JPH089438B2 - 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置 - Google Patents

卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置

Info

Publication number
JPH089438B2
JPH089438B2 JP1104626A JP10462689A JPH089438B2 JP H089438 B2 JPH089438 B2 JP H089438B2 JP 1104626 A JP1104626 A JP 1104626A JP 10462689 A JP10462689 A JP 10462689A JP H089438 B2 JPH089438 B2 JP H089438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding roll
feed roller
chuck
guide
shaped material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1104626A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02286548A (ja
Inventor
誠 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP1104626A priority Critical patent/JPH089438B2/ja
Priority to US07/513,964 priority patent/US5096134A/en
Priority to DE69020946T priority patent/DE69020946T2/de
Priority to EP90107881A priority patent/EP0395024B1/en
Publication of JPH02286548A publication Critical patent/JPH02286548A/ja
Publication of JPH089438B2 publication Critical patent/JPH089438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H19/00Changing the web roll
    • B65H19/10Changing the web roll in unwinding mechanisms or in connection with unwinding operations
    • B65H19/105Opening of web rolls; Removing damaged outer layers; Detecting the leading end of a closed web roll
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/415Unwinding
    • B65H2301/41505Preparing unwinding process
    • B65H2301/41508Preparing unwinding process the web roll being in the unwinding support / unwinding location
    • B65H2301/41509Preparing unwinding process the web roll being in the unwinding support / unwinding location opening web roll and related steps
    • B65H2301/415095Preparing unwinding process the web roll being in the unwinding support / unwinding location opening web roll and related steps gripping an edge of the web, e.g. by clamping and forward it, e.g. to splicing web advancing unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/13Parts concerned of the handled material
    • B65H2701/131Edges
    • B65H2701/1311Edges leading edge

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、帯状材を卷回して形成され、且つ、この
帯状材の始端が止められている卷回ロールを取り扱い、
この卷回ロールから、この帯状材の始端を剥した後、帯
状材の始端部を裁断処理してから繰り出すための帯状材
の始端繰り出し裁断装置に関する。
「従来の技術」 この種の装置は、例えば、実開昭61-125298号に開示
されており、この公知の装置は、卷取り紙ボビンに帯状
材としての卷取り紙を卷回して形成し、卷取り紙の始端
が糊付けして止められた卷回ロールを取り扱うものであ
る。即ち、公知の装置は、卷回ロールの下方に位置した
チャックを備えており、このチャックは、卷回ロールの
外周面に接触可能な剥しレバーと、この剥しレバーの先
端と協働して、チャックを構成する爪片から構成されて
いる。そして、この爪片は、剥しレバーに対し、ピンを
介して回動自在に取り付けられているとともに、エアシ
リンダ及び復帰ばねにより接離して、チャックを開閉可
能となっている。従って、このようなチャックを備えて
いれば、このチャックにより卷取り紙の始端をすくい上
げて挟持し、この状態で、チャックを卷回ロールから降
下させることで、卷取り紙の始端を剥して、この始端を
自由端とすることができ、これにより、以後の卷回ロー
ルからの卷取り紙の繰り出しが可能となる。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、卷回ロールから卷取り紙の始端を剥すため
には、上述したように、チャックを下降させる必要があ
る。このため、公知の装置では、チャックに於ける剥し
レバーの基端を枢着することで、剥しレバーを上下方向
に回動可能としている。しかしながら、このように剥し
レバーを回動可能に構成した場合、剥しレバーの先端は
巻取り紙の始端をすくい上げる目的から、尖った形状と
なっているため、剥しレバーの尖端を卷回ロールの外周
面に接触させようとすると、剥しレバーの尖端が卷回ロ
ールの外周面に食い込んで、巻取り紙を損傷する虞があ
り、この損傷は、新品の卷回ロールの径寸法に変動があ
る場合に特に著しいものとなる。
また、公知の装置の場合には、巻回ロールから卷取り
紙を繰り出した後、この巻取り紙の始端部、つまり、そ
の使用不能な部位を除去するために、巻取り紙をカッタ
ユニットに向けて繰り出す必要がある。このため、公知
の装置では、卷回ロールの下方にサクションローラが配
置されており、このサクションローラは、自由状態とな
った卷取り紙の始端から順次巻取り紙を吸い着け、カッ
タユニットに向けて送り出すようなっている。
しかしながら、このような構成では、サクションロー
ラに巻取り紙の始端を確実に吸い着けるために、別の機
構を必要とするばかりでなく、また、この後、サクショ
ンローラからカッタユニットに向けて導くには、吸い着
けられた巻取り紙の始端をサクションローラから確実に
解放して所定の案内経路に導くための機構をも別に必要
となる等、卷取り紙に於ける自由となった始端の取り扱
いが複雑になる等の不具合をも有する。
この発明は、上述した事情に基づいてなされたもの
で、その目的とするところは、卷回ロールから帯状材に
損傷を与えることなく、この帯状材の始端を確実に剥す
ことができるばかりでなく、この後、自由端となった帯
状材の始端の取り扱いが容易になって、帯状材を確実に
カッタユニットに向けて送り出すことができる帯状材の
始端繰り出し裁断装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば、帯状材の始端繰り出し裁断装置
は、基台フレームにして水平に取り付けられた卷回ロー
ルの装着軸を備えており、この装着軸は、正逆回転可能
となっている。そして、装着軸に巻回ロールが装着され
た状態で、この巻回ロールの直下には、チャックヘッド
が配置されており、このチャックヘッドからは、水平に
して、固定側チャック爪が突出されている。固定側チャ
ック爪の先端は、巻回ロールに於ける帯状材の始端をす
くい上げることができるように、卷回ロールの外周面に
接触可能となっている。また、チャックヘッドには、回
動可能にして可動側チャック爪が設けられており、この
可動側チャック爪は、、固定側チャック爪の下方に位置
し、そして、固定側チャック爪に対し回動することで開
閉されるようになっている。固定側及び可動側チャック
爪には、帯状材の始端が進入されたか否かを検出する第
1検出器が設けられている。
チャックヘッドは、基台フレームに対し、平行リンク
機構を介して支持されているとともに、昇降機構によっ
て昇降可能となっており、これにより、チャックヘッド
は、上下方向に平行移動可能である。
一方、卷回ロールの直下には、チャックヘッドの固定
側及び可動側チャック爪の爪先前方に位置して、ベース
フィードローラが回転自在に配置されており、また、こ
のベースフィードローラと固定側及び可動側チャック爪
との間には、ピンチフィードローラが配置されている。
このピンチフィードローラは、開閉機構により、ベース
フィードローラに対して転接する閉位置及びベースフィ
ードローラから離間した開位置に切り換えて位置付け可
能となっている。
そして、ベースフィードローラの下方には、卷回ロー
ルから繰り出された帯状材の走行を案内する案内経路が
規定されており、この案内経路の途中には、帯状材の始
端の通過を検出する第2検出器、また、案内経路の終端
部には、第2検出器からの検出信号に基づき、帯状材を
所定の位置から裁断して、帯状材に先端を形成するカッ
タユニットが夫々配置されている。
また、カッタユニットの下方には、裁断された帯状材
の始端片を案内する排除ガイド及び帯状材の先端側を案
内する先端搬送ガイドが夫々配置されているとともに、
これら排除ガイド及び先端搬送ガイドを案内経路の終端
に選択的に切り換えて接続するガイド切り換え機構をも
配置されている。
「作用」 上述した帯状材の始端繰り出し裁断装置によれば、チ
ャックヘッドを上昇させることで、チャックヘッドの固
定側チャック爪を卷回ロールの外周面に接触させること
ができる。ここで、チャックヘッドは、平行リンク機構
を介して基台フレームに支持されているので、チャック
ヘッド、即ち、固定側チャック爪は、上方に向かって平
行移動されるから、固定側チャック爪の先端は、その水
平姿勢を維持した状態で、卷回ロールの外周面に接触す
ることができる。このような状態で、卷回ロールの帯状
材に於ける始端を先頭とするように、卷回ロールが回転
されると、帯状材の始端は、可動側チャック爪が開状態
にあると、固定側チャック爪によりすくい上げられるよ
うにして、固定側及び可動側チャック爪内に進入し、そ
して、第1検出器からの検出信号に基づき、可動側チャ
ック爪を閉じることで、これら固定側及び可動側チャッ
ク爪に挟持される。この後、チャックヘッド、つまり、
固定側及び可動側チャック爪を下降させることで、帯状
材の始端部は、卷回ロールから剥されて自由状態とな
る。
このようにして、卷回ロールに於ける帯状材の始端部
が自由になると、ベースフィードローラに対しピンチフ
ィーロドーラが離間した開位置に、ピンチフィードロー
ラを開閉機構により位置付けておき、そして、卷回ロー
ルを今度は逆方向に所定の回転角だけ回転させること
で、自由状態となった帯状材の始端部は、これらベース
及びピンチフィードローラ間に確実に導かれることにな
る。
この後、ベースフィードローラに対してピンチフィー
ドローラを転接させることで、ピンチフィードローラを
閉じ、そして、これらフィードローラが協働すること
で、卷回ロールからの帯状材は、案内経路を介して繰り
出される。帯状材の始端部が案内経路を通じて導かれる
際、この始端部は、カッタユニットにより裁断されて、
帯状材に先端が形成されることになる。
尚、カッタユニットにより裁断して得た始端片は、排
除ガイドを介して排出され、一方、この後に繰り出され
る帯状材の先端以降の部位は、先端搬送ガイドを介して
次工程に向けて搬送される。
「実施例」 以下、この発明の一実施例に係わる帯状材の始端繰り
出し裁断装置について、図面を参照して説明する。
この一実施例に係わる装置は、帯状材として、シガレ
ットのソフトパッケージを形成するための包装材Aを取
り扱うものであり、装置の上部が第1図に示されてい
る。
装置は、基台フレーム4に回転自在に支持された水平
な第1装着軸2及び第2装着軸(図示しない)を備えて
おり、これら装着軸には、夫々包装材Aを卷回して形成
した卷回ロールRが装着可能となっている。
ここで、卷回ロールRは、第2図及び第3図に示され
るように、その包装材Aの始端部は、その始端aから所
定の長さの所で、接着テープBにより止められている。
即ち、包装材Aの始端部中央には、始端aから所定の距
離を存して円形の穴bが形成されており、接着テープB
は、穴を塞ぐようにして張り付けられ、これにより、包
装材Aの始端部は、卷回ロールRの外周面に止められて
いる。接着テープBは、アルミテープからなっている。
また、卷回ロールRの包装材Aには、その終端から所定
の長さの所に、包装材Aの終端を表示する終端表示テー
プ(図示しない)が張り付けられており、この終端表示
テープもまた、接着テープBと同様なアルミテープから
なり、包装材Aの中央部に位置付けられている。更に、
包装材Aの一方の側縁には、包装材Aの長手方向に等間
隔を存して、レジスタマークMが表示されている。この
レジスタマークMは、1個のソフトパッケージに要する
包装材Aの長さ毎に形成されている。
各装着軸に対する卷回ロールRの装着機構、並びに、
その駆動機構は、夫々同一のものであるから、ここで
は、第1装着軸2についてのみ、第1図を参照して説明
する。
第1装着軸2は、基台フレーム4に対し、一対の軸受
5を介して回転自在に支持されている。第1装着軸2の
基台フレーム4から突出した一端部は、卷回ロールRの
実際の装着部に構成されており、一方、基台フレーム4
内に突出する他端部には、ギア6が取り付けられてい
る。このギア6は、ギア7と噛合されており、このギア
7は、基台フレーム4に対し、一対の軸受8により回転
自在に支持された回転軸9に取り付けられている。この
回転軸9は、第1装着軸2と平行となっている。更に、
回転軸9には、ギア7に近接した位置に、一対の軸受11
を介して、ギア10が回転自在に取り付けられており、こ
のギア10は、駆動ギア12に噛合されている。駆動ギア12
は、正逆回転可能な電動モータ13の出力軸に取り付けら
れている。電動モータ13は、基台フレーム4に支持され
ている。
また、回転軸9には、クラッチ14が取り付けられてお
り、このクラッチ14は、駆動ギア12からギア10を介して
回転軸9に伝達されるべき回転駆動力を断続する機能を
有している。従って、クラッチ14がつながると、電動モ
ータ13により、駆動ギア12、ギア10、クラッチ14、回転
幾9及びギア7,6を介して、第1装着軸2を回転させる
ことができる。
更に、回転軸9には、基台フレーム4に支持されたパ
ウダーブレーキ15が取り付けられており、このパウダー
ブレーキ15は、卷回ロールRから繰り出される包装材A
に過度の張力がかかるのを阻止するために、卷回ロール
Rの径寸法が縮径されるに従い、回転軸9に所定のブレ
ーキ力を与える機能を有している。
第1装着軸2の装着部には、卷回ロールRのための背
板16が取り付けられたおり、この背板16には、第1図及
び第4図に示されるように、一対の挿通開口17が形成さ
れている。そして、第1装着軸2の装着部周面には、周
方向に等間隔を存して、例えば、4個の係止ラグ18が突
没自在に取り付けられており、これら係止ラグ18は、圧
縮空気により、装着部の周面から突出して保持されるよ
うになっている。即ち、第2装着軸2の他端面には、こ
の第2装着軸2内に圧縮空気を導入するための弁付きの
注入口19が形成されており、また、第2装着軸2の他端
側には、注入口19と対向するようにして、圧縮空気の注
入ノズル20が配置されている。この注入ノズル20は、図
示しない圧縮空気源に接続されているとともに、エアシ
リンダ21により、第1装着軸2の注入口19に対し接離可
能となっている。
従って、第1装着軸2の装着部に卷回ロールRを取り
付けた状態で、エアシリンダ21を伸張させて、注入口19
に注入ノズル20を接続し、そして、弁を開くことで、第
1装着軸2内に圧縮空気を供給することができる。これ
により、第1装着軸2の係止ラグ18が突出されて、卷回
ロールRの内周面に押し付けられることから、第1装着
軸2の装着部に卷回ロールRを取り付けて保持すること
ができる。
一方、第1装着軸2から卷回ロールR、実際には、卷
回ロールRの包装材Aが使用れた後に、卷回ロールRの
卷芯(図示しない)を取り外すには、背板16の挿通開口
17を通過可能な排除プッシャ22を使用することで行うこ
とができる。つまり、排除プッシャ22は、第1図に示さ
れた休止位置では、背板16と基台フレーム4との間に位
置付けられており、排除プッシャ22は、エアシリンダ23
に於けるピストンロッド24の先端に取り付けられてい
る。尚、エアシリンダ23は、基台フレーム4に支持され
ている。
従って、第1装着軸2に於ける係止ラグ18の押圧を解
除した状態で、エアシリンダ23を伸張させることによ
り、背板16の挿通開口17を通じて、排除プッシャ22を第
1図中想像線で示すように押し出せば、第1装着軸2か
ら卷回ロールRの巻芯を取り外すことが可能となる。
上述の説明から明かなように、第1装着軸2から卷回
ロールRを取り外す際には、排除プッシャ22に対して、
背板16の挿通開口17を位置合わせしなければならない、
この位置合わせは、第1装着軸2の回転角を検出するこ
とでなされる。即ち、第1装着軸2の回転角を検出する
ため、第5図に示されるように、第1装着軸2のギア6
には、回転角検出用のギア6aが噛合されており、このギ
ア6aは、ギア6が半回転される毎に、1回転されること
になる。ギア6aには、1枚のタイミングプレート25が取
り付けられている一方、ギア6aの近傍には、タイミング
プレート25の通過を検出するセンサ26が固定して配置さ
れている。従って、ギア6aに対するタイミングプレート
25の取り付け位置を背板16に於ける一方の挿通開口17と
対応した位置に設定しておけば、センサ26からの検出信
号を受けた時点で、第1装着軸2の回転を停止すること
により、排除プッシャ22に対して背板16の挿通開口17を
位置合わせすることができる。
尚、上述したセンサ26は、近接センサ又はフォトセン
サから構成することができる。また、センサ26からの検
出信号は、第1装着軸2の回転角を検出するのみなら
ず、検出信号の数を計数することにより、包装材Aの繰
り出しに伴い縮径されていく卷回ロールRの現在径をも
検出することが可能となる。
次に、第1図に加えて第6図及び第7図を参照すれ
ば、装置の上部には、第1装着軸2に卷回ロールRが装
着された状態で、卷回ロールRの接着テープB及び終端
表示テープを検出するための検出装置27が配設されてい
る。
検出装置27は、基台フレーム4の上端に軸受台28を介
して取り付けられた回動軸29を備えており、この回動軸
29は、第6図から明らかなように、卷回ロールRの外側
に位置して、第1装着軸2と平行に延びている。
卷回ロールR側に突出した回動軸29の一端は、卷回ロ
ールRの周面と上下方向でみて重なり合うように延びて
おり、この一端には、回動アーム30が取り付けられてい
る。回動アーム30の先端部には、枢支ピン31を介して、
ローラキャリア32が回動自在に取り付けられている。ロ
ーラキャリア32には、卷回ロールRの周面に転接可能な
一対のローラ33が回転自在に取り付けられており、これ
らローラ33は、枢支ピン31の軸線を中心として、卷回ロ
ールRの周方向に同一の間隔を存し離間して位置付けら
れている。そして、ローラキャリア32には、卷回ロール
Rに於ける周面中央部の上方で、且つ、枢支ピン31の軸
線上に位置して、フォトセンサ34が取り付けられてい
る。このフォトセンサ34は、その下方を卷回ロールRの
接着テープB及び終端表示テープの通過したとき、検出
信号を出力するように構成されている。
一方、回動軸29の他端は、基台フレーム4内に突出し
ており、この他端には、回動アーム30のための解放アー
ム35が取り付けられている。第7図から明らかなよう
に、解放アーム35は、回動アーム30と同じ向きで且つ平
行に延びている。そして、基台フレーム4には、解放ア
ーム35の下方に位置して、エアシリンダ36が垂直に取り
付けられており、このエアシリンダ36のピストンロッド
先端には、解放アーム35と係合可能な押上プッシャ37が
取り付けられている。
上述した検出装置27によれば、第1装着軸2に卷回ロ
ールRが装着される際、エアシリンダ36を伸張させ、押
上プッシャ37により、解放レバー35、即ち、回動レバー
30を上方に向けて、所定の位置、つまり、卷回ロールR
の装着に妨げとならない位置まで回動させておく。この
状態で、第1装着軸2に卷回ロールRが装着された後、
エアシリンダ36を第6図に示されるように収縮させるこ
とで、回動アーム30は、自重でもって下方に回動し、こ
れにより、ローラキャリア32の一対のローラ33は、卷回
ロールRの周面に転接されることになる。
尚、卷回ロールRの卷芯を第1装着軸2から排除する
際にも、回動レバー30が同様にして上方に回動されるこ
とは勿論である。また、図示されていないけれども、第
2装着軸に装着される卷回ロールR側にも、上述した検
出装置27と同様な検出装置が備えられていることも勿論
である。
各装着軸夫々装着された第1卷回ロールR1及び第2卷
回ロールR2の下方には、第8図に各卷回ロールと組をな
す一対の裁断繰り出しユニット39が配置されている。各
裁断繰り出しユニット39は、同一の構造を有している。
それ故、第8図には、一方、即ち、第1装着軸2の第1
卷回ロールR1と組をなす裁断繰り出しユニット39のみが
具体的に図示されている。
裁断繰り出しユニット39は、第1卷回ロールR1の下方
に位置して、チャックヘッド40が配置されている。この
チャックヘッド40は、平行リンク機構としての一対の平
行リンク41を介して、支持ブロック42に取り付けられて
いる。また、チャックヘッド40は、昇降機構の一部を構
成するエアシリンダ、つまり、昇降シリンダ43に支持さ
れている。即ち、チャックヘッド40は、昇降シリンダ43
のピストンロド44の先端に枢着されている一方、昇降シ
リンダ43自体は、リンク45を介して、基台フレーム4に
支持されている。更に、リンク45と基台フレーム4との
間には、圧縮コイルばね46が架け渡されており、この圧
縮コイルばね46により、昇降シリンダ43、つまり、チャ
ックヘッド40は、上方に向けて所定の力で付勢されてい
る。
チャックヘッド40には、チャック47が取り付けられて
おり、このチャック47は、第1卷回ロールR1の接線方向
に延びる固定側チャック爪48aと、この固定側チャック
爪48aの下方に位置した可動側チャック爪48bとから構成
されている。固定側チャック爪48aは、第8図から明ら
かなように、チャックヘッド40の上面から連なる水平な
上面を有し、その先端部は先細形状となっている。一
方、可動側チャック爪48bは、その基端がチャックヘッ
ド40に対し、チャック軸49を介して回動自在に取り付け
られており、このチャック軸49には、可動側チャック爪
48bと反対側に延びるリンク50が取り付けられている。
このリンク50は、エアシリンダからなる開閉シリンダ51
のピストンロッドに連結されており、この開閉シリンダ
51は、チャックヘッド40に取り付けられている。従っ
て、開閉シリンダ51を伸縮することにより、可動側チャ
ック爪48bを回動させて、この可動側チャック爪48b、つ
まり、チャック47の開閉を行なうことができる。更に、
固定側及び可動側チャック48a,48bには、第1検出器を
構成するフォトセンサ52が取り付けられている。このフ
ォトセンサ52は、互いに対向して配置された発光素子及
び受光素子から構成されている。
従って、上述した構成によれば、昇降シリンダ43を収
縮することで、チャックヘッド40、即ち、チャック47を
第1卷回ロールR1に対して接離させることができるが、
この際、チャックヘッド40は、一対の平行リンク41を介
して昇降されるから、チャック47、即ち、固定側チャッ
ク爪48aは、上下方向に平行移動されることになる。こ
の結果、第1卷回ロールR1の周面にチャック47を当接さ
せる際、このチャック47の固定側チャック爪48aが第1
卷回ロールR1の周面に食い込み、包装材Aを損傷するこ
とはない。
また、昇降シリンダ43は、上述したように、リンク45
を介して基台フレーム4に支持されているとともに、圧
縮コイルばね46により上方に向けて付勢されていること
から、包装材Aが繰り出される前、つまり、新品の第1
卷回ロールR1の径寸法に多少の変動があっても、固定側
チャック爪48aは、第1卷回ロールR1の周面に均一な力
で押し付けられることになる。それ故、このことから
も、固定側チャック爪48aが第1卷回ロールR1の外周面
に食い込むのを確実に防止できることになる。
チャック47、つまり、固定側及び可動側チャック爪48
a,48bの前方には、第1卷回ロールR1の周面近傍に位置
して、ベースフィードローラ53が回転自在に配置されて
いるとともに、チャック47側に位置して、ベースフィー
ドローラ53に対し接離可能にして転接可能な一対のピン
チフィードローラ54(第9図参照)が配置されている。
各ピンチフィードローラ54は、開閉機構により支持さ
れている。即ち、この開閉機構は、各ピンチフィードロ
ーラ54と対応して上下方向に延びる回動レバー55を備え
ており、各ピンチフィードローラ54は、回動レバー55の
上端に夫々取り付けられている。各回動レバー55の下端
は、回動軸56に夫々取り付けられている。更に、回動軸
56は、基台フレーム4に回転自在にして支持されてお
り、また、回動軸56には、下方に向かって延びるリンク
57が取り付けられている。このリンク57の下端には、エ
アシリンダ58のピストンロッド59に連結されている。従
って、エアシリンダ58を伸縮により、回動レバー55を回
動させることで、ピンチフィードローラ54をベースフィ
ードローラ53に対して接離させることができる。
第9図を参照すれば、ベースフィードローラ53とピン
チフィードローラ54との関係がより具体的に図示されて
いる。即ち、ベースフィードローラ53は、ローラ軸60に
一対の軸受61を介して回転自在に取り付けられている。
一方、ローラ軸60の一端は、基台フレーム4に軸受62を
介して回転自在に取り付けられており、他端は、基台フ
レーム4から延びるサポートアーム63に軸受64を介して
回転自在に支持されている。
そして、ローラ軸60の一端部には、歯付きプーリ65が
キー66aを介して取り付けられており、この歯付けプー
リ65には、無端状の歯付きベルト66が掛け回されてい
る。一方に於いて、歯付きベルト66は、図示しない歯付
きの駆動プーリに掛け回されており、従って、駆動プー
リが回転駆動されることにより、ローラ軸60は、歯付き
ベルト66及び歯付きプーリ65を介して一方向に回転され
る。
更に、ローラ軸60には、ベースフィードローラ53の両
側に一対のギア67が取り付けられており、これに対し、
各ピンチフィードローラ54側には、ピンチフィードロー
ラ54がベースフィードローラ53に転接した状態にあると
き、対応するギア67と噛合可能なギア68が備えられてい
る。ここで、ピンチフィードローラ54について説明すれ
ば、各ピンチフィードローラ54は、対応する回動レバー
55の上端に軸69に一対のローラ軸受70を介して回転自在
に取り付けられた回転スリーブ71と、この回転スリーブ
71に取り付けられた弾性材料からなるローラリング72と
から構成されている。そして、上述したギア68は、回転
スリーブ71に取り付けられている。
従って、上述の構成によれば、ベースフィードローラ
53に対し各ピンチフィードローラ54が転接されていれ
ば、ローラ軸60が回転されることにより、この回転力が
ギア67,68を介して、ピンチフィードローラ54に伝達さ
れ、これにより、各ピンチフィードローラ54が回転され
ることになる。尚、ベースフィードローラ53は、各ピン
チフィードローラ54の回転に伴って回転されることにな
る。また、エアシリンダ58が伸張されると、各回動レバ
ー55は、ピンチフィードローラ54をベースフィードロー
ラ53から離間させるように、リンク57を介して回動され
るから、ローラ軸60側のギア6と各ピンチフィードロー
ラ54側のギア68との噛合は解除され、これにより、ベー
スフィードローラ53及びピンチフィードローラ54は、自
由に回転することができる。
そして、上述したベースフィードローラ53のローラ軸
60には、その両端部に、一対のテンションレバー73が軸
受73aを介して取り付けられている。第9図には、ロー
ラ軸60に対する各テンションレバー73の取り付け部のみ
が図示されている。各テンションレバー73は、第8図か
ら明らかなように、下方に向かって延びており、各テン
ションレバー73の下端間には、テンションローラ74が回
転自在に取り付けられている。一方、各テンションレバ
ー73の上端部からは、これらテンションレバー73を連結
する連結部材75が突出されており、連結部材75と基台フ
レーム4側例えば支持ブロック42の突出部76との間に
は、引っ張りコイルばねからなるテンションばね77が架
け渡されている。このテンションばね77は、テンション
レバー73を第8図でみて時計方向に所定の力で付勢して
いる。
更に、テンションレバー73には、包装材Aのためのガ
イドプレート78が両テンションレバー73間に跨るように
して、取り付けられている。このガイドプレート78は、
第8図には概略的にしか図示されていないが、テンショ
ンレバー73が実線で示されている状態で、ベースフィー
ドローラ53から斜め下方に延びるように位置付けられい
る。そして、一方のテンションレバー73には、回動レバ
ー55とは反対側に突出する係合ブラケット79が取り付け
られている。この係合ブラケット79には、エアシリンダ
80に於けるピストンロッド81の先端に取り付けた係合ピ
ン82と係合可能となっている。即ち、エアシリンダ80が
伸張されることで、係合ピン82は、係合ブラケット79と
係合して、テンションレバー73を第8図の実線位置に回
動させて位置付け可能となっている。尚、エアシリンダ
80に於けるシリンダ外筒の基部は、基台フレーム4に対
して回動自在に支持されている一方、シリンダ外筒の先
端は、基台フレーム4から吊り下げばね83を介して弾力
的に吊り下げられている。尚、エアシリンダ80が収縮さ
れると、係合ピン82と係合ブラケット79との係合が解除
されるから、テンションレバー73及びテンションローラ
74は、テンションばね77の付勢力を受けて、第8図中想
像線で示された位置まで復帰可能である。
そして、ガイドプレート78の近傍には、エアシリンダ
80とは反対側に位置して、ガイドプレート84が配置され
ている。このガイドプレート84は、第8図に示された状
態では、ガイドプレート78と平行に延びており、これら
ガイドプレート78,84は互いに協働して、これらの間
に、包装材Aの繰り出し通路の一部を規定するものであ
る。ガイドプレート84は、この実施例の場合、第9図中
に想像線で示されているように、一対のプレート片84a
からなっており、これらプレート片84aは、ベースフィ
ードローラ83の軸線方向に所定の間隔を存して位置付け
られている。ガイドプレート84は、回動レバー85を介し
て、回動軸56に回転自在に取り付けられており、回動レ
バー85は、エアシリンダ86のピストンロッドに連結され
ている。従って、エアシリンダ86の伸縮により、ガイド
プレート84は、回動レバー85を介して、ガイドプレート
78に対し接離する方向に回動することができる。
更に、ガイドプレート78,84の下方には、これらガイ
ドプレート78,84と連なるようにして、一対のガイドプ
レート86a,86bが固定して配置されている。ガイドプレ
ート78,86a間には、包装材Aの案内ローラ87が回転自在
に配置されており、また、ガイドプレート86aには、開
口88が形成されている。そして、この開口88の近傍に
は、開口88と対向するようにして、第2検出器を構成す
るセンサ89が配置されており、このセンサ89は、ガイド
プレート86a,86b間を包装材Aが通過する際、この包装
材AのレジスタマークMを検出する度に、その検出信号
を出力するように構成されている。
更に、ガイドプレート86a,86bの下方には、カッタユ
ニット90が配設されている。このカッタユニット90は、
基台フレーム4に固定して支持されたカッタブロック91
を備えており、このカッタブロック91には、上述したガ
イドプレート86a,86bと直交する方向に駆動される一対
の可動刃92,93が取り付けられている。即ち、一方の可
動刃92は、キャリア95に固定されており、このキャリア
95は、カッタブロック91の案内ロッド94に摺動自在に取
り付けられている。キャリア95の往復動は、エアシリン
ダ96によってなされるようになっている。また、他方の
可動刃93もまたキャリア97に取り付けられているが、こ
のキャリア97は、カッタブロック91に対し、リンク98を
介して移動自在となっており、その移動は、エアシリン
ダ99によってなされるようになっている。
そして、カッタブロック91内には、ガイドプレート86
a,86b間で規定される通路と連なるような通過路100が形
成されており、従って、上述したガイドプレート78,8
4、案内ローラ87、ガイドプレート86a,86b及び通過路10
0は、包装材Aの繰り出しを案内する案内経路を規定し
ている。
また、カッタブロック91の下方には、通過路100に連
なるようにして、包装材Aの後述する先端を導く先端搬
送ガイド、即ち、一対のガイドプレート101a,101bが配
置されており、これらガイドプレート101a,101bは、ガ
イドプレート86a,86bと同様な形状を有している。これ
らガイドプレート101a,101bの上端は、第8図から明ら
かなように、包装材Aを確実に導くために拡開されてい
る。更に、一対のガイドプレート101a,101bには、プレ
ート状をなした排除ガイド102が備えられており、この
排除ガイド102の下方には、ダストボックス103が配置さ
れている。
上述したガイドプレート101a,101b及び排除ガイド102
は、ガイド切り換え機構により支持されている。即ち、
ガイド切り換え機構は、ガイドプレート101a,101b及び
排除ガイド102を相互に連結する連結具104,105を備えて
おり、これら連結具104,105のうち、下方に位置する連
結具105は、枢着軸106に回動自在に支持されている。そ
して、連結具105からは、アーム107が突出されており、
このアーム107には、エアシリンダ108のピストンロッド
が連結されている。従って、上述の構成からなるガイド
切り換え機構によれば、エアシリンダ108を伸縮するこ
とにより、枢着軸106を中心として、ガイドプレート101
a,101b及び排除ガイド102を回動させることができ、こ
れにより、ガイドプレート101a,101bの上端をカッタブ
ロック91の通過路100に接続するか、排除ガイド102を連
通路100に接続するかを選択することができる。
次に、上述した裁断繰り出しユニット39の作動に関
し、第10図乃至第16図を追加して説明する。
第1装着軸2に第1卷回ロールR1が装着されると、チ
ャック47は、開いた状態で上昇され、これにより、第10
図に示されるように、チャック47の固定側チャック爪48
aは、第1卷回ロールR1の周面に接触される。この状態
で、第1卷回ロールR1は、第10図中矢印方向に回転され
る。この第1卷回ロールR1の回転中、検出装置27のフォ
トセンサ34によって、接着テープBが検出されると、第
1卷回ロールR1の回転は停止され、この後、第1卷回ロ
ールR1は、上記矢印方向とは逆方向に回転される。この
方向に第1卷回ロールR1が回転され、そして、第1卷回
ロールR1に於ける包装材Aの始端aがチャック47に達す
ると、包装材Aの始端aは、第11図に示されるように、
チャック47の固定側チャック爪48aによりすくい上げら
れ、これにより、包装材Aの始端部は、チャック47内に
導かれる。このようにして、チャック47内に導かれる包
装材Aの始端部がチャック47のフォトセンサ52を通過す
ると、このフォトセンサ52から検出信号を出力され、こ
の時点で、第12図に示されるように、チャック47が閉じ
られ、このチャック47により包装材Aの始端部は挟持さ
れる。この後、チャック47は、包装材Aを挟持した状態
で、第13図に示されるように降下され、この結果、第1
卷回ロールR1の接着テーブBが剥されて、包装材Aの始
端部は、自由状態となって、第1卷回ロールR1から包装
材Aの繰り出しが可能となる。
上述したようにして第1卷回ロールR1の包装材Aが繰
り出し可能になった時点では、第14図に示されるよう
に、ベースフィードローラ53に対してピンチフィードロ
ーラ54は離間されており、また、テンションレバー73及
びガイドプレート78、並びに、ガイドプレート84は、図
示の状態に位置付けられている。即ち、ガイドプレート
78,84間で規定される包装材Aの繰り出し経路は、その
上端部が拡開するように開かれている。
このような状態で、第1卷回ロールR1は、第14図中矢
印方向に所定の回転角だけ回転されると、包装材Aの始
端部は、ピンチフィードロール54を乗り越えた後、ガイ
ドプレート78,84間に導かれる。この時点で、第1卷回
ロールR1の回転は、自由状態となる。この後、ガイドプ
レート84は、ガイドプレート78側に向かって回動され
て、このガイドプレート78と平行に位置付けられる。ま
た、同時に、ピンチフィードローラ54は、第15図に示さ
れるように、ベースフィードローラ53に転接されること
で、包装材Aの始端部を挟持するとともに、ベースフィ
ードローラ53側からの駆動力を受けて第15図中矢印方向
に回転され、これにより、包装材Aは、第1卷回ロール
R1から、ガイドプレート78,84間を通過し、そして、案
内ローラ87を越えて、ガイドプレート86a,86b間に更に
繰り出される。
包装材Aの始端部がガイドプレート78,84間を通過す
る際、ガイドプレート84を構成する一対のプレート片84
aは離間されていることから、包装材Aの始端部中央に
残る接着テープBがガイドプレート84に張り付いて、包
装材Aの繰り出しを妨げるようなことはない。
上述したようにして包装材Aが繰り出される際、この
包装材Aの始端がカッタユニット90に達する前に、カッ
タユニット90の一対の可動刃92,93は、第16図に示され
るように、開かれているとともに、ガイドレート101a,1
01b及び排除ガイド102は、この排除ガイド102の方がカ
ッタブロック91の通過路100と連なるように傾動されて
いる。
このような状態で、包装材Aが繰り出されてくると、
この包装材Aの始端部は、一対のガイドプレート86a,86
b間からカッタブロック91の通過路100を通過し、この
後、排除ガイド102により案内可能となる。
そして、第1卷回ロールR1からの包装材Aが一対の可
動刃92,93間を越えて所定の長さだけ繰り出されると、
ピンチフィードローラ54による包装材Aの繰り出しは、
一旦停止される。即ち、この実施例の場合では、ガイド
プレート86a側に配置されているセンサ89が包装材Aに
形成されているレジスタマークMの通過を2回検出した
とき、ピンチフィードローラ54による包装材Aの繰り出
しが停止されるようになっている。尚、ピンチフィード
ローラ54による包装材Aの繰り出し停止は、図示しない
駆動モータを停止させることで行なわれる。
包装材Aの繰り出しが停止されると、カッタユニット
90の一対の可動刃92,93が閉じられ、これにより、包装
材Aは、所定の位置から裁断されて、第1卷回ロールR1
側に残る包装材Aに先端が形成されることになる。一
方、このようにして裁断された包装材片には、接着テー
プBが張り付いており、この包装材片は、排除ガイド10
2により案内されて、ダストボックス103に回収される。
この後、一対のガイドプレート101a,101b及び排除ガ
イド102は、第9図に示されている回動位置に復帰され
る。
このように包装材Aに先端が裁断形成された後、この
第1卷回ロールR1の包装材Aは、更に、一対のガイドプ
レート101a,101bを通過して、更に繰り出し搬送される
が、上述の裁断繰り出しユニット39よりも下流側では、
包装材Aは、ガイドプレート101a,101bと接続可能な搬
送経路109により案内される。この搬送経路109について
は、種々の構成が考えられ、しかも、この発明の一部を
構成するものはないので、第8図に概略的に示すにとど
めて、その説明は、省略する。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の帯状材の始端繰り出
し裁断装置によれば、固定側及び可動側チャック爪を取
り付けたチャックヘッドを平行リンク機構を介して昇降
させるようにしたので、固定側チャック爪を卷回ロール
の外周面に接触させる際、この固定側チャック爪の先端
が卷回ロールの外周面に食い込むようなこともなく、卷
回ロールの外周面が固定側チャック爪で損傷を受けるこ
とはない。
また、卷回ロールから引き剥されて自由状態となった
帯状材の始端部は、ベースフィードローラに対しピンチ
フィードローラが接離可能に転接する、即ち、開閉可能
であるから、自由状態の帯状材の始端部をこれらベース
フィードローラとピンチフィードローラとの間に確実に
導いて、挟持できるばかりでなく、これらベース及びピ
ンチフィードローラにより、以後の帯状材の繰り出しを
簡単に行なうことができる。
更に、ピンチフィードローラが開閉位置をとることが
でき、しかも、ピンチフィードローラが駆動ローラであ
り、ベースフィードローラが従動ローラであることか
ら、卷回ロールからの帯状材が次工程でのフィードロー
ラ等により引き継がれて繰り出される際には、ピンチフ
ィードローラを開位置に位置付けることで、これらベー
ス及びピンチフィードローラ間を帯状材が通過する際、
この帯状材の走行抵抗をも低減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第16図は、この発明の一実施例を示し、第1
図は、装置の上部を示す断面図、第2図は、卷回ロール
の斜視図、第3図は、卷回ロールの一部の断面図、第4
図は、背板の正面図、第5図は、卷回ロールの駆動機構
の一部を構成するギアの噛み合いを示した図、第6図
は、検出装置を示す側面図、第7図は、検出装置の平面
図、第8図は、裁断繰り出しユニットの側面図、第9図
は、ベース及びピンチフィードローラの構造を示す断面
図、第10図乃至第16図は、裁断繰り出しユニットの作動
を順に示す図である。 2,……第1装着軸、27……検出装置、39……裁断繰り出
しユニット、40……チャックヘッド、41……平行リンク
(平行リンク機構)、43……昇降シリンダ(昇降機
構)、48a……固定側チャック爪、48b……可動側チャッ
ク爪、52……フォトセンサ(第1検出器)、53……ベー
スフィードローラ、54……ピンチフィードローラ、90…
…カッタユニット、101a,101b……ガイドプレート(先
端搬送ガイド)、102……排除ガイド、109……搬送経
路、A……包装材、B……接着テープ、R……卷回ロー
ル、M……レジスタマーク、a……始端。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状材を卷回して形成され、帯状材の始端
    側が始端から所定の長さの所で引き剥し可能にして止め
    られた卷回ロールが装着され、この卷回ロールから帯状
    材の始端を剥して繰り出すとともに、始端の裁断処理を
    なす装置に於いて、 基台フレームと、 基台フレームに水平に取り付けられ、卷回ロールを装着
    して、この巻回ロールを正逆回転可能とする装着軸と、 装着軸に巻回ロールが装着された状態で、この巻回ロー
    ルの直下に配置されたチャックヘッドと、 チャックヘッドから水平に突出され、先端が巻回ロール
    に於ける帯状材の始端をすくい上げるようにして、卷回
    ロールの外周面に接触可能な固定側チャック爪と、 チャックヘッドに回動可能に設けられ、固定側チャック
    爪の下方に位置し、この固定側チャック爪に対し回動す
    ることで開閉して、巻回ロールの始端を挟持する可動側
    チャック爪と、 固定側及び可動側チャック爪の少なくとも一方に設けら
    れ、卷回ロールに於ける帯状材の始端が固定側及び可動
    側チャック爪内に進入したか否かを検出する第1検出器
    と、 基台フレームに対し、チャックヘッドを上下方向に平行
    移動自在に支持する平行リンク機構と、 チャックヘッドを昇降させる昇降機構と、 巻回ロールの直下に於いて、チャックヘッドの固定側及
    び可動側チャック爪の爪先前方に回転自在に配置された
    ベースフィードローラと、 ベースフィードローラと固定側及び可動側チャック爪と
    の間に配置されたピンチフィードローラと、 ベースフィードローラに対して、ピンチフィードローラ
    を接離する方向に移動させて、ピンチフィードローラが
    ベースフィードローラに転接した閉位置又はピンチフィ
    ードローラがベースフィードローラから離間した開位置
    に切り換える開閉機構と、 ベースフィードローラの下方に規定され、卷回ロールか
    ら繰り出された帯状材の走行を案内する案内経路と、 案内経路の途中に配置され、この案内経路を通じて走行
    される帯状材の始端の通過を検出する第2検出器と、 案内経路の終端部に配置され、第2検出器からの検出信
    号に基づき、帯状材の始端部を所定の位置から裁断し
    て、帯状材の先端を形成するカッタユニットと、 カッタユニットにより裁断された始端片を案内する排除
    ガイド及び帯状材の先端側を案内する先端搬送ガイド
    と、 これら排除ガイド及び先端搬送ガイドを案内経路の終端
    に選択的に切り換えて接続するガイド切り換え機構とを
    具備したことを特徴とする卷回ロールから繰り出される
    帯状材の始端繰り出し裁断装置。
  2. 【請求項2】ベースフィードローラは、従動ローラであ
    り、一方、ピンチフィードローラが駆動ローラであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の卷回ロールから繰り出
    される帯状材の始端繰り出し裁断装置。
JP1104626A 1989-04-26 1989-04-26 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置 Expired - Fee Related JPH089438B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1104626A JPH089438B2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置
US07/513,964 US5096134A (en) 1989-04-26 1990-04-24 Device for unrolling and cutting leading end portion of strip-like material wound in roll
DE69020946T DE69020946T2 (de) 1989-04-26 1990-04-25 Vorrichtung zum Abwickeln und Abschneiden des Bahnanfangs von in Rollen aufgewickeltem, bandförmigem Material.
EP90107881A EP0395024B1 (en) 1989-04-26 1990-04-25 Device for unrolling and cutting leading end portion of strip-like material wound in roll

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1104626A JPH089438B2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02286548A JPH02286548A (ja) 1990-11-26
JPH089438B2 true JPH089438B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=14385652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1104626A Expired - Fee Related JPH089438B2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5096134A (ja)
EP (1) EP0395024B1 (ja)
JP (1) JPH089438B2 (ja)
DE (1) DE69020946T2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10235785A1 (de) * 2002-08-05 2004-02-26 Maschinenfabrik Wifag Vorrichtung, System und Verfahren zum Erfassen einer Warenbahn
JPH03165744A (ja) * 1989-11-22 1991-07-17 Konbi Kk 脚伸展力による瞬発力測定装置
IT1238288B (it) * 1990-03-27 1993-07-12 Gd Spa Dispositivo per l'asportazione di una fascetta adesiva di chiusura da una bobina di materiale in nastro.
DE4117386A1 (de) * 1991-05-28 1992-12-03 Agfa Gevaert Ag Verfahren und vorrichtung zum erfassen des filmanfangs eines aufgewickelten films
JP2702021B2 (ja) * 1991-10-31 1998-01-21 日本たばこ産業株式会社 ウエブリールのウエブ引出し装置
IT1257624B (it) * 1992-01-09 1996-02-01 Gd Spa Dispositivo per il prelievo del capo del nastro di una bobina nuova ed il suo trasferimento ad una successiva stazione operativa
US5256232A (en) * 1992-07-27 1993-10-26 Eastman Kodak Company Apparatus and method for winding strips of web material onto spools
DE4424902C2 (de) * 1994-07-14 1997-02-13 Koenig & Bauer Albert Ag Klebemittelanordnung
JP2823007B2 (ja) * 1996-12-27 1998-11-11 日本電気株式会社 連続用紙記録装置及び連続用紙の給紙方法
DE10343446A1 (de) * 2003-09-19 2005-04-14 Voith Paper Patent Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Entnahme mindestens eines Streifens von einem Wickel einer Materialbahn auf einem Wickeltambour
DE10343449A1 (de) * 2003-09-19 2005-04-14 Voith Paper Patent Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Entfernen eines Streifens von einem Wickel einer Faserstoffbahn auf einem Wickeltambour
US20070204667A1 (en) * 2006-03-03 2007-09-06 Elite Machine And Design Ltd. Feeder for punch
RU2753967C2 (ru) * 2017-03-22 2021-08-24 Филип Моррис Продактс С.А. Способ удаления клейкой этикетки с рулона и устройство для отделения клейкой этикетки от концевой части смотанного листа в рулоне

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4485981A (en) * 1980-12-22 1984-12-04 British-American Tobacco Company Limited Feeding web material
JPS61125298A (ja) * 1984-11-21 1986-06-12 Hitachi Ltd テレビジヨン信号の輝度信号・色信号処理方式
US4646986A (en) * 1984-11-22 1987-03-03 Hauni-Werke Korber & Co. Kg Apparatus for locating, engaging and transporting the leader of convoluted cigarette paper or the like
JPH0125600Y2 (ja) * 1985-01-28 1989-07-31
JPS63162434A (ja) * 1986-12-25 1988-07-06 株式会社 東京自働機械製作所 包装材繰出し装置における包装材の交換装置
JPS63165259A (ja) * 1986-12-25 1988-07-08 Tokyo Jido Kikai Seisakusho:Kk 帯状材供給装置における帯状材の交換装置
JP2545557B2 (ja) * 1987-11-12 1996-10-23 ハマダ印刷機械株式会社 巻取紙の端末処理方法およびその装置
DE3863761D1 (de) * 1987-11-12 1991-08-22 Tabac Fab Reunies Sa Verfahren und maschine zum aneinanderfuegen von papierstreifen fuer die ununterbrochene zufuhr an eine maschine, insbesondere fuer die herstellung von zigaretten.
US4984750A (en) * 1988-07-01 1991-01-15 Tokyo Automatic Machinery Works Ltd. Method and apparatus for replacing web-like material in a web-like material supplying device
JP2554371B2 (ja) * 1989-02-13 1996-11-13 ハマダ印刷機械株式会社 紙通し準備装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0395024A3 (en) 1993-01-27
JPH02286548A (ja) 1990-11-26
EP0395024A2 (en) 1990-10-31
DE69020946D1 (de) 1995-08-24
DE69020946T2 (de) 1996-03-14
US5096134A (en) 1992-03-17
EP0395024B1 (en) 1995-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0521532B1 (en) Apparatus for splicing a replacement web to a moving web
JPH089438B2 (ja) 卷回ロールから繰り出される帯状材の始端繰り出し裁断装置
US5178717A (en) Adhesive applicator
US5467676A (en) Automatic roll wrapper removing apparatus and method
CN108327977B (zh) 一种智能卡包装机
EP0227951B1 (en) Apparatus for continuously supplying sheets from supply rolls
JPH089441B2 (ja) 帯状材の連続供給機
CN108438332B (zh) 一种智能卡包装机中卡片与说明书的叠加粘贴装置
CN114221009B (zh) 一种包膜设备
JP4480383B2 (ja) 帯状物引出装置
CN114162613A (zh) 一种悬浮包装的膜卷搬运装置
JP2528269B2 (ja) 軟質帯状材の巻取方法及び巻取装置
JP2005534588A (ja) ウェブ材料を把持し、表面に両面接着テープを貼り付ける、走行中のロール交換用の巻ロールを準備する方法、システム及び装置
JP4132904B2 (ja) タブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置
CA2180565A1 (en) Bag tying machine
CN216807316U (zh) 一种悬浮包装的膜卷搬运装置
KR200277619Y1 (ko) 신문용지 자동 준비기계의 횡절단장치
JP3553282B2 (ja) ウェブの接合準備方法及び接合準備装置
JPH0613168Y2 (ja) 帯状材供給装置における帯状材の交換装置
JP2601753B2 (ja) 物品の移載装置
JP2702023B2 (ja) ウエブの接着テープ供給装置
JP2659503B2 (ja) ボビン端の重ね巻糸条の除去方法
JPH0823982B2 (ja) 帯状物評価装置
JPH0611630B2 (ja) 帯状材供給装置における帯状材の交換装置
JPH0571506B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees