JPH0561632B2 - - Google Patents

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JPH0561632B2
JPH0561632B2 JP59206771A JP20677184A JPH0561632B2 JP H0561632 B2 JPH0561632 B2 JP H0561632B2 JP 59206771 A JP59206771 A JP 59206771A JP 20677184 A JP20677184 A JP 20677184A JP H0561632 B2 JPH0561632 B2 JP H0561632B2
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Tadashi Matsuguchi
Noboru Matsuguchi
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Daimatsu Kagaku Kogyo Co Ltd
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Daimatsu Kagaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は貼り替え防止用ラベルの製造方法に
関し、特に、たとえば値札や容器の開口部に貼着
するラベル等に用いられる貼り替え防止用ラベル
の製造方法に関する。
(従来技術) 従来、値札等として用いられる貼り替え防止用
ラベルは、表面基材に適宜なミシン目または切目
を入れておき、たとえば店頭等でそれを剥がして
他の値札と貼り替えようとしたときには、ミシン
目や切目で分離・破損して、剥がされようとした
ことが一目で判別することができるようなものが
知られている。
一方、容器の開口部に未開封状態を表示するた
めに貼着される貼着紙は、パツケージの開口部分
の材料およびその表面処理方法などによつては、
たとえば店頭の陣列棚にならべられた商品を手に
取り、その場で容易に剥がすことができ、異物等
をパツケージの中に混入させた後剥がしたことが
わからないように再び貼着することができるの
で、外からその貼着紙を見ただけではパツケージ
がすでに開封されたかどうかわからない。そのた
めに、そのパツケージの内容物に、手を加えられ
たりしてしまうおそれがある。たとえば、パツケ
ージ内のお菓子に毒物が混在されたりするがごと
くである。
そこで、最近では、貼着後剥離したことがわか
る貼着紙が、市場に出回るようになつた。
第7図は、そのような貼着紙を示す断面図であ
る。
この貼着紙10は、フイルム20を含み、この
フイルム20の裏面の一部には、シリコン層18
が形成される。そして、その面に金属が蒸着され
た蒸着層16として形成される。したがつて、こ
の蒸着層16の一部は、シリコン層18が介在さ
れることによつて、フイルム20に直接蒸着され
ていない。さらに、蒸着層16と剥離シート12
とが感圧性接着剤層14で仮着される。
この貼着紙10は、剥離シート12を剥がし、
露出した接着剤層14の面をパツケージの開口部
分(図示せず)に押し当てて貼着される。そし
て、開口部分に貼着された貼着紙10が剥がされ
れば、シリコン層18によつてフイルム20に直
接蒸着されなかつた蒸着層16′の部分のみが、
接着剤層14で開口部分に接着されたまま残る。
さらに、開口部分を開封すれば、そこに貼着され
残つている蒸着層16′が切られまたは引き裂か
れ、これによつて開封状態がわかるのである。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このような貼着紙10は、その金属
がフイルム20およびシリコン層18に蒸着され
るので、被蒸着剤としてのフイルムは、ポリエス
テル等に限定される上にその他諸々の条件を満た
すことも必要で、コスト高になるという弊害を有
していた。また、フイルム20を剥がした時に接
着剤層14の一部が被貼着材の貼着部分に残存
し、その露出した接着剤層14の表面がベトつ
き、挨がつく等の欠点を有し、衛生上も問題点を
有していた。
それゆえに、この発明の主たる目的は、貼着後
剥離されたことがわかり、しかも蒸着工程を必要
としない貼り替え防止用ラベルの製法を提供する
ことである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、第1の層を剥離剤層にて第2の層
から剥離せしめるのに要する力をaとし、接着剤
層の被貼着材との接着力をbとし、剥離シートを
接着剤層より剥離せしめるのに要する力をcとし
たとき、下記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であつ
