JPH0883776A - 表面処理装置 - Google Patents

表面処理装置

Info

Publication number
JPH0883776A
JPH0883776A JP24468894A JP24468894A JPH0883776A JP H0883776 A JPH0883776 A JP H0883776A JP 24468894 A JP24468894 A JP 24468894A JP 24468894 A JP24468894 A JP 24468894A JP H0883776 A JPH0883776 A JP H0883776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
discharge
plasma
supply mechanism
modulation signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24468894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3424182B2 (ja
Inventor
Kojin Nakagawa
行人 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANERUBA KK
Original Assignee
ANERUBA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ANERUBA KK filed Critical ANERUBA KK
Priority to JP24468894A priority Critical patent/JP3424182B2/ja
Publication of JPH0883776A publication Critical patent/JPH0883776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3424182B2 publication Critical patent/JP3424182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電用電力の間欠的供給によるプラズマ発生
法と、基板への電力バイアスを両立させ、低圧力で高速
処理が可能な低圧力高密度プラズマ表面処理装置の特徴
を生かし、より広い範囲のプロセスに応用できるように
する。 【構成】 基板処理用と放電用の真空容器11,12
と、真空容器を減圧する排気機構15と、真空容器内に
放電用ガスを導入するガス導入機構16と、ガスを放電
させプラズマを発生させるための電力を供給する放電用
電力供給機構17〜19と、基板保持機構13と、この
基板保持機構にバイアスを与えるためのバイアス用電力
供給機構21〜23を備え、放電用電力供給機構とバイ
アス用電力供給機構の各々の出力電力を同一周期で間欠
的に出力させる変調信号を各電力供給機構に与える変調
信号発生器24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面処理装置に関し、特
に、直流、高周波、マイクロ波等の供給電力による放電
で発生したプラズマを利用して基板の表面処理を行うも
ので、半導体デバイス製作工程で例えばドライエッチン
グ装置やプラズマCVD装置として利用される表面処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表面処理装置の一例として、半導
体デバイス製作工程の一つであるドライエッチングに利
用される表面処理装置について説明する。
【0003】ドライエッチングは半導体デバイス製作に
不可欠である配線パターン形成工程で用いられる。ドラ
イエッチングでは、ハロゲンを含むガスを主成分とした
混合ガスを放電によってプラズマ化し、これによって発
生した各種活性種(例えば原子状塩素、原子状フッ素、
フッ素炭素化合物およびそれらのイオン等)を基板表面
の薄膜と反応させ、電子デバイスの構造上不要な薄膜部
分を除去する。
【0004】上記ドライエッチングに使用される表面処
理装置の例として、マイクロ波と磁界の相互作用による
電子のサイクロトロン共鳴現象を利用したECR(電子
サイクロトロン共鳴)型表面処理装置や、ランダウ減衰
を利用したヘリコン波型表面処理装置等が知られてい
る。これらの表面処理装置は、現在、低圧力高密度プラ
ズマ表面処理装置としてその応用が研究されている。
【0005】ここで、上記の低圧力高密度プラズマ表面
処理装置の一例として、ドライエッチング装置として使
用される従来のヘリコン波型表面処理装置の代表的構成
例を図6を参照して説明する。
【0006】図6において、11は基板処理用真空容
器、12は石英等の誘電体を用いて形成される放電用真
空容器、13は基板保持機構を兼ねた電極、14は処理
される基板である。2つの真空容器11,12は真空封
止構造を介して結合され、一体化される。15は真空容
器11,12の内部を所要の減圧状態にする排気機構、
16は真空容器11,12の内部に放電反応用ガスを供
給するためのガス導入管である。17は放電用真空容器
12内に放電を発生させるための高周波電力を供給して
プラズマを発生させるためのアンテナ、18は高周波電
源、19は整合回路である。特定形状をしたアンテナ1
7は放電用真空容器12の外側周囲に配置され、整合回
路19から高周波電力を供給される。20は磁場発生用
の電磁石コイルである。また電極13には、基板バイア
ス用の高周波電力を供給する機構として、バイアス用高
周波電源21、バイアス用整合回路22、真空封止を兼
ねた絶縁物23が付設される。
【0007】バイアス用高周波電源21による基板バイ
アスによって基板14に入射するイオンのエネルギを制
御することができる。この入射イオンのエネルギ制御機
構に基づき、例えばシリコン酸化膜のエッチングやアル
ミニウムのエッチングのように、エッチング反応を進行
させるために基板に入射するイオンに適切なエネルギを
与える必要があるプロセスに対する応用することもでき
る。
【0008】上記ヘリコン波型表面処理装置は、従来広
く用いられている平行平板型表面処理装置と比較し、低
いガス圧力において高いプラズマ密度を得ることができ
