JP2559089B2 - ポープリールにおける紙移し替え時の損紙発生防止方法及び装置 - Google Patents

ポープリールにおける紙移し替え時の損紙発生防止方法及び装置

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JP2559089B2 JP5119071A JP11907193A JP2559089B2 JP 2559089 B2 JP2559089 B2 JP 2559089B2 JP 5119071 A JP5119071 A JP 5119071A JP 11907193 A JP11907193 A JP 11907193A JP 2559089 B2 JP2559089 B2 JP 2559089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポープリールにおける
紙の移し替え方法及び装置。詳しくは現行巻取から予備
巻心への紙の移し替えを無人で、損紙も僅少な状態で行
える紙の移し替え方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙等のウェブの巻き取りにおいて、先端
にナイフを有するカッテングサポートを一対のドラムロ
ール問に下方から挿入し、このドラムロール上に巻き取
られたロールと後続するウェブとを切り離した後、粘着
材の貼付されたコアを前記ドラムロール間における上部
に搬入してなるウェブ巻取装置は、特開平3−1772
51号公報により知られている。しかしながらこの巻取
装置の紙の移し替え方式は、一個の回転ドラムの後側の
巻き取り位置において巻心を前記回転ドラムと接触させ
て、この巻心を前記回転ドラムと同じ周速度で回転さ
せ、給送される紙をこの巻心へき巻き取らせて巻取が適
当な大きさになると、紙を回転ドラムの上側に待機する
予備巻心へ移し替えてこれに巻き取らせるポープリール
には採用できないから、ポープリールにおいては、現行
の巻取りが適当な大きさになったとき、図16に示すよ
うに一端側に紙39の押さえと切断を行う紐40を止着
した予備巻心41を、回転ドラム42上へ降して回転さ
せながら前記紐40を横に誘導し、同図に示すように
巻心41へ螺旋状に巻き着かせて紙39を押さえさせ
ると共に、この紐40に沿って紙39を切断させて巻取
紙から予備巻心41へ紙39を移し替える方法を採用し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、紙の移し替え
に二人の作業者が必要で、作業には危険が伴うし、又、
紙は図14に示すように緩やかな角度で斜めに切断され
てこの部分が損紙になるから、その長さは数m以上に及
び、且つ、巻心へ螺旋状に巻着いた紐の上へ紙が巻き着
けられるので、紙の紐へ乗る部分が高くてその中間は低
くなる凸凹を生じて、この凸凹が巻取がある程度の大き
さになるまで消えないため、この凸凹による損紙が20
〜30mにも及ぶことがあって損紙率が非常に高い問題
点がある。
【0004】本発明は、この現状にかんがみなされたも
ので、現行巻取が適当な大きさになると紙を予備巻心の
手前で切断もしくは切目入れし、その巻き始め端の部分
が予備巻心の下へ進んだとき予備巻心を降して、これへ
紙を止着して紙の巻き取りを開始させ、予備巻心を回転
ドラム後側の巻取位置へ移してここで巻き取りを行
ることにより、無人で紙の移し替えができて損紙の発生
も僅小となるポープリールにおける紙の移し替え方法及
び装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明に係るホープリールにおける紙の移し替え方法及
び装置は、一個の回転ドラムの後側の巻き取り位置にお
いて巻心を前記回転ドラムへ接触させて、この巻心を前
記回転ドラムと同じ周速度で回転させ、給送される紙を
この巻心へ巻き取らせて巻取が適当な大きさになると、
紙を回転ドラムの上側に待機する予備巻心へ移し替えて
これに巻き取らせるポープリールにおいて、現行の巻取
が適当な大きさになると予備巻心の手前において紙を直
角に近い角度で切断若しくは切目入れし、この切断若し
くは切目入れした部分が予備巻心の下に進んだとき、前
記回転ドラムと同じ周速度で回転している予備巻心を紙
の巻始め端が回転ドラムとの間ヘ挟まれるように降下さ
せ、止着手段により紙の巻始め端を予備巻心へ瞬時に止
着して紙の巻き取りを開始させ、これに伴い予備巻心を
回転ドラムとのの接触を保ちつつ回転ドラムのの巻き取
り位置へ移動さてここで巻き取りを行わせる方法と、
一個の回転ドラムの後側の巻き取り位置において巻心を
前記回転ドラムへ接触させて、この巻心を前記回転ドラ
ムと同じ周速度で回転させ、給送される紙をこの巻心へ
巻き取らせて巻取紙が適当な大きさになると、紙を回転
ドラム上に待機する予備巻心へ移し替えてこれに巻き取
らせるポープリールにおいて、予備巻心の手前に設け
て、巻き取り中の巻取りが適当な大きさになると紙を直
角に近い角度で切断、若しくは切目入れする手段と、回
転ドラムの上側に予備巻心を支持して、この予備巻心を
巻取が適当な大きさになると回転手段により回転ドラム
と同じ周速度で回転させつつ予備巻心の下へ切断若しく
は切目入れした部分の巻き始め端が達したとき、この部
分を回転ドラムとの間へ挟むように降下して、予備巻心
に設けた止着手段へ瞬時に止着する手段と、予備巻心が
紙の巻き始め端を止着されてその巻き取りを開始する
と、前記予備巻心を回転ドラムとの接触を保ちつつ回転
ドラムの後側の巻き取り位置へ移動させてここで巻き取
りを行わせる手段とを備えさせた構成とを採用すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】前記のように構成される本発明の方法及び装置
は、現行巻取aが図1に示すように適当な大きさになっ
たら、同図に示すように受体21により回転ドラム7上
に支持される予備巻心6に駆動ベルト29を接触させて
予備巻心6を回転させ、その周速度を回転ドラム7と同
一か、これよりも僅かに速目とする。
【0007】予備巻心6の周速度が希望値になったら、
腰が強い紙の場合は図2に示すように断截刃9を作動さ
せて受刃8との噛み合いにより図14のように直角に近
い角度に紙1を断截し、巻終り端イと巻始め端ロに区分
して巻終り端イ側は巻取aに巻き取らせ、巻始め端ロ側
は給送ロール2,3により予備巻心1の下へ送らせなか
ら現行巻取aを同図のように回転ドラム7から離れさせ
る。
【0008】この間に紙1の巻始め端ロは予備巻心6の
下に達するから、図3に示すように予備巻心6から駆動
ベルト29を離れさせて、受体21の降下により予備巻
心6を回転ドラム7上へ降ろし、その支持体5に抑えロ
ーラ25を係合させると、紙1の巻始め端ロは巻心6に
設けた接着式12か、吸着式13,14の止着手段によ
り瞬時に平坦に巻心6へ止め付けられて回転ドラム7に
よる表面駆動で回転され紙1の巻取りを開始する。
【0009】前記のように紙1の巻取りが開始されたら
この巻心6を図4のように回転ドラム7の周面に沿って
降下させ、巻心6の支持体5がガイドレール11に乗っ
た時に停止させて、前記支持体5を押付ローラ32によ
り回転ドラム7側へ押させると、巻心6は紙1を介して
回転ドラム7に接触し、その表面駆動による紙1の巻取
りを行うようになる。
【0010】前記のようにガイドレール11上で紙1の
巻取りが行われるようになったら、予備巻心6の受体2
1と抑えローラ25を図5に示す位置へ戻し、受体21
を上昇させて置いて、ガイドレール11上での巻取りを
続け、図6のように巻取aを増大させながら適当な時期
に受体21上へ図6のように予備巻心6へ供給して置け
ば、所定の時間の後に巻取aが図1に示した適当な大き
さになったとき、前述の要領での紙の移し替えを行うこ
とができるものである。
【0011】又、腰の弱い紙の場合は、前述のように断
截してしまうと、給送ロール2,3で送っても紙が座屈
して予備巻心6の下まで到達しないから、このような紙
1に付いては、図13、図14に示す回転ミシン刃9’
を用いて、図15のように紙1に直角に近い角度で切目
38を入れて、紙1の巻終り端イと巻始め端ロとを一部
分でつながらせて置き、巻始め端ロを巻取りによって予
備巻心6の下まで引っ張らせて行き、この部分が止着手
段12か、13,14によって予備巻心6へ止め付けら
れると、切目38の残部がちぎられて巻終り端イが巻取
aに巻取られるようにする。
【実施例】
【0012】以下に本発明に係るポープリールにおける
紙の移し替え方法及び装置の実施例を図面に基いて説明
する。
【0013】図1は本発明の方法による紙の移し替えに
おいて現行巻取が適当な大きさになり予備巻心の駆動を
始めた状態の説明図。図2は予備巻心の回転が所定の周
速度になって紙に断截若しくは切目入れを施す状態の説
明図。図3は断截若しくは切目入れを施された紙の巻始
め端の上へ予備巻心を降して巻心へ止着した状態の説明
図。図4は紙を巻取り始めた巻心を回転ドラムに沿って
ガイドレール上へ降下させた状態の説明図。図5はガイ
ドレール上での紙の巻取りに伴い予備巻心の受体を原位
置に戻した状態の説明図。図6は紙の巻取り中に受体へ
予備巻心を供給した状態の説明図。図7は本発明に係る
装置の紙の移し替え開始の状態を一部分を破断して示す
側面図。図8は同上の中央部を省略した平面図。図9は
紙の巻始め状態を示す一部分を破断した側面図。図10
は接着により紙の瞬時止着を行う予備巻心の縦断側面
図。図11は吸着により紙の瞬時止着を行う予備巻心の
縦断側面図。図12は紙の切目入れ手段を示す縦断側面
図。図13は同上の一部分を示す背面図。図14は紙を
断截によって巻終り端と巻始めに区分した状態の説明
図。図13は紙を切目入れによって巻終り端と巻始めに
区分した状態の説明図である。
【0014】この発明を実施するポープリールは、図7
〜図9に示すように上下から紙1を挟んで回転する給送
ロール2,3と、給送される紙1を後記する回転ドラム
の上周面へ導くテーブル4と、テーブル4上を進んで来
る紙1に周面を接して紙1を表面駆動し、両端を支持体
5に支持させた巻心6に巻取らせる回転ドラム7と、前
記テーブル4の中間の下側と上側に紙1と直交するよう
に配設した受刃8と回転断截刃9とを図示の配置でフレ
ーム10に取付け、このフレーム10の後側には巻心6
の支持体5を支持して巻取りの増加に伴い移動させる二
枚板のガイドレール11を連設した構成としてある。
【0015】そして前記した紙1の巻心6は、紙1の巻
始め端を周面へ瞬時に止め着ける必要があるから、その
周面に図10のように両面接着テープ12を接着して置
いて、巻心6が紙1へ接触すると接着により瞬時に平坦
な紙1の止め着けが行われる接着式か、内空に図11の
ように吸引管13を接続した巻心6の周面に多数の吸引
孔14を設けて、巻心6が紙1に接触すると吸着により
瞬時に平坦な止め着けが行われる吸着式の止着手段等を
施して置く。
【0016】前記回転ドラム7を駆動する軸15には、
この軸15よりも図7、図9のように給送ロール2,3
側へ偏る一対の揺動腕16を、前記回転ドラム7を図8
のように差し挟むように遊合して、その下部に扇形ギア
17をそれぞれ取付け、これら扇形ギア17に同じ軸1
8に固定したピニオン19を噛合せて、このピニオン1
9により扇形ギア17を回転させると、前記揺動腕16
が図7に示す直立状態から図9に示す水平状態に倒れて
後記の通りこれに支持される予備巻心6を待機位置から
巻取り位置ヘ移動させるように構成してある。
【0017】前記揺動腕16の軸15に面する側にはガ
イド20を設けて、このガイド20に予備巻心6の受体
21を昇降自在に支持させ、この受体21に前記揺動腕
16の基部に取付けた昇降シリンダ22を連結して、こ
れにより受体21を上昇させると予備巻心6は回転ドラ
ム7から離れた位置に保持され、下降させると回転ドラ
ム7へ紙1を介して接触するもので、この状態の保持は
前記揺動腕16の上部に支持させた抑え腕23を操作シ
リンダ24により図7に鎖線で示す位置へ移動させて、
その先端に取付けた抑えローラ25を巻心6の支持体5
に当接させることにより行う。
【0018】前記のように予備巻心6が紙1を介して回
転ドラム7に接触する際には、予備巻心6は回転ドラム
7と同一若しく少し速い周速度で回転させて置く必要が
あるから、前記した揺動腕16の一方の内側に別の揺動
腕26を遊合してこの揺動腕26の先端にプーリー27
を取付け、このプーリー27と前記回転ドラム7の端部
とに張り手段28により張らせたベルト29を掛け渡し
て回転させて置く。そしてこのベルト29を揺動腕26
に連結した操作シリンダ30により予備巻心6へ押し付
けると巻心6は回転ドラム7と同じ周速度で、又、巻心
6のベルト29に接する部分を僅かに太くして置くと、
巻心6は回転ドラム7よりも僅かに速い周速度で回転さ
れる。
【0019】前記した2枚板のガイドレール11の間に
は図8に示すように紙1の巻取aを前記回転ドラム7へ
押付けさせる押付腕31を設けて、その上端に巻心6の
支持体5に当接する押付ローラ32を取付け、紙1の巻
取リ中は前記押付腕31を操作シリンダ33により引い
て押付ローラ32により支持体5を回転ドラム7側へ押
圧させ、回転ドラム7による巻取aの表面駆動が確実に
行われるようにしてあり、又、前記押付腕31には回転
ドラム7側へ肘体34を突出させて、この肘体34に戻
し腕35を支持させ、戻し腕35の先端には戻しローラ
36を取付けて、巻取aが適当な大きさになったときシ
リンダ33により押付腕31を押し戻すと、戻しローラ
36が巻心6の支持体5に当接して巻取aを回転ドラム
7から離れさせてストッパー37に制止される位置まで
移動させる。
【0020】そして前記実施例に示す装置により図1〜
図6に示す工程で紙1の移し替えを行うためには、現行
巻取aの巻取り開始に伴い、回転ドラム7の回転数に基
いて巻取aの大きさを検知する公知の検知手段を始動さ
せ、巻取aが適当な大きさになると検知手段がこれを検
知して紙1の移し替えの指令を発し、図1〜図6に示す
工程を追順的に行わせるように制御回路を組むものであ
るが、前述の検知手段も制御回路も周知に属するもので
本発明の要旨とするものではないから、これらに付いて
の説明は省略する。
【0021】以下に図7〜図9に示す装置の実施例によ
って紙の移し替えを行う具体例を図1〜図6の工程図に
従って説明する。
【0022】図7に示すように揺動腕16が直立した状
態において、昇降用シリンダ22により受体21を同図
のように上昇させて予備巻心6を回転ドラム7から離し
た状態で現行巻取aに紙1を巻取らせると、巻取aは次
第に大きくなってやがて適当な大きさになる。このとき
検知手段はこれを検知して紙の移し替え開始の指令を発
する。そこで揺動腕26を図7のように操作リンダ30
により起こし、ベルト29を図1のように予備巻心6へ
接触させると、予備巻心6はベルト29に駆動されて回
転ドラム7と同一周速度か、回転ドラム7よりも僅かに
速い周速度で回転される。
【0023】予備巻心6の回転が必要とする周速度に達
すると、図7に示す回転断截刃9を回転させて、図1、
図7に示すように受刃8と噛み合わさせて紙1を断截す
るもので、その断截角度は切断抵抗を軽減するため断截
刃9を僅かにスパイラル状に形成してあるため、完全な
直角ではなく図12に示すようにこれに近い角度に断截
されて、紙1を同図のように巻終り端イと巻始め端ロと
に区分して、図9に示すように紙1の給送を妨げない位
置に戻って待機し、切断された紙1の巻終り端イは現行
の巻取aへ巻取られ、巻始め端ロは給送ローラ2,3に
より予備巻心6の下へ送られる。
【0024】すると、受体21を図7のように上昇させ
ていた昇降用シリンダ21が受体22を下降させるた
め、予備巻心6は図3のようにその下へ到達した紙1の
上へ落ち、周面に施された止着手段12か、13,14
により紙1の巻始め端ロを瞬時に平坦に止め着ける。こ
れと同時に抑え腕23は操作シリンダ24により倒さ
れ、抑えローラ25を巻心6の支持体5へ当接して巻心
6を回転ドラム7から離れないように安定させるから、
巻心6は紙1を介して回転ドラム7の表面駆動力を伝え
られて回転し周面に紙1を巻取る。
【0025】回転ドラム7上で予備巻心6へ若干の紙1
が巻取られたら、ピニオン19により扇形ギア17を回
転させて、図7のように直立している揺動腕16を図9
に示すように水平に倒すと、予備巻心6は回転ドラム7
の周面に沿って図9のようにガイドレール11上へ移さ
れる。そこで押付腕23を図9のようにシリンダ24に
より引き、押付ローラ25を巻心6の支持体5へ当てて
これによる巻心6の押圧を行わせれば、巻心6はガイド
レール11上において紙1を介して回転ドラム7の表面
駆動力を受けて紙1の巻取りを行うから、これに伴いシ
リンダ24により抑え腕23を戻して抑えローラ25を
巻取aから離れさせて置き、巻取りが増加すると巻心6
の支持体5が受体21から外れるから、この時にピニオ
ン19により扇形ギア17を回転させて揺動腕16を図
7のように垂直に起こし、昇降シリンダ22により受体
21を上昇させて予備巻心6を受けられるようし、現行
巻取aの巻取り中に受体21へ次の予備巻心6を供給し
て置いて、現行巻取aが適当な大きさになったら前記し
た工程を繰り返させれば、紙の移し替えに際して損紙の
発生が僅少な紙の連続巻取ができるものである。
【0026】前記実施例は、腰が強い紙1の巻取りを行
うものであるから、断截刃9による断截によって、紙1
の巻終り端イと巻始め端ロとを切り離したが、腰の弱い
紙1の巻取りにおいては、図12、図13のように前記
受刃8の代りに受ロール8’を用い、回転断截刃9の代
りに回転ミシン刃9’を用いて、紙1に切目38を入れ
紙1を切れ易い状態でつなげて置いて、巻始め端ロを巻
取りによって予備巻心6の下まで引っ張らせ、止着手段
12か13,14により巻始め端ロが巻心6へ接着され
ると、切目38の部分から紙1がちぎれるようにすれば
腰が弱い紙1も前記実施例と同様に移し替えて巻取りを
行うことができるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明に係るポープリールにおける紙の
移し替え方法及び装置は、巻き取り中巻取紙から予備巻
心への紙の移し替えを無人で行えるため作業上に危険が
なく、しかも、紙を直角に近く切断若しくは切目入れし
て巻心へ巻き始めるので、移し替えに際しての損紙発生
量が僅少となって製品歩留を著しく向上させるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法において現行巻取が適当な大
きさになり予備巻心の駆動を始めた状態の説明図であ
る。
【図2】予備巻心の回転が回転ドラムと同周速になって
紙の断截若しくは切目入れを行う状態の説明図である。
【図3】断截された紙の巻始め端の上へ予備巻心が下降
して巻心へ止着された状態の説明図である。
【図4】紙を巻取り始めた巻心を回転ドラムに沿ってガ
イドレール上へ降下させた状態の説明図である。
【図5】ガイドレール上での紙の巻取り開始に伴い予備
巻心の受体を原位置に戻した状態の説明図である。
【図6】紙の巻取り中に受体へ予備巻心を供給した状態
の説明図である。
【図7】本発明に係る装置の紙の移し替え開始の状態を
一部分を破断して示す側面図である。
【図8】同上の中央部を省略した平面図である。
【図9】紙の巻始め状態を示す一部分を破断した側面図
である。
【図10】接着により紙の瞬時止着を行う予備巻心の縦
断側面図である。
【図11】吸着により紙の瞬時止着を行う予備巻心の縦
断側面図である。
【図12】紙の切目入れ手段を示す縦断側面図である。
【図13】同上の一部分を示す背面図である。
【図14】紙を断截によって巻終り端と巻始めに区分し
た状態の説明図である。
【図15】紙を切目入れによって巻終り端と巻始めに区
分した状態の説明図である。
【図16】従来のポープリールによる紙の移し替え状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 紙 6 予備巻心 12及び13,14 紙の瞬時止着手段 21,22 予備巻心の移動手段 8,9と8’,9’ 紙の断截又は切目入れ手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一個の回転ドラムの後側の巻き取り位置
    において巻心を前記回転ドラムへ接触させて、この巻心
    を前記回転ドラムと同じ周速度で回転させ給送される
    紙をこの巻心へ巻き取らせて巻取紙が適当な大きさにな
    ると、紙を回転ドラムの上側に待機する予備巻心へ移し
    替えてこれに巻き取らせるポープリールにおいて、 現行巻取が適当な大きさになると予備巻心の手前におい
    て紙を直角に近い角度で切断若しくは切目入れし、 この切断若しくは切目入れした部分が予備巻心の下に進
    んだとき、前記回転ドラムと同じ周速度で回転している
    子備巻心を紙の巻始め端が転ドラムとの間へ挾まれるよ
    うに降下させ、止着手段により巻始め端を予備巻心へ瞬
    時に止着して紙の巻き取りを開始させ、 これに伴い予備巻心を回転ドラムとの接触を保ちつつ回
    転ドラムの後側の巻き取り位置へ移動させてここで巻き
    取りを行わせる ことを特徴とするポープリールにおける
    紙の移し替え方法。
  2. 【請求項2】 一個の回転ドラムの後側の巻き取り位置
    において巻心を前記回転ドラムへ接触させて、この巻心
    を前記回転ドラムと同じ周速度で回転させ給送される
    紙をこの巻心へ巻き取らせて巻取が適当な大きさになる
    と、紙を回転ドラムの上側に待機する予備巻心へ移し替
    えてこれに巻き取らせるポープリールにおいて、 予備券心の手前に設けて、現行巻取が適当な大きさにな
    ると紙を直角に近い角度で切断、若しくは切目入れする
    手段と、 回転ドラムの上側に予備巻心を支持して、この予備巻心
    を現行巻取が適当大きさになると回転手段より回転ドラ
    ムと同じ周速度で回転させつつ予備巻心の下へ切断若し
    くは切目入れした部分の巻き始め端が達したとき、この
    部分を回転ドラムとの間へ挾むように降下して、予備巻
    心に設けた止着手段へ瞬時に止着する手段と、 予備巻心が紙の巻き始め端を止着されてその巻き取りを
    開始すると、前記予備心を回虹ドラムとの接触を保ち
    つつ回転ドラムの後側の巻き取り位置へ移動さ せてここ
    で巻き取りを行わせる手段とを備えさせたことを特徴と
    するポープリールにおける紙の移し替え装置。
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