JPH0414203Y2 - - Google Patents

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JPH0414203Y2
JPH0414203Y2 JP14909884U JP14909884U JPH0414203Y2 JP H0414203 Y2 JPH0414203 Y2 JP H0414203Y2 JP 14909884 U JP14909884 U JP 14909884U JP 14909884 U JP14909884 U JP 14909884U JP H0414203 Y2 JPH0414203 Y2 JP H0414203Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は封かん片に関し、特にたとえばパツ
ケージの封かんに用いられる封かん片に関する。
(従来技術) 従来、この種の封かん片としては、たとえば貼
着紙が剥離シートに仮着されたものがあつた。こ
の貼着紙は、たとえば紙やフイルムの裏面に感圧
性接着剤層が形成されたものである。
このような封かん片は、たとえばお菓子のパツ
ケージの開口部分を封かんする際、剥離シートか
ら剥がされた貼着紙が、その裏面の感圧性接着剤
層で開口部分に貼着される。そして、貼着された
貼着紙は、パツケージの開口部分を開封する際、
切られたり引き裂かれたりする。したがつて、パ
ツケージに貼着された貼着紙の切られた状態を見
れば、一目瞭然にしてパツケージの開封状態がわ
かる。
ところが、このような貼着紙は、パツケージの
開口部分の材料およびその表面処理方法などによ
つては、たとえば店頭の陳列棚にならべられた商
品手に取り、その場で容易に剥がすことができ、
異物等をパツケージの中に混入させた後剥がした
ことがわからないように再び貼着することができ
るので、外からその貼着紙を見ただけではパツケ
ージがすでに開封されたかどうかわからない。そ
のために、そのパツケージの内容物に手を加えら
れたりしてしまうおそれがある。たとえば、パツ
ケージ内のお菓子に毒物が混在されたりするがご
とくである。
このように、かかる封かん片は、それを使用し
た場合、パツケージの内容物の品質を保証するこ
とができないという弊害を有する。
そこで、最近では、貼着後剥離したことがわか
る封かん片が、使用に出回るようになつた。
第10図は、そのような封かん片を示す断面図
である。
この封かん片10は、フイルム20を含み、こ
のフイルム20の裏面の一部には、シリコン層1
8が形成される。そして、その面に金属が蒸着さ
れた蒸着層16として形成される。したがつて、
この蒸着層16の一部は、シリコン層18が介在
されることによつて、フイルム20に直接蒸着さ
れていない。さらに、蒸着層16と剥離シート1
2とが感圧性接着剤層14で仮着される。
この封かん片10は、剥離シート12を剥が
し、露出した接着剤層14の面をパツケージの封
かん部分(図示せず)に押し当てて貼着される。
そして、封かん部分に貼着された封かん片10が
剥がされれば、シリコン層18によつてフイルム
20に直接蒸着されなかつた蒸着層16′の部分
のみが、接着剤層14で開口部分に接着されたま
ま残る。さらに、開口部分を開封すれば、そこに
貼着され残つている蒸着層16′が切られまたは
引き裂かれ、これによつて開封状態がわかるので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このような封かん片10は、その金
属がフイルム20およびシリコン層18に蒸着さ
れるので、被蒸着剤としてのフイルムは、ポリエ
ステル等に限定される上にその他諸々の条件を満
たすことも必要で、コスト高になるという弊害を
有していた。また、フイルム20を剥がした時に
接着剤層14の一部が被貼着材の貼着部分に残存
し、その露出した接着剤層14の表面がベトつ
き、埃がつく等の欠点を有し、衛生上も問題点を
有していた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、貼着後
剥離されたことがわかり、しかも蒸着工程を必要
としない封かん片を提供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、接着剤層と、接着剤層上に積層さ
れた金属層と、金属層上に積層されたワツクス剤
層、およびワツクス剤層上に積層上に積層された
表面層を含む、封かん片である。
(作用) 接着剤層は、封かん片に、封かん部分に接着す
る接着力を与えている。
金属層は、切られたり引き裂かれたりした場
合、その状態を保持する。
ワツクス剤層は、金属層と表面層とを一度剥離
する再び貼着できないように仮着している。
表面層は、金属層が切れたり引き裂かれたりす
るのを防いでいる。
