JP3275560B2 - 車両のトランスファ装置 - Google Patents
車両のトランスファ装置Info
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- JP3275560B2 JP3275560B2 JP22646594A JP22646594A JP3275560B2 JP 3275560 B2 JP3275560 B2 JP 3275560B2 JP 22646594 A JP22646594 A JP 22646594A JP 22646594 A JP22646594 A JP 22646594A JP 3275560 B2 JP3275560 B2 JP 3275560B2
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝達されてきた駆動力
を高低速切り換え操作して前後輪に分割する副変速機を
備えた車両のトランスファ装置に関する。
を高低速切り換え操作して前後輪に分割する副変速機を
備えた車両のトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に示すものは、特開平5−213
086号公報に記載されたトランスファの内部構造の一
部を示すものであり、トランスファケーシング1内に、
入力軸2及び出力軸3が同軸突き合わせ状態で相対回転
可能に配設されているとともに、変速機(図示せず)か
ら伝動軸4を介して入力軸2に伝達されてきた駆動力を
高低速切り換え操作して出力軸3に伝達する副変速機5
が配設されている。
086号公報に記載されたトランスファの内部構造の一
部を示すものであり、トランスファケーシング1内に、
入力軸2及び出力軸3が同軸突き合わせ状態で相対回転
可能に配設されているとともに、変速機(図示せず)か
ら伝動軸4を介して入力軸2に伝達されてきた駆動力を
高低速切り換え操作して出力軸3に伝達する副変速機5
が配設されている。
【0003】副変速機5は、遊星歯車機構6と、この遊
星歯車機構6に同軸的に配設されたシフトスリーブ7と
で構成されており、高速位置に選択すると、シフトスリ
ーブ7が図12の上側位置に移動して入力軸2に設けら
れた高速シフト用ギヤ2aとシフトスリーブ7の内歯7
aとが噛合し、入力軸2の回転駆動力が高速回転駆動力
として出力軸3に伝達されていく。
星歯車機構6に同軸的に配設されたシフトスリーブ7と
で構成されており、高速位置に選択すると、シフトスリ
ーブ7が図12の上側位置に移動して入力軸2に設けら
れた高速シフト用ギヤ2aとシフトスリーブ7の内歯7
aとが噛合し、入力軸2の回転駆動力が高速回転駆動力
として出力軸3に伝達されていく。
【0004】また、高速位置から低速位置までシフト切
り換えする際には、一旦、シフトスリーブ7は図12の
右側へ移動して内歯7a及び外歯7bが他のギヤに噛合
しない位置とされ(この状態を、中立位置と称す
る。)、さらに右側への移動により遊星歯車機構6の低
速シフト用ギヤ6aと外歯7bとが噛合し、遊星歯車機
構5の減速回転により入力軸2の回転駆動力が低速回転
駆動力として出力軸3に伝達されていく(図12の下側
位置を参照)。
り換えする際には、一旦、シフトスリーブ7は図12の
右側へ移動して内歯7a及び外歯7bが他のギヤに噛合
しない位置とされ(この状態を、中立位置と称す
る。)、さらに右側への移動により遊星歯車機構6の低
速シフト用ギヤ6aと外歯7bとが噛合し、遊星歯車機
構5の減速回転により入力軸2の回転駆動力が低速回転
駆動力として出力軸3に伝達されていく(図12の下側
位置を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入力軸2に
回転駆動力を伝達する変速機として、トルクコンバータ
等を使用した流体式自動変速機を搭載すると、図12に
示したトランスファの副変速機5ではシフト切り換えす
る際にギヤ鳴きを発生するおそれがある。すなわち、自
動変速機をニュートラル状態に選択すると、通常、出力
軸3を回転させない程度の僅かな回転力(以下、つれ回
り回転力と称する。)が伝動軸4に伝達されてくる。
回転駆動力を伝達する変速機として、トルクコンバータ
等を使用した流体式自動変速機を搭載すると、図12に
示したトランスファの副変速機5ではシフト切り換えす
る際にギヤ鳴きを発生するおそれがある。すなわち、自
動変速機をニュートラル状態に選択すると、通常、出力
軸3を回転させない程度の僅かな回転力(以下、つれ回
り回転力と称する。)が伝動軸4に伝達されてくる。
【0006】前記副変速機5の高低速切り換え操作は、
通常、自動変速機のニュートラル状態の選択時に行われ
るので、シフト切り換え操作中にシフトスリーブ7が中
立位置へ移動した時点で、無負荷状態とされた入力軸2
が、伝動軸4からつれ回り回転力が伝達されて回転し、
同時に遊星歯車機構6も回転していく。そして、シフト
スリーブ7が中立位置から低速位置へ移動する時点で、
その内歯7a若しくは外歯7bが、回転している低速シ
フト用ギヤ6aと衝突してギヤ鳴きが発生してしまう。
通常、自動変速機のニュートラル状態の選択時に行われ
るので、シフト切り換え操作中にシフトスリーブ7が中
立位置へ移動した時点で、無負荷状態とされた入力軸2
が、伝動軸4からつれ回り回転力が伝達されて回転し、
同時に遊星歯車機構6も回転していく。そして、シフト
スリーブ7が中立位置から低速位置へ移動する時点で、
その内歯7a若しくは外歯7bが、回転している低速シ
フト用ギヤ6aと衝突してギヤ鳴きが発生してしまう。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、流体式自動変速機を搭載してつれ回り回転力が伝
達されても、シフト切り換え操作中のギヤ鳴きを低減さ
せることが可能な車両のトランスファ装置を提供するこ
とを目的とする。
あり、流体式自動変速機を搭載してつれ回り回転力が伝
達されても、シフト切り換え操作中のギヤ鳴きを低減さ
せることが可能な車両のトランスファ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の車両のトランスファ装置は、変速機から入力軸に伝達
された駆動力を噛み合いクラッチにより高低速切り換え
して第1出力軸へ伝達する副変速機と、第2出力軸を第
1出力軸に所定のトルク配分比で駆動結合するように摩
擦クラッチを適宜結合する2輪ー4輪切り換え機構とを
備え、前記副変速機は、入力軸に形成された高速用ギヤ
と、前記入力軸と連動する減速機構により入力軸の回転
を減速して伝達する低速用ギヤと、第1出力軸にスプラ
イン結合されて高速位置では前記高速用ギヤと噛合し、
低速位置では前記低速用ギヤと噛合するとともに、強制
的に四輪駆動状態となる4輪駆動用ギヤと噛合するシフ
トスリーブとを有する車両のトランスファ装置におい
て、高速位置から低速位置への切り換え時に、前記シフ
トスリーブと前記低速用ギヤとが噛合した後に、シフト
スリーブと前記4輪駆動用ギヤとが噛合する構成とした
ことを特徴とする装置である。
の車両のトランスファ装置は、変速機から入力軸に伝達
された駆動力を噛み合いクラッチにより高低速切り換え
して第1出力軸へ伝達する副変速機と、第2出力軸を第
1出力軸に所定のトルク配分比で駆動結合するように摩
擦クラッチを適宜結合する2輪ー4輪切り換え機構とを
備え、前記副変速機は、入力軸に形成された高速用ギヤ
と、前記入力軸と連動する減速機構により入力軸の回転
を減速して伝達する低速用ギヤと、第1出力軸にスプラ
イン結合されて高速位置では前記高速用ギヤと噛合し、
低速位置では前記低速用ギヤと噛合するとともに、強制
的に四輪駆動状態となる4輪駆動用ギヤと噛合するシフ
トスリーブとを有する車両のトランスファ装置におい
て、高速位置から低速位置への切り換え時に、前記シフ
トスリーブと前記低速用ギヤとが噛合した後に、シフト
スリーブと前記4輪駆動用ギヤとが噛合する構成とした
ことを特徴とする装置である。
【0009】また、請求項2記載の車両のトランスファ
装置は、請求項1記載の装置において、シフトスリーブ
が4輪駆動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合し
ている際に、第2出力軸を第1出力軸に所定のトルク配
分比で駆動結合させる摩擦クラッチ一時結合手段を設け
ることを特徴とする車両のトランスファ装置である。
装置は、請求項1記載の装置において、シフトスリーブ
が4輪駆動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合し
ている際に、第2出力軸を第1出力軸に所定のトルク配
分比で駆動結合させる摩擦クラッチ一時結合手段を設け
ることを特徴とする車両のトランスファ装置である。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の車両のトランスファ装
置によれば、変速機として自動変速機が搭載されると、
この自動変速機から入力軸につれ回り回転力が伝達され
てくる。ここで、副変速機の高低速切り換え操作中に、
シフトスリーブが高速用ギヤ及び低速用ギヤに噛合しな
い位置まで移動すると、無負荷状態とされた入力軸には
つれ回り力が伝達され、入力軸とともに低速用ギヤも回
転していく。ところが、本発明の装置では、高速位置か
ら低速位置への切り換え操作中に、シフトスリーブは、
低速用ギヤと噛合した後に4輪駆動用ギヤと噛合する構
造とされて低速位置に移動するので、低速用ギヤの回転
初期、すなわち低速回転時にシフトスリーブが噛合す
る。これにより、ギヤどうしの衝突音が少なくなりギヤ
鳴きが低減する。
置によれば、変速機として自動変速機が搭載されると、
この自動変速機から入力軸につれ回り回転力が伝達され
てくる。ここで、副変速機の高低速切り換え操作中に、
シフトスリーブが高速用ギヤ及び低速用ギヤに噛合しな
い位置まで移動すると、無負荷状態とされた入力軸には
つれ回り力が伝達され、入力軸とともに低速用ギヤも回
転していく。ところが、本発明の装置では、高速位置か
ら低速位置への切り換え操作中に、シフトスリーブは、
低速用ギヤと噛合した後に4輪駆動用ギヤと噛合する構
造とされて低速位置に移動するので、低速用ギヤの回転
初期、すなわち低速回転時にシフトスリーブが噛合す
る。これにより、ギヤどうしの衝突音が少なくなりギヤ
鳴きが低減する。
【0011】また、請求項2記載の車両のトランスファ
装置によれば、請求項1記載の作用に加えて、副変速機
の高低速切り換え中に、若し、シフトスリーブが4輪駆
動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合して停止し
た場合には、第1出力軸のみに駆動力が伝達されるおそ
れがある。しかし、本発明では、シフトスリーブが4輪
駆動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合している
状態では、摩擦クラッチ一時結合手段によって第2出力
軸を第1出力軸に所定のトルク配分比で駆動結合させて
いるので、第1出力軸のみに駆動力が伝達されることが
なく、車両走行に悪影響を与えることがない。
装置によれば、請求項1記載の作用に加えて、副変速機
の高低速切り換え中に、若し、シフトスリーブが4輪駆
動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合して停止し
た場合には、第1出力軸のみに駆動力が伝達されるおそ
れがある。しかし、本発明では、シフトスリーブが4輪
駆動用ギヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合している
状態では、摩擦クラッチ一時結合手段によって第2出力
軸を第1出力軸に所定のトルク配分比で駆動結合させて