て、剥離シートに接着剤層を形成するステツプ
と、第1の層の一方主面上に剥離剤層を積層する
ステツプと、前記第1の層の剥離剤層の表面上
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートして第
2の層を形成するステツプと、前記剥離シートの
接着剤層面と、前記第1の層に積層された第2の
層の面とを重ね合わせ積層するステツプとを含
む、貼り替え防止用ラベルの製法である。
(作用) 表面層を形成する第1の層の剥離剤層の表面上
に、第2の層を形成する合成樹脂をコートするの
で、剥離剤層の表面に剥離可能な状態で仮に接着
して積層される。
(発明の効果) この発明によれば、第2の層が第1の層にコー
テイング等により積層されているので、従来のよ
うに蒸着を行なうことなく作ることができる。し
かも、剥離剤層を介して、再貼着不可能な状態に
第2の層と第1の層とが仮着されていて、ラベル
をパツケージ等の開口部分から剥がそうとすれ
ば、第1の層が第2の層から剥がれて再び貼着で
きないので、貼着されたラベルが剥離されたこと
がわかる。さらに、第2の層が切られたり引き裂
かれたりすると、再びもとの状態にもどらないの
で、第2の層が分離されたことがわかる。したが
つて、貼着されたラベルが剥離されたことが一目
でわかる。しかも、表面層を形成する第1の層の
剥離剤層の表面上に、第2の層を形成する合成樹
脂をコートするので、剥離剤層の表面に、仮に接
着して積層され、また剥離剤層から手で剥離をす
ることができるので、従来必要だつた蒸着工程を
必要としないラベルが得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行なう以下の実施例
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの発明に係る製造方法によつて製造
されたラベルの一例を示す断面図である。このラ
ベル10は、剥離シート12上に仮着されてお
り、接着剤層14、第2の層としての樹脂層1
6、剥離剤層18および第1の層としての表面層
20が、順次積層されてなる。そして、第1の層
20の表面には印刷層24が形成され、また、第
2の層16の接着剤層14側表面にも印刷層22
が形成されている。
接着剤層14は、ラベル10に接着力を与える
ためのものであり、たとえば感圧性接着剤などの
接着剤からなり、剥離シート12と樹脂層16間
に形成される。
樹脂層16は、たとえばパツケージの開口部分
を封かんするためのものであり、また、その封か
ん部分が開封された際、切れたり引き裂かれたり
して開封状態となすためのものである。この樹脂
層16は、ウレタン樹脂やEVA樹脂、その他
PVA、塩酢ビ、アクリル等の樹脂を剥離剤層1
8の表面にコーテイングして形成される。なお、
樹脂層16の他の例としては、比較的弱い力を加
えることによつて切つたり引き裂いたりできるよ
うに形成された、金属粉末が合成樹脂に混融され
てなる合成樹脂をコーテイングした樹脂層などが
あげられる。
剥離剤層18は、樹脂層16とフイルム層20
とを再貼着不可能な状態に剥離することが容易に
なるように形成されたものであり、たとえばシリ
コン樹脂、フツ素樹脂、ワツクスなどの剥離剤を
塗布してなり、樹脂層16と表面層20との間に
形成される。
表面層20は、樹脂層16が切れたり引き裂か
れたりするのを防止するために形成されたもので
あり、剥離剤層18を介して樹脂層16に仮着さ
れている。なお、表面層の例としては、たとえば
紙、合成紙、フイルム又はアルミホイルなどがあ
げられるが、このラベルを折り曲げて封かん部分
に貼着したときに、樹脂層18の接着力に抗し
て、表面層20が元の状態に復元しようとして剥
離しないような比較的柔軟なものがよい。
剥離シート12は、接着剤層14を保護するた
めのものであり、たとえば紙、合成樹脂シートな
どからなる剥離紙を含み、紙等の基材の表面にた
とえばシリコンなどの剥離剤が塗布印刷されてな
る剥離剤層12aが形成されている。
なお、このラベル10は、表面層20を剥離剤
層18にて樹脂層16から剥離せしめるのに要す
る力をaとし、接着剤層14が被貼着材に接着さ
れたときの被貼着材との接着力をbとし、剥離シ
ート12を接着剤層14より剥離せしめるのに要
する力をcとすると、各々の部分の剥離に要する
力が、式c<a<bを満たすように構成する。
まず、ラベル10が剥離シート12から剥がさ
れ、接着剤層14によつて、たとえば、第6図に
示す如く、値札として貼着したり、お菓子のパツ
ケージの開口部分に貼着される。
このように表面層20および樹脂層16などか
らなるラベル10が貼着されたパツケージの開口
部分を開けるためには、貼着されたラベル10を
剥がし、その封かん部分を開けなければならな