(考案の効果) この考案によれば、ワツクス剤層で金属層が表
面層に仮着されているので、従来のように蒸着を
行なうことなく作ることができる。しかも、ワツ
クス剤層により、再貼着不可能な状態に金属層と
表面層とが仮着されていて、封かん片をパツケー
ジ等の開口部分から剥がそうとすれば、表面層が
金属層から剥がれて再び貼着できないので、貼着
された封かん片が剥離されたことがわかる。さら
に、金属層が切られたり引き裂かれたりすると、
再びもとの状態にもどらないので、金属層が分離
されたことがわかる。したがつて、貼着された封
かん片が剥離されたことが一目でわかり、しかも
従来必要だつた蒸着工程を必要としない封かん片
が得られる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行なう以下の実施例
の詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。この実施例の封かん片10は、剥離シート1
2の剥離剤層13上に仮着されており、接着剤層
14、金属層16、ワツクス剤層18および表面
層20が、順次積層されてなる。
接着剤層14は、金属層16に接着力を与える
ためのものであり、たとえば感圧性接着剤などの
接着剤からなり、剥離シート12と金属層16間
に形成される。
金属層16は、たとえばパツケージの開口部分
を封かんするためのものであり、また、その封か
ん部分が開封された際、切られたり引き裂かれた
りして開封状態となるためのものである。この金
属層16は、アルミ等の金属箔を、接着剤層14
の表面に重ね合わせ形成される。なお、金属層1
6の他の例としては、指等で比較的弱い力を加え
ることによつて切つたり引き裂いたりできるよう
に形成された金属粉末が合成樹脂に混融されてな
る薄いこの合成樹脂フイルムなどがあげられる。
ワツクス剤層18は、金属層16と表面層20
とを再貼着不可能な状態に仮着するためのもので
あり、たとえばパラフイン、ワツクスなどのワツ
クス剤からなり、金属層16と表面層20との間
に形成される。なお、ワツクス剤層18による表
面層20と金属層16との接着力は、接着剤層1
4の接着力よりも弱い。
表面層20は、金属層16が切られたり引き裂
かれたりするのを防止するために形成されるもの
であり、合成樹脂フイルム等がワツクス剤層18
の表面に重ね合わせて形成され、ワツクス剤層1
8によつて金属層16に仮着されている。なお、
表面層の他の例としては、たとえば紙、合成紙な
どがあげられるが、この封かん片を折り曲げて封
かん部分に貼着したときに、ワツクス剤層18部
分でワツクス剤層18の接着力に抗して、表面層
20が元の状態に復元しようとして剥離しないよ
うな比較的柔軟なものがよい。
剥離シート12は、接着剤層14を保護するた
めのものであり、たとえば紙、合成樹脂シートな
どからなる剥離紙を含み、紙等の基材の表面にた
とえばシリコンなどの剥離剤が塗布印刷されてな
る剥離剤層が形成される。
まず、封かん片10が剥離シート12から剥が
され、接着剤層14によつて、たとえば、第7図
に示す如くお菓子のパツケージの開口部分に貼着
される。
このように表面層20および金属層16などか
らなる封かん片10が貼着されたパツケージの開
口部分を開けるためには、貼着された封かん片1
0を剥がし、その封かん部分を開けなければなら
ない。この場合、表面層20が金属層16にワツ
クス剤層18で弱く仮着され、一方、金属層16
がパツケージの開口部分に接着剤層14で強く接
着されているので、封かん片10を剥がそうとす
れば表面層20しか剥がすことができず、金属層
16が接着剤層14とともに封かん部分に貼着さ
れたまま残る。したがつて、一度表面層20を剥
離したならば、再び表面層20を金属層16の表
面に再貼着することができず、もとの状態にはも
どらないので、開封状態であることが一目瞭然に
してわかるのである。
そして、完全にパツケージの開口部分を開ける
ためには、引き剥がされずに残存している金属層
16を切つたり引き裂いたりしなければならな
い。
なお、封かん部分を開けるために、表面層20
を剥がす際、それと同時に金属層16を切つたり
引き裂いたりした場合も、上記同様に金属層16
の状態を見れば、その開放状態がわかるのであ
る。
なお、この例では、封かん片10が、お菓子の
パツケージに使用されたが、このほかに薬のパツ
ケージ、封筒、袋などの封かんすべき部分を有す
るものについても使用され得ることは当然であ
る。
第2図は、この考案の実施例に用いる積層体を
製造するための装置の一例を示す図解図である。
この積層体30は、剥離シート12の上に、接
着剤層14および金属層16を、その順序で積層
したものである。
装置100は、帯状の剥離シート12をロール
状に保持するための保持ローラ102を含む。保