いるので、第1出力軸のみに駆動力が伝達されることが
なく、車両走行に悪影響を与えることがない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左
〜後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RR
への駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆
動力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧
を供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制
御するコントローラ18を備えた車両である。
明する。図1に示すものは、FR(フロントエンジン,
リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイム四輪駆
動車であり、回転駆動源としてのエンジン10と、前左
〜後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL〜12RR
への駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系14と、駆
動力伝達系14による駆動力配分を制御するために油圧
を供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置16を制
御するコントローラ18を備えた車両である。
【0013】駆動力伝達系14は、トルクコンバータ等
が組み込まれ、エンジン10からの駆動力を変速する流
体式自動変速機20と、この自動変速機20からの駆動
力を前輪12FL、12FR及び後輪(常時駆動輪)12R
L、12RR側に分割するトランスファ22とを有してい
る。そして、駆動力伝達系14では、トランスファ22
で分割された前輪駆動力が前輪側出力軸24、フロント
ディファレンシャルギヤ26及び前輪側ドライブシャフ
ト28を介して、前輪12FL、12FRに伝達され、一
方、後輪側駆動力がプロペラシャフト(後輪側出力軸)
30、リアディファレンシャルギヤ32及びドライブシ
ャフト34を介して後輪12RL、12RRに伝達される。
が組み込まれ、エンジン10からの駆動力を変速する流
体式自動変速機20と、この自動変速機20からの駆動
力を前輪12FL、12FR及び後輪(常時駆動輪)12R
L、12RR側に分割するトランスファ22とを有してい
る。そして、駆動力伝達系14では、トランスファ22
で分割された前輪駆動力が前輪側出力軸24、フロント
ディファレンシャルギヤ26及び前輪側ドライブシャフ
ト28を介して、前輪12FL、12FRに伝達され、一
方、後輪側駆動力がプロペラシャフト(後輪側出力軸)
30、リアディファレンシャルギヤ32及びドライブシ
ャフト34を介して後輪12RL、12RRに伝達される。
【0014】図2はトランスファ22の内部構造を示す
ものであり、トランスファケーシング40内には、入力
軸42及び第1出力軸44が同軸突き合わせ状態で相対
回転可能に配設されている。すなわち、入力軸42は一
端側42aから他端側42bに向かうに従い外径及び内
径が複数段に拡径された円筒部材であり、一端側42a
の内径部42eに自動変速機20の出力軸56が嵌入さ
れ、外径部がフロントケーシング40aにラジアル軸受
46を介して回転自在に支持されている。
ものであり、トランスファケーシング40内には、入力
軸42及び第1出力軸44が同軸突き合わせ状態で相対
回転可能に配設されている。すなわち、入力軸42は一
端側42aから他端側42bに向かうに従い外径及び内
径が複数段に拡径された円筒部材であり、一端側42a
の内径部42eに自動変速機20の出力軸56が嵌入さ
れ、外径部がフロントケーシング40aにラジアル軸受
46を介して回転自在に支持されている。
【0015】また、第1出力軸44は、入力軸42の内
径部42eに挿入された一端側44dがベアリング45
a、45bを介して配設され、後輪側出力軸30に結合
する他端側が、リアケーシング40bにラジアル軸受4
8を介して回転自在に支持されて相対回転可能に配設さ
れている。そして、これら入力軸42及び第1出力軸4
4に対して平行に、フロントケーシング40a及びリア
ケーシング40bにそれぞれ配設されたベアリング5
0、52を介して第2出力軸54が回転自在に支持され
ている。なお、第2出力軸54は前輪側出力軸24に結
合されている。
径部42eに挿入された一端側44dがベアリング45
a、45bを介して配設され、後輪側出力軸30に結合
する他端側が、リアケーシング40bにラジアル軸受4
8を介して回転自在に支持されて相対回転可能に配設さ
れている。そして、これら入力軸42及び第1出力軸4
4に対して平行に、フロントケーシング40a及びリア
ケーシング40bにそれぞれ配設されたベアリング5
0、52を介して第2出力軸54が回転自在に支持され
ている。なお、第2出力軸54は前輪側出力軸24に結
合されている。
【0016】また、入力軸42及び第1出力軸44に
は、副変速機58と2輪ー4輪駆動切換機構60とが設
けられている。副変速機58は、遊星歯車機構62と、
この遊星歯車機構62に同軸的に配設された噛み合いク
ラッチ形式の高低速切換機構64とで構成されている。
遊星歯車機構62は、入力軸42の他端側42bの外周
に形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング4
0a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これ
らサンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合す
るピニオンギヤ62cと、ピニオンギヤ62cを回転自
在に支持するピニオンキャリア62dとで構成されてい
る。
は、副変速機58と2輪ー4輪駆動切換機構60とが設
けられている。副変速機58は、遊星歯車機構62と、
この遊星歯車機構62に同軸的に配設された噛み合いク
ラッチ形式の高低速切換機構64とで構成されている。
遊星歯車機構62は、入力軸42の他端側42bの外周
に形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング4
0a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これ
らサンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合す
るピニオンギヤ62cと、ピニオンギヤ62cを回転自
在に支持するピニオンキャリア62dとで構成されてい
る。
【0017】また、高低速切換機構64は、第1出力軸
44の外周に設けられた複数条のキー溝と内歯64b1
とのスプライン結合により軸方向にスライド自在とさ
れ、外周に外歯64b2 が設けられてなるシフトスリー
ブ64bと、シフトスリーブ64bの内歯64b1 と噛
合可能な入力軸42の外周位置に形成された高速シフト
用ギヤ64cと、シフトスリーブ64bの外歯64b2
と噛合可能なピニオンキャリア62dの内周部に形成さ
れた低速シフト用ギヤ64dとで構成されている。
44の外周に設けられた複数条のキー溝と内歯64b1
とのスプライン結合により軸方向にスライド自在とさ
れ、外周に外歯64b2 が設けられてなるシフトスリー
ブ64bと、シフトスリーブ64bの内歯64b1 と噛
合可能な入力軸42の外周位置に形成された高速シフト
用ギヤ64cと、シフトスリーブ64bの外歯64b2
と噛合可能なピニオンキャリア62dの内周部に形成さ
れた低速シフト用ギヤ64dとで構成されている。
【0018】そして、図3において実線で示すシフトス
リーブ64bの上部側配置のように、記号Hの高速シフ
ト位置までシフトスリーブ64bがスライド移動する
と、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 とが噛合す
るようになっている。また、図3においてシフトスリー
ブ64bの下部側配置のように、記号Lの低速シフト位
置までシフトスリーブ64bがスライド移動すると、低
速シフト用ギヤ64dと外歯64b2 とが噛合するよう
になっている。そして、第1スプロケット68には、シ
フトスリーブ64b側の外周に4輪駆動用ギヤ80が設
けられており、前記低速位置Lまでシフトスリーブ64
dが移動すると、外歯64b2と低速シフト用ギヤ64
dとの噛合とともに、前記4輪駆動用ギヤ80が内歯6
4b1 と噛合する構造とされている。これにより、シフ
トスリーブ64b及び4輪駆動用ギヤ80は、低速位置
Lで第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結合
するドグクラッチを構成している。
リーブ64bの上部側配置のように、記号Hの高速シフ
ト位置までシフトスリーブ64bがスライド移動する
と、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 とが噛合す
るようになっている。また、図3においてシフトスリー
ブ64bの下部側配置のように、記号Lの低速シフト位
置までシフトスリーブ64bがスライド移動すると、低
速シフト用ギヤ64dと外歯64b2 とが噛合するよう
になっている。そして、第1スプロケット68には、シ
フトスリーブ64b側の外周に4輪駆動用ギヤ80が設
けられており、前記低速位置Lまでシフトスリーブ64
dが移動すると、外歯64b2と低速シフト用ギヤ64
dとの噛合とともに、前記4輪駆動用ギヤ80が内歯6
4b1 と噛合する構造とされている。これにより、シフ
トスリーブ64b及び4輪駆動用ギヤ80は、低速位置
Lで第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結合
するドグクラッチを構成している。
【0019】また、図3の二点鎖線で示すシフトスリー
ブ64bの上部側配置のように、記号Nの中立位置まで
シフトスリーブ64bが移動すると、内歯64b1 及び
外歯64b2 は高低速切換機構64の他のギヤのいずれ
にも噛合しないようになっている。ここで、図4に示す
ように、シフトスリーブ64bが中立位置N(図4で二
点で示す位置)から低速シフト位置Lまで移動する際に
は、図4の実線で示すように、4輪駆動用ギヤ80と内
歯64b1 とが噛合する前に、先に、外歯64b2と低
速シフト用ギヤ64dとが噛合する(以下、この噛合状
態を低速2輪駆動状態という。)ように設計されてい
る。これにより、従来の副変速機と比較すると、本実施
例の副変速機58は、高速位置Hから低速位置Lへの切
替操作時における外歯64b2 と低速シフトギヤ64d
との噛合タイミングが早められている。
ブ64bの上部側配置のように、記号Nの中立位置まで
シフトスリーブ64bが移動すると、内歯64b1 及び
外歯64b2 は高低速切換機構64の他のギヤのいずれ
にも噛合しないようになっている。ここで、図4に示す
ように、シフトスリーブ64bが中立位置N(図4で二
点で示す位置)から低速シフト位置Lまで移動する際に
は、図4の実線で示すように、4輪駆動用ギヤ80と内
歯64b1 とが噛合する前に、先に、外歯64b2と低
速シフト用ギヤ64dとが噛合する(以下、この噛合状
態を低速2輪駆動状態という。)ように設計されてい
る。これにより、従来の副変速機と比較すると、本実施
例の副変速機58は、高速位置Hから低速位置Lへの切
替操作時における外歯64b2 と低速シフトギヤ64d
との噛合タイミングが早められている。
【0020】そして、噛み合いクラッチ形式とされた高
低速切換機構64のシフトスリーブ64bは、副変速機
