JPH0891066A - 車両の駆動力伝達装置 - Google Patents

車両の駆動力伝達装置

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JPH0891066A
JPH0891066A JP6226614A JP22661494A JPH0891066A JP H0891066 A JPH0891066 A JP H0891066A JP 6226614 A JP6226614 A JP 6226614A JP 22661494 A JP22661494 A JP 22661494A JP H0891066 A JPH0891066 A JP H0891066A
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clutch
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和利 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多板摩擦クラッチの作動により第1出力軸に入
力されるスラスト反力を信頼性を高めて確実に受けるこ
とが可能な車両の駆動力配分装置を提供する。 【構成】第1出力軸44は、一端側が入力軸42に同軸
突き合わせ状態とされ、他端側がケーシング40bの内
壁に固定されたボールベアリング48に回転自在に支持
されている。そして、ボールベアリング48より一端側
の第1出力軸には多板摩擦クラッチ66が配設され、所
定圧の作動流体の供給によりクラッチピストン66e、
66gが軸線方向に移動して多板クラッチに締結力を付
与し、第1出力軸に伝達された駆動力をチェーン72を
介して第2出力軸54に伝達させる。ここで、ボールベ
アリングが配設されている位置より他端側の第1出力軸
の外周には、リング溝45が形成されている。また、こ
のリング溝には、ボールベアリング48の他端側の側面
と当接するリング部材47が嵌入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動車のチェーン
駆動伝達式トランスファの内部構造として好適な車両の
駆動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示すものは、特願平5−348
836号で提案されている四輪駆動車のチェーン駆動伝
達式トランスファ構造の一部を示すものであり、ケーシ
ング1内部には、一端側2aが回転駆動源から駆動力が
入力される入力軸3に同軸突き合わせ状態とされ、且つ
他端側2bがラジアル軸受4を介してケーシング1に回
転自在に支持されて後輪側伝達系と連結する第1出力軸
2が配設されている。また、これら入力軸3及び第1出
力軸2に対して平行に、前輪側伝達系と連結する第2出
力軸(図示せず)がケーシング1内に配設されている。
そして、入力軸3と第1出力軸2との突き合わせ位置に
は、副変速機構6が配設されているとともに、第1出力
軸2上には、前後輪に対する駆動力配分比を変更する多
板摩擦クラッチ7と、この多板摩擦クラッチ7のクラッ
チドラム7aと固着された第1スプロケット8aが配設
されている。また、この第1スプロケット8aと、第2
出力軸に配設された第2スプロケット(図示せず)との
間には、チェーン8が巻装されている。
【0003】そして、多板摩擦クラッチ7は、入力ポー
ト9に所定クラッチ圧の作動流体が供給されると、クラ
ッチピストン7bが一端側2aに向かう軸線方向へ移動
し、相互に離間していた多板どうしが当接して所定の締
結力が付与される。これにより、第1出力軸2の回転駆
動力が、多板摩擦クラッチ7の締結力に応じた所定のト
ルク配分比で、第1スプロケット8a、チェーン8及び
第2スプロケットを介して第2出力軸に伝達されるよう
になっている。
【0004】ここで、上記トランスファにおいては、副
変速機構6の内部にスラストベアリングSB1 が配設さ
れ、入力軸3と第1出力軸2との間の突き合わせ部にス
ラストベアリングSB2 が配設されており、多板摩擦ク
ラッチ7の作動(クラッチピストン7bの軸方向の移
動)によって第1出力軸2にスラスト反力(図11に示
す矢印F方向の力)が入力されると、それらスラストベ
アリングで受ける構造とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、駆動力配分
のためチェーン8に回転駆動力を伝達させると、第1出
力軸2はチェーン8の張力発生により撓んだ状態とな
る。このように第1出力軸2が撓んだ状態で多板摩擦ク
ラッチ7の作動により第1出力軸2にスラスト反力が入
力されると、入力軸3と第1出力軸2との間の突き合わ
せ部間に配設されたスラストベアリングSB2 には軸線
方向に沿った均等の荷重が加わらず、局部的にエッジロ
ードが加わりやすい。
【0006】このためスラストベアリングSB2 は歪み
が生じて早期に焼きつくおそれがあり、従来のトランス
ファでは、多板摩擦クラッチ7の作動によるスラスト反
力の受け構造に信頼性の面で問題がある。本発明は上記
事情に鑑みてなされたものであり、摩擦クラッチの作動
によるスラスト反力を、信頼性を高めて確実に受けるこ
