JPH0891251A - サイドアンダーカバー構造 - Google Patents
サイドアンダーカバー構造Info
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- JPH0891251A JPH0891251A JP22645294A JP22645294A JPH0891251A JP H0891251 A JPH0891251 A JP H0891251A JP 22645294 A JP22645294 A JP 22645294A JP 22645294 A JP22645294 A JP 22645294A JP H0891251 A JPH0891251 A JP H0891251A
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Abstract
を減少させる。 【構成】 フロントバンパ12の下面12Aとフロント
タイヤ14の前部14Aとの間の床位置にはサイドアン
ダーカバー16が配設されており、サイドアンダーカバ
ー16の前端縁部16Aとフロントバンパ12の下面1
2Aとの間には、フロントバンパ12の前面12Bに沿
って延びる第1の貫通部としての貫通孔26が形成され
ている。サイドアンダーカバー16の側端縁部16Bと
フロントバンパ12の下面12Aとの間には、フロント
バンパ12の側面12Cに沿って延びる第1の貫通部と
しての貫通部28が形成されている。また、サイドアン
ダーカバー16には車体前後方向に沿って設けられ上方
に突出した山状部30が形成されており、山状部30の
車幅方向外側傾斜面30Aには、第2の貫通部としての
貫通孔32が穿設されている。
Description
造に係り、特にフロントバンパの下面とフロントタイヤ
前部との間の床位置に設けたサイドアンダーカバー構造
に関する。
ーカバー構造としては、例えば、実開平3−12028
0号公報に示される様な構造が知られている。
ーカバー構造では、車体70の前部下面にアンダーカバ
ー72が取り付けられており、このアンダーカバー72
に形成されたガイド部74によって、走行風をアンダー
カバー72の後方に配設されたフロントブレーキに向け
て収束させることで、フロントブレーキの冷却効果を高
めている。
うなサイドアンダーカバー構造では、図11に示される
如く、車両前方からの走行風(図11の矢印W)が、フ
ロントバンパ76の前面の下端76Aで一旦剥離し、そ
の後、粘性によって、アンダーカバー72の後部に再付
着しようとする。このため、フロントタイヤ78の前面
部78Aに流速が速い空気が多く当たり、フロントタイ
ヤ78に大きな圧力抵抗が発生するという不具合があっ
た。
ヤ前面に当たる流速が速い空気を減少させることができ
るサイドアンダーカバー構造を得ることが目的である。
は、前面下端から車体方向へ延設された下面を有するフ
ロントバンパと、このフロントバンパの下面とフロント
タイヤ前部との間の床位置に設けたサイドアンダーカバ
ーと、を有するサイドアンダーカバー構造において、前
記フロントバンパの下面或いは前記サイドアンダーカバ
ーの少なくとも一方に空気挿通用の貫通部を形成したこ
とを特徴としている。
サイドアンダーカバー構造において、前記貫通部が前記
フロントバンパと前記サイドアンダーカバーとの境界部
或いは境界部近傍に前記フロントバンパに沿って形成さ
れた第1の貫通部であることを特徴としている。
サイドアンダーカバー構造において、前記貫通部が前記
サイドアンダーカバーに略車体前後方向に沿って設けら
れ上方に突出した山状部の車幅方向外側傾斜面に形成さ
れた第2の貫通部であることを特徴としている。
構造では、車両前方からの走行風が、フロントバンパの
前面下端で一旦剥離すると、フロントバンパの下面或い
はサイドアンダーカバーの少なくとも一方に形成された
空気挿通用の貫通部を介して空気が上から下へ流れる。
これによって、フロントバンパの前面下端で一旦剥離し
た走行風は、再度サイドアンダーカバーに付着しようと
せず、下方へ押し下げられるため、フロントタイヤ前面
に当たる流速が速い空気は減少する。
バー構造では、車両前方からの走行風が、フロントバン
パの前面下端で一旦剥離すると、フロントバンパとサイ
ドアンダーカバーとの境界部或いは境界部近傍にフロン
トバンパに沿って形成された第1の貫通部を介して空気
が上から下へ流れる。これによって、フロントバンパの
前面下端で一旦剥離した走行風は、再度サイドアンダー
カバーに付着しようとせず、下方へ押し下げられるた
め、フロントタイヤ前面に当たる流速が速い空気は減少
する。
バー構造では、車両前方からの走行風が、フロントバン
パの前面下端で一旦剥離すると、サイドアンダーカバー
に略車体前後方向に沿って設けられ上方に突出した山状