る。この特性を生かして基板を一枚づつ精密かつ高速に
エッチング処理する枚葉型ドライエッチング装置として
の応用が開始されている。
【0009】上記ヘリコン波型表面処理装置に代表され
る低圧力高密度プラズマ表面処理装置の特徴は、第1
に、低い放電圧力においても十分な処理速度を得ること
が可能な点、第2に、放電圧力が低いためプラズマ中の
電子温度が高く、従来の平行平板型表面処理装置と比較
し、放電反応用ガスの解離が進行しやすい点である。第
2の特徴は、処理速度の高速化に対して非常に有効であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】半導体デバイス製作工
程の微細加工においてドライエッチングを利用する最も
大きな理由は、異方性エッチング、すなわち基板表面の
垂直方向へのエッチングが可能な点にある。しかしなが
ら、1μm以下の微細な構造に対してドライエッチング
によって垂直方向へのエッチングを行うためには、プラ
ズマ中のイオンを被処理基板に対して垂直に入射させる
ことが要求される。プラズマ中のイオンの直進性を良く
するために最も簡単な手法は放電圧力を低くすることで
ある。
【0011】従って、低い放電圧力で十分な処理速度が
得られる低圧力高密度プラズマ表面処理装置は、ドライ
エッチング装置に最適であるといえる。
【0012】しかし、例えばシリコン酸化膜のエッチン
グを行うプロセスでは、基板上の薄膜の材質に応じて放
電反応用ガスの重合膜を選択的に堆積させる必要がある
ので、前述したようにガスの解離が過大に進行するとい
う特徴(第2の特徴)を有する低圧力高密度プラズマ表
面処理装置を用いた場合、重合膜の堆積量が減少し、結
果的にシリコンとシリコン酸化膜のエッチング速度の選
択性が低下するという問題が提起される。
【0013】従って低圧力高密度プラズマ表面処理装置
を用いてシリコン酸化膜のエッチングを行うためには、
放電反応用ガスの解離を抑制することが必要となる。
【0014】ECRプラズマ型表面処理装置について、
放電用ガスの過大な解離を抑制する技術として、従来、
マイクロ波電力を間欠的に供給する方法が知られている
(文献1;Proc. 2nd Int'l. Conf. on Reactive Plasm
as and 11th Symp.on PlasmaProcessing:応用物理学会
主催 (1994) 横浜 , p. 41. )。この方法によれば、
プラズマ密度は、プラズマ発生用の電力供給機構の出力
が供給されると急速に立上り、出力の供給が停止される
とプラズマ中の電子とイオンの両極性拡散により定まる
時定数によって減少するという特性を有する。
【0015】しかし、現象的には、エッチングまたはC
VD等の反応プロセスに重要な役割を果たしているプラ
ズマ中の中性活性種の増加および減少の時定数は、一般
にプラズマ密度の増加および減少の時定数とは異なって
いる。この現象を利用してエッチングプロセスの精度を
向上できることは、上記文献1に記述される。
【0016】しかしながら、前述のシリコン酸化膜のエ
ッチングのように、基板へのバイアスの供給によるイオ
ン入射エネルギの制御を要求されるプロセスにこの方法
を応用した場合、電極13への高周波バイアスの整合が
困難となり、基板14へのイオン入射エネルギを制御で
きないという欠点が生じる。この理由は、バイアス用整
合回路22の出力側からみた電極13のインピーダンス
(プラズマを含むインピーダンス)がプラズマ密度に対
応して大きく変化するのに対し、整合回路は一般に可変
コンデンサを用いているため、高速のインピーダンス変
化に対応することができないことにある。
【0017】上記装置において、バイアス用整合回路2
2の整合状態は、プラズマ発生用電力供給機構から電力
が供給されている時間、すなわちプラズマが存在してい
る時間における電極13のプラズマを含むインピーダン
スに対して行われなければならない。しかし現実の整合
回路では、例えば自動整合を行う場合、自動整合回路が
整合状態をインピーダンスの時間的に平均した値に合わ
せ込むため、バイアス用電力が供給されている時間にお
ける整合状態とは異なった整合状態となり、バイアス電
力が電極13に供給される効率が極端に低下する。
【0018】また手動による整合を行う場合には、電極
13に供給されるバイアス電力の電圧を測定しながら整
合をとることにより、プラズマ存在時のインピーダンス
に合わせた整合が可能である。しかし、このときには、
プラズマが存在しない時間における整合状態とは全く異
なるために、バイアス用整合回路22内の異常な発熱を
引き起こし、反射波が大量に発生してバイアス用高周波
電源21を破壊するという不具合が発生した。
【0019】本発明の目的は、上記の問題に鑑み、放電
用電力の間欠的供給によるプラズマ発生法と、基板への
電力バイアスを両立させ、低圧力で高速処理が可能な低
圧力高密度プラズマ表面処理装置の特徴を生かしつつ、
より広い範囲のプロセスに応用できる表面処理装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表面処理装
置は、放電用と基板処理用の真空容器と、この真空容器
内を減圧状態にする排気機構と、真空容器内に放電用ガ
スを導入するガス導入機構と、ガスを放電させプラズマ
を発生させるための電力を供給する放電用電力供給機構
と、基板保持機構(電極)と、この基板保持機構にバイ
アスを与えるためのバイアス用電力供給機構を備え、放
電用電力供給機構とバイアス用電力供給機構の各々の出
力電力を同一周期で間欠的に出力させる変調信号を発生
する変調信号発生器を設けるように構成される。
【0021】前記の構成において、好ましくは、変調信
号発生器は単一であって、変調信号発生器から出力され
る変調信号が放電用電力供給機構とバイアス用電力供給
機構に与えられるように構成される。
【0022】前記の構成において、好ましくは、変調信
号発生器は放電用電力供給機構に変調信号を与える第1
の変調信号発生器とバイアス用電力供給機構に変調信号
を与える第2の変調信号発生器とからなり、第2の変調
信号発生器から出力される変調信号は基板保持機構のイ
ンピーダンスが低い一定状態に保持される期間に対応し
て生成されるように構成される。
【0023】前記の構成において、好ましくは、放電用
