JPH0611630B2

JPH0611630B2 - 帯状材供給装置における帯状材の交換装置

Info

Publication number: JPH0611630B2
Application number: JP63165747A
Authority: JP
Inventors: 俊雄重田; 義雄岸; 敏英小畑; 誠坂野
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1988-07-01
Filing date: 1988-07-01
Publication date: 1994-02-16
Anticipated expiration: 2009-02-16
Also published as: JPH0218248A

Description

【発明の詳細な説明】＜産業上の利用分野＞本発明は、たばこ包装機やその他の作業機で使用するア
ルミ箔などの柔軟な包装材の帯状材供給装置における帯
状材の交換装置、詳しくは帯状材リールが着脱自在に保
持される２つのリール保持部から移送路を介して夫々の
下流側に、接続ステーションを有する繰出し路を設け、
各リール保持部と移送路との間に、帯状材リールに巻込
まれた帯状材の先端を吸着挾持して移送路へ引出す帯状
材リールに対し接離動自在な紙先つかみ腕と、帯状材リ
ールから離動した紙先つかみ腕と協動して移送路へ引出
された帯状材を繰出し路の接続ステーションへ繰出し待
機させるフィードローラとを配置して、両帯状材リール
から交互に帯状材を繰出し路へ供給するものに関する。

＜従来の技術＞従来、この主の帯状材供給装置における帯状材の交換装
置として、例えば特願昭６１−３１２５６１号明細書に
記載した如く、帯状材の先端から所定長さ残した位置を
糊付けして帯状材リールの外周端に突出させた形態に
し、この帯状材リールに紙先つかみ腕が接動して帯状材
の先端を挾持した後に、紙先つかみ腕が帯状材リールか
ら離動することにより、帯状材リールから帯状材の先端
を剥がして移送路上へ引出され、それ以降、離動した紙
先つかみ腕とフィードローラとの協動で、引出した帯状
材の先端が繰出し路の接続ステーションへ送り込まれて
待機させることにより、帯状材の引出しセッティング作
業を自動化するものがある。

＜発明が解決しようとする課題＞しかし乍ら、このような従来の帯状材供給装置における
帯状材の交換装置では、帯状材の先端を帯状材リールの
外周端より吸着及び挟持が可能な長さだけ突出させるこ
とが必要条件となるため、帯状材先端の止め方が先端ギ
リギリ又は先端近くを糊付けしたものについては帯状材
リール外周端からの突出しが不十分なため、その先端剥
がしが不確実となり、帯状材の引出しができないという
問題がある。

これは帯状材先端の糊付けが手作業で施工されるため、
糊付け位置にバラツキが大きいこともその一因であり、
これを防ぐため糊付け位置を厳しくすることは帯状材の
コストアップに連なるという問題もある。

本発明は斯かる従来事情に鑑み、柔軟な帯状材の先端を
糊付け位置に関係なく剥がして引き出すことを目的とす
る。

＜課題を解決するための手段＞上記課題を解決するために本発明が講ずる技術的手段
は、各帯状材リールと紙先つかみ腕との間に、弾性変形
して帯状材リールの外周端とこれに糊付けした帯状材の
先端との間に入り込む薄板状の剥がし片を接離動自在に
配設し、この剥がし片の近くに帯状材リールから剥がし
た帯状材の先端を検出する検出器を配設すると共に、該
検出器からの出力に基づいて紙先つかみ腕を作動開始さ
せることを特徴とするものである。

＜作用＞本発明は上記技術的手段によれば、帯状材リールの外周
端に剥がし片を当接して弾性変形させることにより、帯
状材リールの外周端と帯状材の先端との間に入り込んで
帯状材の先端が剥がされると共に、帯状材リールの外周
端から浮き上がった帯状材の先端を検出器が検出して、
紙先つかみ腕を作動開始させることにより、浮き上がっ
た帯状材の先端が紙先つかみ腕で吸着挾持させるもので
ある。