い。この場合、表面層20が樹脂層16に剥離剤
層18を介して弱く仮着され、一方、樹脂層16
がパツケージの開口部分に接着剤層14で強く接
着されているので、ラベル10を剥がそうとすれ
ば表面層20しか剥がすことができず、樹脂層1
6が接着剤層14とともに封かん部分に貼着され
たまま残る。したがつて、一度表面層20を剥離
したならば、再び表面層20を樹脂層16の表面
に再貼着することができず、もとの状態にはもど
らないので、開封状態であることが一目瞭然にし
てわかるのである。
そして、完全にパツケージの開口部分を開ける
ためには、引き剥がされずに残存している樹脂層
16を切つたり引き裂いたり、あるいは、開口部
分から剥離しなければならない。
なお、封かん部分を開けるために、表面層20
を剥がす際、それと同時に樹脂層16を切つたり
引き裂いたりした場合も、上記同様に樹脂層16
の状態を見れば、その開封状態がわかるのであ
る。
なお、この例では、ラベル10が、お菓子のパ
ツケージに使用されたが、このほかに薬のパツケ
ージ、封筒、袋などの封かんすべき部分、そし
て、価格を表示した値札として使用され得ること
は当然である。
以下、第1図に示したラベルの製法を、製造装
置に基づいて説明する。
第2図及び第3図は、第1図に示したラベルシ
ートに用いる積層体を製造するための装置の一例
を示す図解図である。
この積層体30は、表面層20の上に、剥離剤
層18および樹脂層16を、その順序で積層した
ものである。
装置100は、帯状の表面層20を形成する表
面材20aをロール状に保持するための保持ロー
ラ102を含む。保持ローラ102に保持された
表面材20aは、その一端がときほどかれて、剥
離材塗布装置104に導かれる。
剥離剤塗布装置104は、表面材20aの表面
または裏面に、たとえば、シリコン樹脂、フツ素
樹脂などの剥離剤18aを印刷塗布するためのも
のであり、2つのローラ104aおよび104b
を含む。ローラ104aは、その下部がパン10
4cに溜めた剥離剤14aに浸漬されている。し
たがつて、ローラ104aおよび104bを回転
させることによつて、それらの間に導かれた表面
材20aの表面に剥離材14aが、印刷塗布され
る。なお、剥離剤塗布装置104としては、グラ
ビアロールコーター、リバースロールコーター等
を用いてもよく、又、オフセツト印刷機、スクリ
ーン印刷機などの公知の印刷機を用いてもよい。
そして、剥離剤18aが印刷塗布された表面材
20aは、たとえばヒータを含むドライヤー10
6に導かれる。ドライヤー106では、表面材2
0aに印刷塗布された剥離剤18aが乾燥されて
剥離剤層18として形成される。このように剥離
剤層18が形成された表面材20aは、巻き取り
装置108に導かれる。
ロール状に巻き重ねられた表面材20aは、第
3図に示された別の樹脂16aの積層装置110
に装填される。
積層装置110は、2つのローラ112および
114を含む。ローラ112は、その下部がパン
116に溜めたウレタン樹脂またはEVA樹脂等
の樹脂16aに浸漬されている。したがつてロー
ラ112および114を回転させることによつ
て、それらの間に導かれた表面材20aの剥離剤
層18の表面に、樹脂16aが印刷塗布される。
そして、樹脂16aがコーテイングされた表面材
20aは、さらにドライヤー120に導かれ、乾
燥固化される。これによつて、表面層20の表面
上の剥離剤層18の表面に、樹脂16aがコーテ
イングされて、樹脂層16が形成された表面基材
30が形成される。そして、この表面基材30
は、つぎの印刷装置130に送られる。印刷装置
130は、たとえばオフセツト印刷機などの公知
の印刷機からなり、表面基材30の移送経路に設
けられる。そして、この印刷装置130によつて
樹脂層16の表面に、たとえば「開封済」の文字
などを印刷した印刷層22が形成される。
このようにして印刷層22が形成された表面基
材30は、巻き取りローラ140によつてロール
状に巻き取られ保持される。
第4図は第2図に示した方法によつて製造され
た表面基材30を用いて、さらに接着剤層14お
よび剥離シート12を積層するための装置の一例
を示す図解図である。
装置150は、塗布装置152を含む。
塗布装置152は、剥離シート12の表面に接
着剤14aを塗布するためのものであり、メイン
ローラ154と該メインローラ154に対向して
設けられたローラ156を含む。そして、メイン
ローラ154はその下部がパン158に溜められ
た接着剤14aに浸漬されており、メインローラ
154とローラ156とに挟まれている剥離シー
ト12の剥離剤層12aの表面に、メインローラ
154で接着剤14bが塗布される。
そして、接着剤14aが印刷塗布された剥離シ
ート12は、たとえばヒータを含む乾燥機122