電力供給機構とバイアス用電力供給機構の各電源は高周
波電源である。
【0024】
【作用】本発明では、変調信号発生器によって放電用電
力供給機構の放電用電力とバイアス用電力供給機構のバ
イアス用電力を同一周期で間欠的な出力に変調し、基板
保持機構に与えられるバイアス用電力を、従来の連続的
な電力から放電用電力と同期する間欠的な電力に変換す
る。放電用ガスの過大な解離を抑制する目的で放電用電
力を間欠的に供給するように構成された表面処理装置で
は、プラズマの密度が時間的に変化しているので、基板
保持機構に供給されるバイアス用電力の供給点における
インピーダンスが時間的に変化する。従って、電極に供
給されるバイアス用電力の最適な整合条件も時間的に変
化する。そこで、バイアス用電力を放電用電力が供給さ
れている時間に限って供給する。前述したインピーダン
スはバイアス用電力の供給中にはほぼ一定となり、整合
状態も安定する。間欠的な放電用電力の供給によって低
圧力高密度のプラズマを生成させる方式の表面処理装置
で、基板に入射するイオンのエネルギを制御するための
バイアス用電力の供給方法を改善し、バイアスの効率を
格段に向上できる。
【0025】放電用電力供給機構とバイアス用電力供給
機構のそれぞれに対して設けた同期された2つの変調信
号発生器から、それぞれが出力する変調信号を、放電用
電力供給機構とバイアス用電力供給機構に別々に与え、
放電用電力で生成されるプラズマの密度の時間的変化に
おける立ち上がりまたは立ち下がりの過渡状態を排除
し、基板保持機構のインピーダンスが低い一定状態に保
持される期間にバイアス用電力を供給することにより、
基板保持機構のプラズマを含むインピーダンスに対して
非常に精密に整合をとることができる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の好適実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0027】図1は本発明に係る表面処理装置の第1実
施例を示す構成図である。本実施例で示す表面処理装置
は、低圧力高密度プラズマ表面処理装置の一例としての
ヘリコン波型表面処理装置である。図1で、図6を参照
して説明した従来の表面処理装置の構成要素と実質的に
同一の要素には同一の符号を付している。
【0028】図1で、基板処理用の真空容器11の上に
石英等の誘電体を用いて形成された放電用真空容器12
が載置され、固定される。これらの2つの真空容器1
1、12の境界部は真空封止可能な構造が形成される。
真空容器11,12の内部空間は、基板の表面処理を行
うときに必要な真空状態(減圧状態)に保持され、内部
に導入された放電反応用ガスを供給電力で放電させ、必
要なプラズマが生成される。また真空容器11は接地電
位に保持される。
【0029】真空容器11内には基板保持機構を兼ねた
電極13が、その基板保持面を放電用真空容器12に向
けて設置される。電極13は、リング状の絶縁物23に
よって真空容器11から絶縁される。絶縁物23は真空
容器11と電極13との間を真空封止する。この電極1
3の上に載置された被処理基板14に対して表面処理が
行われる。
【0030】放電用真空容器12の外側周囲にはリング
状の電磁石コイル20が設置される。また真空容器11
には排気機構15が設けられ、そ真空容器11,12の
内部空間に存在するガスを排気し、真空状態を形成す
る。また真空容器11には、ガス導入管16とガス導入
機構(図示せず)とによって所定流量のプラズマ発生用
ガスが導入される。図示しないコントローラで排気機構
15の排気速度とガス導入機構によるガス導入流量とを
調整し、これにより真空容器11,12の圧力を所定の
値に設定するのが一般的である。
【0031】放電用真空容器12に対して、放電に必要
な電力を供給する電力供給機構が付設される。放電用電
力供給機構は高周波電源18と整合回路19とアンテナ
17によって構成される。アンテナ17は、真空容器1
2の外側周囲に配置される。高周波電源18から発生し
た高周波電力はインピーダンス整合を行う整合回路19
を経由してアンテナ17に供給される。アンテナ17の
構造は、例えば、文献2:Journal of Vacuum Science
and Technology, A10 (1992) 1389.に記述される。な
お、プラズマ発生させる放電用電力供給機構について
は、高周波の電力供給機構の代わりにマイクロ波による
電力供給機構を用いることもできる。
【0032】また基板保持機構を兼ねた電極13にはバ
イアス用電力供給機構が付設され、電極13に対して必
要なバイアス用電力が供給される。バイアス用電力供給
機構はバイアス用の高周波電源21と整合回路22とか
ら構成される。高周波電源21から発生した高周波電力
は、整合回路22を経由して電極13に供給される。な
お、バイアス用電力供給機構については、高周波の電力
供給機構の代わりに、直流またはマイクロ波の電力供給
機構を用いることもできる。
【0033】放電用高周波電源18とバイアス用高周波
電源21は、いずれも、外部から与えられる変調信号に
よってその出力が変調され得る回路構成を内蔵する。本
実施例では、放電用高周波電源18とバイアス用高周波
電源21は、矩形波発生器24から出力された矩形波を
変調信号として入力し、この方形波に基づいて変調が行
われ、出力を間欠的に発生する。なお変調信号は矩形波
に限定されない。
【0034】図1および図2を参照して、上記構成に有
する表面処理装置の基本的な動作について説明する。図
2は、各種の波形のタイミングチャートを示し、(a)
は矩形波発生器24の出力電圧波形、(b)は放電用電
力供給機構の出力電圧波形、(c)はプラズマ密度の変
化、(d)はバイアス用整合回路22の出力側からみた
電極13のプラズマを含むインピーダンスの変化、
(e)はバイアス用電力供給機構の出力電圧波形を模式
的に示している。図2では、例えば放電用電力供給機構
の周波数を13.56MHz、バイアス用電力供給機構の周波数
を40kHz 、矩形波のパルス幅0.4msec 、周期を1msec、
デューティを40%とした。
【0035】最初、排気機構15によって処理用真空容
器11と放電用真空容器12の内部を排気し、所要の減
圧状態にする。その後、ガス導入管16およびガス導入