＜実施例＞以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

この実施例は第１図に示す如く、帯状材リール（Ｒ_１）
（Ｒ_２）に帯状材（Ｒ_１）（Ｒ_２）として帯状のアルミ
箔を巻込み、これらアルミ箔リール（Ｒ_１）（Ｒ_２）が
着脱自在に装着されたボビンホルダなどからなるリール
保持部（Ｂ_１）（Ｂ_２）と繰出し路（Ａ）との間に、リ
ール（Ｒ_１）（Ｒ_２）から引出されるアルミ箔（ｒ_１）
（ｒ_２）を繰出し路（Ａ）へ移行させる移送路（ａ_１）
（ａ_２）を形成したものである。

上記リール保持部（Ｂ_１）（Ｂ_２）には正逆回転自在な
回転軸（ｄ_１）（ｄ_２）を備え、該軸（ｄ_１）（ｄ_２）
に夫々前記リール（Ｒ_１）（Ｒ_２）を係合状に充填す
る。

上記２つのリール保持部（Ｂ_１）（Ｂ_２）に充装された
アルミ箔リール（Ｒ_１）（Ｒ_２）は、その一方が繰出し
路（Ａ）へ供給される使用中であり、他方が交換用に待
機中である（図においてはＲ_１が使用中、Ｒ_２が待機中
である）。

上記リール（Ｒ_１）（Ｒ_２）はアルミ箔（ｒ_１）
（ｒ_２）を巻込みその巻終り先端近くを糊付けして該先
端（Ｐ）を外周端に沿わせる形態に形成し、本実施例で
は先端（Ｐ）近くの幅方向略中央に穴をあけその外面に
接着テープを貼着することにより、該穴を通して接着し
ている。

リール（Ｒ_１）（Ｒ_２）の装填作業はマニピュレータ等
による指導装填又は人手による手作業の何れによること
も自由である。

移送路（ａ_１）（ａ_２）には夫々剥がし片（１），紙先
つかみ腕（２），フィードローラ（３），プレスプレー
ト（４）及びガイド機構（５）が順次配設されるが、そ
れらは略同一の構成であるので、説明の便宜上、主とし
て移送路（ａ_２）側について説明し、移送路（ａ_１）側
について同一部材を同一符号で示して説明を省略する。

剥がし片（１），紙先つかみ腕（２），フィードローラ
（３）及びプレスプレート（４）はリール保持部
（Ｂ_２）の直下に設置し、その剥がし片（１）は例えば
バネ鋼等のような弾性材により薄板状に形成され、その
先端部（１’）を上記アルミ箔（ｒ_２）の糊付け部分に
向けて先細状に形成すると共に、基端にはエアシリンダ
（1a）の作動により昇降動するプラケット（1b）を介し
て連設し、その上限位置において該先端部（１’）をリ
ール（Ｒ_２）の底部外面に接線方向へ当接し若干湾曲変
形させるようにする。

また、剥がし片（１）の下方には該片（１）と一体に昇
降する受板（1c）を平行に連設すると共に、リール（Ｒ
_２）外周端より離反したアルミ箔（ｒ_２）先端（Ｐ）を
検出する検出器（1d）と、糊付け部分の剥がしを検出す
る検出器（1e）とが夫々受板（1c）の下方に剥がし片
（１）の軸線方向へ所定間隔をあけて配設される。

尚、受板（1c）には両検出器（１d)(１e)の検出を邪魔
しないように貫通孔（1c_１）（1c_２）が開穿されてい
る。

紙先つかみ腕（２）は、下側に位置する引出しレバー
（2a）と上側に位置するガイドレバー（2b）とを略Ｖ字
状一体的に形成すると共に、ロータリーエアシリンダ
（2c）の作動によって回動自在で且つ図示しない駆動機
構の作動により昇降動自在とする。

引出しレバー（2a）は先端面にバキュームによる吸引孔
（2a_１）（1a_１）…が開口せる吸着面（2a_２）を形成す
ると共にエアシリンダ（2a_３）によって吸着面（2a_１）
に接離する押え爪（2a_４）を設ける。

ガイドレバー（2b）は先端にアルミ箔（ｒ_２）より若干
広幅なローラ（2b_１）を遊転自在に取付け、紙先つかみ
腕（２）が下限位置にあるときに、前記ローラ（2b）が
移送路（ａ_２）の上流端部を構成するようにする。

上記紙先つかみ腕（２）は第１図，第２図の実線位置
（下限位置）から回動及び上昇しながら上限位置へ移動
し、この上限位置において吸着面（2b_２）及びローラ
（2b_１）がリール（Ｒ_２）の底部外面に接するようにす
る（第１図，第２図の２点鎖線）。

又、紙先つかみ腕（２）には該腕（２）と一体に回動及
び昇降する位置検出器（2d），紙先検出器（2e）を備え
る。

フィードローラ（３）は下限位置にある紙先つかみ腕
（２）のローラ（2b_１）に対向して設置し、モータ
（Ｍ）により正逆両方向へ駆動回動すると共に、エアシ
リンダなど図示しない機構によって前記ローラ（2b_１）
に適時に接離するようにする。

プレスプレート（４）はアルミ箔（ｒ_２）より広幅で移
送路（ａ_２）に沿って長尺な帯板状に形成され、その背
後面にエアシリンダ（4a）連設される平行リンク（4b）
を取付けてプレス面（４’）が下限位置にある紙先つか
み腕（２）の吸着面（2a_２）と対向するように設置する
と共に、該エアシリンダ（4a）の作動によってプレス面
（４’）が紙先つかみ腕（２）の昇降及び回転を干渉し
ない後退位置と、プレス面（４’）が後述するガイド機
構（５）のガイド板（5c′）内面の延長線上に配置され
る中間位置と、プレス面（４’）が上記吸着面（2a_２）
に押し付けられる前進位置とに３段階で接離動自在とす
る。

ガイド機構（５）は移送路（ａ_２）の上辺及び下辺を区
画形成するガイドローラ(５a)(５b)，ガイド板(５c)(５
c′)，(５d)(５d′)，(５e)（5e’），ローラ群（5
f），ガイド片群（5g））及びテンションローラ群（5
h）よりなる。

ローラ群（5f）は複数のローラを定間隔をおいて移送路
（ａ_２）上に遊転自在に設置し、ガイド片群（5g）はロ
ーラ群（5f）の各ローラ間に出没自在に介在させるもの
で、第１図中の奥行方向に適時に出没動する。

テンションローラ群（5h）はエアシリンダ（5i）によっ
て一端を支点にし昇降動する側板（5j）に定間隔をおい
て複数のローラを遊転自在に配設したもので、各ローラ
が前記ローラ群（5f）のローラ間を通って移送路
（ａ_１）と交差する方向に昇降動する。

待機側の移送路（ａ_２）においては第１図の如く、ガイ
ド片群（5g）がローラ群（5f）のローラ間に突出して移
送路（ａ_２）の一部を形成しており、テンションローラ
群（5h）はガイド片群（5g）の下部に位置している。

又、移送路（ａ_２）上には前記ガイド機(5)の一部分に
紙押え機構（６），カッター（７）及び切断片排除機構
（８）を配設してなる。

紙押え機構（６）は移送路（ａ_２）上を移行するアルミ
箔（ｒ_２）を上記ガイド板（5e′）と一体に形成された
受台（6a）のと協動して挾着支持するものであり、カッ
ター（７）は紙押え機構（６）の上流側に移送路
（ａ_２）内外へ出没自在に配設されてその突出時にアル
ミ箔（ｒ_２）を切断するものである。

切断排除機構（８）は上記紙押え機構（６）の受台（6
a）とカッター（７）との間に位置して前記ガイド板（5
a′）の一部を構成するアンダーガイド（8a）にＬ型レ
バー（8a）の一端を枢着し、該レバー（8a）の他端をエ
アシリンダ（8c）に枢着すると共にレバー（8b））の屈
曲部と、アンダーガイド（8a）及びＬ型レバー（8b）の
連結点より下方へ偏位して枢着されるリンク（8d）とを
ガイド板（2a′）に夫々枢着し、エアシリンダ（8c）の
作動によってアンダーガイド（8a）のガイド面（2a′）
を移送路（ａ_２）と直交する方向へ反転自在とする。

また、アンダーガイド（8a）のガイド面（8a′）にはバ
キュームによる吸引孔（8a_１）を開口し、このガイド面
（8b′）と移送路（ａ_２）を挟んで対向するガイド板
（5e）に一体形成したアッパーガイド（8e）にはガイド
面（8a_１）に向けて圧縮空気の噴出孔（8e_１）を開口す
る。

更に、上記ガイド面（8a′）の下流側にはアルミ箔（ｒ
_２）の先端（Ｐ）を検出する検出器（8f）が移送路（ａ
_２）に向けて配設される。

一方、前記繰出し路（Ａ）には接続ステーションを構成
する接続ローラ（Ａ_１）（Ａ_１′），製造番号などを印
字する刻印機構（Ａ_２），繰出しローラ（Ａ_３）
（Ａ_３′）及びカッター（Ａ_４）が上下順次に配置され
ており、また図中の（Ａ_５）は案内ローラである。

而して、アルミ箔リールの交換作業を説明すると、待機
側のリール保持部（Ｂ_２）に入手により又は自動的にア
ルミ箔リール（Ｒ_２）を装填した後にスイッチ操作等に
より剥がし片（１）を起動させる。

先ず、剥がし片（１）及び受板（1c）が上昇して剥がし
片（１）の先端部（１’）がリール（Ｒ_２）の外周に接
線方向へ当接し若干湾曲させた時点で停止し、その後リ
ール（Ｒ_２）が繰出し方向、即ち時計方向へゆっくり回
転する（第２図）。

これに伴い、リール（Ｒ_２）のアルミ箔（ｒ_２）先端
（Ｐ）が剥がし片（１）の先端部（１’）に沿って浮か
され、リール（Ｒ_２）の回転に従ってリール（Ｒ_２）外
周より離反したアルミ箔（ｒ_２）先端（Ｐ）が剥がし片
（１）と受板（1c）との間に入り込み検出器（1d）が検
出すると、リール（Ｒ_２）の回転を一時停止すると共
に、紙先つかみ腕（２）を右方向へ回動及び上昇して少
なくともローラ（2b_１）がリール（Ｒ_２）の外周に接す
る定位置に達したところを位置検出器（2d）により検出
し、その時点で紙先つかみ腕（２）を停止する（第２図
２点鎖線）。

次に、リール（Ｒ_２）が再び時計方向へ回転し、剥がし
片（１）先端が深く入り込み糊付け部分を剥がしてアル
ミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）が検出器（1e）に到達してこ
れを検出すると、リール（Ｒ_２）の回転を停止させると
共に、紙先つかみ腕（２）の吸着面（２ａ_２）のバキュ
ームが開始され逆に、リール（Ｒ_２）を反時計方向へゆ
っくり回転してアルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）が剥がし
片（１）と受板（1c）との間から抜き出す。

その後も連続してリール（Ｒ_２）か反時計方向へ回転し
アルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）が吸着面（２ａ_２）に近
接するとバキュームにより該先端（Ｐ）が吸着面（2
a_２）に吸着されると共に、紙先検出器（2e）により先
端（Ｐ）が検出され、その時点でリール（Ｒ_２）の回転
が停止し、剥がし片（１）を下降させる。

そして、エアシリンダ（2a_３）により押え爪（2a_４）を
閉動して該爪（2a_４）と吸着面（2a_１）との協動により
アルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）を挾持し（第３図）、そ
の後に紙先つかみ腕（２）が下降及び左方向へ回動する
と同時にリール（Ｒ_２）が時計方向に回転してアルミ箔
（ｒ_２）をリール（Ｒ_２）から引出しながら元の下限位
置へ復帰する（第３図２点鎖線）。