に導かれる。乾燥機122では、剥離シート12
に印刷塗布された接着剤14aが乾燥されて接着
剤層14として形成される。このように接着剤層
14が形成された剥離シート12は、表面基材3
0の積層装置160に導かれる。
表面基材積層装置160は、剥離シート16と
接着剤層14との積層体の接着剤層14上に、表
面基材30を積層するためのものであり、表面基
材30をロール状に保持するための保持ローラ1
62を含む。ロール状に保持された表面基材30
は、その一端がときほどかれ、ローラ164およ
び166間に導かれる。このとき、これらのロー
ラ164および166間には、その上に接着剤1
4aが塗布された積層体32が導かれていて、そ
のために、これらのローラ166および164間
では、表面基材30と剥離シート12とが接着剤
層14を挟んで重ね合わされる。このようにし
て、剥離シート12および接着剤層14との積層
体32が重ね合わされた表面基材30は、巻き取
りローラ168に導かれる。
つぎに、剥離シート12が接着剤層14をもつ
て積層された表面基材30は、ラベルを製造する
ための装置に導かれる。第5図は、ラベルを製造
するための装置の一例を示す図解図である。
かかる装置170は、剥離シート12が接着剤
層14をもつて積層された表面基材30の巻き重
ね体を装填する保持装置172を含む。保持装置
172より引き出された表面基材30と積層体3
2とからなる積層物は、印刷装置132に導かれ
る。
また、印刷装置132は、印刷装置130と同
様に、たとえばオフセツト印刷機などの公知の印
刷機からなる。そして、この印刷装置132によ
つて、表面層20の表面に、たとえば「商品名」
等の画線が印刷された印刷層24が形成される。
このようにして印刷層24が形成された積層物
は、型抜機174に導かれる。型抜機174は、
切刃を有するいわゆるダイカツタを含み、このダ
イカツタによつて、表面層20、剥離剤層18、
樹脂層16および接着剤層14に適宜な形状の切
目が入れられる。
なお、型抜機174は、切刃付きロールいわゆ
るダイロールを用いたものであつてもよい。
切目が入れられた表面層20等を含む表面基材
30は、ローラ176aおよび176bで不要部
分とラベル10(必要部分)とに分けられ、その
不要部分がかす取りローラ180によつてロール
状に巻き取られ、ラベル10(必要部分)は剥離
シート12に仮着されたまま巻き取りローラ17
8によつてロール状に巻き取られる。
なお、型抜機174および巻き取りローラ17
8の代わりに、切目形成機を設けてもよい。この
切目形成機は、切刃を含む。この切刃は、表面層
20、剥離剤層18、樹脂層16および接着剤層
14に切目を入れて各ラベル10に分離するため
のものである。
ここで、更に具体的に述べると、つぎの如くで
ある。
(1) 第1層として厚さ70μ程度の上質紙を用い、
剥離剤層を形成する剥離剤として東レ株式会社
製シリコン樹脂を用い、硬化剤とともにコート
した後、ドライヤーにて焼付して剥離剤層を形
成する。つぎに、この剥離剤層の上に第2の層
を形成する武田薬品株式会社製ウレタン樹脂を
厚さ約5〜50μとなるようにコートする。この
ときウレタン樹脂を剥離剤層より剥がすのに要
した力(a)は70gであつた。このようにして作成
された第1層と第2層の複層品を基準として、
四国製紙製離型紙に東洋インク製アクリル粘着
剤(BPS−5127)を乾燥被膜厚5〜50μとなる
ようにコートして剥離シートを製造する。しか
る後、前記複層品と貼合した。このとき粘着剤
から離型紙を剥がすのに要する力(c)は10gであ
つた。かくして構成された感圧粘着紙をラベル
化して被貼着材(紙函、プラスチツク、ガラス
ビン等)に貼り付けた。このときの被貼着材へ
の接着力(b)は1500gであつた。貼り付けられた
ラベルを無理に被貼着材より剥がそうとしたと
ころ第1層の紙の方が先に剥がされてしまつ
た。
(2) 第1層として厚さ70μ程度のコート紙を用
い、剥離剤層を形成する剥離剤としてワツクス
を塗布乾燥させた。つぎにこのワツクスの上に
第2層を形成するウレタン樹脂またはEVA樹
脂等を厚さ5〜50μとなるようにコートする。
このときウレタン樹脂またはEVA樹脂をワツ
クス面より剥がすのに要した力(a)は100gであ
つた。このようにして作成されたコート紙と第
2層との複層品を基材として離型紙に粘着剤を
乾燥被膜厚5〜50μとなるようにコートした剥
離シート貼合した。この粘着剤から離型紙を剥
がすのに要する力(c)は10gであつた。かくして
構成された感圧粘着紙をラベル化して被貼着材
(紙函、プラスチツク、ガラスビン等)に貼り
付けた。このときの被貼着材への接着力(b)は
1500gであつた。貼り付けられたラベルを無理
に被貼着材より剥がそうとしたところ第1層の