とが可能な車両の駆動力配分装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の車両の駆動力伝達装置は、一端側が、回転駆動源から
駆動力が入力される入力軸に同軸突き合わせ状態とさ
れ、且つ他端側がボールベアリングを介してケーシング
に回転自在に支持された第1出力軸と、この第1出力軸
と平行に離間してケーシング内に回転自在に配設された
第2出力軸と、第1出力軸と前記第2出力軸との間に巻
装された無端状の帯体と、前記ボールベアリングより一
端側の第1出力軸に配設され、一端側へのクラッチピス
トンの軸移動により多板クラッチに締結力を付与して第
1出力軸の駆動力を前記帯体を介して第2出力軸に伝達
させる多板摩擦クラッチとを備えてなる車両の駆動力伝
達装置において、前記第1出力軸に、前記クラッチピス
トンの移動により第1出力軸に入力されるスラスト反力
を前記ボールベアリングに伝達する反力伝達部が設けら
れていることを特徴とする装置である。
【0008】また、請求項2記載の車両の駆動力伝達装
置は、反力伝達部が、前記ボールベアリングが配設され
ている位置より他端側の第1出力軸の外周に形成された
リング溝と、このリング溝に嵌入されて前記ボールベア
リングの側面と当接するリング部材とで構成されている
ことを特徴とする装置である。
【0009】
【作用】本発明の請求項1記載の車両の駆動力伝達装置
によれば、多板摩擦クラッチの作動により第1出力軸に
スラスト反力が入力されると、スラスト反力は反力伝達
部を介してボールベアリングに伝達される。そして、ボ
ールベアリングはケーシング内壁に固定されているの
で、スラスト反力を受けることが可能となる。
【0010】また、帯体の張力発生により第1出力軸が
撓んだ状態となり、この状態で多板摩擦クラッチの作動
によりスラスト反力が第1出力軸に入力されても、反力
伝達部を介してスラスト反力を受けるボールベアリング
にはエッジロードが入力されないので、信頼性の面で問
題がない。したがって、摩擦クラッチの作動によるスラ
スト反力を、信頼性を高めながら確実に受けることが可
能となる。
【0011】また、請求項2記載の車両の駆動力伝達装
置によれば、第1出力軸の外周に形成したリング溝に嵌
入されているリング部材はボールベアリングの他端側の
側面に当接しているので、第1出力軸に一端側への軸線
方向の作用力が入力されると、その作用力はリング部材
を介してボールベアリングに確実に伝達される。したが
って、本発明は、請求項1記載の作用に加えて、簡便な
構造により反力伝達部を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左
〜後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RR
への駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆
動力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧
を供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制
御するコントローラ18を備えた車両である。
【0013】駆動力伝達系14は、エンジン10からの
駆動力を選択された歯車比で変速する変速機20と、こ
の変速機20からの駆動力を前輪12FL、12FR及び後
輪(常時駆動輪)12RL、12RR側に分割するトランス
ファ22とを有している。そして、駆動力伝達系14で
は、トランスファ22で分割された前輪駆動力が前輪側
出力軸24、フロントディファレンシャルギヤ26及び
前輪側ドライブシャフト28を介して、前輪12FL、1
2FRに伝達され、一方、後輪側駆動力がプロペラシャフ
ト(後輪側出力軸)30、リアディファレンシャルギヤ
32及びドライブシャフト34を介して後輪12RL、1
2RRに伝達される。
【0014】図2はトランスファ22の内部構造を示す
ものであり、トランスファケーシング40内において同
軸突き合わせ状態で配設されている入力軸42及び第1
出力軸44は、入力軸42がフロントケーシング40a
にラジアル軸受46を介して回転自在に支持され、第1
出力軸44がリアケーシング40bにラジアル軸受48
を介して回転自在に支持されて相対回転可能に配設され
ている。そして、これら入力軸42及び第1出力軸44
に対して平行に、フロントケーシング40a及びリアケ
ーシング40bにそれぞれ配設されたベアリング50、
52を介して第2出力軸54が回転自在に支持されてい
る。なお、入力軸42は変速機20の出力軸56に結合
し、第1出力軸44は後輪側出力軸30に結合し、第2
出力軸54は前輪側出力軸24に結合されている。
【0015】ここで、図3に示すように、前記ラジアル
軸受48は、第1出力軸44に外嵌されたインナーレー
ス48aと、リアケーシング40bの内壁に内嵌された
アウターレース48bと、これらインナーレース48a
及びアウターレース48b間に転動自在に配設された複
数のボール48cとを有するボールベアリングにより構
成されている(以下、ボールベアリング48とい
う。)。
【0016】また、このボールベアリング48の配設位
置と隣接する第1出力軸44の外周には、リング溝45
