JP4132904B2 - タブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置 - Google Patents

タブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
輪転機により刷本(ちらし等の紙)を印刷する場合等では、そのおおもとになる部分で刷本の材料としてロール紙を供給するが、このロール紙は、輪転機等への供給後、巻き出されるその直前まで、巻出端がタブテープによってロール本体側へ貼り付けられており、ばらけないようにしてある。
従来、多くの場合、このタブテープの貼り付けは人手作業により行われている。
【0003】
それは、図40及び図41に示すように、このロール紙500が製紙工場から印刷工場へと出荷される段階において、保護のために、その全体が厚紙や樹脂系シート材などを素材とする梱包材510(いわゆる「ワンプ」である)によって梱包されており、輪転機等への供給前にはこの梱包紙510を取り除く必要があって、この取り除き作業を人手作業で行うのが普通であったからである。
すなわち、この梱包材510の取り除き作業を行うときに、一緒に、タブテープの貼り付け作業も行っていたのである。
【0004】
なお、新聞のロール紙に対してその巻出端をタブテープで貼り付ける装置として、特開平9−207923号公報記載の装置が知られている。
この公知のタブテープ貼付装置では、ステッピングモーターを用いてタブテープの定量巻出を図りながらその巻出部分を一対のゴムローラでピンチ状態にして送り出し、その後、カッターで切断するという構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
言うまでもなく、タブテープの貼り付け作業を人手作業で行うのは面倒であると共に、作業能率が悪いということがある。
殊に、本出願人は現在、梱包材510の取り除きから輪転機へセットできるような裸状態のロール紙を得るまでの作業を全自動的に行う装置を開発しており、この装置の一部として、タブテープ貼り付け作業の自動化が必要という理由もある。
【0006】
一方、特開平9−207923号公報記載のタブテープ貼付装置は、上記したようにステッピングモーターを用いてタブテープの定量巻出を図りながらその巻出部分を一対のゴムローラでピンチ状態にして送り出すという構造であったため、ゴムローラとタブテープとの間での滑りや詰まり等が原因して、結果、正確なタブテープの送り出しができないということがあった。
すなわち、タブテープの供給に信頼性がもてないものであり、もし、このような従来公知の装置を、本出願人が現在開発中の梱包材全自動取り除き装置(以下、「ロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム」と言う)に組み込むようなことをすると、このシステムの稼働自体、信頼性のないものになってしまうおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、タブテープの定量供給が確実且つ正確に行え、従ってロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステムとしての稼働の確実性を図ることもできるタブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るタブテープ貼付ヘッドは、リール化されたタブテープを巻き出しつつ所定長さに切り出してこれを連続的に貼付する際に用いられるものである。
このタブテープ貼付ヘッドは、コア部と、ドラムと、テープ供給部とを有したものとすることができる。
【0009】
コア部はドラムの回転を支持するところである。
ドラムは、正四角形以上の正多角形を呈するものであって、その角数に応じてコア部回りで角回動をする(例えばドラムが正六角形であれば1/6回転ずつ回動して、6動作で1回転することになる)。
このドラムには、その外周にできる複数の平坦面から上記コア部まで達する吸引孔が設けられているものとする。また、これに対して上記のコア部には、ドラムにおける複数の平坦面に対してそれらの吸引孔を吸引状態にさせる吸引室が形成されているものとする。
【0010】
テープ供給部は、ドラムの外周面に対してタブテープを供給するところである。
このような構成であると、コア部内の吸引室を吸引状態(負圧)にさせることにより、ドラムにおける外周面の各平坦面では吸引孔まわりで吸引作用が生じることになり、これによってテープ供給部から供給されるタブテープをドラムまわりに吸着させることができる。
また、この吸着状態とされたタブテープは、ドラムを角回動させている間も位置ズレや剥離を生じることなく、確実にドラムと一緒に角回動することになる。すなわち、タブテープは、リール状態からの確実且つ正確な定量巻出が可能とされているのである。
【0011】
そこで、このようにドラムに対して吸着状態とされたタブテープがタブテープ貼付位置(ロール紙の巻出端等)に対向するようにドラムを角回動させたうえで、ドラムをタブテープ貼付位置側へ押し付ければ、タブテープの張り付けができるものである。
このようなタブテープ貼付ヘッドには、テープ供給部からドラムの外周面に供給されたタブテープを所定長さに切断するテープカッターを設けておけばよい。このテープカッターは、タブテープのテープ幅方向に沿って複数の三角刃が連接された、ギザ刃としての切断刃を有したものとするのが好適である。
【0012】
この場合、ドラムの外周面に形成された全ての角部には、切断刃との衝突干渉を回避するための凹部を設けておく。
すなわち、このようにすると、この切断刃をタブテープへ押しつける量(切り込み量)を強めたり、反対に弱めたりすることによって、タブテープを切断したり、或いはタブテープに切取線を形成させたり、といった具合に切り替えができる。
このような切り替えを、ドラムの多角形形状に応じた角回動のたびに交互に繰り返すようにすると、切り出されたタブテープとして、その長さ方向の中間部に切取線を生じさせることになる。このような切取線は、タブテープにとって破断予定部となるのである。
【0013】
例えばタブテープ貼付位置をロール紙の巻出端とする場合で言うと、切り出されたタブテープを、その切取線が巻出端に丁度、一致するように張り付けておくようにする。これにより、ロール紙の巻出端を必要に応じて巻き出させる場合には、タブテープを切取線に沿って簡単に破断させる(タブテープにおける約半分長さの部分を引きちぎる)ことができるのである。
このように、巻出端をロール紙本体へ確実に張り付けることもできれば、次にこのロール紙を使用するに際して巻出端を巻き出すことも簡単にできるという利便さが得られるものである。
【0014】
一方、本発明に係るタブテープ貼付装置は、上記した貼付ヘッド(テープ供給部及びテープカッターを具備したもの)の他、ドラムの外周面がタブテープ貼付位置に接触するレベルとその上方へ離反するレベルとの間でこのドラムを上下動させるスタンプ駆動部を有したものである。
スタンプ駆動部は、ドラムの外周面がロール紙の巻出端に接触するレベルとその上方へ離反するレベルとの間でこのドラムを上下動させるところである。
ところで、本発明に係るタブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置は、ロール紙を対象として実施されること、殊にロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステムにおいて採用されることが限定されるものではなく、広く汎用性を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図3は、本発明に係るタブテープ貼付装置(タブテープ貼付ヘッド237)を装備させることによって構築したロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム1の一実施形態を示している。
なお、図40及び図41に示したように、ロール紙500は紙管等の中空芯部501まわりに印刷用原紙が巻回されたもので、円柱形であると共にその軸方向両側はドーナツ板状に孔のあいた端面502となっている。そして、梱包紙510に関して、以下では、ロール紙500の周方向外面を包み込む部分を「側面梱包紙511」と言い、ロール紙500の軸方向両側の端面502を包み込む部分を「鏡面梱包紙512」と言うこととする。
[1] 全体構成
この開梱及び仕立てシステム1は、開梱装置2を有している。この開梱装置2は、ロール保持装置3と分離装置4とを有したものである。
【0016】
またこの開梱及び仕立てシステム1は、梱包紙排紙装置5を有している。この梱包紙排紙装置5は、上記したロール保持装置3及び分離装置4を有すると共に、この他に、側面梱包紙用回収装置6と鏡面梱包紙用回収装置7とを有したものである。
またこの開梱及び仕立てシステム1は、仕立て装置8を有している。この仕立て装置8は、上記したロール保持装置3と、端部処理装置9とを有したものである。
【0017】
このように、これら開梱装置2、梱包紙排紙装置5、及び仕立て装置8は、いずれもロール保持装置3がそれらの核を成している。
この他、この開梱及び仕立てシステム1は、図2に示すようにロール搬送装置10を有している。
なお、このロール搬送装置10には、この開梱及び仕立てシステム1の上流側(図1左側)でロール紙梱包体515を搬入する搬入コンベア11や、この開梱及び仕立てシステム1の下流側(図1右側)でロール紙500(ロール紙梱包体515から梱包材510が取り除かれて裸状態にされたもの)を搬出する搬出コンベア12が接続されているものとすればよい。
【0018】
次に、このような構成の開梱及び仕立てシステム1のおおまかな動作流れを概説する。
搬入コンベア11からロール搬送装置10を経てロール紙梱包体515が所定位置に搬入されると、まず開梱装置2が作動する。
この開梱装置2の作動は、ロール保持装置3によるロール紙梱包体515の水平保持と、分離装置4による、梱包材510に対する側面梱包紙511と鏡面梱包紙512との切り分けとによって行われる。
【0019】
次に、梱包紙排紙装置5が作動する。
この梱包紙排紙装置5の作動は、側面梱包紙用回収装置6による側面梱包紙511の除去・回収と鏡面梱包紙用回収装置7による鏡面梱包紙512の除去・回収とによって行われるが、この段階では、まず側面梱包紙用回収装置6による側面梱包紙511の除去・回収だけが行われる。
次に、仕立て装置8が作動する。
この仕立て装置8の作動は、ロール保持装置3等によるロール紙500(側面梱包紙511が取り除かれて裸状態にされたもの)の所定量巻き出しと、この巻出端に対する端部処理装置9による各種仕立て処理と、ロール保持装置3等による巻出端の巻き戻しとによって行われる。
【0020】
なお、ロール紙500の所定量巻き出しは、上記した開梱装置2が梱包材510を側面梱包紙511と鏡面梱包紙512とに切り分ける作業に連続しつつ、その延長として行われるものである。
そして、上記のようにして巻き戻しが終了したロール紙500が、ロール保持装置3からロール搬送装置10を経て搬出コンベア12へと吐き出され、システム外へ送り出されることになる。
そしてその後、上記した梱包紙排紙装置5の鏡面梱包紙用回収装置7が作動して、鏡面梱包紙512の除去・回収が行われる。
【0021】
これで全システムとしての1サイクル動作が終了する。
[2] ロール保持装置3
このロール保持装置3は、同軸配置で対向する一対(2本)のセンタ軸20を有したものである。
また、図4に示すように、このロール保持装置3は挟持動作装置21を有しており、この挟持動作装置21の作動により、両側のセンタ軸20が相対近接方向へ移動されたり(図6参照)、反対に相対離反方向へ移動されたり(図5参照)するようになっている。
【0022】
この挟持動作装置21は、個々のセンタ軸20を各別に支持する一対のハンド構成体22と、これら両ハンド構成体22間を串刺し状に貫通して設けられた送りネジ機構23とを有している。