機構によって所定のガスを所定圧力になるように真空容
器11,12内に導入する。この所定の圧力は、目的と
する表面処理プロセスによって決定される。
【0036】次に、放電用高周波電源18によって発生
された間欠的な高周波電力を整合回路19を通してアン
テナ12に供給すると、放電用真空容器12の内側空間
に高周波による放電が発生し、プラズマが生成される。
このときのプラズマの発生状態は、アンテナ17の構
造、および電磁石コイル20によって生成される磁場の
強度に依存して決まる。さらに、バイアス用高周波電源
21によって発生された間欠的な高周波電力をバイアス
用整合回路22を通して電極13に供給する。プラズマ
中のイオンは、電極13にバイアスされた高周波電力に
よって加速され、基板14の表面に入射する。これによ
り基板14に対し表面処理が行われる。
【0037】本実施例の表面処理装置では、矩形波発生
器24の出力電圧によって、放電用高周波電源18とバ
イアス用高周波電源21の出力が間欠的に発生されるよ
うに変調する。図2に示されるように、矩形波発生器2
4の出力電圧波形(矩形波)31に従って放電用電力供
給機構の出力電圧波形32が変調される。これによって
図2(c)に示すように、放電用電力供給機構のアンテ
ナ17から供給される電力によって発生するプラズマの
密度が時間的に変化する。プラズマ密度の変化33は、
放電用電力供給機構の出力電圧がアンテナ17に供給さ
れると同時に符号33aで示すように上昇し始め、或る
遅れ時間の後に定常状態33bに達する。放電用電力供
給機構の出力電圧がアンテナ17に供給されなくなる
と、プラズマ密度は符号33cに示すように或る時定数
で減少し、或る遅れ時間後にゼロ33dとなる。図2で
は矩形波31の周波数を1kHz とした例を示した。矩形
波31の周波数は、プラズマの点滅の時定数とプラズマ
中の活性種の生成消滅の時定数とに応じて最適値が異な
るが、基本的な現象は矩形波の周波数によらず同じであ
る。
【0038】このとき、バイアス用整合回路22の出力
側から電極13をみた時のプラズマを含むインピーダン
ス34は、図2(d)に示すように、プラズマ密度の変
化33に対応して大きく変化する。これは、プラズマ密
度が高いときのインピーダンスが、電極13に接するプ
ラズマの抵抗成分および電極13の表面に形成されるシ
ースによる容量成分によって符号34bで示されるよう
に小さい値を示すのに対し、プラズマ密度が小さいまた
はプラズマが存在しないときのインピーダンスは電極1
3の持つ浮遊容量のみで定まるため符号34aで示すよ
うに大きくなるからである。既に述べたように整合回路
22は一般に可変コンデンサを用いているため、このよ
うな高速のインピーダンス変化に対応することができな
い。
【0039】そこで、矩形波発生器24を用いることに
よって、バイアス用電力供給機構の高周波電源21と、
放電用電力供給機構の高周波電源18とを同期させ、放
電用電力とバイアス用電力を間欠的に供給する構成を採
用した。図2(e)には、バイアス用高周波電源21の
出力電圧波形35を示す。
【0040】以上のように本実施例では、バイアス用電
力供給機構の出力を、プラズマ発生用電力供給機構の出
力と同期させて、すなわちプラズマ密度の変化と同期さ
せて供給するため、バイアス用電力が供給されている時
間における電極13のプラズマを含むインピーダンスは
ほぼ一定となる。従って、バイアス用整合回路22は、
図2(d)の符号34bに対応するインピーダンスに対
して整合がとれていればよい。この状態は、自動整合ま
たは手動整合によって簡単に達成することができる。こ
れにより従来技術での不具合はすべて解消される。
【0041】次に、図3および図4を参照して本発明の
第2実施例を説明する。図3は本発明の第2実施例に係
る表面処理装置の構成を示す図である。図3において、
前記実施例で説明した要素と実質的に同一の要素には同
一の符号を付す。
【0042】本実施例の特徴的構成を説明する。本実施
例では、矩形波発生器24と同一周期でデューティの異
なる第2の矩形波発生器25を別に設け、この矩形発生
器25でバイアス用高周波電源21を変調し間欠的に電
力を発生させる。矩形波発生器24と矩形波発生器25
とは遅延回路26を介して接続される。遅延回路26を
設けることにより、矩形波発生回路24,25の出力関
係に関して、一方の矩形波発生器24から或る矩形パル
スが出力されたとき、他方の矩形波発生器25から、上
記矩形パルスの発生時から或る一定の遅延時間(τ)を
おいて同期されたデューティの異なる矩形パルスが出力
される。また遅延時間(τ)は、プラズマ密度の減衰の
時定数程度となるように設定されることが好ましい。本
実施例の他の部分における装置の構成および動作は、前
述した第1実施例の場合と同じである。
【0043】図4には第2実施例の表面処理装置の動作
を示す波形図である。図4において、(a)は矩形波発
生器24の出力電圧波形、(b)は放電用電力供給機構
の出力電圧波形、(c)はプラズマ密度の変化、(d)
はバイアス用整合回路22の出力側からみた電極13の
プラズマを含むインピーダンスの変化、(e)はバイア
ス用電力供給機構の出力電圧波形、(f)は矩形波発生
器25の出力電圧波形を模式的に示す。また、放電用電
力供給機構の周波数を13.56MHz、バイアス用電力供給機
構の周波数を40kHz 、各矩形波のパルス幅0.4msec 、周
期を1msecとする。
【0044】プラズマを発生させるための放電用電力供
給機構の出力電圧32が間欠的に供給される場合、プラ
ズマ密度の時間的変化(図4(c)の符号33)におい
て立ち上がり部分33aまたは立ち下がり部分33cの
過渡状態が発生する。これらの過渡状態は、図4(d)
に示すように電極13のプラズマを含むインピーダンス
にも反映される。従って、プラズマを含むインピーダン
スに対してバイアス用整合回路22を用いて非常に精密
に整合をとりたい場合、バイアス用電力供給機構に入力
する矩形波を、電極13のプラズマを含むインピーダン
スが低い状態で一定に保持される時間T1に限って出力
するようにすればよい。このため、矩形波発生器24の
出力波形31に対して時間τだけ遅れる出力波形41を
出力する矩形波発生器25を別に設け、矩形発生記25
の間欠出力41をバイアス用高周波電源21に与えて変