持ローラ102に保持された剥離シート12は、
その一端がときはどかれて、接着剤塗布装置10
4に導かれる。
接着剤塗布装置104は、剥離シート12の剥
離剤層13の面の表面に、たとえば感圧性接着剤
などの接着剤14aを印刷塗布するためのもので
あり、2つのローラ104aおよび104bを含
む、ローラ104aは、その下部がパン104c
に溜めた接着剤14aに浸漬されている。したが
つて、ローラ104aおよび104bを回転させ
ることによつて、それらの間に導かれた剥離シー
ト12の表面に接着剤14aが印刷塗布される。
なお、接着剤塗布装置104としては、その他の
塗布装置やオフセツト印刷機、スクリーン印刷機
などの公知の印刷機を用いてもよい。
そして、接着剤14aが印刷塗布された剥離シ
ート12は、たとえばヒータを含む乾燥機106
に導かれる。乾燥機106では、剥離シート12
に印刷塗布された接着剤14aが乾燥されて接着
剤層14として形成される。このように接着剤層
14が形成された剥離シート12は、積層装置1
08に導かれる。
一方、金属層16となるべき帯状の金属箔16
aが、別の保持ローラ110にロール状に保持さ
れる。そして、金属箔16aは、その一端がとき
ほどかれ、積層装置108に導かれる。
積層装置108は、2つのローラ108aおよ
び108bを含み、これらのローラ108aおよ
び108b間には、接着剤層14に金属箔16a
が積層されるように、剥離シート12および接着
剤層14の積層材と金属箔16aとが導かれる。
そして、これらのローラ108aおよび108b
を回転させることによつて、接着剤層14などの
積層材と金属箔16aとが重ね合わされ、金属層
16が重ね合わされた積層体30として形成され
る。
形成された積層体30は、巻き取りローラ12
0によつてロール状に巻き取られ保持される。
第3図は第2図に示した積層体30を用いて第
1図に示した封かん片を製造するための装置の一
例を示す図解図である。
装置130は、保持ローラ132を含む。保持
ローラ132には、たとえば上で説明したように
して作られた積層体30がロール状で保持され
る。そして、積層体30は、その一端がときほど
かれ、塗布装置134に導かれる。
塗布装置134は、金属層16の表面にワツク
ス剤18aを塗布するためのものであり、メイン
ローラ134a、そのローラ134aの側部と接
するドクタローラ134bおよびメインローラ1
34aの下方に設けられるローラ134cを含
む。そして、メインローラ134aとドクタロー
ラ134bとの間の溜められている、たとえばパ
ラフイン、ワツクスなどのワツクス剤18aが、
メインローラ134aとローラ134cに挟まれ
ている積層体30(金属層16)の表面に、メイ
ンローラ134aで塗られる。このように、ワツ
クス剤18aの塗られた積層体30は、積層装置
136に導かれる。
積層装置136は、積層体30に積層されたワ
ツクス剤18aの層上にフイルム層20となるべ
き合成樹脂シート20aを積層するためのもので
あり、積層体30の移送経路上に形成されかつ合
成樹脂シート20aをロール状に保持するための
保持ローラ136aを含む。ロール状に保持され
た合成樹脂シート20aは、その一端がときほど
かれ、ローラ136bおよびそれと対応して設け
られたローラ136c間に導かれる。このとき、
これらのローラ136bおよびローラ136c間
には、その上にワツクス剤18aが塗布された積
層体30が導かれていて、そのために、これらの
ローラ136bおよびローラ136c間では、積
層体30と合成樹脂シート20aとがワツクス剤
18aで重ね合わされる。このようにして、表面
層20が重ね合わされた積層体30は、冷却器1
38またはクーリングローラ(図示せず)に導か
れる。
冷却器138は、積層体30と表面層20との
間のワツクス剤18aを冷やして固めるためのも
のである。冷却器138では、積層体30と表面
層20とで挟まれたワツクス剤18aが冷やして
固められ、ワツクス剤層18として形成される。
この場合、ワツクス剤層18、はそれを挟む金属
層16と表面層20とを再貼着不可能かつ剥離可
能に仮着する。
ワツクス剤層18が形成された積層物は、型抜
機140に導かれる。型抜機140は、切刃を有
するいわゆるダイカツタを含み、このダイカツタ
によつて、表面層20、ワツクス剤層18、金属
層16および接着剤層14に適宜な形状の切目が
入れられる。
なお、型抜機140は、切刃付きロールいわゆ
るダイロールを用いたものであつてもよい。
切目が入れられた表面層20等を含む積層体3
0は、ローラ142aおよび142bで不要部分
と封かん片10(必要部分)とに分けられ、その
不要部分が巻き取りかす取りローラ144によつ
てロール状に巻き取られ、封かん片10(必要部
分)は剥離シート12に仮着されたまま巻き取り
ローラ146によつてロール状に巻き取られる。
なお、型抜機140および巻き取りローラ14
4の代わりに、切目形成機を設けてもよい。この
切目形成機は、切刃を含む。この切刃は、表面層
20、ワツクス剤層18、金属層16および接着
剤層14に切目を入れて各封かん片10に分離す
るためのものである。
第4図および第5図は、この考案の実施例に用
いる積層体を製造するための他の装置の一例を示
す図解図である。
第4図に示された装置100aは、前記装置と
は異なり、金属箔16aを積層する積層装置10
8を有せず、単に、接着剤を剥離シート12の表
面に塗布する装置のみからなる。
すなわち、保持ローラ102に保持された剥離
シート12は、両面に剥離剤層13aおよび13
bが形成されており、接着剤塗布装置104に導
かれる。
接着剤塗布装置104は、剥離シート12の一
方の剥離剤層13aの表面に、たとえばホツトメ
ルト型感圧性接着剤14aを印刷塗布するための
ものであり、適宜な温度に加熱しながら塗布する
装置である。したがつて、巻き取りローラ120
aを回転させることによつて、導かれた剥離シー
ト12の表面に加熱された接着剤14aが印刷塗
布される。
そして、接着剤14aが印刷塗布された剥離シ
ート12は、冷風を吹き出す装置を含む乾燥機1
06に導かれる。乾燥機106では、剥離シート
12に印刷塗布された接着剤14aが乾燥されて
接着剤層14として形成される。このように接着
剤層14が形成された剥離シート12は、巻き取
りローラ120aによつてロール状に巻き取られ
保持される。
一方、第5図に示された装置100bは、フイ
ルム20aと金属箔16aを積層するための装置
である。
この装置100bは、帯状のフイルム20aを
ロール状に保持するための保持ローラ136aを
含む。保持ローラ136aに保持されたフイルム
20aは、その一端が解きほどかれて、パラフイ
ン、ワツクス剤を塗布するための塗布装置134
に導かれる。ワツクス剤塗布装置134は、2つ
のローラ134aおよび134bを含む。ローラ
134aは、その下部がパン134cに溜めたワ
ツクス剤18aに浸漬されている。したがつて、
ローラ134aおよび134bを回転させること
によつて、それらの間に導かれたフイルム20a
の表面にワツクス剤18aが印刷塗布される。そ
して、ワツクス剤18aが塗布されたフイルム2
0aは、金属箔16aの積層装置136′に導か
れる。金属箔16aは、保持ローラ110にロー
ル状に保持され、その一端が解きほどかれ、積層
装置136′に導かれる。
このフイルム20aの表面に形成されたワツク
ス剤18aの表面にさらに金属箔16aが重ね合
わされた積層体は、冷却器138に導かれ冷却器
138でワツクス剤18aを冷却して固め、金属
箔16aとフイルム20aとを再貼着不可能かつ
剥離可能に仮着する。
このようにして形成された積層体は、巻き取り
ローラ120bに巻き取られる。
第6図は第4図に示した積層体と第5図に示し
た積層体を用いて、第1図に示した封かん片を製
造するための装置の別例を示す図解図である。装
置130は、剥離シート12と接着剤層14とを
巻き重ねた巻き取りローラ120aを装填する装
置と、表面層20と金属層16とを積層した積層
体を巻き重ねた巻き取りローラ120bを装填す
る装置とを含む。ローラ120aから引き出され
た、剥離シート12と接着剤層14とからなる積
層体が、積層装置136に導かれ、ローラ120
bより引き出された表面層20、ワツクス剤層1
8および金属層16との積層体と、積層装置13
6によつて重ね合わされ、型抜き機140に送ら
れる。
第8図はこの考案の他の実施例を示す断面図で
ある。この実施例の封かん片10は、特に、印刷
層22および24が形成された点で第1図に示し
た実施例と異なる。
印刷層22は、金属層16の表面に、たとえば
「開封済」という画線が印刷して形成され、また、
印刷層24は表面層20の表面に、たとえば「商
品名」などの画線が印刷して形成される。このよ
うにすれば、たとえばパツケージに封かん片10
を使用した場合に、そのパツケージがすでに開封
されたかどうかを、印刷層22および24の画線
を見て簡単に知ることができる。すなわち、表面
層20が剥がされる前の状態では「商品名」等の
画線が、表面層20が剥がされた後の状態では、
金属層16の「開封済」の文字が、それぞれ現れ
るのである。
なお、印刷層24は、表面層20が透明ならば
その裏面に形成してもよい。また、封かん片10
は、印刷層22と印刷層24のうち、一方のみを
形成したものであつてもよい。
第9図は第2図に示した積層体を用いて、第8
図に示した封かん片を製造するための装置の一例
を示す図解図である。この装置130は、特に、
2つの印刷装置150および160が設けられた
点で第3図に示した装置と異なる。
印刷装置150は、たとえばオフセツト印刷機
などの公知の印刷機からなり、積層体30の移送
経路において印刷塗布装置134の上流側に形成
される。そして、この印刷装置150によつて金
属層16の表面にたとえば「開封済」の文字など
からなる印刷層22が形成される。
また、印刷装置160は、印刷装置150と同
様にたとえばオフセツト印刷機などの公知の印刷
機からなり、積層装置136と冷却器138との
間に形成される。そして、この印刷装置160に
よつて表面層20の表面に、たとえば「商品名」
等の文字などの印刷層24が形成される。
なお、表面層20の裏面に印刷層24を形成す
るためには、印刷装置160を、積層装置136
の保持ローラ136aとローラ136bとの間の
位置に置き換えればよい。
さらに、印刷層22および印刷層24のうち一
方のみが形成された封かん片10を得るために
は、印刷装置150および160の一方を取り除
けばよい。
なお、上述した各実施例では、多数の封かん片
10が1枚の剥離シート12でつながれた形で形
成されているが、剥離シート12を切断して個々
の封かん片10としてもよい。
このような封かん片10を作る装置としては、
第3図あるいは第5図に示した装置130におい
て、型抜機140を、切断機に代えればよい。こ
の切断機は、刃型を有し、剥離シート12、接着
剤層14、金属層16、ワツクス剤層18および
表面層20の帯状の積層物を個々の封かん片10
に切断する。なお、型抜機140より積層物の移
送方向下流の装置は、切断機にともなつて任意に
変更すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。第2図はこの考案の実施例に用いる積層体を
製造するための装置の一例を示す図解図である。
第3図は第2図に示した積層体を用いて第1図に
示した封かん片を製造するための装置の一例を示
す図解図である。第4図および第5図は、この考
案の実施例に用いる積層体を製造するための装置
の別例を示す図解図である。第6図は第4図およ
び第5図に示した積層体を用いて、第1図に示し
た封かん片を製造するための装置の別例を示す図
解図である。第7図はこの考案の一実施例を使用
する方法を示す斜視図である。第8図はこの考案
の他の実施例を示す断面図である。第9図は第2
図に示した積層体を用いて第8図に示した封かん
片を製造するための装置の一例を示す図解図であ
る。第10図は従来例を示す断面図である。 図において、10は封かん片、12は剥離シー
ト、14は接着剤層、16は金属層、18はワツ
クス剤層、20は表面層、102は保持ローラ、
104は接着剤塗布装置、106は乾燥機、10
8は積層装置、134は塗布装置、136は積層
装置、138は冷却器を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 接着剤層と、 前記接着剤層上に積層されたワツクス剤層、
    および 前記ワツクス剤層上に積層された表面層と含
    む、封かん片。 2 前記金属層は金属箔を含む、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の封かん片。 3 前記金属層は、金属粉末を混合した合成樹脂
    層を含む、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の封かん片。 4 前記ワツクス剤層はパラフイン塗布した層を
    含む、実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載の封かん片。 5 前記表面層は合成樹脂シートを含む、実用新
    案登録請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
    かに記載の封かん片。 6 前記表面層は紙を含む、実用新案登録請求の
    範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の封
    かん片。 7 前記金属層は、前記ワツクス剤層側の主面に
    形成された印刷層を含む、実用新案登録請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の封
    かん片。 8 前記表面層は、少なくとも一方主面に形成さ
    れた印刷層を含む、実用新案登録請求の範囲第
    1項ないし第7項のいずれかに記載の封かん
    片。
JP14909884U 1984-10-01 1984-10-01 Expired JPH0414203Y2 (ja)

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