レバー(図示せず)の手動操作によってフォーク(図2
で示す符号84がフオークの先端部)を介して高速シフ
ト位置H、中立位置N若しくは低速シフト位置Lまでス
ライド移動する。ここで、フロントケーシング40a内
部には、シフトスリーブ64bが高速シフト位置Hまで
スライド移動したことを検出する高速シフト位置センサ
86と、シフトスリーブ64bが低速シフト位置Lまで
スライド移動したことを検出する低速シフト位置センサ
88と、シフトスリーブ64bが中立位置Nまでスライ
ド移動したことを検出する中立位置センサ87とが配設
されている。そして、高速シフト位置センサ86の検出
信号SH、低速シフト位置センサ88の検出信号SL 及
び中立位置センサ87の検出信号SN は後述するコント
ローラ18に随時入力されるようになっている。
低速切換機構64のシフトスリーブ64bは、副変速機
レバー(図示せず)の手動操作によってフォーク(図2
で示す符号84がフオークの先端部)を介して高速シフ
ト位置H、中立位置N若しくは低速シフト位置Lまでス
ライド移動する。ここで、フロントケーシング40a内
部には、シフトスリーブ64bが高速シフト位置Hまで
スライド移動したことを検出する高速シフト位置センサ
86と、シフトスリーブ64bが低速シフト位置Lまで
スライド移動したことを検出する低速シフト位置センサ
88と、シフトスリーブ64bが中立位置Nまでスライ
ド移動したことを検出する中立位置センサ87とが配設
されている。そして、高速シフト位置センサ86の検出
信号SH、低速シフト位置センサ88の検出信号SL 及
び中立位置センサ87の検出信号SN は後述するコント
ローラ18に随時入力されるようになっている。
【0021】図2に戻って、2輪ー4輪駆動切換機構6
0は、前後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板
摩擦クラッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66
と、第1出力軸44に回転自在に配設された第1スプロ
ケット68と、第2出力軸54と同軸に結合された第2
スプロケット70と、第1及び第2スプロケット68、
70間に巻装さたチェーン72とで構成されている。
0は、前後輪に対する駆動力配分比を変更する湿式多板
摩擦クラッチ(以下、摩擦クラッチと略称する。)66
と、第1出力軸44に回転自在に配設された第1スプロ
ケット68と、第2出力軸54と同軸に結合された第2
スプロケット70と、第1及び第2スプロケット68、
70間に巻装さたチェーン72とで構成されている。
【0022】摩擦クラッチ66は、第1スプロケット6
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
の外周に配設されてクラッチドラム66a側への軸方向
移動によりフリクションプレート66b及びフリクショ
ンディスク66dを当接させる回転部材66eと、クラ
ッチハブに一体結合されクラッチハブ66cと回転部材
66eとを係合するピン66kと、リアケーシング40
bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能とされたクラ
ッチピストン66gと、このクラッチピストン66gの
軸方向の移動を回転部材66eに伝達するスラスト軸受
66fと、クラッチピストン66gとリアケーシング4
0bとの内壁間に形成されたシリンダ室66hと、回転
部材66eに対してクラッチピストン66g側へ付勢力
を与えるリターンスプリング66jとで構成されてい
る。
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
の外周に配設されてクラッチドラム66a側への軸方向
移動によりフリクションプレート66b及びフリクショ
ンディスク66dを当接させる回転部材66eと、クラ
ッチハブに一体結合されクラッチハブ66cと回転部材
66eとを係合するピン66kと、リアケーシング40
bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能とされたクラ
ッチピストン66gと、このクラッチピストン66gの
軸方向の移動を回転部材66eに伝達するスラスト軸受
66fと、クラッチピストン66gとリアケーシング4
0bとの内壁間に形成されたシリンダ室66hと、回転
部材66eに対してクラッチピストン66g側へ付勢力
を与えるリターンスプリング66jとで構成されてい
る。
【0023】そして、シリンダ室66hと連通するリア
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図2の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じた締結力が付与される。これによ
り、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッチ66
の締結力に応じた所定のトルク配分比で、第1スプロケ
ット68、チェーン72及び第2スプロケット70を介
して第2出力軸54に伝達されるようになっている。
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図2の左側へ移動し、このクラッチピストン66
gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材66e
に伝達され、相互に離間していたフリクションプレート
66b及びフリクションディスク66dが、フリクショ
ンディスク66dの移動により当接し、摩擦力によるク
ラッチ圧Pcに応じた締結力が付与される。これによ
り、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッチ66
の締結力に応じた所定のトルク配分比で、第1スプロケ
ット68、チェーン72及び第2スプロケット70を介
して第2出力軸54に伝達されるようになっている。
【0024】また、供給されるクラッチ圧Pcが低下し
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図2の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44の回転
駆動力は第2出力軸54に伝達されない。また、前記油
圧供給装置16は、図5に示す回路構成によりトランス
ファ22の入力ポート74に所定のクラッチ圧Pcが供
給されるようになっている。
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図2の右側へ移動
してフリクションプレート66b及びフリクションディ
スク66dが相互に離間すると、第1出力軸44の回転
駆動力は第2出力軸54に伝達されない。また、前記油
圧供給装置16は、図5に示す回路構成によりトランス
ファ22の入力ポート74に所定のクラッチ圧Pcが供
給されるようになっている。
【0025】この油圧供給装置16は、第1出力軸44
と直結して回転駆動する正逆回転形のメインポンプ10
0と、このメインポンプ100と並列配置され、電動モ
ータ(サブモータ)102を動力源として回転駆動する
正回転形のサブポンプ104を油圧源としている。これ
らメインポンプ100及びサブポンプ102は、オイル
タンク105内の作動油をストレーナ106a、108
aを介して吸入し、吐出側の配管106b、108bに
吐出する。また、配管106b、108bを収束する収
束配管110aには、オイルエレメント112が接続さ
れ、このオイルエレメント112の上流側(メインポン
プ100及びサブポンプ104側)に、他端が潤滑系1
14側と接続するリリーフ路116が接続されている。
また、オイルエレメント112の下流側にライン圧調圧
弁118が接続されているとともに、収束配管110a
から分岐する配管110b、110c、110eに、そ
れぞれ電磁開閉弁120、クラッチ圧力調整弁122、
減圧弁124の入力側が接続されている。また、クラッ
チ圧力調整弁122の出力側には、電磁切換弁120か
らのパイロット圧が供給されるとトランスファ22にク
ラッチ圧Pcを供給するパイロット切換弁126の入力
側が接続され、減圧弁124の出力側には、デューティ
制御電磁弁128の入力側が接続されている。なお、オ
イルタンク105内には作動油の温度を検知する温度セ
ンサ130が配設されているとともに、ライン圧調圧弁
118により減圧設定された圧力を検知する油圧スイッ
チ132及びパイロット切換弁126から出力されるク
ラッチ圧Pcを検知する圧力スイッチ134が配設さ
れ、これら検知信号はコントローラ18に出力されるよ
うになっている。そして、この油圧供給装置16は、実
際の車両では、トランスファ22の内部に配設されてい
る。なお、オイルタンク105から作動油を吸引するメ
インポンプ100は、図2に示すように、第1ギヤ13
6a及び第2ギヤ136bを介して第1出力軸44と連
結され、サブポンプ104は、リアケーシング40bに
外付けされた電動モータ102に連結されている。
と直結して回転駆動する正逆回転形のメインポンプ10
0と、このメインポンプ100と並列配置され、電動モ
ータ(サブモータ)102を動力源として回転駆動する
正回転形のサブポンプ104を油圧源としている。これ
らメインポンプ100及びサブポンプ102は、オイル
タンク105内の作動油をストレーナ106a、108
aを介して吸入し、吐出側の配管106b、108bに
吐出する。また、配管106b、108bを収束する収
束配管110aには、オイルエレメント112が接続さ
れ、このオイルエレメント112の上流側(メインポン
プ100及びサブポンプ104側)に、他端が潤滑系1
14側と接続するリリーフ路116が接続されている。
また、オイルエレメント112の下流側にライン圧調圧
弁118が接続されているとともに、収束配管110a
から分岐する配管110b、110c、110eに、そ
れぞれ電磁開閉弁120、クラッチ圧力調整弁122、
減圧弁124の入力側が接続されている。また、クラッ
チ圧力調整弁122の出力側には、電磁切換弁120か
らのパイロット圧が供給されるとトランスファ22にク
ラッチ圧Pcを供給するパイロット切換弁126の入力
側が接続され、減圧弁124の出力側には、デューティ
制御電磁弁128の入力側が接続されている。なお、オ
イルタンク105内には作動油の温度を検知する温度セ
ンサ130が配設されているとともに、ライン圧調圧弁
118により減圧設定された圧力を検知する油圧スイッ
チ132及びパイロット切換弁126から出力されるク
ラッチ圧Pcを検知する圧力スイッチ134が配設さ
れ、これら検知信号はコントローラ18に出力されるよ
うになっている。そして、この油圧供給装置16は、実
際の車両では、トランスファ22の内部に配設されてい
る。なお、オイルタンク105から作動油を吸引するメ
インポンプ100は、図2に示すように、第1ギヤ13
6a及び第2ギヤ136bを介して第1出力軸44と連
結され、サブポンプ104は、リアケーシング40bに
外付けされた電動モータ102に連結されている。
【0026】次に、図5を参照して油圧供給装置16の
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
各構成部品を詳述する。正回転駆動をするメインポンプ
100は、吸入配管106cの端部に接続されたストレ
ーナ106aを介してオイルタンク105から作動油を
吸引し、サブポンプ104も、吸入配管108cの端部
に接続されたストレーナ108aを介してオイルタンク
105から作動油を吸引する。そして、収束配管110
aと接続する各ポンプの吐出配管106b、108bに
はそれぞれ逆止弁106d、108dが介挿されている