部の車幅方向外側傾斜面に形成された第2の貫通部を介
して空気が上から下へ流れる。これによって、フロント
バンパの前面下端で一旦剥離した走行風は、再度サイド
アンダーカバーに付着しようとせず、下方へ押し下げら
れるため、フロントタイヤ前面に当たる流速が速い空気
は減少する。
側傾斜面に第2の貫通部を形成したため、フロントタイ
ヤによって飛び上がった水等の多くか当接する山状部の
車幅方向内側傾斜面には、貫通部が形成されておらず、
車幅方向内側傾斜面に当たった水等は下方へ落下する。
このため、水等のエンジンルーム内の侵入量を低減する
ことができる。
実施例を図1〜図8に従って説明する。
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示
す。
デー10には、フロントバンパ12が取り付けられてお
り、フロントバンパ12の下面12Aとフロントタイヤ
14の前部14Aとの間の床位置には、フロントフェン
ダライナの前下部を構成するサイドアンダーカバー16
が配設されている。
の下面12Aの後端縁には、フロントバンパ12の長手
方向に沿って所定に間隔で取付部18が車体後方へ向け
て突出されている。
13で上方へ延設され下面12Aより上方に位置してお
り、この取付部18と対向するサイドアンダーカバー1
6の部位には、上方へ膨出した取付座20が形成されて
いる。フロントバンパ12の取付部18とサイドアンダ
ーカバー16の取付座20とは、車体下方から取付けら
れたボルト22と、取付部18の上面に固定されたナッ
ト24とで固定されている。
部16Aとフロントバンパ12の下面12Aとの間に
は、フロントバンパ12の前面12Bに沿って延びる第
1の貫通部としての貫通部26が形成されている。
ー16の側端縁部16Bとフロントバンパ12の下面1
2Aとの間には、フロントバンパ12の側面12Cに沿
って延びる第1の貫通部としての貫通部28が形成され
ている。
ー16には、略車体前後方向に沿って設けられ上方に突
出した山状部30が形成されており、これらの山状部3
0は車幅方向及び車体前後方向に所定に間隔を開けて複
数本形成されている。
向外側傾斜面30Aは、車幅方向内側傾斜面30Bに比
べて急勾配となっており、車幅方向外側傾斜面30Aに
は、第2の貫通部としての長方形状の貫通孔32が穿設
されている。
ー16の車幅方向内側部には、車体前後方向に延びる上
方へ凹陥された溝38が形成されており、この溝38に
よって、フロントブレーキに冷却に必要な空気を導くよ
うになっている。
る。本実施例のサイドアンダーカバー構造では、図2に
示される如く、車両前方からの走行風(図2の矢印W
1)が、フロントバンパ12の前面12Bの下端で一旦
剥離すると、フロントバンパ12の下面12Aとサイド
アンダーカバー16の前端縁部16Aとの境界部にフロ
ントバンパ12の前面12Bに沿って形成された貫通部
26を介して空気が図2に矢印W2で示される如く、上
から下へ流れる。これによって、フロントバンパ12の
前面12Bの下端で一旦剥離した走行風W1は再度サイ
ドアンダーカバー16に付着しようとせず、下方へ押し
下げられる。このため、図11に示される従来例に比べ
てフロントタイヤ前面に当たる流速が速い空気が減少
し、フロントタイヤへの圧力抵抗が小さくなる。
造では、サイドアンダーカバー16の側端縁部16Bと
フロントバンパ12の下面12Aとの間に、フロントバ
ンパ12の側面12Cに沿って延びる貫通部28及びサ
イドアンダーカバー16の山状部30の車幅方向外側傾
斜面30Aに形成された貫通孔32を介して空気が図3
に矢印W3、W4で示される如く、上から下へ流れる。
これによっても、図2に示される如く、フロントバンパ
12の前面12Bの下端で一旦剥離した走行風W1は再
度サイドアンダーカバー16に付着しようとせず、下方
へ押し下げられるため、フロントタイヤ前面に当たる流
速が速い空気がさらに減少し、フロントタイヤへの圧力
抵抗がさらに小さくなる。
ントタイヤ14が、路上40にできた水溜まり42等に
侵入すると、フロントタイヤ14がはね上げた水等は、
図5の矢印Mで示される如く、前方及び上方へ勢い良く
飛散し、サイドアンダーカバー16に当たる。ところ
が、図6の矢印Mで示される如く、サイドアンダーカバ
ー16に当たる水等は、フロントタイヤ14の赤道面1
4Bに沿って略前方へ飛散するため、貫通孔32を略車
体前後方向に沿って形成したことによって、貫通孔32
からの水等の侵入を極めて少なくできる。
イドアンダーカバー16に当たる水等は、フロントタイ
ヤ14の赤道面14Bに沿って略上方へ飛散するため、
貫通孔32を山状部30の傾斜面に形成することによっ
て車体下方から見た開口面積を小さくできる。さらに、
図6に示される如く、サイドアンダーカバー16とフロ
ントタイヤ14との位置関係から、サイドアンダーカバ
ー16の貫通孔32ががフロントタイヤ14の赤道面1
4Bより車幅方向内側に多く配置されているので、サイ
ドアンダーカバー16には、車体後方外側から車体前方
内側へ飛散する水等が多く当たる。従って、これらの水
等の侵入方向に向いた面積が多くなる車幅方向内側傾斜
面30Bの勾配をゆるくし、これらの水等の侵入方向に
向いた面積が少なくる車幅方向外側傾斜面30Aの勾配
をきつくするとともに貫通孔32を形成することによっ
て、貫通孔32の水等の侵入を極めて少なくできる。
30に形成されているため、路上の積雪や、縁石に、サ
イドアンダーカバー16が当接した場合にも、山状部3
0は損傷し難く、貫通孔32は塞がり難い。
ー16の車幅方向内側部に形成された溝38には、貫通
孔が形成されていないため、この溝38に沿って剥離し
ないスムーズな空気の流れをフロントブレーキに供給す
ることができ、フロントブレーキの冷却性能を損なうこ
ともない。
く、フロントタイヤ14の前面14Aに当たる流速が速
い空気(図8の実線の矢印W5)が減少し、破線の矢印
W6にように下方へ押し下げられるため、ホイールハウ
ス44からボデーサイド46への空気の吹出しが減少
し、ボデーサイド46に沿った空気流が乱れ(図8の矢
印W7)が減少する。このため、ボデーサイド46への
汚れ付着が減少する。
28及び貫通孔32が、圧力の低いサイドアンダーカバ
ー16の剥離域に形成されているため、図4に示される
如く、サイドアンダーカバー16の上部とエンジンルー
ム48と連通する空気の流路50を設ければ、この流路
50を介してエンジンルーム48内の熱風を積極的に、
貫通部26、貫通部28及び貫通孔32から排出するこ
とができる。このため、エンジンルーム48内の空気の
抜けが良くなり、ラジエータ52及びコンデンサ(図示
省略)を通る風(図4の矢印W8)の量が増加し、冷却
性能が向上する。
く、サイドアンダーカバー16の前端縁部16Aとフロ
ントバンパ12の下面12Aとの間に、フロントバンパ
12の前面12Bに沿って延びる第1の貫通部としての
貫通部26を形成したが、これに代えて、図9に示され
る如く、フロントバンパ12の下面12Aに、フロント
バンパ12の前面12Bに沿って延びる第1の貫通部と
しての貫通部54を形成しても良い。また、図示を省略
したが、サイドアンダーカバー16の前端縁部16A近
傍に、フロントバンパ12の前面12Bに沿って延びる
第1の貫通部としての貫通部を形成しても良い。
28及び貫通孔32を形成したが、これに代えて、これ
ら貫通部26、貫通部28及び貫通孔32のうちの1
つ、または2つを形成した構成としても良い。
体方向へ延設された下面を有するフロントバンパと、こ
のフロントバンパの下面とフロントタイヤ前部との間の
床位置に設けたサイドアンダーカバーと、を有するサイ
ドアンダーカバー構造において、フロントバンパの下面
或いはサイドアンダーカバーの少なくとも一方に空気挿
通用の貫通孔を形成したので、フロントタイヤ前面に当
たる流速が速い空気を減少させることができ、フロント
タイヤの圧力抵抗を小さくできるという優れた効果を有
する。
バンパとサイドアンダーカバーとの境界部或いは境界部
近傍にフロントバンパに沿って形成された第1の貫通孔
であるので、フロントタイヤ前面に当たる流速が速い空
気を減少させることができ、フロントタイヤの圧力抵抗
を小さくできるという優れた効果を有する。
ンダーカバーに略車体前後方向に沿って設けられ上方に
突出した山状部の車幅方向外側傾斜面に形成された第2
の貫通孔であるので、上記効果に加えて水等のエンジン
ルーム内の侵入量を低減することができるという優れた
効果を有する。
構造を示す車体斜め前方外側から見た斜視図である。
構造が適用された車体のフロントボデーを示す車体斜め
前方から見た斜視図である。
構造の作用を説明する概略側面図である。
構造の作用を説明する概略底面図である。
構造の作用を説明する概略正面図である。
構造の作用を説明する概略側面図である。
ー構造を示す図1に対応する断面図である。
れた車体のフロントボデーを示す車体斜め前方から見た
分解斜視図である。
説明する概略側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 前面下端から車体方向へ延設された下面
を有するフロントバンパと、このフロントバンパの下面
とフロントタイヤ前部との間の床位置に設けたサイドア
ンダーカバーと、を有するサイドアンダーカバー構造に
おいて、前記フロントバンパの下面或いは前記サイドア
ンダーカバーの少なくとも一方に空気挿通用の貫通部を
形成したことを特徴とするサイドアンダーカバー構造。 - 【請求項2】 前記貫通部が前記フロントバンパと前記
サイドアンダーカバーとの境界部或いは境界部近傍に前