調を行うように構成する。この場合、第2の矩形波発生
器25から発生される矩形波の電圧が0Vとなるタイミ
ングは、矩形波発生器24の出力電圧が0Vとなるタイ
ミングと異なるので、2つの矩形波発生器24,25の
各出力波形のデューティは異なる。
【0045】上記の第2実施例によれば、電極13にバ
イアス用電力を与える期間を、厳密に、電極13のイン
ピーダンスの変化(図4(d))においてプラズマを含
むインピーダンスが低い状態で一定に保持される時間T
1に限るようにしたため、立ち上がり33aと立ち下が
り33bの過渡状態を排除することができ、非常に精密
な整合を行うことができる。
【0046】次に図5を参照して本発明の第3の実施例
を説明する。本実施例における装置の構成は第1実施例
の構成を前提とする。図5は、本実施例に係る表面処理
装置の特徴的動作を説明するための図2と同様な各種の
タイミングチャートが示される。図5の(a)〜(e)
は図2の(a)〜(e)とそれぞれに対応している。た
だし、本実施例では、矩形波発生器24により発生する
矩形波の繰返し周波数を100 kHz(周期が10μsec
)とし、繰り返し速度を高くした。
【0047】繰返し速度を高くする場合には、図5
(c)に示すように、プラズマ密度は、放電用電力供給
機構の出力電圧(図5(b)に示す)が供給されていな
い時間においても消滅せず、或るレベル以上の密度が維
持される。ただし維持されるプラズマ密度はガスの種類
や圧力等によって異なるため、図5(c)はあくまでも
プラズマ状態の一例を示す。本実施例に示す放電状態で
は、図5(d)に示すように、電極13のプラズマを含
むインピーダンスの変化は他の実施例の場合とくらべて
小さい。このように、矩形波発生器24から放電用電力
供給機構に与えられる変調信号である矩形波の繰り返し
速度が高いときには、当該放電用電力が供給されていな
い時間にバイアス用電力供給機構の出力電圧を供給して
も、大きな反射波が発生せず、バイアスの効率を向上で
きる。従って、矩形波発生器24の変調信号を利用する
ことにより、放電用電力供給機構の放電用電力に同期し
たバイアス用電力をバイアス用電力供給機構から電極1
3に与えるのに加えて、変調されたバイアス用電力の間
においても、所要のレベルのバイアス用電力を電極13
に与えることができる。
【0048】上記の各実施例に示すようなバイアス用電
力供給機構に対する出力制御は、矩形波発生器に一般的
に備えられている機能を用いて簡単に実現できる。
【0049】上記の各実施例ではヘリコン波型表面処理
装置の例を説明したが、プラズマを生成するための放電
用電力を間欠的に供給しかつ基板にバイアス電力を供給
する方式の表面処理装置であれば、他の放電形式を採用
した装置にも応用できる。応用可能な装置としては、従
来から用いられているECR型放電反応装置、三極型放
電反応装置等が挙げられる。また、最近開発されている
誘導結合型高密度プラズマ放電反応装置、ヘリカルレゾ
ネータ型放電反応装置等の放電反応装置に対しても応用
できる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、間欠的に供給される高周波等を放電用電力として
利用して構成される表面処理装置において、従来連続波
で供給されていた電極へのバイアス用電力を、変調信号
発生器を利用して、上記放電用電力に同期させて間欠的
に供給するように構成したため、効率よく基板にバイア
スをかけることができ、ヘリコン波型表面処理装置のご
とき低圧力で高速処理が可能なプラズマ表面処理装置の
特徴を生かしつつ、より広い範囲のプロセスに応用する
ことができる。
【0051】変調信号発生器を放電用電力供給機構とバ
イアス用電力供給機構で共用するようにしたため、構造
が簡素でかつ上記効果を容易に達成することができる。
【0052】変調信号発生器を各電力供給機構ごとに用
意し、同期された2つの変調信号発生器から、それぞれ
が出力する変調信号を、放電用電力供給機構とバイアス
用電力供給機構に別々に与え、放電用電力で生成される
プラズマの密度の時間的変化における立ち上がりまたは
立ち下がりの過渡状態を排除し、基板保持機構のインピ
ーダンスが低い一定状態に保持される期間にバイアス用
電力を供給するように構成したため、電極のプラズマを
含むインピーダンスに対して非常に精密な整合をとるこ
とができる。
【0053】本発明は、基板へのイオン入射エネルギを
制御することが要求されるプラズマプロセスを行う表面
処理装置に適用すると、その効果が顕著になる。例えば
金属膜やシリコン酸化膜等のドライエッチング装置で
は、イオンに適切な基板入射エネルギを与えることによ
りエッチングの速度を向上させ、かつ加工精度を良好に
することができる。さらにプラズマCVDにより平坦化
成膜を行う装置でも、間欠放電の特徴である微粒子の発
生の抑制効果を活かしつつ、埋め込み速度の向上が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る表面処理装置の第1実施
例を示す構成図である。
【図2】図2は、第1実施例における装置各部の出力波
形状態およびプラズマ発生状態を示すタイミングチャー
トである。
【図3】図3は、本発明に係る表面処理装置の第2実施
例を示す構成図である。
【図4】図4は、第2実施例における装置各部の出力波
形状態およびプラズマ発生状態を示すタイミングチャー
トである。
【図5】図5は、本発明に係る表面処理装置の第3実施
例における装置各部の出力波形状態およびプラズマ発生
状態を示すタイミングチャートである。
【図6】図6は、従来のヘリコン波型表面処理装置を示
す構成図である。
【符号の説明】
11 基板処理用真空容器 12 放電用真空容器 13 電極 14 基板 15 排気機構 16 ガス導入機構 17 アンテナ 18 高周波電源 19 整合回路 20 電磁石コイル 21 高周波電源 22 整合回路 24,25 矩形波発生器 26 遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/203 Z 9545−4M 21/3065 21/31 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、この真空容器内を減圧状態