(反力伝達部)が周方向に連続して形成されている。そ
して、このリング溝45には、ボールベアリング48の
インナーレース48aの側面に当接するリング部材47
(反力伝達部)が嵌入されている。また図2に戻って、
入力軸42及び第1出力軸44には、副変速機構58
と、2輪ー4輪駆動切換機構60とが設けられている。
【0017】副変速機構58は、遊星歯車機構62と、
この遊星歯車機構62に同軸的に配設された噛み合いク
ラッチ形式の高低速切換機構64とで構成されている。
遊星歯車機構62は、入力軸42の外周に形成されたサ
ンギヤ62aと、フロントケーシング40a内部で固定
されたインターナルギヤ62bと、これらサンギヤ62
a及びインターナルギヤ62bに噛合するピニオンギヤ
62cと、ピニオンギヤ62cを回転自在に支持するピ
ニオンキャリア62dとで構成されている。
【0018】また、高低速切換機構64は、第1出力軸
44の外周に設けられた複数条のキー溝と内歯64b1
とのスプライン結合により軸方向にスライド自在とさ
れ、外周に外歯64b2 が設けられてなるシフトスリー
ブ64bと、シフトスリーブ64bの内歯64b1 と噛
合可能な入力軸42の外周位置に形成された高速シフト
用ギヤ64cと、シフトスリーブ64bの外歯64b2
と噛合可能なピニオンキャリア62dの内周部に形成さ
れた低速シフト用ギヤ64dとで構成されている。
【0019】そして、図4において実線で示すシフトス
リーブ64bの上部側配置のように、記号Hの高速シフ
ト位置までシフトスリーブ64bがスライド移動する
と、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 とが噛合す
るようになっている。また、図4においてシフトスリー
ブ64bの下部側配置のように、記号Lの低速シフト位
置までシフトスリーブ64bがスライド移動すると、低
速シフト用ギヤ64dと外歯64b2 とが噛合するよう
になっている。また、二点鎖線で示すシフトスリーブ6
4bの上部側配置のように、記号Nの中立位置までシフ
トスリーブ64bが移動すると、内歯64b1 及び外歯
64b2 は高低速切換機構64の他のギヤのいずれにも
噛合しないようになっている。
【0020】図2に戻って、2輪ー4輪駆動切換機構6
0は、前後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板
摩擦クラッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66
と、第1出力軸44に回転自在に配設された第1スプロ
ケット68と、第2出力軸54と同軸に結合された第2
スプロケット70と、第1及び第2スプロケット68、
70間に巻装さたチェーン72とで構成されている。
【0021】摩擦クラッチ66は、第1スプロケット6
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1出力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
の外周に配設されてクラッチドラム66a側への軸方向
移動によりフリクションプレート66b及びフリクショ
ンディスク66dを当接させる回転部材66eと、クラ
ッチハブ66cに一体結合されクラッチハブ66cと回
転部材66eとを係合するピン66kと、リアケーシン
グ40bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能とされ
たクラッチピストン66gと、このクラッチピストン6
6gの軸方向の移動を回転部材66eに伝達するスラス
ト軸受66fと、クラッチピストン66gとリアケーシ
ング40bとの内壁間に形成されたシリンダ室66h
と、回転部材66eに対してクラッチピストン66g側
へ付勢力を与えるリターンスプリング66jとで構成さ
れている。
【0022】そして、シリンダ室66hと連通するリア
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図2の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じた締結力が付与される。これによ
り、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッチ66
の締結力に応じた所定のトルク配分比で、第1スプロケ
ット68、チェーン72及び第2スプロケット70を介
して第2出力軸54に伝達されるようになっている。
【0023】また、供給されるクラッチ圧Pcが低下し
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図2の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44の回転
駆動力は第2出力軸54に伝達されない。また、第1ス
プロケット68には、シフトスリーブ64b側の外周に
4輪駆動用ギヤ80が設けられており、前述した図4の
低速位置Lまでシフトスリーブ64bが移動すると、外
歯64b2 と低速シフト用ギヤ64dとの噛合ととも
に、前記4輪駆動用ギヤ80が内歯64b1 と噛合する
構造とされている。これにより、シフトスリーブ64b