記フロントバンパに沿って形成された第1の貫通部であ
ることを特徴とする請求項1記載のサイドアンダーカバ
ー構造。 - 【請求項3】 前記貫通部が前記サイドアンダーカバー
に略車体前後方向に沿って設けられ上方に突出した山状
部の車幅方向外側傾斜面に形成された第2の貫通部であ
ることを特徴とする請求項1記載のサイドアンダーカバ
ー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22645294A JP3362519B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | サイドアンダーカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22645294A JP3362519B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | サイドアンダーカバー構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891251A true JPH0891251A (ja) | 1996-04-09 |
JP3362519B2 JP3362519B2 (ja) | 2003-01-07 |
Family
ID=16845327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22645294A Expired - Lifetime JP3362519B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | サイドアンダーカバー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3362519B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008024047A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Nissan Motor Co Ltd | アンダーカバー |
JP2011126498A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車体下部のエンジン関連構造 |
WO2011126086A1 (ja) * | 2010-04-08 | 2011-10-13 | 日産自動車株式会社 | 車両の床下構造 |
JP2011218939A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の床下構造 |
JP2013082409A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Mitsubishi Motors Corp | 車両前部構造 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22645294A patent/JP3362519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
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CN102822041A (zh) * | 2010-04-08 | 2012-12-12 | 日产自动车株式会社 | 车辆的地板下构造 |
EP2557022A1 (en) * | 2010-04-08 | 2013-02-13 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle underfloor structure |
EP2557022A4 (en) * | 2010-04-08 | 2013-09-11 | Nissan Motor | VEHICLE UNDER FLOOR STRUCTURE |
US8668254B2 (en) | 2010-04-08 | 2014-03-11 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle underfloor structure |
JP2013082409A (ja) * | 2011-10-12 | 2013-05-09 | Mitsubishi Motors Corp | 車両前部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3362519B2 (ja) | 2003-01-07 |
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