    にする排気機構と、前記真空容器内に放電用ガスを導入
    するガス導入機構と、前記ガスを放電させプラズマを発
    生させるための電力を供給する放電用電力供給機構と、
    基板保持機構と、この基板保持機構にバイアスを与える
    ためのバイアス用電力供給機構を備える表面処理装置に
    おいて、 前記放電用電力供給機構と前記バイアス用電力供給機構
    の各々の出力電力を同一周期で間欠的に出力させる変調
    信号を発生する変調信号発生器を設けたことを特徴とす
    る表面処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表面処理装置において、
    前記変調信号発生器は単一であって、前記変調信号発生
    器から出力される前記変調信号が前記放電用電力供給機
    構と前記バイアス用電力供給機構に与えられることを特
    徴とする表面処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の表面処理装置において、
    前記変調信号発生器は、前記放電用電力供給機構に変調
    信号を与える第1の変調信号発生器と、前記バイアス用
    電力供給機構に変調信号を与える第2の変調信号発生器
    とからなり、前記第2の変調信号発生器から出力される
    前記変調信号は前記基板保持機構のインピーダンスが低
    い一定状態に保持される期間に対応して生成されること
    を特徴とする表面処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の表
    面処理装置において、前記放電用電力供給機構と前記バ
    イアス用電力供給機構の各電源は高周波電源であること
    を特徴とする表面処理装置。
JP24468894A 1994-09-13 1994-09-13 表面処理装置 Expired - Fee Related JP3424182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24468894A JP3424182B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 表面処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24468894A JP3424182B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 表面処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0883776A true JPH0883776A (ja) 1996-03-26
JP3424182B2 JP3424182B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=17122468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24468894A Expired - Fee Related JP3424182B2 (ja) 1994-09-13 1994-09-13 表面処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3424182B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000017920A1 (fr) * 1998-09-18 2000-03-30 Tokyo Electron Limited Procede de traitement au plasma
JP2002538618A (ja) * 1999-03-05 2002-11-12 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 時間変調プラズマによる種の動的制御
JP2002543611A (ja) * 1999-04-30 2002-12-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 半導体の異方性プラズマエッチング方法
JP2003282547A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Ulvac Japan Ltd 高選択比かつ大面積高均一プラズマ処理方法及び装置
JP2005504439A (ja) * 2001-09-14 2005-02-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング プラズマを用いてエッチングボディにパターンをエッチングする方法
KR20050090904A (ko) * 2004-03-10 2005-09-14 부산대학교 산학협력단 펄스 모듈레이션을 이용한 플라즈마 표면 처리 장치 및 방법
US7059267B2 (en) 2000-08-28 2006-06-13 Micron Technology, Inc. Use of pulsed grounding source in a plasma reactor
JP2007092108A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Plasma Ion Assist Co Ltd 機能性薄膜の形成方法及び機能性薄膜形成装置
US7253117B2 (en) 2000-08-17 2007-08-07 Micron Technology, Inc. Methods for use of pulsed voltage in a plasma reactor
US7785486B2 (en) 2001-09-14 2010-08-31 Robert Bosch Gmbh Method of etching structures into an etching body using a plasma
JP4822240B2 (ja) * 1999-10-27 2011-11-24 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 二重パルスを使用して,低電圧のプラズマドーピングをする方法および装置。