紙先つかみ腕（２）が復帰した後にアルミ箔（ｒ_２）の
先端（Ｐ）を吸着したまま押え爪（2a_４）が回動し、プ
レスプレート（４）を後退位置から中間位置へ移動さ
せ、ローラ（2b_１）とフイードローラ（３）との協動に
よってアルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）をプレスプレート
（４）のプレス領域内に引き戻した後、フィードローラ
（３）がアルミ箔（ｒ_２）から離反し吸着面（2a_２）の
バキュームを停止させると同時にプレスプレート（４）
が前進位置に移動してアルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）を
プレス面（４’）と吸着面（2a_１）との間に挟み込み押
し付けてくせを直す（第４図）。

それから一定時間後にプレスプレート（４）が中間位置
に戻り、ローラ（2b_１）とフィードローラ（３）との協
動によってアルミ箔（ｒ_２）を繰出し、その先端（Ｐ）
を移送路（ａ_２）に沿って移行させガイド機構（５）へ
送り込む。

そして、アルミ箔（ｒ_２）の先端（Ｐ）が検出器（8f）
に到達しこれを検出すると、フィードローラ（３）の回
転が停止し、次に紙押え機構（6a）と協動してアルミ箔
（ｒ_２）を挾着保持した後、フィードローラ（３）が僅
か逆転してアルミ箔（ｒ_２）を緊張させてからカッター
（７）が作動してアルミ箔（ｒ_２）のアンダーガイド
（8a）より上流位置を切断する。

この時、アンダーガイド（8a）の吸引孔（8a_１）は既に
バキュームが開始され、切断したアルミ箔片（Ｐ’）を
ガイド面（8a’）に吸着保持しており、次いで紙押え機
構（６）が受台（6a）から離れた後、アッパーガイド
（8e）の噴出孔（8e_１）から切断片（Ｐ’）を吸着した
ガイド面（8a′）へ向けて圧縮空気が噴き出されると共
にエアシリンダ（8c）によりアンダーガイド（8a）が移
送路（ａ_２）と直交する方向へ反転して切断片（Ｐ’）
を移送路（ａ_２）から離脱させ、その後反転したアンダ
ーガイド（8a）へバキュームが停止して切断片（Ｐ’）
を落下させる（第５図）。

それから一定時間後にアンダーガイド（8a）が元の位置
に復帰し、アッパーガイド（8e）からの圧縮空気噴き出
しが停止し、再びローラ（2b_１とフィードローラ（３）
との協動によってアルミ箔（ｒ_２）を繰出し、その先端
を繰出し路（Ａ）へ送り込む。

アルミ箔（ｒ_２）の先端が繰出し路（Ａ）の接続ローラ
（Ａ_１）（Ａ_１’）に対向する位置に達したところでフ
ィードローラ（３）をローラ（2b_１）から離してアルミ
箔（ｒ_２）の繰出しを停止すると共にプレスプレート
（４）を後退位置に戻し、次に紙押さえ機構（６）が再
び繰出しされたアルミ箔（ｒ_２）を受台（6a）と協動し
て挾着保持した後、ガイド機構（５）のガイド片群（5
g）が移送路（ａ_２）上より没入し、テンションローラ
群（5f）のローラ間を通して所定位置まで上昇し、接続
準備が完了する。

そして、使用中のアルミ箔リール（Ｒ_１）の残り量が少
なくなって、図示しない検出器によりアルミ箔（ｒ_２）
の終端部が検出されると、使用中の側のカッター（７）
が作動して、アルミ箔（ｒ_１）を切断し、カッター
（７）が作動してから一定時間後に待機側の紙押え機構
（６）が受台（6a）から離れ、接続ローラ（Ａ_１）（Ａ
_１’）が接触して、使用中のアルミ箔（ｒ_１）と待機中
のアルミ箔（ｒ_１）先端部とを接合させ、それにより繰
出し路（Ａ）へはアルミ箔リール（Ｒ_２）のアルミ箔
（ｒ_２）が供給される状態となる。又、切断されたアル
ミ箔（ｒ_１）の残りの部分はリール（Ｒ_１）の反転によ
って該リール巻戻される。

更に、リール（Ｒ_２）が使用中に切換った後には、保持
部（Ｂ_１）から残りのリール（Ｒ_１）を取出し新たなリ
ール（Ｒ_１）を装填した後に、前述と同様の動作を行な
わせて接続準備をさせればよい。

尚、上述した実施例においては、剥がし片（１）の下方
に受板（1c）を平行に設けたが、これに限定されず、リ
ール外周端より剥がした帯状材の先端を確実に受け取れ
る位置に紙先つかみ腕の吸着面を配置すれば受板（1c）
は必ずしも設けなくても良く、また受板（1c）の下方に
リール外周端より離反した帯状材先端用の検出器（1d）
と糊付け部分の剥がし検出の検出器（1e）を設けたが、
これに限定されず、検出器（1e）は必ずしも設けなくて
も良い。この場合には上記検出器（1d）が検出してから
リールを糊付け部分が確実に剥がれるまで所定長さ繰出
してからリールを反転させるようにする。

＜発明の効果＞本発明は上記の構成であるから、以下の利点を有する。

帯状材リールの外周端に剥がし片を当接して弾性変
形させることにより、帯状材リールの外周端と帯状材の
先端との間に入り込んで帯状材の先端が剥がされると共
に、帯状材リールの外周端から浮き上がった帯状材の先
端を検出器が検出して、紙先つかみ腕を作動開始させる
ことにより、浮き上がった帯状材の先端が紙先つかみ腕
で吸着挾持されるので、柔軟な帯状材の先端を糊付け位
置に関係なく剥がして引き出せる。

従って、帯状材の先端を帯状材リール外周面より所定長
さ突出させる必要がある従来のものに比べ、帯状材先端
の糊付け位置を厳しくなくとも良く、コストの低減が図
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す帯状材供給装置におけ
る帯状材の交換装置の正面図、第２図乃至第５図は装置
の作業工程を示す拡大正面図、第６図は第３図の（VI）
−（VI）線に沿える拡大平面図である。Ａ……繰出し路Ａ_１，Ａ_１’……接続ステーションａ_１，ａ_２……移送路Ｂ_１，Ｂ_２……リール保持部Ｒ_１，Ｒ_２……帯状材リール（アルミ箔リール）ｒ_１，ｒ_２……帯状材（アルミ箔）Ｐ……帯状材の先端１……剥がし片 1e……検出器２……紙先つかみ腕３……フィードローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者小畑敏英東京都北区堀船２―20―46 日本たばこ産業株式会社機械製作所内 (72)発明者坂野誠東京都北区堀船２―20―46 日本たばこ産業株式会社機械製作所内 (56)参考文献特開昭61−106361（ＪＰ，Ａ) 特開昭58−319（ＪＰ，Ａ) 特公平３−62616（ＪＰ，Ｂ２)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】帯状材リールが着脱自在に保持される２つ
のリール保持部から移送路を介して夫々の下流側に、接
続ステーションを有する繰出し路を設け、各リール保持
部と移送路との間に、帯状材リールに巻込まれた帯状材
の先端を吸着挾持して移送路へ引出す帯状材リールに対
し接離動自在な紙先つかみ腕と、帯状材リールから離動
した紙先つかみ腕と協動して移送路へ引出された帯状材
を繰出し路の接続ステーションへ繰出し待機させるフィ
ードローラとを配置して、両帯状材リールから交互に帯
状材を繰出し路へ供給する帯状材供給装置において、前
記各帯状材リールと紙先つかみ腕との間に、弾性変形し
て帯状材リールの外周端とこれに糊付けした帯状材の先
端との間に入り込む薄板状の剥がし片を接離動自在に配
設し、この剥がし片の近くに帯状材リールから剥がした
帯状材の先端を検出する検出器を配設すると共に、該検
出器からの出力に基づいて紙先つかみ腕を作動開始させ
ることを特徴とする帯状材の交換装置。