とともに、メインポンプ100の吐出配管106bとサ
ブポンプ104の吸入配管108cとの間は、バイパス
路140が接続されている。このバイパス路140は、
バイパス配管140aと、このバイパス配管140aに
介挿された3連の逆止弁140bとで構成され、吐出配
管106bが負圧状態となった場合に逆止弁140bが
開状態となり、作動油が破線矢印方向に流れる連通路と
なる。
【0027】オイルエレメント112より上流側の収束
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
114側に他端が接続されたリリーフ配管116aと、
このリリーフ配管116aに介挿された2連のバネ付き
逆止弁116bとで構成されている。そして、オイルエ
レメント112のフィルタに目詰まりが発生して、オイ
ルエレメント112より上流側の圧力が所定圧以上とな
ると、逆止弁116bが開状態となり、作動油が破線矢
印方向に流れる連通路となる。
配管110aに接続されたリリーフ路116は、潤滑系
114側に他端が接続されたリリーフ配管116aと、
このリリーフ配管116aに介挿された2連のバネ付き
逆止弁116bとで構成されている。そして、オイルエ
レメント112のフィルタに目詰まりが発生して、オイ
ルエレメント112より上流側の圧力が所定圧以上とな
ると、逆止弁116bが開状態となり、作動油が破線矢
印方向に流れる連通路となる。
【0028】ライン圧調圧弁118は、内部パイロット
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧された供給圧PL は、ライン圧調圧弁118
より所定圧に減圧設定されて電磁切換弁120、クラッ
チ圧力調整弁122、減圧弁124に供給される。な
お、減圧設定した際に出力ポート118B から流れ出た
作動油は、潤滑系114へ戻される。
及びスプリング形式の減圧弁により構成され、収束配管
110a側に接続する入力ポート118A 、潤滑系11
4側に接続する出力ポート118B 及び固定絞りを介し
て一次圧及び二次圧が供給される内部パイロットポート
118P1、118P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング118aが配設されてい
る。そして、メインポンプ100もしくはサブポンプ1
04で昇圧された供給圧PL は、ライン圧調圧弁118
より所定圧に減圧設定されて電磁切換弁120、クラッ
チ圧力調整弁122、減圧弁124に供給される。な
お、減圧設定した際に出力ポート118B から流れ出た
作動油は、潤滑系114へ戻される。
【0029】また、クラッチ圧力調整弁122は、内
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128から制御圧が供給されない場合には、入力
ポート122A と出力ポート122B の連通路が閉塞さ
れて二次圧が出力されないが、デューティ制御電磁弁1
28からパイトッロ制御圧が供給されると、スプールが
移動制御されて出力ポート122B からパイロット制御
圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとして出力される。
部、外部パイロット及びスプリング形式の圧力調整弁で
構成されており、配管110cと接続する入力ポート1
22A、パイロット切換弁126と接続する出力ポート
122B 、二次圧が固定絞りを介してパイロット圧とし
て供給される内部パイロットポート122P1、デューテ
ィ制御電磁弁128から制御圧が供給される外部パイロ
ットポート122P2を有する筒状の弁ハウジング内にス
プールが摺動自在に配設され、このスプールを一端側に
付勢するリターンスプリング122aが配設されてい
る。このクラッチ圧力調整弁122は、デューティ制御
電磁弁128から制御圧が供給されない場合には、入力
ポート122A と出力ポート122B の連通路が閉塞さ
れて二次圧が出力されないが、デューティ制御電磁弁1
28からパイトッロ制御圧が供給されると、スプールが
移動制御されて出力ポート122B からパイロット制御
圧に応じた二次圧がクラッチ圧Pcとして出力される。
【0030】減圧弁124は、内部パイロット及びスプ
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
4B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124H とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
4A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
リング形式の二次圧一定形減圧弁により構成されてお
り、配管110eと接続する入力ポート124A 、デュ
ーティ制御電磁弁128と接続する出力ポート12
4B 、出力ポート124B からの二次圧が固定絞りを介
してパイロット圧として供給される内部パイロットポー
ト124P と、ドレインポート124H とを有する筒状
の弁ハウジング内にスプールが摺動自在に配設され、こ
のスプールを一端側に付勢するリターンスプリング12
4aが配設されている。そして、内部パイロットポート
124P に供給されるパイロット圧によってスプールが
所定位置に移動制御されることにより、入力ポート12
4A から供給された一次圧が、所定圧に減圧調整された
制御圧としてデューティ制御電磁弁128に供給される
ようになっている。
【0031】また、デューティ制御電磁弁128は、3
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128R と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
8B と、リターンスプリング127aを有し、弁内部に
配設されたスプールが出力ポート128B とドレインポ
ート128R とを連通させるノーマル位置128bと、
入力ポート128A と出力ポート128B とを連通させ
る作動位置128cとに移動制御される弁である。そし
て、コントローラ18からソレノイド128dに所要デ
ューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励磁電
流i0 がオン状態である区間リターンスプリング128
aに抗してノーマル位置128bから作動位置128c
にスプールが移動制御されることにより、デューティ比
に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁122に
出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122は、
デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポート
122P2に制御圧が供給されると、パイロット制御圧に
応じたクラッチ圧Pcが吐出され、これに応じた摩擦ク
ラッチ66の締結力が制御されてクラッチPcに応じた
前輪への駆動トルクの配分が行われる。
ポート2位置形に構成され、減圧弁124側に接続され
た入力ポート128A と、ドレイン側に接続されたドレ
インポート128R と、クラッチ圧力調整弁122の外
部パイロットポート122P2と接続する出力ポート12
8B と、リターンスプリング127aを有し、弁内部に
配設されたスプールが出力ポート128B とドレインポ
ート128R とを連通させるノーマル位置128bと、
入力ポート128A と出力ポート128B とを連通させ
る作動位置128cとに移動制御される弁である。そし
て、コントローラ18からソレノイド128dに所要デ
ューティ比の励磁電流i0 が供給されると、その励磁電
流i0 がオン状態である区間リターンスプリング128
aに抗してノーマル位置128bから作動位置128c
にスプールが移動制御されることにより、デューティ比
に応じたパイロット制御圧がクラッチ圧調整弁122に
出力される。したがって、クラッチ圧調整弁122は、
デューティ制御電磁弁128から外部パイロットポート
122P2に制御圧が供給されると、パイロット制御圧に
応じたクラッチ圧Pcが吐出され、これに応じた摩擦ク
ラッチ66の締結力が制御されてクラッチPcに応じた
前輪への駆動トルクの配分が行われる。
【0032】また、スプリングオフセット形の電磁切換
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁開閉弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに出力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
弁120は、3ポート2位置に構成され、ライン圧が供
給される入力ポート120A と、パイロット切換弁12
6の外部パイロットポート126P1と接続する出力ポー
ト120B と、ドレインポート120D とを有し、弁内
部に配設されたスプールが入力ポート120A を遮断し
且つ出力ポート120B をドレインポート120D に連
通させるノーマル位置120bと、入力ポート120A
と出力ポート120B とを連通させ且つドレインポート
120D を遮断する作動位置120cとに移動制御され
る弁である。そして、電磁開閉弁120は、コントロー
ラ18から励磁電流i1 がソレノイド120dに出力さ
れると、その励磁電流i1 がオン状態を継続している間
リターンスプリング120aに抗してスプールが移動制
御されて作動位置120cとなり、パイロット切換弁1
26の外部パイロットポート126P1にパイロット制御
圧が供給される。また、コントローラ18からの励磁電
流i1 がオフ状態となると、リターンスプリング120
aの押圧力によってノーマル位置120bに戻され、外
部パイロットポート126P1に供給されていたパイロッ
ト制御圧がドレインポート120D を通じて消圧され
る。
【0033】また、パイロット切換弁126は、図6に
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときに制御圧が
供給される外部パイロットポート126P1、ドレインポ
ート126H を有する筒状の弁ハウジング126i内
に、スプール126eが摺動自在に配設され、さらに、
このスプール126eを一端側に付勢するリターンスプ
リング126aが配設されている弁である。
も示すように、クラッチ圧力調整弁122から二次圧が
供給される入力ポート126A 、トランスファ22へ二
次圧を供給する出力ポート126B 、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態であるときに制御圧が
供給される外部パイロットポート126P1、ドレインポ
ート126H を有する筒状の弁ハウジング126i内
に、スプール126eが摺動自在に配設され、さらに、
このスプール126eを一端側に付勢するリターンスプ
リング126aが配設されている弁である。
【0034】そして、このパイロット切換弁126のス
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26 A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御されるようになってい
る(図6の左側半断面状態)。また、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態(オン状態)となる
と、電磁切換弁120のスプールを第2位置120cに
移動制御して外部パイロットポート126P1に制御圧が