紙の方が先に剥がされてしまつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る製造方法によつて製造
されたラベルの一例を示す断面図である。第2図
および第3図は、第1図に示したラベルに用いる
積層体を製造するための装置の一例を示す図解図
である。第4図は第2図を示した方法によつて製
造された表面基材30を用いて、さらに接着剤層
14および剥離シート12を積層するための装置
の一例を示す図解図である。第5図は、ラベルを
製造するための装置の一例を示す図解図である。
第6図はこの発明によつて製造されたラベルの使
用方法を示す斜視図である。第7図は従来例を示
す断面図である。 図において、10はラベル、12は剥離シー
ト、14は接着剤層、16は樹脂層、18は剥離
剤層、18aは剥離剤、20は表面層、20aは
表面材、30は表面基材、32は積層体、102
は保持ローラ、104は剥離剤塗布装置、104
a,104bはローラ、104cはパン、108
は巻き取り装置、110は積層装置、120はド
ライヤー、122は乾燥装置、130,132は
印刷装置、140は巻き取りローラ、150は装
置、152は塗布装置、154はメインローラ、
156はローラ、158はパン、160は表面基
材積層装置、162は保持ローラ、164,16
6はローラ、168は巻き取りローラを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の層を剥離剤層にて第2の層から剥離せ
    しめるのに要する力をaとし、接着剤層の被貼着
    材との接着力をbとし、剥離シートを接着剤層よ
    り剥離せしめるのに要する力をcとしたとき、下
    記式 c<a<b を満足する貼り替え防止用ラベルの製法であつ
    て、 (a) 剥離シートに接着剤層を形成するステツプ
    と、 (b) 第1の層の一方主面上に剥離剤層を積層する
    ステツプと、 (c) 前記第1の層の剥離剤層の表面上に、第2の
    層を形成する合成樹脂をコーテイングして第2
    の層を形成するステツプと、 (d) 前記剥離シートの接着剤層面と、前記第1の
    層に積層された第2の層の面とを重ね合わせ積
    層するステツプとを含む、貼り替え防止用ラベ
    ルの製法。 2 前記ステツプcは、ウレタン樹脂をコーテイ
    ングして第2の層を形成するステツプを含む、特
    許請求の範囲第1項記載の貼り替え防止用ラベル
    の製法。 3 前記ステツプ(c)は、EVA樹脂をコーテイン
    グして第2の層を形成するステツプを含む、特許
    請求の範囲第1項記載の貼り替え防止用ラベルの
    製法。 4 前記ステツプ(c)は、金属粉末を混合した合成
    樹脂をコーテイングして第2の層を形成するステ
    ツプを含む、特許請求の範囲第1項記載の貼り替
    え防止用ラベルの製法。 5 前記ステツプ(b)は、シリコン樹脂をコーテイ
    ングして剥離剤層を形成するステツプを含む、特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記
    載の貼り替え防止用ラベルの製法。 6 前記ステツプ(b)は、第1の層の少なくとも一
    方主面上に印刷層を形成するステツプを含む、特
    許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記
    載の貼り替え防止用ラベルの製法。 7 前記ステツプ(c)は、第2の層の少なくとも一
    方主面上に印刷層を形成するステツプを含む、特
    許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記
    載の貼り替え防止用ラベルの製法。
JP20677184A 1984-10-01 1984-10-01 貼り替え防止用ラベルの製法 Granted JPS6183577A (ja)

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JPS6183577A JPS6183577A (ja) 1986-04-28
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JPH0617526Y2 (ja) * 1990-10-09 1994-05-11 株式会社丸仲鉄工所 ラミネータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS509322U (ja) * 1973-05-24 1975-01-30

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