送りネジ機構23は、両端側で互いに逆ネジの関係になるネジ部が設けられた推進軸24をモータ25で回転駆動可能にさせると共に、この推進軸24の両側の各ネジ部に螺合するナット部材26を個々のハンド構成体22に固定したものとなっている。
【0023】
従って、この挟持動作装置21を作動させることにより、ロール紙梱包体515(図41及び図42参照)をその軸方向両側より両センタ軸20で挟持状に保持させることができる。勿論、このようにして保持させたロール紙梱包体515を両センタ軸20の相互離反で解放することもできる。
図7及び図8に示すように、各センタ軸20は、それぞれ、本支持部30と仮支持部31と突入部32とを有する段付き構造となされている。
本支持部30は、ロール紙梱包体515内(ロール紙500)の中空芯部501に対してガタツキなく挿入可能とされるように、その外径を対応させたテーパ軸(テーパの途中に中空芯部501の内径が含まれるテーパ範囲のもの)となっている。
【0024】
仮支持部31は、この本支持部30の先端側で、この本支持部30と同軸となるように配されて、且つこの本支持部30よりも細く形成されたストレート軸とされている。この仮支持部31は、本支持部30よりも細いためにロール紙梱包体515内(ロール紙500)の中空芯部501に対して容易に抜き差しできるようになっている。
このように本支持部30と仮支持部31とを有しているため、両側のセンタ軸20を相互近接させることによってロール紙梱包体515を挟持保持するに際し、次のような手順を採ることができる。
【0025】
すなわち、まず、センタ軸20の仮支持部31をロール紙梱包体515内の中空芯部501へと差し込む程度でセンタ軸20の相互近接を停止させ、この段階で一旦、ロール紙梱包体515をある程度持ち上げる。そして、このまま両側のセンタ軸20を更に相互近接させて、本支持部30をロール紙梱包体515内の中空芯部501へと差し込むようにする。
このような手順でロール紙梱包体515を挟持保持させると、当初、載置状態にあるロール紙梱包体515を、いきなりセンタ軸20の本支持部30で持ち上げる場合に比べ、ロール紙梱包体515と載置面(ロール搬送装置10の上面)との間で発生する摩擦を解消乃至微少にでき、その結果、センタ軸20自体、及びこれらセンタ軸20を上昇させるための機構(詳細は後述する)等に対して、負荷を小さく抑えることができるという利点に繋がる。
【0026】
一方、突入部32は、仮支持部31の先端側に先細りのテーパで形成されたものである。また先端部はロール紙梱包体515の鏡面梱包紙512を突き破ることができる程度に尖っている。
すなわち、殆どの場合、新品のロール紙梱包体515ではその鏡面梱包紙512に中空芯部501に対応する孔が形成されていないのが普通であるから、センタ軸20をその突入部32から鏡面梱包紙512へ押し込むようにすることで、この鏡面梱包紙512を直接的に突き破り、中空芯部501に対応する孔を形成させ、もってこの孔内へ仮支持部31や本支持部30を導くことができるようになっている。
【0027】
従って、センタ軸20によってロール梱包体515を挟持保持させるに際して、わざわざロール紙梱包体515の鏡面梱包紙512に、中空芯部501と対応させた孔を形成させるといった面倒な作業(従来はこれが手作業であり、極めて面倒であった)は不要になる。
図4に示したように、これらセンタ軸20のうち少なくとも一方には、回転駆動装置35が設けられており、これによって正逆回転が可能となされている。この回転駆動装置35には、ベルト伝動、ギヤ伝動、又はダイレクトドライブによる方式のものが用いられている。
【0028】
本実施形態では、一方のセンタ軸20に対してのみ、回転駆動装置35を設け、他方のセンタ軸20は単に回転自在なものとした。また、この回転自在とされた方のセンタ軸20には、挟持補助装置36が設けられたものとしている。
挟持補助装置36は、流体圧シリンダ又はバネ等より成るものであって、一方のセンタ軸20を他方のセンタ軸20へ向けて常時付勢するようになっている。このような挟持補助装置36を具備していると、両側のセンタ軸20間でロール紙梱包体515を挟持保持した状態下にあって、仮に、一方又は両方のセンタ軸20まわりの鏡面梱包紙512(一部又は全部)が除去されたり破れたりして鏡面梱包紙512の紙厚分に相当する隙間が発生するようなことがあっても、挟持補助装置36を具備した方のセンタ軸20が直ちにこの隙間を埋めるようになり、結果としてロール紙梱包体515にガタツキが発生するのを防止できるものである。
【0029】
従って、これら両センタ軸20によってロール紙梱包体515を挟持保持させれば、その挟持状態の確実性が図られるものとなり、回転駆動装置35を作動させた場合に、この保持状態のロール紙梱包体515を正逆いずれの方向へも確実に回転させることができるものである。
なお、上記したように両センタ軸20は段付き構造であって、且つ本支持部30がテーパ軸とされているので(図7及び図8参照)、この本支持部30によってロール紙梱包体515を保持した状態では、このロール紙梱包体515の軸心と両センタ軸20の軸心とを完全に一致させることができるものである。
【0030】
従って、センタ軸20の回転時において、ロール紙梱包体515を芯ブレさせることなく安定して回転させることができる。
各センタ軸20のまわりには、スプリング(図示略)を具備した複数の押し当て部材37が設けられている。これら押し当て部材37は、後述するように側面梱包紙511と鏡面梱包紙512とが切り分けられる際に、切り条件が最初から最後まで均一になるように、上下一対のローラ187,188(図22参照)の引き込みに対して、鏡面梱包紙512が逃げないように、ロール紙500へ押し当てるものである。
【0031】
即ち、側面梱包紙511と鏡面梱包紙512を切り分けるために、ロール紙500を回転させて、側面梱包紙511を送る際に、センタ軸20での回転よりも、上下一対のローラ187,188(図22参照)の引き込み速度の方が若干速く設定されているので、側面梱包紙511が送り出される際にテンションが掛かるように構成されている。そのため、切り分け当初は問題ないが、切り分けがロール紙500の円周の半分を超えると、1周分切る前に鏡面梱包紙512がロール紙500から剥離しようとする力が働き、切り込みが安定しない。
【0032】
そこで、押し当て部材37で鏡面梱包紙512が逃げないようにロール紙500へ押し当てるようにしている。
なお、上記ハンド構成体22は、送りネジ機構23の推進軸24が貫通されているアーム部22aに対して、その先端側で、上下スライド機構38を介してハンド部22bが上下動自在に設けられている。そして、このハンド部22bに対してセンタ軸20や回転駆動装置35、挟持補助装置36が設けられたものとなっている。
【0033】
上下スライド機構38は、両側のセンタ軸20間でロール紙梱包体515を挟持保持するに際し、万が一、ロール紙梱包体515の軸心が一方のセンタ軸20に対して高さ方向のズレを生じていた場合(ロール紙梱包体515が傾いていたり、軸方向両側で直径にバラツキや周方向凸部が生じていたりした場合)に、両側のハンド構成体22に対して高さ方向の歪みが出るのを防止する(即ち、アーム部22aとハンド部22bとの間で歪みを吸収する)ためのものである。
この他、このロール保持装置3は、吸着装置40と、センタ軸移動装置41と、取出装置42とを有している。
【0034】
吸着装置40は、両センタ軸20によって挟持保持されるロール紙梱包体515に対してその両側の鏡面梱包紙512を吸着するための吸盤45と、これら吸盤45を所定ストロークで相互近接・離反可能とさせる吸盤進退具46と、各吸盤45を必要に応じて一斉に吸引状態にする真空ポンプ(図示略)とを有したものである。
吸盤進退具46は流体圧シリンダ等とされている。そして、この吸盤進退具46の進出動作によって各吸盤45が相互近接状態とされたときに真空ポンプが作動し、これら各吸盤45が吸引を開始するようになっている。
【0035】
すなわち、挟持動作装置21が両センタ軸20を相互接近させ、これら両センタ軸20がロール紙梱包体515の各鏡面梱包紙512を突き刺した状態で後述する分離装置4により、梱包材510のうち側面梱包紙511と両側の鏡面梱包紙512とが切り分けられると、その後、いくつかの動作を挟んで挟持動作装置21が両センタ軸20を相互離反させるようになるが、この直前に吸盤進退具46が進出動作をして、各吸盤45を鏡面梱包紙512に当接させ、吸着状態にするものである。
【0036】
この後、挟持動作装置21が両センタ軸20を相互離反させるようになっても、真空ポンプの作動が停止されない限り、各鏡面梱包紙512は吸盤45に対して吸着保持される。
従って、両側の鏡面梱包紙512は、各センタ軸20によって突き刺し状態とされたまま、各センタ軸20と一緒にロール紙梱包体515側から引き離されることになる。
センタ軸移動装置41は、センタ軸20を個々に支持している各ハンド構成体22を送りネジ機構23と共に取り囲んでユニット化させている昇降枠48(図4参照)と、更にこの昇降枠48をその上下方向に空間を形成させた状態で取り囲んだ走行枠49(図2参照)とを有している。
【0037】
図4に示すように、昇降枠48は、例えば竪型の送りネジ機構等の適宜駆動機構50を介して走行枠49内で昇降駆動されるようになっている。
また図2に示すように、走行枠49は、水平方向に設けられたガイドレール51に沿って水平移動自在に保持されており、例えばチェーン駆動等の適宜駆動機構(図示略)を介して走行駆動される。
このようなことから、このセンタ軸移動装置41では、両センタ軸20を昇降移動とその下降位置での水平移動とを組み合わせたL字形経路に沿って移動可能にさせている。
【0038】
ここにおいて、両センタ軸20における昇降移動の上昇終端位置は、ロール紙梱包体515の梱包材510に対して、後述する分離装置4が側面梱包紙511と鏡面梱包紙512とを切り分けるときのロール紙梱包体515の保持位置とされている。
以下、この保持位置のことを「基準位置X」(図2及び図3に示した)として説明する。
これに対し、両センタ軸20における水平移動の終端位置(走行枠49が図2中に示すガイドレール51の左端位置へ達したときの両センタ軸20の位置)は、ロール紙梱包体515から取り外した鏡面梱包紙512を後述する鏡面梱包紙用回収装置7に対して受け渡しするための受け渡し位置である。
【0039】
図5及び図6に示すように、取出装置42は、各センタ軸20の根本部に控える払い出し板53と、図9に示すように、この払い出し板53を必要に応じてセンタ軸20の軸方向に沿って進退させる進退駆動具54とを有している。
このような取出装置42では、上記センタ軸移動装置41において設定された受け渡し位置へセンタ軸20が移動されたときに、進退駆動具54が作動して払い出し板53を進出させるようになっている。
なお、図9に示したように、進退駆動具54が払い出し板53を進退させるうえで、この払い出し板53には進退駆動具54の動作部分と連結するための連結部55が設けられている。そして、この連結部55の上部に、上記した吸着装置40の吸盤進退具46が設けられたものとなっている。
【0040】
従って、進退駆動具54が払い出し板53を進出させるのに合わせて、上記した吸着装置40では真空ポンプの作動が停止と共に、この時点までに吸盤進退具46が退入動作を行うようになっているので、各センタ軸20に突き刺し状態となっている鏡面梱包紙512はセンタ軸20の軸方向に沿って抜き出され、両センタ軸20の相互間へとなぎ倒されることとなる。
これにより、これら鏡面梱包紙512は上記受け渡し位置へと取り出されることになる。
【0041】
本実施形態において払い出し板53は、図2に示したようにセンタ軸20の根本部上方を跨ぐ門型を呈したものとし、また進退駆動具54には流体圧シリンダを採用したものを示している。
[3] 分離装置4
この分離装置4は、図10に示すような切開カッター60と、カッター走行部61とを有している。
また、この分離装置4は、図20に示すような鏡面カッター62を有している。
【0042】
更に、この分離装置4は、図22に示すような左右一対の剥ぎ取りカッター63を有している。
図2及び図3に示したように、上記切開カッター60及びカッター走行部61(図10参照)は、ロール保持装置3によって基準位置Xで保持されたロール紙梱包体515に対し、その上方に設けられており、また上記鏡面カッター62(図2参照)は、これら切開カッター60及びカッター走行部61の更に上部側に設けられている。
【0043】
また図2に示したように、上記剥ぎ取りカッター63(図22参照)は、切開カッター60及びカッター走行部61に隣接するようにして設けられている。
図11乃至図13に示すように、切開カッター60は、円板形に形成されて且つ水平軸まわりで回転自在に保持された刃部65と、この刃部65の下部に設けられた滑り板66とを有している。
刃部65は、モータ67によって回転駆動される。
滑り板66は略水平に設けられており、切断走行時において先行される側が先細りとなる三角形状に形成されている。また、この滑り板66の上面は、中央部を膨らませた(厚肉化した)緩やかなカーブ面とされており、その幅方向中央部には、刃部65の下端部を嵌め入れる溝66aが形成されている。
【0044】
この滑り板66は、ロール紙梱包体515の鏡面梱包紙512に対してその外周部近接位置へ先細りの先端部を突き刺し可能な位置付けとされている。このとき、ロール紙原紙500aの歩留まり率にだけ着目すれば、図13に示したようにロール紙梱包体515における側面梱包紙511とそのすぐ下のロール紙原紙500aとの間に滑り板66を入り込ませることが好適と考えられる。
しかし、現実には、ロール紙500の外径や真円度にバラツキがあるために、数回巻き分のロール紙原紙500aをも側面梱包紙511に連れ上がらせるようなかたちとして(即ち、ロール紙原紙500aに多少の犠牲を出すことを見越して)、その下へ滑り板66が分け入るようにする方が好適となる。
【0045】
すなわち、切開カッター60は、側面梱包紙511と一緒に数枚分のロール紙原紙500aを切断することになる。
このようにすることで、ロール紙原紙500aに対する切断位置でロール紙500としての巻出端が新たに形成されることになる。
従って、後述する仕立て処理へ移行するに際し、ロール紙原紙500aの巻出端を巻き出させる場合に、わざわざ当初の巻出端(ロール紙500の本体側へタブテープによって止め付けられていた部分)を探し出さなければならない、といった面倒さや、この巻出端をロール紙500の本体側へ止め付けているタブテープを引きちぎらなければならない、といった手間等を、全て解消できるという絶大な効果が得られることになる。
【0046】
この切開カッター60は上記したものに限らず、図示は省略するが、例えば直立させたカッター刃とその下端に水平状態で設ける滑り板とで、断面形状が倒立したT字状を呈するものを採用してもよい。
いずれの場合も、このような切開カッター60に対しては、図11、図12及び図14に示すように、側面梱包紙511の外周面に対してその軸方向に沿って先導用窪みを形成させるための窪み形成具70を設けておくのが好適である。
この窪み形成具70は、ローラ71の全周にわたってくさび形に突出する一条の筋付け刃72が設けられたもので、回転自在に保持されており、且つダンパー脚73によって側面梱包紙511へ弾性的に押圧付勢されるようになっている。
【0047】
従って、この窪み形成具70によって形成された窪み内を切開カッター60の刃部65が走行することになり、刃部65がこの窪み(即ち、切断予定とする道筋である)から逸脱することなく、容易且つ確実な走行(側面梱包紙511の切断)が可能となっている。
なお、この窪み形成具70の筋付け刃72は、カッター状のものとしてもよいし、ノコ刃状のものとしてもよい。
図10及び図15に示すように、上記カッター走行部61は、切開カッター60や窪み形成具70を支持する走行台76をガイドレール77に沿って移動自在に保持させた状態で、この走行台76に対し、チェーン等の巻掛け駆動機構78により走行駆動を与えるようにしたものである。
【0048】
言うまでもなく、ガイドレール77はロール紙梱包体515の軸方向に沿って平行に架設されている。
従って、このカッター走行部61を作動させることにより、図16に示すように、側面梱包紙511は切開カッター60によってロール紙梱包体515の軸方向に切り開かれることになる。
なお、図11及び図15に示すように、上記走行台76に対して、切開カッター60はL型レバー80を介して吊り下げられた状態にあり、このL型レバー80は、軸心をガイドレール77の長手方向(即ち、切開カッター60の走行方向)に平行して設けられた枢軸81を中心として揺動自在となっている。
【0049】
このような構造により、切開カッター60は側面梱包紙511との間で無理な力が加わったときには自動的に上方への揺動回避動作を行うものとなっている。また、切開面(カッター60下のロール表面)の凹凸に対して、上下揺動追従動作も行うことができる。
図10、図11、及び図15に示すように、この切開カッター60には口開き保持索85が設けられている。
この口開き保持索85は、樹脂テープ、布テープ、金属帯、或いはこれらと同質の紐等の可撓性を有する索材料によって形成されている。
【0050】
この口開き保持索85は、その一端部が滑り板66の後端部に連結されており、切開カッター60が走行前の待機状態にあるときには、この待機中の切開カッター60に近接する配置で設けられたリール部86に索長の大半を巻き取られた状態で保持されている。
このリール部86は、口開き保持索85を巻き取る方向に常時付勢する構造となっている。
またこの口開き保持索85は、図15に示すように切開カッター60の刃部中心をPとおいたときに、この刃部中心Pに対して所定寸法Wだけ位置ズレして設けられている。そして、この口開き保持索85がテープ形体に形成されたものである場合には、そのテープ幅方向が起立する状態とされている。
【0051】
このようなことから、図16に示したように、切開カッター60が走行するときには口開き保持索85がリール部86から巻き出されつつ、この切開カッター60に付随して、その走行軌跡となるロール紙梱包体515の軸方向に沿った状態に張り渡されることになる。
そのため、図17及び図19に示すように、側面梱包紙511(及び数回巻き分のロール紙原紙500a)において、切開カッター60によって切り開かれた切れ目87の一方の開口縁部が、この口開き保持索85によって支持され、切れ目87内へ倒れ込むようなことが防止されることになる。
【0052】
すなわち、この切れ目87が、切開カッター60の通過後にも確実に押し広げられた状態(口開き状態)を保持することになるのである。
この口開き保持索85は、後述する跳ね上げ機構89(図18及び図19参照)により、張り渡し状態のまま必要に応じて跳ね上げて、ロール紙梱包体515から離反させることができるようになっている。
図20に示すように、上記鏡面カッター62は、円板形に形成されて且つ水平回転自在に保持された刃部95を有したものである。図21に示すように、この刃部95は、ロール紙梱包体515における一方の鏡面梱包紙512に対して切開カッター60の突き刺し予定位置へ切れ目96を形成させるためのものである。
【0053】
このため、この鏡面カッター62は、切れ目96の必要長さ(この長さは、切開カッター60が有する滑り板66の板幅を目安にしたもの)だけ刃部95を横移動させるための横行き駆動機構97を有している。
またこの鏡面カッター62は、ロール紙梱包体515の鏡面梱包紙512に対して刃部95を近接させたり離反させたりするための進退駆動機構98を有している。
更にこの鏡面カッター62は、その不作動時には刃部95を含めた周辺部分を上昇させて切開カッター60の走行路を確保し、鏡面カッター62の作動時に刃部95を含めた周辺部分を下降させるための上下動駆動機構99を有している。
【0054】
上記の横行き駆動機構97は、刃部95の回転ブラケット100を支持するスライド板101を、上記切れ目96の形成方向と同じ方向のガイドバー102を介して保持枠103で保持しつつ、駆動具104で駆動させるものである。
また、上記の上下動駆動機構99は、この保持枠103が設けられた昇降板105を、垂直方向のガイドバー106を介して門型フレーム107で保持しつつ、駆動具108で駆動させるものである。
また、上記の進退駆動機構98は、この門型フレーム107を、ロール紙梱包体515の軸方向と同じ方向のガイドレール110を介して保持しつつ、駆動具111(図3に示した)で押し引き駆動させるものである。
【0055】
なお、各駆動具104、108、111は、流体圧シリンダや送りネジ機構用モータなどとすればよい。
このようなことから、必要に応じた上下動駆動機構99の作動と、進退駆動機構98の作動と、横行き駆動機構97の作動との組み合わせにより、刃部95がロール紙梱包体515の鏡面梱包紙512に押し当てられ、切開カッター60の突き刺し予定位置へ切れ目96が形成されることになるので、切開カッター60の突き刺し位置が確定され、またこの突き刺しが容易且つ確実になる。
【0056】
なお、この鏡面カッター62では、刃部95を鏡面梱包紙512に対して押しつける量を制限及び一定化させる意味で、刃部95の両側に切り込み量規制カラー(図示省略)が設けられ、該規制カラーが鏡面梱包紙512に当接する状態を目安として、そのまま横行き駆動機構97による横移動を行わせるようにすればよい。
図22及び図23に示すように、本実施形態において、上記した剥ぎ取りカッター63は、サバイバルナイフのようなギザ刃のついたものとした。
【0057】
ただ、これは限定されるものではなく、ナイフ状のものとしてもよいし、場合によっては、回転可能な円形刃としてもよい。
この剥ぎ取りカッター63は上記したように左右一対設けられているが、これら各剥ぎ取りカッター63は、それらの長手方向を基準位置X(図2参照)で保持されたロール紙梱包体515の軸方向に沿った配置とされ、且つ、互いの長手方向先端を対向させた状態とされている(図24参照)。
またこれら各剥ぎ取りカッター63は、それらのギザ刃を、ロール紙梱包体515の上面位置へ向けるように(ロール紙梱包体515の接線方向に合わせて)設けられている。
【0058】
図22に示すように、これら剥ぎ取りカッター63は、ロール紙梱包体515の各鏡面梱包紙512に対して、それぞれ相互近接及び相互離反させるための開閉駆動機構115を有している。
またこれら剥ぎ取りカッター63は、ロール紙梱包体515に対して左右同時に近接させたり離反させたりするための前後動駆動機構116を有している。
上記の開閉駆動機構115は、剥ぎ取りカッター63を支持するL型ブラケット台118を、ロール紙梱包体515の軸方向と同じ方向のガイドレール119を介して前後動台120で保持しつつ駆動具121で駆動させるものである。また上記の前後動駆動機構116は、この前後動台120を、ロール紙梱包体515の軸方向に直交する水平なガイドレール122を介して保持しつつ駆動具(図示略)で駆動させるものである。
【0059】
なお、開閉駆動機構115の駆動具121や前後動駆動機構116の駆動具は、流体圧シリンダや送りネジ機構用モータなどとすればよい。
各剥ぎ取りカッター63を支持するL型ブラケット台118には、両剥ぎ取りカッター63の対向間となる方向へ向けてサイドテーブル125が張り出し状に設けられている。これらサイドテーブル125は、ロール紙梱包体515へ向けたテーブル端を剥ぎ取りカッター63の真下位置へ届かせるような状態とし、またその他端部をロール紙梱包体515から遠ざかる方向へ延長させるかたちとなっている。
【0060】
従って、各剥ぎ取りカッター63がロール紙梱包体515の上部位置に最接近されるときには、各サイドテーブル125もそれらのテーブル端がロール紙梱包体515の上部位置に最接近されることとなる(図24参照)。
また、これら両側のサイドテーブル125の相互間を繋ぐようにしてセンターテーブル124が設けられている(図24参照)。このセンターテーブル124は、その両側縁を各サイドテーブル125の端縁部上に重ねた状態で前後動台120上に固定されている。すなわち、サイドテーブル125がL型ブラケット台118による開閉動作をするのとは無関係に、常にセンター位置で停止している。
【0061】
これらセンターテーブル124やサイドテーブル125は、ロール紙梱包体515から側面梱包紙511やロール紙原紙500aが巻き出されるときに、これらを支持乃至ガイドするためのテーブル面として活用される(図24参照)。また、剥ぎ取りカッター63がロール紙500の外周面側へ撓んでロール紙原紙500aに傷を付けるようなことがないように、ガードする作用をも奏する。
センターテーブル124の上方には、押さえローラ126が設けられている。図15に示すように、この押さえローラ126は、揺動アーム127を介して枢支部128を中心に揺動自在に吊り下げられた状態にあり、またこの揺動アーム127に対して回転自在となっている。
【0062】
この揺動アーム127は、流体圧シリンダ等の適宜駆動具129により、必要に応じて上下揺動可能になっている。待機状態は上方位置とされている。
この押さえローラ126は、分離装置4(切開カッター60等)による作動で側面梱包紙511やロール紙原紙500aが切断されて上記したセンターテーブル124やサイドテーブル125上へ巻き出されたときに、これら側面梱包紙511やロール紙原紙500aの浮き上がりを防止しつつ、速やかに送り出し駆動の安定化(駆動補助)を図るためのものである。
【0063】
この押さえローラ126は、回転駆動されるものとしてもよい。
上記した開閉駆動機構115や前後動駆動機構116の作動は、上記した切開カッター60による側面梱包紙511の切り開き(図16参照)が行われた直後に実行される。そのため、これら開閉駆動機構115や前後動駆動機構116が作動する時点において、側面梱包紙511に形成された切れ目87(図17及び図19参照)は口開き保持索85によって口開き状態に保持されていることになる。
【0064】
そこでまず、前後動駆動機構116の作動で両剥ぎ取りカッター63がセンターテーブル124やサイドテーブル125と共に、ロール紙梱包体515に対してその上端位置へ向けて接線方向に沿って最接近され、次に開閉駆動機構115の作動で両剥ぎ取りカッター63が相互近接状態とされると、図24に示すように、両剥ぎ取りカッター63は、ロール紙梱包体515に対して、その軸方向両側から切れ目87の口開き部分内へと差し込まれた状態になると共に、この切れ目87内においてロール紙外周面へと沿接された状態となる。
【0065】
なお、前後動駆動機構116の作動と開閉駆動機構115の作動とは上記と逆であってもよい。
そして、この状態のまま、上記ロール保持装置3の作動によってロール紙梱包体515が回転されると(このときの回転方向は、言うまでもなく、ロール紙梱包体515の上面が両剥ぎ取りカッター63へ向かう方向である)、両剥ぎ取りカッター63がロール紙外周面に沿いながら、側面梱包紙511と鏡面梱包紙512とを互いに切り分けることになる。
【0066】
このようにしてロール紙梱包体515の回転が1周に達すれば、側面梱包紙515と鏡面梱包紙512とが完全に切り分けられることになる。
なお、上記したように、本実施形態では各剥ぎ取りカッター63をサバイバルナイフのようなギザ刃のついたものとしているので、これら各剥ぎ取りカッター63に対しては、図23に示したように、ロール紙梱包体515の軸方向へ小刻みに往復動を繰り返させるためのカッター振動部130を設けてある。
本実施形態で示したカッター振動部130は、ロール紙梱包体515の軸方向に沿って設けたガイドバー131により、剥ぎ取りカッター63を移動自在に保持させておくと共に、モータ132によって回転駆動される駆動板133と剥ぎ取りカッター63とをリンク134によってクランク結合させたものとしてある。
【0067】
このようなカッター振動部130を設けることで、剥ぎ取りカッター63による側面梱包紙511と鏡面梱包紙512との切り分けが確実且つ綺麗に行えることになる。
ところで、両剥ぎ取りカッター63をロール紙梱包体515における切れ目87の口開き部分内へと差し込んで、ロール紙外周面へ沿接させた後、ロール紙梱包体515を回転させはじめるには、この回転に先駆けて、切れ目87の開口縁部を保持している口開き保持索85(図17及び図19参照)を取り除いておくのが好適となる。
【0068】
そこで本実施形態では、図18及び図19に示すように、この口開き保持索85を跳ね上げるようにしてロール紙梱包体515から離反させるための跳ね上げ機構89を設けている。
この跳ね上げ機構89は、ロール紙梱包体515の軸方向両側に振り分け配置された一対の跳ね杆138と、これら跳ね杆138を必要に応じて揺動駆動させる揺動駆動部139とを有している。
なお、この跳ね上げ機構89は、図3に示すように切開カッター60のカッター走行部61を支持する横桟140に対して設けられたものとすればよい。
【0069】
揺動駆動部139は、跳ね杆138に対し、これを揺動自在に支持する枢支部141を超えて延長状に設けられたレバー部142を、流体圧シリンダ等の駆動具143によって押し引きする構造となっている。
なお、再記するが、この跳ね上げ機構89の作動は、両剥ぎ取りカッター63(サイドテーブル125を含む)をロール紙梱包体515における切れ目87の口開き部分内へと差し込んで、ロール紙外周面へ沿接させた後とすることがポイントとなる。
[4] 鏡面梱包紙用回収装置7
鏡面梱包紙用回収装置7は、図2に示したように、上記センタ軸移動装置41において設定された受け渡し位置(図2中に二点鎖線で示した走行枠49の走行終了点)でのセンタ軸20の下方位置を含むように設置されたコンベア146(図3参照)を有している。
【0070】
このコンベア146は、駆動ローラコンベアや駆動ベルトコンベアなどによって形成させればよい。
また必要に応じて、このコンベア146の搬送方向適所(図例では終端位置とした)に、ピンチロール等の引き出し装置147を設けることも好適である。
このような鏡面梱包紙用回収装置7では、ロール保持装置3の取出装置42(図9参照)が各センタ軸20から抜き出させてなぎ倒し状にした鏡面紙梱包紙512を、上記したコンベア146で受け取り、このコンベア146によってシステム外へ排出又は回収することとなる。
[5] 側面梱包紙用回収装置6
図2に示すように、この側面梱包紙用回収装置6は、ロール保持装置3の基準位置Xで保持されたロール紙梱包体515の上面レベルに対して、これと略同一レベルで設けられている。
【0071】
図25及び図26に示すように、この側面梱包紙用回収装置6は、損紙丸め装置150と圧縮装置151とを有している。
損紙丸め装置150は、下り傾斜方向のベルトコンベア153と上り傾斜方向の154とが側面視V字状に組まれたものである。各ベルトコンベア153,154の軸方向は、ロール紙梱包体515(この損紙丸め装置150の作動段階では裸状態のロール紙500となっている)の軸方向に平行とされている。
各ベルトコンベア153,154は、それらの幅方向中央部でセンター分けされており、このセンター分け部分を、後述する圧縮装置151の設置スペースとさせている。なお、図示は省略するが、これらベルトコンベア153,154は、いずれもモータ駆動される構造である。
【0072】
この損紙丸め装置150の搬入部には、導入装置155を接続しておくのが好ましい。この導入装置155は、複数本のローラ(又はホイール)156やこれらローラ156に掛け渡したベルト157によって側面梱包紙511を上下から挟持しつつ、この側面梱包紙511を損紙丸め装置150へその上方から投入させることができるレベルへと導くものとなっている。
このような損紙丸め装置150では、側面梱包紙511がロール紙梱包体515(ロール紙500)の軸方向に平行した状態のままカールされることとなる。
【0073】
圧縮装置151は、一対のプレスローラ159と押し込み装置160とを有している。
両プレスローラ159は、互いに平行して寄り添った状態とされている。またこれらプレスローラ159は、損紙丸め装置150における各ベルトコンベア153,154の軸方向とは直交関係を成す水平軸を中心として、そのまわりで回転可能とされており、モータ161及びギヤ装置162によって、互いの寄り添い位置に巻き込み作用が生じるように相対逆向きに回転駆動される。
【0074】
押し込み装置160は、両プレスローラ159の寄り添い位置へ向けてその上方から押し込み棒163を振り下ろす構造となったものである。
押し込み棒163を振り下ろす機構は確動カムを利用したものである。
すなわち、押し込み棒163の基部にL型の従節片164が設けられており、この従節片164は、ガイドポスト165に沿って上下動自在とされた上下動片166の側面に対して回動自在に保持されている。そして、従節片164に突出状態で保持されたカムフォロワー167が、逆L字状のカム溝168にガイドされるようになされ、上記上下動片166が流体圧シリンダ等の駆動具169によって上下動駆動される構造である。
【0075】
従って、駆動具169によって上下動片166を下降させたとき、カムフォロワー167がカム溝168内を下降し、そのガイドによって上下動片166に対する従節片164の角度が変化されるものである。
このようなことから、押し込み棒163は、恰も、踏切の遮断機のように角度を変えながら下降するようになって、略水平となったときに両プレスローラ159の寄り添い位置へ達するようになっている。
これにより、上記した損紙丸め装置150のベルトコンベア153,154上でカール状態とされた側面梱包紙511は、図27に示すように、その長手方向で二分される状態に折り込まれつつ、圧縮装置151の両プレスローラ159間へ押し込まれ、扁平に圧縮されるようになる。
【0076】
ところで、この側面梱包紙用回収装置6は、上記した鏡面梱包紙用回収装置7(コンベア146)の上部に配されている。すなわち、これら側面梱包紙用回収装置6と鏡面梱包紙用回収装置7とは二階建て構造である。そのためスペースの有効利用が図られる結果となり、装置(システム)全体としてのコンパクト化に繋がっている。
なお、このように二階建て構造であるため、これら側面梱包紙用回収装置6と鏡面梱包紙用回収装置7との上下間、すなわち、ロール保持装置3と鏡面梱包紙用回収装置7との間で相関的に設定されることとなる鏡面梱包紙512の受け渡し位置は、ロール保持装置3の基準位置X(図2参照)からロール紙梱包体515の直径相当以上離れた低レベルとして設定されることになる。
[6] 端部処理装置9
図2に示すように、この端部処理装置9は、ロール保持装置3の基準位置Xと上記した側面梱包紙用回収装置6との相互間に設けられている。
【0077】
図28に示すように、この端部処理装置9は複数の作業部を有している。
また、この端部処理装置9では、上記したロール保持装置3によって基準位置Xで保持され、且つ梱包材510のうち少なくとも側面梱包紙511が取り除かれた後の裸状態のロール紙500からロール紙原紙500aが所定長さだけ巻き出されたときに、このロール紙原紙500aの巻出端に沿って走行可能とされた移動ユニット180を有したものとなっている。
この移動ユニット180は、ロール紙原紙500aにおける巻出端の上方を横切るように架設されたガイドレール181に沿って移動自在とされ、タイミングベルト等の巻掛け駆動機構182によって移動駆動される。また、このときのロール紙原紙500aにおける巻出端の下部に対応して、ガイドレール181と平行する状態で巻出端支持ベルト183が、両端固定状態で張り渡されている。
【0078】
正確に言えば、本実施形態では、ガイドレール181の長手方向、即ち、移動ユニット180の移動方向や、巻出端支持ベルト183の長手方向は、ロール紙500の軸方向に平行なものとされている。
但し、これらの方向はロール紙500の軸方向に限定されるものではなく、必要に応じて変更可能である。例えばロール紙500の巻出端を整形のために切断するときの方向としてもよい。この切断方向はロール紙500の軸方向と異なっている場合がある。
【0079】
移動ユニット180の移動駆動にタイミングベルト等の巻掛け駆動機構182を採用したのは、移動ユニット180の移動精度を高めるためであるが、他の高精度移動手段を採用してもよいことは言うまでもない。
なお、ここで付言しておくと、図2に示したように、ロール保持装置3における基準位置Xとこの端部処理装置9との相互間には、ロール紙原紙500a用の引き出し装置185が設けられている。
図22に示したように、この引き出し装置185は、上記した剥ぎ取りカッター63をその開閉駆動機構115と共に支持している前後動台120に対して設けられている。
【0080】
この引き出し装置185は、上下一対のローラ187,188の組み合わせによってピンチロールを構成したもので、上部側のローラ187は流体圧シリンダ等の昇降駆動具189によって上下動可能であり、下部側のローラ188はモータ190によって回転駆動されるようになっている。
また、このモータ190から下部側ローラ188への伝動系にはパウダークラッチ等のスリップ手段191が組み込まれており、下部側ローラ188に対して過剰な回転制動が加わったときに、この下部側ローラ188が空転するようになっている。
【0081】
そして、このモータ190による下部側ローラ188の回転数は、この下部側ローラ188の周速度が、ロール保持装置3のセンタ軸20によってロール紙500が回転駆動されるときの巻出速度よりも、常に、若干、高速になるように設定されている。
従って、ロール紙500から巻き出されるときのロール紙原紙500aは、常に、所定の張力が付与されてピンと張った状態に保持されるものである。
この引き出し装置185は、上記したようにロール紙原紙500aの引き出しに専用される。従って、ロール紙梱包体515から梱包材510の側面梱包紙511が取り除かれて、この側面梱包紙511が上下のローラ187,188間を通過している間は、上部側ローラ187は上昇待機したままとされる。
【0082】
これによって上部側ローラ187が汚れるのを防止し、結果としてこの上部側ローラ187を介してロール紙原子500aへ汚れが移るのを防止している。
また、後述する端部処理装置9により、ロール紙原紙500aの巻出端に各種仕立て処理が施された後は、下部側ローラ188が回転自在な状態にされる。これにより、ロール紙原紙500aの巻出端がロール紙500の本体側へ巻き戻されるのをガイドする。
なお、この場合、巻出端が上下のローラ187,188間を通過する直前に、上部側ローラ187は上昇されるようになっており、これにより、巻出端に張り付けられた各種テープ類への悪影響(位置ズレや剥離等)を回避できるようになっている。
【0083】
この引き出し装置185には、前後動台125がロール保持装置3側へ向けて近接する方向へ移動したときに、端部処理装置9との間でロール紙500の巻出端を橋渡しするための可動中継ブリッジ192が付設されている。
この可動中継ブリッジ192は、上面がフリーローラコンベアやシュート面等の円滑摺動面として形成されたものである。
この可動中継ブリッジ192は、前後動台120をそのガイドレール122と共に支持しているベース193上で、引き出し装置185へ向けた端部が上下揺動可能な状態に設けられている。そして、前後動台125がロール保持装置3側から遠ざけられる方向へ移動するときには、跳ね上げ方向へ揺動されて、この引き出し装置185との接触干渉が回避されるようになっている。
【0084】
また更に、図2に示すように、この可動中継ブリッジ192と端部処理装置9との間には紙面検査装置194が設けられている。
この紙面検査装置194は、CCDカメラを備えた画像判定システムであって、その下を通過するロール紙原紙500aを画像として捕らえて、傷や汚れ等の有無をチェックできるようになっている。傷や汚れ等を検出したときには、このロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム1を全体として一時停止させ、作業員へその旨の報知を行うなどの処置動作を行う。
【0085】
さて、上記した端部処理装置9が有する作業部の一つとしては、整形作業部195がある。
この整形作業部195は、図29中の(A)部に示すように、ロール紙500から巻き出されたロール紙原紙500aの巻出端に対して、その左右の両隅部を切断して面取り部520を形成させるところである。また、これら両側の面取り部520相互間をロール紙500の軸方向に沿って切断し、綺麗に仕上げることもできる。
【0086】
このような面取り部520の形成は、このロール紙原紙500aを輪転機などの装置内へ通過搬送させる場合にあって、巻出端による引っ掛かり障害(破れや詰まり等)を未然に防止させるうえで有益となる。
図28に示したように、この整形作業部195は、上記した移動ユニット180に対して設けられたカッターヘッド196と、巻出端支持ベルト183に対して設けられたカッター台197とを有している。
図30に示すように、カッターヘッド196は、上下動駆動具198を介して吊り下げ支持される上下動台199と、この上下動台199に旋回駆動具200を介して回動可能に保持された旋回ヘッド201と、この旋回ヘッド201に対して下向きに設けられたカッター202とを有している。
【0087】
図例の場合、上下動駆動具198を介して移動ユニット180に固定されることになる。
ただ、図示は省略するが、図例のものとは異なり、旋回駆動具200によって旋回動作する台を基準にして、この台に上下動駆動具198を設けるようにし、またこの上下動駆動具198によって上下動する台にカッター202を設ける構造にすることも可能である。この場合には、旋回駆動具200を介して移動ユニット180に固定することになる。
【0088】
上下動駆動具198は、カッター202をカッター台197へ届くレベルとその上方の待機レベルとの間で二位置変換させるためのものであり、また旋回ヘッド201は、カッター202を、両面取り部520として適用させる所定の面取り角度(例えば45°とか60°)に首振りさせるためのものである。
またこの旋回ヘッド201は、カッター202をロール紙500の軸方向(又は移動ユニット180の進行方向)と平行になるように首振りさせることもできる。
【0089】
カッター台197は、カッターヘッド196においてカッター202が下降されたときに、このカッター202を受け入れてブレないようにするためのカッター溝203を有したものである。このカッター溝203は、カッター202が首振りする角度(所定の面取り角度や、ロール紙500の軸方向に沿わせた角度)に応じた本数だけ形成されている。
このカッター台197は、移動ユニット180の移動と同期して同一方向へ移動可能になっている。
【0090】
また、このカッター台197は、巻出端支持ベルト183の中途部に、そのベルト上面とフラットとなるように組み込まれている。すなわち、このカッター台197には、その両脇を挟む配置で一対のフリーローラ205が付設されており、またこれら各フリーローラ205の下側にはそれぞれ別のフリーローラ206が設けられている。そして、これら計4本のフリーローラ205,206に対して巻出端支持ベルト183が巻き掛けられている。
すなわち、この巻出端支持ベルト183はその中途部が凹型に屈曲された張り渡し状態とされており、この屈曲部分内にカッター台197が嵌め込まれている状態となっている。
【0091】
そのため、カッター台197が移動ユニット180と一体的に移動するとき(4本のフリーローラ205,206もカッター台197と一体的に移動する)、巻出端支持ベルト183の中途部にカッター台197が組み込まれている状態は常に維持されることになる。
このような構成の整形作業部195では、旋回駆動具200の作動でカッター202が一方の面取り部520に合わせた角度に首振り設定され、上下動駆動具198の作動でこのカッター202が下降され、これによってロール紙500における巻出端の一方の面取り部520が形成される。
【0092】
そして、上下動駆動部198の作動でカッター202が一旦、上昇され、次に旋回駆動具200の作動でカッター202がロール紙500の軸方向(又は移動ユニット180の進行方向)に平行する角度に首振り設定される。
そして、上下動駆動部198の作動で再びカッター202が下降されてロール紙500の巻出端に突き刺した状態になると、この状態のまま移動ユニット180が移動することでカッター202が巻出端を綺麗に切断する。
そして、カッター202が他方の面取り部520の形成予定位置に達すると、移動ユニット180の停止、上下動駆動具198によるカッター202の上昇、旋回駆動具200による他方の面取り部520に合わせたカッター202の首振り設定、更に上下駆動具198によるカッター202の下降が、この順番で行われる。
【0093】
従って、ロール紙500の巻出端において、他方の面取り部520も形成されることになる(図29中の(A)に示した状態が得られる)。
一方、図28に示すように、この端部処理装置9が有する作業部の他の一つとして連結準備作業部210がある。
この連結準備作業部210は、図29中の(B)部に示すように、ロール紙500から巻き出されたロール紙原紙500aの巻出端に近接させつつ、ロール紙500の軸方向に沿って連結用両面テープ212を貼付するところである。
【0094】
このようにして張り付けられた両面テープ212は、このロール紙原紙500aを輪転機などの装置内へ通過搬送させる場合にあって、その巻出端を、先に使用されたロール紙原紙500bの端末部と連結させるうえで有益となる。
図28に示したように、この連結準備作業部210は移動ユニット180に対して設けられた両面テープ貼付ヘッド213を有している。
図31に示すように、この両面テープ貼付ヘッド213は、移動ユニット180へ取り付けられる固定基盤214と、この固定基盤214に対して上下動駆動具215を介して上下動可能に設けられた上下動基盤216とを有している。
【0095】
またこの両面テープ貼付ヘッド213は、上記の上下動基盤216に設けられたテープ供給部217と、リケイ紙回収部218と、テープ切り出し部219とを有している。
テープ供給部217は、新品の両面テープ223(片面側だけにリケイ紙224が付着されて巻回されたもの)を保持するリール部とされ、リケイ紙回収部218はテープ供給部217から巻き出される両面テープ223からリケイ紙224だけを巻き取りながら回収するリール部とされている。このうち少なくともリケイ紙回収部218は、駆動リールとされている。
【0096】
テープ切り出し部219は、テープ供給部217からリケイ紙回収部218へ向けて巻き出される両面テープ223乃至リケイ紙224を所定の張り渡し状態にガイドする複数のローラ225と、これら各ガイドローラ225による張り渡たし状態の中途部分に設けられたクサビ型をした剥離ヘッド226と、この剥離ヘッド226よりもテープ供給部217寄りに設けられたテープカッター227とを有している。
剥離ヘッド226では、両面テープ223とリケイ紙224とが張り合わされている状態のものに対して、そのうちリケイ紙224側に鋭角的なしごき作用を与えて、両面テープ223とリケイ紙224との界面に剥離作用を生起させるものである。
【0097】
またテープカッター227は、両面テープ223とリケイ紙224とが張り合わされている状態のものに対して、そのうち両面テープ223側に配された切断刃228と、リケイ紙224側に配されたテープ切り台229とを有している。切断刃228は、適宜の刃駆動具230(図例ではモータ駆動のクランク機構とした)によってテープ切り台229へ向けた進退動が可能になっている。この刃駆動具230は、切断刃228をテープ切り台229へ向けて最も進出させた状態でも、切断刃228がテープ切り台229には接触せず、これら切断刃228とテープ切り台229との間にリケイ紙224の厚さ分の隙間を保持させるようになっている。
【0098】
従って、この刃駆動具230の作動によって切断刃228がテープ切り台229側へ進出した後でも、リケイ紙224は切断されることなく、継続的にリケイ紙回収部218へと巻き取られるものである。
このような構成の連結準備作業部210では、当初、テープ供給部217からリケイ紙回収部218にわたってリケイ紙224が掛け渡されているが、このうち両面テープ223は、テープ供給部217から剥離ヘッド226の下端部までで止められた状態にある。
【0099】
この状態で、まず、上下動駆動具215の作動によって上下動基盤216が押し下げられると、剥離ヘッド226の下端部がロール紙原紙500aの巻出端上面に当接した時点で、剥離ヘッド226下端位置に位置付けられていた両面テープ223の先端がロール紙原紙500aへ点付け的に貼付されることとなる。
そこで、この状態のまま移動ユニット180の移動(このときの移動方向は図31で言えば右から左方となる)と、リケイ紙回収部218の回収作動とが同期的に行われる。従って、これに伴って両面テープ223がテープ供給部217から巻き出されつつ、ロール紙原紙500aの巻出端に沿って貼付されることとなる。また、このとき両面テープ223から剥離されたリケイ紙224については、リケイ紙回収部218へと巻き取られることとなる。
【0100】
このようにして、テープ供給部217での両面テープ223の供給量が所定量に達したときに、テープカッター227では刃駆動具230の作動でテープ切断刃228がテープ切り台229側へ進出し、両面テープ223に切れ目が入れられる。
このとき、切れ目は両面テープ223だけでリケイ紙224には達していない(即ち、リケイ紙224は切断されない)ことは上記した通りである。
そして、この後、両面テープ223に入れられた切れ目位置が剥離ヘッド226の下端まで達するようになったときに、丁度、移動ユニット180の移動と、リケイ紙回収部218の回収作動とが1サイクル分、終了するようになっている。
【0101】
この後、上下動駆動具215の作動で上下動基盤216が上昇されることで、この連結準備作業部210としての1サイクル動作が終了する。
図28に示すように、この端部処理装置9が有する作業部の一つとして、更に、巻き戻し準備作業部235がある。
この巻き戻し準備作業部235は、図29中の(C)部に示すように、ロール紙500から巻き出されたロール紙原紙500aの巻出端に対し、その延長方向へ突出させた状態でタブテープ236を貼付するところである。
【0102】
このタブテープ236は、巻出端をロール紙500の本体側へ巻き戻したときに、その止め付け用に張り付けるためのものである。すなわち、このタブテープ236で巻出端をロール紙500の本体側へ止め付けておけば、ロール紙500を輪転機へ向けて搬送したりストック用に取り扱いをしたりする間、巻出端がほつれを起こすことがないということになる。
このようなタブテープ236は、巻出端の長手方向に沿って複数枚を互いに所定間隔で張り付けるようにするのが好適である。
【0103】
図28に示したように、この巻き戻し準備作業部235は、移動ユニット180に対して設けられたタブテープ貼付ヘッド237を有している。
図32に示すように、このタブテープ貼付ヘッド237は、コア部240と、ドラム241と、スタンプ駆動部242とを有している。
また、このタブテープ貼付ヘッド237は、テープ供給部243やテープカッター244をも有したものとなっている。
スタンプ駆動部242は、このタブテープ貼付ヘッド237を全体として移動ユニット180へ取り付けるための固定基盤245と、この固定基盤245に対して上下動駆動具246を介して上下動可能に設けられた上下動基盤247とを有している。
【0104】
このうち、上下動基盤247の下辺部に近い部分に対し、ドラム241がやや下方突出状態で位置付けられたものとなっており、このスタンプ駆動部242は、このドラム241の外周面(下向き面)がロール紙の巻出端に接触するレベルと、このドラム241の外周面(下向き面)がその上方へ離反するレベルとの二位置間で、このドラム241を上下動させるように作動するものである。
図34に示すように、コア部240は、ドラム241の回転を支持するところである。このコア部240は、軸心が水平方向に向いた円柱形を基本形とするが、その外周面には、互いに区画された2つの凹部が形成されている。これらの各凹部は、それぞれ第1吸引室250及び第2吸引室251とされている。
【0105】
これら第1吸引室250や第2吸引室251には真空ポンプ(図示略)がエア配管されており、吸引状態(負圧)にできるようになっている。このうち、第2吸引室251に関しては、ドラム241の回転と所定の関係を保ちながら吸引状態のオンオフ切り替え(タイミング的な詳細は後述する)が行われるようになっている。
ドラム241は、上記説明から既に明らかなように、コア部240の回りに回転自在に外嵌されている。このドラム241は、コア部240の回りで正四角形以上の正多角形を呈するものである。
【0106】
そして、その角数に応じて、コア部240を中心とした角回動をするように回動駆動可能になっている(その駆動機構については図示を省略したが、ステッピングモータを用いたパルス制御としたり流体圧シリンダを用いたカム駆動としたりすればよい)。
図例のドラム241は正六角形としてあり、従ってこのドラム241の外周面にできる角数及び平坦面253の数は各6つずつあり、従って1/6回転ずつの角回動を行うものとされ、6動作で1回転することになる。
【0107】
このドラム241における全ての平坦面253には、内部のコア部240まで達する吸引孔254が形成されている。
従って、コア部240の第1吸引室250や第2吸引室251が吸引状態とされると、これら各吸引室250,251に対応するドラム241の各平坦面253では、各吸引孔254の開口周部、即ち、これら各平坦面253が吸引状態になり、これによってこれら平坦面253で、テープ供給部243から供給されるタブテープ236を吸着することができる。
【0108】
なお、図34に示すように、ドラム241における一つの平坦面253が真下を向いて停止しているものとして説明すると、上記コア部241において、第2吸引室251の開口長は、真下を向いた平坦面253における前半域(図34中の右半部)に対応する位置と、この平坦面253に対してドラム回転方向一次側(図34中の右側)に隣接する平坦面253に少しかかる位置とにわたる形成範囲(ドラム241の二つの平坦面253にわたる範囲)となっている。
これに対し、第1吸引室250は、第2吸引室251に対してドラム回転方向の一次側となるように配されており(即ち、第2吸引室251よりも先に通過する配置)、且つ、この第1吸引室250の開口長は、真上を向いた平坦面253における後半域(図34中の右半部)に対応する位置にわたる形成範囲(ドラム241の三つの平坦面253にわたる範囲)とされている。
【0109】
なお、これら第1吸引室250や第2吸引室251の開口長は、上記した範囲(図34に示したもの)に限定されるものではなく、必要に応じて適宜調節すればよい。
そして、ドラム241は、真下位置で各平坦面253が停止するように角回動されるものとなっている。
結果として、テープ供給部243から供給されるタブテープ236は、ドラム241の上向きとなっている平坦面253で吸着を開始され、この平坦面253がドラム241の真下へ向けられるまで、この吸着状態が維持されることになる。
【0110】
また、このドラム241の真下へ向けられた平坦面253では、次にドラム241が角回動することによって吸引状態が解除される(第2吸引室251の対象外へ出る)ので、ここでタブテープ236も吸着状態から解放されることになる。
このようにして、ドラム241が角回動を行うたびに、タブテープ236はドラム241が呈する多角形の一辺長さ(平坦面253の長さ)分ずつ繰り出されることになる。
【0111】
テープ供給部243は、新品のタブテープ236を保持するリール部とされている。なお、このテープ供給部243は駆動リールとすることも可能であるが、必ずしも駆動リールとすることが必要なわけではない。ただ、電磁ブレーキ(図示略)などが付設されたものとして、必要に応じて回転停止状態の保持(空転防止)ができるようにするのが好適である。
なお、本実施形態では、リケイ紙の付着していないタブテープ236を採用するものとしているが、リケイ紙が付着されたものを採用することも可能であり、この場合にはリケイ紙を巻き取りながら回収するリケイ紙回収部(上記連結準備作業部210で説明したようなもの)を設ければよいことになる。
【0112】
このようなテープ供給部243は、ドラム241の上向きの外周面に対してタブテープ236を供給するようになっている。
テープカッター244は、切断刃257と、この切断刃257をドラム241へ向けて進退動させる適宜の刃駆動具259(図例では流体圧シリンダとした)とを有している。
また、このテープカッター244には、ストローク制御部258が付設されている。
【0113】
なお、上記したドラム241には、その外周面に形成された全ての角部に、切断刃257との衝突干渉を回避するための凹部260が形成されている。従って、この切断刃257は、ドラム241が平坦面253の一つを真下へ向けた停止状態にあるときに、例えば側方へ向けた水平状態で位置付けられる凹部260を狙う配置として、設けられていることになる。
図33に示すように、切断刃257は、複数の三角刃261が連接されることによってギザ刃を形成している。各三角刃261は、ドラム241の外周面に吸着保持されているタブテープ236に対して、そのテープ幅方向に沿って並んだ状態にある。
【0114】
そして、上記したストローク制御部258は、このような切断刃257の刃先をタブテープ236へ押しつける量を強めたり、反対に弱めたりするためのものとして装備されたものである。
図例のストローク制御部258は、切断刃257が進出する部分に対し、爪駆動部262により、リンク機構を介してストッパ爪263を突出させたり引っ込めさせたりするものを示している。
すなわち、爪駆動部262を作動させないまま(ストッパ爪263を突出させないまま)、刃駆動具259を作動させて切断刃257を進出させると、切断刃257は刃駆動具259の作動ストローク分を全部使って進出するので、切断刃257の各三角刃261がそれらの根本部分までタブテープ236に食い込み、その結果、タブテープ236は切断される。
【0115】
しかし、爪駆動部262を作動させてストッパ爪263を突出状態にし、そのうえで刃駆動具259の作動で切断刃257を進出させると、この切断刃257の一部がストッパ爪263とぶつかり、進出量が少なく抑えられることになる。そのため、タブテープ236に対し、切断刃257における各三角刃261の先端だけが突き刺さる状態となり、その結果、タブテープ236は完全には切断されず、切取線264(図35参照)が形成されることとなる。
そこで、このストローク制御部258の作動(爪駆動部262によるストッパ爪263の突出と引き込みとの切り替え)を、ドラム241の多角形形状に応じた角回動のたびに交互に繰り返すようにすると、タブテープ236は、所定長さ(ドラム241の平坦面253における二つ分に相当した長さ)に切り出されると共に、この切り出された長さの丁度、中間位置に切取線264が設けられた状態となる。
【0116】
このような切取線264は、切り出されたタブテープ236をその長手方向中間位置で引きちぎろうとするうえで、その破断予定部となる。
すなわち、このタブテープ236は、上記したようにロール紙500の巻出端を巻き戻したときに、この巻出端をロール紙500の本体側へ止め付けるために使用するものであるが、このロール紙500を輪転機などへセットした後には、タブテープ236を引きちぎって巻出端を巻き出す必要がある。
このような場合に、上記したような切取線264が設けられていれば、タブテープ236の引きちぎりがいとも簡単且つ迅速に行えることになる。
【0117】
このような構成の巻き戻し準備作業部235では、上記したようにドラム241の外周面にテープ供給部243からのタブテープ236が吸着保持されつつ、ストローク制御部258の作動とドラム241の角回動とが交互に繰り返され、もって、タブテープ236としての所定長さへの切り出しと切取線264の形成とが行われる。
そして、移動ユニット180の移動によって、タブテープ貼付ヘッド237がロール紙500の巻出端に対する適宜貼付位置に達したところで、スタンプ駆動部242の作動により、ドラム241の下向きの平坦面253が巻出端へと押し付けられる。
【0118】
この状態で、コア部240の第2吸引室251に対する吸引状態が解除され、切り出された1片のタブテープ236が巻出端へと張り付けられることとなる。このようなタブテープ236の切り出し及び切取線264の形成と、移動ユニット180の移動とが、タブテープ236の貼付枚数及びその貼付ピッチに応じて繰り返されて、図29に示したような状態とされた段階で、この巻き戻し準備作業部235としての1サイクル動作が終了する。
なお、図36及び図37に示すように、ロール紙原紙500aの巻出端にタブテープ236が張り付けられた後、この巻出端がロール紙500の本体側へ巻き戻される際には、ロール紙500の外周面に対して押さえローラ267(図2をも併せて参照のこと)を軽く押圧状態にさせるとよい。
【0119】
この押さえローラ267は回転自在なものである。また、この押さえローラ267は、例えば流体圧シリンダ等(図示略)によって昇降可能なものとしておけばよい。これによって、この押さえローラ267がロール保持装置3などの作動に干渉するのを防止できる。
図28に示すように、この端部処理装置9が有する作業部の一つとして、更に、テール表示作業部270がある。
このテール表示作業部270は、図29中の(A)部に示すように、ロール紙500から巻き出されたロール紙原紙500aの巻出端近傍へ、テールマーク271を貼付するところである。
【0120】
このテールマーク271は、文字通り、このロール紙原紙500aの端部を検出するためのものである。なお、このロール紙原紙500aを輪転機などの装置内へ通過搬送させる場合にあって、その先端部としての検出に使用することも勿論可能である。
図28に示したように、このテール表示作業部270は、移動ユニット180に対して設けられたテールマーク貼付ヘッド272を有している。
また、このテール表示作業部270は、この移動ユニット180の移動をガイドするガイドレール181の一端部寄りに設置されたテープ受け渡し装置273を有している。
【0121】
図38に示すように(なおこの図38は、図28中の矢符G方向から見た状態として描いてある)、このテープ受け渡し装置273は、設置用の固定基盤274に対して設けられたテープ供給部275と、リケイ紙回収部276と、テープ切り出し部277とを有している。
テープ供給部275は、テールマーク271の材料となるテープ280(片面側だけにリケイ紙281が付着されて巻回されたもの)を保持するリール部とされたもので、駆動はされないが、電磁ブレーキ(図示略)などが付設されたものとして、必要に応じて回転停止状態の保持(空転防止)ができるようになっている。
【0122】
これに対し、リケイ紙回収部276はテープ供給部275から巻き出されるテープ280からリケイ紙281だけを巻き取りながら回収するリール部とされたもので、一定トルクで駆動される構造である。
テープ切り出し部277には、テープカッター278が設けられている。
また、このテープ切り出し部277は、テープ供給部275からリケイ紙回収部276へ向けて巻き出されるテープ280乃至リケイ紙281を所定の張り渡し状態にガイドする複数のローラ282と、これら各ガイドローラ282による張り渡たし状態の中途部分に設けられたクサビ型をしたスライドナイフ283とを有している。
【0123】
また、このテープ切り出し部277は、上記した各ガイドローラ282とは別に、スライドナイフ283に対するテープ280乃至リケイ紙281の入り側に設けられた可動ローラ284を有している。
スライドナイフ283は、移動ユニット180の移動方向に平行する方向に細長い板片形に形成されたもので、テールマーク貼付ヘッド272へ向けた端部は、舳先状に切り上がったエッジとされている。
図39(A)乃至(D)に示すように、このスライドナイフ283は、適宜駆動具(図示略)によって水平移動可能とされている。
【0124】
従って、テープ供給部275の電磁ブレーキ(図示略)を解放状態にしたうえで、このスライドナイフ283をテールマーク貼付ヘッド272へ向けて進出させると(図38及び図39の右方へ移動させると)、その進出量に応じたテープ280乃至リケイ紙281の繰り出しが可能になっている。
また、このスライドナイフ283はその先端部がエッジ化されているので、この先端部により、テープ280とリケイ紙281とが張り合わされている状態のものに対してそのうちリケイ紙281側に鋭角的なしごき作用を与えることができ、その結果、テープ280とリケイ紙281との界面に剥離作用を生起させることができるようになっている。
【0125】
可動ローラ284は、流体圧シリンダ等の適宜駆動具285によって上下動可能に設けられたもので、その下降位置で上記スライドナイフ283の上面に当接するように配置されている。
従って、この可動ローラ284を下降させた状態にすることで、スライドナイフ283に対するテープ280乃至リケイ紙281の当接を確実化させることができるものである。
テープカッター278は、スライドナイフ283の先端部近傍で、刃先を下向きにした切断刃287と、この切断刃287を上下駆動させる流体圧シリンダ等の刃駆動具288とを有している。
【0126】
なお、刃駆動具288が作動する時点では、図39(D)に示すように、テープ280とリケイ紙281とが剥離された状態とされているので、切断刃287はテープ280だけを切断することとなり、リケイ紙281は切断されることなく、その後も継続的にリケイ紙回収部276へと巻き取られるものである。
一方、テールマーク貼付ヘッド272は、移動ユニット180へ取り付けられたブラケット290に対し、流体圧シリンダやソレノイド等の上下動駆動具291を介して上下動可能に設けられた上下動台292と、この上下動台292によって保持された吸引搬送部293とを有している。
【0127】
この吸引搬送部293は、その下面部が吸引面とされており、真空ポンプ(図示略)等とエア配管されている。
この吸引搬送部293は、移動ユニット180がテープ受け渡し装置273へ向けて移動したときであって、且つ、図39(B)及び(C)に示すようにスライドナイフ283が進出状態とされているものとして、このスライドナイフ283の上部にオーバーラップするような位置関係で設けられている。
また、このとき吸引搬送部293が上下駆動具291の作動で上昇されたときに、この吸引搬送部293の下面がスライドナイフ283の上面に当接乃至最接近するようになっている。
【0128】
すなわち、吸引搬送部293は、上下駆動部291の上限位置でスライドナイフ283が進出接近するのでその上面に最接近し、ここで上下駆動部291から解放されてスライドナイフ283上のテープ280に接触し、吸引を行う。そして、テープ280を吸引保持した状態のまま上下駆動部291に再接続される。そして、スライドナイフ283が後退した後、上下駆動部291の下限位置まで下降することにより、ロール紙500の巻出端へテープ280を張り付けることになる。
【0129】
このような構成のテール表示作業部270では、テープ受け渡し装置273(図38参照)において、まずテープ供給部275の電磁ブレーキ(図示略)が解放状態とされる。
そして、図39(A)に示すように、可動ローラ284が駆動具285(図38参照)の作動によって下降されて、スライドナイフ283の上面に当接した状態とされる。
そして、リケイ紙回収部276が巻き取り方向に駆動され、これによってテープ供給部275からリケイ紙回収部276へわたるテープ280乃至リケイ紙281は、弛みが取り除かれて所定張力でピンと張った状態とされる。ここで一旦、リケイ紙回収部276は停止状態となる。
【0130】
そして、図39(B)に示すように、スライドナイフ283が進出され、テープ供給部275側からこのスライドナイフ283の進出量に応じたテープ280乃至リケイ紙281が繰り出されるようになる。
そして、このテープ受け渡し装置273へ向けて移動ユニット180が移動し、スライドナイフ283の上方にテールマーク貼付ヘッド272の吸引搬送部293がオーバーラップする状態とされる。
そして、この吸引搬送部293では吸引が開始され、また上下駆動具291(図38参照)から解放されるので、図39(C)に示すようにこの吸引搬送部293がスライドナイフ283上へと自重で降下し接触する。
【0131】
そこで、テープ供給部275では電磁ブレーキ(図示略)がONの状態とされ、また可動ローラ284が駆動具285の作動で上昇される。
そして、図39(D)に示すように、テールマーク貼付ヘッド272の吸引搬送部293が上下駆動具291に再接続されると共に、テープ受け渡し装置273側ではスライドナイフ283が後退されて、その結果、テープ280とリケイ紙281とが剥離されることとなる。
また、リケイ紙回収部276が再び巻き取り方向に駆動され、従ってテープ280は吸引搬送部293に吸着保持された状態となるが、リケイ紙281はスライドナイフ283の後退量に応じてリケイ紙回収部276へと巻き取られた状態となる。
【0132】
その後、テープ受け渡し装置273のテープカッター278において、切断刃287が刃駆動具288の作動で下降及び上昇して、吸引搬送部293から後続するテープ280が切断される。
このようにして吸引搬送部293に吸着保持されたテープ280が、移動ユニット180の適量の移動と、その移動後における上下動駆動具291による吸引搬送体293の下降、更には吸引搬送体293での吸引解除といった各動作に基づいて、ロール紙500の巻出端へと張り付けられることとなる。
【0133】
従って、この張り付けられたテープが、以後、テールマーク271として作用することになるのである。
[7] ロール搬送装置10
図2に示すように、このロール搬送装置10は、ロール保持装置3における基準位置Xの真下に設置されている。
図40に示すように、このロール搬送装置10は、所定間隔をおいて設けられた一対のホイール300間に、チェーン等のエンドレス搬送帯301が掛け回されて成るものであって、一方のホイール300又は両ホイール300間に設けたテンションホイール(図示略)に接続したモータ302により駆動可能とした駆動コンベアである。
【0134】
本実施形態において、このロール搬送装置10では、ロール紙梱包体515をその軸方向に沿って搬送させるものとした。
そのため、ホイール300の相互間隔は、ロール紙梱包体515の軸方向長さよりも長く設定されている。また、搬送途中にロール紙梱包体515が転げ落ちたり、位置ズレしたりすることがないように、エンドレス搬送帯301に対してその全長に、中窪み形状のキャリー用アタッチメント303が連接されたものとなっている。
【0135】
また、このロール搬送装置10では、下部にリフト装置305を設けてあり、図2に示したようにロール保持装置3に対するロール紙梱包体515やロール紙500の受け渡しが容易且つ円滑に行えるようにしてある。
このリフト装置305を設けることに伴い、ロール保持装置3に装備させるセンタ軸移動装置41においてその大型化を抑制できるという利点もある。
ところで、このロール搬送装置10では、ロール紙梱包体515を搬入する作用だけでなく、梱包材510のうち少なくとも側面梱包紙511が取り除かれた後の裸状態のロール紙500を搬出する作用をも奏するものとされている。
【0136】
そこで、上記エンドレス搬送帯301には、ロール紙梱包体515をロール保持装置3へ搬入するのに専用される搬入ゾーン307と、ロール保持装置3からロール紙500を搬出するのに専用される搬出ゾーン308とが、長手方向で互いに区分けされたものとしてある。
これら搬入ゾーン307と搬出ゾーン308とでは、例えばキャリー用アタッチメント303の材質を硬軟性で異ならせたり、形状的に異ならせたりしておけばよい。しかし、場合によっては、両ゾーン307,308間で物理的、構造的な違いは全く存在しないものとしておき、制御上(運用上)の区別として、明確に使い分けられるものとしておくだけでもよい。
【0137】
従って、このロール搬送装置10を搬入、搬出の双方で共用できるものでありながら、汚れた状態のロール紙梱包体515から、綺麗な状態のロール紙500に対して、汚れが移るということがないものである。
勿論、装置として1台でよい(搬入装置と搬出装置とを別々に設置する必要がない)から、装置の小型化、設備コストの低廉化等の利点が得られるものである。
[8] まとめ
以上、詳説したところから明らかなように、上記構成を具備したロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム1(図1乃至図3参照)では、搬入コンベア11からロール搬送装置10を経てロール紙梱包体515が所定位置に搬入されると、ロール保持装置3ではセンタ軸移動装置41や挟持動作装置21が作動する。
【0138】
従って、このロール搬送装置10からロール紙梱包体515が受け取られ、且つ基準位置Xで水平保持される。
そして、次に分離装置4の鏡面カッター62、切開カッター60、剥ぎ取りカッター63がこの順番で作動して、梱包材510は側面梱包紙511と鏡面梱包紙512とに切り分けられる。
そして、梱包紙排紙装置5の側面梱包紙用回収装置6が作動して、切り分けられたうちの側面梱包紙511が回収、除去される。従って、この段階でロール保持装置3のセンタ軸20間には、側面梱包材511が取り除かれて裸状態とされたロール紙500が保持されていることになる。
【0139】
次に、ロール保持装置3のセンタ軸20が回転して、ロール紙500からロール紙原紙500aが巻き出される。
そして、端部処理装置9が作動する。
この端部処理装置9での作動順としては、例えば、まず最初に、移動ユニット180が移動を開始して、その往動時に整形作業部195のカッターヘッド196による面取り部520(図29参照)の形成が行われ、次にこの移動ユニット180が復動を行う場合に、テール表示作業部270のテールマーク貼付ヘッド272及びテープ供給部244によるテールマーク271の張り付けが行われる。
【0140】
また、折り返し、移動ユニット180が2度目の往動を行うことになり、このとき巻き戻し準備作業部235のタブテープ貼付ヘッド237によるタブテープ236(図29参照)の張り付けが行われる。
そして、最後にこの移動ユニット180が復動を行う場合に、連結準備作業部210の両面テープ貼付ヘッド213による両面テープ212(図29参照)の張り付けが行われる。
そして、このようにして仕立て処理が終了した後は、ロール保持装置3のセンタ軸20が上記と逆回転して、ロール紙原紙500aが巻き取られ、このときタブテープ236による巻出端の止め付けが行われる。
【0141】
その後、ロール保持装置3のセンタ軸移動装置41や挟持動作装置21の作動で、巻き取り状態のロール紙500が、ロール保持装置3からロール搬送装置10へと渡され、搬出コンベア12へと吐き出される。
なお、このとき、ロール保持装置3のセンタ軸移動装置41及び取出装置42が作動すると共に、梱包紙排紙装置5の鏡面梱包紙用回収装置7が作動して、センタ軸20に突き刺さり状態で残された鏡面梱包紙512が除去・回収される。これで、ロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム1としての全システムの1サイクル動作が終了する。
【0142】
ところで、本発明は、上記実施形態で説明したものに限定されるものではなく、細部の構成、採用機構、採用部材、部材形状、作動順序等々に関しては、実施の形態に応じて更に適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態ではロール紙梱包体515をセンタ軸20で持ち上げる構造としているが、持ち上げず、その周辺機構を必要に応じて昇降させることでロール紙梱包体515への相対近接・離反を行わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、略水平に保持したロール紙梱包体515に対してその上向きの周面を切開するようにしているが、これは下向きの周面や、横向きの周面を切開させるように変更してもよい。
【0143】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るタブテープ貼付ヘッド及びタブテープ貼付装置では、タブテープの定量供給が確実且つ正確に行え、従ってロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステムとしての稼働の確実性を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステムにおける一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大矢視図である。
【図3】図2のB−B線拡大矢視図である。
【図4】ロール保持装置を示す斜視図である。
【図5】ロール保持装置におけるロール紙梱包体の保持前の状態を示す正面図である。
【図6】ロール保持装置におけるロール紙梱包体の保持状態を示す正面図である。
【図7】ロール紙梱包体に対するセンタ軸の挿入状態を示す正面断面図である。
【図8】ロール紙梱包体に対してセンタ軸を挿入する過程を示す正面断面図である。
【図9】ロール保持装置におけるロール紙梱包体の解放後の状態を示す正面図である。
【図10】分離装置のカッター走行部を示す正面図である。
【図11】分離装置における切開カッターの周辺を拡大して示す正面図である。
【図12】分離装置の切開カッターを示す斜視図である。
【図13】図11のC−C線拡大断面図である。
【図14】図11のD−D線拡大矢視図である。
【図15】図10のE−E線拡大矢視図である。
【図16】切開カッターによる側面梱包紙の切開状況を示す斜視図である。
【図17】切開カッターの走行後において側面梱包紙に形成された切れ目が口開き保持索によって口開きされた状況を示す側断面図である。
【図18】口開き保持索に対して必要とされた跳ね上げ機構の拡大側面図である。
【図19】切開カッターの走行後において側面梱包紙に形成された切れ目が口開き保持索によって口開きされた状況を示す斜視図である。
【図20】分離装置の鏡面カッターを示す斜視図である。
【図21】鏡面カッターの作動状況を示す斜視図である。
【図22】分離装置の剥ぎ取りカッターを示す斜視図である。
【図23】剥ぎ取りカッターのカッター振動部を拡大して示す斜視図である。
【図24】剥ぎ取りカッターによる側面梱包紙と鏡面梱包紙との切り分け状況を示す斜視図である。
【図25】側面梱包紙用回収装置を拡大して示す側面図である。
【図26】側面梱包紙用回収装置を示す斜視図である。
【図27】側面梱包紙用回収装置による側面梱包紙の圧縮状況を示す斜視図である。
【図28】端部処理装置を示す斜視図である。
【図29】端部処理装置による各種の仕立て処理を説明した斜視図である。
【図30】端部処理装置における整列作業部のカッターヘッドを示す斜視図である。
【図31】端部処理装置における連結準備作業部の両面テープ貼付ヘッドを示す正面図である。
【図32】端部処理装置における巻き戻し準備作業部のタブテープ貼付ヘッドを示す正面図である。
【図33】図34のF−F線拡大矢視図である。
【図34】図32中の一部を拡大し且つ一部を破砕して示す図である。
【図35】巻き戻し準備作業部によって張り付けられたタブテープの様子を拡大して示す斜視図である。
【図36】巻き戻し準備作業部によってタブテープが張り付けられた後にロール紙の巻出端を巻き戻す状況を説明した側面図である。
【図37】図36に続く状況を説明した側面図である。
【図38】端部処理装置のテール表示作業部が具備するテールマーク表示ヘッド及びテープ受け渡し部を示す正面図(図28中の矢符G方向から見た状態の図)である。
【図39】テール表示作業部の作動状況を説明した図である。
【図40】ロール搬送装置を示す斜視図である。
【図41】ロール紙梱包体を示す斜視図である。
【図42】ロール紙梱包体を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 ロール紙梱包体の開梱及び仕立てシステム
2 開梱装置
3 ロール保持装置
4 分離装置
5 梱包紙排紙装置
6 側面梱包紙用回収装置
7 鏡面梱包紙用回収装置
8 仕立て装置
9 端部処理装置
10 ロール搬送装置
20 センタ軸
21 挟持動作装置
30 本支持部
31 仮支持部
32 突入部
40 吸着装置
41 センタ軸移動装置
42 取出装置
60 切開カッター
61 カッター走行部
62 鏡面カッター
63 剥ぎ取りカッター
65 刃部
70 窪み形成具
85 口開き保持索
89 跳ね上げ機構
96 切れ目
130 カッター振動部
150 損紙丸め装置
151 圧縮装置
180 移動ユニット
195 整形作業部
196 カッターヘッド
210 連結準備作業部
212 両面テープ
213 両面テープ貼付ヘッド
235 巻き戻し準備作業部
236 タブテープ
237 タブテープ貼付ヘッド
240 コア部
241 ドラム
242 スタンプ駆動部
243 テープ供給部
244 テープカッター
253 平坦部
254 吸引孔
250 吸引室
251 吸引室
257 切断刃
261 三角刃
264 切取線
270 テール表示作業部
271 テールマーク
272 テールマーク貼付ヘッド
300 ホイール
301 エンドレス搬送帯
307 搬入ゾーン
308 搬出ゾーン
500 ロール紙
501 中空芯部
502 端面
511 側面梱包紙
512 鏡面梱包紙
515 ロール紙梱包体
520 面取り部
X 基準位置

Claims (3)

  1. リール化されたタブテープを巻き出しつつ所定長さに切り出してこれを連続的に貼付する際に用いられる貼付ヘッドであって、
    コア部(240)と、
    このコア部(240)回りで角回動可能に設けられた正四角形以上の正多角形を呈するドラム(241)と、
    このドラム(241)の外周面に対してタブテープ(236)を供給するテープ供給部(243)と
    を有しており、
    上記ドラム(241)には、その外周にできる複数の平坦面(253)から上記コア部(240)まで達する吸引孔(254)が設けられ、上記コア部(240)には、ドラム(241)における複数の平坦面(253)に対してそれらの吸引孔(254)を吸引状態にさせる吸引室(250,251)が形成されていることを特徴とするタブテープ貼付ヘッド。
  2. 前記ドラム(241)の外周面に対してタブテープ(236)が供給されたときにこのタブテープ(236)を所定長さに切断するテープカッター(244)が付属されており、
    このテープカッター(244)は、タブテープ(236)のテープ幅方向に沿って複数の三角刃(261)が連接されたギザ刃の切断刃(257)を有しており、
    ドラム(241)の外周面に形成された全ての角部には、切断刃(257)との衝突干渉を回避するための凹部(260)が設けられ、
    切断刃(257)の切り込み量を変化させることにより、タブテープ(236)の切断と切取線(264)の形成との切り替えが可能になっていることを特徴とする請求項1記載のタブテープ貼付ヘッド。
  3. 請求項1記載のタブテープ貼付ヘッド(237)と、
    このタブテープ貼付ヘッド(237)におけるドラム(241)の外周面に対してタブテープ(236)が供給されたときにこのタブテープ(236)を所定長さに切断するテープカッター(244)と、
    このタブテープ貼付ヘッド(237)におけるドラム(241)の外周面がタブテープ貼付位置に接触するレベルとその上方へ離反するレベルとの間でこのドラム(241)を上下動させるスタンプ駆動部(242)と
    を有していることを特徴とするタブテープ貼付装置。
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