供給され、入力ポート126A と出力ポート126B と
が連通する4WDモード位置126cに移動制御される
ようになっている(図6の右側半断面状態)。
プール126eは、外部パイロットポート126P1にパ
イロット制御圧が供給されない場合には、入力ポート1
26 A と出力ポート126B とが遮断され、且つ出力ポ
ート126B がドレインポート126D に連通する2W
Dモード位置126bに移動制御されるようになってい
る(図6の左側半断面状態)。また、電磁切換弁120
のソレノイド120dが通電状態(オン状態)となる
と、電磁切換弁120のスプールを第2位置120cに
移動制御して外部パイロットポート126P1に制御圧が
供給され、入力ポート126A と出力ポート126B と
が連通する4WDモード位置126cに移動制御される
ようになっている(図6の右側半断面状態)。
【0035】このように、パイロット切替弁126を電
磁切替弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプル126eを駆
動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
磁切替弁120からのパイロット制御圧で駆動すること
により、高圧のパイロット制御圧でスプル126eを駆
動することができ、スプール126eの摺動通路に塵
埃、切り屑等が付着してスプール126eの摺動抵抗が
大きい場合でも、スプール126eの摺動を確保するこ
とができる。
【0036】一方、コントローラ18は、図1に示すよ
うに、高速シフト位置センサ86、中立位置センサ8
7、低速シフト位置センサ88及び2ー4WDモードセ
ンサ90からの検出信号に基づいて油圧供給装置16へ
の励磁電流i0 、i1 を出力する装置である。なお、こ
の実施例では、同じコントローラ18において、油圧供
給装置16が所定の油圧を保持可能にするための制御も
行うようになっており、そのために必要な前記油温セン
サ130および油圧スイッチ132,134を備えると
ともに、これらのセンサからの検出信号に基づく制御信
号CS2 もコントローラ18から前記油圧供給装置16
へ出力されるようになっている。
うに、高速シフト位置センサ86、中立位置センサ8
7、低速シフト位置センサ88及び2ー4WDモードセ
ンサ90からの検出信号に基づいて油圧供給装置16へ
の励磁電流i0 、i1 を出力する装置である。なお、こ
の実施例では、同じコントローラ18において、油圧供
給装置16が所定の油圧を保持可能にするための制御も
行うようになっており、そのために必要な前記油温セン
サ130および油圧スイッチ132,134を備えると
ともに、これらのセンサからの検出信号に基づく制御信
号CS2 もコントローラ18から前記油圧供給装置16
へ出力されるようになっている。
【0037】このコントローラ18は、図7に示すよう
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ7と、前述の所定油圧保持制御を行うためのマイク
ロコンピュータ8と、前記マイクロコンピュータ7から
の制御信号CS0 に応じて前記油圧供給装置16におけ
るデューティ制御電磁弁128のソレノイド128dに
所要デューティ比の励磁電流i0 を供給する駆動回路3
1aと、前記マイクロコンピュータ7からの制御信号C
S1 に応じてオン・オフされる励磁電流i1 を油圧供給
装置16における電磁切替弁120のソレノイド120
dに供給する駆動回路31bと、前記マイクロコンピュ
ータ8からのモータ制御信号SM に応じてサブモータ1
02をチョッパ制御してモータ制御信号SM に応じた回
転速度に速度制御するモータ駆動回路103とを備えて
いる。
に、前記駆動力配分制御を行うためのマイクロコンピュ
ータ7と、前述の所定油圧保持制御を行うためのマイク
ロコンピュータ8と、前記マイクロコンピュータ7から
の制御信号CS0 に応じて前記油圧供給装置16におけ
るデューティ制御電磁弁128のソレノイド128dに
所要デューティ比の励磁電流i0 を供給する駆動回路3
1aと、前記マイクロコンピュータ7からの制御信号C
S1 に応じてオン・オフされる励磁電流i1 を油圧供給
装置16における電磁切替弁120のソレノイド120
dに供給する駆動回路31bと、前記マイクロコンピュ
ータ8からのモータ制御信号SM に応じてサブモータ1
02をチョッパ制御してモータ制御信号SM に応じた回
転速度に速度制御するモータ駆動回路103とを備えて
いる。
【0038】前記マイクロコンピュータ7は、前記各セ
ンサ86、87、88、90からの検出信号を各検出値
として読み込むためのA/D変換機能を有する入力イン
タフェース回路7aと、所定のプログラムに従って駆動
力配分制御のための演算・制御処理(図10参照)等を
行う演算処理装置7bと、ROM、RAM等の記憶装置
7cと、前記演算処理装置7bで得られた前輪側トルク
配分を決定するクラッチ圧Pcを指令するデューティ比
Dの制御信号CS0 及びクラッチ圧Pcを出力するか否
かを決定する制御信号CS1 を出力するための出力イン
タフェース回路7dとを備えている。また、前記マイク
ロコンピュータ8は、前記各センサ130,132,1
34からの検出信号を各検出値として読込むためのA/
D変換機能を有する入力インタフェース回路8aと、演
算処理装置8bと、ROM,RAM等の記憶装置8c
と、前記演算処理装置8bで得られたサブモータ回転速
度指令値を例えばアナログ電圧信号SM として出力する
ためのD/A変換機能を有する出力インタフェース回路
8dとを備えている。
ンサ86、87、88、90からの検出信号を各検出値
として読み込むためのA/D変換機能を有する入力イン
タフェース回路7aと、所定のプログラムに従って駆動
力配分制御のための演算・制御処理(図10参照)等を
行う演算処理装置7bと、ROM、RAM等の記憶装置
7cと、前記演算処理装置7bで得られた前輪側トルク
配分を決定するクラッチ圧Pcを指令するデューティ比
Dの制御信号CS0 及びクラッチ圧Pcを出力するか否
かを決定する制御信号CS1 を出力するための出力イン
タフェース回路7dとを備えている。また、前記マイク
ロコンピュータ8は、前記各センサ130,132,1
34からの検出信号を各検出値として読込むためのA/
D変換機能を有する入力インタフェース回路8aと、演
算処理装置8bと、ROM,RAM等の記憶装置8c
と、前記演算処理装置8bで得られたサブモータ回転速
度指令値を例えばアナログ電圧信号SM として出力する
ためのD/A変換機能を有する出力インタフェース回路
8dとを備えている。
【0039】そして、マイクロコンピュータ7は、図1
1に示す演算処理に従って、2ー4WDモードセンサ9
0からのモード信号Dn 、高速シフト位置センサ86か
らの高速シフト位置検出信号SH 、低速シフト位置セン
サ88からの低速シフト位置検出信号SL 及び中立位置
センサ87からの中立位置検出信号SN に基づいて、前
輪側トルク配分指令値T2 を設定し、これに対応するク
ラッチ圧Pcを指定するデューティ比Dを算出し、この
デューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0 を出
力するとともに、制御信号CS1 をオン状態若しくはオ
フ状態に制御し、これら制御信号CS0 及びCS1 をそ
れぞれ前記駆動回路31a、31bに出力する。
1に示す演算処理に従って、2ー4WDモードセンサ9
0からのモード信号Dn 、高速シフト位置センサ86か
らの高速シフト位置検出信号SH 、低速シフト位置セン
サ88からの低速シフト位置検出信号SL 及び中立位置
センサ87からの中立位置検出信号SN に基づいて、前
輪側トルク配分指令値T2 を設定し、これに対応するク
ラッチ圧Pcを指定するデューティ比Dを算出し、この
デューティ比Dに対応する指令値の制御信号CS0 を出
力するとともに、制御信号CS1 をオン状態若しくはオ
フ状態に制御し、これら制御信号CS0 及びCS1 をそ
れぞれ前記駆動回路31a、31bに出力する。
【0040】そして、前記駆動回路31aは、前記マイ
クロコンピュータ7から出力されるアナログ電圧信号で
なる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比Dの
励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備えてお
り、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比の励
磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド
128dに出力する。また、前記駆動回路31bは、前
記マイクロコンピュータ7から出力される制御信号CS
1 を電磁切替弁120のソレノイド120dを励磁可能
な電流値の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁
120のソレノイド120dに出力する。
クロコンピュータ7から出力されるアナログ電圧信号で
なる制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比Dの
励磁電流を出力する例えばパルス幅変調回路を備えてお
り、制御信号CS0 の指令値に応じたデューティ比の励
磁電流i0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド
128dに出力する。また、前記駆動回路31bは、前
記マイクロコンピュータ7から出力される制御信号CS
1 を電磁切替弁120のソレノイド120dを励磁可能
な電流値の励磁電流i1 に変換して、これを電磁切換弁
120のソレノイド120dに出力する。
【0041】また、この実施例のコンロトーラ18で行
われる演算処理、すなわち油圧供給装置16が所定の油
圧を供給可能にするための制御は、例えば、図示されな
い演算処理によって、油圧スイッチ132で収束配管1
10aのオイルエレメント112の下流側のライン圧P
L が設定値以下に低下していることを検出したときに、
サブポンプ104からの吐出圧(油量)を制御するため
に、前記油温センサ120からの油温検出値SY に応じ
て設定される回転速度指令値を表す制御信号S M を算出
し、これをモータ駆動回路103に供給することによ
り、サブモータ102の回転速度を制御して、油圧供給
装置16から出力されるライン圧PL を所定圧力に維持
するものである。
われる演算処理、すなわち油圧供給装置16が所定の油
圧を供給可能にするための制御は、例えば、図示されな
い演算処理によって、油圧スイッチ132で収束配管1
10aのオイルエレメント112の下流側のライン圧P
L が設定値以下に低下していることを検出したときに、
サブポンプ104からの吐出圧(油量)を制御するため
に、前記油温センサ120からの油温検出値SY に応じ
て設定される回転速度指令値を表す制御信号S M を算出
し、これをモータ駆動回路103に供給することによ
り、サブモータ102の回転速度を制御して、油圧供給
装置16から出力されるライン圧PL を所定圧力に維持
するものである。
【0042】ここで、マイクロコンピュータ7の記憶装
置7cには、演算処理装置7bの処理の実行に必要なプ
ログラム及び固定データ等が予め記憶されているととも
に、その処理結果が一時記憶可能とされている。この
内、固定データとしては、図8から図10に示す各制御
特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。図8は、前
後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達トルクΔT
