JPH1095408A - 帯状材の接続装置 - Google Patents

帯状材の接続装置

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JPH1095408A
JPH1095408A JP24612596A JP24612596A JPH1095408A JP H1095408 A JPH1095408 A JP H1095408A JP 24612596 A JP24612596 A JP 24612596A JP 24612596 A JP24612596 A JP 24612596A JP H1095408 A JPH1095408 A JP H1095408A
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JP
Japan
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strip
connection
preparation path
start end
new
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JP24612596A
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English (en)
Inventor
Yukinori Abe
幸典 阿部
Hiroaki Imai
宏明 今井
Takanori Arai
孝典 荒井
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】すでに繰り出されている帯状材の終端部に新た
な帯状材の始端部を接続する際に、この始端部を切断す
るとともに、その始端部切断機構6の配置のスペースを
省略し、またこの始端部の送りおよび案内を確実にす
る。 【解決手段】新たな帯状材の始端部を切替え案内部材4
0の屈曲案内ガイド42により略90°屈曲させて案内
し、この始端部をカッタ機構44,45により切断し、
このカッタ機構を接続準備経路から離して配置するとと
もに、接続送り機構4から接続機構までの距離を短かく
し、自由状態の始端部を接続機構まで送る距離を短くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シガレット包装用
の包か用紙、その他の包装用紙等の帯状材を接続する装
置に関する。さらに特定すれば、本発明はロールからす
でに繰り出されている帯状材の終端部に新たなロールか
ら繰り出された新たな帯状材の始端部を接続する装置で
あって、上記の帯状材の始端部の所定部分を切断する始
端部切断機構を備えた接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえばシガレットを包装す
る包か用紙、またはその他の製品を包装する包装用紙等
は、長尺の帯状のものがロールに巻回されている。そし
て、たとえばこのロールから帯状の包か用紙が繰出さ
れ、シガレットの自動包装装置に連続的に供給される。
このように供給された包か用紙は、自動包装装置で所定
の長さに切断されるとともにシガレットを包装する。な
お、シガレット以外のその他の製品を自動的に包装する
装置も、上記と略同様のものである。
【0003】ところで、上記のようなロールから帯状材
が巻き出された後は、このすでに巻き出されている帯状
材の終端部に新たなロールから引き出された新たな帯状
材の始端部を粘着テープ等で接続し、この帯状材を中断
することなく連続的に供給する必要がある。
【0004】従来は、このようなロールの交換および帯
状材の接続は、手作業で行われていた。しかし、上記の
ようなロールは重量が大で取扱が困難であるとともに、
多数台の自動包装装置のそれぞれについて、帯状材の供
給を中断することなくロールの交換および帯状材の接続
を行うのは単調でかつ重労働であった。このため、上記
のような帯状材のロールの交換および帯状材の接続を自
動的に行う装置が開発されている。
【0005】ところで、新たなロールから引き出された
帯状材の始端部は、このロールの輸送、取扱の際に湾曲
したり皺がよったりしている場合が多い。よって、新た
なロールから引き出された帯状材の始端部をすでに繰り
出されている帯状材の終端部に接続する前に、この新た
な帯状材の始端部の所定部分を切断機構によって切断除
去する必要がある。
【0006】しかしながら、このように帯状材を自動的
に接続する装置には、新たなロールから引き出された帯
状材の始端部をすでに繰り出されている帯状材の終端部
まで送る接続準備経路に沿って、この始端部を送る接続
送り機構やこの始端部を終端部に正確に対応させて粘着
テープ等で接続する接続機構等の多くの機構が設けられ
ている。このため、上記のような切断機構を配置する十
分なスペースが得られない場合がある。また、上記の接
続送り機構と接続機構の間に切断機構を配置すると、こ
の接続送り機構と切断機構とが離れ、新たな帯状材の始
端部が自由状態のままこの接続機構まで送られる距離が
長くなり、この帯状材の始端部の送りや案内等が困難に
なるという不具合が生じる。また、この切断機構によっ
て切断された帯状材の切断片が落下し、他の機構の間に
挟まれて故障の原因となる等の不具合も生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、ロールからすでに繰り出され
ている帯状材の終端部に、新たなロールから繰り出され
た新たな帯状材の始端部を接続する際に、この新たな帯
状材の始端部を確実に切断するとともに、この始端部の
切断機構の配置に必要なスペースを小さくし、新たな帯
状材の自由状態の始端部を接続機構まで送る距離を短く
できる帯状材の接続装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明は、上記の新たなロールから引き出された新たな帯
状材の始端部の部分を接続準備経路に沿って送り、すで
に繰り出されている帯状材の終端部に対応させる接続送
り機構と、上記の接続送り機構によって送られた新たな
帯状材の始端部をすでに繰り出されている帯状材の終端
部に接続する接続機構とを備え、上記の接続送り機構と
接続機構との間には始端部切断機構が設けられており、
この始端部切断機構は上記の接続準備経路から離れた位
置に設けられ上記の帯状材の始端部を所定の位置で切断
するカッタ機構と、上記の接続準備経路上に設けられた
切替え案内部材とを備え、この切替え案内部材は上記の
接続準備経路に対して側方に往復移動されるとともに、
上記の接続送り機構から接続準備経路に沿って送られる
帯状材の始端部をこの接続準備経路に沿って直線的に案
内する直線案内ガイドと、この始端部を側方に向けて屈
曲させて案内する屈曲案内ガイドとを備えており、この
屈曲案内ガイドが上記の接続準備経路に対応した場合に
は上記の接続送り機構から送られる帯状材の始端部がこ
の屈曲案内ガイドによって側方に屈曲案内されて上記の
カッタ機構に送られるものである。
【0009】したがって、上記のカッタ機構は、この接
続準備経路から離れて配置できるので、その配置に必要
なスペースを節減することができるとともに、接続送り
機構と接続機構との距離が短くでき、この自由状態の始
端部を接続機構まで送る距離が短くなり、この始端部の
送りや案内が容易かつ確実となる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、前記の
接続準備経路が略鉛直方向に沿って設けられているもの
において、また前記の切替え案内部材の屈曲案内ガイド
はこの接続準備経路を送られる帯状材の始端部を略水平
方向に屈曲させて案内するものであり、前記のカッタ機
構はこの接続準備経路から水平方向に離れて配置され、
このカッタ機構の下方にはこのカッタ機構で切断された
帯状材の先端部の切断片を収容する上面が開口した切断
片収容箱が設けられているものである。
【0011】よって、このカッタ機構は鉛直な接続準備
経路から水平方向に離れて配置されるので、切断した切
断片がこの接続準備経路に沿って配置されている他の各
機構から離れて落下し、切断片収容箱内に収容される。
よって、この切断片が他の各機構に挟まれたり、噛み込
まれたりすることが効果的に防止され、信頼性が向上す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
形態を説明する。この実施形態は、シガレットの包装に
使用される帯状の包か用紙をロールから繰り出して包装
装置に連続的に供給する装置である。
【0013】まず、この装置の概略を説明する。図1に
は、この装置全体の正面図を示す。図中の1はこの装置
の基台部であって、この基台部1の下部にはロール保持
機構2が設けられている。そして、このロール保持機構
2には、すでに繰り出されているロール14aおよび新
たなロール14bの2個のロールが回転自在に装着され
ている。
【0014】また、上記の新たなロール14bの近傍に
は、このロールから新たな帯状材13bの始端部を引き
出す始端部引き出し機構3が設けられている。また、こ
の始端部引き出し機構3の上方には、この引き出された
新たな帯状材13bを送る接続送り機構4が設けられ、
この新たな帯状材13bの始端部の部分は、所定の接続
準備経路12bに沿って送られる。
【0015】一方、上記のロール保持機構2には、すで
に繰り出されているロール14aが装着されており、こ
のロールから繰り出されている帯状材13aは、所定の
供給経路12aに沿って送られている。
【0016】また、この装置の基台部1の上方には接続
機構8が設けられ、上記の接続準備経路12bと上記の
供給通路12aはこの接続機構8の上流側で合流してい
る。したがって、すでに繰り出されている帯状材13a
の終端部と、新たに繰り出されて帯状材13bの始端部
は、この接続機構8の部分で対応する。そして、この接
続機構8によって、このすでに繰り出されている帯状材
13aの終端部と、新たな帯状材13bの始端部とが粘
着テープ等により接合され、この帯状材の供給が中断す
ることなく連続的に行われるように構成されている。
【0017】なお、上記の供給経路12aの途中には、
終端部切断機構5が設けられ、上記のすでに繰り出され
ている帯状材13aの終端部が所定の位置で切断され
る。また、上記の接続準備経路12bの途中には、本発
明の始端部切断機構6が設けられ、新たに引き出された
帯状材13bの始端部を所定の位置で切断するように構
成されている。
【0018】また、上記の接続送り機構4の部分には、
始端部位置決機構7が設けられ、新たに引き出された帯
状材13bの始端部を幅方向に位置決めし、この始端部
をすでに引き出されている帯状材13aの終端部に正確
に位置決めするように構成されている。
【0019】また、上記のすでに引き出されている帯状
材13aは、送り機構9によってダンサーローラ機構1
0を介して複数のローラ等に案内され、シガレットの包
装装置(図示せず)等に連続的に送られるように構成さ
れている。なお、上記のダンサーローラ機構10は、所
定量の帯状材13aを保持貯溜するように構成され、上
記のような帯状材13a,13bの接続が行われている
際には、このダンサーローラ機構10に貯溜されている
帯状材13aが供給され、この帯状材の供給が中断しな
いように構成されている。
【0020】また、この装置の上記の各機構の作動を制
御するための制御機構11が設けられている。この制御
機構11は、通常の制御回路や操作部を備え、上記の各
機構の作動タイミング、作動態様等を設定されたプログ
ラムによって自動的に制御するように構成されている。
【0021】次に、上記のような各機構とその作用を説
明する。まず、上記のロール保持機構20の構成を説明
する。図中の20はその本体部であって、この本体部2
0の上部には回動アーム21が設けられている、この回
動アーム21の両端部にはそれぞれ上記のロール14
a,14bを回転自在に保持するハブ部22が設けら
れ、またこの回動アーム21の中央部は水平の回転軸2
3によって支承され、この回転アーム21はこの回転軸
23を中心として鉛直面内で180°する回転する。ま
た、上記の本体部20内には、上記のハブ部22に連動
した駆動機構が設けられており、これらのハブ部22に
装着されたロール14a,14bを正逆両方向に回転駆
動するとともに、これらロール14a,14bに所定の
回転抵抗力を与えることができるように構成されてい
る。
【0022】上記のすでに繰り出されているロール14
aは、この回転アーム21の右側のハブ部22に装着さ
れており、また左側のハブ部22には新たなロール14
bが装着されている。そして、上記のすでに繰り出され
ているロール14aの帯状材13aの終端部に新たなロ
ール14bから引き出された帯状材13bの始端部が接
続されると、右側のハブ部22に装着されているロール
のコア等が排除され、ついでこの回転アーム21が18
0°移動し、上記の新たなロール14bが右側に移動
し、この位置から供給経路12aに沿ってこの帯状材が
繰り出される。また、左側に移動した空のハブ部22に
は、ロールの自動装着装置(図示せず)から次の新たな
ロールが装着され、待機状態となる。
【0023】また、上述した始端部引き出し機構3は、
引き出しアーム25を備えており、その先端にはチヤッ
ク機構26が設けられている。そして、この引き出しア
ーム25は下方に回動し、そのチヤック26が上記の左
側の新たなロール14bの周面に当接するとともに、こ
の新たなロール14bが帯状材の繰り出し方向に回転
し、この周面に当接しているチヤック機構26がこの周
面に密着している帯状材の始端部を引っ掛けて剥がすと
ともにこれを把持する。そして、この引き出しアーム2
5はその先端のチヤック機構26で帯状材の始端部を把
持したまま上方に回動してこの帯状材の始端部の部分を
引き出し、これを前記の接続送り機構4に引き渡す。
【0024】この接続送り機構4は、図2および図7に
示すように、箱状の本体部30を備え、この本体部30
にはたとえば2本の無端状のベルト31がプーリ32,
33の間に走行自在に掛け渡されている。また、この本
体部30内には、上記のベルト31の背面側に密着して
吸引ボックス34が設けられ、この吸引ボックス34内
は負圧源(図示せず)に接続され、内部が負圧に吸引さ
れるように構成されている。
【0025】また、上記のベルト31は、たとえば合成
ゴム等の材料で形成されて多数の微細な孔が形成されて
おり、空気透過性を有している。したがって、上記の吸
引ボックス34内が負圧に吸引されると、この空気透過
性のベルト31を介して空気が吸引され、これにより前
記の帯状材13bがこのベルト31に吸着される。そし
て、このベルト31が走行されることにより、この吸着
された帯状材13bとこのベルト31との間の摩擦力に
よって、この帯状材13bが上方に送られるように構成
されている。
【0026】また、この接続送り機構4と上記の接続機
構8との間には、上述した始端部切断機構6が設けられ
ている。この接続送り機構4によって上方に送られた新
たな帯状材13bの始端部の部分を略90°屈曲するよ
うに案内してから、この始端部を所定の位置で切断する
ものである。
【0027】この始端部切断機構6は、略鉛直方向に沿
った上記の接続準備経路12b上に配置された切替え案
内部材40を備えている。この切替え案内部材40は、
上記の帯状材13bの始端部を上方に向けて直線的に案
内する一対のガイド板からなる直線案内ガイド41と、
この始端部を側方に略90°屈曲させて案内する略90
°湾曲した一対のガイド板からなる屈曲案内ガイド42
とを備えている。そして、この切替え案内部材40は、
切替え機構43によって側方に往復移動するように構成
されている。したがって、上記の直線案内ガイド41が
上記の接続準備経路12bに対応した場合には、上記の
接続送り機構4の上部から送り出される帯状材13bの
始端部がこの直線案内ガイド41によって上方に直線状
に案内される。また、上記の屈曲案内ガイド42がこの
接続準備経路12bに対応した場合には、上記の帯状材
13bの始端部はこの屈曲案内ガイド42に案内されて
屈曲し、側方に略90°湾曲して略水平方向に沿って案
内される。
【0028】また、上記の接続準備経路12bから水平
方向に離れた位置には、上記の帯状材13bの始端部を
所定の位置で切断除去するカッタ機構が設けられてい
る。このカッタ機構は以下のように構成されている。
【0029】このカッタ機構は、上記の屈曲案内ガイド
42の先端部に対応して配置された上面が略平面状の切
断ベッド44を備えている。この切断ベッド44には、
帯状材13bの横断方向に沿ってスリットが形成され、
このスリットを通して切断刃45がその上面に突出して
いる。この切断刃45は、ロッドレスシリンダ46のス
ライダ47に取り付けられており、このシリンダ46に
よって上記のスリットに沿って往復移動するように構成
されている。
【0030】また、上記の切断ベッド44の上面に対向
して押え部材48が設けられ、この押え部材48はシリ
ンダ49によってこの切断ベッド44の上面に接離し、
送られてきた帯状材13bの始端部を挟圧保持するよう
に構成されている。なお、この押え部材48の下面に
は、上記の切断刃45が通過するための溝が形成されて
いる。
【0031】また、この始端部切断機構6には、光検出
器51が設けられ、送られて来た帯状材13bの始端部
の所定の位置に設けられたアルミテープ等のレジマーク
Rを検出するように構成されている。また、上記の切断
ベッド44の先端部の下方位置には、上面が開口した切
断片収容箱50が配置され、切断された帯状材13bの
始端部の切断片がこの切断片収容箱50内に落下して回
収される。よって、この切断片が上記の接続準備経路1
2bに沿って配置されている接続送り機構4等の各機構
から離れて落下し、これらの機構に挟まったり、噛み込
まれたりするのが防止される。
【0032】なお、上記の切替え案内部材40の直線案
内ガイド41を構成する一方のガイド板52は、ロッド
レスシリンダ53によってこの帯状材の幅方向に移動し
て接続準備経路12bから完全に後退するように構成さ
れている。したがって、この新たな帯状材13bがすで
に引き出されている帯状材13aに接続された後、上記
の回転アーム21が回動して新たなロール14bが右側
に移動する際に、この新たな帯状材13bが接続準備経
路12bから供給経路12aまで移動するのを妨げない
ように構成されている。
【0033】また、上記の接続送り機構4の上部には、
図2および図4に示すような始端部位置決機構7が設け
られており、上記の新たなロール14bから引き出され
て送られて来た帯状材13bの始端部をその幅方向に位
置決めする。
【0034】この始端部位置決機構7は基台60の上に
設けられ、この基台60はロッドレスシリンダ機構68
によって上記の切替え案内部材40のガイド板52と同
様に帯状材の幅方向に移動して接続準備経路12bから
完全に後退するように構成され、新たな帯状材13bが
接続準備経路12bから供給経路12aまで移動するの
を妨げないように構成されている。
【0035】上記の基台60の上には、移動台64が帯
状材の幅方向に移動自在に設けられている。そして、こ
の移動台64には、ガイド板61,62が設けられてい
る。一方のガイド板62はこの移動台64に固定され、
また他方のガイド板61はシリンダ63によって上記の
ガイド板62に接離するように構成されている。したが
って、前記の接続送り機構4によって接続準備経路12
bを送られて来た帯状材13bは、これらのガイド板6
1,62の間を通過するとともに、これらのガイド板6
1,62の間で挟圧保持されるように構成されている。
【0036】また、上記の移動台64は、位置決め駆動
機構によって帯状材の幅方向に移動されるように構成さ
れている。この位置決め駆動機構は、たとえば上記の基
台60側に取り付けられたステッピングモータ67と、
これによって回転されるスクリュー軸65、およびこの
スクリュー軸65に螺合したナット部材66等から構成
され、上記のナット部材66は上記の移動台64側に取
り付けられている。したがって、このスクリュー軸65
が回転すると、上記のナット部材66が螺進し、上記の
ガイド板61,62で挟圧保持された帯状材13bの始
端部がその幅方向に移動するように構成されている。
【0037】また、前記の接続機構8は、概略図5に示
すように構成されている。すなわち、上記の始端部切断
機構6の切替え案内部材40の上方には、さらにガイド
部材71,72が設けられ、これらの上方にこの接続機
構8が設けられている。
【0038】この接続機構8は、接続準備経路12bの
一方側に配置されたスタンパ台73と、この接続準備経
路12bの他方側に配置されたスタンパ74とを備えて
いる。このスタンパ74は、図1に示す駆動機構75に
よって上記のスタンパ台73に接離するように駆動され
る。また、このスタンパ74の前面には、たとえば吸着
孔76が形成されており、接続用の粘着テープを所定の
長さに切断して供給する粘着テープ供給機構(図示せ
ず)から供給された粘着テープ片77を吸着保持するよ
うに構成されている。
【0039】したがって、上記のスタンパ台73の中央
部において、すでに繰り出されている帯状材13aの終
端部と、新たな帯状材13bの始端部とが衝合された状
態でこのスタンパ74が前進し、これら帯状材の終端部
および始端部をスタンパ台73との間で挟圧し、粘着テ
ープ片77によってこれら帯状材の終端部と始端部とを
接合する。
【0040】また、上記のスタンプ台73の近傍には、
光検出器等の位置検出器81a,81bが設けられてい
る。これらの位置検出器81a,81bは、上記のスタ
ンパ台73の位置で衝合された帯状材13aの終端部お
よび帯状材13bの始端部の所定の位置にもうけられた
アルミテープ等のレジマークRの位置を検出し、これら
の位置信号を前述の制御機構11に送り、これら終端部
と始端部との位置合わせを行うものである。
【0041】次に、上述のような各機構の作動を説明す
る。前述のように、この装置の各機構は前記の制御機構
11によって所定のプログラムにしたがって制御され
る。まず、すでに繰り出されているロール14aの帯状
材13aに設けられたマークまたはこのロールの径等か
ら、この帯状材の残量が少なくなったことが検出され
る。そして、この帯状材13aの終端部に新たなロール
14bの帯状材13bの始端部を接続するための一連の
作動が開始される。
【0042】まず、上記の始端部引き出し機構3が作動
し、新たなロール14bの周面から帯状材13bの始端
部を引き剥がして引き出す。そして、この新たな帯状材
13bの始端部は上記の接続送り機構4に引き渡され
る。
【0043】次に、この接続送り機構4のベルト31に
よりこの引き渡された帯状材13bの始端部が吸着され
るとともに、このベルト31が走行され、この始端部が
上方に送られる。この場合に、上記の新たなロール14
bのハブ部22の軸の傾き、またはこの新たな帯状材1
3bの始端部の不均一な伸びや変形によって、この始端
部が正しく案内されず、図7に示すように、その幅方向
にずれたり、傾いて案内されることがある。
【0044】この装置では、このようなずれ、傾き等を
修正するために、以下のような作動がなされる。まず、
この帯状材13bの始端部がこの接続送り機構4に対し
て所定の位置まで送られた状態において、上記のロール
保持機構2の駆動機構のブレーキ等が作動し、新たなロ
ール14bの回転が停止される。そして、この状態にお
いて、図6に示すように、上記の接続送り機構4のベル
ト31の走行が継続する。したがって、この帯状材13
bの始端部からロール14bまでの部分に所定の張力が
作用するとともに、上記のベルト31と帯状材13bと
の間でスリップが生じる。よって、この張力とベルトと
の間のスリップにより、この帯状材13bはその幅方向
に移動してゆき、図7の2点鎖線に示すように、正しい
幅方向の位置まで移動し、かつ傾きが補正される。
【0045】なお、上記のような作動の際に、ロール1
4bを完全に停止させずに、所定の回転抵抗力を与えて
おき、上記のベルト31との間でスリップしつつ少し前
進するようにしても良い。
【0046】また、上記のような位置の調整は、図8お
よび図9に示すような作動でもよい。すなわち、この場
合には、上記の接続送り機構4のベルト31を停止させ
るとともに、吸着は解除せず、帯状材13bがこのベル
ト31に吸着され、かつこのベルト31に対してスリッ
プ可能とする。そして、上記のロール保持機構2の駆動
機構により、ロール14bを逆転させる。これにより、
この帯状材13bの始端部は、所定の張力を与えられた
状態でこのベルト31に対してスリップしつつ後退し、
正しい幅方向の位置まで移動し、かつ傾きが補正され
る。
【0047】上記のような帯状材13bの始端部の位置
調整が終了したら、この接続送り機構4のベルト31が
再び走行され、この帯状材13bの始端部を接続準備経
路12bに沿って上方に送る。また、これとともに、上
記の始端部切断機構6の切替え案内部材40が移動し、
湾曲案内ガイド42がこの接続準備経路12bに対応す
る。したがって、この接続送り機構4によって送られた
帯状材13bの始端部は、側方に略90°湾曲され、こ
の始端部切断機構6の切断ベッド44上に案内される。
【0048】次に、光検出器51によって、この始端部
のレジマークRが検出され、その信号は上記の制御機構
11に送られ、このレジマークRが所定の位置に停止す
るように上記の接続送り機構4が制御される。
【0049】次に、この始端部切断機構4の押え部材4
8が下降して切断ベッド44との間で帯状材13bの始
端部を挟圧固定し、ついで切断刃45が移動してこの始
端部の先端部を上記のレジマークRに対する所定の位置
で切断する。また、切断された切断片は、上記の切断片
収容箱50内に落下する。
【0050】この場合に、この帯状材13bの始端部
は、90°屈曲して側方に案内された位置で切断される
ので、この始端部切断機構4は接続準備経路12bから
離れて配置でき、これら各機構の配置が容易となる。ま
た、この始端部切断機構4はこの接続準備経路12bか
ら側方にずれて配置されているので、その下方に上記の
切断片収容箱50を配置できるので、この切断片の回収
が容易かつ確実であり、この切断片が他の機構に噛み込
まれる等の不具合を生じることがない。
【0051】このようにして帯状材13bの先端部が切
断された後に、上記のロール14bが再び逆転して帯状
材13bの始端部が再び接続送り機構4の位置まで後退
する。そして、上記の切替え案内部材40が移動し、そ
の直線案内ガイド41が接続準備経路12bに対応す
る。そして、この接続送り機構4のベルト31が走行
し、この新たな帯状材13bの始端部を前記の接続機構
8の部分まで送る。
【0052】また、上記のような作動と並行して、すで
に繰り出されているロール14aから帯状材13aが繰
り出されてゆく。そして、この帯状材13aの終端部が
前記の終端部切断機構5により、所定の位置で後端を切
断される。そして、この終端部が上記の接続機構8の位
置まで送られ、送り機構9が停止し、この位置でこのす
でに繰り出されている帯状材13aの走行が停止され
る。なお、この場合には、上記のダンサーローラ機構1
0に貯溜されている帯状材13aが連続的に繰り出され
て供給され、この後の接続作業が終了するまでの間、こ
の帯状材13aの供給が中断されることはない。
【0053】上記のようにして、上記の接続機構8のス
タンパ台73の略中央部において、すでに繰り出されて
いる帯状材13aの終端と、新たな帯状材13bの始端
とが衝合される。そして、前述のような粘着テープでの
接続の前に、これらの終端と始端とが位置合わせされ
る。
【0054】まず、上記のスタンプ台73の近傍に配置
された位置検出器81a,81bによってこれら帯状材
13a,13bのレジマークRの送り方向すなわちこれ
ら帯状材の長手方向の位置が検出され、これら帯状材1
3a,13bは、それらの終端および始端が図10に示
すように、互いに所定の位置で衝合されるように停止さ
れる。
【0055】また、これら帯状材13a,13bの終端
部および始端部が図11に示すようにそれらの幅方向に
ずれる場合がある。この場合には、上記の位置検出器8
1a,81bがそのレジマークRの幅方向の位置を検出
し、それらのずれを検出する。そして、これらの幅方向
のずれの信号は上記の制御機構11に送られる。この制
御機構11は、この信号に対応して、上記の始端部位置
決機構7を作動させ、そのガイド板61,62の間で帯
状材13bの始端部を挟圧保持する。そして、この始端
部位置決機構7のステッピングモータ67によりスクリ
ュー軸65が回転し、移動台64が移動して挟圧保持し
ている帯状材13bの始端部をその幅方向に移動させ、
この帯状材13bの始端部を帯状材13aの終端部に対
して幅方向に正確に位置決めする。
【0056】なお、このような幅方向の位置決めの際の
位置検出器81bのヒシテリシスやステッピングモータ
67のオーバーシュート等のため、たとえばこの始端部
が図11中左方にずれて右側に移動して位置決めされる
場合と、右方にずれて左側に移動して位置決めされる場
合とでは誤差が生じる。この実施形態では、このような
誤差を補正するため、この帯状材13bの始端部を一旦
正しい位置を越して反対側まで移動させ、この後に再度
幅方向に戻るように移動させ、この始端部を終端部に対
して正しい位置まで移動させる。このような作動によ
り、上記のような誤差を補正することができる。なお、
この実施形態では、上記のような幅方向の位置決めは
0.5mm単位の精度でなされる。
【0057】そして、このように帯状材13a,13b
の終端部と始端部とが正しく位置合わせされて衝合され
ると、上記の接続機構8のスタンパ74が前進し、スタ
ンパ台73との間でこれら終端部と始端部を挟圧すると
ともに、吸着保持されている粘着テープ片77をこれら
終端部と始端部に押圧してこれらを接合する。
【0058】そして、このような接合が終了すると、前
記の始端部切断機構6の切替え案内部材40のガイド板
52、および始端部位置決機構7がこの帯状材13bの
幅方向に完全に後退する。次に、上記のロール保持機構
2の回転アーム21が回動して新たなロール14bを右
側に移動させ、この新たな帯状材13bを供給経路12
aまで移動させる。そして、送り機構9が再び作動し、
この接続された新たな帯状材13bを供給する。
【0059】また、右側に移動したハブ部22に残って
いるロールのコア等が自動的に排除され、図示しないロ
ール自動装着装置によって、この空のハブ部22にさら
に新たなロールが装着される。以下、上述のような作動
を繰り返し、帯状材が自動的に接続されて中断すること
なく連続的に供給される。
【0060】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、接続される帯状材の幅方向の位置決
めは、上記の実施形態では新たな帯状材13bの始端部
のみを幅方向に移動させていたが、図12に示す別の実
施形態のように、すでに繰り出されている帯状材13a
側にも前述と始端部位置決機構7と同様の構造の終端部
位置決機構7aを設け、すでに繰り出されている帯状材
13aの終端部を幅方向に移動させるようにしても良
い。なお、この場合には始端部位置決機構7を省略する
こともできる。
【0061】また、上記の始端部切断機構のカッタ機構
の構成は、上記のものには限定されず、この帯状材の始
端部を所定の位置で切断除去できるものであれば、この
帯状材の材質等に対応して各種のカッタ機構が採用でき
る。
【0062】さらに、本発明は上述のようなシガレット
の包装用の包か用紙を接続して連続的に供給する装置に
は限定されず、その他の帯状の包装用紙、またはその他
各種の帯状材を接続して連続的に供給する装置一般に適
用できることはもちろんである。
【0063】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、新たな帯状
材の始端部は切替え案内部材によって接続準備経路から
側方に屈曲案内されてからカッタ機構によりその先端部
が切断除去されるので、このカッタ機構を接続準備経路
の側方に離して配置することができ、その配置のための
スペースが少なくてすむ。また、このカッタ機構を接続
準備経路から離して配置するので、接続送り機構と接続
機構との間の距離が少なくてすみ、この自由状態の帯状
材の始端部を上記の接続機構まで送る距離が短くなり、
この始端部の送りや案内が容易かつ確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の装置の正面図。
【図2】図1の要部を拡大して示す正面図。
【図3】図2の3−3矢視図。
【図4】図2の4−4矢視図。
【図5】接続機構の部分の概略的な正面図。
【図6】位置決め作動を説明する概略図。
【図7】位置決め作動を説明する概略図。
【図8】別の位置決め作動を説明する概略図。
【図9】別の位置決め作動を説明する概略図。
【図10】位置決め作動を説明する概略図。
【図11】位置決め作動を説明する概略図。
【図12】別の実施形態の接続機構の部分の概略的な正
面図。
【符号の説明】
4 接続送り機構 6 始端部切断機構 8 接続機構 11 制御機構 12a 供給経路 12b 接続準備経路 13a すでに繰り出されている帯状材 13b 新たな帯状材 14a すでに繰り出されているロール 14b 新たなロール 40 切替え案内部材 41 直線案内ガイド 42 屈曲案内ガイド 44 切断ベッド 45 切断刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロールからすでに繰り出されている帯状
    材の終端部に新たなロールから繰り出された新たな帯状
    材の始端部を接続する装置であって、 上記の新たなロールから引き出された新たな帯状材の始
    端部の部分を接続準備経路に沿って送り、すでに繰り出
    されている帯状材の終端部に対応させる接続送り機構
    と、 上記の接続送り機構によって送られた新たな帯状材の始
    端部をすでに繰り出されている帯状材の終端部に接続す
    る接続機構とを備え、 上記の接続送り機構と接続機構との間には始端部切断機
    構が設けられており、この始端部切断機構は上記の接続
    準備経路から離れた位置に設けられ上記の帯状材の始端
    部を所定の位置で切断するカッタ機構と、上記の接続準
    備経路上に設けられた切替え案内部材とを備え、この切
    替え案内部材は上記の接続準備経路に対して側方に往復
    移動されるとともに、上記の接続送り機構から接続準備
    経路に沿って送られる帯状材の始端部をこの接続準備経
    路に沿って直線的に案内する直線案内ガイドと、この始
    端部を側方に向けて屈曲させて案内する屈曲案内ガイド
    とを備えており、この屈曲案内ガイドが上記の接続準備
    経路に対応した場合には上記の接続送り機構から送られ
    る帯状材の始端部がこの屈曲案内ガイドによって側方に
    屈曲案内されて上記のカッタ機構に送られることを特徴
    とする帯状材の接続装置。
  2. 【請求項2】 前記の接続準備経路は略鉛直方向に沿っ
    て設けられており、また前記の切替え案内部材の屈曲案
    内ガイドはこの接続準備経路を送られる帯状材の始端部
    を略水平方向に屈曲させて案内するものであり、前記の
    カッタ機構はこの接続準備経路から水平方向に離れて配
    置され、このカッタ機構の下方にはこのカッタ機構で切
    断された帯状材の先端部の切断片を収容する上面が開口
    した切断片収容箱が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の帯状材の接続装置。
JP24612596A 1996-09-18 1996-09-18 帯状材の接続装置 Pending JPH1095408A (ja)

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