JP2013191554A (ja) * 2012-02-22 2013-09-26 Lam Research Corporation 状態に基づいた電力および周波数の調整
JP2014022482A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP2014039050A (ja) * 2007-02-21 2014-02-27 Applied Materials Inc パルス化したサンプルバイアスを用いる、半導体構造をエッチングするためのパルス化プラズマシステム
JP2014096594A (ja) * 2006-10-06 2014-05-22 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法
JP2014107363A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP2014239091A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2015183250A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社Screenホールディングス 成膜装置および成膜方法
JP2016027667A (ja) * 2015-10-01 2016-02-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置
JP2019056130A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 東京エレクトロン株式会社 成膜方法
CN111801990A (zh) * 2018-06-29 2020-10-20 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置、等离子体状态检测方法以及等离子体状态检测程序
WO2023281792A1 (ja) * 2021-07-09 2023-01-12 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置の製造方法及び成膜装置

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100443471B1 (ko) * 1998-09-18 2004-08-11 동경 엘렉트론 주식회사 플라즈마 처리 방법
WO2000017920A1 (fr) * 1998-09-18 2000-03-30 Tokyo Electron Limited Procede de traitement au plasma
JP2002538618A (ja) * 1999-03-05 2002-11-12 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 時間変調プラズマによる種の動的制御
JP2002543611A (ja) * 1999-04-30 2002-12-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 半導体の異方性プラズマエッチング方法
JP4822240B2 (ja) * 1999-10-27 2011-11-24 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 二重パルスを使用して,低電圧のプラズマドーピングをする方法および装置。
US7253117B2 (en) 2000-08-17 2007-08-07 Micron Technology, Inc. Methods for use of pulsed voltage in a plasma reactor
US7297637B2 (en) 2000-08-28 2007-11-20 Micron Technology, Inc. Use of pulsed grounding source in a plasma reactor
US7059267B2 (en) 2000-08-28 2006-06-13 Micron Technology, Inc. Use of pulsed grounding source in a plasma reactor
JP4763236B2 (ja) * 2001-09-14 2011-08-31 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング プラズマを用いてエッチングボディにパターンをエッチングする方法
US7785486B2 (en) 2001-09-14 2010-08-31 Robert Bosch Gmbh Method of etching structures into an etching body using a plasma
JP2005504439A (ja) * 2001-09-14 2005-02-10 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング プラズマを用いてエッチングボディにパターンをエッチングする方法
KR100949472B1 (ko) * 2002-03-26 2010-03-29 가부시키가이샤 아루박 고선택비 및 대면적고균일 플라즈마처리방법과 장치
JP2003282547A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Ulvac Japan Ltd 高選択比かつ大面積高均一プラズマ処理方法及び装置
KR20050090904A (ko) * 2004-03-10 2005-09-14 부산대학교 산학협력단 펄스 모듈레이션을 이용한 플라즈마 표면 처리 장치 및 방법
JP2007092108A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Plasma Ion Assist Co Ltd 機能性薄膜の形成方法及び機能性薄膜形成装置
JP4646763B2 (ja) * 2005-09-28 2011-03-09 株式会社プラズマイオンアシスト 機能性薄膜の形成方法及び機能性薄膜形成装置