の制御特性を示したものである。これによると、駆動力
配分を伝達トルクΔTを回転速度差Δの増加に応じて非
線形に増加させている。また、図9は、パイロット切換
弁126のクラッチ圧Pcの変化に応じて直線的に変化
する前輪側への伝達トルクΔTの値を示している。ま
た、図10は、デューティ制御電磁弁128のソレノイ
ド128dに供給する励磁電流値i0 のデューティ比D
の増加に応じて非線形に放物線状に増加するクラッチ圧
力調整弁122のクラッチ圧Pcの値を示している。
置7cには、演算処理装置7bの処理の実行に必要なプ
ログラム及び固定データ等が予め記憶されているととも
に、その処理結果が一時記憶可能とされている。この
内、固定データとしては、図8から図10に示す各制御
特性に対応した記憶テーブルを含んでいる。図8は、前
後輪回転速度差ΔTに対する前輪側への伝達トルクΔT
の制御特性を示したものである。これによると、駆動力
配分を伝達トルクΔTを回転速度差Δの増加に応じて非
線形に増加させている。また、図9は、パイロット切換
弁126のクラッチ圧Pcの変化に応じて直線的に変化
する前輪側への伝達トルクΔTの値を示している。ま
た、図10は、デューティ制御電磁弁128のソレノイ
ド128dに供給する励磁電流値i0 のデューティ比D
の増加に応じて非線形に放物線状に増加するクラッチ圧
力調整弁122のクラッチ圧Pcの値を示している。
【0043】そして、マイクロコンピュータ7で前後輪
の回転速度差ΔNをもとに図8に対応する記憶テーブル
を参照することにより伝達トルクΔTが決定されると、
図9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照して、
コントローラ18が出力しなければならないデューティ
比Dの値が逆算されるようになっている。そして、図1
0で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じたクラ
ッチ圧P1 〜P2 が摩擦クラッチ66に供給されると、
摩擦クラッチ66の締結力に応じた所定のトルク配分比
が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50%:
50%まで連続的に変化される。
の回転速度差ΔNをもとに図8に対応する記憶テーブル
を参照することにより伝達トルクΔTが決定されると、
図9、図10に対応する記憶テーブルを順次参照して、
コントローラ18が出力しなければならないデューティ
比Dの値が逆算されるようになっている。そして、図1
0で示すD1 〜D2 の範囲のデューティ比に応じたクラ
ッチ圧P1 〜P2 が摩擦クラッチ66に供給されると、
摩擦クラッチ66の締結力に応じた所定のトルク配分比
が、後輪:前輪=100%:0〜後輪:前輪=50%:
50%まで連続的に変化される。
【0044】そして、コントローラ18では、所定のメ
インプログラムが実行されるとともに、所定時間毎のタ
イマ割込処理によって図11のフローチャートに示す油
圧供給制御が行われる。図11に示したコントローラ1
8による油圧供給制御について簡単に説明すれば、先
ず、ステップS1では、高速シフト位置センサ86、低
速シフト位置センサ88及び中立位置センサ87から入
力された検出信号SL 、SH 、SN を読み込んでステッ
プS2に移行する。そして、ステップS2において、シ
フトスリーブ64bが高速シフト位置Hに移動している
か否かを判定し、高速シフト位置Hに移動していると判
断するとステップS3に移行し、高速シフト位置Hに移
動していないと判断するとステップS5に移行する。
インプログラムが実行されるとともに、所定時間毎のタ
イマ割込処理によって図11のフローチャートに示す油
圧供給制御が行われる。図11に示したコントローラ1
8による油圧供給制御について簡単に説明すれば、先
ず、ステップS1では、高速シフト位置センサ86、低
速シフト位置センサ88及び中立位置センサ87から入
力された検出信号SL 、SH 、SN を読み込んでステッ
プS2に移行する。そして、ステップS2において、シ
フトスリーブ64bが高速シフト位置Hに移動している
か否かを判定し、高速シフト位置Hに移動していると判
断するとステップS3に移行し、高速シフト位置Hに移
動していないと判断するとステップS5に移行する。
【0045】また、ステップS3では、シフトスリーブ
64bが低速シフト位置Lに移動しているかか否かを判
定し、低速シフト位置Lに移動していると判断するとメ
インプログラムに復帰し、低速シフト位置Lに移動して
いないと判断するとステップS4に移行する。さらに、
ステップS4では、シフトスリーブ64bが中立位置N
に移動しているか否かを判定し、中立位置Nに移動して
いると判断するとメインプログラムに復帰し、中立位置
Nに移動していないと判断するとステップS11に移動
する。
64bが低速シフト位置Lに移動しているかか否かを判
定し、低速シフト位置Lに移動していると判断するとメ
インプログラムに復帰し、低速シフト位置Lに移動して
いないと判断するとステップS4に移行する。さらに、
ステップS4では、シフトスリーブ64bが中立位置N
に移動しているか否かを判定し、中立位置Nに移動して
いると判断するとメインプログラムに復帰し、中立位置
Nに移動していないと判断するとステップS11に移動
する。
【0046】そして、前記ステップS2で高速シフト位
置Hに移動していると判断されてステップS5に移行す
ると、2ー4WDモードセンサ90から入力されたモー
ド信号Dn を読み込んでステップS6に移行する。そし
て、ステップS6において4輪駆動モードを選択してい
るか否かを判定し、2輪駆動モードを選択していること
を判断するとステップS10に移行し、4輪駆動モード
が選択されていることを判断するとステップS7に移行
する。
置Hに移動していると判断されてステップS5に移行す
ると、2ー4WDモードセンサ90から入力されたモー
ド信号Dn を読み込んでステップS6に移行する。そし
て、ステップS6において4輪駆動モードを選択してい
るか否かを判定し、2輪駆動モードを選択していること
を判断するとステップS10に移行し、4輪駆動モード
が選択されていることを判断するとステップS7に移行
する。
【0047】ステップS10では、デューティ制御電磁
弁128に対する制御信号CS0 及び電磁切換弁120
に対する制御信号CS1 をオフ状態としてからタイマ割
込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
一方、ステップS7では、電磁切換弁120に対する制
御信号CS1 をオン状態とする。そして、ステップS8
に移行して、回転数差ΔNをもとに図8から図10の記
憶テーブルを順次参照することにより、回転数差ΔNに
対応する前輪側トルク配分ΔTを算出し、この前輪側ト
ルク配分ΔTをもとに摩擦クラッチ66のクラッチ圧P
cを算出し、最後にこのクラッチ圧Pcに対応するD1
〜D2 の範囲のデューティ比を算出してこれを記憶装置
7cの所定記憶領域に更新記憶する。そして、ステップ
S9に移行し、決定されたD1 〜D2 の範囲のデューテ
ィ比に対応する指令値の制御信号CS0 を駆動回路31
aに出力してからメインプログラムに復帰する。
弁128に対する制御信号CS0 及び電磁切換弁120
に対する制御信号CS1 をオフ状態としてからタイマ割
込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
一方、ステップS7では、電磁切換弁120に対する制
御信号CS1 をオン状態とする。そして、ステップS8
に移行して、回転数差ΔNをもとに図8から図10の記
憶テーブルを順次参照することにより、回転数差ΔNに
対応する前輪側トルク配分ΔTを算出し、この前輪側ト
ルク配分ΔTをもとに摩擦クラッチ66のクラッチ圧P
cを算出し、最後にこのクラッチ圧Pcに対応するD1
〜D2 の範囲のデューティ比を算出してこれを記憶装置
7cの所定記憶領域に更新記憶する。そして、ステップ
S9に移行し、決定されたD1 〜D2 の範囲のデューテ
ィ比に対応する指令値の制御信号CS0 を駆動回路31
aに出力してからメインプログラムに復帰する。
【0048】一方、ステップS11には、前述したよう
に、ステップS4において、シフトスリーブ64bが中
立位置Nに移動していないと判断されると移行してく
る。そして、このステップS11では、電磁切換弁12
0に対する制御信号CS1 をオン状態とする。そして、
ステップS12に移行して、図8から図10の記憶テー
ブルを順次参照することにより、摩擦クラッチ66のク
ラッチ圧P2 に対応するデューティ比D2 を決定し、こ
のデューティ比D2 に対応する指令値の制御信号CS0
を駆動回路31aに出力してからメインプログラムに復
帰する。
に、ステップS4において、シフトスリーブ64bが中
立位置Nに移動していないと判断されると移行してく
る。そして、このステップS11では、電磁切換弁12
0に対する制御信号CS1 をオン状態とする。そして、
ステップS12に移行して、図8から図10の記憶テー
ブルを順次参照することにより、摩擦クラッチ66のク
ラッチ圧P2 に対応するデューティ比D2 を決定し、こ
のデューティ比D2 に対応する指令値の制御信号CS0
を駆動回路31aに出力してからメインプログラムに復
帰する。
【0049】なお、ステップS11〜ステップS12
が、本発明に係る摩擦クラッチ一時結合手段である。次
に、副変速機レバーのレンジ選択によるトランスファ2
2の駆動力伝達経路及び車両の走行状態について説明す
る。なお、副変速機レバーは、後2輪駆動Hiレンジ
(以下、2Hレンジと略称する。)、4輪駆動高速レン
ジ(以下、4Hレンジと略称する。)、中立レンジ(以
下、Nレンジと略称する)、4輪駆動低速レンジ(4L
レンジ)の4つのモードが設定可能とされ、4Lレンジ
及び4Hレンジが選択されると、コントローラ18に2
ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モード信号Dn
が入力されるようになっている。また、レンジ選択パタ
ーンは、2Hレンジ←→4Hレンジ←→Nレンジ←→4
Lレンジに設定可能されている。
が、本発明に係る摩擦クラッチ一時結合手段である。次
に、副変速機レバーのレンジ選択によるトランスファ2
2の駆動力伝達経路及び車両の走行状態について説明す
る。なお、副変速機レバーは、後2輪駆動Hiレンジ
(以下、2Hレンジと略称する。)、4輪駆動高速レン
ジ(以下、4Hレンジと略称する。)、中立レンジ(以
下、Nレンジと略称する)、4輪駆動低速レンジ(4L
レンジ)の4つのモードが設定可能とされ、4Lレンジ
及び4Hレンジが選択されると、コントローラ18に2
ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モード信号Dn
が入力されるようになっている。また、レンジ選択パタ
ーンは、2Hレンジ←→4Hレンジ←→Nレンジ←→4
Lレンジに設定可能されている。
【0050】先ず、Nレンジを選択すると、シフトスリ
ーブ64bは図3の上部側で示すように中立位置Nまで
スライド移動する。この場合には、シフトスリーブ64
bは、高速シフト用ギヤ64c、低速シフト用ギヤ64
d及び4輪駆動用ギヤ80のいずれにも噛合せず伝達経
路が確保されていないので、全車輪は駆動しない。ま
た、2Hレンジを選択すると、コントローラ18に2ー
4WDモードセンサ90から2輪駆動モード信号Dn 及
び高速シフト位置センサ86から高速シフト位置検出信
号SH が入力され、コントローラ18は油圧供給制御を
行わず、トランスファ22の入力ポート74にクラッチ
圧Pcは供給されない。そして、シフトスリーブ64b
は、図3の上部側で示すように高速位置Hまでスライド
移動し、内歯64b1 と高速シフト用ギヤ64cが噛合
するので、入力軸42の駆動力は高速シフト用ギヤ64
c、内歯64b1 、第1出力軸44の伝達経路によって
高速回転駆動力として伝達され、摩擦クラッチ66のフ
リクションプレート66b及びフリクションディスク6
6dは締結されないので第2出力軸54への伝達経路が
確保されず、車両は高速2輪駆動状態で走行可能とな
る。
ーブ64bは図3の上部側で示すように中立位置Nまで
スライド移動する。この場合には、シフトスリーブ64
bは、高速シフト用ギヤ64c、低速シフト用ギヤ64
d及び4輪駆動用ギヤ80のいずれにも噛合せず伝達経
路が確保されていないので、全車輪は駆動しない。ま
た、2Hレンジを選択すると、コントローラ18に2ー
4WDモードセンサ90から2輪駆動モード信号Dn 及
び高速シフト位置センサ86から高速シフト位置検出信
号SH が入力され、コントローラ18は油圧供給制御を
行わず、トランスファ22の入力ポート74にクラッチ
圧Pcは供給されない。そして、シフトスリーブ64b
は、図3の上部側で示すように高速位置Hまでスライド
移動し、内歯64b1 と高速シフト用ギヤ64cが噛合
するので、入力軸42の駆動力は高速シフト用ギヤ64
c、内歯64b1 、第1出力軸44の伝達経路によって
高速回転駆動力として伝達され、摩擦クラッチ66のフ
リクションプレート66b及びフリクションディスク6
6dは締結されないので第2出力軸54への伝達経路が
確保されず、車両は高速2輪駆動状態で走行可能とな
る。
【0051】また、4Hレンジを選択すると、コントロ
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モ
ード信号Dn 及び高速シフト位置センサ86から高速シ
フト位置検出信号SH が入力され、コントローラ18は
デューティ比D1 〜D2 の範囲に応じた指令値の制御信
号CS0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド1
28dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御する
(ステップS7〜ステップS9)。これにより、クラッ
チ圧調整弁122からP1 〜P2 の範囲の二次圧が出力
され、切替弁126を介してクラッチ圧Pcとして入力
ポート74(摩擦クラッチ66)に供給される。そし
て、入力軸42の駆動力は高速シフト用ギヤ64c、内
歯64b1 、第1出力軸44の伝達経路により高速回転
駆動力として伝達され、第1出力軸44の高速回転駆動
力は、所定のトルク配分比で締結された摩擦クラッチ6
6、第1のスプロケット68、チェーン72、第2のス
プロケット70、第2出力軸54の伝達経路により高速
回転駆動力として伝達されるので、車両は高速4輪駆動
状態で走行可能となる。
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モ
ード信号Dn 及び高速シフト位置センサ86から高速シ
フト位置検出信号SH が入力され、コントローラ18は
デューティ比D1 〜D2 の範囲に応じた指令値の制御信
号CS0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド1
28dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御する
(ステップS7〜ステップS9)。これにより、クラッ
チ圧調整弁122からP1 〜P2 の範囲の二次圧が出力
され、切替弁126を介してクラッチ圧Pcとして入力
ポート74(摩擦クラッチ66)に供給される。そし
て、入力軸42の駆動力は高速シフト用ギヤ64c、内
歯64b1 、第1出力軸44の伝達経路により高速回転
駆動力として伝達され、第1出力軸44の高速回転駆動
力は、所定のトルク配分比で締結された摩擦クラッチ6
6、第1のスプロケット68、チェーン72、第2のス
プロケット70、第2出力軸54の伝達経路により高速
回転駆動力として伝達されるので、車両は高速4輪駆動
状態で走行可能となる。
【0052】また、4Lレンジを選択すると、コントロ
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モ
ード信号Dn 及び低速シフト位置センサ88から低速シ
フト位置検出信号SL が入力され、コントローラ18は
油圧供給制御を行わず、トランスファ22の入力ポート
74にクラッチ圧Pcが供給されない。そして、シフト
スリーブ64bは図3の下部側で示すように低速位置L
までスライド移動し、低速シフト用ギヤ64d及び外歯
64b2 が噛合し、4輪駆動用ギヤ80及び内歯64b
1 も噛合する。そして、低速シフト用ギヤ64dは遊星
歯車機構62により入力軸42に対して減速回転してい
るので、入力軸42の駆動力は、低速シフト用ギヤ64
d、外歯64b2 、内歯64b1 、第1出力軸44の伝
達経路により減速回転駆動力として伝達され、同時に、
第1出力軸44の低速回転駆動力は、内歯64b1 、4
輪駆動用ギヤ80、第1のスプロケット68、チェーン
72及び第2のスプロケット70、第2出力軸54の伝
達経路により減速回転駆動力として伝達されるので、車
両は低速4輪駆動状態で走行可能となる。
ーラ18に2ー4WDモードセンサ90から4輪駆動モ
ード信号Dn 及び低速シフト位置センサ88から低速シ
フト位置検出信号SL が入力され、コントローラ18は
油圧供給制御を行わず、トランスファ22の入力ポート
74にクラッチ圧Pcが供給されない。そして、シフト
スリーブ64bは図3の下部側で示すように低速位置L
までスライド移動し、低速シフト用ギヤ64d及び外歯
64b2 が噛合し、4輪駆動用ギヤ80及び内歯64b
1 も噛合する。そして、低速シフト用ギヤ64dは遊星
歯車機構62により入力軸42に対して減速回転してい
るので、入力軸42の駆動力は、低速シフト用ギヤ64
d、外歯64b2 、内歯64b1 、第1出力軸44の伝
達経路により減速回転駆動力として伝達され、同時に、
第1出力軸44の低速回転駆動力は、内歯64b1 、4
輪駆動用ギヤ80、第1のスプロケット68、チェーン
72及び第2のスプロケット70、第2出力軸54の伝
達経路により減速回転駆動力として伝達されるので、車
両は低速4輪駆動状態で走行可能となる。
【0053】また、2Hレンジ(若しくは4Hレンジ)
から4Lレンジに切替操作を行うと、シフトスリーブ6
4bは、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 との噛
合位置から中立位置Nまでスライド移動し、図4で示し
たように、低速2輪駆動状態(外歯64b2 と低速シフ
ト用ギヤ64dとが噛合する状態)の後に、4輪駆動用
ギヤ80と内歯64b1 とが噛合し、車両が低速4輪駆
動状態で走行可能となる。ここで、前述した低速2輪駆
動状態では、コントローラ18は、図11のステップS
2、ステップS3及びステップS4の判定結果により、
シフトスリーブ64bが高速シフト位置H及び中立位置
Nを通過し、低速シフト位置Lまで移動する直前である
と判断し、デューティ比D2 に応じた指令値の制御信号
CS0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド12
8dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御し(ス
テップS11〜ステップS12)、クラッチ圧P2 が油
圧供給装置16から入力ポート74(摩擦クラッチ6
6)に供給される。これにより、前後輪のトルク配分比
が、後輪:前輪=50%:50%に変更される。
から4Lレンジに切替操作を行うと、シフトスリーブ6
4bは、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 との噛
合位置から中立位置Nまでスライド移動し、図4で示し
たように、低速2輪駆動状態(外歯64b2 と低速シフ
ト用ギヤ64dとが噛合する状態)の後に、4輪駆動用
ギヤ80と内歯64b1 とが噛合し、車両が低速4輪駆
動状態で走行可能となる。ここで、前述した低速2輪駆
動状態では、コントローラ18は、図11のステップS
2、ステップS3及びステップS4の判定結果により、
シフトスリーブ64bが高速シフト位置H及び中立位置
Nを通過し、低速シフト位置Lまで移動する直前である
と判断し、デューティ比D2 に応じた指令値の制御信号
CS0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド12
8dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御し(ス
テップS11〜ステップS12)、クラッチ圧P2 が油
圧供給装置16から入力ポート74(摩擦クラッチ6
6)に供給される。これにより、前後輪のトルク配分比
が、後輪:前輪=50%:50%に変更される。
【0054】これにより、自動変速機20をニュートラ
ルとした停車状態において、上述した4Hレンジ(若し
くは2Hレンジ)から4Lレンジに切り換え操作を行う
場合には、シフトスリーブ64bが高速シフト用ギヤ6
4c及び低速シフト用ギヤ64dのいずれにもシフトス
リーブ64bが噛合しない状態となると入力軸42は無
負荷状態となる。この時点で、自動変速機20からつれ
回り回転力が出力軸56を介して入力軸42に伝達され
て高速シフト用ギヤ64c、低速シフト用ギヤ64dが
回転しはじめるが、本実施例では、低速2輪駆動状態
(外歯64b2 と低速シフト用ギヤ64dとが噛合する
状態)となり、シフトスリーブ64bの外歯64b2 と
低速シフトギヤ64dが噛合するタイミングが早められ
る構造とされているので、低速シフト用ギヤ64dの回
転初期、すなわち低速回転時に外歯64b2 が噛合す
る。これにより、4Lレンジから4Hレンジへの切り換
え操作中におけるギヤ鳴きを低減させることができる。
ルとした停車状態において、上述した4Hレンジ(若し
くは2Hレンジ)から4Lレンジに切り換え操作を行う
場合には、シフトスリーブ64bが高速シフト用ギヤ6
4c及び低速シフト用ギヤ64dのいずれにもシフトス
リーブ64bが噛合しない状態となると入力軸42は無
負荷状態となる。この時点で、自動変速機20からつれ
回り回転力が出力軸56を介して入力軸42に伝達され
て高速シフト用ギヤ64c、低速シフト用ギヤ64dが
回転しはじめるが、本実施例では、低速2輪駆動状態
(外歯64b2 と低速シフト用ギヤ64dとが噛合する
状態)となり、シフトスリーブ64bの外歯64b2 と
低速シフトギヤ64dが噛合するタイミングが早められ
る構造とされているので、低速シフト用ギヤ64dの回
転初期、すなわち低速回転時に外歯64b2 が噛合す
る。これにより、4Lレンジから4Hレンジへの切り換
え操作中におけるギヤ鳴きを低減させることができる。
【0055】また、低速2輪駆動状態では、コントロー
ラ18がデューティ比D2 に応じた指令値の制御信号C
S0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド128
dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御し、クラ
ッチ圧P2 が油圧供給装置16から入力ポート74(摩
擦クラッチ66)に供給され、前後輪のトルク配分比が
後輪:前輪=50%:50%となるように2輪ー4輪駆
動切換機構60が変更されるので、低速2輪駆動状態状
態であっても後輪のみに駆動力が伝達されず、車両走行
に悪影響を与えない。
ラ18がデューティ比D2 に応じた指令値の制御信号C
S0 をデューティ制御電磁弁128のソレノイド128
dに出力してクラッチ圧力調整弁122を制御し、クラ
ッチ圧P2 が油圧供給装置16から入力ポート74(摩
擦クラッチ66)に供給され、前後輪のトルク配分比が
後輪:前輪=50%:50%となるように2輪ー4輪駆
動切換機構60が変更されるので、低速2輪駆動状態状
態であっても後輪のみに駆動力が伝達されず、車両走行
に悪影響を与えない。
【0056】したがって、4Hレンジ(若しくは2Hレ
ンジ)から4Lレンジに切り換え操作中に、無負荷状態
となった入力軸42が自動変速機20からつれ回り回転
力が伝達されるが、本実施例のシフトスリーブ64b
は、低速位置Lまで移動する際に低速2輪駆動状態とな
り、シフトスリーブ64bの外歯64b2 と低速シフト
ギヤ64dが噛合するタイミングが早められる構造とさ
れているので、低速シフト用ギヤ64dの低速回転時に
外歯64b2 が噛合し、これにより、4Lレンジから4
Hレンジへの切り換え操作中におけるギヤ鳴きを低減さ
せることができる。
ンジ)から4Lレンジに切り換え操作中に、無負荷状態
となった入力軸42が自動変速機20からつれ回り回転
力が伝達されるが、本実施例のシフトスリーブ64b
は、低速位置Lまで移動する際に低速2輪駆動状態とな
り、シフトスリーブ64bの外歯64b2 と低速シフト
ギヤ64dが噛合するタイミングが早められる構造とさ
れているので、低速シフト用ギヤ64dの低速回転時に
外歯64b2 が噛合し、これにより、4Lレンジから4
Hレンジへの切り換え操作中におけるギヤ鳴きを低減さ
せることができる。
【0057】それと同時に、低速2輪駆動状態では、コ
ントローラ18の制御により前後輪のトルク配分比が後
輪:前輪=50%:50%の四輪駆動状態に変更される
ように、クラッチ圧P2 が摩擦クラッチ66に供給され
るので、低速2輪駆動状態状態であっても後輪のみに駆
動力が伝達されず、車両走行に悪影響を与えることがな
い。
ントローラ18の制御により前後輪のトルク配分比が後
輪:前輪=50%:50%の四輪駆動状態に変更される
ように、クラッチ圧P2 が摩擦クラッチ66に供給され
るので、低速2輪駆動状態状態であっても後輪のみに駆
動力が伝達されず、車両走行に悪影響を与えることがな
い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の車両のトランスファ装置は、変速機として自動変
速機が搭載されると、この自動変速機から入力軸につれ
回り回転力が伝達されて、副変速機の高低速切り換え操
作中に、シフトスリーブが高速用ギヤ及び低速用ギヤに
噛合しない位置まで移動すると、無負荷状態とされた入
力軸にはつれ回り力が伝達されて入力軸とともに低速用
ギヤも回転していくが、本発明では、高速位置から低速
位置への切り換え操作中に、シフトスリーブは、低速用
ギヤと噛合した後に、4輪駆動用ギヤと噛合して低速位
置に移動するので、低速用ギヤの回転初期、すなわち低
速回転時にシフトスリーブが噛合する。したがって、ギ
ヤどうしの衝突音が少なくなりギヤ鳴きを低減させるこ
とができる。
記載の車両のトランスファ装置は、変速機として自動変
速機が搭載されると、この自動変速機から入力軸につれ
回り回転力が伝達されて、副変速機の高低速切り換え操
作中に、シフトスリーブが高速用ギヤ及び低速用ギヤに
噛合しない位置まで移動すると、無負荷状態とされた入
力軸にはつれ回り力が伝達されて入力軸とともに低速用
ギヤも回転していくが、本発明では、高速位置から低速
位置への切り換え操作中に、シフトスリーブは、低速用
ギヤと噛合した後に、4輪駆動用ギヤと噛合して低速位
置に移動するので、低速用ギヤの回転初期、すなわち低
速回転時にシフトスリーブが噛合する。したがって、ギ
ヤどうしの衝突音が少なくなりギヤ鳴きを低減させるこ
とができる。
【0059】また、請求項2記載の車両のトランスファ
装置は、請求項1記載の効果に加えて、副変速機の高低
速切り換え中に、若し、シフトスリーブが4輪駆動用ギ
ヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合している状態で停
止した場合には、第1出力軸のみに駆動力が伝達される
おそれがあるが、本発明では、シフトスリーブが低速用
ギヤのみと噛合している状態では、摩擦クラッチ一時結
合手段によって第2出力軸を第1出力軸に所定のトルク
配分比で駆動結合させているので、第1出力軸のみに駆
動力が伝達されることがなく、車両走行に悪影響を与え
ることがない。
装置は、請求項1記載の効果に加えて、副変速機の高低
速切り換え中に、若し、シフトスリーブが4輪駆動用ギ
ヤと噛合せずに低速用ギヤのみと噛合している状態で停
止した場合には、第1出力軸のみに駆動力が伝達される
おそれがあるが、本発明では、シフトスリーブが低速用
ギヤのみと噛合している状態では、摩擦クラッチ一時結
合手段によって第2出力軸を第1出力軸に所定のトルク
配分比で駆動結合させているので、第1出力軸のみに駆
動力が伝達されることがなく、車両走行に悪影響を与え
ることがない。
【図1】この発明に係る四輪駆動車の概略を示す構成図
である。
である。
【図2】この発明に係るトランスファの構造を示す図で
ある。
ある。
【図3】この発明に係る副変速機を示す図である。
【図4】この発明に係る低速用ギヤとシフトスリーブが
噛合している状態を示す図である。
噛合している状態を示す図である。
【図5】この発明に係る油圧供給装置を示す回路図であ
る。
る。
【図6】この発明に係る油圧供給装置で使用されている
切換弁を示す図である。
切換弁を示す図である。
【図7】この発明に係るコントローラを示すブロック図
である。
である。
【図8】前後輪回転数差に対する前輪側への伝達トルク
の制御特性グラフである。
の制御特性グラフである。
【図9】油圧供給装置から供給されるクラッチ圧の変化
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
に応じて変化する前輪側への伝達トルクの制御特性グラ
フである。
【図10】デューティ比に応じて変化するクラッチ圧の
制御特性グラフである。
制御特性グラフである。
【図11】本発明に係る油圧制御を示すフローチャート
である。
である。
【図12】従来のトランスファ装置の副変速機を示す図
である。
である。
18 コントローラ(摩擦クラッチ一時結合手段) 20 変速機 42 入力軸 44 第1出力軸 54 第2出力軸 58 副変速機 60 2輪ー4輪切り換え機構 62 遊星歯車機構(減速機構) 64b シフトスリーブ 64c 高速シフト用ギヤ(高速用ギヤ) 64d 低速シフト用ギヤ(低速用ギヤ) 66 摩擦クラッチ 80 4輪駆動用ギヤ H 高速位置 L 低速位置 N 中立位置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−213087(JP,A) 特開 平5−213088(JP,A) 特開 昭64−4538(JP,A) 特開 平1−164630(JP,A) 特開 平7−117516(JP,A) 特開 平4−302744(JP,A) 特開 平5−294155(JP,A) 実開 平2−64431(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 17/28 - 17/36 B60K 23/00 - 23/08
Claims (2)
- 【請求項1】 変速機から入力軸に伝達された駆動力を
噛み合いクラッチにより高低速切り換えして第1出力軸
へ伝達する副変速機と、第2出力軸を第1出力軸に所定
のトルク配分比で駆動結合するように摩擦クラッチを適
宜結合する2輪ー4輪切り換え機構とを備え、前記副変
速機は、入力軸に形成された高速用ギヤと、前記入力軸
と連動する減速機構により入力軸の回転を減速して伝達
する低速用ギヤと、第1出力軸にスプライン結合されて
高速位置では前記高速用ギヤと噛合し、低速位置では前
記低速用ギヤと噛合するとともに、強制的に四輪駆動状
態となる4輪駆動用ギヤと噛合するシフトスリーブとを
有する車両のトランスファ装置において、 高速位置から低速位置への切り換え時に、前記シフトス
リーブと前記低速用ギヤとが噛合した後に、シフトスリ
ーブと前記4輪駆動用ギヤとが噛合する構成としたこと
を特徴とする車両のトランスファ装置。 - 【請求項2】 シフトスリーブが4輪駆動用ギヤと噛合
せずに低速用ギヤのみと噛合している際に、第2出力軸
を第1出力軸に所定のトルク配分比で駆動結合させる摩
擦クラッチ一時結合手段を設けることを特徴とする請求
項1記載の車両のトランスファ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22646594A JP3275560B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
US08/527,695 US5699871A (en) | 1994-09-21 | 1995-09-13 | Driving force transfer apparatus for four-wheel drive vehicle |
KR1019950030893A KR0131829B1 (ko) | 1994-09-21 | 1995-09-20 | 4륜구동차량용 구동력전달장치 |
DE19535131A DE19535131B4 (de) | 1994-09-21 | 1995-09-21 | Vorrichtung zur Übertragung des Antriebsdrehmoments für vierradangetriebene Fahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22646594A JP3275560B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891069A JPH0891069A (ja) | 1996-04-09 |
JP3275560B2 true JP3275560B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16845531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22646594A Expired - Fee Related JP3275560B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 車両のトランスファ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3275560B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5093000B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2012-12-05 | 日産自動車株式会社 | 駆動力配分装置 |
JP5367624B2 (ja) * | 2010-03-16 | 2013-12-11 | アイシン・エーアイ株式会社 | 車両のトランスファ |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22646594A patent/JP3275560B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0891069A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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