及び4輪駆動用ギヤ80は、低速位置Lで第1出力軸4
4及び第2出力軸54を強制的に結合するドグクラッチ
を構成している。
【0024】そして、噛み合いクラッチ形式とされた高
低速切換機構64のシフトスリーブ64bは、副変速機
レバー(図示せず)の手動操作によってフォーク(図2
で示す符号84がフオークの先端部)を介して高速シフ
ト位置H、中立位置N若しくは低速シフト位置Lまでス
ライド移動する。ここで、フロントケーシング40a内
部には、シフトスリーブ64bが高速シフト位置Hまで
スライド移動したことを検出する高速シフト位置センサ
86と、シフトスリーブ64bが低速シフト位置Lまで
スライド移動したことを検出する低速シフト位置センサ
88が配設されている。そして、高速シフト位置センサ
86の検出信号SH 、低速シフト位置センサ88の検出
信号SL は後述するコントローラ18に随時入力される
ようになっている。
【0025】また、前記油圧供給装置16は、図5に示
す回路構成によりトランスファ22の入力ポート74に
所定のクラッチ圧Pcが供給されるようになっている。
この油圧供給装置16は、第1出力軸44と直結して回
転駆動する正逆回転形のメインポンプ100と、このメ
インポンプ100と並列配置され、電動モータ(サブモ
ータ)102を動力源として回転駆動する正回転形のサ
ブポンプ104を油圧源としている。これらメインポン
プ100及びサブポンプ102は、オイルタンク105
内の作動油をストレーナ106a、108aを介して吸
入し、吐出側の配管106b、108bに吐出する。ま
た、配管106b、108bを収束する収束配管110
aには、オイルエレメント112が接続され、このオイ
ルエレメント112の上流側(メインポンプ100及び
サブポンプ104側)に、他端が潤滑系114側と接続
するリリーフ路116が接続されている。また、オイル
エレメント112の下流側にライン圧調圧弁118が接
続されているとともに、収束配管110aから分岐する
配管110b、110c、110eに、それぞれ電磁開
閉弁120、クラッチ圧力調整弁122、減圧弁124
の入力側が接続されている。また、クラッチ圧力調整弁
122の出力側には、電磁切換弁120からのパイロッ
ト圧が供給されるとトランスファ22にクラッチ圧Pc
を供給するパイロット切換弁126の入力側が接続さ
れ、減圧弁124の出力側には、デュティー制御電磁弁
128の入力側が接続されている。なお、オイルタンク
105内には作動油の温度を検知する温度センサ130
が配設されているとともに、ライン圧調圧弁118によ
り減圧設定された圧力を検知する油圧スイッチ132及
びパイロット切換弁126から出力されるクラッチ圧P
cを検知する圧力スイッチ134が配設され、これら検
知信号はコントローラ18に出力されるようになってい
る。そして、この油圧供給装置16は、実際の車両で
は、トランスファ22の内部に配設されている。なお、
オイルタンク105から作動油を吸引するメインポンプ
100は、図2に示すように、第1ギヤ136a及び第
2ギヤ136bを介して第1出力軸44と連結され、サ
ブポンプ104は、リアケーシング40bに外付けされ
た電動モータ102に連結されている。
【0026】次に、図5を参照して油圧供給装置16の
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
【0027】オイルエレメント112より上流側の収束
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
114側に他端が接続されたリリーフ配管116aと、
このリリーフ配管116aに介挿された2連のバネ付き
逆止弁116bとで構成されている。そして、オイルエ
レメント112のフィルタに目詰まりが発生して、オイ
ルエレメント112より上流側の圧力が所定圧以上とな
ると、逆止弁116bが開状態となり、作動油が破線矢
印方向に流れる連通路となる。
【0028】ライン圧調圧弁118は、内部パイロット
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧された供給圧PL は、ライン圧調圧弁118
より所定圧に減圧設定されて電磁切換弁120、クラッ
チ圧力調整弁122、減圧弁124に供給される。な
お、減圧設定した際に出力ポート118B から流れ出た
作動油は、潤滑系114へ戻される。
【0029】また、クラッチ圧力調整弁122は、内
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128から制御圧が供給されない場合には、入力
ポート122A と出力ポート122B の連通路が閉塞さ
れて二次圧が出力されないが、デューティ制御電磁弁1
28からパイトッロ制御圧が供給されると、スプールが
移動制御されて出力ポート122B からパイロット制御
圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとして出力される。
【0030】減圧弁124は、内部パイロット及びスプ
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124H とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
【0031】また、デューティ制御電磁弁128は、3
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128R と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
B と、リターンスプリング127aを有し、弁内部に
配設されたスプールが出力ポート128B とドレインポ
ート128R とを連通させるノーマル位置128bと、
入力ポート128A と出力ポート128B とを連通させ
る作動位置128cとに移動制御される弁である。そし
て、コントローラ18からソレノイド128dに所要デ
ューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励磁電
流i0 がオン状態である区間リターンスプリング128
aに抗してノーマル位置128bから作動位置128c
にスプールが移動制御されることにより、デューティ比
に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁122に
出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122は、
デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポート
122P2に制御圧が供給されると、パイロット制御圧に
応じたクラッチ圧Pcが吐出され、これに応じた摩擦ク
ラッチ66の締結力が制御されてクラッチPcに応じた
前輪への駆動トルクの配分が行われる。
【0032】また、スプリングオフセット形の電磁切換
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁開閉弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに出力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
【0033】また、パイロット切換弁126は、図6に
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときに制御圧が
供給される外部パイロットポート126P1、ドレインポ
ート126H を有する筒状の弁ハウジング126i内
に、スプール126eが摺動自在に配設され、さらに、
このスプール126eを一端側に付勢するリターンスプ
リング126aが配設されている弁である。
【0034】そして、このパイロット切換弁126のス
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26 A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御されるようになってい
る(図6の左側半断面状態)。また、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態(オン状態)となる
と、電磁切換弁120のスプールを第2位置120cに
移動制御して外部パイロットポート126P1に制御圧が
供給され、入力ポート126A と出力ポート126B
が連通する4WDモード位置126cに移動制御される
ようになっている(図6の右側半断面状態)。
【0035】このように、パイロット切替弁126を電
磁切替弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプル126eを駆
動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
【0036】一方、コントローラ18は、図1に示すよ
うに、高速シフト位置センサ86、低速シフト位置セン
サ88、2ー4WDモードセンサ90からの検出信号に
基づいて油圧供給装置16への励磁電流i0 、i1 を出
力する装置である。なお、この実施例では、同じコント
ローラ18において、油圧供給装置16が所定の油圧を
保持可能にするための制御も行うようになっており、そ
のために必要な前記油温センサ130および油圧スイッ
チ132,134を備えるとともに、これらのセンサか
らの検出信号に基づく制御信号CS2 もコントローラ1
8から前記油圧供給装置16へ出力されるようになって
いる。
【0037】このコントローラ18は、図7に示すよう
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ207と、前述の所定油圧保持制御を行うためのマ
イクロコンピュータ208と、前記マイクロコンピュー
タ207からの制御信号CS 0 に応じて前記油圧供給装
置16におけるデューティ制御電磁弁128のソレノイ
ド128dに所要デューティ比の励磁電流i0 を供給す
る駆動回路31aと、前記マイクロコンピュータ207
からの制御信号CS1 に応じてオン・オフされる励磁電
流i1 を油圧供給装置16における電磁切替弁120の
ソレノイド120dに供給する駆動回路31bと、前記
マイクロコンピュータ208からのモータ制御信号SM
に応じてサブモータ102をチョッパ制御してモータ制
御信号S M に応じた回転速度に速度制御するモータ駆動
回路103とを備えている。
【0038】前記マイクロコンピュータ207は、前記
各センサ86、88、90からの検出信号を各検出値と
して読み込むためのA/D変換機能を有する入力インタ
フェース回路207aと、所定のプログラムに従って駆
動力配分制御のための演算・制御処理(図10参照)等
を行う演算処理装置207bと、ROM、RAM等の記
憶装置207cと、前記演算処理装置207bで得られ
た前輪側トルク配分を決定するクラッチ圧Pcを指令す
るデューティ比Dの制御信号CS0 及びクラッチ圧Pc
を出力するか否かを決定する制御信号CS1 を出力する
ための出力インタフェース回路207dとを備えてい
る。また、前記マイクロコンピュータ208は、前記各
センサ130,132,134からの検出信号を各検出
値として読込むためのA/D変換機能を有する入力イン
タフェース回路208aと、演算処理装置208bと、
ROM,RAM等の記憶装置208cと、前記演算処理
装置208bで得られたサブモータ回転速度指令値を例
えばアナログ電圧信号SM として出力するためのD/A
変換機能を有する出力インタフェース回路208dとを
備えている。
【0039】そして、マイクロコンピュータ207は、
図12に示す演算処理に従って、2ー4WDモードセン
サ90からのモード信号Dn 、高速シフト位置センサ8
6からの高速シフト位置検出信号SH 、低速シフト位置
センサ88からの低速シフト位置検出信号SL に基づい
て、前輪側トルク配分指令値T2 を設定し、これに対応
するクラッチ圧Pcを指定するデューティ比Dを算出
し、このデューティ比Dに対応する指令値の制御信号C
0 を出力するとともに、制御信号CS1 をオン状態若
しくはオフ状態に制御し、これら制御信号CS0 及びC
1 をそれぞれ前記駆動回路31a、31B に出力す
る。
【0040】そして、前記駆動回路31aは、前記マイ
クロコンピュータ207から出力されるアナログ電圧信
号でなる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比
Dの励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備え
ており、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比
の励磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノ
イド128dに出力する。
【0041】また、前記駆動回路31bは、前記マイク
ロコンピュータ207から出力される制御信号CS1
電磁切替弁120のソレノイド120dを励磁可能な電
流値の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁12
0のソレノイド120dに出力する。また、この実施例
のコンロトーラ18で行われる演算処理、すなわち油圧
供給装置16が所定の油圧を供給可能にするための制御
は、例えば、図示されない演算処理によって、油圧スイ
ッチ132で収束配管110aのオイルエレメント11
2の下流側のライン圧PL が設定値以下に低下している
ことを検出したときに、サブポンプ104からの吐出圧
(油量)を制御するために、前記油温センサ120から
の油温検出値SY に応じて設定される回転速度指令値を
表す制御信号S M を算出し、これをモータ駆動回路10
3に供給することにより、サブモータ102の回転速度
を制御して、油圧供給装置16から出力されるライン圧
L を所定圧力に維持するものである。
【0042】ここで、マイクロコンピュータ207の記
憶装置207cには、演算処理装置207bの処理の実
行に必要なプログラム及び固定データ等が予め記憶され
ているとともに、その処理結果が一時記憶可能とされて
いる。この内、固定データとしては、図8から図10に
示す各制御特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。
図8は、前後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達
トルクΔTの制御特性を示したものである。これによる
と、駆動力配分を伝達トルクΔTを回転速度差Δの増加
に応じて非線形に増加させている。また、図9は、パイ
ロット切換弁126のクラッチ圧Pcの変化に応じて直
線的に変化する前輪側への伝達トルクΔTの値を示して
いる。また、図10は、デューティ制御電磁弁128の
ソレノイド128dに供給する励磁電流値i0 のデュー
ティ比Dの増加に応じて非線形に放物線状に増加するク
ラッチ圧力調整弁122のクラッチ圧Pcの値を示して
いる。
【0043】そして、マイクロコンピュータ207で前
後輪の回転速度差ΔNをもとに図8に対応する記憶テー
ブルを参照することにより伝達トルクΔTが決定される
と、図9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照し
て、コントローラ18が出力しなければならないデュー
ティ比Dの値が逆算されるようになっている。そして、
図10で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じた
クラッチ圧P1 〜P2が摩擦クラッチ66に供給される
と、摩擦クラッチ66の締結力に応じた所定のトルク配
分比が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50
%:50%まで連続的に変化される。
【0044】次に、副変速機レバーのレンジ選択による
トランスファ22の駆動力伝達経路と車両の走行状態に
ついて説明する。なお、副変速機レバーは、後2輪駆動
高速レンジ(以下、2Hレンジと略称する。)、4輪駆
動高速レンジ(以下、4Hレンジと略称する。)、中立
レンジ(以下、Nレンジと略称する)、4輪駆動低速レ
ンジ(4Lレンジ)の4つのモードが設定可能とされ、
4Lレンジ及び4Hレンジが選択されると、コントロー
ラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モー
ド信号Dn が入力されるようになっている。
【0045】先ず、Nレンジを選択すると、シフトスリ
ーブ64bは図4の上部側二点鎖線で示すように中立位
置Nまでスライド移動する。この場合には、シフトスリ
ーブ64bは、高速シフト用ギヤ64c、低速シフト用
ギヤ64d及び4輪駆動用ギヤ80のいずれにも噛合せ
ず伝達経路が確保されていないので、全車輪は駆動しな
い。
【0046】また、2Hレンジを選択すると、コントロ
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から2輪駆動モ
ード信号Dn が入力され、コントローラ18は油圧供給
制御を行わず、トランスファ22の入力ポート74にク
ラッチ圧Pcは供給されない。そして、シフトスリーブ
64bは、図4の上部側実線で示すように高速位置Hま
でスライド移動し、内歯64b1 と高速シフト用ギヤ6
4cが噛合するので、入力軸42の駆動力は高速シフト
用ギヤ64c、内歯64b1 、第1出力軸44の伝達経
路によって高速回転駆動力として伝達され、摩擦クラッ
チ66のフリクションプレート66b及びフリクション
ディスク66dは締結されないので第2出力軸54への
伝達経路が確保されず、車両は高速2輪駆動状態で走行
可能となる。
【0047】また、4Hレンジを選択すると、コントロ
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モ
ード信号Dn が入力され、コントローラ18はデューテ
ィ比D1 〜D2 の範囲に応じた指令値の制御信号CS0
をデューティ制御電磁弁128のソレノイド128dに
出力してクラッチ圧力調整弁122を制御する。これに
より、クラッチ圧調整弁122からP1 〜P2 の範囲の
二次圧が出力され、パイロット切換弁126を介してク
ラッチ圧Pcとして入力ポート74(摩擦クラッチ6
6)に供給される。そして、入力軸42の駆動力は高速
シフト用ギヤ64c、内歯64b1 、第1出力軸44の
伝達経路により高速回転駆動力として伝達され、第1出
力軸44の高速回転駆動力は、所定のトルク配分比で締
結された摩擦クラッチ66、第1のスプロケット68、
チェーン72、第2のスプロケット70、第2出力軸5
4の伝達経路により高速回転駆動力として伝達されるの
で、車両は高速4輪駆動状態で走行可能となる。
【0048】また、4Lレンジを選択すると、シフトス
リーブ64bは図4の下部側で示すように低速位置Lま
でスライド移動し、低速シフト用ギヤ64dと外歯64
2が噛合すると同時に、4輪駆動用ギヤ80と内歯6
4b1 が噛合していく。そして、低速シフト用ギヤ64
dは遊星歯車機構62により入力軸42に対して減速回
転しているので、入力軸42の駆動力は、低速シフト用
ギヤ64d、外歯64b2 、内歯64b1 、第1出力軸
44の伝達経路により減速回転駆動力として伝達され、
同時に、第1出力軸44の低速回転駆動力は、内歯64
1 、4輪駆動用ギヤ80、第1のスプロケット68、
チェーン72及び第2のスプロケット70、第2出力軸
54の伝達経路により減速回転駆動力として伝達される
ので、車両は低速4輪駆動状態で走行可能となる。
【0049】次に、この発明に係る作用効果について、
図3を参照して説明する。摩擦クラッチ66は、入力ポ
ート74に油圧供給装置16から所定のクラッチ圧PC
が供給されると、シリンダ室66h内の押圧力発生によ
りクラッチピストン66g及び回転部材66eが図3の
左側へ移動し、フリクションプレート66b及びフリク
ションディスク66dが当接して摩擦力による所定の締
結力を付与するが、クラッチピストン66g及び回転部
材66eが移動する毎に、第1出力軸44には軸線方向
に沿ってスラスト反力Fが入力される。
【0050】ところが、第1出力軸44の外周に形成さ
れたリング溝45には、リング部材47が嵌入され、且
つこのリング部材47はボールベアリング48の側面に
当接しているので、第1出力軸44に入力されたスラス
ト反力Fは、リング部材47を介してボールベアリング
48に伝達される。そして、ボールベアリング48のア
ウターレース48bは、リアケーシング40bの内壁に
固定されているので、ボールベアリング48は第1出力
軸44に入力されたスラスト反力Fを受けることができ
る。
【0051】また、回転駆動力を伝達しているチェーン
72に張力が発生して第1出力軸44が撓んだ状態とな
り、この状態において摩擦クラッチ66の作動(クラッ
チピストン66g及び回転部材66eの移動)によりス
ラスト反力Fが第1出力軸44に入力されても、リング
部材47を介してスラスト反力Fを受けるボールベアリ
ング48にはエッジロードが入力されないので信頼性の
面で問題がない。したがって、摩擦クラッチ66の作動
による第1出力軸44に入力されるスラスト反力Fを、
信頼性を高めて確実に受けることができる。
【0052】また、第1出力軸44の外周に形成したリ
ング溝45に嵌入させたリング部材47を、ボールベア
リング48の側面に当接させるだけで、第1出力軸44
に入力されたスラスト反力Fを受けることができるの
で、簡便なトランスファ構造を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の車両の駆動力伝達装置は、多板摩擦クラッチの作
動により第1出力軸にスラスト反力が入力されると、ス
ラスト反力は反力伝達部を介してボールベアリングに伝
達されるが、ボールベアリングはケーシング内壁に固定
されているので、前記スラスト反力を確実に受けること
ができる。また、帯体の張力により第1出力軸が撓んだ
状態となり、この状態で多板摩擦クラッチの作動により
スラスト反力が第1出力軸に入力されても、反力伝達部
を介してスラスト反力を受けるボールベアリングにはエ
ッジロードが入力されないので、本発明のスラスト反力
を受ける構造は信頼性の面で問題がない。
【0054】したがって、本発明は、摩擦クラッチの作
動によるスラスト反力を信頼性を高めながら確実に受け
ることが可能となる。また、請求項2記載の車両の駆動
力伝達装置は、請求項1記載の効果に加えて、第1出力
軸の外周に形成したリング溝に嵌入されているリング部
材がボールベアリングの他端側の側面に当接しているの
で、第1出力軸に一端側への軸線方向の作用力が入力さ
れると、その作用力はリング部材を介してボールベアリ
ングに確実に伝達される構造とされており、簡便な構造
によって反力伝達部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る四輪駆動車の概略を示す構成図
である。
【図2】この発明に係るトランスファの内部構造を示す
図である。
【図3】この発明に係る多板摩擦クラッチの作動による
スラスト反力の受け構造を示す図である。
【図4】この発に係る副変速機構を示す図である。
【図5】この発明に係る油圧制御装置を示す回路図であ
る。
【図6】油圧供給装置で使用されている切換弁を示す図
である。
【図7】この発明に係るコントローラを示すブロック図
である。
【図8】前後輪回転速度差に対する前輪側への伝達トル
クの制御特性グラフである。
【図9】油圧供給装置から供給されるクラッチ圧の変化
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
【図10】デューティ比に応じて変化するクラッチ圧の
制御特性グラフである。
【図11】多板摩擦クラッチの作動によるスラスト反力
をスラストベアリングにより受ける構造とした従来の駆
動力配分装置の一部を示す図である。
【符号の説明】
10 回転駆動源 40b リアケーシング 42 入力軸 44 第1出力軸 45 リング溝(反力伝達部) 47 リング部材(反力伝達部) 48 ボールベアリング 54 第2出力軸 66 摩擦クラッチ(多板摩擦クラッチ) 66b フリクションプレート(多板クラッチ) 66d フリクションディスク(多板クラッチ) 66e 回転部材 66g クラッチピストン 72 チェーン(帯体) F スラスト反力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側が、回転駆動源から駆動力が入力
    される入力軸に同軸突き合わせ状態とされ、且つ他端側
    がボールベアリングを介してケーシングに回転自在に支
    持された第1出力軸と、この第1出力軸と平行に離間し
    てケーシング内に回転自在に配設された第2出力軸と、
    第1出力軸と前記第2出力軸との間に巻装された無端状
    の帯体と、前記ボールベアリングより一端側の第1出力
    軸に配設され、一端側へのクラッチピストンの軸移動に
    より多板クラッチに締結力を付与して第1出力軸の駆動
    力を前記帯体を介して第2出力軸に伝達させる多板摩擦
    クラッチとを備えてなる車両の駆動力伝達装置におい
    て、 前記第1出力軸に、前記クラッチピストンの移動により
    第1出力軸に入力されるスラスト反力を前記ボールベア
    リングに伝達する反力伝達部が設けられていることを特
    徴とする車両の駆動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 反力伝達部は、前記ボールベアリングが
    配設されている位置より他端側の第1出力軸の外周に形
    成されたリング溝と、 このリング溝に嵌入されて前記ボールベアリングの側面
    と当接するリング部材とで構成されていることを特徴と
    する車両の駆動力伝達装置。
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