JP2014096594A (ja) * 2006-10-06 2014-05-22 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法
JP2014039050A (ja) * 2007-02-21 2014-02-27 Applied Materials Inc パルス化したサンプルバイアスを用いる、半導体構造をエッチングするためのパルス化プラズマシステム
JP2013191554A (ja) * 2012-02-22 2013-09-26 Lam Research Corporation 状態に基づいた電力および周波数の調整
US9514967B2 (en) 2012-07-17 2016-12-06 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing apparatus
JP2014022482A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
US10522331B2 (en) 2012-07-17 2019-12-31 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing apparatus
JP2014107363A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP2014239091A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2015183250A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社Screenホールディングス 成膜装置および成膜方法
JP2016027667A (ja) * 2015-10-01 2016-02-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置
JP2019056130A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 東京エレクトロン株式会社 成膜方法
CN111801990A (zh) * 2018-06-29 2020-10-20 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置、等离子体状态检测方法以及等离子体状态检测程序
CN111801990B (zh) * 2018-06-29 2023-09-22 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置、等离子体状态检测方法以及等离子体状态检测程序
US11935731B2 (en) 2018-06-29 2024-03-19 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus, plasma state detection method, and plasma state detection program
WO2023281792A1 (ja) * 2021-07-09 2023-01-12 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置の製造方法及び成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3424182B2 (ja) 2003-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3424182B2 (ja) 表面処理装置
JP7175239B2 (ja) 制御方法、プラズマ処理装置、プログラム及び記憶媒体
US6110287A (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
EP0140294B1 (en) Plasma processing method and apparatus for carrying out the same
US5698062A (en) Plasma treatment apparatus and method
CN116387129A (zh) 等离子体处理装置、等离子体处理方法和存储介质
US6777037B2 (en) Plasma processing method and apparatus
EP0395415A2 (en) Apparatus for and method of processing a semiconductor device using microwave-generated plasma
US20020038631A1 (en) Plasma processing apparatus and method using active matching
KR20150051879A (ko) 플라즈마 처리 장치
JPH08181125A (ja) プラズマ処理方法及びその装置
JP3319285B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2000294540A (ja) 半導体装置の製造方法と製造装置
JPH01149965A (ja) プラズマ反応装置
JPS6214429A (ja) 表面処理方法及び表面処理装置
KR0170387B1 (ko) 고주파 반도체 웨이퍼 가공장치 및 방법
JPH09120957A (ja) プラズマ装置及びプラズマ処理方法
JPH09185999A (ja) ラジカルの制御方法
JPH11219938A (ja) プラズマエッチング方法
JP2889100B2 (ja) プラズマの生成方法
JPH08255782A (ja) プラズマ表面処理装置
JP2000150478A (ja) プラズマ発生方法及びプラズマ発生装置
JPH0888218A (ja) プラズマエッチング方法及びその装置
JP2001313284A (ja) プラズマ処理方法および装置
JP2001244250A (ja) 表面処理方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees