破壊層
が表面材とともに被貼着材より剥がされてしまった。
(2)表面材として厚さ50μ程度のポリエステルフィル
ムを用い、その一方の表面にシリコン樹脂を塗布して、
第1の剥離層を形成し、次に易破壊層を形成するため
に、この第1の剥離層の上にUVインキにより印刷層を形
成し、約7μの易破壊層を形成した。
さらに、この印刷層からなる易破壊層の表面に前記第1
の剥離層を形成するシリコン樹脂より、剥離力の小さい
東レ株式会社製シリコン樹脂をその乾燥被膜厚0.1〜5
μとなるようにパートコートして第2の剥離層を形成す
る。
その上に、EVA樹脂を主成分とする合成樹脂を、5〜50
μ程度の厚さにコーティングして被膜層を形成する。し
かる後、東洋インク製アクリル粘着剤(BPS−5127)を
乾燥被膜厚5〜50μとなるようにコーティングして接着
層を形成した。このとき、第1の剥離層と易破壊層との
接着力(a)は、約50gであり、第2の剥離層と被膜層
との接着力(b)は、約30gであり、接着層の接着力
(d)は、約1,000gであり、剥離シートを接着層より剥
離するのに要する力(c)は、約20gであった。
かくして構成された感圧粘着材をラベル片化して、被貼
着材(紙箱等)に貼り付けた。
このときの被貼着材への接着力(d)および被覆層と接
着層との接着力(d′)は、約1,000gであった。
貼り付けられたラベル片を無理に被貼着材より剥がそう
としたところ、易破壊層が第2の剥離層が形成されてい
る部分と形成されていない部分との境において引き裂か
れ、第2の剥離層部位において、引き裂かれた易破壊層
が表面材とともに被貼着材より剥がされてしまった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例であるラベルの断面図で
ある。 第2図は、前記実施例を破壊した状態を示す断面図であ
る。 第3図ないし第5図は、この発明の実施例に用いる積層
体を製造するための装置の一例を示す図解図である。 第6図は、この発明の実施例に用いる積層物を製造する
ための装置の一例を示す図解図である。 第7図は、ラベルを製造するための装置の一例を示す図
解図である。 第8図は、易破壊層を形成する他の方法を示す図解図で
ある。 第9図は、前記実施例の利用方法を示す斜視図である。 図において、10はラベル、12は剥離シート、14は接着
層、16は被覆層、18は第2の剥離層、20は易破壊層、22
は第1の剥離層、24は表面材、26は印刷層、14aは接着
剤、16aは被覆材、18aは剥離剤、20aは易破壊材、22aは
剥離剤、24aは表面素材、100は装置、102は保持ロー
ラ、104は剥離剤塗布装置、106a,106bはローラ、108は
貯槽、110は乾燥機、120は積層装置、122は真空タン
ク、124は上室、126は巻取り軸、128は送出軸、130は冷
却ドラム、132は下室、134は蒸発源、136は真空排気系
統、140は積層装置、142は巻重体装填装置、144は剥離
剤塗布装置、150は積層装置、152はローラ、154はロー
ラ、156は冷却機、158は巻取りローラ、160は積層装
置、162,164は巻重体装填装置、166は接着剤塗布装置、
168a,168bはローラ、170は貯槽、172は乾燥機、174は積
層装置、176a,176bはローラ、178は巻取りローラ、220
は積層装置、222aはメインローラ、222bはローラ、224
は貯槽、226は乾燥機、228は巻取りローラ、Aは被貼着
材を示す。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面材と、 前記表面材の一方の表面に形成された第1の剥離層と、 前記第1の剥離層の表面に形成された易破壊層と、 前記易破壊層の表面の一部に形成された第2の剥離層
    と、 前記易破壊層の表面の他の部分および前記第2の剥離層
    の表面に形成された被覆層と、 前記被覆層の表面に形成された接着層とを含み、 第1の剥離層と易破壊層との接着力をaとし、第2の剥
    離層と被覆層との接着力をbとしたとき、下記式 a>b を満足する、表示用ラベル。
  2. 【請求項2】前記表面材は、合成樹脂フィルムを含む、
    特許請求の範囲第1項記載の表示用ラベル。
  3. 【請求項3】前記表面材は、透明な合成樹脂フィルムを
    含む、特許請求の範囲第2項記載の表示用ラベル。
  4. 【請求項4】前記表面材は、ポリエチレンテレフタレー
    トフィルムを含む、特許請求の範囲第2項または第3項
    記載の表示用ラベル。
  5. 【請求項5】第1の剥離層は、シリコン樹脂をコーティ
    ングしてなる剥離剤層を含む、特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれかに記載の表示用ラベル。
  6. 【請求項6】第1の剥離層は、フッ素樹脂をコーティン
    グしてなる剥離剤層を含む、特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載の表示用ラベル。
  7. 【請求項7】前記易破壊層は、蒸着層を含む、特許請求
    の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の表示用ラ
    ベル。
  8. 【請求項8】前記易破壊層は、金属蒸着層を含む、特許
    請求の範囲第7項記載の表示用ラベル。
  9. 【請求項9】前記易破壊層は、アルミニウムを蒸着して
    なる蒸着層を含む、特許請求の範囲第8項記載の表示用
    ラベル。
  10. 【請求項10】前記易破壊層は、銀を蒸着してなる蒸着
    層を含む、特許請求の範囲第8項記載の表示用ラベル。
  11. 【請求項11】前記易破壊層は、印刷層を含む、特許請
    求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の表示用
    ラベル。
  12. 【請求項12】前記易破壊層は、銀刷印刷層を含む、特
    許請求の範囲第11項記載の表示用ラベル。
  13. 【請求項13】前記第2の剥離層は、シリコン樹脂をコ
    ーティングしてなる剥離剤層を含む、特許請求の範囲第
    1項ないし第12項のいずれかに記載の表示用ラベル。
  14. 【請求項14】前記第2の剥離層は、フッ素樹脂をコー
    ティングしてなる剥離剤層を含む、特許請求の範囲第1
    項ないし第12項のいずれかに記載の表示用ラベル。
  15. 【請求項15】前記被覆層は、合成樹脂をコーティング
    してなる樹脂層を含む、特許請求の範囲第1項ないし第
    14項のいずれかに記載の表示用ラベル。
  16. 【請求項16】前記被覆層は、EVA樹脂を主成分とする
    合成樹脂をコーティングしてなる樹脂層を含む、特許請
    求の範囲第15項記載の表示用ラベル。
  17. 【請求項17】前記接着層は、感圧型接着剤層を含む、
    特許請求の範囲第1項ないし第16項のいずれかに記載の
    表示用ラベル。
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